JPH0638900Y2 - 雪掻き - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、掬部と柄からなる雪掻きに関する。

（従来の技術） 従来、掬部の柄挿嵌用筒部に柄を挿嵌し、本螺子で螺着
した雪掻きは公知である。

（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来技術の場合、掬部と柄が固定さ
れているので、輸送、保管に大きい空間を必要とすると
いう難点があった。

本考案雪掻きは、上記の欠点を解消し、掬部と柄とが分
離、組立自在な雪掻きを提供することを目的としてなさ
れたものである。

（課題を解決するための手段） 本考案の要旨は、柄の一端に割り溝が刻設され、該割り
溝に柄の径方向に沿って伸縮可能な係止爪を有する係止
体が取着されており、掬部の柄挿嵌用筒部に穿設された
係止孔に前記係止爪が着脱自在に係着されてなる雪掻き
に存する。

（作用） 本考案に於いては、叙上の通り構成されているので、掬
部の柄挿嵌用筒部に柄を挿嵌するだけで、掬部と柄とを
組立てることが出来、係止爪を押し込んで柄を引き抜け
ば、掬部と柄とを分離出来る。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は、本考案の一実施例の分離状態を示す斜視図で
あって、ポリプロピレンで一体に射出成形された平面形
状略横長矩形状の掬部１の裏面中央には短手方向に沿っ
て柄挿嵌用筒部11が設けられ、該筒部11には係止孔12が
穿設されている。

木製円棒よりなる柄２の一端には、割り溝21が穿設さ
れ、該割り溝21に、第３図に示すように、柄の径方向に
沿って伸縮可能な係止爪31が支持腕32と内向円弧状弾性
体33によって結合されたポリプロピレン製係止体３が、
コ字状の釘４によって取着されている。

柄挿嵌用筒部11の内面には、第２図に示すように、軸方
向に沿って、断面略半円形の凸条13が４本等間隔に並設
され、前記係止孔12の対面には、軸方向に沿って、回り
止め凸条14が２本並設されている。

本考案雪掻きの掬部と柄とを組立てるには、係止爪31を
係止孔12に一致するようにして、係止爪31が係止孔12中
に突出する迄、柄２を柄挿嵌用筒部11に押し込めばよ
く、掬部と柄とを分離するには、係止爪31を筒部11の内
面より内方に押し下げた状態で、柄２を引き抜けばよ
い。

（考案の効果） 本考案雪掻きは、叙上の通り構成されているので、掬部
と柄とを容易に組立又は分離することが出来るので、輸
送、保管に必要な空間を節減することが出来る。

又、実施例のように、柄挿嵌用筒部11の内面に、軸方向
に沿って、断面略半円形の凸条を複数本等間隔に並設し
た場合には、柄の直径の寸法誤差を吸収し、がたつきを
防ぐことが出来、軸方向に沿って、回り止め凸条を突設
した場合には、該凸条を柄の割り溝に嵌挿することによ
り、柄が周方向に回動するのを防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の分離状態を示す斜視図、第
２図は同上のII-II線に於ける断面図、第３図は同上の
係止体の斜視図である。 １……掬部、２……柄、３……係止体、 11……柄挿嵌用筒部、12……係止孔、 21……溝、31……係止爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】柄の一端に割り溝が刻設され、該割り溝に
   柄の径方向に沿って伸縮可能な係止爪を有する係止体が
   取着されており、掬部の柄挿嵌用筒部に穿設された係止
   孔に前記係止爪が着脱自在に係着されてなる雪掻き。