JPH05569Y2 - - Google Patents

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JPH05569Y2
JPH05569Y2 JP11478587U JP11478587U JPH05569Y2 JP H05569 Y2 JPH05569 Y2 JP H05569Y2 JP 11478587 U JP11478587 U JP 11478587U JP 11478587 U JP11478587 U JP 11478587U JP H05569 Y2 JPH05569 Y2 JP H05569Y2
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rod
shaft
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロツドとシヤフトとを直交状態に連
結する連結部材に関し、例えばプツシユロツドと
回転軸に回動可能に軸支されたレバーに固着され
たシヤフトとを互に連結し、該プツシユロツドを
押引操作することによりシヤフトを介してレバー
を回動させるなどのリンク機構に好適に用いられ
る連結部材に関する。
〔従来の技術〕
従来、ロツドとシヤフトとを直交状態に連結す
る連結部材としては、第4図に示す如きものが知
られている。
即ち、第4図の連結部材の構成を説明すると、
1はプラスチツク製のロツド保持体で、この保持
体1は断面略凹状に形成され、円柱状で上側が開
放されたロツド挿入用凹溝部2を有し、この凹溝
部2の内面には周方向に沿つて多数の山部及び谷
部3がラツク状に形成されている。また、上記ロ
ツド保持体1の一側壁1aの上端外側縁部には板
状の蓋体4が回動可能に一体に連設されている。
この蓋体4の先端側はほぼ直角に折曲され、この
折曲部4aの先端内側縁部に断面三角形状の係合
突条5が一体に突設されていると共に、蓋体4の
平板部4bには上記折曲部4aと所定間隔離間し
て山形突起6が一体に突設されている。この突起
6は長さ方向一端側から他端側に向かうに従つて
漸次幅狭になるように形成されていると共に、該
突起6の先端面は円弧凹状に形成され、該円弧凹
状先端面には上記山部及び谷部3と対応する多数
の山部及び谷部7が形成されている。更に、上記
ロツド保持体1の他側壁1bの上端外側縁部には
上記係合突条5と係合する断面略三角形状の係合
突条8が一体に突設されている。
上記ロツド保持体1の長さ方向一端面には、プ
ラスチツク製のシヤフト保持体9が一体に連設さ
れている。このシヤフト保持体9は、大径円筒部
9a上に先細の小径円筒部9bが一体に連設され
た筒状形状を有し、その中空部10が上記凹溝部
2と直交した状態で上記大径円筒部9aの外周面
にロツド保持体1の長さ方向一端面が連続するよ
うに一体化されている。
上述した連結部材を用いてロツドとシヤフトと
を連結する場合は、第1図に示す如きロツドAを
ロツド保持部1の凹溝部2にその上端開放部から
挿入し、蓋体4を回動して、その係合突条5の段
部5aがロツド保持体1の他側壁1bの係合突条
8の段部8aに当接係止されるように両突条5,
8を互に係合する。これにより、蓋体4の山形突
起6が凹溝部2の上端開放部から凹溝部2内に挿
入され、この突起6の先端面でロツドAを押圧す
る。ロツドAはその先端外周面に周方向に沿つて
多数の円環山部及び谷部11が凹溝部2の山部及
び谷部3、突起6の山部及び谷部7に嵌合し、か
つ突起6の先端面で押圧されることにより、ロツ
ド保持体1にしつかりと保持され、固定される。
一方、シヤフト保持体9の中空部10に第1図に
示した如きシヤフトBが挿入され、シヤフトBが
シヤフト保持体9に保持される。
なお、上記の如きロツドAとシヤフトBとの連
結構造は、シヤフトBを例えば回転軸に回転可能
に取り付けられたレバーに固定し、ロツドAを押
引することにより、該ロツドと一体的に連結され
たシヤフトBを介してレバーを回動するなどのリ
ンク機構に利用される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した連結部材は、ロツド保
持体1の凹溝部2内にその上端開放部からロツド
Aを挿入する際、ロツド保持体1の長さ方向一端
面にシヤフト保持体9が一体に連設しているた
め、該ロツド保持体1の両側壁1a,1b上部が
特にその長さ方向一端側において外側方にたわみ
難く、上部開放部が広がり難いので、ロツドAを
挿入しにくく、ロツドAの挿入にかなりの力を必
要とし、挿入作業性が悪いものであつた。また、
シヤフトBをシヤフト保持体9の中空部10内に
挿入、保持させる場合、シヤフトBが第1図に示
したように先太であるとかなりの挿入力を要し、
挿入に手間がかかる場合があつた。
本考案は上記事情を改善するためになされたも
ので、上述した如き連結部材のロツド保持体の凹
溝部にロツドを小さな力で簡単に挿入でき、ロツ
ドの挿入作業性を高めたロツドとシヤフトとの連
結部材を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、ロツド挿入
用凹溝部を有する断面略凹状のプラスチツク製ロ
ツド保持体の一側壁上端部に該ロツド保持体の他
側壁上端部に係合する係合部を先端側に設けた蓋
体を回動可能に連設すると共に、上記ロツド保持
体の長さ方向一端面に筒状のプラスチツク製シヤ
フト保持体をその中空部が上記凹溝部と直交する
ように連設してなるロツドとシヤフトとの連結部
材において、上記ロツド保持体の両側壁のいずれ
か一方又は双方の長さ方向一端部に切り欠きを形
成して、該側壁の長さ方向一端側を外側方に弾性
的にたわませて上記凹溝部の上端開放部を広げ得
るように構成したものである。
この場合、シヤフト保持体の上端面から軸方向
に沿つて複数個のスリツトを形成して、該シヤフ
ト保持体をその上端開口部を広げるように弾性変
形可能に構成することもできる。
〔作用〕
本考案の連結部材を用いてロツドとシヤフトと
を連結する方法は、上述した第4図の連結部材を
用いた場合と同様であるが、本考案の連結部材に
あつては、ロツド保持体の両側壁のいずれか一方
又は双方の長さ方向一端部に切り欠きを形成して
あるので、該側壁の長さ方向一端側が外側方にた
わみ易く、ロツドを挿入する際にロツドからの押
圧力により、該側壁が外側方に容易に弾性的にた
わんでロツドが挿入される凹溝部の上端開放部が
広がるので、ロツドが凹溝部内に小さな挿入力で
簡単に挿入される。従つて、ロツドの挿入作業性
が向上し、能率化される。
また、シヤフト保持体に上述したように軸方向
に沿つて複数個のスリツトを形成した場合、該シ
ヤフト保持体の中空部に挿入されるべきシヤフト
が先太であつても、シヤフトを中空部内に押し込
んだ際、シヤフトの押圧力によりシヤフト保持体
のスリツトが形成された上部が容易に外側方にた
わみ、該シヤフト保持体の上部開口部が容易に広
がるので、シヤフトの先太部を小さな挿入力で簡
単に挿入し得、その上端開口部より上方に突出さ
せることができ、シヤフトの挿入作業性も改善さ
れるものである。
以下、本考案の一実施例につき第1図乃至第3
図を参照して説明する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の好適な実施例に係
る連結部材を示すが、ここで上述した第4図の連
結部材と同一構成部品には同一の参照符号を付
し、その説明を省略する。
この実施例の連結部材は、第4図の連結部材と
同様にロツド保持体1と蓋体4とシヤフト保持体
9とを具備し、ロツド保持体1とシヤフト保持体
9とは互に一体に連設されてなるものであるが、
ロツド保持体1の両側壁1a,1bの長さ方向一
端部に上端面から所定深さの切り欠き12a,1
2bを形成したもので、これにより両側壁1a,
1bの長さ方向一端部上部はシヤフト保持体9
(大径円筒部9a)と離間し、両側壁の長さ方向
一端部下部においてシヤフト保持体9(大径円筒
部9a)と連続し一体化されているものである。
また、シヤフト保持体9の小径円筒部9bに
は、互に等間隔ずつ離間する複数個(図面におい
て4個)のスリツト13が該小径円筒部9bの上
端面から軸方向に沿つて形成されているものであ
る。
而して、この連結部材によれば、ロツド保持体
1の両側壁1a,bの長さ方向一端部に切り欠き
12a,12bが形成され、これら切り欠き12
a,12bによつて両側壁1a,1bの長さ方向
一端部上部がシヤフト保持体9と切り離されてい
るので、両側壁1a,1bの上部が外側方にたわ
み易い。このため、ロツド保持体1の凹溝部2内
にその上端開放部からロツドAを挿入する際、ロ
ツドAが上記両側壁1a,1b上部に当接し、こ
れらを押圧することにより、両側壁1a,1bが
外側方にたわみ、凹溝部2の上端開放部を広げ
る。従つて、これによりロツドAが小さい挿入力
で容易に凹溝部2内に挿入され、ロツドAが挿入
されてロツドAからの押圧力が解除されると両側
壁1a,1bは元の状態に弾性復帰する。それ
故、上述した実施例によればロツドの挿入作業性
が優れたものである。
この場合、凹溝部2及び山形突起6の山部(又
は谷部)3,7のピツチをそれぞれロツドAの山
部(又は谷部)11のピツチの半分とすれば、ロ
ツドA挿入位置が簡単に設定でき、ロツドAの挿
入が更に行ない易いものである。
また、シヤフト保持体9にスリツト13が形成
されているので、第1図に示したような先太のシ
ヤフトBをシヤフト保持体9の中空部10に挿入
する際、シヤフトBを押し込むにつれてその押圧
力によりシヤフト保持体9のスリツト13が形成
された小径円筒部9bが外側方にたわみ、その上
端開口部を広げ、シヤフトBの大径先端部14が
中空部10を貫通すると小径円筒部9bは元の状
態に弾性復帰し、先端部14のリング状段部15
が小径円筒部9bの上端面に当接係止される。そ
れ故、上記実施例の連結部材は先太シヤフトの挿
入も簡単に行なわれ、シヤフト挿入作業性にも優
れたものである。
なお、上述した実施例においては、ロツド保持
体1の両側壁1a,1bの長さ方向一端部にそれ
ぞれ切り欠き12a,12bを設けたが、切り欠
きはいずれか一方の側壁にのみ設けるようにして
もよく、その他の構成についても本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の連結部材によれ
ば、ロツドを小さな力で簡単に挿入でき、ロツド
の挿入作業性に優れているもので、ロツドとシヤ
フトとを容易に連結し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同例の拡大側面図、第3図は同例の拡大平面
図、第4図は従来の連結部材の斜視図である。 1……ロツド保持体、1a,1b……側壁、2
……凹溝部、4……蓋体、5,8……係合突条、
9……シヤフト保持体、10……中空部、12
a,12b……切り欠き、13……スリツト、A
……ロツド、B……シヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ロツド挿入用凹溝部を有する断面略凹状のプ
    ラスチツク製ロツド保持体の一側壁上端部に該
    ロツド保持体の他側壁上端部に係合する係合部
    を先端側に設けた蓋体を回動可能に連設すると
    共に、上記ロツド保持体の長さ方向一端面に筒
    状のプラスチツク製シヤフト保持体をその中空
    部が上記凹溝部と直交するように連設してなる
    ロツドとシヤフトとの連結部材において、上記
    ロツド保持体の両側壁のいずれか一方又は双方
    の長さ方向一端部に切り欠きを形成して、該側
    壁の長さ方向一端側を外側方に弾性的にたわま
    せて上記凹溝部の上端開放部を広げ得るように
    構成したことを特徴とする連結部材。 2 シヤフト保持体の上端面から軸方向に沿つて
    複数個のスリツトを形成して、該シヤフト保持
    体をその上端開口部を広げるように弾性変形可
    能に構成した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の連結部材。
JP11478587U 1987-07-27 1987-07-27 Expired - Lifetime JPH05569Y2 (ja)

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JPS6420510U JPS6420510U (ja) 1989-02-01
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