JPH0638825B2 - 浴槽用気泡発生ジェットノズル - Google Patents

浴槽用気泡発生ジェットノズル

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JPH0638825B2
JPH0638825B2 JP7354792A JP7354792A JPH0638825B2 JP H0638825 B2 JPH0638825 B2 JP H0638825B2 JP 7354792 A JP7354792 A JP 7354792A JP 7354792 A JP7354792 A JP 7354792A JP H0638825 B2 JPH0638825 B2 JP H0638825B2
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JP
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cylinder
discharge side
jet
chamber
tip opening
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JP7354792A
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JPH05228192A (ja
Inventor
富男 新美
Original Assignee
株式会社環境プラント研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の底部、深部でも
ジェット流水に気泡が発生、混在する様にした浴槽用気
泡発生ジェットノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるジェットノズルとしては特
開平2ー214512号公報に見られる様に、圧縮空気
送出と圧力流水を使用するタイプのジェットノズルとし
て、装着側と吐出側をL字状に円筒部材で一体成形し、
接続部を所定の曲率半径を有するエルボ部としたものが
見受けられるが、このジェットノズルでは圧縮空気を使
用しない場合に吐出側に至るエルボ部の口径と装着側が
略同一口径であり、且つ曲率状のエルボ部を介している
ために流水は層流となり、浴槽における浅部(水深10
cm未満)では所定の気泡を流水に発生するが水深10
cm以上の深部では20l/分の水流では気泡が混在す
るジェット流にはならない欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、浴槽の底
部、深部(水深10cm以上)でジェットノズルを使用
しても、流水内に気泡が混在するジェット流を吐出出来
る様にした浴槽用気泡発生ジェットノズルを提供せんと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、装着側と吐出側の口径が略同一で接続部が曲
率状のエルボであるために気泡が発生、混在しない課題
に鑑み、乱流室を介して流入筒体と先端開口部を直角に
接続し、該先端開口部に取付けたジェット流室の吐出側
筒体の基端で先端開口部に臨む位置に閉塞壁を設け、該
閉塞壁に流入筒体に対して小径のジェット流発生孔を開
口し、吐出側筒体に空気供給筒体を設けることによっ
て、流水を乱流にすると共に高速の流水を発生し、高速
乱流により空気供給筒体から空気を引込むと共に気泡を
混在させてジェット流を噴出する様にして、上記課題を
解決せんとしたものである。
【0005】
【作用】本発明にあっては、流入筒体から流入する圧力
流水は、吐出側である先端開口部に対して乱流室が直角
流路であると共に、乱流室が四角状大体積であり底面壁
に衝突、撹乱することにより乱流室で乱流、渦流とな
り、又ジェット流室への流入時には小径のジェット流発
生孔を通過して高速のジェット流になると共に乱流状態
が促進されて流通し、ジェット流室では負圧力、慣性力
で空気供給筒体から空気を引込み、且つ流水は乱流状態
であるために気泡が混在し、ジェット流室の先端からジ
ェット流水となって噴出するのである。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は浴槽の内側壁に固定し気泡を発生し流水に
混在させるジェットノズルであり、半円弧状の上部円筒
壁面2、半円板状の基端側壁3、底面壁4及び半円形状
の先端開口部5で半円筒状の四角状の大体積の乱流室6
を形成し、該乱流室6の上部円筒壁面2に図示しないポ
ンプで圧力流水が流入する円筒状の流入筒体7を連通状
態で一体形成し、この構成により乱流室6を介して流入
筒体7と先端開口部5を直角に接続し、又底面壁4の下
部にU字筒状の取付基部8を一体形成すると共に該取付
基部8に浴槽への固定用の吸盤9を取付けている。
【0007】10は乱流室6の先端側に一体形成した円筒
状の外筒であり、該外筒10と乱流室6の先端開口部5は
連通し、外筒10における基端側の下半分は閉塞体11にて
閉鎖し、又外筒10の基端側上部の円筒壁面12に大気と連
通する空気供給筒体13を連通状態で一体形成している。
【0008】14は外筒10内で回転自在に装着された吐出
側筒体であり、該吐出側筒体14の内部は直径方向に壁体
15で区割され、区割された上部はジェット流室16、下部
は流水室17を夫々形成し、ジェット流室16の基端側に先
端開口部5に臨むジェット流の閉塞壁18を一体形成する
と共に、該閉塞壁18に流入筒体7に対して小径のジェッ
ト流発生孔19(実施例では流入筒体7が直径16mmに
対してジェット流発生孔19は7mm)を穿設している。
【0009】20は吐出側筒体14の円筒壁21の内部に装着
した所定肉厚の調整板体であり、該調整板体20は円筒壁
21の内壁面とジェット流発生孔19の円周が離間している
ために設けたためであり、円筒壁21の内壁面とジェット
流発生孔19の円周が接していれば必要ない。
【0010】22、23は吐出側筒体14の調整板体20、円筒
壁21の上部壁面に開口した流通孔であり、該流通孔22、
23により空気供給筒体13と吐出側筒体14のジェット流室
16を連通している。
【0011】尚、ジェット流と層流を選択可能と成し外
筒10に対して吐出側筒体14を回転自在と成したために、
又気泡が混在するジェット流用に空気供給筒体13、流通
孔22、23を設けたために外筒10及び吐出側筒体14に細工
を施しており、即ち吐出側筒体14の基端外周に第1リン
グ24、流通孔23に接した先端側で吐出側筒体14の外周に
第2リング25を夫々突出形成し、又第1リング24と第2
リング25の間で流通孔23の円周方向外側に遮蔽体26、26
a を突出形成し、更に閉塞壁18の基端側に先端開口部5
に臨む回り止27を突出形成している。
【0012】28は吐出側筒体14の先端側外周に突出形成
した第3リング、29は外筒10の先端外周に刻設したリン
グ溝であり、該リング溝29の2個所に固定孔30、30a を
穿設し、リング溝29及び固定孔30、30a に先端内側に膨
出部31、31a を設けた半円弧状のリング32を装着し、該
リング32の膨出部31、31a は固定孔30、30a を挿通して
吐出側筒体14の第3リング28の先端側に位置して吐出側
筒体14の抜落を防止している。
【0013】33は吐出側筒体14の先端外周に設けた操作
部であり、吐出側筒体14にリング状の鍔体34を形成する
と共に該鍔体34に短い円筒体35を形成し、該円筒体35に
摘み部36、36a を形成している。
【0014】尚、図12に図示する様に吐出側筒体14に
流水室17を形成せず、吐出側筒体14を先端開口部5に直
接固定しても良く、この様に乱流室6の先端開口部5に
ジェット流室16の閉塞壁18及びジェット流発生孔19を介
してジェット流室16を直接連通させても良い。
【0015】次に本発明に係る浴槽用気泡発生ジェット
ノズルの作用について説明すると、流入筒体7から乱流
室6に流入した圧力流水は、円筒状の流入筒体7から大
体積で四角状の乱流室6に流入すると共に底面壁4に衝
突、撹乱してレイノルズ数を高くして乱流、渦流とな
り、且つ乱流室6の先端開口部5から吐出するに際して
乱流室6を介して流入筒体7から先端開口部5への流路
は直角であるために乱流状態を促進し、又先端開口部5
から吐出される流水は吐出側筒体14の流入側である小径
のジェット流発生孔19から広い断面積のジェット流室16
に流入するために、流水のスピードが上昇して乱流状態
が促進されてレイノルズ数が高くなってジェット流室16
内を高速で流動し、この時に大気圧の空気供給筒体13に
対するジェット流室16が負圧状態であると共にレイノル
ズ数が高いために、空気供給筒体13から空気を引込むと
共に、流水は乱流であるために流水に気泡が発生、混在
し浴槽における水深50cmでもジェット流室16よりジ
ェット水となって噴出する。
【0016】
【発明の効果】要するに本発明は、乱流室6に流入筒体
7を形成すると共に先端開口部5を設けて、乱流室6を
介して流入筒体7と先端開口部5を直角に接続したの
で、乱流室6の形状、体積及び流入筒体7から先端開口
部5への直角流路により乱流となり、又該先端開口部5
にジェット流室16を形成した吐出側筒体14を取付けると
共に、該吐出側筒体14の基端で先端開口部5に臨む位置
に閉塞壁18を設け、該閉塞壁18に流入筒体7に対して小
径のジェット流発生孔19を開口し、吐出側筒体14の円筒
壁21に空気供給筒体13を設けたので、ジェット流発生孔
19を通過する際に高速のジェット流と乱流の作用で空気
供給筒体13から空気を引込むと共に気泡を混在させるこ
とが出来、且つジェット流発生孔19が小径で流水を高速
にするために圧縮空気を使用しなくても浴槽の深部でも
上記作用効果を奏することが出来るのである。
【0017】又、乱流室6に流入筒体7を形成すると共
に先端開口部5を設けて、乱流室6を介して流入筒体7
と先端開口部5を直角に接続し、該先端開口部5の先端
に外筒10を設けると共に該外筒10に空気供給筒体13を形
成し、外筒10内に吐出側筒体14を回転自在に装着すると
共に該吐出側筒体14の内部に壁体15を設けてジェット流
室16と流水室17を区割形成し、ジェット流室16の基端で
先端開口部5に臨む位置に閉塞壁18を設け、該閉塞壁18
に流入筒体7に対して小径のジェット流発生孔19を開口
し、空気供給筒体13に連通する流通孔23を吐出側筒体14
の円筒壁21に開口したので、吐出側筒体14を回転させる
ことによりジェット流室16からはジェット流を、流水室
17からは層流を吐出出来、2種類の流水状態を好みに応
じて選択することが出来る等その実用的効果甚だ大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジェットノズルの平面図である。
【図2】図1の一部切欠き分解斜視図である。
【図3】吐出側筒体を取外したジェットノズルの平面図
である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】吐出側筒体の平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】気泡発生時の図1のAーA断面図である。
【図9】気泡発生時の図1の一部省略BーB断面図であ
る。
【図10】気泡がない時の図1のAーA断面図である。
【図11】気泡がない時の図1の一部省略BーB断面図
である。
【図12】他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
5 先端開口部 6 乱流室 7 流入筒体 10 外筒 13 空気供給筒体 14 吐出側筒体 15 壁体 16 ジェット流室 17 流水室 18 閉塞壁 19 ジェット流発生孔 21 円筒壁 23 流通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乱流室に流入筒体を形成すると共に先端
    開口部を設けて、乱流室を介して流入筒体と先端開口部
    を直角に接続し、該先端開口部にジェット流室を形成し
    た吐出側筒体を取付けると共に、該吐出側筒体の基端で
    先端開口部に臨む位置に閉塞壁を設け、該閉塞壁に流入
    筒体に対して小径のジェット流発生孔を開口し、吐出側
    筒体の円筒壁に空気供給筒体を設けたことを特徴とする
    浴槽用気泡発生ジェットノズル。
  2. 【請求項2】 乱流室に流入筒体を形成すると共に先端
    開口部を設けて、乱流室を介して流入筒体と先端開口部
    を直角に接続し、該先端開口部の先端に外筒を設けると
    共に該外筒に空気供給筒体を形成し、外筒内に吐出側筒
    体を回転自在に装着すると共に該吐出側筒体の内部に壁
    体を設けてジェット流室と流水室を区割形成し、ジェッ
    ト流室の基端で先端開口部に臨む位置に閉塞壁を設け、
    該閉塞壁に流入筒体に対して小径のジェット流発生孔を
    開口し、空気供給筒体に連通する流通孔を吐出側筒体の
    円筒壁に開口したことを特徴とする浴槽用気泡発生ジェ
    ットノズル。
JP7354792A 1992-02-24 1992-02-24 浴槽用気泡発生ジェットノズル Expired - Lifetime JPH0638825B2 (ja)

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JPH05228192A JPH05228192A (ja) 1993-09-07
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