JPH0638758U - 盆 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 盆の上に置かれている物が滑らず倒れない、
盆を提供する。 【構成】 盆本体１の内側の底面２に粘着剤４を塗布す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、粘着剤を塗布した盆に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の盆は、盆の上に物を置いて運ぶとき、盆が傾いたり揺れたりすると、盆 の上に置かれている物が滑ったり倒れたりするので非常に不便である。また、盆 の上に置かれている物に気を取られていると、足元や周囲に注意が向かず危険で ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、盆が傾いたり揺れたりしても、盆の上に置かれている物が滑ったり 倒れたりしない、盆の提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、盆本体１の内側の底面２に、設定された粘着力を回復でき、かつ粘 着剤が被貼付物に移行しない粘着剤４を設ける手段を講じたものである。本考案 で使用されている、設定された粘着力を回復でき、かつ被貼付物に移行しない粘 着剤とは、粘着剤の粘着面が埃などで汚れて設定された粘着力が低下すると、こ の粘着面を水などで洗った後に乾かすことで、この粘着面の粘着力が設定された 状態に回復し、また被貼付物をこの粘着面に貼付し、その後この被貼付物を取り 去っても、この被貼付物に粘着剤が付かない粘着剤のことである。

【０００５】

【作用】

本考案は、上記の手段を講じたので、これを使用するときは粘着面５に被貼付 物を押しあてると、粘着面５と被貼付物が粘着するので、盆本体１が傾いても被 貼付物、すなわち盆本体１の上に置かれている物が滑ったり倒れたりしない。

【０００６】

【実施例】

以下、実施例を図面により説明するが、本考案はこれに限定されるものではな い。

【０００７】 図１は、プラスチック、金属や木などの材料で形成した盆本体１の内側の底面 ２に、設定された粘着力を回復でき、かつ被貼付物に移行しない粘着剤４を塗布 したものである。

【０００８】 図２は、プラスチック、金属や木などの材料で形成した盆本体１の内側の底面 ２に、設定された粘着力を回復でき、かつ被貼付物に移行しない粘着剤４を塗布 した敷物６を、接着剤７により貼付したものである。接着剤７の代わりに粘着剤 ４を使用してもよい。また敷物６の材質についてはの限定はない。

【０００９】 図３は、プラスチック、金属や木などの材料で形成した盆本体１の内側の底面 ２に、ゴムやコルクなどの材料で形成した緩和材８を設け、この緩和材８に、設 定された粘着力を回復でき、かつ被貼付物に移行しない粘着剤４を塗布したもの である。

【００１０】 この実施例の盆で、接着剤７の代わりに粘着剤４を使用した場合には、敷物６ を好みや気分に応じて取り替えることが出来る。また敷物６の被貼付物側の面に 粘着剤４を塗布しないことにより、従来の盆としても使用出来る。また盆本体１ の外側の底面３に粘着剤４を塗布することにより、盆本体１が置かれているテー ブルなどが傾いたり揺れたりしても、盆本体１がこのテーブルなどから滑り落ち ることがない。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、盆が傾いても揺れても、盆の上に置かれている物が滑ったり倒れた りしないので、運ぶときに盆の上に置かれている物に気を取られる事がない。し たがって足元や周囲に注意を向ける事が出来るので、安全にかつ安心して物を運 ぶことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の、請求項１の実施例を示す断面図であ
る。

【図２】本考案の、請求項２の実施例を示す断面図であ
る。

【図３】本考案の、請求項３の実施例を示す断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 盆本体 ２ 内側の底面 ３ 外側の底面 ４ 粘着剤 ５ 粘着面 ６ 敷物 ７ 接着剤 ８ 緩和材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 設定された粘着力を回復でき、かつ粘着
   剤が被貼付物に移行しない粘着剤を塗布したことを特徴
   とする盆。
2. 【請求項２】 設定された粘着力を回復でき、かつ粘着
   剤が被貼付物に移行しない粘着剤を塗布した敷物を貼付
   したことを特徴とする、請求項１記載の盆。
3. 【請求項３】 緩和材を設けたことを特徴とする、請求
   項１〜２記載の盆。