JPH0638487Y2 - 電波方向探知用アンテナ - Google Patents

電波方向探知用アンテナ

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JPH0638487Y2
JPH0638487Y2 JP8628086U JP8628086U JPH0638487Y2 JP H0638487 Y2 JPH0638487 Y2 JP H0638487Y2 JP 8628086 U JP8628086 U JP 8628086U JP 8628086 U JP8628086 U JP 8628086U JP H0638487 Y2 JPH0638487 Y2 JP H0638487Y2
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JP
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antenna
radiator
reflector
conductor
wall body
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治夫 鈴木
儀三 芝野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 接地板上の直交する反射器導体列によつて形成されるコ
ーナーレフレクターにそれぞれ放射器導体を配置した4
指向性を有するコーナーレフレクター型の電波方向探知
用アンテナにおいて、放射器導体を各コーナーごとに複
数本の導体から構成するかまたは板状の素子で構成して
使用周波数帯域を広帯域化し、各反射器導体および放射
器導体をレドームで被つて風圧から保護するとともに、
レドームの内部に壁体を設けて各反射器導体および放射
器導体を壁体中に埋め込むかまたは壁体の表面に固定し
て保持して重力加速度による力に耐えるようにし、さら
に放射器用の壁体と反射器用の壁体とを結合して強度を
向上させるとともに壁体を薄くすることができるように
して、電気的特性を向上させる。
〔産業上の利用分野〕
本考案は電波方向探知用のアンテナに係り、特に4指向
性を呈するコーナーレフレクターアンテナにおいて、電
気的特性が良いとともに機械的に強固な構造を有する電
波方向探知用アンテナに関するものである。
4指向性コーナーレフレクターアンテナは電波方向探知
用アンテナとして周知であり、例えば本出願人による特
願昭60-226299号等によつてその一例が知られている。
このような4指向性コーナーレフレクターアンテナから
なる電波方向探知用アンテナは、その電気的特性が良好
であるとともに、機械的に充分な強度を有するものであ
ることが要望される。
〔従来の技術〕
第7図は従来の電波方向探知用アンテナであつて、上述
の特願昭60-226299号に開示されているものである。
第7図のアンテナは、接地板4上に設けられた、コーナ
ーレフレクターを構成する十字型に配置された反射器導
体群2-4〜2-1,20,21〜24および3-4〜3-1,31〜34と、そ
れぞれのコーナーに配置れた放射器導体51,52,53,54
を有し、給電回路ボツクス7を介してそれぞれの放射器
導体を励振したとき、それぞれのコーナーの前面方向を
主放射方向として4指向性を呈するので、電波方向探知
用アンテナとして用いることができる。
第7図の電波方向探知用アンテナは、反射器導体群2-4
〜2-1,20,21〜24および3-4〜3-1,31〜34が、機械的強度
の大きい低損失の誘電体からなる十字型をなす壁体11中
に埋め込まれているとともに、放射器導体51,52,53、54
がそれぞれ壁体11と同様の材質からなる壁体121,122,12
3,124に埋め込まれていて、各導体をアンテナが搭載さ
れる航空機等の加減速時の重力加速度による力から保護
するとともに、全体がレドーム6によつて被われている
ので、風圧荷重からも保護されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第7図に示された従来の電波方向探知用アンテナは、放
射器51,52,53,54としてそれぞれ単一導体からなるモノ
ポールアンテナを用いている。第8図はモノポールアン
テナからなる放射器の電気的特性例を示したものであつ
て、第9図に示すごとき直径5mm,長さl=75mmの導体8
をN型コネクタに接続して構成した場合の、周波数=
0.5〜2.0GHzにおけるVSWRの実測値を示し、VSWR≦2.0と
なる周波数範囲は0.8〜1.0GHz程度であつて、かなり狭
い。なおVSWRはアンテナの効率に関係するもので、この
値が小さいほど(図示の円形チヤートの中心に近いほ
ど)効率が良いことは周知の通りである。
また第7図に示されるように、放射器導体51,52,53,54
を埋め込む壁体121,122,123,124は、それぞれ独立して
設けられていて、十字型をなすとともにレドーム6とも
連接する反射器導体を埋め込む壁体11と比較して、その
強度が劣つている。そこで強度を同等にするためにはこ
の部分の厚さを増加する等の対策が必要になるが、この
ようにすると重量が増加するだけでなく誘電体による損
失が増大する等の別の問題が生じて、必ずしも好ましく
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような従来技術の問題点を解決しようとす
るものであつて、2つの反射器導体列を交差させて接地
板上に直立してコーナーレフレクターを形成して、その
各コーナーにそれぞれ放射器を配置してなる電波方向探
知用アンテナにおいて、以下の各手段を具える。
各放射器を並列に接続された複数本の導体または平板
によつて形成する。
各反射器導体および放射器をレドームで被う レドーム内部に各反射器導体および放射器に対応して
壁体を設けて反射器導体および放射器をそれぞれの壁体
内またはその表面に固定して保持する。
さらに上記の電波方向探知用アンテナにおいて、 放射器を保持する壁体を反射器導体を保持する壁体と
連接して形成する。
〔作用〕
本考案の電波方向探知用アンテナにおいては、上述の各
手段によつて次の各作用が行われる。
2つの反射器導体列を交差させて接地板上に直立して
コーナーレフレクターを形成して、その各コーナーにそ
れぞれ放射器を配置することによつて、4指向性を得
る。
この際放射器として、並列に接続された複数本の導体
からなるアンテナまたは平板アンテナを用いることによ
つて、使用周波数帯域を広帯域化する。
反射器導体および放射器をレドームで被うことによつ
て、風圧荷重に耐えられるようにする。
各反射器導体および放射器を壁体内またはその表面に
固定して保持することによつて、重力加速度による力か
ら保護する。
さらに放射器を保持する壁体を反射器導体を保持する
壁体と連接して形成することによつて、強度を増すとと
もに壁体の厚みを減少して電気的損失を減少させる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示し、コーナーに配置され
る各放射器をそれぞれ複数本の導体で構成した場合を示
している。
第1図において、2,3は接地板4上に直交して設けられ
た直立する反射器導体列であつて、コーナーレフレクタ
ーを構成する。131,132,133,134はそれぞれのコーナー
に設けられた放射器であつて、それぞれ例えば図示のよ
うに接地板4上に並んで直立する3本の導体から構成さ
れている。各放射器における3本の導体はそれぞれ並列
に接続されて、励振源14に接続されている。なお励振源
14は放射器134についてのみ示されているが、他の放射
器についても同様に設けられている。
第2図は本発明の他の実施例を示し、コーナーに配置さ
れる各放射器をそれぞれ平板型アンテナで構成した場合
を示している。
第2図において、反射器導体列2,3の構成は第1図の実
施例と同様である。151,152,153,154はそれぞれのコー
ナーに設けられた放射器であつて、それぞれ例えば図示
のような接地板4上に直立する平板型アンテナから構成
されている。各放射器は、それぞれ励振源14に接続され
ている。なお励振源14は放射器154についてのみ示され
ているが、他の放射器についても同様に設けられてい
る。
第1図および第2図に示された本考案の電波方向探知用
アンテナの動作は、第7図に示された従来の電波方向探
知用アンテナと同様である。本発明の電波方向探知用ア
ンテナの場合、放射器として並列に接続された複数本の
導体からなるアンテナまたは平板アンテナを用いている
ので、その使用周波数帯域が従来の場合と比較して広帯
域化している。
第3図は平板型アンテナからなる放射器の電気的特性の
一例を示したものであつて、第4図に示すごとき長さl
=75mmの菱形平板導体10をN型コネクタ9に取り付けた
平板型アンテナの場合の、周波数=0.5〜2.0GHzにお
けるVSWRの実測値を示し、VSWR≦2.0となる周波数範囲
は0.8〜2.0GHz程度であつて、第8図の場合と比較し
て、著しく改善されている。
第1図および第2図の実施例においては、各放射器に励
振源を設けて送信アンテナとする場合について説明した
が、励振源の代りに信号検出器を設けることによつて受
信アンテナとして用いることもでき、指向特性はいずれ
の場合も同じである。
第5図は第2図の電波方向探知用アンテナの指向性の一
例を示したものである。同図において(1)〜(4)は
それぞれアンテナ151,152,153,154の指向特性を示し、
例えばA方向から電波が到来したときの各アンテナによ
る受信レベルe1,e2,e3,e4を比較することによつて、電
波到来方向Aの基準方位となす角θを決定することがで
きる。
なお第1図に示すような複数本の導体を用いた放射器の
場合も、ほぼ同様な周波数帯域特性および指向特性が得
られる。
第6図は本考案の一具体的実施例を示し、第3図に示さ
れた平板型アンテナを放射器として用いた、コーナーレ
フレクター型電波方向探知用アンテナの具体的構成の一
例を開示している。
第6図において、接地板4上に設けられた、コーナーレ
フレクターを構成する、十字型に配置された反射器導体
群2-4〜2-1,20,21〜24および3-4〜3-1,31〜34と、これ
らを保持する十字型をなす壁体11は第7図に示された従
来の場合と同様である。
151,152,153,154はそれぞれ平板アンテナからなる放射
器であつて、それぞれ壁体161,162,163,164中に埋め込
んで設けられている。壁体161,162,163,164は、それぞ
れの端部を壁体11と連接されて、一体化するように構成
されている。
さらにこれらの全体を被つてレドーム6が設けられる点
は、第7図に示された従来の場合と同様であり、接地板
4の下部に給電回路を収容する給電回路ボツクス7が設
けられる点も同様である。
これらの壁体11,161,162,163,164およびレドーム6は、
機械的強度が大で使用周波数において低損失の誘電体に
よつて構成される。
このように放射器を保持する壁体と、反射器導体を保持
する壁体とは連接して設けられているので、第7図に示
された従来の場合と比較して強度を増すことができると
ともに、壁体の厚みを減らすことができるので、壁体を
構成する誘電体の損失に基づく電気的損失を減少させる
ことができるようになる。
各反射器導体および放射器は図示のように壁体11,161,1
62,163,164中に埋め込んで設けてもよく、または各反射
器導体をテープ状導体によつて構成して壁体の両表面に
対向して設けて接着またはビス留めし、それぞれ基部に
おいて接地板に接続するようにしてもよい。また壁体両
表面に対して設けないので、一方の面だけに設けるよう
にしてもよい。
この場合テープ状導体を壁体表面に取り付ける方法によ
らないで、壁体表面全体に予め適当な方法で導体層を設
け、エツチングによつて所要の導体素子を形成するよう
にしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の電波方向探知用アンテナに
よれば、放射器として複数本の並列導体からなるアンテ
ナまたは平板アンテナを用いたので、使用周波数帯域を
広帯域化することができる。
本考案の電波方向探知用アンテナは、反射器導体および
放射器がすべてレドームによつて被われているので、風
圧荷重から保護されるとともに、反射器導体および放射
器がレドームに設けた壁体と一体化されているので、機
械的に強固に保持され、従つて外部から加えられる重力
加速度に基づく力によつて損傷することを有効に防止す
ることができる。特に本考案の構造では放射器を保持す
る壁体が、反射器導体を保持する壁体と一体化されてい
るので、機械的強度をより向上させることができるとと
もに壁体の厚みを薄くすることによつて損失を減少する
ことができる。
このように本考案の電波方向探知用アンテナでは、電気
的特性を向上するとともに機械的強度を増大する効果を
得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図、 第2図は本考案の他の実施例を示す図、 第3図は平板型アンテナからなる放射器のVSWR特性の一
例を示す図、 第4図は平板型アンテナの構造の一例を示す図、 第5図は第2図の電波方向探知用アンテナの指向性の一
例を示す図、 第6図は第2図に示された電波方向探知用アンテナの具
体的構成の一例を示す図、 第7図は従来の電波方向探知用アンテナの一例を示す
図、 第8図はモノポールアンテナからなる放射器のVSWR特性
の一例を示す図、 第9図はモノポールアンテナの構造の一例を示す図であ
る。 2,3……反射器導体列 2-4〜2-1,20,21〜24,3-4〜3-1,31〜34……反射器導体 4……接地板 6……レドーム 7……給電回路ボツクス 8……導体 9……N型コネクタ 10……平板導体 11,161〜164……壁体 131〜134,151〜154……放射器 14……励振源
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 21/20 7015−5J

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの反射器導体列を交差させて接地板上
    に直立してコーナーレフレクターを形成し、該コーナー
    レフレクターの各コーナーにそれぞれ放射器を配置して
    なる4指向性電波方向探知用アンテナにおいて、 各放射器を並列に接続された複数本の導体または平板か
    ら形成するとともに、 各反射器導体および放射器をレドームで被い、 該レドーム内部に前記各反射器導体および放射器に対応
    して壁体を設けて反射器導体および放射器をそれぞれの
    壁体内またはその表面に固定して保持したことを特徴と
    する電波方向探知用アンテナ。
  2. 【請求項2】前記放射器を保持する壁体が反射器導体を
    保持する壁体と連接して形成されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電波方向探知用
    アンテナ。
JP8628086U 1986-06-06 1986-06-06 電波方向探知用アンテナ Expired - Lifetime JPH0638487Y2 (ja)

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JPS62198706U JPS62198706U (ja) 1987-12-17
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WO2006025248A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. アンテナ装置
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