JPH0638231Y2 - 電磁弁を有する油圧制御装置 - Google Patents

電磁弁を有する油圧制御装置

Info

Publication number
JPH0638231Y2
JPH0638231Y2 JP1986196805U JP19680586U JPH0638231Y2 JP H0638231 Y2 JPH0638231 Y2 JP H0638231Y2 JP 1986196805 U JP1986196805 U JP 1986196805U JP 19680586 U JP19680586 U JP 19680586U JP H0638231 Y2 JPH0638231 Y2 JP H0638231Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid valve
oil passage
pressure oil
signal pressure
orifice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986196805U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63101304U (ja
Inventor
晃賢 森
Original Assignee
ジャトコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジャトコ株式会社 filed Critical ジャトコ株式会社
Priority to JP1986196805U priority Critical patent/JPH0638231Y2/ja
Publication of JPS63101304U publication Critical patent/JPS63101304U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0638231Y2 publication Critical patent/JPH0638231Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、電磁弁を有する油圧制御装置に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 従来の電磁弁を有する油圧制御装置として、例えば第2
図に示すようなものがある。コントロールバルブは2つ
のバルブボディ50及び52間にセパレートプレート54をは
さみ付けることにより構成されている。バルブボディ52
側の元圧油路56とバルブボディ50側の信号圧油路58と
は、セパレートプレート54に設けられたオリフィス60の
みを介して接続されている。元圧油路56には常に一定の
油圧が供給されている。信号圧油路58の油圧はバルブボ
ディ50に設けられた切換弁62のスプール64の端部に作用
するように構成されている。また、バルブボディ50には
電磁弁66が設けられている。電磁弁66は信号圧油路58と
連通する開口68にポート70が対面するように設けられて
おり、このポート70はプランジャー72によって封鎖可能
である。すなわち、電磁弁66がオンになるとポート70が
封鎖され、逆に電磁弁66がオフになるとポート70が開放
される。これにより電磁弁66をオン・オフすることによ
り、信号圧油路58の油圧をオン・オフすることができ
る。すなわち、ポート70を封鎖すると、オリフィス60を
介して元圧油路56から流入する油により、信号圧油路58
の油圧は元圧油路56の油圧と同じ値となる。逆にポート
70を開放すると、オリフィス60から流入した油は開口68
及びポート70を通って流出するため、信号圧油路58には
油圧が発生しない。これにより電磁弁66のオン・オフに
応じて切換弁62のスプール64を切換えることができる。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の電磁弁を有する油圧制御装
置には次のような問題点があった。すなわち、電磁弁66
のポート70がオリフィス60と対面する位置に設けられて
いるため、オリフィス60から噴流状態となって流入する
油の影響がポート70に及び、プランジャー72によってポ
ート70を封鎖する際に電磁弁66の大きな力を必要とし、
電磁弁66が大型化するという問題点がある。また、信号
圧油路58の容積が大きいため、電磁弁66のオン・オフに
対する油圧の応答性(すなわち、電磁弁66をオンとした
場合の信号圧油路58の油圧の立上り、又は電磁弁66をオ
フとした場合の油圧の立下がり)が良くないという問題
点がある。
なお、特開昭62-261783号公報には、圧力媒体供給口P
である穴8が横穴18を通してチャンネル19とつながり、
チャンネル19は穴22を通してサーボ要素24の内部へ通じ
るように構成された5ポート2ポジションの弁が示され
ている。サーボ要素24の内部は、穴26を介してカバー室
28につながり、これにより制御ピストン30の端面に圧力
媒体を作用させることが可能である。一方、サーボ要素
24は、空気の排出口48を有しており、これは押し棒44に
設けられたシール要素47によって閉じることができるよ
うになっている。また、上述の穴22もシール46で閉じる
ことが可能である。要するに、サーボ要素24は、圧力媒
体である空気を穴22から入らないようにシール46によっ
てシールする状態と、穴22を開放してカバー室28に空気
圧を作用させる状態とを切り換えることができるように
構成されている。しかしながら、このような構成の弁を
用いたとしても、電磁弁の作動力を小さくしたり、信号
圧油路の応答性を向上させたりすることは困難である。
本考案はこのような問題点を解決することを目的として
いる。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、電磁弁に対してオリフィスからの噴流の影響
が及ばないようにすると共に信号圧油路の容積を小さく
することにより上記問題点を解決する。すなわち、本考
案による電磁弁を有する油圧制御装置は、元圧油路(1
6)とオリフィス(20)を介して接続された信号圧油路
(18)からの油の排出を電磁弁(26)によって調節し、
この調節された信号圧油路(18)内の信号圧を切換弁
(22)のスプール(24)に作用させるように構成される
ものを対象にしており、電磁弁(26)と上記オリフィス
(20)との相対的位置関係は、両者は近接しているが信
号圧が導入される電磁弁(26)のポート(28)は、これ
の軸心がオリフィス(20)の軸心から所定以上偏位した
位置に設定されており、また信号圧油路(18)はこれの
容積が小さくなるように元圧油路(16)の通路よりも通
路断面積が減少させられていることを特徴としている。
(ホ)作用 電磁弁はオリフィスを通過した噴流によって直撃されな
い位置に設けられている。従って、噴流による力が軽減
され、より小型の電磁弁によってポートの開閉が可能と
なる。しかも、電磁弁はできるだけオリフィスの近傍に
配置してあるため、応答性が悪化することもない。ま
た、信号圧油路の通路断面積は他の通常の通路の断面積
よりも小さくしてあるので、信号圧油路の容積は小さく
なっており、電磁弁のオン・オフに対する油圧の応答性
が向上している。
(ヘ)実施例 第1図に本考案の実施例を示す。コントロールバルブは
2つのバルブボディ10及び12間にセパレートプレート14
をはさみ付けることにより構成されている。バルブボデ
ィ12側の元圧油路16とバルブボディ10側の信号圧油路18
とは、セパレートプレート14に設けられたオリフィス20
のみを介して接続されている。元圧油路16には常に一定
の油圧が供給されている。信号圧油路18の油圧はバルブ
ボディ10に設けられた切換弁22のスプール24の端部に作
用するように構成されている。信号圧油路18の底部に
は、他の部分よりも肉厚の厚い余肉部19が設けられてお
り、これにより信号圧油路18の通路断面積は小さくなっ
ている。また、バルブボディ10には電磁弁26が設けられ
ている。電磁弁26は信号圧油路18と連通する開口28にポ
ート30が対面するように設けられており、このポート30
はプランジャー32によって封鎖可能である。すなわち、
電磁弁26がオンになるとポート30が封鎖され、逆に電磁
弁26がオフになるとポート30が開放される。なお、電磁
弁26のポート30はオリフィス20とは偏位した位置に設け
られている。
次にこの実施例の作用について説明する。元圧油路16か
ら信号圧油路18へオリフィス20を通して油が流入する。
オリフィス20を通過した油の噴流は一度バルブボディ10
の他の部分に衝突した後開口28へ流れる。これにより、
オリフィス20を通過した油の噴流の影響が直接プランジ
ャー32に及ぶことが防止される。従って、プランジャー
32によってポート30を封鎖する際に必要な力は比較的小
さくて済む。なお、オリフィス20と電磁弁26とは油の噴
流の影響が及ばない範囲でできるだけ近接させて配置し
てあるため、応答性が悪化することもない。また、信号
圧油路28の断面積は余肉部19を設けることにより小さく
してあるため、信号圧油路18の容積は小さくなってお
り、電磁弁26のオン・オフにより信号圧油路18の油圧は
迅速に立上り又は立下がる。これにより、電磁弁26のオ
ン・オフから非常に短い時間遅れで切換弁22のスプール
24を切換えることができる。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、オリフィス
と電磁弁とを油の噴流の影響が及ばない位置関係に配置
すると共に、信号圧油路の容積を小さくしたので、電磁
弁の作動力を小さくし、しかも油圧の応答性を改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は従来の油圧
制御装置を示す図である。 16……元圧油路、18……信号圧油路、19……余肉部、20
……オリフィス、22……切換弁、24……スプール、26…
…電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】元圧油路(16)とオリフィス(20)を介し
    て接続された信号圧油路(18)からの油の排出を電磁弁
    (26)によって調節し、この調節された信号圧油路(1
    8)内の信号圧を切換弁(22)のスプール(24)に作用
    させるように構成される電磁弁を有する油圧制御装置に
    おいて、 電磁弁(26)と上記オリフィス(20)との相対的位置関
    係は、両者は近接しているが信号圧が導入される電磁弁
    (26)のポート(28)は、これの軸心がオリフィス(2
    0)の軸心から所定以上偏位した位置に設定されてお
    り、また信号圧油路(18)はこれの容積が小さくなるよ
    うに元圧油路(16)の通路よりも通路断面積が減少させ
    られていることを特徴とする電磁弁を有する油圧制御装
    置。
JP1986196805U 1986-12-23 1986-12-23 電磁弁を有する油圧制御装置 Expired - Lifetime JPH0638231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986196805U JPH0638231Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 電磁弁を有する油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986196805U JPH0638231Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 電磁弁を有する油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63101304U JPS63101304U (ja) 1988-07-01
JPH0638231Y2 true JPH0638231Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31155947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986196805U Expired - Lifetime JPH0638231Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 電磁弁を有する油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638231Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140111294A (ko) * 2012-01-31 2014-09-18 쟈트코 가부시키가이샤 자동 변속기의 컨트롤 밸브 바디 구조

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3613746A1 (de) * 1986-04-23 1987-10-29 Concordia Fluidtechnik Gmbh Ventil

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140111294A (ko) * 2012-01-31 2014-09-18 쟈트코 가부시키가이샤 자동 변속기의 컨트롤 밸브 바디 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63101304U (ja) 1988-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10281310A (ja)
JP3561593B2 (ja) 切換弁用圧力調節弁
JPH0638231Y2 (ja) 電磁弁を有する油圧制御装置
US5048395A (en) Control device for cylinder
JPS5833950B2 (ja) 流体制御弁
JPS6330545B2 (ja)
JPH0432538Y2 (ja)
US7007713B2 (en) Pressure control apparatus
JPS6397767U (ja)
JPH0544625Y2 (ja)
JPS6315660Y2 (ja)
JPS592355Y2 (ja) 流体切換弁
JPS6123985Y2 (ja)
JPS62468Y2 (ja)
JPS605164Y2 (ja) パイロット電磁弁付き切換弁
JPS61139364U (ja)
JPS59140906A (ja) 圧力媒体により作動される作動シリンダ
JPH0249361Y2 (ja)
JPH043184Y2 (ja)
JP2545716Y2 (ja) スチームレギュレータ
JP2564086Y2 (ja) 作動制御装置
JPS61181102U (ja)
JPH0254907U (ja)
JPH0213198B2 (ja)
JPH06174116A (ja) パイロット操作式切換弁