JPH063809Y2 - 定量栓体 - Google Patents

定量栓体

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JPH063809Y2
JPH063809Y2 JP1987071461U JP7146187U JPH063809Y2 JP H063809 Y2 JPH063809 Y2 JP H063809Y2 JP 1987071461 U JP1987071461 U JP 1987071461U JP 7146187 U JP7146187 U JP 7146187U JP H063809 Y2 JPH063809 Y2 JP H063809Y2
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孝 丸山
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、容器開口部に取り付けられ、簡単な操作によ
り容器内の内容物を定量排出するための栓体に関する。
〈従来の技術〉 従来技術としては、実開昭58−101133号公報に
示されているものがある。すなわち第3図に示すよう
に、筒壁(31)と該筒壁(31)下端に連設された環状ストッ
パー(32)とからなる固定部(33)と、前記筒壁(31)内を移
動可能な前蓋部(34)と該前蓋部(34)に下設した他端に鍔
(35)、特定位置に環状凸部(36)、その間に小穴(37)を有
する導管(38)とからなる可動部(39)とで構成され、前記
導管(38)の該鍔(35)と環状凸部(36)間には後板(40)が移
動可能に取り付けられた定量栓体である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来の定量栓体は、内容物排出の際、固定部(33)の
環状ストッパー(32)周縁で形成される流入口(e)を後板
(40)で塞がれる。ところで、前蓋部(34)を筒壁(31)内で
移動可能とするために、前蓋部(34)と筒壁(31)の間には
隙間が設けられており、この隙間のために排出の際容器
を傾けると導管(38)が定量栓体の中心線から傾き、これ
により前記後板(40)が傾いて前記流入口(e)を完全に塞
ぐことができないという問題点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、筒壁の下端に環状ストッパーを連設し該環状ストッ
パーの周縁により流入口を形成してなる固定部と、中央
に開口部を有する前板の周縁に補助壁を設けてなり、か
つ前記筒壁内を移動可能とした前蓋部と該前蓋部の前板
開口部より下設した導管とからなる可動部と、該可動部
の導管下端に連結される後栓体部とから構成される定量
栓体において、前記後栓体部がテーパー状スカート壁を
有し、かつ導管に対して揺動自在に連結されていること
を特徴とする定量栓体である。
〈作用〉 本考案の定量栓体を容器開口部に取り付け、該容器を傾
けると、前蓋部が開口部方向に進み、前蓋部と筒壁と環
状ストッパーとで形成される計量室に内容物が流入口よ
り入り込む。前記前蓋部はさらに前進を続け、また前蓋
部と一緒に導管下端に連結した後栓体部も移動し、前記
環状ストッパーに当接して計量室は容器内部と完全に遮
断され、計量室内の内容物は排出される。
この際、前記後栓体部は、導管に対する適宜揺動と、そ
のテーパー状スカート壁の案内により、スカート壁の下
端から水平方向に延設された環状のフランジ部が確実か
つスムーズに流入口を塞ぎ、前述の問題点は解決され
る。
〈実施例〉 以下、本考案を図面の実施例を用いて詳細に説明する。
本考案の定量栓体(A)は、第1図に示すように、固定部
(1)と可動部(2)と後栓体部(3)からなる。前記固定部(1)
は、容器(B)内から外に通じる一本の筒壁(4)に容器(B)
に固定する嵌合壁(5)と排出口(a)を形成する外側壁(6)
が連設されており、該筒壁(4)の容器(B)内側の下端には
環状ストッパー(7)が、上端にはガイド板(8)が設けられ
ており、該環状ストッパー(7)の周縁により流入口(b)が
形成されている。可動部(2)は前記筒壁(4)内を移動する
前蓋部(9)に下方に向って先細りのテーパーを有する導
管(10)が連設されており、該前蓋部(9)は、前板(11)の
円周縁に補助壁(12)を連設してなり、該前板(11)の中央
には、連設された導管(10)の内側の導通孔(13)と通じる
開口部である吸入口(c)を有し、その一部には、空気吸
入用の小孔(x)が形成されている。前記後栓体部(3)は、
可動部(2)の導管(10)下端に対して揺動自在に連結され
るもので、具体的には、該導管(10)の下端にストッパー
部(14)が設けられ、その下端側部にはストッパー部(14)
が開き易いように対向する2本の割溝(15)が形成されて
いる。他方後栓体部(3)としては該ストッパー部(14)の
内側に係止される球状の係止部(16)該係止部(16)の下方
に位置し、該ストッパー部(14)の厚みより長い寸法の円
柱状の首部(17)、その首部(17)の下方には外形円錐状の
スカート壁(18)、そのスカート壁(18)の下端から水平方
向には環状のフランジ部(19)が延設されている。
また、上記可動部(2)の導管(10)の下方には空気の出入
りが可能な穴(y)が設けられ、この実施例の場合には前
記割溝(15)と連続して設けられているが、その理由は前
記係止部(16)を挿入しやすくしたもので別個に形成して
もよい。
次に、この定量栓体(A)の組立て方としては、固定部(1)
の上方から可動部(2)を挿入し、前記導管(10)が下方か
ら出たところに、前記後栓体部(3)を割溝(15)を利用し
て、係止部(16)をストッパー部(14)の上方に位置させて
連結することで可能となる。
次に本考案の排出時の各部品の作動状態を説明すると、
容器(B)開口部を下に向けると、前記前蓋部(9)が開口部
方向に進み、その前壁部(9)と筒壁(4)および環状ストッ
パー(7)とで囲まれた計量室(d)に内容物が前記流入口
(b)から入り込み、そしてこの前蓋部(9)が前進すると容
器(B)内の容積が計量室(d)の容積だけ増えたことによ
り、容器(B)が減圧になるのであるが、外の空気が前記
吸入口(C)、導通孔(13)、および孔(y)を通って容器(B)
内に入り込み、容器(B)内の気圧が常圧に戻ることにな
るので、該前蓋部(9)は、連続的に前進する。この前蓋
部(9)がさらに前進して第2図に示すように、排出口(a)
と計量室(d)が通じた時に、それまで可動部(2)と共に移
動していた後栓体部(3)は、そのスカート壁(18)に案内
されながら、フランジ(19)が環状ストッパー(7)に当接
し、流入口(b)を塞ぐ。この時、計量室(d)は容器(B)内
と完全に遮断され、計量室(d)内の内容物は、排出口(a)
を通って排出される。容器(B)を元の垂直状態に戻す
と、前板(11)の小孔(x)より容器(B)内のエアーが外へ排
出され、可動部(2)は速やかに元の最下位位置まで戻
る。
このような排出動作の時に該計量室(d)内の内容液は速
かに排出されることが液切れの点からも必要であるが、
本定量栓体はその機能を備えたものであり、前述した吸
入口(C)、導通孔(B)、孔(y)がその役目を果している。
すなわち、前記可動部(2)が前進中に容器(B)内に空気を
吸入していた該穴(y)は第2図の如く該後栓体部(3)で容
器(B)内で遮断された計量室(d)内に位置した時点から、
この穴(y)から空気を吸込んで計量室(d)内の気圧を下げ
ることなし内容液を速やかに排出されることになる。
ここで、これら該前蓋部(9)の前進により、該計量室(d)
の開放、および該後栓体部(3)の該流入口(b)の閉鎖、及
び該穴(y)からの容器(B)内への送気が該計量室(d)内へ
の送気に切替わることなどは瞬時に行われ、排出も早く
液切れもよい。
また、本考案の定量栓体は以上の如く固定部(1)の筒壁
(4)内を可動部(2)が移動し、第1図の如く排出口(a)が
上方にある場合は、前記前蓋部(9)は該筒壁(4)下端の環
状ストッパー(7)に当たった最下位に位置する。従って
可動部(2)は重力で自然に移動できるように該筒壁(4)内
径と該補助壁(12)外径には、0.1〜0.3mmの隙間を設けて
あり、内容液の粘度が高い程この隙間は大きくて良い。
しかしこの隙間に一度内容液が付着すると該可動部(2)
は液体の張力によって抵抗が生じ、動きがにぶくなり好
都合となる。すなわち容器(B)内の内容液を排出する為
に容器(B)を傾け第2図のように水平よりさらに傾けた
場合、該可動部(2)は内容液の容器(B)内での動きを無視
して勝手に移動してはならない訳である。この理由は該
筒壁(4)と該前蓋部(9)と環状ストッパー(7)とに囲まれ
た計量室(d)内に空気を巻込まない為であり、該前蓋部
(9)が該環状ストッパー(7)と該導管(10)との間に形成さ
れる流入口(b)に接した位置から前進するのもこの為で
ある。この計量室(d)内に空気を巻込むと排出量が安定
せず、例えば筒状の計量室に流入口と排出口を側面で設
けた場合には空気の巻込みが起こり易く、本考案の定量
栓体(A)は特にこの点を改良したものであり、計量室(d)
の容積が内容液の流入によって徐々に大きくなり、最大
になった時に該後栓体部(3)で流入口(b)を遮断するユニ
ークな構造である。
また前蓋部(9)は該筒壁(4)と該補助壁(12)との間の隙間
の為に横にされた場合は、該導管(10)が定量栓体(A)の
中心線上から傾き、可動部(2)が該補助壁(12)と該筒壁
(4)の当たる抵抗で自由には前進できず、内容液が該流
入口(b)を通じて該前板(11)を均一に押して、始めて該
可動部(2)が定量栓体(A)の中心上に戻り、スムーズに動
くようになる。従って可動部(2)の材質は比重の重い金
属では好ましくなく、内容液の比重に近い合成樹脂等が
好ましい。また、固定部(1)の排出口(a)を形成する外側
壁(6)は前記排出口(a)から排出される内容液が四方に飛
び散らない様に、前方に向ける為のものである。
また、可動部(2)と後栓体部(3)とは揺動状態で連結させ
てある理由は導管(10)が中心線上から傾いたときでも正
確にフランジ部(19)で塞ぐことができるようにしたもの
であり、円錐形のスカート壁(18)を設けた理由はそこの
位置まで案内ができるようにしたものである。
固定部(1)の嵌合壁(5)は、容器(B)開口部に嵌合させる
ので、これにより筒壁(4)が変形する場合は、筒壁(4)と
前蓋部(9)の隙間をさらに大きく取る必要がある。
内容液の移動よりも内容液に押されて前蓋部(9)が前進
する方が速いので、この隙間を大きくとっても液もれは
問題にはならない。また、この筒壁(4)内径と前蓋部(9)
の補助壁(12)外径の隙間により導管(10)の容器(B)内側
先端が定量栓体(A)の中心線上からはずれて傾き過ぎの
場合は、前記補助壁(12)を高くして調整することができ
る。
〈考案の効果〉 本考案の定量栓体は、筒壁内を可動部が内容液を計量し
ながら移動する構造であり、本定量栓体自体の大きさ
は、計量室計量方式にもかかわらず非常に小形であり、
また、容器を傾けるだけで定量排出が行なえるため、キ
ャップが周辺を汚すことがなく、しかも水から洗濯洗剤
のような粘度の高い液体までも内容液として使用可能で
あるなど極めて実用性が高い。
また、定量排出の際、固定部下方の流入口を塞ぐ後栓体
部は、導管に対する揺動性と、テーパー状スカート壁に
より、計量室と容器内部を確実に遮断し、液もれ等の恐
れはなく、計量精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は、本考案の定
量栓体を容器開口部に取り付けた時の一部破断した説明
図であり、第2図は容器を傾けた状態を示す説明図であ
り、第3図は従来の定量栓体を取り付けた容器を傾けた
状態を示す断面説明図である。 (A)…定量栓体、(B)…容器 (1)…固定部、(2)…可動部 (3)…後栓体部、(4)…筒壁 (5)…嵌合壁、(6)…外側壁 (7)…環状ストッパー、(8)…ガイド板 (9)…前蓋部、(10)…導管 (11)…前板、(12)…補助壁 (13)…導通孔、(14)…ストッパー部 (15)…割溝、(16)…係止部 (17)…首部、(18)…スカート壁 (19)…フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒壁の下端に環状ストッパーを連設し。該
    環状ストッパーの周縁により流入口を形成してなる固定
    部と、中央に開口部を有する前板の周縁に補助壁を設け
    てなり、かつ、前記筒影内を移動可能とした前蓋部と該
    前蓋部の前板開口部より下設した導管からなる可動部
    と、該可動部の導管下端に連結だれる後栓体部とから構
    成される定量栓体において、前記後栓体部がテーパー状
    スカート壁を有し、前記スカート壁下端から水平方向に
    環状のフランジが延設され、かつ導管に対して揺動自在
    に連結されてなることを特徴とする定量栓体。
JP1987071461U 1987-05-13 1987-05-13 定量栓体 Expired - Lifetime JPH063809Y2 (ja)

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JPS63180554U JPS63180554U (ja) 1988-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860232U (ja) * 1981-09-25 1983-04-23 凸版印刷株式会社 定量栓体
JPS58101133U (ja) * 1981-12-28 1983-07-09 凸版印刷株式会社 定量栓体

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JPS63180554U (ja) 1988-11-22

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