JPH0637927Y2 - 食品類充填機の容器受枠支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、食品類充填機における容器受枠の支持装置に
関するものである。

［従来の技術］ この種の充填機にかける容器は一定せず、形も大きさも
色々ある。この場合、従来は容器受枠を列設した無端状
のコンベア全体を交換する必要があり、手間がかかる作
業であった。

［考案が解決しようとする課題］ 本考案の課題は、コンベアと容器受枠とを別体にして着
脱可能に取付け、従来の交換作業を省略できる装置を提
供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本考案の手段は次のとおりである。

無端状コンベア（１）に一個の容器受枠（４）を支承す
る取付枠（２）を列設し、容器受枠（４）の一端周辺に
形成した切欠（８）に係止ピン（５）を前記取付枠
（２）の一端に突設し、容器受枠（４）の他端部に設け
た鍵穴状孔（９）に係合する係合ピン（６）を取付枠
（２）の他端に突出し、更に容器受枠（４）の一隅角部
に形成した係止鈎部（12）に係止するストッパーピン
（７）の挿入孔（10）を取付枠（２）に開設し、ストッ
パーピン（７）を押上げて係止鈎部（12）に係止させる
押上ばね（11）を前記挿入孔（10）内に装填した食品類
充填機の容器受枠支持装置。

［作用］ ストッパーピン７をばね11に抗して押下げ、容器受枠４
を第１図矢印×方向に引くと、ピン６は鍵穴状孔９の大
径側9aに移り、ピン５は切欠８よりはずれるので、その
まま容器受枠は取外しできる。そして他種の受枠を取付
枠２上に載せストッパーピン７を押下げてピン5,6を切
欠８及び鍵穴状孔９に嵌めると新しい容器受枠４はコン
ベアの取付枠２に装着される。

［実施例］ 図中１は無端状コンベアで取付枠２を連続して設け、食
品容器ａを嵌め込む嵌合孔３を設けた容器受枠４を各取
付枠２に固定するものである。

本考案においては、取付枠２に容器受枠４を固定する２
本のピン5,6を立設する。ピン５は取付枠２の長手方向
の一端に突出し、ピン６は他端に立設する。受枠４には
ピン５に係合する切欠８を一端周縁に形成し、またピン
６に入り込む鍵穴状孔９を他端に開設して、ピン５に切
欠８を嵌めながら鍵穴状孔９の大径部9aに嵌めて押込む
とピン６の頭部6aは小径部5bにより固定される。７はス
トッパーピンで取付枠２の鍵穴状孔９と並んで形成した
案内孔10に入り、押上ばね11を作用させてある。そして
ストッパーピン７は容器受枠４の一隅角部に設けた係止
鈎部12を受止めて受枠４全体を安定させる。取外すとき
はばね11に抗してストッパーピン７を押下げ、係止鈎部
12より離す。

［効果］ 本考案によれば容器受枠は簡単に取付枠に着脱できるの
で、作業上極めて有利で能率増進に役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る容器受枠支持装置の平面図、第２
図は側面図、第３図は本考案の装置を施した食品類充填
機の正面図である。 １…無端状コンベア、２…取付枠、４…容器受枠、5,6
…ピン、７…ストッパーピン、８…切欠、９…鍵穴状
孔、11…押上ばね、12…係止鈎部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】無端状コンベア（１）に一個の容器受枠
   （４）を支承する取付枠（２）を列設し、容器受枠
   （４）の一端周辺に形成した切欠（８）に係止ピン
   （５）を前記取付枠（２）の一端に突設し、容器受枠
   （４）の他端部に設けた鍵穴状孔（９）に係合する係合
   ピン（６）を取付枠（２）の他端に突出し、更に容器受
   枠（４）の一隅角部に形成した係止鈎部（12）に係止す
   るストッパーピン（７）の挿入孔（10）を取付枠（２）
   に開設し、ストッパーピン（７）を押上げて係止鈎部
   （12）に係止させる押上ばね（11）を前記挿入孔（10）
   内に装填した食品類充填機の容器受枠支持装置。