JPH0637864Y2 - ステムシールの自動嵌着装置 - Google Patents

ステムシールの自動嵌着装置

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JPH0637864Y2
JPH0637864Y2 JP1975789U JP1975789U JPH0637864Y2 JP H0637864 Y2 JPH0637864 Y2 JP H0637864Y2 JP 1975789 U JP1975789 U JP 1975789U JP 1975789 U JP1975789 U JP 1975789U JP H0637864 Y2 JPH0637864 Y2 JP H0637864Y2
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JP
Japan
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stem seal
pin
holding member
valve guide
stem
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JP1975789U
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達盛 大前
政志 橋倉
重之 小出
勝巳 中村
一登 都倉
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのシリンダヘッドにおけるバルブガイ
ドへステムシールを嵌着する為のステムシール自動嵌着
装置に関する。
(従来の技術) エンジンのシリンダヘッドにはバルブが配設され、これ
らバルブのステム部がシリンダヘッドを貫通してロッカ
アームに臨む。
バルブのステム部が高速で往復動する為に円筒状のバル
ブガイドをシリンダヘッドに嵌入し、このバルブガイド
でステム部を案内するようにしている。
バルブガイドの上端部には、ステムシールと称するシー
ル部材を取付け、このステムシールにてバルブガイドと
ステム部との間の隙間を通って吹き抜けようとするシリ
ンダ内燃焼ガスをシールしている。
前記ステムシールを効率良くバルブガイドに嵌着すべく
本出願人は先に実開昭62-11538号公報にてステムシール
の自動嵌着装置を提案している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記実開昭62-11538号のステムシールの自動嵌
着装置は、無人で迅速にステムシールを把持し、移動
し、バルブガイドに嵌着できて作業能率を大幅に向上さ
せることが出来る反面、把持ミスや移動中に脱落させる
可能性がありステムシールの嵌着もれを生ずる虞れがあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記不都合を解決すべく本考案はピン及びスライド爪に
てステムシールを把持しバルブガイドへ嵌着せしめるス
テムシールの自動嵌着装置において、前記ピンの基端部
をピン保持部材で保持し、このピン保持部材にエア通路
を穿設し、このエア通路の出口をピンに対して後退移動
したスライド爪にて閉塞される位置に設け、更にエア通
路の入口にエアリーク検出機構を備えた空気供給源に接
続してステムシールの自動嵌着装置を構成する。
(作用) 本ステムシールの自動装置は、ステムシールを把持し損
なうか又は移送中に落下させた場合には、スライド爪が
ピンに対して前進してエア通路出口を開放状態にし、エ
アリーク検出機構でエア流量の増加を検出し、ステムシ
ールが無いことを知らしめる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
第1図はステムシールの取付け姿を示す図である。
ステムシール1はリップ2aを有するゴムシール材2と、
リップ2aを径内方へ付勢するOリング3と、ゴムシール
材2の外周面を保護するスチール筒4とからなり、エン
ジンのシリンダヘッド5に嵌入されたバルブガイド6を
貫通するバルブステム部7にリップ2aを当接して、エン
ジンシリンダ内の燃焼ガスの吹き抜けを防止する。
ステムシール1はバルブガイドの上部外周面6aに、リッ
プ2aとステム部7との接触摩擦力に十分打ち勝つだけの
固い嵌め合いで嵌着されている。
第2図は本考案に係るステムシールの自動嵌着装置断面
図であり、ステムシールの自動嵌着装置10は、図示せぬ
ハンドリンダ機構にて移動される移動機台11と、この移
動機台から下方へ突設されたベアリングホルダ11a及び
このベアリングホルダに内蔵されたベアリング11bに挿
通し軸方向移動自在とされたセンター軸12と、このセン
ター軸下部に隙間S1,S2を保って下から嵌め込まれると
ともに丸棒12aにて係止されているピン保持部材13と、
このピン保持部材に摺動自在に嵌合されているスライド
爪14と、このスライド爪を貫通するとともに前記ピン保
持部材13の先端(図示下端)に基端部15cを固設された
先突りピン15とからなる。
前記センター軸12には図示する如く径外方へ膨出した鍔
部12bが形成され、この鍔部上面12cは下部バネ座16a、
バネ16b及び上部バネ座16cを介して前記ベアリングホル
ダ11aから離れる方向に付勢されている。ただし、セン
ター軸12は上端に大径座金16dをボルト止めされている
ので下方へ抜けることは無い。
前記ピン保持部材13は例えば大径部13aに小径部13bを連
接させた形状であって、その大径部13aにエア通路17が
穿設されている。そしてこのエア通路の入口17a及び同
出口17bは大径部13a外周面に開口されている。
上記エア通路の入口17aには、エア供給配管18が接続さ
れ、このエア配管は途中にリーク検出機構19及び弁20を
介設している。このリーク検出機構19は例えば円筒19a
内に揺動自在にフラッパ19bを吊下し、このフラッパに
連動するレバー19cヘプランジャ型リミットスイッチ19d
のピストン先端を当接させた所謂フラッパ型流量監視機
構が好適である。即ち、空気供給源21からの圧縮空気
は、その流量が零もしくは微少であればフラッパ19bは
閉位置P1にあり、リミットスイッチ19dを作動させるこ
とは無い。そして、圧縮空気流量が増加するとその流れ
方向にフラッパ19bは押されて図中想像線で示す開位置P
2に至り、リミットスイッチ19dを作動させる。
エア系統に大きなリークが発生すると流量が急増するの
で流量を監視してリークの大小を検知することが可能で
ある。また、エア系統に大きなリークが発生すると管内
の圧力が低下することから圧力を監視してリークを検知
することが可能であり、リーク検出機構19はいずれの方
式でも良い。図中13cはピン保持部材13から突起し、移
動機台11に挿通されるガイドバーである。
前記スライド爪14は前記ピン保持部材の大径部13a及び
小径部13bに径外方側から嵌合するとともに、その先端
(図示下端)にはピン15より大径な孔14aと、この孔よ
り下方にステムシール1をチャックする凹状ガイド部14
bが設けられている。
そして、スライド爪14はスプリング14cにてピン保持部
材13を基準に前進する方向に付勢されている。ただし、
スライド爪14に設けたストッパピン14dがピン保持部材
小径部13bに穿設した長孔13dに掛っているので、スライ
ド爪14は長孔13dの長さ分しか移動せず、下方へ抜ける
虞れは無い。図中、13eはストッパピン14dの抜け防止バ
ンドである。
前記ピン15はステムシール1のリップ2a内径より大きな
外径である鍔部15aを有している。
第3図は第2図のA-A線断面図であり、前記丸棒12aはセ
ンター軸12とピン保持部材13とを共通して貫通し、セン
ター軸12に対してピン保持部材13が隙間S1だけ揺動可能
であることを示す。
以上の構成からなるステムシールの自動嵌着装置の作用
を次に述べる。
第4図(a)〜(c)は作用説明図である。
移動機台11の移動によって、ステムシール1…を載置し
たパレットP上に臨んだステムシールの自動嵌着装置10
(第4図(a))を下降させ、先ずピン15の突状先端部
15bをステムシール1に差し入れ、次いでスライド爪14
先端の凹状ガイド部14bをステムシールのスチール筒4
の外周部並びに上面に当接せしめる。自動嵌着装置10の
下降を続けると、スライド爪14はステムシール1により
前進を妨げられる。
更にピン15が下降するとその鍔部15aがステムシールの
リップ2aを拡開し、このリップの下に至る。
第4図(b)に示すように、ステムシール1は凹状ガイ
ド部14bとピンの鍔部15aとで挟持される。
この途中において、後退したスライド爪14がエア通路の
出口17bを閉塞することに特徴がある。
移動機台11を図示せぬハンドリング機構にて上昇を開始
させる時点で第2図の弁20を明ける。しかし空気供給源
21の圧縮エアはエア通路17が閉じられている為に流れ
ず、以ってリーク検出機構19のリミットスイッチ19dは
作動しない。
移動機台11を上昇し、横移動し、下降する如くして把持
したステムシール1を当該バルブガイドに臨ませる。
上記上昇、横移動、下降の間に万一、本嵌着装置10がス
テムシール1を落下させてしまうと、即スライド爪14が
ピン保持部材13に対して前進(図示下降)し、結果、塞
いでいたエア通路の出口17bを開放状態にする。空気供
給源21からの空気はリーク検出機構19、弁20及びエア通
路17を介してエア通路の出口17bから盛んに噴出し、こ
のエア流れによってリーク検出機構19はエア流量が急増
したことを検知する。この信号をもってステムシール1
が脱落したことを知り得る。
また、本嵌着装置10がパレットP上のステムシール1を
把持し損なっても同様の異常信号を発し得る。
前記ステムシールの落下を監視しながら移動したステム
シール1は、第4図(c)に示すように、シリンダヘッ
ド5のバルブガイド6に先ずピン15の先端部15bを差し
入れる。
もし、センター軸12とバルブガイド6の心がずれていて
も、ピン保持部材13が隙間S1,S2だけ調整可能であるか
ら、ピン15をバルブガイド6に倣わせることができる。
更にステムシール1を下降させて、ステムシール1の上
面を凹状ガイド部材14bにて下方へ強く押し出すと、ス
テムシール1のゴムシール材2が拡がってバルブガイド
上部外周面6aに嵌着される。
本嵌着装置10を上昇させる時点で弁20を閉じる。次に、
スライド爪14の凹状ガイド部14bでステムシール1を弱
く抑えたままで、ピン15を上昇させると、ピンの鍔部15
aはステルシール1のリップ2aを拡開しつつ上昇する。
結果、バルブガイド6にステムシール1を残したままで
嵌着装置10のみが上昇する。
このように本実施例では、センター軸11に対して凹状ガ
イド部14bとピン15とを隙間S1,S2だけ移動可能にしてい
るので、バルブガイド6に倣わせて円滑にステムシール
1を嵌着できる。
また、電気機器を含むリーク検出機構19や弁20をピン保
持部材13から遠ざけて空気供給源21近くに設けることが
できるので、ピン保持部材13の近傍には、電気配線を複
雑に引き廻す必要がなく、以って装置の簡略化並びに保
守を容易にできる。
(考案の効果) 以上に述べた如く本考案によれば、極めて簡単な構成
で、ステムシールの有無を確認でき、これによってステ
ムシールの嵌着洩れを防げるので、ステムシールの自動
嵌着装置の信頼性を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はステムシールの取付け姿を示す図、 第2図は本考案に係るステムシールの自動嵌着装置断面
図、 第3図は第2図のA-A線断面図、 第4図(a)〜(c)は作用説明図。 1……ステムシール、5……シリンダヘッド 6……バルブガイド 10……ステムシールの自動嵌着装置 13……ピン保持部材 14……スライド爪、14b……凹状ガイド部 15……ピン、15c……基端部 17……エア通路 17a,17b……エア通路の入口、出口 19……リーク検出機構、21……空気供給源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドのバルブガイドへステムシ
    ールを嵌着すべく、ステムシール並びにバルブガイドに
    挿通するピンと、このピンの基端部を保持するピン保持
    部材と、このピン保持部材に軸方向移動可能とされ且つ
    ステムシールの外周部並びに上面に当接する凹状ガイド
    部を有するスライド爪とを備え、これらピン及びスライ
    ド爪にてステムシールを把持しバルブガイドへ嵌着せし
    めるステムシールの自動嵌着装置において、 前期ピン保持部材にはエア通路が穿設され、このエア通
    路の出口はピンに対して後退移動したスライド爪にて閉
    塞される位置に設けられ、またエア通路の入口はエアリ
    ーク検出機構を備えた空気供給源に接続されていること
    を特徴とするステムシールの自動嵌着装置。
JP1975789U 1989-02-22 1989-02-22 ステムシールの自動嵌着装置 Expired - Lifetime JPH0637864Y2 (ja)

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JPH02110433U JPH02110433U (ja) 1990-09-04
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