JPH0637754U - 静電容量センサ - Google Patents

静電容量センサ

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JPH0637754U
JPH0637754U JP8029192U JP8029192U JPH0637754U JP H0637754 U JPH0637754 U JP H0637754U JP 8029192 U JP8029192 U JP 8029192U JP 8029192 U JP8029192 U JP 8029192U JP H0637754 U JPH0637754 U JP H0637754U
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plates
electrode plate
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学 岩崎
克彦 若林
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日本電子機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電容量センサの組立て性を向上し、高精度
検出を行なう。 【構成】 保持ケース22と同軸に配設された保持棒2
3との間に左側からは各第1電極板24Aを4枚有する
第1電極24が挿入され、右側からは各第2電極板25
Aを4枚有する第2電極25が挿入される。これによ
り、保持棒23の十字溝23A,23Bおよび保持ケー
ス22の各保持溝22Aで各電極板24A,25Aは保
持される。そして、静電容量センサの組立てを容易にす
ると共に、各電極板24A,25Aの間に8個の扇状の
流路を形成し、この流路が静電容量を検出する部分とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば液体中のアルコール濃度等を測定するアルコール濃度測定装 置に好適に用いられる静電容量センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
ここで、図10ないし図12に従来技術の静電容量センサを示し説明する。
【0003】 図中、1は従来技術による静電容量センサの外形を構成する筒状のケーシング を示し、該ケーシング1の両端側には径方向に穿設された後述する一対の棒状電 極軸2,3が挿嵌される挿嵌穴1A,1Aが上,下に穿設されている。
【0004】 2,3は棒状電極軸を示し、該棒状電極軸2,3は導電性の金属材料により形 成され、前記ケーシング1の各挿嵌穴1A内に挿嵌されている。また、該棒状電 極軸2,3の外周側には所定寸法で切断されたスペーサ4,4,…が設けられて いる。また、一方の棒状電極軸2がプラス電極となり、他方の棒状電極軸3がマ イナス電極となっている。
【0005】 5,5は2枚からなる一側電極板を示し、該各一側電極板5の一側には貫通穴 5Aが穿設され、該各貫通穴5A内に一方の棒状電極軸2を挿入すると共に、各 電極板5の間にスペーサ4を配設することで、該各電極板5間を径方向に所定間 隔だけ離間して設けるようになっている。
【0006】 6,6,6は3枚からなる他側電極板を示し、該各他側電極板6の他側には貫 通穴6Aが穿設され、該各貫通穴6A内に他方の棒状電極軸3を挿入すると共に 、各電極板6の間にスペーサ4を配設することで、該各電極板6の間を所定間隔 を離間し、かつ各一側電極板5とは径方向に距離dだけ位置を異ならしめて設け るようになっている。そして、該各電極板5,6により形成された空間は被測定 流体が矢示方向から流通する流路になっている。
【0007】 なお、7,7は棒状電極軸2,3をケーシング1の各挿嵌穴1Aに設けるとき に絶縁を図る段付筒状のシール部材を示している。
【0008】 さらに、前記各棒状電極軸2,3は例えば図11に示すように、図示しないリ ード線を介してLC型の発振回路8,f−V変換回路9および反転増幅回路10 からなる処理回路に接続されている。
【0009】 このように構成される静電容量センサにおいては、各電極板5,6により形成 される4個の検出部が等価的に並列接続されているとみなすことができ、各電極 板5,6の有効面積および離間距離dにより定まる大きい電極定数Kを有する平 行平板型電極として構成されている。
【0010】 そして、静電容量センサ内に被測定流体が図10中の矢示に示すように流れる ことによって、各電極板5,6間に被測定流体が流れ込み、該被測定流体の固有 の誘電率εと静電容量センサの電極定数Kとによって定まる検出静電容量Cを発 振回路8に出力する。
【0011】 これにより、前記発振回路8では検出静電容量Cに基づいて発振周波数fを発 振し、この発振周波数fをf−V変換回路9および反転増幅回路10で処理し、 被測定流体の誘電率εに対応した出力電圧Vを外部に導出する。
【0012】 このように構成される静電容量センサは、処理回路と組合せて、例えばアルコ ール濃度測定装置として、自動車用エンジンに用いられるアルコール混合燃料中 のアルコール濃度の測定や、印刷機の湿し水中のイソプロピルアルコールの濃度 の測定等に適宜に用いられている。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上述した従来技術による静電容量センサにおいては、各電極板5, 6の保持は、各貫通穴5A,6Aに棒状電極軸2,3を挿入し、各スペーサ4を 介して配設しているだけであるから、各電極板5,6の位置ずれを起させ、該各 電極板5,6間の距離dを一定に保つことができず、電極定数Kが変動すること がある。これにより、被測定流体の静電容量を正確に検出することができないと いう問題がある。
【0014】 また、静電容量センサの製造工程においては、各電極板5,6の各貫通穴5A ,6Aを棒状電極軸2,3に各スペーサ4を介して組立てているから、組立て工 程に手間がかかり、生産性を低下させるという問題がある。
【0015】 本考案は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本考案は容易に組立 てることができると共に、各電極板の位置ずれを防止し、正確な静電容量を検出 できる静電容量センサを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために第1の考案が採用する静電容量センサは、絶縁 材料により筒状に形成された外側の保持ケースと、絶縁材料により棒状に形成さ れ、該保持ケース内に同軸に配設される内側の保持棒と、該保持棒と保持ケース との間を放射状に伸長し、両端側が該保持棒と保持ケースとに保持された複数枚 の電極板と、該各電極板間に位置して前記保持ケースと保持棒との間に形成され 、被測定流体を保持ケースの軸方向に流通させる複数の流路とからなり、該各流 路内を流れる被測定流体の静電容量を各電極板間で検出する構成としたことにあ る。
【0017】 また、第2の考案が採用する静電容量センサは、導電性材料により筒状電極板 が形成され、該筒状電極板の内周側から径方向内向きに複数枚の第1電極板が放 射状に延設された外側電極と、絶縁材料により棒状に形成され、該外側電極の各 第1電極板を介して該外側電極内に同軸に配設される内側保持棒と、前記外側電 極の各第1電極板間に位置し、該内側保持棒から径方向外向に複数枚の第2電極 板が放射状に延設され、該各第2電極板の途中部位に、前記外側電極との内周面 に径方向で対向する複数枚の円弧状電極板が一体形成された内側電極と、該内側 電極および外側電極の各電極板間に位置して前記外側電極と保持棒との間に形成 され、被測定流体を前記各電極の軸方向に流通させる複数の流路とからなり、該 各流路内を流れる被測定流体の静電容量を各電極板間で検出する構成としたこと にある。
【0018】
【作用】
上記第1の考案による静電容量センサにおいては、保持ケースの軸方向に流通 する被測定流体は、放射状に配設された各電極板間の複数の流路を通過するとき に、当該被測定流体中の被誘電率に対応した静電容量を各電極板によって、検出 する。
【0019】 また、上記第2の考案による静電容量センサにおいては、外部電極および内側 電極の軸方向に流通する被測定流体は、外部電極の筒状電極板および各第1電極 板と内側電極の円弧状電極板および第2電極板の間の複数の流路を通過するとき に、当該被測定流体中の被誘電率に対応した静電容量を各電極板によって、検出 する。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図9に基づき説明する。
【0021】 まず、図1ないし図4に第1の考案による第1の実施例を示す。なお、第1の 実施例では前述した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を 省略するものとする。
【0022】 図中、21は本実施例による静電容量センサ、22は該センサ21の外形をな す保持ケースを示し、該保持ケース22は絶縁樹脂材料(例えば、ポリテトラフ ルオロエチレン)により筒状に形成され、内周面の軸方向には、45°毎に後述 する複数枚の第1電極板24A,第2電極板25Aの外側を保持する保持溝22 A,22A,…が形成されている。
【0023】 23は樹脂材料(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)の保持棒を示し、該 保持棒23は図3に示すように前記保持ケース22と同軸に配設され、両側の軸 端には、後述の第1電極24,第2電極25の連結部24B,25Bが挿入され て保持するように十字状に形成された十字溝23A,23Bが形成され、該十字 溝23A,23Bは図4に示すように、それぞれ45°づつずれるようにして形 成されている。
【0024】 24は導電性材料により形成された第1電極を示し、該第1電極24は放射状 に位置し、軸方向の一側から他側に向けて径方向に伸長する4枚の第1電極板2 4A,24A,…と、該各第1電極板24Aの一側で隣り合う電極板が直交する ように接続する連結部24Bとからなり、該連結部24Bの断面は十字状に形成 されている。そして、当該第1電極24は図3に示すように、前記保持ケース2 2および保持棒23に対して左側から挿入され、当該第1電極24は該保持ケー ス22および保持棒23間に保持される。
【0025】 25は導電性材料により形成された第2電極を示し、該第2電極25は前述し た第1電極と同様に、放射状に位置し、軸方向の他側から一側に向けて径方向に 伸長する4枚の第2電極板25A,25A,…と、該各第2電極板25Aの他側 で隣り合う電極板が直交するように接続する連結部25Bとからなり、該連結部 25Bの断面は十字状に形成される。そして、当該第2電極25は図3に示すよ うに、前記保持ケース22および保持棒23に対して右側から挿入することによ り、該保持ケース22および保持棒23間に当該第2電極25は保持される。
【0026】 26,26,…は前記各電極板24A,25Aおよび保持ケース22,保持棒 23の間に軸方向に形成された扇状の8個の流路を示し、該各流路26内を被測 定流体が通過するときに、該被測定流体の被誘電率に対応した信号を前記各電極 24,25の電極板24A,25Aにより検出するようになっている。
【0027】 本実施例による静電容量センサは上述の如き構成を有するもので、該静電容量 センサを用いた検出動作については従来技術の図12に示したような検出作動と 同様にして行なうことができる。
【0028】 然るに、本実施例による静電容量センサは、保持ケース22と保持棒23との 間に、各第1電極板24Aを有する第1電極24を左側から、該各第1電極板2 4Aの外側端部が各保持溝22A内に収容されるように、前記保持棒23の十字 溝23Aに第1電極24の連結部24Bが当接するまで挿入する。一方、各第2 電極板25Aを有する第2電極25を右側から、該各第2電極板25Aの外側端 部が各保持溝22A内に収容されるように、前記保持棒23の十字溝23Bに第 2電極25の連結部25Bが当接するまで挿入する。これにより、保持ケース2 2と保持棒23の間に第1電極板24A,第2電極板25Aを開き角度45°づ つ交互に配設することができ、該各電極板24A,25Aおよび前記保持ケース 22,保持棒23の間に8個の流路26,26,…を形成することができる。
【0029】 そして、本実施例による静電容量センサ21においては、各電極板24A,2 5Aは保持ケース22の各保持溝22Aおよび保持棒23の十字溝23A,23 Bに確実に保持されているから、前記各電極板24A,25A間の開き角度が安 易に変化するのを防止することができる。従って、静電容量センサ21の電極定 数が変化するのを防止し、各流路26を流れる被測定流体の検出静電容量の検出 誤差を低減し、高精度検出を行なうことができる。
【0030】 また、本実施例による静電容量センサの組立てにおいては、図3および上述し たように保持ケース22と保持棒23の間に左,右方向から第1電極24,第2 電極25を挿入し、交互に第1電極板24Aおよび第2電極板25Aが開き角度 45°づつ配置するようにしたから、静電容量センサの組立て工程を簡略化する ことができ、生産性を著しく向上させることができる。
【0031】 さらに、本実施例による静電容量センサ21は軸方向に8個の扇状の流路26 を形成することで、当該静電容量センサ21内の被測定流体に淀み部が発生する のを防止し、気泡の発生を確実に防止できる。そして、被測定流体に対する流動 抵抗を小さくすることができる。
【0032】 なお、前記第1の実施例では、第1電極24および第2電極25の保持を、保 持ケース22の各保持溝22Aと保持棒23の十字溝23A,23Bとで保持す るようにしたが、本考案はこれに限らず、図5および図6に示す変形例のように 、保持棒23′のように保持溝22Aに対向するように該保持棒23′にも保持 溝23C′,23C′,…を形成し、各保持溝22A,23C′間で各電極板2 4A,25Aを保持するようにしてもよい。
【0033】 さらに、第1電極24および第2電極25を連結部24B,25Bを廃止し、 各第1電極板24Aと各第2電極板25Aの各4枚づつで構成し、図6に示す保 持棒23′を用いて、それぞれの各電極板24A,25Aを各保持溝22A,2 3C′間に保持する。そして、リード線等を介して交互に各電極板24Aおよび 25Aを接続するようにしても、静電容量センサを構成することができる。
【0034】 次に、第2の考案による第2の実施例を図7ないし図9に基づいて説明する。 本実施例の特徴は、第1の実施例の放射状の第1電極板,第2電極板に加えて外 側を筒状電極板とし、該筒状電極板に対向するように径方向の中間部位に円弧状 電極を形成することにより、電極定数を大きくしたことにある。なお、第2の実 施例では、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説 明を省略するものとする。
【0035】 図中、31は本実施例による静電容量センサ、32は該センサ31の外形をな す導電性材料により形成された外側電極を示し、該外側電極32は円筒状の筒状 電極32Aと、該筒状電極32Aの内周側から径方向内向きに延設された放射状 に位置した第1電極板32B,32B,…とから構成され、該各第1電極板32 Bの開き角度は90°毎になっており、伸長側では軸方向一側が開口し、他側が 十字状の連結部(図示せず)となっている。
【0036】 33は保持棒を示し、該保持棒33は第1の実施例の保持棒23と同様に樹脂 材料により形成され、前記外側電極32内に同軸に配設され、両端面には十字溝 33A,33Bが形成されている。
【0037】 34は導電性材料により形成された内側電極を示し、該内側電極34は軸方向 の一側から他側に向けて、径方向に伸長する4枚の第2電極板34A,34A, …と、該各第2電極板34Aを一側で隣り合う電極板が直交するように接続する 連結部34Bと、前記各第2電極板34Aの途中部位に前記外側電極の筒状電極 32Aと対向する円弧状電極板34C,34C,…とからなり、前記連結部34 Bの断面は十字状に形成されている。そして、当該内側電極34は図9に示すよ うに、前記保持棒33に対して左側から挿入することにより、該保持棒33の十 字溝33Aに連結部34Bを挿入することによって、保持棒33に内側電極34 を保持する。
【0038】 また、前記内側電極34と外側電極32とは保持棒33を介して保持されてい いるから、各第1電極板32Bと各第2電極板34Aとの開き角度は45°づつ となり、各円弧状電極板34C先端部の間には、前記外側電極32の各第1電極 板32Bが離間して配設される。
【0039】 35,35,…は流路を示し、該各流路35は外側電極32の筒状電極32A ,各第1電極板32Bと内側電極34の各第2電極板34A,各円弧状電極34 Cの間に形成される軸方向に延びる複数の空間を指す。そして、該各流路35内 を被測定流体が通過するときに、該被測定流体の被誘電率に対応した信号を前記 各電極32,34の電極板32A,32B,34A,34Cにより検出するよう になっている。
【0040】 本実施例による静電容量センサは上述の如く構成されるが、前述した第1の実 施例とその作用効果は変わるところはない。
【0041】 然るに、本実施例においては、放射状に延びる複数枚の電極板を、第1電極板 32B,32B,…とこれに対して45°毎に配設される第2電極板34A,3 4A,…と、前記各第1電極板32Bに連結され、外側を覆う筒状電極板32A と、該筒状電極板32Aに対向するように、前記各第2電極板34Aの中間部位 に連結された円弧状電極板34C,34C,…とから構成したから、第1の実施 例で述べた扇状の流路26を形成するだけでなく、筒状電極板32Aと各円弧状 電極板34Cにより同軸円筒型電極を構成しているから、第1の実施例による静 電容量センサ21の電極定数よりも本実施例による静電容量センサ31の電極定 数を大きく確保することができる。
【0042】 従って、本実施例による静電容量センサ31は電極定数を大きく確保すること ができるから、被測定流体の被誘電率に対する検出信号を大きくすることができ 、高精度検出を行なうことができる。
【0043】 さらに、組立て工程においても前述した第1の実施例とほぼ同様に、容易に組 立てることができる。
【0044】 なお、前記第2の実施例においても、第1の実施例の変形例と同様に、保持棒 33に図6に示す保持棒23′を用いて、該保持棒23′の各保持溝23C′に 各第1電極板32Bおよび各第2電極板34Aを保持して確実に固定するように してもよい。
【0045】
【考案の効果】
以上詳述した如く、第1の考案によれば、絶縁材料により筒状に形成された外 側の保持ケースと、絶縁材料により棒状に形成され、該保持ケース内に同軸に配 設される内側の保持棒と、該保持棒と保持ケースとの間を放射状に伸長し、両端 側が該保持棒と保持ケースとに保持された複数枚の電極板と、該各電極板間に位 置して前記保持ケースと保持棒との間に形成され、被測定流体を保持ケースの軸 方向に流通させる複数の流路とからなり、該各流路内を流れる被測定流体の静電 容量を各電極板間で検出する構成としたから、被測定流体が前記各流路を流れる ときに、被測定流体中の被誘電率に対応した検出信号を取り出すことができる。 また、保持ケースと保持棒との間に各電極板を保持して固定する簡単な構成とな っているので、組立て工程を簡単にできると共に、容易に静電容量センサを製造 することができる。
【0046】 また、第2の考案によれば、導電性材料により筒状電極板が形成され、該筒状 電極板の内周側から径方向内向きに複数枚の第1電極板が放射状に延設された外 側電極と、絶縁材料により棒状に形成され、該外側電極の各第1電極板を介して 該外側電極内に同軸に配設される内側保持棒と、前記外側電極の各第1電極板間 に位置し、該内側保持棒から径方向外向に複数枚の第2電極板が放射状に延設さ れ、該各第2電極板の途中部位に、前記外側電極との内周面に径方向で対向する 複数枚の円弧状電極板が一体形成された内側電極と、該内側電極および外側電極 の各電極板間に位置して前記外側電極と保持棒との間に形成され、被測定流体を 前記各電極の軸方向に流通させる複数の流路とからなり、該各流路内を流れる被 測定流体の静電容量を各電極板間で検出する構成としたから、被測定流体が前記 各流路を流れるときに、被測定流体中の被誘電率に対応した検出信号を取り出す ことができる。また、保持ケースと保持棒との間に各電極板を保持して固定する 簡単な構成となっているので、組立て工程を簡単にできると共に、容易に静電容 量センサを製造することができる。さらに、筒状電極板と円弧状電極板により同 軸円筒型電極を構成でき、電極定数を大きくして静電容量の高精度検出を行なう ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による静電容量センサの
斜視図である。
【図2】図1中の静電容量センサを左側からみた左側面
図である。
【図3】第1の実施例による静電容量センサの分解斜視
図である。
【図4】静電容量センサに用いられる保持棒を示す斜視
図である。
【図5】第1の実施例の変形例を示す図2と同様の左側
面図である。
【図6】図5中の保持棒を示す斜視図である。
【図7】本考案の第2の実施例による静電容量センサの
斜視図である。
【図8】図7中の静電容量センサを左側からみた左側面
図である。
【図9】第2の実施例による静電容量センサの分解斜視
図である。
【図10】従来技術による静電容量センサの縦断面図で
ある。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみた断面図で
ある。
【図12】静電容量センサを用いた処理回路を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
21,31 静電容量センサ 22 保持ケース 23,23′,33 保持棒 24 第1電極 24A,32B 第1電極板 25 第2電極 25A,34A 第2電極板 26,35 流路 32 外側電極 32A 筒状電極板 34 内側電極 34C 円弧状電極板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料により筒状に形成された外側の
    保持ケースと、絶縁材料により棒状に形成され、該保持
    ケース内に同軸に配設される内側の保持棒と、該保持棒
    と保持ケースとの間を放射状に伸長し、両端側が該保持
    棒と保持ケースとに保持された複数枚の電極板と、該各
    電極板間に位置して前記保持ケースと保持棒との間に形
    成され、被測定流体を保持ケースの軸方向に流通させる
    複数の流路とからなり、該各流路内を流れる被測定流体
    の静電容量を各電極板間で検出する構成としてなる静電
    容量センサ。
  2. 【請求項2】 導電性材料により筒状電極板が形成さ
    れ、該筒状電極板の内周側から径方向内向きに複数枚の
    第1電極板が放射状に延設された外側電極と、絶縁材料
    により棒状に形成され、該外側電極の各第1電極板を介
    して該外側電極内に同軸に配設される内側保持棒と、前
    記外側電極の各第1電極板間に位置し、該内側保持棒か
    ら径方向外向に複数枚の第2電極板が放射状に延設さ
    れ、該各第2電極板の途中部位に、前記外側電極との内
    周面に径方向で対向する複数枚の円弧状電極板が一体形
    成された内側電極と、該内側電極および外側電極の各電
    極板間に位置して前記外側電極と保持棒との間に形成さ
    れ、被測定流体を前記各電極の軸方向に流通させる複数
    の流路とからなり、該各流路内を流れる被測定流体の静
    電容量を各電極板間で検出する構成としてなる静電容量
    センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7999561B2 (en) 2007-11-14 2011-08-16 Murata Machinery, Ltd. Resin impregnated amount measuring method and resin impregnated amount measuring device in filament winding molding

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US7999561B2 (en) 2007-11-14 2011-08-16 Murata Machinery, Ltd. Resin impregnated amount measuring method and resin impregnated amount measuring device in filament winding molding

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