JPH0411138Y2 - - Google Patents

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JPH0411138Y2
JPH0411138Y2 JP2071288U JP2071288U JPH0411138Y2 JP H0411138 Y2 JPH0411138 Y2 JP H0411138Y2 JP 2071288 U JP2071288 U JP 2071288U JP 2071288 U JP2071288 U JP 2071288U JP H0411138 Y2 JPH0411138 Y2 JP H0411138Y2
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JP
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electrode
capacitance
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liquid level
electrodes
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は液面のレベル(液位と言う)を電極
間の静電容量値により検出する静電容量式レベル
センサの改良に関する。
「従来の技術」 従来、この種のレベルセンサは第4図に示すよ
うに、細長い円筒状の外部電極1と内部電極2と
が同軸心となるように両者の間に複数のスペーサ
3が介在される。内部電極2の長手方向にほぼ等
間隔で、かつ中心軸と直交する複数の平衡平面上
で、軸心より120度間隔に放射状に画いた軸線
23を中心として小孔2aが内部電極の
周壁に形成される。それらの小孔2aに、絶縁物
例えばテフロンより成るスペーサ3の一端面に形
成されたボス3aが外側より圧入されて、各スペ
ーサは軸線123に沿つて内部電極2の
外周面より放射状に取付けられる。
複数のスペーサ3を取付けた内部電極2を外部
電極の開口より中心軸0に沿つて圧入すること
によりレベルセンサが組立てられる。上記2つの
電極にはそれぞれ接続ケーブルの一端が取付けら
れ、それらの他端は静電容量計に接続可能とされ
ているが図示していない。
レベルセンサを液位を測定すべき容器の底面に
垂直に保持する。このレベルセンサの電極間の液
位に対する静電容量値を測定すると第5図に示す
特性が得られる。スペーサ3が存在する位置にお
いて、液位に対する静電容量の変化率が液位が他
の範囲にある場合に比べて小さいことが分る。そ
のため静電容量の変化特性は液体中にひたされる
スペーサ3の段数が増加するほど理想的な直線特
性Lよりずれてくる。スペーサ3が存在する位置
で静電容量の変化が小さい理由は、電極間を占有
する液体の容積がスペーサ3が存在する分だけ減
少するためである。
センサが小形になると一般に電極間の静電容量
も小さくなり、電極間の有効容量(液体が入るこ
とにより増加する有効な容量)に対するスペーサ
3の占める体積比率が大きくなり、液位対容量特
性の上記非直線的傾向が大きくなる。
「考案が解決しようとする課題」 従来のレベルセンサでは上述したように、液位
に対する静電容量の変化特性が液体中のスペーサ
の段数が1段増加する毎に、理想的な直線特性か
らずれ、そのため液位の測定誤差が大きくなる欠
点があつた。
この考案の目的は液位に対する静電容量の変化
特性が理想的直線特性になるように、レベルセン
サの構造を改良して、液位の測定確度を向上しよ
うとするものである。
「課題を解決するための手段」 細長い円筒状の外部電極と内部電極とが同軸心
状に配され、それら両電極間に、軸心より見て等
角間隔に複数のスペーサが取付けられ、それらの
スペーサが電極の長手方向に多段階に配されてい
る静電容量式レベルセンサにおいて、 上記スペーサの一半部は金属材料より成る電極
ブツシユに収納され、その電極ブツシユが上記両
電極の対向面の一方に取付けられる。
「実施例」 この考案のレベルセンサの実施例を第1図及び
第2図に、第4図と対応する部分には同じ符号を
付して示し、重複説明は省略する。内部電極2の
小孔2a内には金属材料より成る電極ブツシユ4
の突起4aがねじ又は圧入により取付られ、その
電極ブツシユ4の内部に形成されたスペーサ収容
室にスペーサ3が電極ブツシユ4と同軸心状に圧
入される。スペーサ3のボス3aを圧入するため
に電極ブツシユ4には中心軸に沿つて突起4aの
先端まで貫通する貫通孔が形成されている。しか
しスペーサ3のボス3aを省略してもよく、その
場合にはその貫通孔も省略される。電極ブツシユ
4の突起4aを圧入により取付ける場合には、突
起4aの外周面に、圧入方向に直線ナール加工を
施すのが好ましい。また電極ブツシユ4の突起4
aを省略し、第2図Cに示すように、内部電極2
の小孔2aと軸心を合せた後内部電極の外周面に
溶接又はろう付するようにしてもよい。
電極ブツシユ4は内部電極2の外周面よりも外
部電極1の内周面に近接している。いま液面レベ
ルが電極ブツシユ4が存在するレベルの範囲を上
昇しているとすれば、電極ブツシユ4の外周面4
bと端面4cと外部電極1との間に液体が介在す
るようになり、それらの間に作られる部分的静電
容量の液位に対する増加分が電極ブツシユが存在
しない場合より大きくなり、スペーサ3が介在す
るために生じた液位に対する静電容量の増加率の
低下を補償する。
従つて、液位に対する静電容量の変化特性は第
3図に示すようにほぼ理想的な直線特性に近くな
る。
なおこれまでの説明では電極ブツシユ4を内部
電極2に取付けるものとしたが、その場合に限ら
ず外部電極1側に取付けるようにしてもよい。ま
た電極ブツシユ4が円筒状の場合を示したが、必
ずしもその必要はなく角形でもよい。またスペー
サ3についても円柱状のみならず角柱状であつて
もよい。
「考案の効果」 この考案によれば、液位に対するセンサの電極
間静電容量の増加率がスペーサにより減少するの
を、電極ブツシユによつて補償することができ
る。よつて液位に対する静電容量の変化特性を理
想的な直線に近ずけることができ、液位の測定確
度を従来より大幅に向上することができ、その実
用的な効果は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B及びCはそれぞれこの考案のレベ
ルセンサの実施例を示す平面図、A−A縦断面図
及びB−B横断面図、第2図は第1図の電極ブツ
シユ4を内部電極2に取付ける方法を説明するた
めの斜視図、第3図は第1図のレベルセンサの液
位に対する電極間静電容量の変化特性を示す図、
第4図A及びBはそれぞれ従来のレベルセンサの
平面図及びA−A断面図、第5図は第4のレベル
センサの液位に対する電極間静電容量の変化特性
を示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 細長い円筒状の外部電極と内部電極とが同軸心
    状に配され、それら両電極間に、軸心より見て等
    角間隔に複数のスペーサが取付けられ、それらの
    スペーサが電極の長手方向に多段階に配されてい
    る静電容量式レベルセンサにおいて、 上記スペーサの一半部を金属材料より成る電極
    ブツシユに収納し、その電極ブツシユを上記両電
    極の対向面の一方に取付けるようにしたことを特
    徴とする静電容量式レベルセンサ。
JP2071288U 1988-02-19 1988-02-19 Expired JPH0411138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2071288U JPH0411138Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19

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JP2071288U JPH0411138Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129626U JPH01129626U (ja) 1989-09-04
JPH0411138Y2 true JPH0411138Y2 (ja) 1992-03-19

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