JPH06376Y2 - 容器兼用蒸器 - Google Patents

容器兼用蒸器

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JPH06376Y2
JPH06376Y2 JP12003788U JP12003788U JPH06376Y2 JP H06376 Y2 JPH06376 Y2 JP H06376Y2 JP 12003788 U JP12003788 U JP 12003788U JP 12003788 U JP12003788 U JP 12003788U JP H06376 Y2 JPH06376 Y2 JP H06376Y2
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container
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JP12003788U
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康彦 青木
安雄 黒木
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十條セントラル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、赤飯,シューマイ等の蒸気加温して食する食
品の容器であり、使用者が水を入れ簡単に蒸器として使
用できる容器の改良に関する。
[従来の技術] 赤飯,シューマイ等の蒸気加温して食する食品の販売用
容器で、そのまま蒸器として使用できるようにしたもの
は、例えば実開昭59−181069号公報に示される
ごときものが既に使用されているが、これ等は第12図
に示されるように、食品を収める容器本体Aが、蒸気発
生容器B内へ嵌着され、蓋体Cを被嵌されている蒸器と
しての使用形態で、容器本体A内へ食品を収納して販売
されている。
[考案が解決しようとする課題] 第12図に示すごとく従来の容器兼用蒸器は、水を入れ
蒸気を発生させるための蒸気室Dが予め容器本体Aの下
部に形成されているため、嵩高くなり、流通時に、運
搬,格納,展示のための広いスペースを要する問題を有
している。
また、収納食品の重量と、蒸気による加温のため、容器
本体Aが耐熱性合成樹脂薄片で形成されている場合に
は、容器本体Aの底壁Eが変形,下垂する恐れもある
し、食する際には別途調味料入れの小皿等を準備する必
要も存した。
[考案の目的] 容器兼用蒸器の前記現状に鑑み、本考案は、流通段階で
は嵩低く、使用時には十分な容量を確保でき、また蒸気
加温時における容器本体の底壁の変形を防止できるとと
もに、蓋体を調味料入れの小皿としても使用可能とし、
しかも部品点数,使用材料量,加工費等の増加を伴なう
ことの無い容器兼用蒸器を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本考案は、容器本体と、容
器本体内へ嵌入された蒸気発生容器と、容器本体に嵌着
された蓋体とよりなり、前記容器本体は、周壁と、頂部
に小孔の貫設されている複数の凸部を有する底壁とより
なり、前記蒸気発生容器は、周壁と、凸段部を有する底
壁とよりなり、該周壁は、前記容器本体の周壁に密着で
きる形状の外面と、前記容器本体の周壁の外面下部に密
着できる形状の内面とを有し、前記底壁の凸段部は、前
記容器本体の周壁の外面下部に、蒸気発生容器の周壁内
面が密着した位置で、容器本体の底壁下面を受支できる
高さとされているとともに、前記蓋体は、頂壁に少なく
とも1個の伏せ皿状凸部を有し、容器本体の周壁との嵌
着部に、複数の通気間隙部を有するという構成を採用し
ている。
[作用] 本考案は、上述の構成であるから、流通時には、容器本
体内へ蒸気発生容器が嵌入され、その状態で食品が容器
本体内または蒸気発生容器内へ収納され、蓋体で封止さ
れるので、全体の嵩は、容器本体と嵌着された蓋体との
2者の嵩のみとなり、従来品のごとく外部に位置する蒸
気発生容器によって嵩ばることが防止される。
蒸器とする際は、蒸気発生容器の周壁内面を容器本体の
周壁の外面下部に密着させると蒸気発生容器の底壁の凸
段部が容器本体の底壁下面を受支するので、蒸気発生容
器内へ適量の水を注ぎ、容器本体内へ食品を納め、電子
レンジその他適宜の手段で蒸気を発生させる。容器本体
の底壁は凸段部で支承されているので、合成樹脂製の場
合に蒸気の熱で底壁が僅かに軟化し、食品の重量が作用
しても、容器本体の底壁が変形,下垂することは無い。
また容器本体の底壁は、頂部に小孔の貫設されている複
数の凸部が形成されており、食品は該凸部に乗り、小孔
から吹き出す蒸気で加温されるとともに、蒸気の復水分
や食品から流出した汁分等は前記凸部の間に凹部に溜ま
り、食品の過分の濡れが防止される。
底壁の小孔を通って容器本体内へ吹き出した蒸気は、蓋
体と容器本体の周壁との嵌着部に形成された複数の通気
間隙部から容器外へ逃げ、開蓋時の蒸気の吹き出しを防
止している。
取り外した蓋体は反転させることにより蓋体頂壁の伏せ
皿状の凸部が逆に皿状の凹部となるので、温められた食
品につける調味料入れとなるものである。
従って、ポリプロピレン,ペット等の耐熱性の合成樹脂
で本考案の容器兼用蒸器を作れば、電子レンジ等での使
用が可能となるものである。
[実施例] 第1図ないし第8図は第1の実施例を示しており、容器
兼用蒸器は、容器本体1と、蒸気発生容器2と、蓋体3
とで構成されており、容器本体1は発泡ポリプロピレン
樹脂で、蒸気発生容器2と蓋体3とはポリプロピレン樹
脂でそれぞれ成形されている。
容器本体1は、第1図ないし第4図に示されるごとく周
壁4と底壁5とで構成され、周壁4の開口縁は外向きの
嵌着フランジ部6とされ、また底壁5の内面には、複数
の凸部7が形成され、各凸部7の頂壁8には小孔9が貫
設されている。
前記凸部7の周囲には、当然に凹所10が形成されてい
るが、この凹所10は、後述するように蒸気の復水分や
食品から流出する汁分の溜まり部となる。
また前記蒸気発生容器2は、第1図,第2図,第5図お
よび第6図に示されるごとく、周壁11と底壁12とで
浅皿状に形成されている。
前記周壁11は、第1図に示されるように、容器本体1
の周壁4に密着できる外面13、図示例では、周壁4の
嵌着フランジ部6の外表面に密着できる張出しフランジ
部14の下面を有し、また第2図に示されるように、容
器本体1の周壁4の外面下部15に密着できる内面16
を有している。
また前記底壁12は、略中央部に凸段部17を有してい
る。
この凸段部17の高さHは、第2図に示されるように、
容器本体1の周壁4の外面下部15に、蒸気発生容器2
の周壁11の内面16が密接した位置で、容器本体1の
底壁下面18を受支できる高さとされている。
なお、第1図及び第2図は、各部材の重なり状態を明示
するため、嵌合部分に間隙を存して表わしてあるが、実
際は密着させられるものである。
さらに、前記蓋体3は、第1図,第2図,第7図および
第8図に示されるごとく、頂壁19に伏せ皿状凸部20
を有し、また周縁に、容器本体1の周壁4の上縁への嵌
着部21を有している。
図示例では、伏せ皿状凸部20の周囲に斜面22,23
よりなる凹陥部24が形成されている。
前述の嵌着部21には、複数個所に凸曲条部25が形成
され、該凸曲条部25は、嵌着部21の内周部から外周
部に達し、その内面は、嵌着部21の内面より上方に位
置させられ、従って、該凸曲条部25の内面には、第2
図に示されるごとく、蓋体3が容器本体1に嵌着された
状態において、容器本体1の内外に連通する通気間隙部
26が形成されている。
以上説明した第1の実施例においては、蒸気発生容器2
が浅皿状とされているので、第1図に示されるごとく、
該容器2を容器本体1内へ嵌入した状態では、容器本体
1内に広い空間が形成され、この空間が赤飯,シューマ
イ等の加温を要する食品の収納場所とされ、蒸気発生容
器2と蓋体3との間の空間は調味料等の収納場所とされ
るものである。
使用に当っては、第1図の状態から、蒸気発生容器2を
外し、適量の水を注入したのち、第2図に示されるよう
に、容器本体1の下部に嵌着し、蓋体3を嵌着して電子
レンジにより加温を行なうものである。
電子レンジの種類によっては、容器本体1の位置を、第
2図の位置より高くする方が加温効果が良いケースも存
する。
第9図,第10図および第11図は、前記ケースに適応
させるための第2の実施例を示している。
この第2の実施例で、第1の実施例と異なるのは、蒸気
発生容器27が深皿状とされた点であり、容器本体28
および蓋体は、第1の実施例と全く同一構成であり、従
って、蓋体の図示は省略してある。
この実施例においては、蒸気発生容器27の周壁29と
容器本体28の周壁下部30との密接位置が、蒸気発生
容器27の底壁31に対し、相当上方となるので、底壁
31の凸段部32の高さも高くされ、容器本体26内の
加温されるべき食品の位置が、電子レンジのターンテー
ブル等に対し、高い位置を保ちうるように意図されてい
る。
この第2の実施例では、第10図に明示されるように、
容器本体28内へ嵌入された蒸気発生容器27と蓋体と
の間が食品の収納空間とされ、使用時には食品を取り出
して容器本体28内へ移し変える手間が必要になるが、
他の操作方法は第1の実施例と全く同一である。
以上説明した実施例では、ポリプロピレン樹脂が使用さ
れているが、他の耐熱性合成樹脂あるいは、アルミその
他の金属箔を利用しても良いことは勿論である。
〔効果〕
本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、流
通時には、容器本体内へ蒸気発生容器が、加温すべき食
品とともに納められているので、包装体たる容器の嵩が
比較的小さくなり、運搬,保管,展示等に要するスペー
スを小としうる効果を有し、食品の加温時には、十分な
食品収納スペースと蒸気発生スペースとを確保できる効
果を奏する。
また蒸気発生容器の凸段部で容器本体の底壁下面を受支
した状態で蒸気加温が行なわれるので、容器本体が合成
樹脂製であっても、その底壁が変形,下垂する等の現象
を防止でき、該底壁の凸部に食品が乗るので、蒸気の復
水等で食品が過分に濡れることが防止される。
加温完了後は、蓋体を反転させることにより伏せ皿状の
凸部が皿状を呈するので調味料受けとして機能できるも
のである。
以上の効果を奏するに拘らず、部品点数,使用材料量,
加工工数等の増加を伴なうことが無く、比較的廉価に提
供できる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の使用前の状態を半部を断面とし
て示した正面図、第2図は、第1図に示すものの使用時
の状態を半部を断面として示した正面図、第3図は第1
の実施例の容器本体の平面図、第4図は第3図に示すも
のの半部を断面として示した正面図、第5図は第1の実
施例の蒸気発生容器の平面図、第6図は第5図に示すも
のの半部を断面として示した正面図、第7図は第1の実
施例の蓋体の平面図、第8図は第7図に示すものの半部
を断面として示した正面図、第9図は第2の実施例の蒸
気発生容器の半部を断面として示した正面図、第10図
は第2の実施例の使用前の状態を、蓋体を省略し、半部
を断面として示した正面図、第11図は第10図に示す
ものの使用時の状態を、蓋体を省略し、半部を断面とし
て示した正面図、第12図は従来品の半部の縦断面図で
ある。 1:容器本体、2:蒸気発生容器、3:蓋体、4:周
壁、5:底壁、7:凸部、8:頂壁、9:小孔、11:
周壁、12:底壁、13:外面、15:外面下部、1
6:内面、17:凸段部、18:底壁下面、19:頂
壁、20:伏せ皿状凸部、21:嵌着部、26:通気間
隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体と、容器本体内へ嵌入された蒸気
    発生容器と、容器本体に嵌着された蓋体とよりなり、前
    記容器本体は、周壁と、頂部に小孔の貫設されている複
    数の凸部を有する底壁とよりなり、前記蒸気発生容器
    は、周壁と、凸段部を有する底壁とよりなり、該周壁
    は、前記容器本体の周壁に密着できる形状の外面と、前
    記容器本体の周壁の外面下部に密着できる形状の内面と
    を有し、前記底壁の凸段部は、前記容器本体の周壁の外
    面下部に、蒸気発生容器の周壁内面が密着した位置で、
    容器本体の底壁下面を受支できる高さとされているとと
    もに、前記蓋体は、頂壁に少なくとも1個の伏せ皿状凸
    部を有し、容器本体の周壁との嵌着部に、複数の通気間
    隙部を有する容器兼用蒸器。
JP12003788U 1988-09-13 1988-09-13 容器兼用蒸器 Expired - Lifetime JPH06376Y2 (ja)

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