JPH0637653A - 送信機 - Google Patents
送信機Info
- Publication number
- JPH0637653A JPH0637653A JP18773092A JP18773092A JPH0637653A JP H0637653 A JPH0637653 A JP H0637653A JP 18773092 A JP18773092 A JP 18773092A JP 18773092 A JP18773092 A JP 18773092A JP H0637653 A JPH0637653 A JP H0637653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- control
- power amplification
- control voltage
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電力増幅部のトランジスタのhFEの劣化を早
急に検知し、さらに自動車電話システムの制御チャネル
で発生した場合には、システムダウンを防ぐ。 【構成】高周波信号を増幅する電力増幅部2と、電力増
幅部2の出力信号に対応した直流電圧を発生する検波部
3と、直流電圧と基準電圧V1を入力とし、制御電圧を
電力増幅部2に供給する自動利得制御部6と、基準電圧
V1と基準電圧V2とを入力として起算電圧を出力する
加算回路7と、制御電圧と加算電圧とを入力としてその
各入力の比較結果に応じた出力信号をアラーム検出器9
に送出する比較回路8とを備え、電力増幅部2の動作を
常時把握する。
急に検知し、さらに自動車電話システムの制御チャネル
で発生した場合には、システムダウンを防ぐ。 【構成】高周波信号を増幅する電力増幅部2と、電力増
幅部2の出力信号に対応した直流電圧を発生する検波部
3と、直流電圧と基準電圧V1を入力とし、制御電圧を
電力増幅部2に供給する自動利得制御部6と、基準電圧
V1と基準電圧V2とを入力として起算電圧を出力する
加算回路7と、制御電圧と加算電圧とを入力としてその
各入力の比較結果に応じた出力信号をアラーム検出器9
に送出する比較回路8とを備え、電力増幅部2の動作を
常時把握する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信機に関し、特に移動
通信装置等に用いられる送信機内の高周波増幅回路に用
いられる自動利得制御回路に関する。
通信装置等に用いられる送信機内の高周波増幅回路に用
いられる自動利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送信機は、図2に示すよ
うに、送信入力端子1に供給された入力電力を電力増幅
する電力増幅部2と、電力増幅部2の出力電力を送信出
力端子4に伝達するとともに出力電力に対応した検波電
圧を発生する検波部3と、この検波電圧と予め設定され
た基準電圧V1を比較制御して、電力増幅部2の出力電
力を制御する制御電圧VTを制御出力端子5に供給する
機能を有する自動利得制御部6とにより構成されてお
り、電力増幅部2の出力電力は常時自動利得制御が行わ
れている。
うに、送信入力端子1に供給された入力電力を電力増幅
する電力増幅部2と、電力増幅部2の出力電力を送信出
力端子4に伝達するとともに出力電力に対応した検波電
圧を発生する検波部3と、この検波電圧と予め設定され
た基準電圧V1を比較制御して、電力増幅部2の出力電
力を制御する制御電圧VTを制御出力端子5に供給する
機能を有する自動利得制御部6とにより構成されてお
り、電力増幅部2の出力電力は常時自動利得制御が行わ
れている。
【0003】例えば、電力増幅部2の出力電力に若干の
変化が生じたときには検波部3で発生される検波電圧も
同時に変化し、自動利得制御部6では基準電圧V1との
差分に応じた制御電圧VTを電力増幅部2の制御出力端
子5に供給する。この制御電圧VTにより検波電圧を状
態変化前の値、すなわち電力増幅部2の出力電力が状態
変化前の値になるように制御されることによりフィード
バックループが構成されることで、送信出力端子4の出
力電力は常に一定に保持される。従って、ループ安定状
態においては検波電圧と基準電圧V1との間には電位差
は発生しない。
変化が生じたときには検波部3で発生される検波電圧も
同時に変化し、自動利得制御部6では基準電圧V1との
差分に応じた制御電圧VTを電力増幅部2の制御出力端
子5に供給する。この制御電圧VTにより検波電圧を状
態変化前の値、すなわち電力増幅部2の出力電力が状態
変化前の値になるように制御されることによりフィード
バックループが構成されることで、送信出力端子4の出
力電力は常に一定に保持される。従って、ループ安定状
態においては検波電圧と基準電圧V1との間には電位差
は発生しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送信機
は、図2において、電力増幅部2の構成要素であるトラ
ンジスタの例えばhFEの低下による出力電力低下とい
う障害が発生した場合には、入力電力一定であっても電
力増幅部2の出力電力が低下することにより検波部3で
発生する検波電圧も低下するため、フィードバックルー
プによって自動利得制御部では、追従可能な範囲で検波
部3の検波電圧が状態変化前と同じ値になるように、制
御出力端子5に入力される制御電圧VTを上昇させるこ
とにより、電力増幅部2の出力電力を保持する制御を行
う。このため、電力増幅部2の制御出力端子5に許容値
を越えた制御電圧VTが供給されることになるが、例え
ば、このような状態で長時間運転された場合において
は、電力増幅部2のトランジスタは劣化することによ
り、突然障害状態となり、例えば自動車電話システムの
制御チャネルにおいて発生した場合にはシステムダウン
を招く恐れがあるという問題点があった。
は、図2において、電力増幅部2の構成要素であるトラ
ンジスタの例えばhFEの低下による出力電力低下とい
う障害が発生した場合には、入力電力一定であっても電
力増幅部2の出力電力が低下することにより検波部3で
発生する検波電圧も低下するため、フィードバックルー
プによって自動利得制御部では、追従可能な範囲で検波
部3の検波電圧が状態変化前と同じ値になるように、制
御出力端子5に入力される制御電圧VTを上昇させるこ
とにより、電力増幅部2の出力電力を保持する制御を行
う。このため、電力増幅部2の制御出力端子5に許容値
を越えた制御電圧VTが供給されることになるが、例え
ば、このような状態で長時間運転された場合において
は、電力増幅部2のトランジスタは劣化することによ
り、突然障害状態となり、例えば自動車電話システムの
制御チャネルにおいて発生した場合にはシステムダウン
を招く恐れがあるという問題点があった。
【0005】又、通常、このようなシステムは出力電力
を監視する機能を有しているが、上述のような障害の場
合には出力電力が常に一定に保持されているため、トラ
ンジスタの劣化状態を早期に発見できないため、保守対
応が遅れてしまいう問題点があった。
を監視する機能を有しているが、上述のような障害の場
合には出力電力が常に一定に保持されているため、トラ
ンジスタの劣化状態を早期に発見できないため、保守対
応が遅れてしまいう問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送信機は、高周
波信号を増幅する電力増幅部と、この電力増幅部の出力
信号に対応した直流電圧を発生する検波部と、前記直流
電圧及び予め定められた第1の基準電圧を入力し、その
入力に応じた制御電圧を前記電力増幅部の制御信号端子
に供給する自動利得制御部とを備える送信機において、
前記第1の基準電圧及び予め定められた第2の基準電圧
を入力としその各入力の加算電圧を出力する加算回路
と、前記制御電圧及び前記加算電圧を入力とし、その各
入力間の比較結果に応じた出力信号をアラーム検出器に
送出する比較回路とを有している。
波信号を増幅する電力増幅部と、この電力増幅部の出力
信号に対応した直流電圧を発生する検波部と、前記直流
電圧及び予め定められた第1の基準電圧を入力し、その
入力に応じた制御電圧を前記電力増幅部の制御信号端子
に供給する自動利得制御部とを備える送信機において、
前記第1の基準電圧及び予め定められた第2の基準電圧
を入力としその各入力の加算電圧を出力する加算回路
と、前記制御電圧及び前記加算電圧を入力とし、その各
入力間の比較結果に応じた出力信号をアラーム検出器に
送出する比較回路とを有している。
【0007】
【実施例】本発明について図面を参照して説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図2と同様の部分は同一の参照符号で示されてあ
る。
る。図2と同様の部分は同一の参照符号で示されてあ
る。
【0009】図1において、本実施例は送信入力端子1
に供給された入力電力を電力増幅する電力増幅部2と、
電力増幅部2の出力信号を送信出力端子4に伝達すると
ともに出力電力に対応した検波電圧を発生する検波部3
と、この検波電圧とあらかじめ任意の値に設定された基
準電圧V1を比較して電力増幅部2を制御する制御電圧
VTを電力増幅部2の制御出力端子5に供給する自動利
得制御部6と、基準電圧V1と基準電圧V2とを入力と
しそれらの入力の加算電圧を出力する加算回路8と、制
御電圧VTと加算電圧とを入力としそれらの入力の比較
結果に応じた出力信号をアラーム検出器9に送出する比
較回路8とを備えて構成している。
に供給された入力電力を電力増幅する電力増幅部2と、
電力増幅部2の出力信号を送信出力端子4に伝達すると
ともに出力電力に対応した検波電圧を発生する検波部3
と、この検波電圧とあらかじめ任意の値に設定された基
準電圧V1を比較して電力増幅部2を制御する制御電圧
VTを電力増幅部2の制御出力端子5に供給する自動利
得制御部6と、基準電圧V1と基準電圧V2とを入力と
しそれらの入力の加算電圧を出力する加算回路8と、制
御電圧VTと加算電圧とを入力としそれらの入力の比較
結果に応じた出力信号をアラーム検出器9に送出する比
較回路8とを備えて構成している。
【0010】次に、本実施例の動作について説明する。
【0011】従来の回路構成では電力増幅部2のトラン
ジスタのhFEの低下により、出力電力が低下してもフ
ィードバックループが追従する範囲であれば出力電力は
一定に保持されるため、制御出力端子5に印加される許
容値以上の制御電圧VTの異常状態を発見することがで
きないが、本実施例は基準電圧V1と基準電圧V2とを
入力電圧とし、その入力電圧を加算回路7に加算電圧
(V1+V2)として出力し、その加算電圧(V1+V
2)と制御電圧VTを常時比較回路8にて比較し、例え
ば電力増幅部2のトランジスタのhFEの低下が発生し
制御電圧VTが上昇して制御電圧VTが加算電圧(V1
+V2)を越えたときに(VT≧V1+V2)、初めて
比較回路8の出力信号が変化し(「ハイ」から「ロー」
または「ロー」から「ハイ」)、アラーム回路9を駆動
させてアラームを検出する。
ジスタのhFEの低下により、出力電力が低下してもフ
ィードバックループが追従する範囲であれば出力電力は
一定に保持されるため、制御出力端子5に印加される許
容値以上の制御電圧VTの異常状態を発見することがで
きないが、本実施例は基準電圧V1と基準電圧V2とを
入力電圧とし、その入力電圧を加算回路7に加算電圧
(V1+V2)として出力し、その加算電圧(V1+V
2)と制御電圧VTを常時比較回路8にて比較し、例え
ば電力増幅部2のトランジスタのhFEの低下が発生し
制御電圧VTが上昇して制御電圧VTが加算電圧(V1
+V2)を越えたときに(VT≧V1+V2)、初めて
比較回路8の出力信号が変化し(「ハイ」から「ロー」
または「ロー」から「ハイ」)、アラーム回路9を駆動
させてアラームを検出する。
【0012】すなわち、制御出力端子5に印加される制
御電圧VTが上昇し許容値を越えることにより、電力増
幅部2の構成要素であるトランジスタの劣化または破損
につながる前に、早期に電力増幅部2の異常を検出する
ことができる。
御電圧VTが上昇し許容値を越えることにより、電力増
幅部2の構成要素であるトランジスタの劣化または破損
につながる前に、早期に電力増幅部2の異常を検出する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電力増幅
部に供給される制御電圧の異常的な上昇を容易に検出で
きるように構成することにより、電力増幅部のトランジ
スタの例えばhFEの低下等による劣化を早期に発見で
きるので、事前に迅速な保守対応を図ることができると
いう効果がある。また、例えば、自動車電話システムの
制御チャネルに使用された場合においてはシステムダウ
ンを防止することができるという効果もある。
部に供給される制御電圧の異常的な上昇を容易に検出で
きるように構成することにより、電力増幅部のトランジ
スタの例えばhFEの低下等による劣化を早期に発見で
きるので、事前に迅速な保守対応を図ることができると
いう効果がある。また、例えば、自動車電話システムの
制御チャネルに使用された場合においてはシステムダウ
ンを防止することができるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の送信機の一例を示すブロック図である。
1 送信入力端子 2 電力増幅部 3 検波部 4 送信出力端子 5 制御出力端子 6 自動利得制御部 7 加算回路 8 比較回路 9 アラーム回路
Claims (1)
- 【請求項1】 高周波信号を増幅する電力増幅部と、こ
の電力増幅部の出力信号に対応した直流電圧を発生する
検波部と、前記直流電圧及び予め定められた第1の基準
電圧を入力し、その入力に応じた制御電圧を前記電力増
幅部の制御信号端子に供給する自動利得制御部とを備え
る送信機において、前記第1の基準電圧及び予め定めら
れた第2の基準電圧を入力としその各入力の加算電圧を
出力する加算回路と、前記制御電圧及び前記加算電圧を
入力とし、その各入力間の比較結果に応じた出力信号を
アラーム検出器に送出する比較回路とを有することを特
徴とする送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18773092A JPH0637653A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18773092A JPH0637653A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 送信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637653A true JPH0637653A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16211182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18773092A Withdrawn JPH0637653A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 送信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637653A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187002A (ja) * | 2004-12-23 | 2006-07-13 | Zetex Semiconductors Plc | アンプ故障検出回路 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP18773092A patent/JPH0637653A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187002A (ja) * | 2004-12-23 | 2006-07-13 | Zetex Semiconductors Plc | アンプ故障検出回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |