JPH0637606B2 - 水性塗料 - Google Patents

水性塗料

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JPH0637606B2
JPH0637606B2 JP61289090A JP28909086A JPH0637606B2 JP H0637606 B2 JPH0637606 B2 JP H0637606B2 JP 61289090 A JP61289090 A JP 61289090A JP 28909086 A JP28909086 A JP 28909086A JP H0637606 B2 JPH0637606 B2 JP H0637606B2
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ステイーブン・パリー・デービス
スーザン・マリー・ハーレー
マーガレツト・ジエニフアー・ウエストビイ
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インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ−
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D157/00Coating compositions based on unspecified polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中温(穏和な温度)(moderate temperature)
で硬化する水性塗料に関する。
中温で硬化する水性塗料は、典型的には反応性基を有す
るポリマーの分散体と上記反応性基と反応して硬化被覆
を生じる架橋剤とから構成されている。架橋剤をポリマ
ーの分散体に添加した場合、得られた混合物中で硬化反
応が始まり、従って、該混合物が流動性を保持している
期間は限定される。このタイプの塗料組成物は、通常、
二液型塗料として供給され、この場合一方の液体はポリ
マーを含有し、他方の液体は架橋剤を含有している。ポ
リマーと架橋剤は使用直前に混合される。
上記タイプの塗料組成物であるが比較的長期間流動性を
保持する塗料組成物を提供するための一方法は、米国特
許第4,367,298号明細書に記載されている。この明細書
には、反応性アミノ基を有する水不溶性ポリマーと反応
性オキシラン基を有する水不溶性ポリマーとからなる、
低温硬化性でかつ一液型の、安定化された水性分散体の
形の共反応性ポリマー組成物が記載されている。表面に
塗布した場合、水が蒸発し且つアミン基とオキシラン基
とが反応して硬化を生じる。上記の一液型塗料は、アミ
ン基及びオキシラン基含有ポリマーが完全に水に不溶性
であるので安定である。
本発明者は、オキシラン基を有するポリマーとアミン基
を含有する水溶性架橋剤からなり、驚くべき程長期間安
定であるが、物品表面に塗布した時には中温で架橋反応
を生じる塗料組成物を調製することが可能であることを
見い出した。
従って本発明によれば、オキシラン基を含有するノニオ
ン性被覆形成性ポリマーを水性媒体中で立体的に安定化
させた分散体と式(1) (上記式中の及びは2〜4であり、及び
0〜3であり、は1〜3であり、RはC〜C
ルキル基またはC〜Cアルコキシ基でありそしてR
及びRはC〜Cアルコキシ基である)のアミノ
シランからなる水性塗料が提供される。
本発明の塗料は貯蔵時は驚く程安定であることの他に、
ガラス表面に対して比較的良好な接着性を有し、また水
性塗料はスプレイで塗布した場合でも比較的優れた光沢
の有る外観を有するという利点を有している。
実際には、立体的に安定化されたノニオン性被覆形成性
ポリマーは付加ポリマーであって、その分子鎖は、各
々、オキシラン基を含有している官能性単位とオキシラ
ン基を含有していないエチレン性不飽和モノマーの1種
またはそれ以上から誘導された構造単位とからなり、そ
してポリマー用の立体的安定化剤と係合している。
実際には、上記ポリマーはオキシラン基を含有している
官能性単位を少なくとも5重量%含有している。ポリマ
ーは15〜30重量%の官能性単位を含有していること
が好ましい。ポリマーは約23重量%の官能性単位を含
有していることが更に好ましい。
オキシラン基を含有する官能性単位の例は、グリシジル
アクリレートまたはグリシジルメタクリレートの如きモ
ノマーから誘導されるものである。
エチレン性不飽和モノマーから誘導される構造単位の例
としては、メチル メタクリレート、エチル メタクリ
レート、ブチル メタクリレート メトキシプロピル
メタクリレート、シクロヘキシル メタクリレート、ベ
ンジル メタクリレート、ヒドロキシエチル メタクリ
レート、ヒドロキシプロピル メタクリレート、メチル
アクリレート、エチル アクリレート、ブチル アク
リレート、2−エチルヘキシル アクリレート、ヒドロ
キシブチル アクリレート、、N−ブトキシメチル ア
クリルアミド、N−ブトキシメチル メタクリルアミド
の如きアクリルモノマー、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、スチレン、ビニルトルエン、メトキシスチレン及
びビニリピリジンの如きビニルモノマー、塩化ビニル、
塩化ビニリデンの如きハロゲン化ビニルモノマーが挙げ
られる。
構造単位は、メチル メタクリレート及びブチル アク
リレートから誘導されることが好ましい。
分散相である被膜形成性ポリマー用の立体的安定化剤は
2種のタイプの一方であり得る。一方の安定化剤は予め
形成されたかつ被膜形成性ポリマーから分離されている
分子、例えば、ノニオン性界面活性剤またはブロック或
いはグラフトコポリマーであって、その少なくとも一つ
のポリマー成分は分散体の水性媒体により溶媒和される
成分であり、他のポリマー成分は、該水性塗料により溶
媒和されず、分散相であるポリマーと係合する成分であ
るものである。他方の安定化剤は、被膜形成性ポリマー
中に共有結合によって包含されている成分であり得る。
安定化剤が予め形成されかつ分離している場合には、該
安定化剤は、例えば、ブロックまたはグラフトコポリマ
ーであり得る。この場合には溶媒和性成分はポリ(オキ
シエチレン)鎖からなりそして非溶媒和性成分は分散ポ
リマーと同様な組成の付加重合体分子鎖からなる。安定
化剤の溶媒和性成分はポリ(オキシエチレン)鎖からな
る;すなわち該成分はポリエチレングリコール及びその
モノ−C〜Cアルキルエーテル、少なくとも40%
のエチレンオキシドを含有するポリ(エチレンオキシ
ド)−ポリ(プロピレンオキシド)コポリマー及び上記
化合物のモノアルキルエーテル、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリ
ビニルアルコール及びポリ−ビス(ヒドロキシエチル)
メタクリルアミドから誘導され得る。
立体的安定化剤がノニオン性界面活性剤である場合に
は、該活性剤は、特にアルキルフェノールポリエトキシ
レート、例えば、分子量900のノニルフェノールポリ
エトキシレートであり得る。
これらの予備形成立体的安定化剤の利用は、英国特許第
2,039,497号明細書に記載されている。
立体的安定化剤が、共有結合によって被膜形成性ポリマ
ー中に包含されるようになる成分である場合には、該安
定化剤は水性相に可溶性である水溶性ポリマー成分(こ
れから安定化剤の溶媒和可能な成分が誘導される)と、
重合して被膜形成性ポリマーを形成するモノマーのいく
つか或いは全てと共重合させるエチレン性不飽和成分と
を分子中に含有している前駆体化合物から誘導すること
ができる。
前駆体化合物中の水溶性ポリマー成分は、予め形成した
ブロックまたはグラフトコポリマーとの関連で前記した
ポリマーのいずれかのものから誘導することができる。
水溶性ポリマーも700〜4,000の範囲の分子量のポリエチ
レングリコールまたはそれらのアルキルエーテルであ
る。
前駆体化合物は、ポリエチレングリコールまたはそのモ
ノアルキルエーテルの単純な不飽和誘導体或いはそれ自
体が界面活性を有しているより複雑な分子であり得る。
ポリエチレングリコール及びそのモノアルキルエーテル
の簡単な不飽和誘導体の例としては、共重合可能な不飽
和酸、特にメタクリル酸、イタコン酸及びマレイン酸と
のエステルである。この方法による立体的安定化剤の調
製は、英国特許第2,039,497A号明細書に記載されてい
る。
上記前駆体の特定の例としては、分子量2,000のポリエ
チレングリコールのモノメチルエーテルのメタクリル酸
エステルが挙げられる。
かかる安定化剤前駆体をノニオン性界面活性剤と併用し
て重合反応を促進することが好ましい。
前駆体それ自体が界面活性を有している場合には、典型
的にはその分子は3種の構造的特徴を有している。
先ず第一には、前駆体分子は、それ自体、重合混合物の
水性媒体に可溶性の、少なくとも400、好ましくは少な
くとも1,000の分子量を有する成分を有する;すなわち
この成分は親水性を有しており、もし前駆体分子の残部
に結合していなければ、水性相に実際に可溶性のもので
ある。この成分の例としては、特に700〜4,000の範囲の
分子量のポリエチレングリコールまたはそのモノメチル
エーテルから誘導されるものが挙げられるが、少なくと
も40%のエチレンオキシドを含有するポリ(エチレン
オキシド)−ポリ(プロピレンオキシド)コポリマー及
びそのモノメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリビニル
アルコール及びポリ[ビス(ヒドロキシエチル)メタク
リルアミド]から誘導されるものも使用することができ
る。
第二には、前駆体が、それ自体、重合混合物のモノマー
相中に可溶である。分子量が150〜1,000の成分を有する
ことである。すなわち、この成分は、疎水性を有してい
る。これらの適当な成分としては、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド或いはスチレンオキシドの自己縮
合物または共縮合物から誘導される鎖或いは高級脂肪酸
や高級脂肪アルコールから誘導される如き炭化水素鎖が
挙げられる。
これらの第一及び第二の成分は共に、1種又はそれ以上
のモノマーの乳化に要求される表面活性をその化合物上
に与えるものである。
第一のすなわち親水性の成分及び第二のすなわち疎水性
の成分は、重量比で20:1〜1:1の範囲で存在させ
ることが好ましい。
表面活性化合物の第三の特徴は、第二の疎水性成分と結
合しているか或いはこれと一体化している、かつ重合性
モノマーの1種又はそれ以上と共重合性である不飽和基
を有することである。これらの不飽和基は、親水性成分
すなわち水性相に可溶性の成分から最も離れた疎水性成
分すなわちモノマー相に可溶性の成分に結合しているか
或いはそれと一体化していることが好ましい。
疎水性成分が水酸基を含有するポリマー鎖、例えば水酸
基を末端に有するポリ(オキシブチレン)鎖である場合
には、不飽和基は上記成分と、メタクリル酸、イタコン
酸或いはマレイン酸の如き共重合性不飽和酸とのエステ
ルの形態を採ることが好都合であり得る。このようなエ
ステルの製造は、酸の低級アルキルエステル、例えばメ
チル メタクリレートと前駆体分子の残基を構成してい
る化合物、例えば、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オ
キシブチレン)コポリマーのモノメチルエーテルとの間
のエステル交換反応によって行われる。このようなエス
テルは上記コポリマーと適当な不飽和酸クロライド、例
えば、メタクリルクロライドとを塩化水素受容体の存在
下で反応させることによっても得ることができる。
本発明の方法で使用するのに適当な表面活性化合物の1
例は、式(2) (上記式中のx及びyは、それぞれ、ポリ(オキシエチ
レン)ブロックとポリ(オキシブチレン)ブロックの分
子量2,000及び7,000に対応する数値である)の不飽和ブ
ロックコポリマーである。この物質はメタノールとエチ
レンオキシドとを所望の割合で縮合し、次いでブチレン
オキシドと縮合し、次ぎに生成物をメタクリルクロライ
ドと反応させるか、或いは上記生成物とメチルメタクリ
レートとの間で触媒量のテトラ−イソプロピルチタネー
トの存在でエステル交換反応を行うことによって容易に
得ることができる。
また、適当な表面活性化合物は、例えば、ブチレンオキ
シドとエチレンオキシドとを、必要量の共重合性不飽和
基を既に有しているヒドロキシル化合物と連続的に縮合
することによっても得ることができる。例えば、アリル
アルコールをブチレンオキシド及びエチレンオキシドと
連続的に縮合して式(3) CH2=CH・CH2・O(C4H8O)y(C2H4O)xH (3) (上記式中のxとyとは前記と同一の値を有する)のブ
ロックコポリマーを得ることができる。
ペンタエリスリトールのトリアリルエステルを2モル割
合のブチレンオキシド及び35モル割合のエチレンオキ
シドと連続的に縮合して、式(4) を有する化合物を製造し得る。
このタイプの前駆体から誘導されるノニオン性被膜形成
性ポリマーの立体的安定化された分散体は、英国特許第
2,124,636A号及び同第2,127,835A号明細書に記載の方法
で調製することができる。
前記式(1)のアミノシランにおいて、及びの値
としては、例えば2、3及び4が挙げられる。は2で
あることが好ましい。好ましくはは2であり、また好
ましくはは3である。 及びの値としては例えば、0、1、2及び3が挙げ
られ、好ましくはは0であり、また好ましくはは0
または1である。 についての値としては例えば、1、2及び3が挙げら
れ、好ましくはは1である。Rで表わされるC
のアルキル基の例としては、メチル、エチル及びn
−プロピルが挙げられる。
及びRで表わされるC〜Cのアルコキシ基の
例としては、メトキシ、エトキシ及びn−プロポキシ基
が挙げられる。RはC〜Cのアルコキシであるこ
とが好ましい。
、R及びRは同一で且つメトキシまたはエトキ
シであることが好ましい。
式(2)の特定のアミノシランの例としては、3−アミノ
プロピル−トリメトキシシラン、3−アミノプロピル−
メチル−ジエトキシシラン、 3−アミノプロピル−トリエトキシシラン、 N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン及び N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル−メチ
ル−ジメトキシシランが挙げられる。
式(1)のアミノシランは公知であるかまたは公知の方法
によって同様に製造することができ、またいくつか(特
に上記例示の物)は市場から入手することができる。
本発明の組成物は、アミノシランとポリマーの水性分散
体とを混合することによって調製することができる。
オキシラン基を含有する被膜形成性ポリマーを分散体の
安定性を妨げない強酸と反応させ、ついで式(1)のアミ
ノシランと反応させることが好ましい。このことは式
(1)中のとが共に零であるとき特にあてはまる。
酸は塩酸であることが好ましい。
また、アミノシランは水溶液の形で使用することが好ま
しく、またこの水溶液は33重量%の濃度を有している
ことが好ましい。
本発明の水性塗料は標準的な方法により、例えば、浸漬
により、あるいは、刷毛又はローラーを用いることによ
り、或いはスプレーガンを用いることによって表面に被
膜を形成させ、次いで水を蒸発させることによって表面
を被覆するのに使用することができる。
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 実施例1 (a)この実施例及び次ぎの実施例では、ポリマーの水性
分散体を“シード(seed)及びフィード(feed)”法により
調製した。この方法では、少量のモノマーを水性媒体中
に分散させついで重合させて小さな重合体粒子すなわち
“シード”を形成させる。このシードの形成が完了した
後、重合させるべきモノマーの残部を重合反応速度と大
体同じ速度で添加すなわち“フィード”する。
(b)次の原料を調製した。
(i)水性原料 脱イオン水 450 g 界面活性剤A 6.6 g 界面活性剤Aはノニル−フェノール(1モル)−エチレ
ンオキシド(20モル)ポリ縮合物の80重量%水溶液
である。
(ii)シードモノマー原料 メチル メタクリレート 30 g ブチル アクリレート 30 g (iii)シード用重合開始剤 脱イオン水(7.5g)中のアスコルビン 酸(0.15g)の水溶液 脱イオン水(7.5g)中の過酸化水素 (20容;1.44g)水溶液 (iv)モノマーフィードI メチル メタクリレート 159 g ブチル アクリレート 225 g グリシジル メタクリレート 126 g 界面活性剤A 18.0 g (v)モノマーフィードII メチル メタクリレート 27 g ブチル アクリレート 39 g グリシジル メタクリレート24 g (iv)前駆体溶液 脱イオン水 75 g 前駆体A 18 g 前駆体Aは、ペンタエリスリトール−トリアリルエーテ
ル(1モル)とブチレンオキシド(2モル)及びエチレ
ンオキシド(35モル)の共縮合物である。
(iiv)フィード用開始剤 脱イオン水(114g)中のアスコルビン酸 (1.56g)の水溶液 脱イオン水(99g)中の過酸化水素(20 容:14.98g)の水溶液 (c)モードモノマー原料を窒素雰囲気下、40℃で水性
原料中に連続的に攪拌しながら添加した。添加が完了し
た時、得られた混合物の温度を連続的に攪拌しながら4
0℃に一定にした。シード用開始剤を形成しているアス
コルビン酸と過酸化水素の水溶液を攪拌しながら添加し
た。
(d)上記方法で誘導した重合反応が終わったとき、モノ
マーフィードIを、攪拌しながら、170分間で連続的
に添加した。攪拌しながら前駆体溶液を一挙に添加し、
次にモノマーフィードIIを、攪拌しながら連続的に30
分間で添加した。フィード用開始剤であるアスコルビン
酸溶液と過酸化水素溶液をこの200分間で連続的に添
加した。添加終了後、更に1時間攪拌を継続した。
この方法で調製されたポリマーの水性分散体は0.1g未
満の凝集物を含有しており且つ電子顕微鏡を用いて調べ
ると約150nmの粒子径を有していた。
(e)上記で調製したポリマーの水性分散体の一部(20
g)に2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメト
キシランの溶液(脱イオン水中33重量%:5g)を攪
拌しながら添加することによりアミノシラン及びオキシ
シラン基含有ポリマーからなる組成物を、調製した。
このようにして得られた混合物は9ヶ月間安定であっ
た。
表面に塗布した場合該組成物は架橋した被覆を形成し
た。この被膜は25の厚みのときに保存後であってもメ
チルエチルケトンをしみ込ませた布による往復100回
の摩擦に対して耐久性であった。
実施例2 (a)次の原料を調製した。
(i)水性原料 脱イオン水 200 g 界面活性剤A 2.2 g 前駆体B 2.2 g 前駆体Bは分子量2000のポリエチレングリコールのモノ
メチルエーテルのメタクリル酸エステルである。
(ii)シードモノマー原料 メチル メタクリレート 10 g ブチル アクリレート 10 g (iii)シード用開始剤 脱イオン水(2.5g)中のアスコルビン酸 (0.05g)の水溶液 脱イオン水(2.5g)中の過酸化水素(20 容:0.48g)水溶液 (iv)モノマーフィードI メチル メタクリレート 48 g ブチル アクリレート 68 g グリシジル メタクリレート 38 g 界面活性剤A 6.0 g 前駆体B 9.0 g (v)モノマーフィードII メチル メタクリレート 14.2 g ブチル アクリレート 18.6 g グリシジル メタクリレート 9.9 g 界面活性剤A 1.7 g (iiv)フィード用開始剤 脱イオン水(38g)中のアスコルビン酸 (0.52g)の水溶液 脱イオン水(34g)中の過酸化水素(20 容:4.99g)の水溶液 (b)ポリマー“シード”は実施例1(c)に記載の方法で調
製した。重合反応が終わったとき、モノマーフィードI
を窒素雰囲気中で40℃で攪拌しながら170分間で添
加し、またフィード用開始剤を200分間で連続的に添
加した。モノマーフィードIの添加が終了した後、モノ
マーフィードIIを30分間で連続的に添加し、添加が完
了した後、更に60分間攪拌を継続した。
(c)実施例1(e)に記載の方法で水性塗料組成物をポリマ
ーの水性分散体から調製した。
実施例3 2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン(脱イオン水中の33重量%溶液;10g)を実施
例1に記載の如くして調製した分散体の一部(20g)
に攪拌しながら添加した。
このようにして得られた組成物を室温で12ヶ月間貯蔵
した。この組成物から形成した被膜による表面被膜後
は、保存後であってもメチルエチルケトンをしみ込ませ
た布による少なくとも100回の摩擦に対して耐久性で
あった。
実施例4 実施例1(b)〜(d)に記載の如くして調製したポリマーの
水性分散体の一部(20g)を濃塩酸によりpH=1に酸性
化しついで3−アミノプロピルトリメトキシシランの溶
液(脱イオン水中の33重量%溶液;3.3g)と混合し
た。
得られた組成物は、室温で12ヶ月間貯蔵しても安定で
あった。この組成物からガラス板上に形成した硬化被膜
は、貯蔵後であってもメチルエチルケトンをしみ込ませ
た布による少なくとも100回の摩擦に対して耐久性で
あった。
フロントページの続き (72)発明者 マーガレツト・ジエニフアー・ウエストビ イ イギリス国.オツクスフオードシヤイア ー.チノアー.ジ・アベニユー.14 (56)参考文献 特開 昭59−43016(JP,A) 特開 昭55−80401(JP,A) 特開 昭57−147560(JP,A) 特公 昭46−29625(JP,B1) 米国特許3316966(US,A) 米国特許4367298(US,A)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オキシラン基を含有するノニオン性被膜形
    成性ポリマーを水性媒体中で立体的に安定化させた分散
    体と、式(1): (上記式中の及びは2〜4であり、及び
    0〜3であり、は1〜3であり、RはC〜C
    ルキル基またはC〜Cアルコキシ基でありそしてR
    及びRはC〜Cアルコキシ基である)のアミノ
    シランとからなる水性塗料。
  2. 【請求項2】ノニオン性被膜形成性ポリマーを立体的に
    安定化させた分散体が、 (1)付加ポリマーであって、その鎖がオキシラン基を含
    有している官能性単位とオキシラン基を含有していない
    1種またはそれ以上のエチレン性不飽和モノマーから誘
    導された構造単位とからなるポリマー及び、これと係合
    した (ii)上記ポリマー用の立体的安定化剤 からなる特許請求の範囲第1項に記載の水性塗料。
  3. 【請求項3】少なくとも5重量%の官能性単位を含有す
    る特許請求の範囲第2項に記載の水性塗料。
  4. 【請求項4】官能性単位が、グリシジル アクリレート
    またはグリシジル メタクリレートから誘導された官能
    性単位である特許請求の範囲第2項または第3項に記載
    の水性塗料。
  5. 【請求項5】構造単位が、メチル メタクリレート及び
    ブチル アクリレートから誘導された構造単位である特
    許請求の範囲第2項〜第4項のいずれか1項に記載の水
    性塗料。
  6. 【請求項6】分散相である被膜形成性ポリマー用の立体
    的安定化剤が、ブロックまたはグラフトコポリマーであ
    って、その少なくとも1個のポリマー成分が分散体の水
    性媒体によって溶媒和され得るものであり、そして他の
    ポリマー成分が上記媒体によって溶媒和されないもので
    あってかつ上記ポリマーと係合している特許請求の範囲
    第2項〜第5項のいずれか1項に記載の水性塗料。
  7. 【請求項7】立体的安定化剤がその前駆体から誘導さ
    れ、該前駆体の分子が少なくとも1個のポリ(オキシエ
    チレン)鎖及び前記モノマーと共重合可能な少なくとも
    1個の二重結合からなる特許請求の範囲第2項〜第5項
    のいずれか1項に記載の水性塗料。
  8. 【請求項8】前駆体をノニオン性界面活性剤と併用する
    特許請求の範囲第7項に記載の水性塗料。
  9. 【請求項9】ノニオン性界面活性剤が、ポリ(オキシエ
    チレン)アルキルアリールエーテルである特許請求の範
    囲第8項に記載の水性塗料。
  10. 【請求項10】前駆体それ自体が界面活性を有し、且
    つ、3個またはそれ以上の炭素原子を有するオキシアル
    キレン単位からなる疎水性部分とポリ(オキシエチレ
    ン)鎖からなる末端親水性部分とを有している特許請求
    の範囲第7項に記載の水性塗料。
  11. 【請求項11】前駆体が式(4) を有している特許請求の範囲第10項に記載の水性塗
    料。
  12. 【請求項12】式(1)の化合物において、及びが2
    である特許請求の範囲第1項〜第11項のいずれか1項
    に記載の水性塗料。
  13. 【請求項13】が3である特許請求の範囲第1項〜第
    12項のいずれか1項に記載の水性塗料。
  14. 【請求項14】が0である特許請求の範囲第1項〜第
    13項のいずれか1項に記載の水性塗料。
  15. 【請求項15】が0または1である特許請求の範囲第
    1項〜第14項のいずれか1項に記載の水性塗料。
  16. 【請求項16】が1である特許請求の範囲第1項〜第
    15項のいずれか1項に記載の水性塗料。
  17. 【請求項17】オキシラン基対アミノシラン基のモル比
    が、5:1〜1:2である特許請求の範囲第1項〜第1
    6項のいずれか1項に記載の水性塗料。
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