JPH0637588U - 多連式マグネット駆動形ポンプ - Google Patents

多連式マグネット駆動形ポンプ

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JPH0637588U
JPH0637588U JP4786793U JP4786793U JPH0637588U JP H0637588 U JPH0637588 U JP H0637588U JP 4786793 U JP4786793 U JP 4786793U JP 4786793 U JP4786793 U JP 4786793U JP H0637588 U JPH0637588 U JP H0637588U
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JP
Japan
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magnet
pump
drive
drive magnet
driven
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Pending
Application number
JP4786793U
Other languages
English (en)
Inventor
尚武 酒井
Original Assignee
日機装エイコー株式会社
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周面に逆極性に着磁した環状の駆動マグネッ
トの回転方向に沿ってこれと非接触状態で磁気結合する
従動マグネットを回転自在に設け、この従動マグネット
をポンプ動作を行うように構成して、前記駆動マグネッ
トの作用により複数のポンプ部を低騒音でしかも摩擦や
発熱の問題を無くする。 【構成】 周面にそれぞれ逆極性に着磁した環状の駆動
マグネット10を設け、この駆動マグネット10の外周
面側にこれと非接触状態で回転する従動マグネット20
を複数配置し、これら従動マグネット20をポンプ動作
を行う回転体22に組込んで複数のポンプ部28を構成
し、このポンプ部28を、従動マグネット20を埋設し
た回転体22の一端部にインペラ24を一体的に設け、
この回転体を回転体収納ケース18内に収納すると共
に、ポンプケーシング26で囲繞し、これを駆動マグネ
ット10を囲繞するカバー36に固定するよう構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気継手を利用してポンプ駆動を行うマグネット駆動形ポンプに係 り、特に周方向に順次極性を変えて着磁した環状の駆動マグネットを設け、この 駆動マグネットの周面側にそれぞれマグネット駆動形ポンプのポンプ動作を行う 従動マグネットをそれぞれ所定間隔離間して配置することにより、前記駆動マグ ネットの回転に伴ってこれと非接触状態で従動マグネットを同時に回転させるこ とができる多連式マグネット駆動形ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マグネット駆動形ポンプは、駆動モータの動力をポンプインペラに伝達 する手段として磁気継手すなわちマグネットカップリングを使用することにより 、ポンプ部へのモータ駆動軸の貫通を不要とし、メカニカルシール等の軸封手段 を要せず液漏れを生じない等の利点を有することから、種々の用途に適するもの として知られている。
【0003】 このような観点から、従来よりマグネット駆動形ポンプを必要とする各種装置 においては、複数の液を同時に取扱うような場合、それぞれ複数のポンプが必要 となり、通常独立した複数のポンプを設けるのが一般的である。しかしながら、 この場合、各ポンプの駆動源となる電動モータによる発生熱が総合されるため、 省スペース構造の小形装置では特別に強制冷却手段を設ける必要がある。
【0004】 そこで、このような場合に、駆動源を共通とする複数のポンプ構造とすれば、 前述した発生熱の問題を解消することができる。そこで本出願人は、先に、ポン プ部に従動マグネットを備えたインペラを回転自在に設けると共に、この従動マ グネットに対し前記ポンプ部と液密に仕切った隔壁を介して駆動マグネットを備 えた回転支持体からなるマグネット駆動部相対させてなるマグネット駆動形ポン プを複数設け、これらのポンプをそれぞれのマグネット駆動部において、無端ベ ルトを巻掛けたり、ギヤ結合することにより、単一の駆動用モータにより複数の ポンプを同時駆動するように構成した複式マグネット駆動形ポンプを開発し、特 許出願を行った。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した複式マグネット駆動形ポンプは、駆動用モータを単一 とすることにより、省エネルギーおよび発生熱の低減に有効であるが、ベルト、 ギヤ、チェーン等の機械的伝動機構を必要とするため、例えば、ベルトを使用す る場合には、スリップによる騒音の発生やベルトの摩耗による伝動効率や寿命の 低下等の問題を生じ、またギヤ結合の場合にも騒音の発生や寿命の問題を生じる ばかりではなく、円滑な伝動を行うためにオイルバス潤滑等の付帯設備を要し、 取扱いが面倒となる難点がある。また、ポンプ部における駆動マグネットと従動 マグネットの速度比(回転数比)は1:1であり、しかも機械的伝動機構を採用 することから、高速運転を行う場合において限界があった。
【0006】 そこで、本発明の目的は、周面に沿って所定間隔でそれぞれ逆極性に着磁した 回転体からなる環状の駆動マグネットを構成し、この駆動マグネットの回転方向 に沿ってこれと非接触状態で磁気結合する従動マグネットを回転自在に設け、こ の従動マグネットをポンプ動作を行う回転体と一体的に構成して、前記環状の駆 動マグネットの作用により複数のポンプ部を低騒音でしかも摩擦や発熱の問題も なく高速運転を可能ならしめることのできる多連式マグネット駆動形ポンプを提 供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る多連式マグネット駆動形ポンプは、周面に沿って所定間隔で、そ れぞれ逆極性に着磁した環状の駆動マグネットを設け、この駆動マグネットの外 周面側にこれと非接触状態で回転する従動マグネットを複数配置し、これら従動 マグネットをポンプ動作を行う回転体に組込んで複数のポンプ部を構成し、該ポ ンプ部は、従動マグネットを埋設した回転体の一端部にインペラを一体的に設け 、この回転体を回転体収納ケース内に収納すると共にポンプケーシングで囲繞し 、これを駆動マグネットを囲繞するカバーに固定するよう構成することを特徴と する。
【0008】
【作用】
本考案に係る多連式マグネット駆動形ポンプによれば、周方向に所定間隔でそ れぞれ逆極性に着磁した環状の駆動マグネットを設け、この駆動マグネットの外 周面もしくは内周面に沿って複数の従動マグネットを回転自在に設けることによ り、駆動マグネットの回転に伴う極性の移動によって各従動マグネットを駆動マ グネットと従動マグネットとの極数に比例した回転数で回転させることができる 。従って、これら従動マグネットをそれぞれポンプ部においてポンプ動作を行う 回転体として構成することにより、騒音を低減させ、耐久性を向上させることが できると共に、経済的運転が可能な多連式マグネット駆動形ポンプを低コストに 制作することができる。また、駆動マグネットと従動マグネットの速度比は任意 の比率で設定することができ、しかも従来のような機械的伝動機構を採用しない ため、高速運転が可能となると共に伝動機構部品の省略に伴って小形化、低価格 化および保守の容易化が実現できる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案に係る多連式マグネット駆動形ポンプの実施例につき、添付図面 を参照しながら以下詳細に説明する。
【0010】 図1および図2は、本考案の多連式マグネット駆動形ポンプの一実施例を示す ものである。すなわち、図1は本考案ポンプの要部側断面図であって、参照符号 10は環状に構成した駆動マグネットを示し、その外周面は周方向に所定間隔で それぞれ逆極性に着磁した構成からなる。この駆動マグネット10は、その内方 にマグネットホルダ12を内接させてこれを保持すると共に、前記マグネットホ ルダ12の中心部に電動モータ14の出力軸16を挿通固定して回転自在に構成 する。
【0011】 このように構成した駆動マグネット10の外周面側の一部には、これと近接し て回転体収納ケース18を設け、この回転体収納ケース18内に従動マグネット 20を埋設した合成樹脂材料からなる回転体22を回転自在に収納配置する。す なわち、この回転体22は、一端部を前記回転体収納ケース18で被覆すると共 に、他端部にインペラ24を一体的に設けてこれをポンプケーシング26内に配 置し、ポンプ部28を構成する。この場合、回転体22は、一端部を回転体収納 ケース18に枢支すると共に他端部をポンプケーシング26に枢支した軸30に 軸着する。なお、ポンプケーシング26には、それぞれ吸入口32と吐出口34 とが設けられている。また、ポンプ部28を構成する回転体収納ケース18およ びポンプケーシング26は、駆動マグネット10を囲繞するカバー36に適宜固 定する。
【0012】 さらに、このように構成されるポンプ部28は、図2に示すように、駆動マグ ネット10の外周側に対し、それぞれ対称的位置に複数個設けられる。従って、 これらポンプ部28は、共通の駆動マグネット10の回転動作により、同時にポ ンプ動作を行わせることができる。なお、図1において、参照符号38は、本実 施例に係る多連式マグネット駆動形ポンプを据付けるために設けられたスタンド を示すものである。
【0013】 図3は、前述した実施例の駆動マグネット10と各ポンプ部を構成する従動マ グネット20とからなる駆動系の機構説明図である。すなわち、図示のような極 性に着磁された駆動マグネット10を、矢印方向に回転させれば、その外周に配 置された従動マグネット20が、それぞれ相互に吸引関係となる極性に従って一 定方向に回転させることができる。この場合、駆動マグネット10と従動マグネ ット20およびこれを保持する回転体22とは非接触状態であるため、スリップ 騒音や摩擦による寿命低下の問題を解消することができる。
【0014】
【考案の効果】 前述した実施例から明らかなように、本考案によれば、ポンプ部と独立して単 一の駆動マグネットおよび駆動用電動モータを設けることにより、ポンプ動作を 行う回転体を構成する複数の従動マグネットを同時に回転させることができるの で従来のように伝動機構におけるスリップ騒音の発生や摩耗による伝動機構の破 損事故等を確実に防止することができる。
【0015】 また、駆動マグネットを駆動する電動モータもポンプ部に対し充分離間配置す ることができるため、比較的高出力のものを使用しても熱的影響は防止すること ができると共に多連式ポンプの運転コストも相対的に低減することができる。
【0016】 さらに、ポンプの構造も簡略化できるため、製造コストの低減ができるばかり でなく、メンテナンスフリーの実現と耐久性の向上とによって、その用途は極め て広範囲である。
【0017】 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案の精神を逸脱しない 範囲内において種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る多連式マグネット駆動形ポンプの
一実施例を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すII−II線断面正面図である。
【図3】図1に示すポンプの駆動系の機構説明図であ
る。
【符号の説明】
10 駆動マグネット 12 マグネットホルダ 14 電動モータ 16 出力軸 18 回転体収納ケース 20 従動マグネット 22 回転体 24 インペラ 26 ポンプケーシング 28 ポンプ部 30 軸 32 吸入口 34 吐出口 36 カバー 38 スタンド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に沿って所定間隔で、それぞれ逆極
    性に着磁した環状の駆動マグネットを設け、この駆動マ
    グネットの外周面側にこれと非接触状態で回転する従動
    マグネットを複数配置し、これら従動マグネットをポン
    プ動作を行う回転体に組込んで複数のポンプ部を構成
    し、該ポンプ部は、従動マグネットを埋設した回転体の
    一端部にインペラを一体的に設け、この回転体を回転体
    収納ケース内に収納すると共にポンプケーシングで囲繞
    し、これを駆動マグネットを囲繞するカバーに固定する
    よう構成してなる多連式マグネット駆動形ポンプ。
JP4786793U 1993-09-02 1993-09-02 多連式マグネット駆動形ポンプ Pending JPH0637588U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4786793U JPH0637588U (ja) 1993-09-02 1993-09-02 多連式マグネット駆動形ポンプ

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JP4786793U JPH0637588U (ja) 1993-09-02 1993-09-02 多連式マグネット駆動形ポンプ

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JPH0637588U true JPH0637588U (ja) 1994-05-20

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JP4786793U Pending JPH0637588U (ja) 1993-09-02 1993-09-02 多連式マグネット駆動形ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150646A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 国立大学法人東北大学 磁気駆動ポンプ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5728125B2 (ja) * 1976-07-23 1982-06-15

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