JPH0637556B2 - Si‐結合共役ジエニル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンの製法 - Google Patents
Si‐結合共役ジエニル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンの製法Info
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- JPH0637556B2 JPH0637556B2 JP2215959A JP21595990A JPH0637556B2 JP H0637556 B2 JPH0637556 B2 JP H0637556B2 JP 2215959 A JP2215959 A JP 2215959A JP 21595990 A JP21595990 A JP 21595990A JP H0637556 B2 JPH0637556 B2 JP H0637556B2
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
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- C08G77/04—Polysiloxanes
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はSi−結合共役ジエニル基を有するオルガノ
(ポリ)シロキサンの製法に関する。
(ポリ)シロキサンの製法に関する。
Si−結合ブタジエニル−及び3−メチルブタジエニル
基を有する、線状及び環状のオルガノ(ポリ)シロキサ
ンは西独特許公開(DE−AS)第1210846号及
び英国特許(GB−A)第1081150号明細書中に
記載されている。これらは、Si−結合水素の脂肪族多
重結合への付加を促進する触媒の存在下に、ビニルアセ
チレンもしくはイソプロペニルアセチレンを少くとも1
個のSi−結合水素を有するオルガノ(ポリ)シロキサ
ンに付加することによつて製造される。ビニルアセチレ
ンは気体状なので、加圧下で操作されねばならず、爆発
の傾向がある。
基を有する、線状及び環状のオルガノ(ポリ)シロキサ
ンは西独特許公開(DE−AS)第1210846号及
び英国特許(GB−A)第1081150号明細書中に
記載されている。これらは、Si−結合水素の脂肪族多
重結合への付加を促進する触媒の存在下に、ビニルアセ
チレンもしくはイソプロペニルアセチレンを少くとも1
個のSi−結合水素を有するオルガノ(ポリ)シロキサ
ンに付加することによつて製造される。ビニルアセチレ
ンは気体状なので、加圧下で操作されねばならず、爆発
の傾向がある。
この方法での収率は、ほんの少量である。
六塩化白金酸の存在下でのSi−結合水素含有オルガノ
珪素化合物への3−メチル−1−ブチン−3−オールの
添加は米国特許(US−A)第2823218号明細書
(1958年2月11日公布、J.L.Spier et al.,Dow C
orning Corporation)中に記載されている。更に、2−
トリエチルシリル−3−メチル−1,3−ブタジエンが
2−トリエチルシリル−3−メチル−1−ブテン−3−
オールをKHSO4の存在下で加熱することによる水の離脱
により得られることは、ケミカル・アブストラクト51
(Chemical Abstracts 51)、9474f、1957か
ら公知である。
珪素化合物への3−メチル−1−ブチン−3−オールの
添加は米国特許(US−A)第2823218号明細書
(1958年2月11日公布、J.L.Spier et al.,Dow C
orning Corporation)中に記載されている。更に、2−
トリエチルシリル−3−メチル−1,3−ブタジエンが
2−トリエチルシリル−3−メチル−1−ブテン−3−
オールをKHSO4の存在下で加熱することによる水の離脱
により得られることは、ケミカル・アブストラクト51
(Chemical Abstracts 51)、9474f、1957か
ら公知である。
Si−結合共役ジエニル基を有するオルガノ(ポリ)シ
ロキサンを簡単な方法で容易に入手しうる物質から良好
な収率で製造するという課題が存在する。
ロキサンを簡単な方法で容易に入手しうる物質から良好
な収率で製造するという課題が存在する。
本発明の対象は、一般式: 〔式中Rは同じか異なるものであり、基1個当り1〜1
8個の炭素原子を有し、場合によつてはハロゲン化され
た1価の炭化水素基を表わし、Qは式: -CH=CH-CR1=CR2R3及び/又は (式中R1は水素原子又は基1個当り1〜12個の炭素
原子を有し、場合によりハロゲン化された1価の炭化水
素基を表わし、かつR2は水素原子又は基1個あたり1
〜12個の炭素原子を有する1価の炭化水素基を表わす
か、又は両方の基R1及びR2は一緒になつて基1個あ
たり3〜5個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表
わし、R3は水素原子又は基1個あたり1〜4個の炭素
原子を有する1価の炭化水素基であり、但しR3はR1
及びR2の両方の基が一緒になつて基1個あたり3〜5
個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表わす場合に
は、水素原子であるものとする)の基を表わし、aは0
又は1、平均0.003〜1.0であり、bは0、1、2又は
3、平均0.05〜2.5であり、a+bの合計は平均3より
大きくない、但し1分子当り少くとも1個の基Qが含有
されている〕のSi−結合共役ジエニル基を有するオル
ガノ(ポリ)シロキサンの製造法であり、これは、一般
式: HC≡C−C(OH)R1−CHR2R3 〔式中R1、R2及びR3は前記のものを表わす〕の第
二又は第三アセチレン性アルコール(1)を、少くとも
1個のSi−結合水素原子を有する一般式: 〔Rは前記のものを表わし、eは0又は1、平均0.0
03〜1.0であり、fは0、1、2又は3、平均0.
05〜2.5であり、かつe+fの合計は3より大きく
ない〕のオルガノ(ポリ)シロキサン(2)に、Si−
結合水素の脂肪属多重結合への付加を促進する触媒
(3)の存在下で付加させ、次いでこうして得られたオ
ルガノ(ポリ)シロキサンのアルケノール基から、酸性
触媒(4)の存在下で水を分子内で離脱させることより
なる。
8個の炭素原子を有し、場合によつてはハロゲン化され
た1価の炭化水素基を表わし、Qは式: -CH=CH-CR1=CR2R3及び/又は (式中R1は水素原子又は基1個当り1〜12個の炭素
原子を有し、場合によりハロゲン化された1価の炭化水
素基を表わし、かつR2は水素原子又は基1個あたり1
〜12個の炭素原子を有する1価の炭化水素基を表わす
か、又は両方の基R1及びR2は一緒になつて基1個あ
たり3〜5個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表
わし、R3は水素原子又は基1個あたり1〜4個の炭素
原子を有する1価の炭化水素基であり、但しR3はR1
及びR2の両方の基が一緒になつて基1個あたり3〜5
個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表わす場合に
は、水素原子であるものとする)の基を表わし、aは0
又は1、平均0.003〜1.0であり、bは0、1、2又は
3、平均0.05〜2.5であり、a+bの合計は平均3より
大きくない、但し1分子当り少くとも1個の基Qが含有
されている〕のSi−結合共役ジエニル基を有するオル
ガノ(ポリ)シロキサンの製造法であり、これは、一般
式: HC≡C−C(OH)R1−CHR2R3 〔式中R1、R2及びR3は前記のものを表わす〕の第
二又は第三アセチレン性アルコール(1)を、少くとも
1個のSi−結合水素原子を有する一般式: 〔Rは前記のものを表わし、eは0又は1、平均0.0
03〜1.0であり、fは0、1、2又は3、平均0.
05〜2.5であり、かつe+fの合計は3より大きく
ない〕のオルガノ(ポリ)シロキサン(2)に、Si−
結合水素の脂肪属多重結合への付加を促進する触媒
(3)の存在下で付加させ、次いでこうして得られたオ
ルガノ(ポリ)シロキサンのアルケノール基から、酸性
触媒(4)の存在下で水を分子内で離脱させることより
なる。
ケミカル・アブストラクト51、9474f、1957
からは、ブタジエニル基の陽イオン性重合を促進する酸
の存在により開始されるブタジエニル基を介する網状化
をもたらすことなしにブタジエニル官能性オルガノ(ポ
リ)シロキサンを製造できることは予期できなかつた。
からは、ブタジエニル基の陽イオン性重合を促進する酸
の存在により開始されるブタジエニル基を介する網状化
をもたらすことなしにブタジエニル官能性オルガノ(ポ
リ)シロキサンを製造できることは予期できなかつた。
基Rの例はアルキル基、例えばメチル−、エチル−、n
−プロピル−、イソ−プロピル−、1−n−ブチル−、
2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n
−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、
t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、
ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例え
ばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例えば2,
2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−
ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル
基、例えばn−ドデシル基、オクタデシル基、例えばn
−オクタデシル基;アルケニル基、例えばビニル−及び
アリル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル
−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル基及びメチルシ
クロヘキシル基;アリール基、例えばフエニル−、ナフ
チル−及びアントリル−及びフエナントリル基;アルカ
リール基、例えばo−、m−、p−トリル基、キシリル
基及びエチルフエニル基;及びアルアルキル基、例えば
ベンジル基、α−及びβ−フエニルエチル基である。基
Rの有利な例は、メチル−及びフエニル基である。
−プロピル−、イソ−プロピル−、1−n−ブチル−、
2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n
−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、
t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、
ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例え
ばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例えば2,
2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−
ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル
基、例えばn−ドデシル基、オクタデシル基、例えばn
−オクタデシル基;アルケニル基、例えばビニル−及び
アリル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル
−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル基及びメチルシ
クロヘキシル基;アリール基、例えばフエニル−、ナフ
チル−及びアントリル−及びフエナントリル基;アルカ
リール基、例えばo−、m−、p−トリル基、キシリル
基及びエチルフエニル基;及びアルアルキル基、例えば
ベンジル基、α−及びβ−フエニルエチル基である。基
Rの有利な例は、メチル−及びフエニル基である。
ハロゲン化された基Rの例は、ハロゲンアルキル基、例
えば3,3,3−トリフルオル−n−プロピル基、2,
2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオルイソプロピ
ル基、ヘプタフルオルイソプロピル基及びハロゲンアリ
ール基、例えばo−、m−及びp−クロルフエニル基で
ある。
えば3,3,3−トリフルオル−n−プロピル基、2,
2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオルイソプロピ
ル基、ヘプタフルオルイソプロピル基及びハロゲンアリ
ール基、例えばo−、m−及びp−クロルフエニル基で
ある。
炭化水素基R1の例は、アルキル基、例えばメチル−、
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブ
チル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペ
ンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘ
キシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチ
ル基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例
えば2,2,4−トリメチルペンチル基;アリール基、
例えばフエニル基;アルカリール基、例えばo−、m−
及びp−トリル基、キシリル基及びエチルフエニル基;
及びアルアルキル基例えばベンジル基である。
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブ
チル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペ
ンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘ
キシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチ
ル基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例
えば2,2,4−トリメチルペンチル基;アリール基、
例えばフエニル基;アルカリール基、例えばo−、m−
及びp−トリル基、キシリル基及びエチルフエニル基;
及びアルアルキル基例えばベンジル基である。
ハロゲン化炭化水素基R1の例は、ハロゲンアルキル
基、例えば1,1,1−トリクロルメチル基、3,3,
3−トリフルオル−n−プロピル基、2,2,2,
2′,2′,2′−ヘキサフルオルイソプロピル基及び
ヘプタフルオルイソプロピル基及びハロゲンアリール
基、例えばo−、m−及びp−クロルフエニル基であ
る。
基、例えば1,1,1−トリクロルメチル基、3,3,
3−トリフルオル−n−プロピル基、2,2,2,
2′,2′,2′−ヘキサフルオルイソプロピル基及び
ヘプタフルオルイソプロピル基及びハロゲンアリール
基、例えばo−、m−及びp−クロルフエニル基であ
る。
基R1はメチル−又はフエニル基が有利であり、メチル
基が特に有利である。
基が特に有利である。
炭化水素基R2の例は、アルキル基、例えばメチル−、
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブ
チル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペ
ンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘ
キシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチ
ル基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例
えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例
えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基及び
ドデシル基、例えばn−ドデシル基である。
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブ
チル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペ
ンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘ
キシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチ
ル基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例
えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例
えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基及び
ドデシル基、例えばn−ドデシル基である。
炭化水素基R3の例は、アルキル基、例えばメチル−、
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−及びt−
ブチル基である。
エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル、1−n−
ブチル−、2−n−ブチル−、イソ−ブチル−及びt−
ブチル基である。
基R1及びR2が一緒になつて炭素原子3〜5個の2価
の炭化水素基を表わす場合の、この基の例は、式:-(CH
2)3-、-(CH2)4-、-CH(CH3)-(CH2)3-、CH2-CH(CH3)-(C
H2)2-及び-(CH2)5-、のものであり、そのうち-(CH2)4-
が有利である。
の炭化水素基を表わす場合の、この基の例は、式:-(CH
2)3-、-(CH2)4-、-CH(CH3)-(CH2)3-、CH2-CH(CH3)-(C
H2)2-及び-(CH2)5-、のものであり、そのうち-(CH2)4-
が有利である。
基R2が水素原子又はメチル基であるのが有利であり、
特に水素原子が有利である。
特に水素原子が有利である。
基R3は有利に水素原子である。
式(I)中で、aは平均0.03〜1.0であり、bは
平均0.5〜2.0であるのが有利である。
平均0.5〜2.0であるのが有利である。
本発明によるSi−結合共役ジエニル基を有するオルガ
ノ(ポリ)シロキサンに関する式(I)は、線状、分枝
状及び環状オルガノ(ポリ)シロキサンも内包してい
る。本発明によるオルガノ(ポリ)シロキサンの平均分
子量は、有利に200〜1000000g/Mol、特に
300〜50000g/Molである。本発明によるオル
ガノ(ポリ)シロキサンの平均粘度は25℃で有利に少
なくとも3mm2・S−1、25℃で特に3〜10000
00mm2・S−1である。しかしながら、本発明による
オルガノ(ポリ)シロキサンは固体であつてもよい。
ノ(ポリ)シロキサンに関する式(I)は、線状、分枝
状及び環状オルガノ(ポリ)シロキサンも内包してい
る。本発明によるオルガノ(ポリ)シロキサンの平均分
子量は、有利に200〜1000000g/Mol、特に
300〜50000g/Molである。本発明によるオル
ガノ(ポリ)シロキサンの平均粘度は25℃で有利に少
なくとも3mm2・S−1、25℃で特に3〜10000
00mm2・S−1である。しかしながら、本発明による
オルガノ(ポリ)シロキサンは固体であつてもよい。
本発明により製造されたSi−結合共役ジエニル基を有
するオルガノ(ポリ)シロキサンの例は、次式のもので
ある: ZMe2SiOSiMe2Z ZMe2SiO(SiMe2O)11SiMe2Z ZMe2SiO(SiMe2O)64SiMe2Z Me3SiOSiZMeOSiMe3 Me3SiO(SiZMeO)7(SiMe2O)15SiMe3 Me3SiO(SiZMeO)5(SiMe2O)200SiMe3 ZMe2SiO(SiZMeO)3(SiMe2O)95SiMe2Z (SiZMeO)4 YMe2SiOSiMe2Y YMe2SiO(SiMe2O)6SiMe2Y Me3SiO(SiYMeO)7(SiMe2O)15SiMe3 XMe2SiO(SiMe2O)11SiMe2X (SiVMeO)4 〔式中Meはメチル基、Phはフエニル基、Zは式: −CH=CH−C(CH3)=CH2及び/又は の基、 Yは式: −CH=CH−CH=CH2及び/又は の基、 Xは式: −CH=CH−C(CH3)=CH−CH3及び/又は の基及び Vは式: 及び/又は の基を表わす〕。
するオルガノ(ポリ)シロキサンの例は、次式のもので
ある: ZMe2SiOSiMe2Z ZMe2SiO(SiMe2O)11SiMe2Z ZMe2SiO(SiMe2O)64SiMe2Z Me3SiOSiZMeOSiMe3 Me3SiO(SiZMeO)7(SiMe2O)15SiMe3 Me3SiO(SiZMeO)5(SiMe2O)200SiMe3 ZMe2SiO(SiZMeO)3(SiMe2O)95SiMe2Z (SiZMeO)4 YMe2SiOSiMe2Y YMe2SiO(SiMe2O)6SiMe2Y Me3SiO(SiYMeO)7(SiMe2O)15SiMe3 XMe2SiO(SiMe2O)11SiMe2X (SiVMeO)4 〔式中Meはメチル基、Phはフエニル基、Zは式: −CH=CH−C(CH3)=CH2及び/又は の基、 Yは式: −CH=CH−CH=CH2及び/又は の基、 Xは式: −CH=CH−C(CH3)=CH−CH3及び/又は の基及び Vは式: 及び/又は の基を表わす〕。
Si−結合共役ジエニル基を有するオルガノ(ポリ)シ
ロキサンとして有利なのは、一般式: QdR3-dSiO(SiR2O)n(SiRQO)mSiR3-dQd (II) 〔式中、R及びQは前記のものを表わし、dは0又は
1、nは0又は1〜1500の整数であり、かつmは0
又は1〜200の整数を表わし、但し基Qは、分子当り
少くとも1個含有され、かつn:mの比は200より大
きくない〕のものである。
ロキサンとして有利なのは、一般式: QdR3-dSiO(SiR2O)n(SiRQO)mSiR3-dQd (II) 〔式中、R及びQは前記のものを表わし、dは0又は
1、nは0又は1〜1500の整数であり、かつmは0
又は1〜200の整数を表わし、但し基Qは、分子当り
少くとも1個含有され、かつn:mの比は200より大
きくない〕のものである。
本発明の方法で使用される第二及び第三アセチレン性ア
ルコール(1)の例は、2−メチル−3−ブチン−2−
オール、3−ブチン−2−オール、3−メチル−4−ペ
ンチン−3−オール、4−ペンチン−3−オール、1−
エチニルシクロヘキサン−1−オール、3−エチル−4
−ペンチン−3−オール、2−フエニル−3−ブチン−
2−オール、1−エチニル−シクロペンタン−1−オー
ル及び3−フエニル−4−ペンチン−3−オールであ
る。有利なのは2−メチル−3−ブチン−2−オール、
3−メチル−4−ペンチン−3−オール及び1−エチニ
ル−シクロヘキサン−1−オールであり、そのうち2−
メチル−3−ブチン−2−オールが特に有利である。
ルコール(1)の例は、2−メチル−3−ブチン−2−
オール、3−ブチン−2−オール、3−メチル−4−ペ
ンチン−3−オール、4−ペンチン−3−オール、1−
エチニルシクロヘキサン−1−オール、3−エチル−4
−ペンチン−3−オール、2−フエニル−3−ブチン−
2−オール、1−エチニル−シクロペンタン−1−オー
ル及び3−フエニル−4−ペンチン−3−オールであ
る。有利なのは2−メチル−3−ブチン−2−オール、
3−メチル−4−ペンチン−3−オール及び1−エチニ
ル−シクロヘキサン−1−オールであり、そのうち2−
メチル−3−ブチン−2−オールが特に有利である。
アセチレン性アルコール(1)の製法は、当業者に公知
である。アセチレン性アルコール(1)は、例えばレッ
ペ法(Reppe-Varfahren)によりアセチレン及びカルボ
ニル化合物から次の反応式により得られる: 少くとも1個のSi−結合水素原子を有するオルガノ
(ポリ)シロキサン(2)としては、本発明の方法で
も、同じ線状、分枝状又は環状の少くとも1個のSi−
結合水素を有するオルガノ(ポリ)シロキサンを使用で
き、それらは従来、Si−結合水素の脂肪族多重結合へ
の付加を促進する触媒の存在下に、脂肪族多重結合を有
する化合物をSi−結合水素を有するオルガノ(ポリ)
シロキサンへ添加する際に使用することができた。
である。アセチレン性アルコール(1)は、例えばレッ
ペ法(Reppe-Varfahren)によりアセチレン及びカルボ
ニル化合物から次の反応式により得られる: 少くとも1個のSi−結合水素原子を有するオルガノ
(ポリ)シロキサン(2)としては、本発明の方法で
も、同じ線状、分枝状又は環状の少くとも1個のSi−
結合水素を有するオルガノ(ポリ)シロキサンを使用で
き、それらは従来、Si−結合水素の脂肪族多重結合へ
の付加を促進する触媒の存在下に、脂肪族多重結合を有
する化合物をSi−結合水素を有するオルガノ(ポリ)
シロキサンへ添加する際に使用することができた。
オルガノ(ポリ)シロキサン(2)に関する式(III)
には、線状及び分枝状オルガノポリシロキサンと並び、
環状オルガノ(ポリ)シロキサンも含有される。オルガ
ノ(ポリ)シロキサン(2)は、Si−結合水素有利に
0.04〜1.6重量%、特に0.1〜1.0重量%を
含有する。オルガノ(ポリ)シロキサン(2)の平均粘
度は、有利に、0.5〜500000mPa・S、特に
1.0〜10000mPa・Sである。
には、線状及び分枝状オルガノポリシロキサンと並び、
環状オルガノ(ポリ)シロキサンも含有される。オルガ
ノ(ポリ)シロキサン(2)は、Si−結合水素有利に
0.04〜1.6重量%、特に0.1〜1.0重量%を
含有する。オルガノ(ポリ)シロキサン(2)の平均粘
度は、有利に、0.5〜500000mPa・S、特に
1.0〜10000mPa・Sである。
少くとも1個のSi−結合水素を有するオルガノ(ポ
リ)シロキサン(2)としては、一般式: HdR3−dSiO(SiR2O)o(SiRHO)pSiR3−dHd (I
V) 〔式中R及びdは前記のものを表わし、比o:pが20
0より大きくないという条件で、oは0又は1〜150
0の整数を表わし、かつpは0又は1〜200の整数を
表わす〕のものを使用するのが有利である。前記式中、
基Rがメチル−又はフエニル基であるのが特に有利であ
る。
リ)シロキサン(2)としては、一般式: HdR3−dSiO(SiR2O)o(SiRHO)pSiR3−dHd (I
V) 〔式中R及びdは前記のものを表わし、比o:pが20
0より大きくないという条件で、oは0又は1〜150
0の整数を表わし、かつpは0又は1〜200の整数を
表わす〕のものを使用するのが有利である。前記式中、
基Rがメチル−又はフエニル基であるのが特に有利であ
る。
オルガノ(ポリ)シロキサン(2)の例は、ジメチルヒ
ドロゲンシロキサン−及びジメチルシロキサン単位から
のコポリマー、ジメチルヒドロゲンシロキサン−、ジメ
チルシロキサン−及びメチルヒドロゲンシロキサン単位
からのコポリマー、トリメチルシロキサン−及びメチル
ヒドロゲンシロキサン単位からのコポリマー、トリメチ
ルシロキサン−、ジメチルシロキサン−及びメチルヒド
ロゲンシロキサン単位からのコポリマー、ジメチルヒド
ロゲンシロキサン−、ジメチルシロキサン−及びフエニ
ルメチルシロキサン単位からのコポリマー、環状メチル
ヒドロゲンポリシロキサン、ジメチルヒドロゲンシロキ
サン−及びメチルシロキサン単位からのコポリマー及び
ジメチルヒドロゲンシロキサン−及びフエニルシロキサ
ン単位からのコポリマーである。
ドロゲンシロキサン−及びジメチルシロキサン単位から
のコポリマー、ジメチルヒドロゲンシロキサン−、ジメ
チルシロキサン−及びメチルヒドロゲンシロキサン単位
からのコポリマー、トリメチルシロキサン−及びメチル
ヒドロゲンシロキサン単位からのコポリマー、トリメチ
ルシロキサン−、ジメチルシロキサン−及びメチルヒド
ロゲンシロキサン単位からのコポリマー、ジメチルヒド
ロゲンシロキサン−、ジメチルシロキサン−及びフエニ
ルメチルシロキサン単位からのコポリマー、環状メチル
ヒドロゲンポリシロキサン、ジメチルヒドロゲンシロキ
サン−及びメチルシロキサン単位からのコポリマー及び
ジメチルヒドロゲンシロキサン−及びフエニルシロキサ
ン単位からのコポリマーである。
オルガノ(ポリ)シロキサン(2)の製法、同様に有利
な種類のものの製法を一般に公知である。
な種類のものの製法を一般に公知である。
アセチレン性アルコール(1)は、本発明による方法で
は、Si−結合水素の1グラム原子当り0.9〜3.0
Mol、有利に1.05〜1.10Molのアセチレン性アル
コール(1)が、オルガノ(ポリ)シロキサン(2)中
に存在するような量で使用するのが有利である。
は、Si−結合水素の1グラム原子当り0.9〜3.0
Mol、有利に1.05〜1.10Molのアセチレン性アル
コール(1)が、オルガノ(ポリ)シロキサン(2)中
に存在するような量で使用するのが有利である。
Si−結合水素の脂肪族多重結合への付加を促進する触
媒(3)として、本発明による方法でも、従来Si−結
合水素の脂肪族多重結合への付加を促進させるため使用
することができたものと同じ触媒を使用することができ
る。触媒(3)は、白金金属の群からの金属又は白金金
属の群からの化合物又は錯体である。このような触媒の
例は担体、例えば二酸化珪素、酸化アルミニウム又は活
性炭上に存在しうる金属性及び細粉された白金、白金化
合物又は白金錯体、例えば白金ハロゲン化物、例えばP
tC4、H2PtC6*6H2O、Na2PtC
4*4H2O、白金−オレフイン−錯体、白金−アルコ
ール−錯体、白金−アルコレート−錯体、白金−エーテ
ル−錯体、白金−アルデヒド−錯体、H2PtC6*
6H2Oとシクロヘキサノンからの反応生成物を包含す
る白金−ケトン−錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、
例えば検出できる無機結合ハロゲン成分含有又は不含の
白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリン)−白金ジ
クロリド、トリメチレンジピリジン白金ジクロリド、ジ
シクロペンタジエン白金ジクロリド、ジメチルスルホキ
シドエチレン白金−(II)−ジクロリド並びに米国特許
(US−A)第4292434号明細書による四塩化白
金とオレフイン及び第一アミン又は第二アミン又は第一
及び第二アミンとの反応生成物、例えば1−オクテン中
に溶かされた四塩化白金とs−ブチルアミンとの反応生
成物、又は欧州特許(EP−B)第110370号明細
書による白金アンモニウム錯体である。
媒(3)として、本発明による方法でも、従来Si−結
合水素の脂肪族多重結合への付加を促進させるため使用
することができたものと同じ触媒を使用することができ
る。触媒(3)は、白金金属の群からの金属又は白金金
属の群からの化合物又は錯体である。このような触媒の
例は担体、例えば二酸化珪素、酸化アルミニウム又は活
性炭上に存在しうる金属性及び細粉された白金、白金化
合物又は白金錯体、例えば白金ハロゲン化物、例えばP
tC4、H2PtC6*6H2O、Na2PtC
4*4H2O、白金−オレフイン−錯体、白金−アルコ
ール−錯体、白金−アルコレート−錯体、白金−エーテ
ル−錯体、白金−アルデヒド−錯体、H2PtC6*
6H2Oとシクロヘキサノンからの反応生成物を包含す
る白金−ケトン−錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、
例えば検出できる無機結合ハロゲン成分含有又は不含の
白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリン)−白金ジ
クロリド、トリメチレンジピリジン白金ジクロリド、ジ
シクロペンタジエン白金ジクロリド、ジメチルスルホキ
シドエチレン白金−(II)−ジクロリド並びに米国特許
(US−A)第4292434号明細書による四塩化白
金とオレフイン及び第一アミン又は第二アミン又は第一
及び第二アミンとの反応生成物、例えば1−オクテン中
に溶かされた四塩化白金とs−ブチルアミンとの反応生
成物、又は欧州特許(EP−B)第110370号明細
書による白金アンモニウム錯体である。
触媒(3)は、有利に0.5〜100重量−ppm(10
00000重量部当り重量部)、特に1〜20重量−pp
mの量で使用される(各々白金元素として計算され、か
つアセチレン性アルコール(1)及び少くとも1個のS
i−結合水素原子を有するオルガノ(ポリ)シロキサン
(2)の全重量に対してである)。
00000重量部当り重量部)、特に1〜20重量−pp
mの量で使用される(各々白金元素として計算され、か
つアセチレン性アルコール(1)及び少くとも1個のS
i−結合水素原子を有するオルガノ(ポリ)シロキサン
(2)の全重量に対してである)。
この付加反応(又はヒドロシリル化反応)は、有利に環
境圧で、つまり約1020hPa(絶対)で実施するが、
より高い圧力又はより低い圧力でも実施することができ
る。更に付加反応は、有利に温度70〜150℃、特に
100〜120℃で実施される。
境圧で、つまり約1020hPa(絶対)で実施するが、
より高い圧力又はより低い圧力でも実施することができ
る。更に付加反応は、有利に温度70〜150℃、特に
100〜120℃で実施される。
ヒドロシリル化反応の際には、次式: で表わされるように、異性体混合物が生じる。
従つて、ヒドロシリル化反応により得られたオルガノ
(ポリ)シロキサンは、式: -CH=CH-C(OH)R1-CHR2R3及び/又は のSi−結合アルケノール基を含有する。
(ポリ)シロキサンは、式: -CH=CH-C(OH)R1-CHR2R3及び/又は のSi−結合アルケノール基を含有する。
ヒドロリシル化反応後に得られたオルガノ(ポリ)シロ
キサンから、過剰のアセチレン性アルコール(1)を蒸
留で除去する。
キサンから、過剰のアセチレン性アルコール(1)を蒸
留で除去する。
次の反応式に相応してヒドロシリル化反応後に酸性触媒
の存在下で、アルケノール基から分子内で水が離脱され
る: 本発明による方法で添加される酸性触媒(4)の例は、
p−トルエンスルホン酸、トリフルオルメタンスルホン
酸、トリクロル酢酸、フマル酸、硫酸、過クロル酸、燐
酸、ヘキサフルオル燐酸、強酸性イオン交換体及びアル
ミナである。酸性触媒を有利に、各々使用オルガノ(ポ
リ)シロキサン(2)及びアセチレン性アルコール
(1)の全重量に対して1〜5000重量−ppm、有利
に10〜1000重量−ppmの量で添加する。
の存在下で、アルケノール基から分子内で水が離脱され
る: 本発明による方法で添加される酸性触媒(4)の例は、
p−トルエンスルホン酸、トリフルオルメタンスルホン
酸、トリクロル酢酸、フマル酸、硫酸、過クロル酸、燐
酸、ヘキサフルオル燐酸、強酸性イオン交換体及びアル
ミナである。酸性触媒を有利に、各々使用オルガノ(ポ
リ)シロキサン(2)及びアセチレン性アルコール
(1)の全重量に対して1〜5000重量−ppm、有利
に10〜1000重量−ppmの量で添加する。
水離脱は有利に環境圧で、即ち約1020hPa(絶対)
で実施されるが、より高圧又はより低圧で実施すること
もできる。更に水離脱は、温度60〜140℃、特に8
0〜120℃で実施するのが有利である。
で実施されるが、より高圧又はより低圧で実施すること
もできる。更に水離脱は、温度60〜140℃、特に8
0〜120℃で実施するのが有利である。
アルケノール基からの水離脱の際に、本発明の方法では
不活性の、水と混じらない溶剤を使用するのが有利であ
る。不活性の水と混じらない溶剤の例は、キシレン異性
体混合物、トルエン及びシクロヘキサンである。不活性
の水と混じらない溶剤は、有利に、アルケノール基含有
オルガノ(ポリ)シロキサン(B)の重量に対して10
〜40重量%の量で使用する。有機溶剤は、均質化媒体
としてだけでなく、本発明による方法で形成された反応
水の搬出を軽減するのにも役立つ。その際、反応水を共
沸混合物として留去し、濃縮共沸混合物から水相を分離
し、かつ不活性の有機溶剤を反応混合物に再び導入する
のが有利である。
不活性の、水と混じらない溶剤を使用するのが有利であ
る。不活性の水と混じらない溶剤の例は、キシレン異性
体混合物、トルエン及びシクロヘキサンである。不活性
の水と混じらない溶剤は、有利に、アルケノール基含有
オルガノ(ポリ)シロキサン(B)の重量に対して10
〜40重量%の量で使用する。有機溶剤は、均質化媒体
としてだけでなく、本発明による方法で形成された反応
水の搬出を軽減するのにも役立つ。その際、反応水を共
沸混合物として留去し、濃縮共沸混合物から水相を分離
し、かつ不活性の有機溶剤を反応混合物に再び導入する
のが有利である。
ついで、Si−結合共役ジエニル基を有するオルガノ
(ポリ)シロキサンから不活性の有機溶剤を蒸留で除去
する。
(ポリ)シロキサンから不活性の有機溶剤を蒸留で除去
する。
共役ジエニル基のラジカル重合による、本発明により製
造されたオルガノ(ポリ)シロキサンの網状化を阻止す
るために、本発明の方法では、アルケノール基からの水
の離脱の際に、阻害剤、例えばメトキシフエノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノール、ヒド
ロキノン、フエノチアジン、4−ヒドロキシメチル−
2,6−ジ−t−ブチルフエノール又は4,4−メチレ
ン−ビス−2,6−ジ−t−ブチルフエノールを添加す
るのが有利である。
造されたオルガノ(ポリ)シロキサンの網状化を阻止す
るために、本発明の方法では、アルケノール基からの水
の離脱の際に、阻害剤、例えばメトキシフエノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノール、ヒド
ロキノン、フエノチアジン、4−ヒドロキシメチル−
2,6−ジ−t−ブチルフエノール又は4,4−メチレ
ン−ビス−2,6−ジ−t−ブチルフエノールを添加す
るのが有利である。
本発明の方法で製造されたSi−結合共役ジエニル基を
有するオルガノ(ポリ)シロキサンを、場合によりオル
ガノ(ポリ)シロキサン(5)と平衡化(quili
briert)する。
有するオルガノ(ポリ)シロキサンを、場合によりオル
ガノ(ポリ)シロキサン(5)と平衡化(quili
briert)する。
オルガノポリシロキサン(5)としては、式: R3SiO(SiR2O)rSiR3 〔式中Rは前記と同じものを表わし、rは0又は1〜5
00の値の整数である〕の線状、末端トリオルガノシロ
キシ基含有オルガノ(ポリ)シロキサン、式: HO(SiR2O)sH 〔式中Rは前記のものを表わし、sは1〜1500の値
の整数である〕の線状、末端ヒドロキシル基含有オルガ
ノ(ポリ)シロキサン、式: (R2SiO)t 〔式中Rは前記のものを表わし、tは3〜12の整数で
ある〕の環状オルガノ(ポリ)シロキサン及び式: R2SiO 及び RSiO3/2 〔式中Rは前記のものを表わす〕の単位からのコポリマ
ーからなる群から選択されるものを使用するのが有利で
ある。
00の値の整数である〕の線状、末端トリオルガノシロ
キシ基含有オルガノ(ポリ)シロキサン、式: HO(SiR2O)sH 〔式中Rは前記のものを表わし、sは1〜1500の値
の整数である〕の線状、末端ヒドロキシル基含有オルガ
ノ(ポリ)シロキサン、式: (R2SiO)t 〔式中Rは前記のものを表わし、tは3〜12の整数で
ある〕の環状オルガノ(ポリ)シロキサン及び式: R2SiO 及び RSiO3/2 〔式中Rは前記のものを表わす〕の単位からのコポリマ
ーからなる群から選択されるものを使用するのが有利で
ある。
場合により実施される平衡化の際に使用されるオルガノ
(ポリ)シロキサンの量比は、場合により実施される平
衡化の際に生じるオルガノ(ポリ)シロキサン中の共役
ジエニル基の所望分及び所望の平均鎖長によつてのみ決
定される。
(ポリ)シロキサンの量比は、場合により実施される平
衡化の際に生じるオルガノ(ポリ)シロキサン中の共役
ジエニル基の所望分及び所望の平均鎖長によつてのみ決
定される。
場合により実施される平衡化の際には、有利に、平衡化
を促進する塩基性及び酸性触媒を使用する。塩基性触媒
の例は、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム及び水酸化カリウム、トリメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシド及びテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シドである。アルカリ金属水酸化物が有利である。アル
カリ金属水酸化物を各々使用オルガノ(ポリ)シロキサ
ンの全重量に対して50〜10000重量−ppm(=1
000000当りの部)、特に500〜2000重量−
ppmの量で使用するのが有利である。酸性触媒の例は、
硫酸、燐酸、トリフルオルメタンスルホン酸、塩化窒化
燐及び反応条件下で固体の酸性触媒、例えば酸反応性漂
白土、酸性ゼオライト、スルホン化された木炭及びスル
ホン化されたスチレン−ジビニルベンゼン−コポリマー
である。有利なのは塩化窒化燐である。塩化窒化燐を、
各各使用オルガノ(ポリ)シロキサンの全重量に対して
5〜1000重量−ppm(=1000000当りの
部)、特に50〜200重量−ppmの量で使用するのが
有利である。
を促進する塩基性及び酸性触媒を使用する。塩基性触媒
の例は、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム及び水酸化カリウム、トリメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシド及びテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シドである。アルカリ金属水酸化物が有利である。アル
カリ金属水酸化物を各々使用オルガノ(ポリ)シロキサ
ンの全重量に対して50〜10000重量−ppm(=1
000000当りの部)、特に500〜2000重量−
ppmの量で使用するのが有利である。酸性触媒の例は、
硫酸、燐酸、トリフルオルメタンスルホン酸、塩化窒化
燐及び反応条件下で固体の酸性触媒、例えば酸反応性漂
白土、酸性ゼオライト、スルホン化された木炭及びスル
ホン化されたスチレン−ジビニルベンゼン−コポリマー
である。有利なのは塩化窒化燐である。塩化窒化燐を、
各各使用オルガノ(ポリ)シロキサンの全重量に対して
5〜1000重量−ppm(=1000000当りの
部)、特に50〜200重量−ppmの量で使用するのが
有利である。
場合により実施される平衡化は、有利に80〜150℃
で、環境圧で、即ち約1020hPa(絶対)で実施す
る。しかしながら所望の場合にはより高圧又はより低圧
も使用できる。この平衡化は、有利に、使用オルガノ
(ポリ)シロキサンの全重量に対して5〜20重量%
で、水とは混じらない溶剤、例えばトルエン中で実施さ
れる。平衡化の際に得られる混合物の後処理の前に触媒
を不活性にすることができる。
で、環境圧で、即ち約1020hPa(絶対)で実施す
る。しかしながら所望の場合にはより高圧又はより低圧
も使用できる。この平衡化は、有利に、使用オルガノ
(ポリ)シロキサンの全重量に対して5〜20重量%
で、水とは混じらない溶剤、例えばトルエン中で実施さ
れる。平衡化の際に得られる混合物の後処理の前に触媒
を不活性にすることができる。
本発明による方法は、回分法で、半連続的に又は完全に
連続的に実施することができる。
連続的に実施することができる。
本発明により製造されたオルガノ(ポリ)シロキサン
は、共役ジエニル基によりラジカル性又は陽イオン性重
合可能もしくは架橋可能であり、かつ硫黄元素又は硫黄
含有化合物を用いて公知方法により加硫することができ
る。本発明により製造されたSi−結合共役ジエニル基
を有するオルガノ(ポリ)シロキサンは一般にデイール
ス−アルダー反応でのジエン成分として、架橋可能なシ
リコンゴム材料として、1個以上の不飽和炭素−炭素−
結合を有する有機モノマーとの均一重合及び共重合のた
めに、シロキサンブロツクコポリマー及び架橋されたシ
ロキサン含有コポリマーの製造のために、並びに相分離
のコポリマーの製造のために使用することができる。
は、共役ジエニル基によりラジカル性又は陽イオン性重
合可能もしくは架橋可能であり、かつ硫黄元素又は硫黄
含有化合物を用いて公知方法により加硫することができ
る。本発明により製造されたSi−結合共役ジエニル基
を有するオルガノ(ポリ)シロキサンは一般にデイール
ス−アルダー反応でのジエン成分として、架橋可能なシ
リコンゴム材料として、1個以上の不飽和炭素−炭素−
結合を有する有機モノマーとの均一重合及び共重合のた
めに、シロキサンブロツクコポリマー及び架橋されたシ
ロキサン含有コポリマーの製造のために、並びに相分離
のコポリマーの製造のために使用することができる。
例1: 1−オクテン中にとかされた、白金3mg(元素として計
算)を含有する四塩化白金75mgを2−メチル−3−ブ
チン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌導
入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に末端単
位中に各々1個のSi−結合水素原子を有する、平均組
成: H(CH3)2SiO〔Si(CH3)2O〕10.5Si(CH3)2Hのジメチルポリ
シロキサン455gを滴加する。100℃での反応時間
約6時間後に、Si−結合水素の97%が転化されてい
る。ついで100℃、5hPa(絶対)で揮発性の成分及
び過剰の2−メチル−3−ブチン−2−オールを蒸留に
より除去する。式: -CH=CH-O(OH)(CH3)-CH3及び の末端Si−結合アルケノール基を有するジメチルポリ
シロキサン500gが得られる。1H-NMR−スペクトルは
前記アルケノール基に関する異性体比65:35を示
す。末端Si−結合アルケノール基含有ジメチルポリシ
ロキサンは、25℃で粘度47mm2・S−1を有する黄
色油状物である。p−トルエンスルホン酸2g、メトキ
シフエノール40mg及びシクロヘキサン500mの添
加の下に、80〜90℃で水をアルケノール基より離脱
させ、かつ共沸により除去する。引き続きこの溶液をア
ルミナ及び少量の炭酸ナトリウムの添加下に濾過し、か
つシクロヘキサンを真空蒸留により除去する。25℃で
の粘度15mm2・S−1を有する黄色油状物約470g
が得られる。式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジメチルポリ
シロキサンの1H-NMR−スペクトルは、共役ジエニル基及
びアルケノール基の類似の異性体混合物及びアルケノー
ル基の95%の転化率を示す。IR−スペクトルは15
79cm-1及び1615cm-1で共役ジエン基中の末端二重
結合に関する原子価振動を有する。
算)を含有する四塩化白金75mgを2−メチル−3−ブ
チン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌導
入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に末端単
位中に各々1個のSi−結合水素原子を有する、平均組
成: H(CH3)2SiO〔Si(CH3)2O〕10.5Si(CH3)2Hのジメチルポリ
シロキサン455gを滴加する。100℃での反応時間
約6時間後に、Si−結合水素の97%が転化されてい
る。ついで100℃、5hPa(絶対)で揮発性の成分及
び過剰の2−メチル−3−ブチン−2−オールを蒸留に
より除去する。式: -CH=CH-O(OH)(CH3)-CH3及び の末端Si−結合アルケノール基を有するジメチルポリ
シロキサン500gが得られる。1H-NMR−スペクトルは
前記アルケノール基に関する異性体比65:35を示
す。末端Si−結合アルケノール基含有ジメチルポリシ
ロキサンは、25℃で粘度47mm2・S−1を有する黄
色油状物である。p−トルエンスルホン酸2g、メトキ
シフエノール40mg及びシクロヘキサン500mの添
加の下に、80〜90℃で水をアルケノール基より離脱
させ、かつ共沸により除去する。引き続きこの溶液をア
ルミナ及び少量の炭酸ナトリウムの添加下に濾過し、か
つシクロヘキサンを真空蒸留により除去する。25℃で
の粘度15mm2・S−1を有する黄色油状物約470g
が得られる。式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジメチルポリ
シロキサンの1H-NMR−スペクトルは、共役ジエニル基及
びアルケノール基の類似の異性体混合物及びアルケノー
ル基の95%の転化率を示す。IR−スペクトルは15
79cm-1及び1615cm-1で共役ジエン基中の末端二重
結合に関する原子価振動を有する。
例2: 2−メチル−3−ブチン−2−オール92.5gのかわ
りに3−メチル−4−ペンチン−3−オール108gを
使用することで変更して、例1の方法を繰り返す。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-C2H5及び の末端Si−結合異性アルケノール基を有するジメチル
ポリシロキサン約510gが得られる。アルケノール基
の共役ジエン基への転化は例1と同様に行なう。転化率
は90%である。次式の末端Si−結合共役ジエニル基
を有するジメチルポリシロキサンが得られ、その際、種
々の異性体の割合は、1H-NMR−スペクトルから得られ
る: IR−スペクトルは1570cm-1〜1630cm-1で共役
ジエニル基中の末端二重結合による多くの吸収帯を有す
る。
りに3−メチル−4−ペンチン−3−オール108gを
使用することで変更して、例1の方法を繰り返す。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-C2H5及び の末端Si−結合異性アルケノール基を有するジメチル
ポリシロキサン約510gが得られる。アルケノール基
の共役ジエン基への転化は例1と同様に行なう。転化率
は90%である。次式の末端Si−結合共役ジエニル基
を有するジメチルポリシロキサンが得られ、その際、種
々の異性体の割合は、1H-NMR−スペクトルから得られ
る: IR−スペクトルは1570cm-1〜1630cm-1で共役
ジエニル基中の末端二重結合による多くの吸収帯を有す
る。
例3: 1−オクテン中にとかされた、白金3mg(元素として計
算)を含有する四塩化白金75mgを、2−メチル−3−
ブチン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌
導入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に2時
間にわたり、25℃で粘度11.2mm2・S−1を有
し、Si−結合水素0.55重量%を含有する、メチル
ヒドロゲンシロキサン単位、ジメチルシロキサン単位及
びトリメチルシロキサン単位からのコポリマー182g
を滴加する。100℃で反応時間約2時間後にSi−結
合水素の97%が転化する。ついで100℃、5hPa
(絶対)で揮発性の成分を蒸留で除去する。25℃で粘
度1945mm2・S−1を有する透明油状物が得られ
る。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の側位のSi−結合アルケノール基を有するコポリマー
の1H-NMR−スペクトルは、前記アルケノール基に関し、
異性体比69:31を示している。p−トルエンスルホ
ン酸2g、メトキシフエノール20mg及びシクロヘキサ
ン250mの添加の下に、還流条件下で水をアルケノ
ール基から離脱させ、かつ共沸により留去する。20時
間後にこの反応混合物に無水炭酸ナトリウム1gを添加
し、かつ溶液を濾過する。ついでシクロヘキサンを蒸留
により除去する。1分子当り平均して8個の式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び のSi−結合異性共役ジエニル基を含有し、25℃での
粘度72mm2・S−1のジメチルポリシロキサン約18
0gが得られる。1H-NMR−スペクトルは、アルケノール
基に対する転化率97%を示す。IR−スペクトルは1
580cm-1及び1618cm-1で共役ジエニル基中の末端
二重結合に関する原子価振動を有する。
算)を含有する四塩化白金75mgを、2−メチル−3−
ブチン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌
導入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に2時
間にわたり、25℃で粘度11.2mm2・S−1を有
し、Si−結合水素0.55重量%を含有する、メチル
ヒドロゲンシロキサン単位、ジメチルシロキサン単位及
びトリメチルシロキサン単位からのコポリマー182g
を滴加する。100℃で反応時間約2時間後にSi−結
合水素の97%が転化する。ついで100℃、5hPa
(絶対)で揮発性の成分を蒸留で除去する。25℃で粘
度1945mm2・S−1を有する透明油状物が得られ
る。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の側位のSi−結合アルケノール基を有するコポリマー
の1H-NMR−スペクトルは、前記アルケノール基に関し、
異性体比69:31を示している。p−トルエンスルホ
ン酸2g、メトキシフエノール20mg及びシクロヘキサ
ン250mの添加の下に、還流条件下で水をアルケノ
ール基から離脱させ、かつ共沸により留去する。20時
間後にこの反応混合物に無水炭酸ナトリウム1gを添加
し、かつ溶液を濾過する。ついでシクロヘキサンを蒸留
により除去する。1分子当り平均して8個の式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び のSi−結合異性共役ジエニル基を含有し、25℃での
粘度72mm2・S−1のジメチルポリシロキサン約18
0gが得られる。1H-NMR−スペクトルは、アルケノール
基に対する転化率97%を示す。IR−スペクトルは1
580cm-1及び1618cm-1で共役ジエニル基中の末端
二重結合に関する原子価振動を有する。
例4: 1−オクテン中にとかされた、白金3mg(元素として計
算)を含有する四塩化白金75mgを2−メチル−3−ブ
チン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌導
入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に25℃
で粘度91mm2・S−1を有し、Si−結合水素0.1
33重量%(1.00バル)を含有する。ジメチルヒド
ロゲンシロキサン−、メチルヒドロゲンシロキサン−及
びジメチルシロキサン単位からのコポリマー752gを
滴加する。
算)を含有する四塩化白金75mgを2−メチル−3−ブ
チン−2−オール92.5g(1.1Mol)中に攪拌導
入する。この混合物に100℃で窒素雰囲気下に25℃
で粘度91mm2・S−1を有し、Si−結合水素0.1
33重量%(1.00バル)を含有する。ジメチルヒド
ロゲンシロキサン−、メチルヒドロゲンシロキサン−及
びジメチルシロキサン単位からのコポリマー752gを
滴加する。
120℃で反応時間約5時間後に、コポリマーのSi−
結合水素の98%が転化する。ついで100℃、15hP
a(絶対)で揮発性の成分を蒸留により除去する。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の末端及び側位Si−結合アルケノール基を有するジメ
チルポリシロキサン817gが得られる。p−トルエン
スルホン酸4g、メトキシフエノール60mg及びシクロ
ヘキサン700mの添加の下に還流条件下で、水をア
ルケノール基から離脱させ、合計約18mの水を共沸
により留去する。引き続きこの溶液をアルミナ1%及び
炭酸ナトリウム2gの添加下に濾過し、かつシクロヘキ
サンを蒸留により除去する。25℃で粘度195mm2・
S−1を有する透明黄色油状物約790gが得られる。
式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端及び側位のSi−結合共役ジエニル基を含有する
ジメチルポリシロキサンの1H-NMR−スペクトルは、前記
共役ジエニル基に関して異性体比65:35を示してい
る。
結合水素の98%が転化する。ついで100℃、15hP
a(絶対)で揮発性の成分を蒸留により除去する。式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の末端及び側位Si−結合アルケノール基を有するジメ
チルポリシロキサン817gが得られる。p−トルエン
スルホン酸4g、メトキシフエノール60mg及びシクロ
ヘキサン700mの添加の下に還流条件下で、水をア
ルケノール基から離脱させ、合計約18mの水を共沸
により留去する。引き続きこの溶液をアルミナ1%及び
炭酸ナトリウム2gの添加下に濾過し、かつシクロヘキ
サンを蒸留により除去する。25℃で粘度195mm2・
S−1を有する透明黄色油状物約790gが得られる。
式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端及び側位のSi−結合共役ジエニル基を含有する
ジメチルポリシロキサンの1H-NMR−スペクトルは、前記
共役ジエニル基に関して異性体比65:35を示してい
る。
例5: イソプロパノール中H2PtC6・3H2Oの1%溶
液の形での白金6.6mg(元素として計算)を2−メチ
ル−3−ブチン−2−オール370g中に攪拌導入す
る。この混合物に100℃、窒素雰囲気下で1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン268g及びイソプ
ロパノール中H2PtC6・3H2Oの1%溶液の形
での白金6.6mg(元素として計算)からの混合物を滴
下し、その際温度を115℃より上昇させてはいけな
い。反応時間約5時間後に1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサンのSi−結合水素の99%が転化する。
ついで80℃及び15hPa(絶対)で揮発性である成分
を、蒸留により除去する。25℃で粘度150mm2/s
を有し、かつ式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の末端Si−結合アルケノール基を有するジシロキサン
572g(理論量の95%)が得られる。1H-NMR−スペ
クトルは前記アルケノール基に関し、異性体比71:2
9を示す。シクロヘキサン600m、トルエンスルホ
ン酸4g及びメトキシフエノール50重量−ppmの添加
の下に還流条件下で、水をアルケノール基から離脱さ
せ、合計約66mの水を共沸により留去する。引き続
きこの溶液をアルミナ12g及び炭酸ナトリウム2gの
添加の下に精製し、濾過し、かつシクロヘキサンを蒸留
により除去する。式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジシロキサン
480gが得られる。ジシロキサンの1H-NMR−スペクト
ルは、共役ジエニル基及びアルケノール基の類似の異性
体混合物を示している。真空蒸留により25℃で粘度
2.3mm2/Sを有する無色生成物が得られる。
液の形での白金6.6mg(元素として計算)を2−メチ
ル−3−ブチン−2−オール370g中に攪拌導入す
る。この混合物に100℃、窒素雰囲気下で1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン268g及びイソプ
ロパノール中H2PtC6・3H2Oの1%溶液の形
での白金6.6mg(元素として計算)からの混合物を滴
下し、その際温度を115℃より上昇させてはいけな
い。反応時間約5時間後に1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサンのSi−結合水素の99%が転化する。
ついで80℃及び15hPa(絶対)で揮発性である成分
を、蒸留により除去する。25℃で粘度150mm2/s
を有し、かつ式: -CH=CH-C(OH)(CH3)-CH3及び の末端Si−結合アルケノール基を有するジシロキサン
572g(理論量の95%)が得られる。1H-NMR−スペ
クトルは前記アルケノール基に関し、異性体比71:2
9を示す。シクロヘキサン600m、トルエンスルホ
ン酸4g及びメトキシフエノール50重量−ppmの添加
の下に還流条件下で、水をアルケノール基から離脱さ
せ、合計約66mの水を共沸により留去する。引き続
きこの溶液をアルミナ12g及び炭酸ナトリウム2gの
添加の下に精製し、濾過し、かつシクロヘキサンを蒸留
により除去する。式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジシロキサン
480gが得られる。ジシロキサンの1H-NMR−スペクト
ルは、共役ジエニル基及びアルケノール基の類似の異性
体混合物を示している。真空蒸留により25℃で粘度
2.3mm2/Sを有する無色生成物が得られる。
例6: 例1からの生成物26gをデカメチルシクロペンタシロ
キサン208g、メトキシフエノール50重量−ppm及
びKOH(40%メタノール溶液中)1000重量−ppmと
140℃で16時間平衡化させる。ついで酢酸0.5g
を添加し、溶液を冷却後かつアルミナの添加後に濾過
し、100℃、10hPa(絶対)の揮発性の成分を蒸留
により除去する。25℃での粘度420mm2・S−1を
有する無色油状物が得られる。こうして得られた油状物
は式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジメチルポリ
シロキサンである。
キサン208g、メトキシフエノール50重量−ppm及
びKOH(40%メタノール溶液中)1000重量−ppmと
140℃で16時間平衡化させる。ついで酢酸0.5g
を添加し、溶液を冷却後かつアルミナの添加後に濾過
し、100℃、10hPa(絶対)の揮発性の成分を蒸留
により除去する。25℃での粘度420mm2・S−1を
有する無色油状物が得られる。こうして得られた油状物
は式: -CH=CH-C(CH3)=CH2及び の末端Si−結合共役ジエニル基を有するジメチルポリ
シロキサンである。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式: [式中Rは同じか異なるものであり、基1個当り炭素原
子1〜18個を有し、場合によりハロゲン化された1価
の炭化水素基を表わし、Qは式: -CH=CH-CR1=CR2R3及び/又は (式中R1は水素原子又は基1個当り炭素原子1〜12
個を有し、場合によりハロゲン化された1価の炭化水素
基を表わし、かつR2は水素原子又は基1個あたり1〜
12個の炭素原子を有する1価の炭化水素基を表わす
か、又は両方の基R1及びR2は一緒になって基1個あ
たり3〜5個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表
わし、R3は水素原子又は基1個あたり1〜4個の炭素
原子を有する1価の炭化水素基であり、但しR3はR1
及びR2の両方の基が一緒になって基1個あたり3〜5
個の炭素原子を有する2価の炭化水素基を表わす場合に
は、水素原子であるものとする)の基を表わし、aは0
又は1、平均0.003〜1.0であり、bは0、1、
2又は3、平均0.05〜2.5であり、a+bの合計
は平均3より大きくない、但し1分子当り少なくとも1
個の基Qが含有されている]のSi−結合共役ジェニル
基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンを製造するため
に、一般式: HC≡C−C(OH)R1−CHR2R3 [式中R1、R2及びR3は前記のものを表わす]の第
二又は第三アセチレン性アルコール(1)を、少なくと
も1個のSi−結合水素原子を有する一般式: [Rは前記のものを表わし、eは0又は1、平均0.0
03〜1.0であり、fは0、1、2又は3、平均0.
05〜2.5であり、かつe+fの合計は3より大きく
ない]のオルガノ(ポリ)シロキサン(2)に、Si−
結合水素の脂肪族多重結合への付加を促進させる触媒
(3)の存在下で付加させ、次いでこうして得られたオ
ルガノ(ポリ)シロキサンのアルケノール基から、酸性
触媒(4)の存在下で、水を分子内で離脱させることを
特徴とする、オルガノ(ポリ)シロキサンの製法。 - 【請求項2】Si結合共役ジェニル基を有するオルガノ
(ポリ)シロキサンを平衡化させる際に、請求項1記載
の方法で得られたSi−結合共役ジェニル基を有するオ
ルガノ(ポリ)シロキサンを、線状末端トリオルガノシ
ロキサン基を有するオルガノ(ポリ)シロキサン、線状
末端ヒドロキシル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサ
ン、環状オルガノ(ポリ)シロキサン及びジオルガノシ
ロキサン−及びモノオルガノシロキサン単位からのコポ
リマーからなる群から選択されたオルガノ(ポリ)シロ
キサン(5)と平衡化させることを特徴とする、Si結
合共役ジェニル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサン
の平衡化法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3927359.8 | 1989-08-18 | ||
DE3927359A DE3927359A1 (de) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | Verfahren zur herstellung von organo(poly)siloxanen mit si-gebundenen konjugierten dienylgruppen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119029A JPH03119029A (ja) | 1991-05-21 |
JPH0637556B2 true JPH0637556B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=6387401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2215959A Expired - Lifetime JPH0637556B2 (ja) | 1989-08-18 | 1990-08-17 | Si‐結合共役ジエニル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンの製法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5041594A (ja) |
EP (1) | EP0413346B1 (ja) |
JP (1) | JPH0637556B2 (ja) |
CA (1) | CA2022076A1 (ja) |
DE (2) | DE3927359A1 (ja) |
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EP0444920B1 (en) * | 1990-02-28 | 1998-09-16 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Butadienyl groupcontaining siloxane compounds and method of producing the same |
DE4032006A1 (de) * | 1990-10-09 | 1992-04-16 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zum entschaeumen und/oder entgasen von organischen systemen |
FR2669341A1 (fr) * | 1990-11-15 | 1992-05-22 | Rhone Poulenc Chimie | Polyorganosiloxane a reste(s) butadienyle(s), ses procedes de preparation et les compositions qui en derivent reticulables en un elastomere. |
JPH05301963A (ja) * | 1992-04-27 | 1993-11-16 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | フルオロシリコ−ンポリマーおよび硬化性フルオロシリコーンポリマー組成物 |
US5539137A (en) * | 1995-06-07 | 1996-07-23 | General Electic Company | Aryl substituted silicone fluids having high refractive indices and method for making |
DE102007055844A1 (de) * | 2007-12-17 | 2009-06-25 | Wacker Chemie Ag | Vernetzbare Siliconbeschichtungszusammensetzungen |
WO2012175825A1 (fr) * | 2011-06-21 | 2012-12-27 | Bluestar Silicones France | Inhibiteurs de reaction d'hydrosilylation, et leur application pour la preparation de compositions silicones durcissables stables. |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE553159A (ja) * | 1955-12-05 | |||
FR1450271A (fr) * | 1964-10-29 | 1966-05-06 | Stauffer Chemical Co | Alcadiényl silanes et leurs dérivés polysiloxanes |
US3933880A (en) * | 1974-12-02 | 1976-01-20 | Dow Corning Corporation | Method of preparing a platinum catalyst inhibitor |
JP2678371B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1997-11-17 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 末端にアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンの製造方法 |
JP2588724B2 (ja) * | 1987-09-08 | 1997-03-12 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 分子鎖中央の側鎖にアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンの製造方法 |
-
1989
- 1989-08-18 DE DE3927359A patent/DE3927359A1/de not_active Withdrawn
-
1990
- 1990-07-20 US US07/555,218 patent/US5041594A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-07-26 CA CA002022076A patent/CA2022076A1/en not_active Abandoned
- 1990-08-17 DE DE59008509T patent/DE59008509D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-08-17 EP EP90115774A patent/EP0413346B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-17 JP JP2215959A patent/JPH0637556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
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EP0413346A3 (en) | 1991-12-11 |
JPH03119029A (ja) | 1991-05-21 |
DE3927359A1 (de) | 1991-02-21 |
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DE59008509D1 (de) | 1995-03-30 |
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