JPH063753B2 - ケーブルをコネクタに装着する装置 - Google Patents

ケーブルをコネクタに装着する装置

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JPH063753B2
JPH063753B2 JP15399690A JP15399690A JPH063753B2 JP H063753 B2 JPH063753 B2 JP H063753B2 JP 15399690 A JP15399690 A JP 15399690A JP 15399690 A JP15399690 A JP 15399690A JP H063753 B2 JPH063753 B2 JP H063753B2
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finger
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英幸 石岡
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はケーブルをコネクタに装着する技術分野におい
て利用され、特に圧接結線されるケーブルをコネクタの
ケーブル保持溝に挿入する装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の装置としては特開昭57-182988号に開示される
ものが知られている。この公知の装置にあっては、ケー
ブルの太さの分だけ間隙をもつ一対の縦ローラ間に複数
のケーブルを並列に挿入せしめ上方からの押し部材によ
ってローラ端からケーブルが一本毎に送り出されるよう
にし、上記ローラ端には外周の一箇所に一本のケーブル
を受入れる溝をもった円板を近接配置して円板が一回転
するごとにケーブルが上記溝に受渡されて行く。また、
上記一対の縦ローラの下方にはケーブルを挟圧して引張
る一対の横ローラが配されている。一方円板には外周近
傍の弧状の孔が設けられており、V字溝を先端にもつト
ランスファーアームが上記孔を貫通して往復するように
なっている。該トランスファーアームの前進時の先端部
の側方位置には、コネクタがその一ピッチ毎に移動可動
に配置され、その近傍に多心ケーブルが保持されてい
る。
かかる公知の装置では、まずローラ端に円板の溝が一致
したときに一本のケーブルが該溝に挿入され、該ケーブ
ルは円板の回転により半周だけ移動した位置にもたらさ
れる。すると、ケーブルの先端は横ローラによって挟圧
され下方に引かれて、上記円板の直径方向に延びるよう
になる。ここで、トランスファーアームが円板の孔を貫
通して前進すると、そのV字溝にて上記ケーブルを係止
して所定位置にもたらす。そして該位置にて横方向に配
された挿入部材によってコネクタの所定のケーブル保持
溝にケーブルを挿入する。その際、コネクタは、円板に
よってとり出された一本のケーブルの番線の検知信号に
より、所定のケーブル保持溝が上記挿込部材のストロー
ク線上にくるように移動するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の公知の装置にあっては、円板の溝
に挿入されたケーブルの横ローラへの受渡しは、ケーブ
ル先端の垂下部分によっている。したがって、ケーブル
先端が十分長くない場合やケーブルにくせがあるときに
は横ローラに挟持されなくなることがあり、トランスフ
ァーアームによってコネクタ位置に確実にもたらされな
いこととなる。さらには、このトランスファーアームに
よるケーブルの移動では、コネクタの所定のケーブル保
持溝に対応する位置にケーブルをもたらすことに確実性
がない。
また、上記の公知装置では、多心ケーブルの保持位置
は、コネクタの長手方向の延長位置にならざるを得ない
ので、製品としてのケーブル付コネクタはコネクタの中
央に多心ケーブルが位置しない非対称形となり、コネク
タケースは特殊なものを用意せねばならない。
本発明は、上述の問題を解決し、動作及び位置に関しき
わめて確実性の高い、ケーブルをコネクタに装着する装
置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば上記目的は、 複数の被覆ケーブルが一束とされた多心ケーブルの各ケ
ーブルを、コネクタの接触子の接続部あるいは櫛歯状の
ケーブル保持溝へ一本毎順次挿入する装置において、 接触子の接続部あるいはケーブル保持溝が露呈する位置
でコネクタを保持するコネクタ保持体と、 コネクタ保持体の側方位置で多心ケーブルを保持する多
心ケーブル保持体と、 コネクタ保持体の側部にて、保持されたコネクタの接続
部あるいはケーブル保持溝に対応する位置に案内溝をも
つ櫛歯状の案内手段と、 ブロック体の一面に開放されケーブル径に相当する幅で
ブロック体の内部に向け延びて形成され、上記多心ケー
ブルの一端側で分散された各ケーブルを並列に収容する
収容溝の底部に上記一面へ向けて上記ケーブルを弾圧す
る押圧体が配されたケーブル収容手段と、 上記収容溝の一方の側から他方の側へ上記ブロック体の
一面上を前後に摺動し、摺動面に上記収容溝と平行で一
本のケーブルを収容する搬送溝が形成された搬送体と、 搬送体の前進時における搬送溝の位置で該搬送溝内のケ
ーブルを受入れる一本のケーブル受入溝と、該受入溝に
交叉して上記一面から少なくともケーブル外径よりも大
なる深さの凹部とが形成されたケーブル受手段と、 搬送体と共に移動可能に設けられ、該搬送体の前進時に
ケーブル受手段の上記一面の延長面上で、少なくとも上
記収容溝の側方位置にまで前縁が達して該収容溝内のケ
ーブルの浮上を阻止するケーブル押え手段と、 搬送体の前進時に、凹部に進入してケーブルを挟持し、
一方にケーブルの被覆に喰い込んで心線に接触する検知
接触手段としての刃部を有し他方に滑動自在にケーブル
を保持する二対のフィンガ体と、 上記二対のフィンガ体の間隔を可変に支持し、上記凹部
への進入方向に平行な軸まわりに回転自在かつ直交三軸
方向に移動可能な一つの移動体と、 一方のフィンガ体に近接して移動体に取付けられ、上記
軸方向に移動して先端がコネクタの接触子の接触部ある
いはケーブル保持溝内に進入可能なケーブル押入片とを
備え、 移動体は、フィンガ体の検知接続手段が心線と接触する
ケーブルの番線信号に対応して、予め設定された接触子
の接続あるいは保持溝上に二つのフィンガ体により挟持
されたケーブルをもたらすように、上記移動体の移動が
なされるように設定されている、 ことにより達成される。
〔作用〕
かかる本発明によれば、ケーブルのコネクタへの装着は
次の要領でなされる。
先ず、一束化されている多心ケーブルの各被覆ケー
ブルを分散して該多心ケーブルを多心ケーブル保持体で
所定位置に保持し、しかる後各ケーブルを任意の順序の
もとにブロック体の収容溝内に並列に収容する。この場
合、これらのケーブルの搬送溝の開口に最も近いケーブ
ルは搬送体及びケーブル押え手段の下面にて覆われて飛
び出しを防止されている。
次に、ケーブルの下方より押圧体に弾圧されて一番
上のケーブルのみが搬送溝内に挿入される。その後に搬
送体がブロック体の一面に摺接しながら前進すると、そ
の搬送溝に接触しているケーブルを該搬送溝内に係止し
ながら搬送し、ケーブル受手段の受入溝にもたらす。
次に、二対のフィンガ体が互に近接してケーブル受
手段に設けられた凹部に進入して上記ケーブルを挟持す
る。
その結果、一方のフィンガ体の検知接触手段たる刃
部がケーブルの被覆に喰い込み心線と接触するので、そ
れによって心線番号を判断する。しかる後、移動体はフ
ィンガ体をコネクタの上記心線番号と対応して設定され
た所定のケーブル保持溝の位置まで移動する。
二対のフィンガ体は、上記凹部を出てからにて述
べた所定位置に移動する間に、二対のフィンガ体は離間
動作を行ってケーブルを緊張せしめる。その際、フィン
ガ体が凹部を出て一番上のケーブルを該凹部からとり出
すときに、該ケーブルはケーブル押え手段により押さえ
られつつその前縁をまわりこむようにしてとり出される
ので、収容溝内にある次のケーブルがこれに絡まって浮
上しフィンガ体の動作に支障をきたすことがない。
上記二対のフィンガ体によってコネクタの所定の接
触子の接触部あるいはケーブル保持溝及び該保持溝に対
応する案内手段の案内溝の上にもたらされたケーブルは
ケーブル押入部材によって上記接触部あるいはケーブル
保持溝に押入される。このようにして、各ケーブルが順
次接触部あるいはケーブル保持溝に押入されてすべての
ケーブルの装着が完了する。
〔実施例〕
以下、添付図面にもとづいて本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明の第一実施例装置の概要構成を示す斜視
図である。なお、同図では立体空間における方向性を明
確にするために直交座標X,Y,Zが設定されている。
同図において、Y方向に往復移動可能に設けられた移動
台50上にX方向で設定間隔をもって取付けられた二つの
設置台1,2の近傍縁部に、コネクタをその長手方向がY
方向となるように、該コネクタを保持するコネクタ保持
体3,3そして4,4がそれぞれ設けられている。なお、上記
設置台1,2は移動台50上にある必要はなく、不動に設け
られていてもよい。上記コネクタ保持体3,3そして4,4
は、コネクタの大きさ及び種類に対応できるように、そ
のY方向での間隔が可変でありまた交換も可能となって
いる。上記基台1,2の対向壁の部分には、多心ケーブル
を所定位置にもたらすためのU字溝付ガイド5が設けら
れ、多心ケーブルがU字溝の底部にあるとき側方より多
心ケーブルを挟圧保持する多心ケーブル保持体7が解放
自在に設けられている。
また、上記設置台1,2には、コネクタ保持体3,3そして4,
4にて保持されたコネクタの接続部あるいはケーブル保
持溝に対応する位置に案内溝をもつ櫛歯状の案内手段と
しての案内体1A,2Aが設けられている。
一方、上記移動台50には上記設置台1,2に対しY負方向
の位置にブロック体8が配置されている。該ブロック体
8のX方向ほぼ中央位置には上面を摺動面としてここか
らYZ面で下方に延びるケーブル収容手段としての収容
溝9が形成されている。該収容溝9の幅(X方向の間
隙)はケーブル一本の径にほぼ等しく設定されており、
底部にはばね等(図示せず)によって上方(Z正方向)
に付勢されている板状の押圧体10が配されている。
上記ブロック体8の上面には、収容溝9の右側(X負方
向側)位置に、搬送体11が上記上面を摺動可能に配設さ
れている。該搬送体11は、その摺動面にY方向に延びて
ケーブルを一本だけ受入れられる搬送溝12と、X正方向
に開く切欠部13とが形成されている。
上記搬送体11にはその側部から延出するように板状のケ
ーブル押え部材11Aが設けられている。該ケーブル押え
部材11Aはブロック体8に摺接する搬送体11の下面の延
長面にて延びており、X正方向の前縁が丸みをもって搬
送体11の前縁とほぼ同一位置にまで達している。
次に、上記ブロック体8の上面には、収容溝9の左側
(X正方向側)位置にケーブル受手段としての受入溝14
が形成されている。該受入溝14は、上記搬送体11がX正
方向に前進した際にその搬送溝12と一致する位置に設け
られている。さらに、上記ブロック体8には、上記受入
溝14に直交するように(XZ面にて)延びる凹部15が形
成されている。該凹部15は図示のごとく受入溝14よりも
Z方向にて深いものとなっており、上記受入溝14と凹部
15とでケーブル受手段をなしている。
上記ブロック体8のY方向の側面には、収容溝9の両側
にガイドプレート16A,16Bが設けられている。両ガイド
プレート16A,16Bは共に上端部に互に対向方向に切取ら
れてV字溝を形成するテーパ部を有し、ケーブルの収容
溝9への挿入を容易にしている。一方のガイドプレート
16Aはその上端が上記ブロック体8の上面より突出した
まま固定されているが、他方のガイドプレート16Bは上
記ブロック体8の上面よりも没することができるように
なっている。該ガイドプレート16Bは、図示しない機構
により、搬送体11の搬送溝12が収容溝9よりもX正方向
にあるときには没し、負方向にあるときには突出するよ
うに搬送体11の動作と連動している。
さらに、移動台50の上方位置には移動体20が設けられて
いる。該移動体はZ方向に延びる軸21まわりに任意の設
定角(本実施例では90゜)だけ回転自在であると共
に、XYZの各方向に指令距離だけ移動可能となってい
る。この距離は、後述の検知接続手段からの番線信号に
もとづいて、所定のユニットにおける該番線信号のケー
ブルの挿入されるべきコネクタのケーブル保持溝の位置
に対応して定められた各距離から制御手段にて選択され
る。
上記移動体20にはその本体22から横方向に腕体23が延出
して設けられている。そして、本体22及び腕体23には開
閉してケーブルを挟持するフィンガ体24,25がそれぞれ
垂下して設けられている。そして、一方のフィンガ体25
に近接して薄板の押入片26が上昇・下降自在に設けられ
ている。
上記フィンガ体24は、第2図にもみられるように、一つ
のフィンガ24Aとこれに対し開閉自在に回動するフィン
ガ24Bから成っており、フィンガ24Aにはケーブルの位置
を定める突部24A'を有し、フィンガ24Bには刃部24B'を
有している。該刃部24B'はケーブルの被覆に喰い込んで
芯線と接触する検知接続手段をなすもので、第1図のご
とく絶縁部材27を介して腕体23と絶縁され、配線28を経
て接続検知器(図示せず)に接続されており、ケーブル
の心線との接触の際にそのケーブルの番線が判るように
なっている。さらに他方のフィンガ体25にはケーブルを
定位置で摺動自在に保持する半円状の凹部29が設けられ
ている。フィンガ体25は、図示しないシリンダによって
腕体23の下面にて縣垂状態で他方のフィンガ体24に対し
て距離が自在に変えられるように摺動可能とされてい
る。
以上のごとく本実施例にあっては、コネクタのケーブル
保持溝への装着は次の要領でなされる。
先ず、外皮もしくはチューブによって複数のケーブル
を一束化して成る多心ケーブルPの両端の外皮もしくは
チューブを所定長さだけ除去して、各ケーブルWを分散
させて本実施例装置への装着に備える。次に上記多心ケ
ーブルPの外皮(又はチューブ)部分をケーブル保持体
7にて所定位置で保持する。そして、各ケーブルWをブ
ロック体8の収容溝9に挿入する。この挿入時には搬送
体11は強制的にX負方向に後退させられており、ガイド
プレート16Bは上方位置にあってガイドプレート16Aと相
俟ってケーブルの挿入を容易にするV字溝を形成してい
る。そして、すべてのケーブルの挿入完了後上記強制力
を解除すると、搬送溝12が丁度上記収容溝9の位置にく
るようになっている。
次に、ブロック体8の収容溝9内の押圧体10が、ば
ね等によりケーブルを押上げ、このことにより一番上の
ケーブル1本のみが搬送体の搬送溝12内に挿入される。
しかる後、搬送体11がX正方向に前進する。そして前進
位置、すなわち搬送体11の搬送溝12がブロック体8の受
入溝14と一致した位置で上記搬送体11が一時的に停止し
ケーブルが定位置で保持される。この時点で、ケーブル
押え部材11Aは最上位のケーブルの上に位置している。
次に、上記搬送体11の停止中にブロック体8の凹部
15の上にて互に近接して待機していた二つのフィンガ体
24,25が開脚状態で凹部15内に降下して上記ケーブルを
挟持する。そして挟持とともに、フィンガ体24の刃部24
B'がケーブルの芯線と接触して該ケーブルの番線が検知
される。しかる後、搬送体11は後退しフィンガ体24,25
が自由にケーブルを取り出せるようになる。
フィンガ体24,25(移動体20)は上昇してケーブル
を取出す。その際、フィンガ体24,25の上記上昇時に
は、フィンガ体24,25により挟持されたケーブルはケー
ブル押え部材11Aの前縁を滑りながらまわり込むように
して取り出され、収容溝9内に収められているケーブル
Wは、ケーブル保持体7と該収容溝9との間にて交叉し
ていても、ケーブル押え部材11Aによって押さえられ
て、上記フィンガ体24,25により挟持され受入溝14から
取り出されるケーブルに絡まって浮上することがなくな
る。しかる後、フィンガ体24,25は互にその間隔をやや
広めてケーブルを緊張せしめながら、XY平面で移動し
て挟持されたケーブルをコネクタC1(もしくはC2)の所
定のケーブル保持溝上にもたらす。すなわち、ケーブル
がケーブル保持溝にあって、一方のフィンガ体25がコネ
クタC1の側方に設けられた案内体1Aの近接位置、そして
他方のフィンガ体24がコネクタC1の他の側方位置にく
る。しかる後、押入片26がケーブルの上面に軽く当接す
る程度まで降下する。また、このとき、上記移動は、刃
部24B'により検出されたケーブルの番線に対応した、設
定された座標距離として制御手段の指令によって行われ
る。
次に、フィンガ体24,25(移動体20)が設定距離だ
け降下して、案内体1Aの所定の案内溝内にケーブルが挿
入される。そして、押入片26はケーブルの上面を押さえ
つつコネクタC1のケーブル保持溝に挿入する。
かくして、一本のケーブルのコネクタケーブル保持
ブロックへの装着が完了し、以下順次他のケーブルにつ
いて上記工程をくり返す。そして全てのケーブルWがケ
ーブル保持ブロックに装着完了した後に、他に用意され
た圧接機(図示せず)によって該ケーブル保持ブロック
と、複数の接触子が植設されたコネクタ本体ブロック
(図示せず)と一体化し、かつ各ケーブルと接触子が電
気的、機械的に接続されることになる。
以上のごとく上記〜にて述べられた、一つのユ
ニットが装置枠体内でケーブルの配線を行っている間
に、他のユニットを枠体外に引き出しケーブルの装着を
行う。
かくして、このようにして一本のケーブルがコネク
タC1又はC2に装着される。以下順次他のケーブルについ
ても上記工程をくり返し、かつ上記圧接機によってコネ
クタがケーブルと接続し一本の多心ケーブルの両端にコ
ネクタが接続され完成することになる。その際、ケーブ
ルは案内体1Aの範囲において直状に延伸させているの
で、ケーブル同士が不規則にかたまったりあるいは絡ま
っていないのでコネクタにおける後処理がきわめて容易
に行われる。
次に、第3図に示される第二実施例装置について説明す
る。
本実施例では、移動台50は前実施例の場合と同様にY方
向に移動可能であるが、それと共に装置より取り出すこ
とも可能となっている。
移動台50上に取り付けられた設置台51は上記移動台50上
で「コ」字をなす形態をしており、各辺でコネクタC3を
保持している。前実施例では設置台にコネクタ保持体を
設けていたが、本実施例では上記設置台51に直接保持溝
を設けてここでコネクタC3を保持している。勿論のこと
ながら、前実施例のようにコネクタ保持体を採用するこ
とも可能である。
上記設置台51の各辺の両側部には、コネクタの接続部あ
るいはケーブル保持溝に対応する位置に案内溝をもつ櫛
歯状の案内体52,52が取付けられている。前実施例では
案内体はコネクタの一側にしか設けられていなかった
が、本実施例では、上記のごとくコネクタC3の両側に案
内体52,52が位置するようになる。
上記「コ」字状の設置台51により囲まれた空間のほぼ中
央位置には、X方向に相対動可能な二つのブロック53A,
53Bから成る多心ケーブル保持体53が設けられている。
一方のブロック53AにはV字溝53A'が形成されていて、
ここで多心ケーブル(図示せず)は保持される。
上記移動台50上で、上記「コ」字状の設置台51の開放側
位置には、ブロック体54が設置されている。該ブロック
体54は三つの収容溝55,55,55が形成され、上部には上記
収容溝55,55,55のそれぞれに対してX負方向位置に受入
溝56,56,56が設けられている。また、これらの受入溝5
6,56,56に直交するように凹部57,57,57も形成されてい
る。
かかる本実施例装置にあっては、多心ケーブルは多心ケ
ーブル保持体53により保持され、外皮が除去された先端
から延びる各ケーブルは、適宜収容溝55,55,55のいづれ
かに収められる。その際、収容溝の選定は収容溝への収
容に伴い各ケーブルが互に絡まないように行うのが好ま
しい。次に、前実施例の場合と同様の搬送体、ケーブル
押え手段及びフィンガ体(いづれも図示せず)により、
各収容溝56,56,56内のケーブルを逐次一本づつ取り出し
て、所定のコネクタC3の所定のケーブル保持溝に押入す
る。その際、ケーブルはコネクタの両側にある二つの案
内体52,52により保持される。
かかる本実施例では、前実施例に比し、収容溝が複数あ
るために一つの収容溝内のケーブル数が減り、その結果
収容溝内の押圧体にかかる負荷が軽減されること、また
二つの案内体52,52によりケーブルはコネクタの両側で
保持されるので、ケーブルのもつよじれによりコネクタ
の一側でのはね上がりはなくフィンガ体の動作において
障害を除去できること等の効果がある。
上記の二つの実施例における説明は全てコネクタケーブ
ル保持ブロックに設けられたケーブル保持溝にケーブル
を挿入するものとしたが、本発明はそれに限定するもの
でなく、コネクタ本体ブロックに植設された接触子の接
続部に直接ケーブルを接続(例えば圧接等)することも
可能なるものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上のごとく、フィンガ体により緊張状態でケ
ーブルをコネクタの所定のケーブル保持溝の位置にもた
らし押入片で装着することとしたため、ケーブルは確実
に挟持されて取り出されかつ所定位置にくるので、作業
の信頼性が向上するという効果をもたらす。また、複数
のコネクタに分枝結線することも可能となり、その多様
性が向上する。
そして、ケーブル押さえによってケーブル取出時の浮き
上がりが防止されるので、フィンガ体の動作のトラブル
を回避できると共に、ケーブル接続後のケーブルは案内
手段による直状部を有しているため後処理がきわめて容
易になされ、さらなる作業の確実性及び能率の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例装置の要部の概要構成を示
す斜視図、第2図は第1図装置のフィンガ体を示す斜視
図、第3図は第二実施例装置の要部の概要構成を示す斜
視図である。 1A,2A;52……案内手段(案内体) 3,4…………コネクタ保持体 7;53…………多心ケーブル保持体 8;54…………ブロック体 9;55…………収容溝 10……………押圧体 11……………搬送体 11A …………ケーブル押え手段 (ケーブル押え部材) 12……………搬送溝 14;56………ケーブル受手段(受入溝) 15;57………凹部 20……………移動体 21……………軸 24,25 ………フィンガ体 24B …………刃部 26……………押入片 50……………移動台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被覆ケーブルが一束とされた多心ケ
    ーブルの各ケーブルを、コネクタの接触子の接続部ある
    いは櫛歯状のケーブル保持溝へ一本毎順次挿入する装置
    において、 接触子の接続部あるいはケーブル保持溝が露呈する位置
    でコネクタを保持するコネクタ保持体と、 コネクタ保持体の側部にて、保持されたコネクタの接続
    部あるいはケーブル保持溝に対応する位置に案内溝をも
    つ櫛歯状の案内手段と、 コネクタ保持体の側方位置で多心ケーブルを保持する多
    心ケーブル保持体と、 ブロック体の一面に開放されケーブル径に相当する幅で
    ブロック体の内部に向け延びて形成され、上記多心ケー
    ブルの一端側で分散された各ケーブルを並列に収容する
    収容溝の底部に上記一面へ向けて上記ケーブルを弾圧す
    る押圧体が配されたケーブル収容手段と、 上記収容溝の一方の側から他方の側へ上記ブロック体の
    一面上を前後に摺動し、摺動面に上記収容溝と平行で一
    本のケーブルを収容する搬送溝が形成された搬送体と、 搬送体の前進時における搬送溝の位置で該搬送溝内のケ
    ーブルを受入れる一本のケーブル受入溝と、該受入溝に
    交叉して上記一面から少なくともケーブル外径よりも大
    なる深さの凹部とが形成されたケーブル受手段と、 搬送体と共に移動可能に設けられ、該搬送体の前進時に
    ケーブル受手段の上記一面の延長面上で、少なくとも上
    記収容溝の側方位置にまで前縁が達して該収容溝内のケ
    ーブルの浮上を阻止するケーブル押え手段と、 搬送体の前進時に、凹部に進入してケーブルを挟持し、
    一方にケーブルの被覆に喰い込んで心線に接触する検知
    接触手段としての刃部を有し他方に滑動自在にケーブル
    を保持する二対のフィンガ体と、 上記二対のフィンガ体の間隔を可変に支持し、上記凹部
    への進入方向に平行な軸まわりに回転自在かつ直交三軸
    方向に移動可能な一つの移動体と、 一方のフィンガ体に近接して移動体に取付けられ、上記
    軸方向に移動して先端がコネクタの接触子の接触部ある
    いはケーブル保持溝内に進入可能なケーブル押入片とを
    備え、 移動体は、フィンガ体の検知接続手段が心線と接触する
    ケーブルの番線信号に対応して、予め設定された接触子
    の接続あるいは保持溝上に二つのフィンガ体により挟持
    されたケーブルをもたらすように、上記移動体の移動が
    なされるように設定されている、 ことを特徴とするケーブルをコネクタに装着する装置。
JP15399690A 1990-02-02 1990-06-14 ケーブルをコネクタに装着する装置 Expired - Lifetime JPH063753B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208790 1990-02-02
JP2-22087 1990-02-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03280376A JPH03280376A (ja) 1991-12-11
JPH063753B2 true JPH063753B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=12073095

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