JPH063693U - 磁性体付き筆記具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記具の主胴体部もしくは副胴体部に磁性体
を取り付けることにより、筆記具の紛失を防止し、作業
効率の向上を図る。 【構成】 主胴体部と副胴体部とからなる磁性体付き筆
記具において、前記主胴体部又は前記副胴体部のいずれ
かに少なくとも１個の磁性体を取り付けて、前記主胴体
部と前記副胴体部とを接続して一体化させるようにす
る。 【効果】 筆記具の主胴体部もしくは副胴体部に少なく
とも１個の磁性体を取り付けるため、磁性体を固着でき
る場所ならばその場所の表面形状に係わりなくどこにで
も固着できる。そのため筆記具を紛失することがなく、
作業効率も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、文房具に係わり、磁性体を吸引できる任意の場所への固着が可能と なる筆記具に関する、

【０００２】

【従来の技術】

従来の筆記具を含む文房具としては、例えばメモ用紙等を金属性白板上に固定 する為の磁性ゴム等が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般に文房具、特に筆記具は平坦な台や机などに置かれた場合、振動や人に触 れたりして床などに落下してしまい紛失する恐れがある。 又、傾斜面に置かれた場合には滑動して紛失することもある。 又、略垂直な壁などには固着しにくい等の問題点がある。

【０００４】 本考案の目的は、上述の問題点に鑑み、磁性体を吸引できる平面、傾斜面又は 略垂直面等のいずれかの場所であっても、固着もしくは固定することができて、 紛失することのない筆記具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の磁性体付き筆記具は、主胴体部と副胴体部とからなる磁性体付き筆記 具において、前記主胴体部又は前記副胴体部のいずれかに少なくとも１個の磁性 体を取り付けて、前記主胴体部と前記副胴体部とを接続して一体化させるように したものである。

【０００６】

【作用】

本考案の磁性体付き筆記具は、主胴体部もしくは副胴体部に少なくとも１個の 磁性体を接着剤又は、ネジ付き金具等により取り付けるため、筆記具が磁性体を 固着できる場所ならば、その場所の表面状態が平面、傾斜面又は略垂直面等のい かなる表面形状を有しても任意に固着でき、紛失することがなく作業効率を向上 できる。

【０００７】

【実施例】

以上本考案の実施例を図１ないし図３によって説明する。

【０００８】

【実施例１】 図１は磁石付き筆記具１ａの斜視図である。 ２ａは主胴体部であり、３ａはテーパー付き永久磁石よりなる副胴体部である。 ４は、鉛筆の芯である。ここで、ボールペン又は万年筆の芯又はペン先であっ てもよい。 主胴体部２ａと副胴体部３ａは不図示の接着剤等により接続される。ここで、 副胴体部３ａのテーパー部分の角度及び形状は特に限定されない。 以上のようにして磁石付き筆記具１ａが得られる。

【０００９】

【実施例２】 図２は磁石付き筆記具１ｂの斜視図である。２ｂは主胴体部であり、３ｂはテ ーパー付副胴体部であって、その側面に凹部５を有している。６は直方体形状の 永久磁石であり、少なくとも永久磁石６の一部が接着剤又はビスを用いて凹部５ の内部に接着又は固着される。そして主胴体部２ｂと副胴体部３ｂが接着剤等を 用いて接続される。

【００１０】 ここで副胴体部３ｂのテーパー部分の角度及び形状は特に限定されない。 以上のようにして磁石付き筆記具１ｂが得られる。

【００１１】

【実施例３】 図３は磁石付き筆記具１ｃの斜視図である。 ２ｃは、主胴体部、３ｃは永久磁石よりなる副胴体部、７ａは主胴体部２ｃの 鉛筆の芯４に対向する側の後端外側部分に設けられたネジ部であり、７ｂは副胴 体部３ｃの一方の端側面内壁に設けられたネジ部である。そして主胴体部７ａと 副胴体部７ｂが螺接されて磁石付き筆記具１ｃが得られる。

【００１２】 尚、本考案の磁性体付き筆記具のうちの、永久磁石を含む磁性体を有する部分 は、前記実施例１ないし３における磁石付き筆記具に限定されることはなく、例 えば磁石つき消しゴム、磁石付きものさし、磁石付き鉛筆けずり、磁石付きスタ ンプ等であってもよい。

【００１３】 又、上記のような永久磁石に限定されず、例えば金属などを吸引する、磁性を 有するものであればよい。

【００１４】 又、上記のように永久磁石を固着もしくは固定する箇所は、図１ないし図３の 略右側に示される副胴体部３ａ、３ｂ、３ｃに限定されず、それらの左側に示さ れる主胴体部２ａ、２ｂ、２ｃの表面もしくは内部であってもよい。

【００１５】

【考案の効果】

本考案によれば、筆記具等の主胴体部もしくは副胴体部に少なくとも１個の磁 性体を接着剤又は、ネジ付き金具等により取り付けるため、文房具を固着もしく は固定する場所が、平面、傾斜面及び略垂直面等のいかなる表面形状を有してい ても、その場所が、磁性体を固着もしくは固定できる場所ならば、紛失すること がなく作業効率をより向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す磁石付き筆記具の斜
視図である。

【図２】本考案の第２実施例を示す磁石付き筆記具の斜
視図である。

【図３】本考案の実施例３を示す磁石付き筆記具であ
る。

【符号の説明】

１ａ、１ｂ、１ｃ 磁石付き筆記具 ２ａ、２ｂ、２ｃ 主胴体部 ３ａ、３ｂ、３ｃ 副胴体部 ４ 鉛筆の芯 ５ 凹部 ６ 永久磁石 ７ａ、７ｂ ネジ部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主胴体部と副胴体部とからなる磁性体付
   き筆記具において、前記主胴体部又は前記副胴体部のい
   ずれかに少なくとも１個の磁性体を取り付け、前記主胴
   体部と前記副胴体部とを接続して一体化させるようにし
   たことを特徴とする磁性体付き筆記具。