JPH0636925B2 - 冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法 - Google Patents
冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法Info
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- JPH0636925B2 JPH0636925B2 JP63074731A JP7473188A JPH0636925B2 JP H0636925 B2 JPH0636925 B2 JP H0636925B2 JP 63074731 A JP63074731 A JP 63074731A JP 7473188 A JP7473188 A JP 7473188A JP H0636925 B2 JPH0636925 B2 JP H0636925B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、冷間圧延中においても圧延板の表面粗度を
有利に制御できる方法に関するものである。
有利に制御できる方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に各種材料の表面粗度は、単に表面の美観のみなら
ずその材料の機械的性質や物理的性質に深く関係してい
る。例えば鉄鋼の分野において、冷間圧延後の材料とく
にステンレス鋼板や方向性けい素鋼板、表面処理鋼板な
どでは、その表面粗度は重要な品質項目である。すなわ
ちステンレス鋼板においては、板面粗度が大きいと表面
光沢が低下するために好ましくなく、また方向性けい素
鋼板においても板面粗度が大きいと磁気特性の劣化を招
くために好ましくない。
ずその材料の機械的性質や物理的性質に深く関係してい
る。例えば鉄鋼の分野において、冷間圧延後の材料とく
にステンレス鋼板や方向性けい素鋼板、表面処理鋼板な
どでは、その表面粗度は重要な品質項目である。すなわ
ちステンレス鋼板においては、板面粗度が大きいと表面
光沢が低下するために好ましくなく、また方向性けい素
鋼板においても板面粗度が大きいと磁気特性の劣化を招
くために好ましくない。
さらに表面処理鋼板では、めっき性、塗装性などの面か
ら適切な板面粗度が必要とされる。
ら適切な板面粗度が必要とされる。
ところで通常の圧延においては、ロールの表面粗度変化
や素材の表面粗さ変化なえどに起因して圧延後の板面粗
度が目標値を外れることがあったが、従来は、冷間圧延
ライン内に板面粗さを測定する機器がなかったこともあ
って、圧延中における板面粗度がわからないまま圧延を
続行し、上述したような板面粗度の目標値からの逸脱は
圧延終了後に判明したため、製品歩留りの低下や納期遅
れなどの問題が生じる場合があった。
や素材の表面粗さ変化なえどに起因して圧延後の板面粗
度が目標値を外れることがあったが、従来は、冷間圧延
ライン内に板面粗さを測定する機器がなかったこともあ
って、圧延中における板面粗度がわからないまま圧延を
続行し、上述したような板面粗度の目標値からの逸脱は
圧延終了後に判明したため、製品歩留りの低下や納期遅
れなどの問題が生じる場合があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、圧延
中の板面粗度を正確に把持し、かつ目標値となるように
的確に制御することができる冷間圧延における圧延板表
面粗度の制御方法を提案することを目的とする。
中の板面粗度を正確に把持し、かつ目標値となるように
的確に制御することができる冷間圧延における圧延板表
面粗度の制御方法を提案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわちこの発明は、冷間圧延中の圧延板の表面粗度
を、目標とする粗度範囲内に維持する制御方法であっ
て、 圧延板表面粗度の調整手段として圧延ロールの周速、圧
延油の流量および圧延油の濃度を採用し、 圧延機の出側にて圧延板の表面粗度を、非接触式の粗度
計を用いて常時測定しておき、 この実測板面粗度が予め設定しておいた目標板面粗度を
逸脱した場合に、その逸脱量並びに各調整手段の制御範
囲および制御特性に応じて上記調整手段の一つ又は二つ
以上を選択して調整し、 この調整を、目標板面粗度が得られるまで繰り返し行っ
て板面粗度を目標範囲内に収めることを特徴とする冷間
圧延における圧延板表面粗度の制御方法である。
を、目標とする粗度範囲内に維持する制御方法であっ
て、 圧延板表面粗度の調整手段として圧延ロールの周速、圧
延油の流量および圧延油の濃度を採用し、 圧延機の出側にて圧延板の表面粗度を、非接触式の粗度
計を用いて常時測定しておき、 この実測板面粗度が予め設定しておいた目標板面粗度を
逸脱した場合に、その逸脱量並びに各調整手段の制御範
囲および制御特性に応じて上記調整手段の一つ又は二つ
以上を選択して調整し、 この調整を、目標板面粗度が得られるまで繰り返し行っ
て板面粗度を目標範囲内に収めることを特徴とする冷間
圧延における圧延板表面粗度の制御方法である。
この発明において、圧延機の出側に設置する粗度計は、
非接触式である必要がある。というのは従来のような接
触式の粗度計では、圧延機の出側のような500mpmを
超える速度での測定は困難であるだけでなく、機械的な
故障が発生し易く、また圧延後の板表面が傷付くという
問題も発生するからである。
非接触式である必要がある。というのは従来のような接
触式の粗度計では、圧延機の出側のような500mpmを
超える速度での測定は困難であるだけでなく、機械的な
故障が発生し易く、また圧延後の板表面が傷付くという
問題も発生するからである。
ここに非接触式の板面粗度測定装置としては、例えば特
開昭60−201204号公報に示されるような「表面性状測定
装置」が有効に使用できる。この装置は、光学的な手法
により不規則面の表面粗度情報に関する統計的性質を測
定する方法であるので、上掲したような問題が発生する
おそれはない。
開昭60−201204号公報に示されるような「表面性状測定
装置」が有効に使用できる。この装置は、光学的な手法
により不規則面の表面粗度情報に関する統計的性質を測
定する方法であるので、上掲したような問題が発生する
おそれはない。
第1図a,bにそれぞれ、この発明の実施に用いて好適
な圧延設備を模式で示す。同図aはタンデム圧延の場
合、同図bはリバース圧延の場合である。
な圧延設備を模式で示す。同図aはタンデム圧延の場
合、同図bはリバース圧延の場合である。
図中番号1は圧延スタンド、2は圧延機の出側に設置し
た非接触式の粗度計、3は制御量演算器、4は制御装
置、そして5が圧延板である。
た非接触式の粗度計、3は制御量演算器、4は制御装
置、そして5が圧延板である。
以下、この発明に従う表面粗度の制御要領を具体的に説
明する。
明する。
さて冷間圧延中,非接触粗度計2より出力された実測板
面粗度Raとあらかじめ設定された目標板面粗度 とを制御量演算器3に入力する。この制御量演算器3で
は、実測板面粗度Ra、目標板面粗度 ならびにロール速度、圧延油流量、圧延油濃度の現在の
値から、板面粗度を目標値とするための、圧延油流量、
圧延油濃度およびロール周速の各変更量ならびにそれら
の組合せを演算し、制御装置4に出力する。この制御装
置4では、圧延油流量、濃度およびロール周速が指定さ
れた変更量となるように、流量調整弁の開度調整、濃度
増大のための圧延油の補給又は濃度以下のための希釈水
の補給およびミルモータ回転数の調整の少なくともいず
れか一つを行うのである。
面粗度Raとあらかじめ設定された目標板面粗度 とを制御量演算器3に入力する。この制御量演算器3で
は、実測板面粗度Ra、目標板面粗度 ならびにロール速度、圧延油流量、圧延油濃度の現在の
値から、板面粗度を目標値とするための、圧延油流量、
圧延油濃度およびロール周速の各変更量ならびにそれら
の組合せを演算し、制御装置4に出力する。この制御装
置4では、圧延油流量、濃度およびロール周速が指定さ
れた変更量となるように、流量調整弁の開度調整、濃度
増大のための圧延油の補給又は濃度以下のための希釈水
の補給およびミルモータ回転数の調整の少なくともいず
れか一つを行うのである。
もし上記の処理で、目標板面粗度が得られなかった場合
には板面粗度が目標値となるように上記をくり返して実
行する。
には板面粗度が目標値となるように上記をくり返して実
行する。
なお、タンデムミルの場合、スタンド毎に圧延油のタン
ク、ポンプ、配管、流量調整弁等が完全に別系統になっ
ていれば、スタンド毎に圧延油の濃度調整及び流量調整
が可能である。しかしながらタンクやポンプが別系統に
なっていない場合、スタンド毎の圧延油の濃度調整はで
きないけれども、流量調整弁を各スタンド毎に設定する
ことにより、圧延油の流量調整は各スタンド毎に可能で
ある。
ク、ポンプ、配管、流量調整弁等が完全に別系統になっ
ていれば、スタンド毎に圧延油の濃度調整及び流量調整
が可能である。しかしながらタンクやポンプが別系統に
なっていない場合、スタンド毎の圧延油の濃度調整はで
きないけれども、流量調整弁を各スタンド毎に設定する
ことにより、圧延油の流量調整は各スタンド毎に可能で
ある。
各スタンド毎に圧延油の濃度、流量が調整できる場合、
目標板面粗度に対する偏差が小さい場合は1つのスタン
ドで制御することも可能ではあるが、その範囲を越えて
いる場合には、制御スタンドを増やす。この判断は制御
量演算器3で行なう。
目標板面粗度に対する偏差が小さい場合は1つのスタン
ドで制御することも可能ではあるが、その範囲を越えて
いる場合には、制御スタンドを増やす。この判断は制御
量演算器3で行なう。
(作 用) 各制御量には以下に述べるような制限がありこれらの範
囲内で変更することができる。
囲内で変更することができる。
「圧延油流量」は、リサーキュレーション方式の場合ロ
ールの冷却も兼ねたるため最小量が存在し、一方最大量
は設備仕様で決まってくる。
ールの冷却も兼ねたるため最小量が存在し、一方最大量
は設備仕様で決まってくる。
「圧延油の濃度」は、圧延性との関係で最小濃度が存在
し、一方ロールと板のスリップ限界から最大濃度が決ま
る。
し、一方ロールと板のスリップ限界から最大濃度が決ま
る。
「ロール周速」は、圧延機の設備仕様により最大速度が
決まっている。またモータの容量が決まっているので、
圧延機の板厚、板幅、変形抵抗により圧延できる最高速
度がそれぞれ決まってくる。なお圧延速度を大きくした
方が生産性が上がるので、一般的には大きくした方が良
い。
決まっている。またモータの容量が決まっているので、
圧延機の板厚、板幅、変形抵抗により圧延できる最高速
度がそれぞれ決まってくる。なお圧延速度を大きくした
方が生産性が上がるので、一般的には大きくした方が良
い。
「圧延油流量」は、流量調整弁の開度を調整することに
よって短時間で変えられるが、圧延油濃度はリサーキュ
レーション方式の場合大容量のタンク内で濃度調整を行
なうため数分の時間を要し、時間遅れが大きい。
よって短時間で変えられるが、圧延油濃度はリサーキュ
レーション方式の場合大容量のタンク内で濃度調整を行
なうため数分の時間を要し、時間遅れが大きい。
この点ロール周速は、ミルモータの回転数を変化させる
ことにより変えられるので最も時間遅れが小さい。
ことにより変えられるので最も時間遅れが小さい。
従ってたとえばリサーキュレーション方式の場合、板面
粗度を目標粗度とするためには、まず第1に圧延油流量
調整を行なう。これで調整できない場合にはさらにロー
ル周速の調整を行なう。ロール周速の調整を行なうと圧
延速度が小さくなり、生産性に問題が生じる場合には、
さらに圧延油の濃度調整を行なう。
粗度を目標粗度とするためには、まず第1に圧延油流量
調整を行なう。これで調整できない場合にはさらにロー
ル周速の調整を行なう。ロール周速の調整を行なうと圧
延速度が小さくなり、生産性に問題が生じる場合には、
さらに圧延油の濃度調整を行なう。
第2図に、ロール径:350mm、初期ロール表面粗度:0.1
μm Raの圧延ロールをそなえる3スタンドタンデムミ
ルにおいて、初期の圧延油粘度:15cst/50℃の条件下
で板厚:0.64mmから板厚:0.23mmまで圧延したときの、
圧延板の板面粗度に及ぼすロール周速、圧延油流量およ
び圧延油濃度の影響について調べた結果を整理して示
す。
μm Raの圧延ロールをそなえる3スタンドタンデムミ
ルにおいて、初期の圧延油粘度:15cst/50℃の条件下
で板厚:0.64mmから板厚:0.23mmまで圧延したときの、
圧延板の板面粗度に及ぼすロール周速、圧延油流量およ
び圧延油濃度の影響について調べた結果を整理して示
す。
同図より明らかなように、ロール周速、圧延油流量およ
び圧延油濃度を種々変更することにより板面粗度を適宜
に制御できる。
び圧延油濃度を種々変更することにより板面粗度を適宜
に制御できる。
(実施例) 第3図a,b,cに、ロール径:350mm、初期ロール表
面粗度:0.1μm Ra、圧延油粘度:8cst/50℃の条件
で、板厚:0.64mmの板材を0.23mmまで3スタンドタンデ
ムミルによって冷間圧延する場合の、圧延油流量、濃度
およびロール周速の制御範囲と、その範囲内での各制御
量xの板面粗度に対する影響係数△Ra/△xをそれぞれ
示す。
面粗度:0.1μm Ra、圧延油粘度:8cst/50℃の条件
で、板厚:0.64mmの板材を0.23mmまで3スタンドタンデ
ムミルによって冷間圧延する場合の、圧延油流量、濃度
およびロール周速の制御範囲と、その範囲内での各制御
量xの板面粗度に対する影響係数△Ra/△xをそれぞれ
示す。
なお同図a,bは、圧延速度:1000mpmにおいてそれぞ
れ、圧延油流量および圧延油濃度を変更した場合、また
同図cは圧延油流量:2000/min、圧延油濃度:2%
においてロール周速を変更した場合における板面粗度変
化量である。
れ、圧延油流量および圧延油濃度を変更した場合、また
同図cは圧延油流量:2000/min、圧延油濃度:2%
においてロール周速を変更した場合における板面粗度変
化量である。
さて今、目標板面粗度:0.2μm Raに対して、ロール
周速:1000mpm、圧延油流量:2000/min、圧延油濃
度:2%の条件下における実測板面粗度が0.4μm Ra
であった場合について考えると、目標板面粗度に対する
偏差:0.2μmを解消するためには、各スタンドの圧延
油流量を1000/minにすると共に、第3スタンドのロ
ール周速を875mpmとすればよい。
周速:1000mpm、圧延油流量:2000/min、圧延油濃
度:2%の条件下における実測板面粗度が0.4μm Ra
であった場合について考えると、目標板面粗度に対する
偏差:0.2μmを解消するためには、各スタンドの圧延
油流量を1000/minにすると共に、第3スタンドのロ
ール周速を875mpmとすればよい。
というのは圧延油流量を2000→1000/minにすること
により、板面粗度は 0.15×1/1000×(2000−1000)=0.15μm Ra 減少し、また第3スタンドロール周速を1000→875mpmと
することにより、 0.04×1/100×(1000−875)=0.75μm Ra 減少し、合計すると粗度偏差を0にすることができるか
らである。
により、板面粗度は 0.15×1/1000×(2000−1000)=0.15μm Ra 減少し、また第3スタンドロール周速を1000→875mpmと
することにより、 0.04×1/100×(1000−875)=0.75μm Ra 減少し、合計すると粗度偏差を0にすることができるか
らである。
さらにロール速度を875→1000mpmに戻したい場合には、
圧延油濃度を2→1.5%に低下させることにより、 0.1×(2−1.5)=0.05μm Ra 減少できるのでロール周速を1000mpmに増大しても、板
面粗度は目標粗度の0.2μm Raに保持できるのであ
る。
圧延油濃度を2→1.5%に低下させることにより、 0.1×(2−1.5)=0.05μm Ra 減少できるのでロール周速を1000mpmに増大しても、板
面粗度は目標粗度の0.2μm Raに保持できるのであ
る。
第4図に、実際に上記の制御を行った場合の、板面粗度
の変化を示す。
の変化を示す。
同図より明らかなように、この発明に従い板面粗度を制
御することによって、冷延板の板面粗度を目標値内に収
めることができた。
御することによって、冷延板の板面粗度を目標値内に収
めることができた。
以上実施例では、第1に圧延油の流量調整を行う場合に
ついて述べたが、ロール周速が大きくなる場合や、生産
に余裕がある場合には、ロール周速制御を第1に行なっ
ても良いのはいうまでもない。
ついて述べたが、ロール周速が大きくなる場合や、生産
に余裕がある場合には、ロール周速制御を第1に行なっ
ても良いのはいうまでもない。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、冷間圧延中に板面粗度が適
正範囲を逸脱したとしても、迅速かつ簡便に目標粗度に
制御できるので、品質上の向上、製品歩留りの向上、納
期の短縮が有利に実現される。
正範囲を逸脱したとしても、迅速かつ簡便に目標粗度に
制御できるので、品質上の向上、製品歩留りの向上、納
期の短縮が有利に実現される。
第1図a,bはそれぞれ、この発明の実施に用いて好適
な圧延設備の模式図、 第2図は、板面粗度に及ぼすロール周速、圧延油流量お
よび圧延油濃度の影響を示したグラフ、 第3図a,b,cはそれぞれ制御要因である圧延油流
量、圧延油濃度およびロール周速につき、それらの制御
可能範囲と各制御量の板面粗度に対する影響度を示した
グラフ、 第4図は、この発明に従い板面粗度制御を行った場合の
実測板面粗度の推移を示したグラフである。 1……圧延スタンド、2……非接触式の粗度計 3……制御量演算器、4……制御装置 5……圧延板
な圧延設備の模式図、 第2図は、板面粗度に及ぼすロール周速、圧延油流量お
よび圧延油濃度の影響を示したグラフ、 第3図a,b,cはそれぞれ制御要因である圧延油流
量、圧延油濃度およびロール周速につき、それらの制御
可能範囲と各制御量の板面粗度に対する影響度を示した
グラフ、 第4図は、この発明に従い板面粗度制御を行った場合の
実測板面粗度の推移を示したグラフである。 1……圧延スタンド、2……非接触式の粗度計 3……制御量演算器、4……制御装置 5……圧延板
Claims (1)
- 【請求項1】冷間圧延中の圧延板の表面粗度を、目標と
する粗度範囲内に維持する制御方法であって、 圧延板表面粗度の調整手段として圧延ロールの周速、圧
延油の流量および圧延油の濃度を採用し、 圧延機の出側にて圧延板の表面粗度を、非接触式の粗度
計を用いて常時測定しておき、 この実測板面粗度が予め設定しておいた目標板面粗度を
逸脱した場合に、その逸脱量並びに各調整手段の制御範
囲および制御特性に応じて上記調整手段の一つ又は二つ
以上を選択して調整し、 この調整を、目標板面粗度が得られるまで繰り返し行っ
て板面粗度を目標範囲内に収めることを特徴とする冷間
圧延における圧延板表面粗度の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63074731A JPH0636925B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63074731A JPH0636925B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249209A JPH01249209A (ja) | 1989-10-04 |
JPH0636925B2 true JPH0636925B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=13555665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63074731A Expired - Fee Related JPH0636925B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636925B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111872115A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-11-03 | 洛阳双瑞精铸钛业有限公司 | 一种提高冷轧钛带卷表面粗糙度的工艺方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007032485A1 (de) * | 2006-12-15 | 2008-06-19 | Sms Demag Ag | Verfahren und Schmiermittelauftragsvorrichtung zum Regeln der Planheit und/oder der Rauheit eines Metallbandes |
CN107442575B (zh) * | 2016-03-28 | 2020-01-21 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种带钢湿平整表面粗糙度的预测方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54107855A (en) * | 1978-02-13 | 1979-08-24 | Toshiba Corp | Method and apparatus for controlling cold rolling mill |
JPS59215204A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延機の摩擦係数制御方法 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63074731A patent/JPH0636925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111872115A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-11-03 | 洛阳双瑞精铸钛业有限公司 | 一种提高冷轧钛带卷表面粗糙度的工艺方法 |
CN111872115B (zh) * | 2020-06-19 | 2022-02-25 | 洛阳双瑞精铸钛业有限公司 | 一种提高冷轧钛带卷表面粗糙度的工艺方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01249209A (ja) | 1989-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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