JPH0636810A - 電線端子の締付装置 - Google Patents
電線端子の締付装置Info
- Publication number
- JPH0636810A JPH0636810A JP4229119A JP22911992A JPH0636810A JP H0636810 A JPH0636810 A JP H0636810A JP 4229119 A JP4229119 A JP 4229119A JP 22911992 A JP22911992 A JP 22911992A JP H0636810 A JPH0636810 A JP H0636810A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- washer
- seat plate
- electric wire
- wire terminal
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- Pending
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気機器へ電線端子を接続するに際して、電
気機器の端子座板へ電線端子をより強力且つ安定的に締
付けができるようにして電気機器への電線の接続をより
一層確実なものにする。 【構成】 座金1下面の螺子穴と側縁間に電線端子2押
圧用の凸条3を設ける一方で、電気機器側の端子座板4
の上面にはその凸条3と対向する位置に凹欠条5を設け
るようにした電線端子の締付装置であり、またそれとは
逆に、凸条3をその端子座板4の上面に設ける一方で、
凸条3と対向する位置の座金1下面には凹欠条5を設け
るようにした電線端子の締付装置である。
気機器の端子座板へ電線端子をより強力且つ安定的に締
付けができるようにして電気機器への電線の接続をより
一層確実なものにする。 【構成】 座金1下面の螺子穴と側縁間に電線端子2押
圧用の凸条3を設ける一方で、電気機器側の端子座板4
の上面にはその凸条3と対向する位置に凹欠条5を設け
るようにした電線端子の締付装置であり、またそれとは
逆に、凸条3をその端子座板4の上面に設ける一方で、
凸条3と対向する位置の座金1下面には凹欠条5を設け
るようにした電線端子の締付装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆がむき取られた心
線とかそれに二股のターミナルラグが付設されたものな
どの電線端子を継電器などの電気機器の端子接続箇所へ
簡便且つ確実に接続するのに使用される電線端子の締付
装置に関する。
線とかそれに二股のターミナルラグが付設されたものな
どの電線端子を継電器などの電気機器の端子接続箇所へ
簡便且つ確実に接続するのに使用される電線端子の締付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線端子を電気機器の端子接続箇所へ接
続する締付装置としては従来、螺子に概ね四角形の、下
面に螺子穴の半径方向などに走る凸条を突設した座金を
組合わせたうえで、螺子を締付けると共にその座金下面
の凸条で、電気機器の端子座板上にその凸条と交差する
方向に差込まれた電線端子を強く押圧できるようにし
て、電線端子とその端子座板間の電気的接続が保持でき
るようにされたものが多用されている。
続する締付装置としては従来、螺子に概ね四角形の、下
面に螺子穴の半径方向などに走る凸条を突設した座金を
組合わせたうえで、螺子を締付けると共にその座金下面
の凸条で、電気機器の端子座板上にその凸条と交差する
方向に差込まれた電線端子を強く押圧できるようにし
て、電線端子とその端子座板間の電気的接続が保持でき
るようにされたものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気機
器の振動による螺子の弛みなどによつて座金の凸条によ
る電線端子の押圧度にはなお弛みとか変動が生じがちで
あり、端子座板上に差込まれた電線端子がその端子座板
上から抜け出したり端子座板と電線端子間の接触に隔間
が生じて両者間の電気的接続に狂いが生じることがあ
る。本発明は、そのような座金凸条による電線端子への
押圧度に弛みとか変動が生じることが更に少くなるよう
に工夫して電線端子と端子座板間の良好な電気的接続が
確実に維持、保存できる電線端子の締付装置を提供する
ことを目的としている。
器の振動による螺子の弛みなどによつて座金の凸条によ
る電線端子の押圧度にはなお弛みとか変動が生じがちで
あり、端子座板上に差込まれた電線端子がその端子座板
上から抜け出したり端子座板と電線端子間の接触に隔間
が生じて両者間の電気的接続に狂いが生じることがあ
る。本発明は、そのような座金凸条による電線端子への
押圧度に弛みとか変動が生じることが更に少くなるよう
に工夫して電線端子と端子座板間の良好な電気的接続が
確実に維持、保存できる電線端子の締付装置を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、座金下面の螺
子穴と側縁間には電線端子押圧用の凸条を設ける一方
で、端子座板の上面には該凸条に対向する位置に凹欠条
を設けるようにした電線端子の締付装置である。
子穴と側縁間には電線端子押圧用の凸条を設ける一方
で、端子座板の上面には該凸条に対向する位置に凹欠条
を設けるようにした電線端子の締付装置である。
【0005】その凸条は断面が四角形、三角形、半円形
など各種形状のものでよく、また全長に亘つて等高のも
のでもよいし、図7に示すように螺子穴から側縁に向け
て高さが順次変化するように傾斜しているものでもよ
い。また端子座板の上面に設けられる凹欠条はその凸条
と雌雄関係に嵌まり合うものであつてもよいし、またそ
のような嵌合状のようなものではなくてその凸条の巾よ
りも多少、広い目の或いは狭い目の巾のものであつても
よい。またその凹欠条の形は凹溝でもよいし切欠孔でも
よく、更に図9に示すような一方側壁部が切断された片
持梁様の凹溝であつてもよい。
など各種形状のものでよく、また全長に亘つて等高のも
のでもよいし、図7に示すように螺子穴から側縁に向け
て高さが順次変化するように傾斜しているものでもよ
い。また端子座板の上面に設けられる凹欠条はその凸条
と雌雄関係に嵌まり合うものであつてもよいし、またそ
のような嵌合状のようなものではなくてその凸条の巾よ
りも多少、広い目の或いは狭い目の巾のものであつても
よい。またその凹欠条の形は凹溝でもよいし切欠孔でも
よく、更に図9に示すような一方側壁部が切断された片
持梁様の凹溝であつてもよい。
【0006】請求項2の本発明は、前述の発明での凸条
と凹欠条の配設部材を正反対にするものであり、端子座
板上面の螺子穴と側縁間には電線端子の押圧用の凸条を
設ける一方で、座金の下面には該凸条に対向する位置に
凹欠条を設けるようにした電線端子の締付装置である。
と凹欠条の配設部材を正反対にするものであり、端子座
板上面の螺子穴と側縁間には電線端子の押圧用の凸条を
設ける一方で、座金の下面には該凸条に対向する位置に
凹欠条を設けるようにした電線端子の締付装置である。
【0007】
【作用】このような電線端子の締付装置では、電線端子
を座金又は端子座板の凸条と交差する方向に座金下面と
端子座板間に挿入し、螺子を座金上方から端子座板へ螺
入して電線端子を座金で端子座板へ押圧すると、電線端
子はその凸条と凹欠条の間に挟まれつつ凸条先端部に押
されて図2に示すごとく彎曲するかたちとなることか
ら、その電線端子と端子座板間の接触が請求項1の発明
の場合は凹欠条の肩部、また請求項2の発明の場合は凸
条の先端部で特に緊密且つ強力なものになると共にその
強力な接触箇所部分が不動態様に一定化するようにな
り、両者間の良好な電気的接続が常時保存されるように
なると共に電線端子が端子座板から特に手前へ抜け出る
ようなおそれが皆無となる。
を座金又は端子座板の凸条と交差する方向に座金下面と
端子座板間に挿入し、螺子を座金上方から端子座板へ螺
入して電線端子を座金で端子座板へ押圧すると、電線端
子はその凸条と凹欠条の間に挟まれつつ凸条先端部に押
されて図2に示すごとく彎曲するかたちとなることか
ら、その電線端子と端子座板間の接触が請求項1の発明
の場合は凹欠条の肩部、また請求項2の発明の場合は凸
条の先端部で特に緊密且つ強力なものになると共にその
強力な接触箇所部分が不動態様に一定化するようにな
り、両者間の良好な電気的接続が常時保存されるように
なると共に電線端子が端子座板から特に手前へ抜け出る
ようなおそれが皆無となる。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示すように、螺子6の螺子軸
上部にはスプリングロックワッシヤー7を付設すると共
に、その直ぐ下方に並べて、平面略四角形状とされて継
電器などの端子接続箇所8の平面形状に略適合するよう
にされると共に各隅部に下方へ折曲されて電線端子を挿
入したときにその端子を左右方向へ脱落させることがな
いように図るべき端子位置規制突起9が設けられ、且つ
下面の螺子穴と各側縁間には、プレス加工によつて、各
側縁の中央部でそれらと直交する態様の十字状に、断面
略半円形の電線端子2押圧用の凸条3が設けられた座金
1を付設する。
上部にはスプリングロックワッシヤー7を付設すると共
に、その直ぐ下方に並べて、平面略四角形状とされて継
電器などの端子接続箇所8の平面形状に略適合するよう
にされると共に各隅部に下方へ折曲されて電線端子を挿
入したときにその端子を左右方向へ脱落させることがな
いように図るべき端子位置規制突起9が設けられ、且つ
下面の螺子穴と各側縁間には、プレス加工によつて、各
側縁の中央部でそれらと直交する態様の十字状に、断面
略半円形の電線端子2押圧用の凸条3が設けられた座金
1を付設する。
【0009】そして、その座金と対になるべき、継電器
などの端子接続箇所8にある端子座板4の上面の、該座
金1と重ね合わせたときに該凸条3と対向する螺子穴と
各側縁間の各位置には、同様にプレス加工によつて、凹
溝状の凹欠条5を設けるようにしたものである。
などの端子接続箇所8にある端子座板4の上面の、該座
金1と重ね合わせたときに該凸条3と対向する螺子穴と
各側縁間の各位置には、同様にプレス加工によつて、凹
溝状の凹欠条5を設けるようにしたものである。
【0010】このような座金1と端子座板4を有する電
線端子の締付装置では、図示のごとく、端子座板4上に
電線端子2を端子座板上面の凹溝状の凹欠条5と交差さ
せる方向に差込みつつ、螺子6を介して座金1を押下げ
ることにより、その電線端子2の一部は図2に詳示する
ごとく座金1の凸条3によつて下方へ彎曲させられつつ
端子座板の凹欠条と座金の凸条間に強固に且つ不動態様
に保持されるようになる。なお、図1の端子座板4の四
隅に鎖線で示すのは、必要に応じて設けられるべき、座
金の各隅部に設けられている端子位置規制突起9と同様
に、下方へ適宜角度に折曲されるべき三角片部であり、
その端子位置規制突起9の存在のために該凸条3による
電線端子2の充分な押圧に支障を来すようなときにその
支障を避けるためなどに有用となる。
線端子の締付装置では、図示のごとく、端子座板4上に
電線端子2を端子座板上面の凹溝状の凹欠条5と交差さ
せる方向に差込みつつ、螺子6を介して座金1を押下げ
ることにより、その電線端子2の一部は図2に詳示する
ごとく座金1の凸条3によつて下方へ彎曲させられつつ
端子座板の凹欠条と座金の凸条間に強固に且つ不動態様
に保持されるようになる。なお、図1の端子座板4の四
隅に鎖線で示すのは、必要に応じて設けられるべき、座
金の各隅部に設けられている端子位置規制突起9と同様
に、下方へ適宜角度に折曲されるべき三角片部であり、
その端子位置規制突起9の存在のために該凸条3による
電線端子2の充分な押圧に支障を来すようなときにその
支障を避けるためなどに有用となる。
【0011】図3に示すのは、座金1及び端子座板4は
共に図1のもの同様に平面4角形のものであるが、全体
形状が、特に座金1のそれが端子を側縁外方へ脱落し難
くさせるべく皿状に下方へ彎曲したものとなつているこ
と、並びに凸条3及び凹欠条5が夫々の平面で対角線状
に設けられている点で図1のものとは異なつた構造とな
つている。このものの場合は鎖線で示されるように直線
状の電線端子2を2箇所で凸条と凹欠条によつて彎曲状
に挟持、保持できるようになる。
共に図1のもの同様に平面4角形のものであるが、全体
形状が、特に座金1のそれが端子を側縁外方へ脱落し難
くさせるべく皿状に下方へ彎曲したものとなつているこ
と、並びに凸条3及び凹欠条5が夫々の平面で対角線状
に設けられている点で図1のものとは異なつた構造とな
つている。このものの場合は鎖線で示されるように直線
状の電線端子2を2箇所で凸条と凹欠条によつて彎曲状
に挟持、保持できるようになる。
【0012】図4に示すのは、凸条3及び凹欠条5を図
1のものとは異つて螺子穴と左右各側縁間部分のみにつ
いて2個宛設けるようにして、この部分に挿入される電
線端子は前後2ケ所で凸条、凹欠条間に挾持、保持でき
るようにしたものである。
1のものとは異つて螺子穴と左右各側縁間部分のみにつ
いて2個宛設けるようにして、この部分に挿入される電
線端子は前後2ケ所で凸条、凹欠条間に挾持、保持でき
るようにしたものである。
【0013】図5に示すのは、図1における端子座板4
に設けられる凹欠条5を凹溝に代えて切欠孔としたもの
である。このような凹欠条であつても挿入された電線端
子を夫々対向する凸条との間で同様に彎曲させつつ強固
に挟持、保持できる。
に設けられる凹欠条5を凹溝に代えて切欠孔としたもの
である。このような凹欠条であつても挿入された電線端
子を夫々対向する凸条との間で同様に彎曲させつつ強固
に挟持、保持できる。
【0014】図6は、凹欠条5を有する端子座板4を構
成するのに、図1の座金1と同様の座金を平板状の端子
座板本体上に上下面を逆さにしたかたちに載置しつつ固
定するという簡易な手法もとれることを示し、このよう
な端子座板4も図1のもの同様の作用効果を有すること
はもとよりである。
成するのに、図1の座金1と同様の座金を平板状の端子
座板本体上に上下面を逆さにしたかたちに載置しつつ固
定するという簡易な手法もとれることを示し、このよう
な端子座板4も図1のもの同様の作用効果を有すること
はもとよりである。
【0015】図7に示すのは、第1図に示すような座金
1の凸条3を座金の側縁に近付くにつれて高さがより高
くなつていくかたちの傾斜を持つものとすると共に、端
子座板4の凹欠条5を端子座板の側縁に近付くにつれて
深さがより深くなる傾斜付きの凹溝としたものである。
このものは前述同様に凸条と凹欠条間に電線端子を彎曲
させつつ挟持して強力に保持できるほかに、電線端子の
座金側縁方向への移動が凸条の傾斜によつて妨害され、
電線端子の座金側縁方向への脱落も完全に防止できるよ
うになる。
1の凸条3を座金の側縁に近付くにつれて高さがより高
くなつていくかたちの傾斜を持つものとすると共に、端
子座板4の凹欠条5を端子座板の側縁に近付くにつれて
深さがより深くなる傾斜付きの凹溝としたものである。
このものは前述同様に凸条と凹欠条間に電線端子を彎曲
させつつ挟持して強力に保持できるほかに、電線端子の
座金側縁方向への移動が凸条の傾斜によつて妨害され、
電線端子の座金側縁方向への脱落も完全に防止できるよ
うになる。
【0016】図8に示すのは、請求項2の発明に係る一
例であり、端子座板4の上面の螺子穴と側縁間には、各
側縁の略中央部でそれらと直交状となり且つ螺子穴を中
心とする略十字状の凸条3を設ける一方で、その上に重
なるべき座金1の下面には、それを端子座板上に重ね合
わせたときに該凸条に丁度対向する位置に、その凸条と
略嵌合状態となる凹溝状の凹欠条5を設けるようにして
いる。このものも前述同様に凸条と凹欠条間に電線端子
を彎曲させつつ挟持して強力に保持できるようになる。
そして、このように凸条と凹欠条の設けられる部材を前
述のものとは逆にする場合にも、前述同様に、図3のも
ののごとき凸条などを平面で対角線状に走らせる構造、
図4のもののごとき螺子穴と側縁間に複数の凸条などを
設ける構造、図5のもののごとき凹欠条を切欠孔とする
構造、図6のもののごとき端子座板をその本体に座金を
上下面逆さにしつつ固定したかたちのものにする構造、
及び凸条並びに凹欠条を側縁に近付くにつれてより高く
並びにより深くなるように傾斜させる図7のもののごと
き構造が夫々適宜適用可能であることはいうまでもな
い。
例であり、端子座板4の上面の螺子穴と側縁間には、各
側縁の略中央部でそれらと直交状となり且つ螺子穴を中
心とする略十字状の凸条3を設ける一方で、その上に重
なるべき座金1の下面には、それを端子座板上に重ね合
わせたときに該凸条に丁度対向する位置に、その凸条と
略嵌合状態となる凹溝状の凹欠条5を設けるようにして
いる。このものも前述同様に凸条と凹欠条間に電線端子
を彎曲させつつ挟持して強力に保持できるようになる。
そして、このように凸条と凹欠条の設けられる部材を前
述のものとは逆にする場合にも、前述同様に、図3のも
ののごとき凸条などを平面で対角線状に走らせる構造、
図4のもののごとき螺子穴と側縁間に複数の凸条などを
設ける構造、図5のもののごとき凹欠条を切欠孔とする
構造、図6のもののごとき端子座板をその本体に座金を
上下面逆さにしつつ固定したかたちのものにする構造、
及び凸条並びに凹欠条を側縁に近付くにつれてより高く
並びにより深くなるように傾斜させる図7のもののごと
き構造が夫々適宜適用可能であることはいうまでもな
い。
【0017】図9に示すのは、図1に示すもののごとき
下面に凸条が設けられた座金において、その各凸条の一
方側壁部を座金本体から切離すかたちに切断したもので
ある。このように一方側壁部が切断された凸条はその他
方の切断されていない側壁部を支点とする片持梁様の板
バネ状となつて上下方向の圧力に対するバネの働きをす
るようになり、そのバネの作用で凸条と凹欠条による電
線端子の挟持力に弾性が付与されるようになつて、電線
端子と端子座板間の電気的接続が振動などでは断たれる
ことのない、より柔軟なものとなる。そしてこのように
凸条の一方側壁部を切断して板バネ状のかたちにする構
造は、前述した座金下面の各種凸条に適用可能であると
共に、端子座板上面の凹欠条としての各種凹溝に適用し
ても同様の作用効果が得られるのはもとよりであり、更
にまた、前述の図8のもののごとき、凸条と凹欠条を設
けるべき部材を逆転させた各種場合においてもその凸条
又は凹溝に同様に適用可能であるのももとよりである。
下面に凸条が設けられた座金において、その各凸条の一
方側壁部を座金本体から切離すかたちに切断したもので
ある。このように一方側壁部が切断された凸条はその他
方の切断されていない側壁部を支点とする片持梁様の板
バネ状となつて上下方向の圧力に対するバネの働きをす
るようになり、そのバネの作用で凸条と凹欠条による電
線端子の挟持力に弾性が付与されるようになつて、電線
端子と端子座板間の電気的接続が振動などでは断たれる
ことのない、より柔軟なものとなる。そしてこのように
凸条の一方側壁部を切断して板バネ状のかたちにする構
造は、前述した座金下面の各種凸条に適用可能であると
共に、端子座板上面の凹欠条としての各種凹溝に適用し
ても同様の作用効果が得られるのはもとよりであり、更
にまた、前述の図8のもののごとき、凸条と凹欠条を設
けるべき部材を逆転させた各種場合においてもその凸条
又は凹溝に同様に適用可能であるのももとよりである。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたところからも明らかなよう
に、本発明の電線端子の締付装置は、電線端子を部分的
に彎曲させつつ凸条と凹欠条間に挾み込んで特に強力且
つ不動態様に端子接続箇所の端子座板と接触させるよう
にするので、その接触が弛んだり電線端子が脱落したり
するような事故を顕著に低減させることになり、電気機
器の機能保全、性能向上、安全に果す効果が大きい。
に、本発明の電線端子の締付装置は、電線端子を部分的
に彎曲させつつ凸条と凹欠条間に挾み込んで特に強力且
つ不動態様に端子接続箇所の端子座板と接触させるよう
にするので、その接触が弛んだり電線端子が脱落したり
するような事故を顕著に低減させることになり、電気機
器の機能保全、性能向上、安全に果す効果が大きい。
【図1】本発明一実施例の斜視図
【図2】図1実施例の使用状態を示す側面図
【図3】本発明の他の実施例の座金及び端子座板の斜視
図
図
【図4】本発明の他の実施例の座金及び端子座板の斜視
図
図
【図5】本発明の他の実施例の端子座板の斜視図
【図6】本発明の他の実施例の端子座板の側面図
【図7】本発明の他の実施例の座金及び端子座板の中央
縦断面図
縦断面図
【図8】本発明の他の実施例の座金及び端子座板の斜視
図
図
【図9】本発明の他の実施例の座金の斜視図
【符号の説明】 1 座金 2 電線端子 3 凸条 4 端子座板 5 凹欠条 6 螺子
Claims (2)
- 【請求項1】 座金(1)下面の螺子穴と側縁間には電
線端子(2)押圧用の凸条(3)を設ける一方で、端子
座板(4)の上面には該凸条(3)に対向する位置に凹
欠条(5)を設けるようにしたことを特徴とする電線端
子の締付装置 - 【請求項2】 端子座板(4)上面の螺子穴と側縁間に
は電線端子(2)押圧用の凸条(3)を設ける一方で、
座金(1)の下面には該凸条(3)に対向する位置に凹
欠条(5)を設けるようにしたことを特徴とする電線端
子の締付装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229119A JPH0636810A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電線端子の締付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229119A JPH0636810A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電線端子の締付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636810A true JPH0636810A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16887050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229119A Pending JPH0636810A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電線端子の締付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636810A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1140230A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-12 | Sanyo Electric Co Ltd | フォーク形端子の接続構造 |
JP2019096583A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-20 | 富士電機機器制御株式会社 | 電気機器の接続構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4933381U (ja) * | 1972-06-24 | 1974-03-23 | ||
JPH0446368U (ja) * | 1990-08-27 | 1992-04-20 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP4229119A patent/JPH0636810A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4933381U (ja) * | 1972-06-24 | 1974-03-23 | ||
JPH0446368U (ja) * | 1990-08-27 | 1992-04-20 |
Cited By (2)
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JPH1140230A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-12 | Sanyo Electric Co Ltd | フォーク形端子の接続構造 |
JP2019096583A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-20 | 富士電機機器制御株式会社 | 電気機器の接続構造 |
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