JPH0636740A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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Publication number
JPH0636740A
JPH0636740A JP19260092A JP19260092A JPH0636740A JP H0636740 A JPH0636740 A JP H0636740A JP 19260092 A JP19260092 A JP 19260092A JP 19260092 A JP19260092 A JP 19260092A JP H0636740 A JPH0636740 A JP H0636740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
ion beam
ion
wafer
purity
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19260092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Kase
正隆 加勢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0636740A publication Critical patent/JPH0636740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イオン注入装置に関し,ウェーハ上に到達す
るイオンビームの純度測定を製造現場でインラインにて
モニターできるようにする。 【構成】 ディスク11は,それに嵌装される2種類の
ターゲットを備えている。ターゲット(A)12aは,
その上にウェーハ13が載置され,通常のイオン注入時
に使用される。ターゲット(B)12bは,イオンビー
ム15を所定の量および大きさに区切るスリット16,
イオンビーム15が照射される微小ターゲット17,微
小ターゲット17を冷却する冷却器18,および質量分
析器19を備えている。イオンビーム純度の測定時に
は,ターゲット(B)12bを使用し,スリット16を
通過したイオンビーム15aが微小ターゲット17をイ
オン化する際に発生するイオンを質量分析器19により
分析して,イオンビーム15の純度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,イオン注入装置に関す
る。近年,VLSI製造工程において,イオン注入法が
不純物を半導体基板中に導入する工程等に広く使用され
ている。イオン注入法は,不純物の注入量や注入深さに
関して,その制御性および再現性が高いので,不純物量
や接合深さを再現性良く,精密に制御するのに有効な手
段である。
【0002】
【従来の技術】図2は,イオン注入装置の概略図であ
る。図中,21はイオン源,22は質量分析器,23は
質量分離スリット,24は加速管,25はファラディカ
ップ,26はディスク,27はウェーハである。
【0003】以下,図2に示すイオン注入装置の動作を
説明する。イオン源21から引き出されたイオンは,イ
オンソースガスの成分など,所望のイオン以外の不純物
イオンを多く含んでいるため,質量分析器22により選
別して,所望のイオンのみから成るイオンビームを得
る。
【0004】質量分析器22により選別されたイオン
は,質量分離スリット23,加速管24,およびファラ
ディカップ25を通過して,スキャン機構に搭載された
ウェーハ27上に到達し,ウェーハ27中に注入され
る。ウェーハをスキャンする機構としてはディスク型が
最も一般的てあるため,以下ディスク26として記す。
【0005】ディスク26は,1000rpm程度の速
度で回転しており,ウェーハ27は,ディスク26の回
転による遠心力によってディスク26上に張り付いてい
る。質量分析器22によって選別されたイオンビーム
は,理論的には純粋な一種類のイオンのみから成ってい
る。しかし,実際には,質量分離スリット23や加速管
24を構成する材料(主に,アルミニウム合金)がイオ
ンビームによってスパッタリングされ,このスパッタリ
ング現象によって生じた不純物イオンが,質量分析器2
2によって選別されたイオンビーム中に混入する。した
がって,ウェーハ27上に到達するイオンビーム中に
は,多くの不純物イオンが混入している。
【0006】半導体デバイスの高集積化に伴い,ウェー
ハ27上に到達するイオンビームの純度の向上が要求さ
れ,イオンビーム中の不純物イオンを削減する必要が生
じてきた。
【0007】従来,ウェーハ27に到達するイオンビー
ムの純度の測定は,テストウェーハにイオン注入を行っ
た後,そのテストウェーハを製造ラインから外して,他
の施設に持ち込んで,原子吸光分析や2次イオン質量分
析などの機器分析により行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のウェーハに到達
するイオンビームの純度の測定には,テストウェーハを
製造ラインから外して,他の施設に持ち込まなければな
らないので,時間がかかる,という問題があった。
【0009】また,原子吸光分析や2次イオン質量分析
などの機器分析を用いているので,コストが増大する,
という問題もあった。本発明は,上記の問題点を解決し
て,ウェーハ上に到達するイオンビームの純度測定を製
造現場でインラインにてモニターできるようにしたイオ
ン注入装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係るイオン注入装置は,少なくとも,イ
オン源,質量分析器,加速管,およびウェーハを載置す
る機構を備えたイオン注入装置であって,前記ウェーハ
を載置する機構は,それに嵌装される2種類のターゲッ
トを備えており,第1のターゲットは,その上にウェー
ハが載置され,第2のターゲットは,イオンビームを所
定の量および大きさに区切るスリット,イオンビームが
照射される微小ターゲット,該微小ターゲットを冷却す
る冷却器,および質量分析器を備え,通常のイオン注入
時には,第1のターゲットを使用し,その上に載置され
たウェーハに対してイオン注入を行い,イオンビーム純
度の測定時には,第2のターゲットを使用し,スリット
を通過したイオンビームが微小ターゲットをイオン化す
る際に発生するイオンを質量分析器により分析して,イ
オンビームの純度を測定するように構成する。
【0011】
【作用】本発明に係るイオン注入装置では,ウェーハを
載置する機構は,それに嵌装される2種類のターゲット
を備えている。第1のターゲットは,その上にウェーハ
が載置されるものである。第2のターゲットは,イオン
ビームを所定の量および大きさに区切るスリット,イオ
ンビームが照射される微小ターゲット,この微小ターゲ
ットを冷却するための冷却器,および質量分析器を備え
たものである。
【0012】通常のイオン注入時には,ディスクに第1
のターゲットを嵌装し,その上に載置されたウェーハに
対してイオン注入を行う。イオンビーム純度の測定時に
は,ディスクから第1のターゲットを取り外し,代わり
に第2のターゲットをディスクに嵌装し,スリットを通
過したイオンビームが微小ターゲットをイオン化する際
に発生するイオンを質量分析器により分析して,イオン
ビームの純度を測定する。
【0013】したがって,微小ターゲットにシリコンチ
ップを用いることにより,シリコンウェーハがイオン注
入されるのと同じ状態で,第2のターゲットに到達する
イオンビームの純度を分析することが可能になる。
【0014】その結果,従来,他の施設にて高価な機器
分析により行っていたイオンビームの純度分析が,製造
現場でインラインにてモニターできるようになる。
【0015】
【実施例】図1は,本発明の一実施例構成を示す図であ
り,本発明に係るイオン注入装置のディスクとターゲッ
トとの関係を,通常のイオン注入状態(図(a))およ
びイオンビーム純度測定状態(図(b))に分けて示し
たものである。
【0016】図中,11はディスク,12はターゲッ
ト,13はウェーハ,14はファラディカップ,15は
イオンビーム,16はスリット,17はシリコンチッ
プ,18は冷却器,19は質量分析器である。
【0017】以下,図1を用いて,本発明の一実施例を
説明する。 (1)通常のイオン注入状態(図1(a)参照) 通常のイオン注入時には,その上にウェーハ13が載置
されるターゲット(A)12aをディスク11に嵌装し
て使用する。このとき,イオンビーム15は,ファラデ
ィカップ14を通過してウェーハ13に到達し,ウェー
ハ13中にイオンが注入される。
【0018】 (2)イオンビーム純度測定状態(図1(b)参照) イオンビーム15の純度を測定するときには,ディスク
11からターゲット(A)12aを取り外し,代わりに
ターゲット(B)12bを嵌装する。
【0019】イオンビーム15の純度測定は,次のよう
にして行う。 イオンビーム15のうちターゲット(B)12bに
設けられたスリット16により区切られたイオンビーム
15aがシリコンチップ17を照射する。この時,シリ
コンチップ17は,冷却器18により充分に冷却されて
おり,溶解することはない。
【0020】 シリコンチップ17に対するイオンビ
ーム15aの照射量が充分になった後,冷却器18の冷
却機能を停止すると,シリコンチップ17は,イオンビ
ーム15aのエネルギーによって溶解する。真空中であ
るので,イオンビーム15aによりイオンが注入された
シリコンチップ17は,昇華する。このとき,イオン化
する部分も発生する。このイオン化したものを質量分析
器19により検出して,その成分を計測することによ
り,イオンビーム15aひいてはイオンビーム15の純
度を測定する。質量分析器としては,4重極質量分析器
がコンパクトで,安価であるため使用しやすい。
【0021】以上のように,本実施例では,微小ターゲ
ットにシリコンチップ17を用いているので,シリコン
ウェーハがイオン注入されるのと同じ状態で,イオンビ
ーム15の純度を分析することができる。
【0022】また,イオンビーム15の純度測定は,デ
ィスク11からターゲット(A)12aを取り外し,代
わりにターゲット(B)12bを嵌装するだけであるの
で,従来,他の施設にて高価な機器分析により行ってい
たイオンビーム15の純度分析が,製造現場でインライ
ンにてモニターできるようになる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば,イオン注入装置におい
て,ウェーハ上に到達するイオンビームの純度測定を製
造現場でインラインにてモニターできるようになる。そ
の結果,イオン注入装置のメンテナンスを迅速に行うこ
とが可能になるので,装置の稼働率が向上し,半導体装
置の製造コストを低減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成を示す図である。
【図2】イオン注入装置の概略図である。
【符号の説明】
11 ディスク 12 ターゲット 13 ウェーハ 14 ファラディカップ 15 イオンビーム 16 スリット 17 シリコンチップ 18 冷却器 19 質量分析器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも,イオン源,質量分析器,加
    速管,およびウェーハを載置する機構を備えたイオン注
    入装置であって,前記ウェーハを載置する機構は,それ
    に嵌装される2種類のターゲットを備えており,第1の
    ターゲットは,その上にウェーハが載置され,第2のタ
    ーゲットは,イオンビームを所定の量および大きさに区
    切るスリット,イオンビームが照射される微小ターゲッ
    ト,該微小ターゲットを冷却する冷却器,および質量分
    析器を備え,通常のイオン注入時には,第1のターゲッ
    トを使用し,その上に載置されたウェーハに対してイオ
    ン注入を行い,イオンビーム純度の測定時には,第2の
    ターゲットを使用し,スリットを通過したイオンビーム
    が微小ターゲットをイオン化する際に発生するイオンを
    質量分析器により分析して,イオンビームの純度を測定
    することを特徴とするイオン注入装置。
JP19260092A 1992-07-21 1992-07-21 イオン注入装置 Withdrawn JPH0636740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19260092A JPH0636740A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 イオン注入装置

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JP19260092A JPH0636740A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 イオン注入装置

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JPH0636740A true JPH0636740A (ja) 1994-02-10

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ID=16293965

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19260092A Withdrawn JPH0636740A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 イオン注入装置

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JP (1) JPH0636740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5787554A (en) * 1995-03-15 1998-08-04 Citizen Watch Co., Ltd. Device for making a fine adjustment of a length of a personal adornment band
US5837568A (en) * 1995-12-12 1998-11-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Manufacturing method of semiconductor devices

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5787554A (en) * 1995-03-15 1998-08-04 Citizen Watch Co., Ltd. Device for making a fine adjustment of a length of a personal adornment band
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Effective date: 19991005