JPH06281601A - イオンビーム表面分析方法 - Google Patents
イオンビーム表面分析方法Info
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- JPH06281601A JPH06281601A JP5092352A JP9235293A JPH06281601A JP H06281601 A JPH06281601 A JP H06281601A JP 5092352 A JP5092352 A JP 5092352A JP 9235293 A JP9235293 A JP 9235293A JP H06281601 A JPH06281601 A JP H06281601A
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- ion beam
- detector
- energy
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Abstract
(57)【要約】
[目的] イオン注入された試料の極浅い表面における
情報を分解能高く得ることのできる表面分析法を提供す
ること。 [構成] 200KeVのヘリウムのイオンビームを試
料に投射し、その散乱ビームを半導体検出器33で検出
し、RBS分析を行なう。
情報を分解能高く得ることのできる表面分析法を提供す
ること。 [構成] 200KeVのヘリウムのイオンビームを試
料に投射し、その散乱ビームを半導体検出器33で検出
し、RBS分析を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオンビーム表面分析方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のMeV級の高エネ
ルギーイオン散乱分析装置は図7に示されているが、図
において遮蔽箱1内には高電圧ターミナル2が配設され
ており、これは図示せずとも遮蔽箱1のグランド電位の
床上に取り付けられた複数本の絶縁支柱によって、その
グランド床から所定の印加電圧(この場合にはMV級)
に対して充分な耐電圧を保有する距離を隔てて設置され
ている。
ルギーイオン散乱分析装置は図7に示されているが、図
において遮蔽箱1内には高電圧ターミナル2が配設され
ており、これは図示せずとも遮蔽箱1のグランド電位の
床上に取り付けられた複数本の絶縁支柱によって、その
グランド床から所定の印加電圧(この場合にはMV級)
に対して充分な耐電圧を保有する距離を隔てて設置され
ている。
【0003】高電圧ターミナル2は、所定の印加電圧に
対して充分な耐電圧を有する空間距離を隔てて遮蔽箱1
によって被覆されている。
対して充分な耐電圧を有する空間距離を隔てて遮蔽箱1
によって被覆されている。
【0004】高電圧ターミナル2内にはイオン源3が設
けられており、これは真空配管を介して質量分離磁石4
に接続され、更にこれは真空配管を介して加速管5に接
続されている。加速管5の一端は遮蔽箱1に接続されて
いるが、この外方は一対のイオンビーム集束磁気レンズ
6a、6bに接続され、これは更に、ビーム配管8に接
続されている。
けられており、これは真空配管を介して質量分離磁石4
に接続され、更にこれは真空配管を介して加速管5に接
続されている。加速管5の一端は遮蔽箱1に接続されて
いるが、この外方は一対のイオンビーム集束磁気レンズ
6a、6bに接続され、これは更に、ビーム配管8に接
続されている。
【0005】ビーム配管8はスイッチング磁石7に接続
されており、これに巻装されている図示しない電磁コイ
ルに選択的に電流を流すことにより、ビーム配管8から
到来してきたビームを分岐管9a側に流すか、9b側に
流すようにしている。一方の分岐管9bにはファラデー
カップ12が接続されており、これにより集電された電
流を電流計Aにより計測するようにしている。
されており、これに巻装されている図示しない電磁コイ
ルに選択的に電流を流すことにより、ビーム配管8から
到来してきたビームを分岐管9a側に流すか、9b側に
流すようにしている。一方の分岐管9bにはファラデー
カップ12が接続されており、これにより集電された電
流を電流計Aにより計測するようにしている。
【0006】他方の分岐管9aにはイオン走行ビーム配
管10が接続されているのであるが、これが表面分析用
ビームラインであり、この内部に所定の距離を隔てて一
対のコリメートアパーチャー11a、11bが配設され
ている。ビーム配管10の下流側端部は分析チャンバ1
3に接続されており、この内部に表面障壁型の半導体検
出器17が配設されている。また、これに対向してゴニ
オメータ15が配設されており、このゴニオメータ15
は公知の構成を有し、自由重度としては3軸の各々のま
わりの回転、2軸以上に沿っての並進運動の機能を有し
ている。
管10が接続されているのであるが、これが表面分析用
ビームラインであり、この内部に所定の距離を隔てて一
対のコリメートアパーチャー11a、11bが配設され
ている。ビーム配管10の下流側端部は分析チャンバ1
3に接続されており、この内部に表面障壁型の半導体検
出器17が配設されている。また、これに対向してゴニ
オメータ15が配設されており、このゴニオメータ15
は公知の構成を有し、自由重度としては3軸の各々のま
わりの回転、2軸以上に沿っての並進運動の機能を有し
ている。
【0007】また、分析チャンバ13の外周壁部には真
空ポンプ14が固定されている。半導体検出器17は外
部に配設された分析器に接続されるのであるが、次に図
8を参照してこの回路構成について説明する。半導体検
出器17の出力は前置増巾器19に供給され、更にリニ
ア増巾器20を介してアナログ/デジタル変換器21に
供給される。このデジタル出力は、更にマルチチャンネ
ルアナライザー22に供給され、これの出力は中央演算
処理ユニット(CPU)24に供給され、その内容はC
RT23に表示されるように構成されている。これら一
連の装置は信号ケーブルで各々直列に接続されている。
空ポンプ14が固定されている。半導体検出器17は外
部に配設された分析器に接続されるのであるが、次に図
8を参照してこの回路構成について説明する。半導体検
出器17の出力は前置増巾器19に供給され、更にリニ
ア増巾器20を介してアナログ/デジタル変換器21に
供給される。このデジタル出力は、更にマルチチャンネ
ルアナライザー22に供給され、これの出力は中央演算
処理ユニット(CPU)24に供給され、その内容はC
RT23に表示されるように構成されている。これら一
連の装置は信号ケーブルで各々直列に接続されている。
【0008】試料16には加速器からのイオン、例えば
ヘリウムイオンが投射されるのであるが、これにより試
料Mに流される電流はピコアンペア電流計pAにより測
定されると共に電荷積分器25に供給される。この電荷
積分器25の出力は更に、カウンター26に供給され、
この出力が上述のA/Dコンバータ21に供給される。
ヘリウムイオンが投射されるのであるが、これにより試
料Mに流される電流はピコアンペア電流計pAにより測
定されると共に電荷積分器25に供給される。この電荷
積分器25の出力は更に、カウンター26に供給され、
この出力が上述のA/Dコンバータ21に供給される。
【0009】中央演算処理ユニット24の制御出力は、
モータコントローラ28に供給され、これによりモータ
駆動機29が駆動され、この駆動軸によりゴニオメータ
の各軸が中央演算処理ユニット24の命令により、試料
16を所定の位置に位置決めする。なお、図示せずとも
ゴニオメータの駆動部の回転シャフトはカップリングを
介してモータ駆動機27に接続されているものとする。
更に、検出器17には高電圧電源18が接続されてお
り、これにより試料16により散乱されたイオンビーム
を受ける検出器17を作動状態におくようにしている。
なお、高電圧電源18は分析チャンバ13の壁を挿通し
て、電流導入端子を介して検出器17に接続されてい
る。
モータコントローラ28に供給され、これによりモータ
駆動機29が駆動され、この駆動軸によりゴニオメータ
の各軸が中央演算処理ユニット24の命令により、試料
16を所定の位置に位置決めする。なお、図示せずとも
ゴニオメータの駆動部の回転シャフトはカップリングを
介してモータ駆動機27に接続されているものとする。
更に、検出器17には高電圧電源18が接続されてお
り、これにより試料16により散乱されたイオンビーム
を受ける検出器17を作動状態におくようにしている。
なお、高電圧電源18は分析チャンバ13の壁を挿通し
て、電流導入端子を介して検出器17に接続されてい
る。
【0010】従来例の高エネルギーイオン散乱表面分析
装置は以上のように構成されるが、次にこの作用につい
て説明する。イオン源3は図示せずとも真空ポンプ及び
真空配管を介して気体分子が排気され、真空状態に保た
れている。そのイオン源3中には、やはり図示されてい
ない高電圧ターミナル2内に収納されているガスボンベ
より所定のイオンの材料となるガスと、やはり図示しな
い電力供給装置から電力が供給されると、イオン源3中
でプラズマが生成され、このイオン源3に印加した電圧
によってイオン源3から高電圧ターミナル2の電位まで
イオンが加速される。イオン源3より導出されたイオン
は、質量分離磁石4内に収納されている真空配管に入射
し、質量分離磁石4によって発生した磁場と、イオン源
3から到来するイオンの速度で決まるローレンツ力によ
ってこのイオンの軌道が定められ、質量分離磁石4の電
磁コイルの電流値を調節することによって、所望のイオ
ンを選別し、加速管5に入射する。
装置は以上のように構成されるが、次にこの作用につい
て説明する。イオン源3は図示せずとも真空ポンプ及び
真空配管を介して気体分子が排気され、真空状態に保た
れている。そのイオン源3中には、やはり図示されてい
ない高電圧ターミナル2内に収納されているガスボンベ
より所定のイオンの材料となるガスと、やはり図示しな
い電力供給装置から電力が供給されると、イオン源3中
でプラズマが生成され、このイオン源3に印加した電圧
によってイオン源3から高電圧ターミナル2の電位まで
イオンが加速される。イオン源3より導出されたイオン
は、質量分離磁石4内に収納されている真空配管に入射
し、質量分離磁石4によって発生した磁場と、イオン源
3から到来するイオンの速度で決まるローレンツ力によ
ってこのイオンの軌道が定められ、質量分離磁石4の電
磁コイルの電流値を調節することによって、所望のイオ
ンを選別し、加速管5に入射する。
【0011】やはり図示しないが、高電圧発生装置の高
電圧を高電圧ターミナル2に印加することにより、加速
管5に入射したイオンはこの電圧とイオンの値数の積の
エネルギーをもってグランド電位まで加速され、集束レ
ンズ6a、6bにより集束された後にスイッチング磁石
7によってファラデーカップ12か分析チャンバ13の
方に導かれる。
電圧を高電圧ターミナル2に印加することにより、加速
管5に入射したイオンはこの電圧とイオンの値数の積の
エネルギーをもってグランド電位まで加速され、集束レ
ンズ6a、6bにより集束された後にスイッチング磁石
7によってファラデーカップ12か分析チャンバ13の
方に導かれる。
【0012】分析ビームライン用の装置の作動開始に当
ってはスイッチング磁石7の電磁コイルに流れる電流を
上流側からのイオンビームがファラデーカップ12側に
流れるように調節し、この電流を電流計Aにより読み取
ることにより、上流側から投射されるイオンビームの電
流値をまず検出しているようにしている。次いで、この
電流のイオンビームをスイッチング磁石7の電磁コイル
を切換えることにより、表面分析用ビームラインとして
分析チャンバ13内に導かれる。イオンビームはイオン
ビーム走行ビーム配管10内に配設されたコリメートア
パーチャー11a、11bを通過することにより、これ
らコリメートアパーチャー11a、11b間の距離及び
それらの径によって定まる発散角を有するビームとな
り、このイオンビームは分析チャンバ13に入射し、ゴ
ニオメータ15に取り付けられた試料16に照射され
る。
ってはスイッチング磁石7の電磁コイルに流れる電流を
上流側からのイオンビームがファラデーカップ12側に
流れるように調節し、この電流を電流計Aにより読み取
ることにより、上流側から投射されるイオンビームの電
流値をまず検出しているようにしている。次いで、この
電流のイオンビームをスイッチング磁石7の電磁コイル
を切換えることにより、表面分析用ビームラインとして
分析チャンバ13内に導かれる。イオンビームはイオン
ビーム走行ビーム配管10内に配設されたコリメートア
パーチャー11a、11bを通過することにより、これ
らコリメートアパーチャー11a、11b間の距離及び
それらの径によって定まる発散角を有するビームとな
り、このイオンビームは分析チャンバ13に入射し、ゴ
ニオメータ15に取り付けられた試料16に照射され
る。
【0013】図8において、この照射されたイオンビー
ム31はゴニオメータ15に取り付けられた試料16で
散乱され、その一部分の粒子31aが検出器17に入射
する。この検出器17には予め高電圧電源18から出力
される電圧が印加されている。
ム31はゴニオメータ15に取り付けられた試料16で
散乱され、その一部分の粒子31aが検出器17に入射
する。この検出器17には予め高電圧電源18から出力
される電圧が印加されている。
【0014】検出器17に入射したシグナルは、同じく
図8に示されているように前置増巾器19で増巾され、
更にリニア増巾器20で増巾され、このアナログ出力が
A/D変換器でアナログ値からデジタル値に変換され、
これがマルチチャンネルアナライザ22に供給されてメ
モリーされ、波高分布処理されたデータがCPU24で
画像処理され、CRT23に表示される。
図8に示されているように前置増巾器19で増巾され、
更にリニア増巾器20で増巾され、このアナログ出力が
A/D変換器でアナログ値からデジタル値に変換され、
これがマルチチャンネルアナライザ22に供給されてメ
モリーされ、波高分布処理されたデータがCPU24で
画像処理され、CRT23に表示される。
【0015】このようなデータ処理システムに入力する
と、その散乱されたエネルギーに応じてエネルギースペ
クトルが得られる。一方、照射したプローブのイオンビ
ーム31の照射量を計測するために、電荷積分器25で
イオンビーム電流を計測し、これに設定された電荷量に
達すると、パルスが発生し後続のカウンタ26に入力す
ることによってイオンビーム31の電荷量を、常にモニ
ターしている。なお、イオンビーム31の電流値は予め
知られているのであるが、これは常に厳密に一定である
とは限らないので電荷積分器25で積分することによ
り、これが所定値に達するとカウンタ26にその都度パ
ルスを供給し、カウンタ26がパルスの数をカウントす
ることにより、どれだけの電流が試料にイオンビームと
して供給されたかを正確に知ることができる。
と、その散乱されたエネルギーに応じてエネルギースペ
クトルが得られる。一方、照射したプローブのイオンビ
ーム31の照射量を計測するために、電荷積分器25で
イオンビーム電流を計測し、これに設定された電荷量に
達すると、パルスが発生し後続のカウンタ26に入力す
ることによってイオンビーム31の電荷量を、常にモニ
ターしている。なお、イオンビーム31の電流値は予め
知られているのであるが、これは常に厳密に一定である
とは限らないので電荷積分器25で積分することによ
り、これが所定値に達するとカウンタ26にその都度パ
ルスを供給し、カウンタ26がパルスの数をカウントす
ることにより、どれだけの電流が試料にイオンビームと
して供給されたかを正確に知ることができる。
【0016】イオンビーム照射量は任意に設定すること
ができるのであるが、他方、モータコントローラ28は
ゴニオメータ15に取り付けられた5軸の駆動機構を制
御する。このモータコントローラ28はCPU24と接
続されることにより、コンピュータ制御が行なわれるよ
うになっている。
ができるのであるが、他方、モータコントローラ28は
ゴニオメータ15に取り付けられた5軸の駆動機構を制
御する。このモータコントローラ28はCPU24と接
続されることにより、コンピュータ制御が行なわれるよ
うになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする問題点】従来のMeV(百万
ボルト)級のイオンビームを用いた表面分析方法では、
試料表面から数μmの深さの積分された情報を得ること
ができるが、その検出感度が低いため、試料の表面近傍
の極浅い所の微量な不純物の検出が困難であった。他
方、SIMSや同じくPIXEなどの表面での検出感度
が高い分析法も存在するが、同時に深さ方向の情報を得
ることは困難である。
ボルト)級のイオンビームを用いた表面分析方法では、
試料表面から数μmの深さの積分された情報を得ること
ができるが、その検出感度が低いため、試料の表面近傍
の極浅い所の微量な不純物の検出が困難であった。他
方、SIMSや同じくPIXEなどの表面での検出感度
が高い分析法も存在するが、同時に深さ方向の情報を得
ることは困難である。
【0018】本発明の目的は上述のような問題に鑑みて
なされ、試料の極浅い所の微量な不純物の測定を可能と
する表面分析法を提供すること、である。
なされ、試料の極浅い所の微量な不純物の測定を可能と
する表面分析法を提供すること、である。
【0019】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、真空容
器内に配設された試料表面にイオンビームを投射して該
表面より散乱された粒子を検出することにより、前記試
料の表面を分析するようにしたイオンビーム表面分析方
法において、前記イオンビームのエネルギー領域を中エ
ネルギーの領域とし、かつ前記散乱された粒子を半導体
検出器により検出するようにしたことを特徴とするイオ
ンビーム表面分析方法、によって達成される。
器内に配設された試料表面にイオンビームを投射して該
表面より散乱された粒子を検出することにより、前記試
料の表面を分析するようにしたイオンビーム表面分析方
法において、前記イオンビームのエネルギー領域を中エ
ネルギーの領域とし、かつ前記散乱された粒子を半導体
検出器により検出するようにしたことを特徴とするイオ
ンビーム表面分析方法、によって達成される。
【0020】
【作用】本発明でプローブとして用いられるイオンビー
ムのエネルギー領域は、中エネルギー、すなわち100
KeV〜500KeVの領域にあり、例えば200Ke
V領域のエネルギーのイオンビームであるが、このよう
なエネルギー領域のイオンビームは、従来のMeV級の
イオンビームと比較して、エネルギーが低いため試料の
表面近傍での原子に対して、このプローブとしてのイオ
ンビームの散乱断面積が増大する。この結果として検出
感度が高くなり、試料の表面近傍の微量な不純物をも検
出することができる。又、半導体検出器により検出され
るので、その粗止能は、高エネルギーの場合(1MeV
以上〜)と殆ど変わらないので、深さ分析能は高エネル
ギーの場合と比較しても劣らない。
ムのエネルギー領域は、中エネルギー、すなわち100
KeV〜500KeVの領域にあり、例えば200Ke
V領域のエネルギーのイオンビームであるが、このよう
なエネルギー領域のイオンビームは、従来のMeV級の
イオンビームと比較して、エネルギーが低いため試料の
表面近傍での原子に対して、このプローブとしてのイオ
ンビームの散乱断面積が増大する。この結果として検出
感度が高くなり、試料の表面近傍の微量な不純物をも検
出することができる。又、半導体検出器により検出され
るので、その粗止能は、高エネルギーの場合(1MeV
以上〜)と殆ど変わらないので、深さ分析能は高エネル
ギーの場合と比較しても劣らない。
【0021】
【実施例】以下、本発明のイオン分析方法が適用される
装置につき、図面を参照して説明する。なお、従来例に
対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略するが、更に高電圧ターミナルやイオン加速
管はこの上流側に設けられているが、全く同一の構成で
あるのでこれらの図は省略する。なお、本実施例でも半
導体検出器が用いられるが、表面障壁型でSSD(Su
rface barrier Silicon sol
id/state Detector)と呼ばれるもの
である。
装置につき、図面を参照して説明する。なお、従来例に
対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略するが、更に高電圧ターミナルやイオン加速
管はこの上流側に設けられているが、全く同一の構成で
あるのでこれらの図は省略する。なお、本実施例でも半
導体検出器が用いられるが、表面障壁型でSSD(Su
rface barrier Silicon sol
id/state Detector)と呼ばれるもの
である。
【0022】図1において分析チャンバ13内には、一
対のコリメートアパーチャー11a、11bの内、下流
側のコリメートアパーチャー11bが図示されており、
またこれに対向してゴニオメータ15が配設され、この
上に試料16が取り付けられている。また、分析チャン
バ13の外側には回転導入端子37が配設されており、
これの回転駆動軸は真空フランジ38を介して分析チャ
ンバ13に取り付けられている。回転導入端子37によ
り回転が導入される回転アーム39の一端は、半導体検
出器33に接続されており、また、この検出器33の出
力は高圧ケーブル34及び分析チャンバ13の壁部に固
定された電流導入端子35に接続され、これから高圧ケ
ーブル兼信号ケーブル36を介して、従来例のRBSに
おける前置増巾器19に接続されている。イオンビーム
(He++)31は所定の発散角で試料16に投射される
のであるが、この試料16で散乱される粒子は全方位に
向うのであるが、図1においては検出器33に入射され
る散乱粒子のみを図示している。なお、検出器33の出
力を受けてデータ処理システムは、従来例(図8)と同
様である。
対のコリメートアパーチャー11a、11bの内、下流
側のコリメートアパーチャー11bが図示されており、
またこれに対向してゴニオメータ15が配設され、この
上に試料16が取り付けられている。また、分析チャン
バ13の外側には回転導入端子37が配設されており、
これの回転駆動軸は真空フランジ38を介して分析チャ
ンバ13に取り付けられている。回転導入端子37によ
り回転が導入される回転アーム39の一端は、半導体検
出器33に接続されており、また、この検出器33の出
力は高圧ケーブル34及び分析チャンバ13の壁部に固
定された電流導入端子35に接続され、これから高圧ケ
ーブル兼信号ケーブル36を介して、従来例のRBSに
おける前置増巾器19に接続されている。イオンビーム
(He++)31は所定の発散角で試料16に投射される
のであるが、この試料16で散乱される粒子は全方位に
向うのであるが、図1においては検出器33に入射され
る散乱粒子のみを図示している。なお、検出器33の出
力を受けてデータ処理システムは、従来例(図8)と同
様である。
【0023】本実施例は以上のように構成されるが、散
乱粒子の計測方法は従来と同様なので省略する。なお、
検出器33は回転可能なアーム39に取り付けられてお
り、これが予め定められたプログラムにより回転して、
ある角度毎のエネルギースペクトルを測定する。また、
この時、電荷積分器25を使用して、イオンビーム31
の電流量をモニターして、一定に保つようにしていく
と、試料16を中心にした散乱粒子の強度分布と、各点
でのエネルギースペクトルの二次元の情報が短時間で測
定することができる。
乱粒子の計測方法は従来と同様なので省略する。なお、
検出器33は回転可能なアーム39に取り付けられてお
り、これが予め定められたプログラムにより回転して、
ある角度毎のエネルギースペクトルを測定する。また、
この時、電荷積分器25を使用して、イオンビーム31
の電流量をモニターして、一定に保つようにしていく
と、試料16を中心にした散乱粒子の強度分布と、各点
でのエネルギースペクトルの二次元の情報が短時間で測
定することができる。
【0024】本発明によるイオンビーム分析方法によれ
ば、プローブとなるイオンビーム31のエネルギーを従
来のMeV級から200KeV領域に下げるようにして
いるので、試料16により散乱された粒子を受ける半導
体検出器33は試料の表面近傍の非常に浅い部分での微
量な不純物でも短時間で検出することが可能となる。こ
れは、イオンビームエネルギーを200KeV領域にま
で下げることによってプローブイオンのターゲットとし
ての試料16に対する散乱断面積が通常の2MeVのイ
オンビームの散乱断面積と比較すると、約100倍高く
なり、一方、深さ分解能は2MeVでも約200KeV
でも阻止能(ストッピングパワー)が殆ど変わらないの
で、殆ど同じになる。つまり、試料16の表面近傍を計
測する上では、エネルギーが低くてもなんら問題はな
く、これらのことを証明するデータが図2、図3及び図
4に示されている。
ば、プローブとなるイオンビーム31のエネルギーを従
来のMeV級から200KeV領域に下げるようにして
いるので、試料16により散乱された粒子を受ける半導
体検出器33は試料の表面近傍の非常に浅い部分での微
量な不純物でも短時間で検出することが可能となる。こ
れは、イオンビームエネルギーを200KeV領域にま
で下げることによってプローブイオンのターゲットとし
ての試料16に対する散乱断面積が通常の2MeVのイ
オンビームの散乱断面積と比較すると、約100倍高く
なり、一方、深さ分解能は2MeVでも約200KeV
でも阻止能(ストッピングパワー)が殆ど変わらないの
で、殆ど同じになる。つまり、試料16の表面近傍を計
測する上では、エネルギーが低くてもなんら問題はな
く、これらのことを証明するデータが図2、図3及び図
4に示されている。
【0025】図2はシリコン基板上に2.3nmの金を
蒸着させた試料を、従来の2MeVのエネルギーイオン
ビームと200KeV(0.2MeV)のエネルギーイ
オンビームを用いてRBS分析を行なった場合を各々示
している。この図から明らかなように、スペクトルのピ
ーク値が示されているが、半値巾(ピーク値がその両側
で半分となる各エネルギー間の巾)が約20KeVであ
り、このことから2MeVの場合でも、200KeVの
場合でもエネルギー分解能は殆ど同じであることが分か
る。なお、図中のAnn(白抜き)はAnnealin
g(焼鈍)をNAはNor−Annealing(ハッ
チング)を意味する
蒸着させた試料を、従来の2MeVのエネルギーイオン
ビームと200KeV(0.2MeV)のエネルギーイ
オンビームを用いてRBS分析を行なった場合を各々示
している。この図から明らかなように、スペクトルのピ
ーク値が示されているが、半値巾(ピーク値がその両側
で半分となる各エネルギー間の巾)が約20KeVであ
り、このことから2MeVの場合でも、200KeVの
場合でもエネルギー分解能は殆ど同じであることが分か
る。なお、図中のAnn(白抜き)はAnnealin
g(焼鈍)をNAはNor−Annealing(ハッ
チング)を意味する
【0026】図3はヘリウム(He)イオンを1MCを
照射した時、得られたエネルギースペクトルの金のピー
ク値(金を蒸着させた試料表面からの散乱粒子の最大値
という意味)を試料に入射する粒子のエネルギーを20
0KeV〜2MeVまで変化させて計数した時のグラフ
である。すなわち、この試料から散乱したイオンの数を
半導体検出器33で検出し、RBS分析し、その最大値
を各入射エネルギーに対してスポットしている。この図
から明らかなように、ピークの値が200KeVの時の
方が2MeVの時よりも、約100倍収量が多いことが
分かる。このことから200KeVの方が2MeVの場
合より、散乱断面積がはるかに大きいことが分かる。
照射した時、得られたエネルギースペクトルの金のピー
ク値(金を蒸着させた試料表面からの散乱粒子の最大値
という意味)を試料に入射する粒子のエネルギーを20
0KeV〜2MeVまで変化させて計数した時のグラフ
である。すなわち、この試料から散乱したイオンの数を
半導体検出器33で検出し、RBS分析し、その最大値
を各入射エネルギーに対してスポットしている。この図
から明らかなように、ピークの値が200KeVの時の
方が2MeVの時よりも、約100倍収量が多いことが
分かる。このことから200KeVの方が2MeVの場
合より、散乱断面積がはるかに大きいことが分かる。
【0027】図4は図3で得られた散乱断面積が大きい
ことを利用したRBS分析の一例を示すものであるが、
ド−ピングイオンとして砒素を用い、そのドーズ量は2
×1012イオン/cm2 、4.2×1013イオン/cm
2 、2×1014イオン/cm2 、5×1014イオン/c
m2 及びドーズ量0の場合の試料を200KeVのイオ
ンビームをプローブビームとして使用してRBS分析を
行なった。半導体検出器33により散乱したビームを受
け、そのエネルギー毎(横軸)の散乱イオンの数を縦軸
にとったデータであるが、砒素の表面ピーク量は図4か
ら分かるように、4.2常に2×1013イオン/cm2
で既にそのピークが観測されており、2MeVの従来の
RBSでは1015のオーダでなければ検出できないこと
を考えると、非常にその検出感度が高いことが分かる。
ことを利用したRBS分析の一例を示すものであるが、
ド−ピングイオンとして砒素を用い、そのドーズ量は2
×1012イオン/cm2 、4.2×1013イオン/cm
2 、2×1014イオン/cm2 、5×1014イオン/c
m2 及びドーズ量0の場合の試料を200KeVのイオ
ンビームをプローブビームとして使用してRBS分析を
行なった。半導体検出器33により散乱したビームを受
け、そのエネルギー毎(横軸)の散乱イオンの数を縦軸
にとったデータであるが、砒素の表面ピーク量は図4か
ら分かるように、4.2常に2×1013イオン/cm2
で既にそのピークが観測されており、2MeVの従来の
RBSでは1015のオーダでなければ検出できないこと
を考えると、非常にその検出感度が高いことが分かる。
【0028】以上から今後、半導体などの製作過程での
浅い接合などの表面近傍のダメージを観測するには非常
に有望な方法と考えられるが、次のようなものが考えら
れる。 (1)試料表面に堆積した極微量の物質の組成
分析及びその膜厚測定が可能となる。高エネルギーのヘ
リウムイオンビーム(≧1MeV)を用いた分析に比べ
2ケタ以上高い感度であり、例えばプラズマを用いたエ
ッチング時に、真空容器を形成するステンレススチール
がスパッタされて、被エッチング基板上に堆積すれば、
それは不純物となるのであるが、その組成及び膜厚を観
測することができる。その一例が図5及び図6に示され
ている。(図6は図5の一部の拡大図である。)これか
ら、半導体プロセスにおいて、頻繁に用いられるSiO
2 の異方性エッチングのためにCF4 +H2 の混合ガス
によるRIE(REACTIVEION ECHIN
G)を行なうが、この時の試料表面に堆積する水素、フ
ッ素、炭素の化合物の層の組成分析及び膜厚評価が可能
となる。(2)また、結晶の極表面の近傍の損傷及びそ
の分布を高感度で検出できる。損傷の起源としてはプラ
ズマまたはイオンを用いたエッチングイオン注入スパッ
タリングによる金属薄膜、半導体薄膜又は絶縁膜の堆
積、その他、数エレクトロンV以上のエネルギーのこも
った粒子の入射に伴うもの、表面に集中的に印加される
機械的または熱的応力が考えられる。
浅い接合などの表面近傍のダメージを観測するには非常
に有望な方法と考えられるが、次のようなものが考えら
れる。 (1)試料表面に堆積した極微量の物質の組成
分析及びその膜厚測定が可能となる。高エネルギーのヘ
リウムイオンビーム(≧1MeV)を用いた分析に比べ
2ケタ以上高い感度であり、例えばプラズマを用いたエ
ッチング時に、真空容器を形成するステンレススチール
がスパッタされて、被エッチング基板上に堆積すれば、
それは不純物となるのであるが、その組成及び膜厚を観
測することができる。その一例が図5及び図6に示され
ている。(図6は図5の一部の拡大図である。)これか
ら、半導体プロセスにおいて、頻繁に用いられるSiO
2 の異方性エッチングのためにCF4 +H2 の混合ガス
によるRIE(REACTIVEION ECHIN
G)を行なうが、この時の試料表面に堆積する水素、フ
ッ素、炭素の化合物の層の組成分析及び膜厚評価が可能
となる。(2)また、結晶の極表面の近傍の損傷及びそ
の分布を高感度で検出できる。損傷の起源としてはプラ
ズマまたはイオンを用いたエッチングイオン注入スパッ
タリングによる金属薄膜、半導体薄膜又は絶縁膜の堆
積、その他、数エレクトロンV以上のエネルギーのこも
った粒子の入射に伴うもの、表面に集中的に印加される
機械的または熱的応力が考えられる。
【0029】次に半導体中への不純物の拡散現象につい
ては、これまで2次イオン質量分析による破壊測定が主
であったが、本発明による方法を用いれば非破壊で不純
物の分布状態が測定できる。本発明による方法では、不
純物の分布を非破壊で観測できるだけでなく、ランダム
なあるいはアラインド状態での観測データから結晶格子
の置換位置にある不純物の量を求めることもできる。
ては、これまで2次イオン質量分析による破壊測定が主
であったが、本発明による方法を用いれば非破壊で不純
物の分布状態が測定できる。本発明による方法では、不
純物の分布を非破壊で観測できるだけでなく、ランダム
なあるいはアラインド状態での観測データから結晶格子
の置換位置にある不純物の量を求めることもできる。
【0030】また、薄膜成長装置、イオン注入装置、拡
散装置などにこの200KeVイオン分析装置を組込む
ことにより、結晶成長、薄膜成長、イオン注入、不純物
拡散等の現象の観察が可能になる。
散装置などにこの200KeVイオン分析装置を組込む
ことにより、結晶成長、薄膜成長、イオン注入、不純物
拡散等の現象の観察が可能になる。
【0031】また、非常に薄い薄膜(20nm以下)の
膜厚測定が可能であり、またチャンネリング測定により
結晶性材料の結晶性評価にも利用することができる。
膜厚測定が可能であり、またチャンネリング測定により
結晶性材料の結晶性評価にも利用することができる。
【0032】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0033】例えば、以上の実施例では、投射イオンビ
ームのエネルギーとして図2、図4、図5では200K
eV又は175KeVを用いたが、勿論、これに限るこ
となく、中エネルギー(100KeV〜500KeVに
おいて、その低エネルギー側領域のエネルギーのイオン
ビームをプローブとして利用しても本発明の充分な効果
が得られる。これは、図3のグラフからも明らかであ
る。
ームのエネルギーとして図2、図4、図5では200K
eV又は175KeVを用いたが、勿論、これに限るこ
となく、中エネルギー(100KeV〜500KeVに
おいて、その低エネルギー側領域のエネルギーのイオン
ビームをプローブとして利用しても本発明の充分な効果
が得られる。これは、図3のグラフからも明らかであ
る。
【0034】また、以上の実施例では、試料16に投射
されたイオンビーム31の散乱ビームを検出するのに、
半導体検出器33を用い、これを回動して各散乱角にお
ける粒子を検出するようにしたが、場合によってはこの
半導体検出器33を固定しても本発明の効果は失われる
ことはない。
されたイオンビーム31の散乱ビームを検出するのに、
半導体検出器33を用い、これを回動して各散乱角にお
ける粒子を検出するようにしたが、場合によってはこの
半導体検出器33を固定しても本発明の効果は失われる
ことはない。
【0035】また、以上の実施例では、表面分析を行な
うのに、ヘリウムイオンを用いたが、勿論、これに限る
ことなく、他の元素からなるイオンビームをプローブと
して用いてもよい。
うのに、ヘリウムイオンを用いたが、勿論、これに限る
ことなく、他の元素からなるイオンビームをプローブと
して用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のイオンビー
ム表面分析方法によれば、イオン注入された試料の表面
の浅い領域においても分解能を高くして、その膜情報を
得ることができる。
ム表面分析方法によれば、イオン注入された試料の表面
の浅い領域においても分解能を高くして、その膜情報を
得ることができる。
【図1】本発明の実施例に用いられる表面分析装置の要
部の部分破断拡大斜視図である。
部の部分破断拡大斜視図である。
【図2】従来例(2MeV)のRBSと本発明(200
KeV)のRBSのエネルギースペクトルの比較図であ
る。
KeV)のRBSのエネルギースペクトルの比較図であ
る。
【図3】本発明の方法の検出感度が高いことを示す投射
エネルギー対散乱イオンのピークカウント値との関係を
示す図である。
エネルギー対散乱イオンのピークカウント値との関係を
示す図である。
【図4】本発明による200KeVのプローブイオンを
用いた場合の散乱エネルギーとその散乱粒子カウント値
との関係を示すスペクトル図である。
用いた場合の散乱エネルギーとその散乱粒子カウント値
との関係を示すスペクトル図である。
【図5】投射イオンビームのエネルギーを175KeV
とした場合の試料からの散乱ビームの各エネルギーに対
する散乱イオンの数との関係を示し、RIE反応で10
分間3分間及び1分間行なった場合のグラフである。
とした場合の試料からの散乱ビームの各エネルギーに対
する散乱イオンの数との関係を示し、RIE反応で10
分間3分間及び1分間行なった場合のグラフである。
【図6】図5の一部の拡大図である。
【図7】従来例のイオンビーム表面分析装置の部分破断
平面図である。
平面図である。
【図8】上記従来例における表面分析回路のブロック図
である。
である。
16 試料 31 イオンビーム 31a 散乱イオンビーム 33 半導体検出器
フロントページの続き (72)発明者 阿川 義昭 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 (72)発明者 桜田 勇蔵 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 真空容器内に配設された試料表面にイオ
ンビームを投射して該表面より散乱された粒子を検出す
ることにより、前記試料の表面を分析するようにしたイ
オンビーム表面分析方法において、前記イオンビームの
エネルギー領域を中エネルギーの領域とし、かつ前記散
乱された粒子を半導体検出器により検出するようにした
ことを特徴とするイオンビーム表面分析方法。 - 【請求項2】 前記半導体検出器は前記試料表面に対し
回動可能である請求項1に記載のイオンビーム表面分析
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092352A JPH06281601A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | イオンビーム表面分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092352A JPH06281601A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | イオンビーム表面分析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281601A true JPH06281601A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14052015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5092352A Pending JPH06281601A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | イオンビーム表面分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06281601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100777803B1 (ko) * | 2006-02-27 | 2007-11-22 | 한국생산기술연구원 | 집속이온빔의 복합형 가공장치 및 이를 이용한 가공방법 |
JP2021124430A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 信越半導体株式会社 | 半導体基板表面に付着した有機物の評価方法 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5092352A patent/JPH06281601A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100777803B1 (ko) * | 2006-02-27 | 2007-11-22 | 한국생산기술연구원 | 집속이온빔의 복합형 가공장치 및 이를 이용한 가공방법 |
JP2021124430A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 信越半導体株式会社 | 半導体基板表面に付着した有機物の評価方法 |
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