JPH0636647U - 針キャップ及び医療用針 - Google Patents

針キャップ及び医療用針

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JPH0636647U
JPH0636647U JP7945492U JP7945492U JPH0636647U JP H0636647 U JPH0636647 U JP H0636647U JP 7945492 U JP7945492 U JP 7945492U JP 7945492 U JP7945492 U JP 7945492U JP H0636647 U JPH0636647 U JP H0636647U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、輸液セット、輸血セット、AV
F、PSV、静脈針、血液回路等の医療用具に装着して
使用される針キャップ及び医療用針の改良。 【構成】 医療用具に装着される針キャップであって、
針キャップ本体2の内壁面に、ネジ山5が形成され、該
ネジ山5の前方に凸部6が形成され、該凸部6の内径D
2は前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成され、前
記ネジ山5は、一条又は二条に形成され、ネジ角度θが
10°から50°、高さが0.1mm以上に形成され、
前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから8m
m、二条の場合はピッチPを1.5mmから4mmに形
成して、針キャップを一回転して進む距離(リード)を
3mmから8mmに形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、輸液セット、輸血セット、AVF、PSV、静脈針、血液回路等の 医療用具に装着して使用される針キャップ及び医療用針の改良に関するものであ る。
【0002】
【従来技術及び従来技術の課題】
図5は現在使用されている針キャップ11の概略図である。針キャップ本体1 2の内壁面(針基との嵌合部)には、例えば図6から図8に示すように、リブ1 5、アンダ−カット15a,15b等を形成して、針キャップ本体12の内壁面 と針基外周面を密着させているが、針キャップ11を針基から引き抜く時、抵抗 が高くなり、引き抜いた時の反発により、指を指したりする事故が発生していた (図5中、13は鍔部、17は突起部)。そこで本考案者は、以上の課題を解決 するために鋭意検討を重ねた結果次の考案に到達した。
【0003】 本考案は、医療用具に装着される針キャップであって、針キャップ本体2の内 壁面に、ネジ山5が形成され、該ネジ山5の前方に凸部6が形成され、該凸部6 の内径D2は前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成され、前記ネジ山5は、 一条又は多条に形成され、ネジ角度θが10°から50°、高さが0.1mm以上 に形成され、前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから8mm、多条の 場合はピッチPを1.5mmから4mmに形成して、針キャップを一回転して進 む距離(リ−ド)を3mmから8mmに形成した針キャップ1を提供する。
【0004】 また本考案は前記記載の針キャップを、針管を植設した針基に装着した医療用 針を提供する。
【0005】 また本考案は針キャップを針管を植設した針基に装着することによりなる医療 用針であって、前記針キャップは硬質又は半硬質の合成樹脂からなり後方内周面 にネジ山が形成され、前記針基は滅菌時の熱により前記ネジ山に対向する外周面 にネジ溝が形成し得る半硬質又は軟質の合成樹脂からなる医療用針を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の針キャップ1の概略図で、図2は図1の一部拡大図である。 図3は図1のA矢視図、図4は図1のB矢視図である(図中、3は鍔部、7は突 起部である)。針キャップ1は針キャップ本体2の内壁面(針基との嵌合部)に 、ネジ山5が形成され、該ネジ山5の前方に凸部6が形成されている。凸部6の 内径D2は、前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成されている。
【0007】 前記ネジ山5は、ネジ角度θが10°から50°、高さが0.1mm以上に形成 され、前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから8mm、多条の場合は ピッチPを1.5mmから4mmに形成して、針キャップを一回転して進む距離 (リ−ド)を3mmから8mmに形成している。ネジ角度θが10°から50° およびピッチPを前記のように特定したのは、キャップ1をネジ山5に沿って引 き抜くとき、1/2から1回転で、引き抜けるのが好ましいからである。
【0008】 高さが0.1mm以上に特定したのは、0.1mm以下では、後述する針基外周面 へのネジ溝の形成が難しいからである。また、該ネジ山5の前方に凸部6を形成 したのは、針管を植設した針基に針キャップを装着した際に、針管が傾き針管の 先端が針キャップの側壁に接触してマクレを生じる場合があるので、これを防ぐ ためである。また針キャップを射出成形する際、金型から確実に離型させる為の ひっかかり部としても有効に作用するからである。
【0009】 また本考案のネジ山を形成した針キャップは例えばポリプロピレン、ポリカ− ボネ−ト等の硬質又は半硬質の合成樹脂より構成し、針キャップを装着する針管 を植設した針基は例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ゴム系樹脂(天然、合 成双方含む)、エラストマ−系合成樹脂等の半硬質又は軟質の合成樹脂により構 成することにより、滅菌時の熱による二次変形により、ネジ山が当接された針基 外周面にネジ溝が形成され、針キャップと針基をネジ嵌合することにより滅菌、 運搬時の針キャップの抜けを確実に防止することができる。
【0010】 この場合、針キャップにおいて、凸部は必ずしも形成する必要はない。要する に針キャップの内面形状と針キャップ、針基を構成する材料は針基外周面に滅菌 時の熱により、ネジ山に対向するネジ溝を形成し得る組み合わせであればいかな る組み合わせでも採用することができる。
【0011】
【考案の作用効果】
針キャップ1は、ネジ山5に沿って引き抜くとき、1/2から1回転で、容 易に引き抜ける。 高圧蒸気滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌の両方において、ネジ山が当接 された針基外周面にネジ溝が形成され、針キャップと針基をネジ嵌合することが できるので、針キャップの抜けを確実に防止することができる。
【0012】 針キャップ1は、取り付け、取り外しの際に、ねじ山5に沿って回転して挿 入、脱却できるので、針先を痛めるおそれがない。 凸部により、針管が傾いたとしても針管先端が針キャップ側壁に触れ、針先 のマクレが発生することはない。また針キャップは成形の際、金型により確実に 離型させることができる。
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、輸液セット、輸血セット、AVF、PSV、静脈針、血液回路等の 医療用具に装着して使用される針キャップ及び医療用針の改良に関するものであ る。
【0002】
【従来技術及び従来技術の課題】
図5は現在使用されている針キャップ11の概略図である。針キャップ本体1 2の内壁面(針基との嵌合部)には、例えば図6から図8に示すように、リブ1 5、アンダーカット15a,15b等を形成して、針キャップ本体12の内壁面 と針基外周面を密着させているが、針キャップ11を針基から引き抜く時、抵抗 が高くなり、引き抜いた時の反発により、指を指したりする事故が発生していた (図5中、13は鍔部、17は突起部)。そこで本考案者は、以上の課題を解決 するために鋭意検討を重ねた結果次の考案に到達した。
【0003】 本考案は、医療用具に装着される針キャップであって、針キャップ本体2の内 壁面に、ネジ山5が形成され、該ネジ山5の前方に凸部6が形成され、該凸部6 の内径D2は前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成され、前記ネジ山5は、 ー条又は二条に形成され、ネジ角度θが10°から50°、高さが0.1mm以 上に形成され、前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから8mm、二条 の場合はピッチPを1.5mmから4mmに形成して、針キャップを一回転して 進む距離(リード)を3mmから8mmに形成した針キャップ1を提供する。
【0004】 また本考案は前記記載の針キャップを、針管を植設した針基に装着した医療用 針を提供する。
【0005】 また本考案は針キャップを針管を植設した針基に装着することによりなる医療 用針であって、前記針キャップは硬質又は半硬質の合成樹脂からなり後方内周面 にネジ山が形成され、前記針基は滅菌時の熱により前記ネジ山に対向する外周面 にネジ溝が形成し得る半硬質又は軟質の合成樹脂からなる医療用針を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の針キャップ1の概略図で、図2は図1の一部拡大図である。 図3は図1のA矢視図、図4は図1のB矢視図である(図中、3は鍔部、7は突 起部である)。針キャップ1は針キャップ本体2の内壁面(針基との嵌合部)に 、ネジ山5が形成され、該ネジ山5の前方に凸部6が形成されている。凸部6の 内径D2は、前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成されている。
【0007】 前記ネジ山5は、ネジ角度θが10°から50°、高さが0.1mm以上に形 成され、前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから8mm、二条の場合 はピッチPを1.5mmから4mmに形成して、針キャップを一回転して進む距 離(リード)を3mmから8mmに形成している。ネジ角度θが10°から50 °およびピッチPを前記のように特定したのは、キャップ1をネジ山5に沿って 引き抜くとき、1/2から1回転で、引き抜けるのが好ましいからである。
【0008】 高さが0.1mm以上に特定したのは、0.1mm以下では、後述する針基外 周面へのネジ溝の形成が難しいからである。また、該ネジ山5の前方に凸部6を 形成したのは、針管を植設した針基に針キャップを装着した際に、針管が傾き針 管の先端が針キャップの側壁に接触してマクレを生じる場合があるので、これを 防ぐためである。また針キャップを射出成形する際、金型から確実に離型させる 為のひっかかり部としても有効に作用するからである。
【0009】 また本考案のネジ山を形成した針キャップは例えばポリプロピレン、ポリカー ボネート等の硬質又は半硬質の合成樹脂より構成し、針キャップを装着する針管 を植設した針基は例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ゴム系樹脂(天然、合 成双方含む)、エラストマー系合成樹脂等の半硬質又は軟質の合成樹脂により構 成することにより、滅菌時の熱による二次変形により、ネジ山が当接された針基 外周面にネジ溝が形成され、針キャップと針基をネジ嵌合することにより滅菌、 運搬時の針キャップの抜けを確実に防止することができる。
【0010】 この場合、針キャップにおいて、凸部は必ずしも形成する必要はない。要する に針キャップの内面形状と針キャップ、針基を構成する材料は針基外周面に滅菌 時の熱により、ネジ山に対向するネジ溝を形成し得る組み合わせであればいかな る組み合わせでも採用することができる。
【0011】
【考案の作用効果】
針キャップ1は、ネジ山5に沿って引き抜くとき、1/2から1回転で、容 易に引き抜ける。 高圧蒸気滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌の両方において、ネジ山が当接 された針基外周面にネジ溝が形成され、針キャップと針基をネジ嵌合することが できるので、針キャップの抜けを確実に防止することができる。
【0012】 針キャップ1は、取り付け、取り外しの際に、ねじ山5に沿って回転して挿 入、脱却できるので、針先を痛めるおそれがない。 凸部により、針管が傾いたとしても針管先端が針キャップ側壁に触れ、針先 のマクレが発生することはない。また針キャップは成形の際、金型により確実に 離型させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の針キャップの概略図
【図2】図1の一部拡大図
【図3】第1図のA矢視図
【図4】図1のB矢視図
【図5】従来の針キャップの概略図
【図6】図5の一部拡大図の例
【図7】図5の一部拡大図のその他の例
【図8】図5の一部拡大図のその他の例
【符合の説明】
1 針キャップ 2 針キャップ本体 3 鍔部 5 ネジ山 6 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】針キャップ及び医療用針
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の針キャップの概略図
【図2】図1の一部拡大図
【図3】第1図のA矢視図
【図4】図1のB矢視図
【図5】従来の針キャップの概略図
【図6】図5の一部拡大図の例
【図7】図5の一部拡大図のその他の例
【図8】図5の一部拡大図のその他の例
【符合の説明】 1 針キャップ 2 針キャップ本体 3 鍔部 5 ネジ山 6 凸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療用具に装着される針キャップであっ
    て、針キャップ本体2の内壁面に、ネジ山5が形成さ
    れ、該ネジ山5の前方に凸部6が形成され、該凸部6の
    内径D2は前記ネジ山5の内径D1よりも小さく形成さ
    れ、前記ネジ山5は、一条又は多条に形成され、ネジ角
    度θが10°から50°、高さが0.1mm以上に形成さ
    れ、前記ネジ山5は一条の場合はピッチPを3mmから
    8mm、多条の場合はピッチPを1.5mmから4mm
    に形成して、針キャップを一回転して進む距離(リ−
    ド)を3mmから8mmに形成した、ことを特徴とする
    針キャップ1。
  2. 【請求項2】請求項1記載の針キャップを針管を植設し
    た針基に装着したことを特徴とする医療用針。
  3. 【請求項3】針キャップを針管を植設した針基に装着す
    ることによりなる医療用針であって、前記針キャップは
    硬質又は半硬質の合成樹脂からなり後方内周面にネジ山
    が形成され、前記針基は滅菌時の熱により前記ネジ山に
    対向する外周面にネジ溝が形成し得る半硬質又は軟質の
    合成樹脂からなることを特徴とする医療用針。
JP1992079454U 1992-10-22 1992-10-22 針キャップ及び医療用針 Expired - Lifetime JP2576895Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0455355U (ja) * 1990-09-18 1992-05-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0455355U (ja) * 1990-09-18 1992-05-12

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