JPH0636618Y2 - 通信装置の筐体 - Google Patents

通信装置の筐体

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JPH0636618Y2
JPH0636618Y2 JP1988089174U JP8917488U JPH0636618Y2 JP H0636618 Y2 JPH0636618 Y2 JP H0636618Y2 JP 1988089174 U JP1988089174 U JP 1988089174U JP 8917488 U JP8917488 U JP 8917488U JP H0636618 Y2 JPH0636618 Y2 JP H0636618Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、構内交換機等の通信装置の構成部品を内部に
収納する筐体の構造に関する。
〔従来技術〕
交換機は、入,出力線間の接続経路となる通話路部と、
ダイヤル信号等の制御信号を送受し、これを翻訳して、
前記通話路部の切換え制御を行う制御部とを備え、多数
の入力線と出力線との間に、発呼者の要求に応じた接続
経路を形成するものであり、近年の電子技術の発展に伴
い、前記通話路部及び制御部を電子部品により構成した
ものが実用化されている。この種の交換機は、小型化が
容易である上、ソフトウェアの追加により短縮ダイヤル
機能,不在案内機能,多点同時通話機能等のサービス機
能の付与を容易に行い得るという利点があり、構内交換
機として多くの使用実績を有している。この構内交換機
は、基台の両側に立設された板状をなすサイドフレーム
間に、適宜の間隔を隔てて複数枚の棚板を架設し、これ
らの棚板及び前記基台上に、制御部及び通話路部を構成
する電子部品、並びに電源ユニット等の部品を搭載する
一方、これらの保護のために、両サイドフレームの上部
間に天板を架設すると共に、サイドフレームの前,後に
蓋板を装着し、これらと基台及びサイドフレームとによ
り、内部に前記部品を収納する筐体を形成した構成とな
っている。
また、交換機の内部回線と、内線,局線等の外部回線と
の接続は、交換機本体と別に設けられ、多数の配線端子
部材を備えた主配線盤(MDF)にて行われるようになし
てあり、特に小型の構内交換機においては、全体的な設
置面積の削減及び製造コストの低減を図るべく、サイド
フレームの外側面に配線端子部材を固着し、サイドフレ
ームの側面上に内部回線及び外部回線の接続端部を配設
し、前記主配線盤を、交換機本体の筐体と一体的に構成
したものが主流となりつつある。
〔考案が解決しようとする課題〕
さて構内交換機においては、サービス機能の拡充、内線
番号の変更及び端末機の追加等が行われる都度、内蔵部
品の追加又は更新、更には、主配線盤における接続換え
が比較的頻繁に行われ、これらの作業及び定期的に行わ
れる点検作業の際には、前記筐体を開放する必要があ
る。
従来の筐体においては、蓋板及び天板が夫々の固定手段
(通常、構成が簡略なねじ止めが用いられる)により、
基台又はサイドフレームに各別に固定してあり、この固
定解除に煩わしさを伴うために、筐体の開放は、前部の
蓋板のみを取外して行われている。ところが、特に小型
の構内交換機においては、前記蓋板の前部に障害物が存
在する等、筐体前部に固定解除のために十分な空間が確
保されていないことがあり、このような場合、筐体の開
放に困難を伴い、前記作業が速やかに開始できないとい
う難点があり、また開放部がその前部に限られるため、
開放後の点検作業に支障を来すことがあった。
また、前述した如く、主配線盤を筐体と一体構成してあ
る交換機においては、多数本の内部回線又は外部回線
を、面積が限られている上、多くの配線端子部材が固着
されたサイドフレーム上に効率的に配置せねばならず、
前記各回線は、グループ毎に結束されてサイドフレーム
上に固定してある。従って、このような主配線盤におけ
る前記接続換えの際には、結束された線群から所定の線
を取出し、これを所定の配線端子部材に接続した後、所
定の線群に結束し直す煩わしい作業が必要であり、前記
接続換え作業に多大の手間と時間とを要するといる難点
があった。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、開放
が容易に行えると共に、大きい開放面積が確保され、更
には、主配電盤における線群の配置面積が十分に確保さ
れ、定期的な点検作業並びに部品の追加及び更新等の作
業を効率的に行い得る交換機等の通信装置の筐体を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の請求項1に係る通信装置の筐体は、基台及びこ
れの両側に立設されたサイドフレームに、前,後の蓋板
及び天板を装着してなり、通信装置の構成部品を内蔵す
る筐体において、前記サイドフレームは、その後側上部
に形成された係合孔と、前側上部に形成され略中央に第
1の固定用孔を有する第1のブラケットと、また前部の
蓋板は、その下部に前記基台の前部に係合する第1の係
合手段と、その上部であって前記第1の固定用孔に整合
する位置に上下に貫通する第2の固定用孔が形成された
第2のブラケットと、前記天板は、その後部に前記サイ
ドフレームの係合孔に係合する第2の係合手段と、その
前部に略直角に屈曲された屈曲部と、前記屈曲部に前記
第2のブラケットに整合する位置に形成されたブラケッ
ト挿通用孔と、その上部前端であって前記第1の固定用
孔に整合する位置に形成された上下に貫通する第3の固
定用孔と、を具備し、前記天板を、その前部を上とし傾
けた状態で、サイドフレームの係合孔に第2の係合手段
を係合させて、前部を降下させてサイドフレームに載置
させ、前記前部の蓋板を、第1の係合手段により基台の
前部に支持させて、第2のブラケットを前記ブラケット
挿通用孔に挿通させ、前記第1,第2,第3の固定用孔を共
通の固定手段により固定することにより、前記天板の前
部と前記蓋板の上部を、サイドフレームの上部に固定し
たことを特徴とし、また本考案の請求項2に係る通信装
置の筐体は、配線端子部材を、その一側に固定してなる
フレーム部材と、該フレーム部材の他側に固着された複
数の脚部材とを備え、該脚部材を介して前記サイドフレ
ームの外側面に固定され、該側面から適長離隔させて前
記配線端子部材を保持する配線盤を具備することを特徴
とする。
〔作用〕
本考案においては、サイドフレームの上部において共通
の固定手段の固定解除を行い、各別の係合手段における
係合解除を行うことにより、天板及び前部の蓋板が同時
的に開放され、大きい開放面積が得られる。また、配線
端子部材がサイドフレームの側面から適長離隔した位置
に保持されており、サイドフレームの略全面が配線端子
部材に接続される線群の配置面として使用され、これら
の線群と配線端子部材との接続を容易に行い得る。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。第1図は本考案の請求項1に係る通信装置の筐体の
開放状態を示す斜視図、第2図はその要部の拡大縦断面
図である。
図において1は、直方体をなす基台であり、該基台1の
長手方向両側には、これと略直交する態様にて一対のサ
イドフレーム2,2が立設してある。サイドフレーム2,2
は、図示の如く、平板をコ形断面をなすように成形して
得られたものであり、これらは、コ形の開放部を外側に
向けた態様にて、下端部を、例えばねじ止め等の固着手
段により基台1の上面に固着してある。サイドフレーム
2,2間には、複数枚(第1図において4枚)の棚板3,3…
が、両端サイドフレーム2,2夫々の内側面に、例えばね
じ止め等により固着せしめて架設してある。最上部の棚
板3上には、交換機の制御部4を構成する電子部品が搭
載してあり、また、他の棚板3,3…上には、同じく通話
路部を構成する電子部品を基板面上に形成してなるパッ
ケージ部品5,5…が、図示の如く横方向に整列した状態
にて搭載してあり、更に基台1の上部には電源ユニット
6が搭載されている。サイドフレーム2,2にコ形断面の
部材を用いたのは、コ形の開放部を、棚板3,3…及び基
台1上に搭載された各部品からの入出力線を収納する空
間として利用するためであり、サイドフレーム2,2の開
放部は、複数個所をこれらにねじ止めされて固着された
化粧パネル20,20により閉塞してあり、前記入出力線
は、化粧パネル20とサイドフレーム2とによって囲繞さ
れた矩形断面の空間内に収納され、サイドフレーム2の
下部から外部に引き出されるようになっている。サイド
フレーム2,2と基台1の後側には、複数個所をこれらに
ねじ止めされて後蓋板7が固着されており、棚板3,3…
及び基台1上の各部品により構成される交換機は、両側
をサイドフレーム2,2により、また後側を後蓋板7によ
り囲繞されたコ形の空間内に収納されており、本考案に
係る通信装置の筐体は、この空間の上部及び前部を、同
時的にしかも容易に着脱可能な天板8及び前蓋板9にて
覆って形成されている。
天板8は、矩形平板の幅方向一側を他部と略直角をなし
て屈曲せしめて屈曲部80を設け、断面がL字形をなすよ
うに成形したものであり、屈曲部80を前側として下向き
とした状態にて、後述する如く、サイドフレーム2,2の
上部間に架け渡されて装着される。天板8の下面には、
その両側に、平板状をなす位置決め板81,81(片側のみ
図示)が、長手方向を天板8の幅方向に沿わせた態様に
て、下向きに突設せしめてあり、これらの位置決め板8
1,81の後端下部には、凸部82,82(片側のみ図示)が後
向きに突出させてある。
而して天板8は、その前部を上として傾けた状態で、サ
イドフレーム2,2夫々の後側の立上り壁の上端近傍に位
置して形成された係合孔21,21(片側のみ図示)に、前
記凸部(第2の係合手段)82,82を夫々係合させ、次い
で前部を降下させてサイドフレーム2,2の端縁上に載置
される。このとき、位置決め板81,81の内側面は、両サ
イドフレーム2,2の外側面に夫々当接し、天板8をその
長手方向に位置決めする作用をなす。このように載置さ
れた天板8は、その前端近傍の両側に形成され中央に上
下に貫通する丸孔(第3の固定用孔)を有する凹部83,8
3が、サイドフレーム2,2夫々の前上部に内向きに突設さ
れ、中央にねじ孔(第1の固定用孔)を有するブラケッ
ト(第1のブラケット)22,22に整合され、前記貫通孔
に挿通される止めねじ(共通の固定手段)10,10(第2
図参照)を、前記ねじ孔に螺合させて、後述する如く前
蓋板9と共にねじ止め固定される。
一方前蓋板9は、第2図に示す如く、片側が開放された
浅底の箱形をなすように平板を屈曲成形してなる部材で
あり、サイドプレート2,2及び基台1の前側を覆うよう
に開放部を内側として装着される。前蓋板9の上部両側
には、平板の中央に上下に貫通する丸孔(第2の固定用
孔)を形成してなるブラケット(第2のブラケット)9
0,90が、開放部側から突設せしめてあり、また前蓋板9
下部の立上り壁には、これを上下に貫通する矩形断面の
係合孔(第1の係合手段)91,91が、幅方向両側に位置
して形成してある。
基台1の前面の両側には、水平に突設された平板の半部
を中途部から上向きに屈曲させて第1図に示す如き形状
をなす支持板11,11(片側のみ図示)が夫々固着してあ
り、前蓋板9は、前記係合孔91,91に支持板11,11の屈曲
部を挿通せしめて、その下部を基台1に係合され、支持
板11,11の水平部上に載置されて、該水平部によって支
持されるようになっている。このように支持板11,11に
支持させた後、前蓋板9上部の前記ブラケット90,90
は、前述の如くサイドフレーム2、2上に載置してある
天板8の屈曲部80の幅方向両側にこれを前後に貫通して
形成された矩形孔(ブラケット挿通用孔)84,84に夫々
挿通され、更に内部において、第2図に示す如く、サイ
ドフレーム2,2の前記ブラケット22,22と、これの上側に
整合する天板8の凹部83,83との間に挿通され、前記止
めねじ10,10により、サイドフレーム2,2にねじ止め固定
される。
本考案に係る筐体は、以上の構成となっているから、天
板8の上部両側に位置する止めねじ10,10を取外し、次
いで、前蓋板9の上部を前方に傾倒させてブラケット9
0,90を抜き出し、その後、前蓋板9全体を上方にわずか
に引上げ、係合孔91,91を支持板11,11の屈曲部から引き
抜くことにより、前蓋板9を取除くことができ、更に、
止めねじ10,10を取外した後、天板8の前部を前上方に
引出し、凸部82,82をサイドフレーム2,2の係合孔21,21
から引き抜くことにより、天板8を取除くことができ
る。即ち、前部に十分な空間が確保されていない場合に
おいても、これの開放が容易に、且つ速やかに行え、し
かも、天板8を前蓋板9と同時的に取り除くことによ
り、大きい開放面積が得られて、内蔵部品の追加及び更
新、並びにこれらの点検作業を効率的に行うことができ
る。更に、前部のみが開放される従来の筐体において
は、多数の入出力線との接続部を有し、多くの構成部品
を必要とする制御部4は、複数枚の基板上に分割して構
成され、これの点検、並びに部品の追加及び更新は、前
側開放部から外部に取出して行わざるを得なかったが、
上部の開放を容易に行い得る本考案に係る筐体において
は、第1図に示す如く、制御部4を最上部の棚板3上に
一体的に構成し、前記各作業は、天板8を取除くことに
より、制御部4を外部に取出すことなく行い得る。制御
部4は、定期点検作業の際には詳細な点検が必要な部分
である上、サービス機能の追加等、部品の追加及び更新
頻度の高い部分であるから、本考案に係る筐体を用いた
場合、内部の点検作業並びに内蔵部品の追加及び更新作
業に要する時間及び手間の大幅な削減が可能である。
第3図は、本考案の請求項2に記載の主配線盤の構成態
様を示す斜視図である。主配線盤は、厚肉の矩形平板状
をなし、中央に表裏に貫通する配線導入孔12aを形成し
てなる底板12と、該底板12の上面と略垂直をなす態様に
て、これの長手方向両側に立設された長寸のフレーム部
材13,13と、これらフレーム部材13,13の一側に、これら
と略直交する態様にて、例えばねじ止め等により固着さ
れた複数の脚部材14,14…とを備え、フレーム部材13,13
の他側に、多数の配線端子部材15,15…(第5図参照)
を、後述する如く固着して構成されたものであり、これ
は、フレーム部材13、13の長手方向が略鉛直となり底板
12と基台1とが高さ方向に略整合されるように位置決め
され、脚部材14,14…を介して、例えばねじ止め等の固
定手段によって化粧パネル20を取除いた状態にある一方
のサイドフレーム2の外側面に固定される。
第4図は、フレーム部材13の形状を示す拡大斜視図、第
5図はこれへの配線端子部材15の固着状態を示す拡大斜
視図である。第4図に明らかな如く、フレーム部材13
は、コ形断面を有する部材であり、コ形の角部を矩形に
打抜いてなる複数個の配線挿入孔13aが、長手方向に所
定の間隔を隔てて形成され、また、これらに対応させ
て、コ形の横線部をその先端から矩形に切欠いてなる同
数の配線挿入溝13bが形成されている。また、配線端子
部材15は、第5図に示す如く、前記配線挿入孔13a及び
配線挿入溝13bの長さよりも若干大きい長さと、フレー
ム部材13と略等しい幅とを有する肉厚平板状の基部15a
の中央に、幅方向断面が台形をなす端子保持体15bを立
設させてなる部材である。端子保持体15bには、幅方向
にこれを貫通する態様にて、細径丸棒状をなす多数の配
線端子をが保持させてあり、また、基部15aの幅方向両
側には、これを上下に貫通する各復数個の配線導入孔15
c,15c…(片側のみ図示)が、長手方向に並列した状態
に形成してある。この配線端子部材15は、第5図に明ら
かな如く、配線挿入孔13aの半部及び配線挿入溝13bを、
基部15aによって塞ぐ態様にて、フレーム部材13上に搭
載されており、例えば、ねじ止め等の固着手段により固
着されている。本図においては、1個の配線端子部材15
のみを示しているが、複数個の配線挿入孔13a及び配線
挿入溝13bの形成位置の夫々に、配線端子部材15,15が、
全く同様にして固着されていることは言うまでもない。
以上の構成の主配線盤においては、前記制御部4及び通
話路部を構成するパッケージ部品5,5…の入出力線等、
交換機内部に連なる内部回線は、サイドフレーム2,2の
側面に形成された矩形孔を経て引出され、更に、各端末
機に連なる内線及び局線等、交換機外部に連なる外部回
線は、底板12の配線導入孔12aから導入され、フレーム
部材13の両側に振り分けられて、所定の配線端子部材15
の搭載位置まで導かれ、配線導入孔13a又は配線挿入溝1
3bに挿通され、更には、基部15aに形成された配線導入
孔15c,15c…に挿通されて、端子保持体15bの幅方向両側
に各別に引き出され、該保持体15bの側面に突出してい
る所定の配線端子に夫々接続されて、所定の接続状態を
実現される。前述した如く、配線端子部材15,15…はフ
レーム部材13,13上に固着してあり、該フレーム部材13,
13は、脚部材14,14…を介してサイドフレーム2の外側
面に固着されているから、各配線端子部材15は、フレー
ム2の外側面から離隔した位置に保持されていることに
なり、サイドフレーム2の外側面は、その略全面が、前
記外部回線及び内部回線の引きまわし用空間として利用
でき、これらの接続換えが容易に行える。また、前述し
た如く、内部回線及び外部回線は、配線挿入孔13a又は
配線挿入溝13bに挿通され、更に配線端子部材15の配線
導入孔15cに挿通された後、各配線端子に接続されるか
ら、これらが線群の結束手段としての作用をなし、従来
の主配線盤と比較して、接続換え作業時における結束に
要する手間が大幅に簡略化される。
〔効果〕
以上詳述した如く、本考案の請求項1に係る通信装置の
筐体においては、サイドフレームの上部に位置する共通
の固定手段の固定解除を行い、ついて各別の係合手段に
おける係合解除を行うことにより、天板及び前蓋板を、
同時的にしかも容易に取外すことができ、筐体の開放が
容易に行えると共に、大きい開放面積が得られるから、
定期点検作業並びに構成部品の追加又は更新作業が効率
的に行え、また、本考案の請求項2に係る筐体において
は、脚部材を介してサイドフレームに固着されたフレー
ム部材上に、配線端子部材が固着され、該部材がサイド
フレームの外側面から離隔して配置できるから、サイド
フレームの外側面における内部回線及び外部回線の引回
し面積が十分に確保され、前記各作業に付随して生じる
主配線盤における接続換え作業が、容易にしかも短時間
にて行える等、本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る通信装置の筐体の開放状態を示す
斜視図、第2図はその要部を拡大して示す縦断面図、第
3図は主配線盤の構成態様を示す斜視図、第4図はフレ
ーム部材の形状を示す拡大斜視図、第5図は配線端子部
材15の固着状態を示す拡大斜視図である。 1……基台、2……サイドフレーム、3……棚板、8…
…天板、9……前蓋板、10……止めねじ、11……支持
板、13……フレーム部材、14……脚部材、15……配線端
子部材、21……係合孔、22……ブラケット、81……位置
決め板、82……凸部、91……係合孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台及びこれの両側に立設されたサイドフ
    レームに、前,後の蓋板及び天板を装着してなり、通信
    装置の構成部品を内蔵する筐体において、 前記サイドフレームは、その後側上部に形成された係合
    孔と、前側上部に形成され略中央に第1の固定用孔を有
    する第1のブラケットと、 また前部の蓋板は、その下部に前記基台の前部に係合す
    る第1の係合手段と、その上部であって前記第1の固定
    用孔に整合する位置に上下に貫通する第2の固定用孔が
    形成された第2のブラケットと、 前記天板は、その後部に前記サイドフレームの係合孔に
    係合する第2の係合手段と、その前部に略直角に屈曲さ
    れた屈曲部と、前記屈曲部に前記第2のブラケットに整
    合する位置に形成されたブラケット挿通用孔と、その上
    部前端であって前記第1の固定用孔に整合する位置に形
    成された上下に貫通する第3の固定用孔と、を具備し、 前記天板を、その前部を上として傾けた状態で、サイド
    フレームの係合孔に第2の係合手段を係合させて、前部
    を降下させてサイドフレームに載置させ、前記前部の蓋
    板を、第1の係合手段により基台の前部に支持させて、
    第2のブラケットを前記ブラケット挿通用孔に挿通さ
    せ、前記第1,第2,第3の固定用孔を共通の固定手段によ
    り固定することにより、前記天板の前部と前記蓋板の上
    部を、サイドフレームの上部に固定したことを特徴とす
    る通信装置の筐体。
  2. 【請求項2】基台及びこれの両側に立設されたサイドフ
    レームに、前,後の蓋板及び天板を装着してなり、通信
    装置の構成部品を内蔵する筐体において、 配線端子部材を、その一側に固定してなるフレーム部材
    と、該フレーム部材の他側に固着された複数の脚部材と
    を備え、該脚部材を介して前記サイドフレームの外側面
    に固定され、該側面から適長離隔させて前記配線端子部
    材を保持する配線盤を具備することを特徴とする通信装
    置の筐体。
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WO2008139587A1 (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Mitsubishi Electric Corporation エレベータ制御装置

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JPH0211382U (ja) 1990-01-24

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