JPH0636481A - ディスクプレーヤの信号検索装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク上の問題やアクセス動作中のアドレ
スデータ検出の失敗がアクセス動作を阻害する要因にな
りにくくし、速やかに検索が行える様にする。 【構成】 目標アドレス設定手段６により設定される目
標アドレスデータとディスクの再生に伴ってデータデコ
ーダ２によりデコードされる再生アドレスデータとを第
１及び第２比較手段７及び９により比較し、第１比較手
段７により算出される２つのアドレス差が検出回路８に
より第１設定範囲内で第２設定範囲外になったことが検
出され、かつ第２比較手段９により再生アドレスデータ
が目標アドレスデータより小になったことが検出された
とき、トラックジャンプによるアクセス動作を終了し、
その後、トレース状態により目標アドレスを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ディスクに記録されて
いるアドレスデータを用いて信号検索を行うディスクプ
レーヤの信号検索装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＣＤ方式のディスクプレーヤやビデオデ
ィスクプレーヤの如く、音声や映像等のメインデータと
共にディスク位置を示す位置情報となるアドレスデータ
が記録されたディスクを再生するディスクプレーヤにお
いては、周知の如く、前記アドレスデータを用いて指定
した音声や映像信号の検索を行うアクセス動作が可能で
ある。

【０００３】ところで、アクセス動作可能なディスクプ
レーヤにおいては、よごれやキズ等のディスク上の問題
やアクセス動作上の信号検索ミス等により指定した音声
や映像信号の検索が行えない場合やその検索に時間がか
かり過ぎる場合がある。

【０００４】また、特に、映像用ディスクにおいては、
通常、フレームナンバーと称されるアドレスデータが１
画面ごとに付されており、この様な映像用ディスクを再
生するビデオディスクプレーヤにおいては、所定のフレ
ームナンバーを指定することによりそのフレームナンバ
ーの映像信号を検索するフレームナンバーサーチが行え
る様に成され、指定したフレームナンバーの静止画再生
が行える様に成されているが、前記フレームナンバーは
一画面（１／３０秒）ごとに異なるので、よごれやキズ
等のディスク上の問題やアクセス動作中のフレームナン
バーの検出失敗等により指定した映像信号が検索されな
い場合や検索時間がかかり過ぎる場合が頻繁に発生す
る。

【０００５】これらの問題を解決する為に、特公平１−
４０４２２号公報に示されるディスクプレーヤにおいて
は、指定した目標アドレスデータが一定時間内に検索出
来なかった場合において、目標アドレスデータを一定値
だけ増数して新たな目標アドレスデータを設定し、その
新たな目標アドレスデータを検索する様にすることを繰
り返し、真の目標アドレスデータが検索出来なかった場
合に真の目標アドレスデータ近傍の仮の目標アドレスデ
ータを検索する様にしている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報のディスクプレーヤにおいては、一定時間内に目
標アドレスデータが検索出来ないことを確認して仮の目
標アドレスデータを指定し直す構成であるので、検索時
間がかかり過ぎるという問題点に関しての解決策にはな
り得なかった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決したディスクプレーヤの信号検索装置で、検索を行
う目標となる信号の目標アドレスデータとディスクの再
生に伴ってデコードされる再生アドレスデータとを比較
し、それらのアドレス差を算出する第１比較手段と、該
第１比較手段により算出された前記目標アドレスデータ
と前記再生アドレスデータとのアドレス差があらかじめ
設定される第１設定範囲内であること、及び該第１設定
範囲より小に設定される第２設定範囲内であることを検
出する検出手段と、前記目標アドレスデータと前記再生
アドレスデータとの大小を比較する第２比較手段と、ピ
ックアップによる再生位置がディスク上の信号トラック
を強制的に飛び越すべく再生位置をトラックジャンプさ
せるトラックジャンプ信号を発生するトラックジャンプ
手段と、前記検出手段による検出出力及び前記第２比較
手段による比較出力に応じて前記トラックジャンプ手段
による再生位置の変位量を段階的に設定するとともに、
再生位置の変位方向を設定するアクセスモード設定手段
とを備え、前記目標アドレスデータと前記再生アドレス
データとのアドレス差が前記第１設定範囲内で前記第２
設定範囲外になり、かつ前記再生アドレスデータが前記
目標アドレスデータより小になったことを検出してトラ
ックジャンプによるアクセス動作を終了し、その後、通
常再生速度で信号トラックを走査することにより前記目
標アドレスデータを検出する様にしている。

【０００８】

【作用】本発明は、設定手段により設定される検索の目
標となる目標アドレスデータのディスク再生上の手前側
に、トラックジャンプを終了させるジャンプ終了用アド
レスデータをある範囲をもって設定し、それによりよご
れやキズ等のディスク上の問題が生じてもジャンプ終了
用アドレスデータ部分の全範囲が読み取り不可能になら
ない様に、また、アクセス動作中にジャンプ終了用アド
レスデータ検出の失敗が生じても次の信号読み取りでジ
ャンプ終了用アドレスデータ部分の一部が読み取れる様
にし、かつそのアドレスデータが読み取れた後には通常
再生速度によりディスクをトレースして確実に目標アド
レスデータが検出される様にしたものである。

【０００９】

【実施例】図１は、本発明の一実施例を示す光学式ビデ
オディスクプレーヤの信号検索装置の回路ブロック図で
ある。

【００１０】同図において、１はディスク（図示せず）
からの読み取り信号から分離された映像信号をＦＭ復調
する映像復調回路、２は該映像復調回路１により復調さ
れた映像信号の１画面を構成する各フレームの垂直帰線
期間に記録されているコードデータを分離・復号化する
データデコーダである。前記コードデータとしては、経
過時間を示すタイムナンバー、１画面ごとに付されたフ
レームナンバー及び段落ごとに付されたチャプタナンバ
ー等のディスク位置を示す位置情報となるアドレスデー
タ、あるいは特定の画面で自動停止させる為のコードや
ディスクに記録されている音声信号の状態を示すコード
等の制御データがあり、前記データデコーダ２は、それ
らのデータをデコードする。

【００１１】３はデータデコーダ２によりコードデータ
がデコードされる度に最新フレームナンバーの再生アド
レスデータが随時書き込まれるフレームナンバー用バッ
ファメモリである。

【００１２】４は検索を行う目標とする信号のタイムナ
ンバー、フレームナンバー及びチャプタナンバーを指定
する為の入力キー、５は該入力キー４により入力された
命令を解読する命令解読回路、６は前記入力キー４によ
りフレームナンバーが指定されたとき、指定されたフレ
ームナンバーに応じた目標アドレスデータを設定する目
標アドレス設定回路である。

【００１３】７は目標アドレス設定回路６に設定された
目標アドレスデータとバッファメモリ３に書き込まれて
いる再生アドレスデータとを比較する第１比較回路であ
り、前記目標アドレスデータを含む信号の目標フレーム
Ｆ₀と前記再生アドレスデータを含む信号の再生フレー
ムＦ_Pとのフレーム差を算出する。

【００１４】８は前記第１比較回路７により算出された
前記目標フレームＦ₀と前記再生フレームＦ_Pとのフレー
ム差があらかじめ設定される異なる数種の範囲内のいず
れの範囲に属しているかを検出する検出回路である。具
体的には前記検出回路８は、図２のアクセスモード設定
用フローチャートのステップａ〜ｅに示す如く、前記フ
レーム差が４０００フレーム以上か、８００フレーム以
上か、６０フレーム以上か、２０フレーム以上か、ある
いは４フレーム以上か否かの５種類の異なる範囲に属し
ているかを検出する。

【００１５】９は目標アドレス設定回路６に設定された
目標アドレスデータとバッファメモリ３に書き込まれて
いる再生アドレスデータとを比較し、目標フレームＦ₀
と再生フレームＦ_Pとの大小関係を検出する第２比較回
路である。

【００１６】１０は検出回路８による検出出力及び第２
比較回路９による比較検出出力に応じてアクセス動作の
必要性及び数種設けられたアクセス動作モードの設定を
行うアクセスモード設定回路、１１はディスクに記録さ
れた信号を読み取るピックアップ（図示せず）による信
号の読み取り位置、すなわち再生位置を信号トラックを
飛び込してディスクの径方向に変位させるトラックジャ
ンプ信号を発生するトラックジャンプ手段１２を備え、
また、アクセス動作時の各種サーボの制御やディスクか
ら再生された映像及び音声の再生信号のミューティング
制御を行うアクセス制御回路である。前記アクセス制御
回路１１は、アクセスモード設定回路１０により設定さ
れるアクセス動作モードに応じて再生位置の変位量を決
定する発生期間の異なるトラックジャンプ信号を発生す
るとともに、再生位置の変位方向を決定する極性の異な
るトラックジャンプ信号を発生する。

【００１７】すなわち、アクセスモード設定回路１０及
びアクセス制御回路１１により行われるトラックジャン
プによるアクセス動作は、図２に示す如く、検出回路８
により目標フレームＦ₀と再生フレームＦ_Pとのフレーム
差が５種類の所定の範囲内のいずれの範囲に属している
かを検出した後に、ステップｆ〜ｊにより第２比較回路
９による目標フレームＦ₀と再生フレームＦ_Pとの大小関
係をそれぞれの場合で検出し、それによりピックアップ
による再生位置の変位量が段階的に変位され、かつ各変
位量に対して再生位置の変位方向が順方向及び逆方向に
設定されている種々のアクセス動作モードに応じてステ
ップｋ〜ｒの如く実行される。

【００１８】具体的には、アクセス動作モードのモード
１，２，３及び４はピックアップ全体を移動させるフィ
ード送りにより再生位置を大きく変位させるモードであ
る。モード１及び２とモード３及び４とは、フィード送
りによる変位量が異なり、そして、モード１及び３は変
位方向がディスクの外周側に向う正方向であり、一方、
モード２及び４は変位方向がディスクの内周側に向う負
方向である。

【００１９】また、アクセス動作モードのモード５，
６，７及び８は、ピックアップの対物レンズをトラッキ
ング方向に強制的に変位させることにより再生位置を微
小に変位させるモードである。モード５及び６は信号ト
ラックを飛び越すトラックジャンプ数が１６トラックに
設定されており、モード７及び８はトラックジャンプ数
が４トラックに設定されており、そして、モード５及び
７は変位方向が正方向に、一方、モード６及び８は変位
方向が負方向に設定されている。

【００２０】次に動作に付いて説明する。

【００２１】入力キー４の操作により所望のフレームナ
ンバーの画面の検索を指示すると、命令解読回路５を介
して目標アドレス設定回路６に指定したフレームナンバ
ーに応じた目標フレームＦ₀が設定される。

【００２２】一方、ディスクからは随時信号が読み取ら
れ、読み取られた信号から分離された映像信号は映像復
調回路１によりＦＭ復調されており、その復調された映
像信号はデータデコーダ２により各フレームごとにコー
ドデータがデコードされている。そして、前記データデ
コーダ２によりデコードされたコードデータのうち、フ
レームナンバーがバッファメモリ３に随時書き込まれ
る。その為、前記バッファメモリ３には、ディスクの再
生に伴って次々に変化する再生フレームＦ_Pが記憶さ
れ、その再生フレームＦ_Pが第１比較回路７に供給され
る。

【００２３】ここで、入力キー４の操作によりフレーム
ナンバーの信号トラックの検索を指示し、目標アドレス
設定回路６により目標フレームＦ₀が設定されている
と、第１比較回路７は該目標フレームＦ₀とバッファメ
モリ３に記憶されている再生フレームＦ_Pとを比較し、
それらのフレーム差を算出する。その算出されたフレー
ム差が検出回路８により異なる範囲内のいずれの範囲に
入るかが図２のフローチャートのステップａ〜ｅに添っ
て検出される。

【００２４】また、目標アドレス設定回路６に設定され
ている目標フレームＦ₀とバッファメモリ３に記憶され
ている再生フレームＦ_Pとは、第２比較回路９により比
較され、それらのフレームの大小関係が検出されてい
る。そして、アクセスモード設定回路１０は、前記第２
比較回路９により検出される目標フレームＦ₀と再生フ
レームＦ_Pとの大小関係及び検出回路８により検出され
る目標フレームＦ₀と再生フレームＦ_Pとのフレーム差が
どの範囲に属しているかによりアクセス動作モードの設
定が行われる。

【００２５】すなわち、便宜的に信号トラックを直線的
に表わした図３の説明図を用いて図２のフローチャート
に示されるアクセス動作モードの設定条件を説明する
と、ピックアップによる再生位置が範囲Ａの目標フレー
ムＦ₀より４０００フレーム以上手前側のフレームの信
号トラック上にあるとき、再生方向と同一方向の正方向
に送り量大のフィード送りによるモード１のアクセスを
行い、再生位置が範囲Ｂの目標フレームＦ₀より４００
０フレーム未満８００フレーム以上手前側のフレームの
信号トラック上になったとき、正方向に送り量小のフィ
ード送りによるモード３のアクセスを行い、再生位置が
範囲Ｃの目標フレームＦ₀より８００フレーム未満６０
フレーム以上手前側のフレームの信号トラック上になっ
たとき、正方向にトラックジャンプ数が１６トラックの
大トラックジャンプによるモード５のアクセスを行い、
再生位置が範囲Ｄの目標フレームＦ₀より６０フレーム
未満２０フレーム以上手前側のフレームの信号トラック
上になったとき、正方向にトラックジャンプ数が４トラ
ックの小トラックジャンプによるモード７のアクセスを
行う。

【００２６】一方、ピックアップによる再生位置が範囲
Ｅの目標フレームＦ₀を４０００フレーム以上越えてい
るフレームの信号トラック上にあるとき、再生方向と逆
方向の負方向に送り量大のフィード送りによるモード２
のアクセスを行い、再生位置が範囲Ｆの目標フレームＦ
₀を４０００フレーム未満８００フレーム以上越えてい
るフレームの信号トラック上になったとき、負方向に送
り量小のフィード送りによるモード４のアクセスを行
い、再生位置が範囲Ｇの目標フレームＦ₀を８００フレ
ーム未満６０フレーム以上越えているフレームの信号ト
ラック上になったとき、負方向にトラックジャンプ数が
１６トラックの大トラックジャンプによるモード６のア
クセスを行い、再生位置が範囲Ｈの目標フレームＦ₀を
６０フレーム未満２０フレーム以上越えているフレーム
の信号トラック上になったとき、負方向にトラックジャ
ンプ数が４トラックの小トラックジャンプによるモード
８のアクセスを行う。

【００２７】また、ピックアップによる再生位置が目標
フレームＦ₀の前後２０フレーム未満の範囲の信号トラ
ック上に変位されると、図４に示す図３の目標フレーム
Ｆ₀近辺を拡大した模式図の如く、再生位置に応じて２
種類のアクセス動作が選択的に行われる。

【００２８】すなわち、図２のフローチャートに示す如
く、再生位置が目標フレームＦ₀の前後２０フレーム未
満の範囲の信号トラック上に変位されている場合は、そ
の再生位置が目標フレームＦ₀の前後４フレーム以上離
れている範囲か否かの判断（ステップｅ）に応じて、か
つ再生位置が目標フレームＦ₀の前後４フレーム以上離
れている範囲であれば、目標フレームＦ₀と再生フレー
ムＦ_Pとの大小関係の判断（ステップｊ）に応じてアク
セス動作が選択され、再生位置が目標フレームＦ ₀を含
む範囲Ｉの目標フレームＦ₀の手前側４フレーム未満
で、かつ目標フレームＦ₀を越えてる範囲が２０フレー
ム未満であるフレームの信号トラック上になったとき、
負方向にトラックジャンプ数が４トラックの小トラック
ジャンプによるモード８のアクセスを行い、再生位置が
範囲Ｊの目標フレームＦ₀より２０フレーム未満４フレ
ーム以上手前側のフレームの信号トラック上になったと
き、トラックジャンプによるアクセスを終了し、通常再
生速度で信号トラックを走査するトレース状態によるア
クセスに切り替わる。

【００２９】この様な条件によりアクセスモード設定回
路１０によりアクセス動作モードが選択され、そのモー
ドに応じてアクセス制御回路１１の制御によりピックア
ップによる再生位置がディスクの径方向に変位されるの
で、再生位置は変位に伴って順次設定されるアクセス動
作モードに従って速やかに目標フレームＦ₀の信号トラ
ックに変位されることになる。

【００３０】ところで、前述した如く、目標フレームＦ
₀の手前側４フレーム未満で、かつ目標フレームＦ₀を越
えている範囲が２０フレーム未満である範囲Ｉ内のフレ
ームの信号トラック上に再生位置が変位されたとき、負
方向の小トラックジャンプが行われる。また、再生位置
が目標フレームＦ₀より２０フレーム未満４フレーム以
上手前側である範囲Ｊ内のフレームの信号トラックに到
達したとき、トレース状態に成される（図２のステップ
Ｓ）。その為、トラックジャンプ動作が終了される条件
は、再生位置が目標フレームＦ₀の信号トラックに到達
することではなく、範囲Ｊ内のフレームの信号トラック
に到達することによる。

【００３１】再生位置が範囲Ｊ内のフレームの信号トラ
ックに到達し、トラックジャンプ動作が終了され、トレ
ース状態になると（ステップＳ）、第２比較回路９によ
り目標フレームＦ₀と再生フレームＦ_Pとの一致を検出す
ることにより（ステップｔ）引き続き再生位置が目標フ
レームＦ₀の信号トラックに到達したか否かを検出す
る。そして、再生位置が目標フレームＦ₀の信号トラッ
クに到達すると、アクセス制御回路１１により映像信号
のミューティング状態が解除され（ステップｕ）、目標
フレームＦ₀の信号トラックの静止画再生が行われる様
になり、アクセス動作が完了する。尚、トラックジャン
プ動作が終了してから最長でも２０フレームトレース後
には再生位置は目標フレームＦ₀に到達するので、トレ
ース状態によるアクセス動作を加えてもアクセス動作時
間が間延びされることはない。

【００３２】この様にトラックジャンプによるアクセス
動作目標を目標フレームＦ₀の手前側の所定範囲（範囲
Ｊ）としているので、１回ごとのトラックジャンプ終了
後における再生位置の検出の為の信号読み取りを数回失
敗してもアクセス動作のやり直しをせずにトラックジャ
ンプを終了させる条件の前記範囲Ｊ内のフレームが検出
出来る可能性が増し、速やかに目標フレームＦ₀を検出
することが出来る。また、目標フレームＦ₀を含む前後
所定範囲に渡ってフレームの検出が不可能な場合であっ
ても前記範囲Ｊ内における一部のフレームの検出が可能
であれば、検出されたフレームと目標フレームＦ₀との
フレーム差を算出し、検出されたフレームの信号トラッ
クからトレース状態により再生位置を変位させること
で、目標フレームＦ₀の信号トラックを検索出来る可能
性がある。

【００３３】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、トラ
ックジャンプによるアクセス動作目標を目標アドレスデ
ータから少許離れた目標アドレスデータの手前側の所定
範囲としており、トラックジャンプによるアクセス動作
が終了した後に通常再生速度で信号トラックを走査する
様にしているので、トラックジャンプを終了させる条件
を満たすアドレスデータが検出出来る可能性が増し、速
やかに目標アドレスデータを含む信号トラックを検索す
ることが出来、また、目標アドレスデータの検出が不可
能な場合であってもトラックジャンプを終了させる条件
を満たすアドレスデータが検出出来れば、その検出され
たアドレスデータと目標アドレスデータとの差を算出
し、検出されたアドレスデータを基準にして目標アドレ
スデータを含む信号トラックを検索することが可能であ
るディスクプレーヤの信号検索装置が提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。

【図２】本発明に係るアクセス動作モードの設定条件を
示すフローチャートである。

【図３】本発明を説明する為に便宜的に信号トラックを
直線的に表わした模式図である。

【図４】図３の目標フレームＦ₀近辺を拡大した模式図
である。

【符号の説明】

２ データデコーダ ３ バッファメモリ ６ 目標アドレス設定回路 ７ 第１比較回路 ８ 検出回路 ９ 第２比較回路 １０ アクセスモード設定回路 １１ アクセス制御回路 １２ トラックジャンプ手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像や音声等のメインデータと共にディ
   スク位置を示す位置情報となるアドレスデータを含む信
   号が記録されているディスクを再生し、前記アドレスデ
   ータを用いて信号検索が行えるアクセス動作可能なディ
   スクプレーヤにおいて、検索を行う目標となる信号の目
   標アドレスデータを設定する目標アドレス設定手段と、
   ディスクの再生に伴って再生アドレスデータを随時デコ
   ードするデコーダと、前記目標アドレスデータと前記再
   生アドレスデータとを比較し、それらのアドレス差を算
   出する第１比較手段と、該第１比較手段により算出され
   た前記目標アドレスデータと前記再生アドレスデータと
   のアドレス差があらかじめ設定される第１設定範囲内で
   あること、及び該第１設定範囲より小に設定される第２
   設定範囲内であることを検出する検出手段と、前記目標
   アドレスデータと前記再生アドレスデータとの大小を比
   較する第２比較手段と、ピックアップによる再生位置が
   ディスク上の信号トラックを強制的に飛び越すべく再生
   位置をトラックジャンプさせるトラックジャンプ信号を
   発生するトラックジャンプ手段と、前記検出手段による
   検出出力及び前記第２比較手段による比較出力に応じて
   前記トラックジャンプ手段による再生位置の変位量を段
   階的に設定するとともに、再生位置の変位方向を設定す
   るアクセスモード設定手段とを備え、前記目標アドレス
   データと前記再生アドレスデータとのアドレス差が前記
   第１設定範囲内で前記第２設定範囲外になり、かつ前記
   再生アドレスデータが前記目標アドレスデータより小に
   なったことを検出してトラックジャンプによるアクセス
   動作を終了し、その後、通常再生速度で信号トラックを
   走査することにより前記目標アドレスデータを検出する
   ことを特徴とするディスクプレーヤの信号検索装置。