JPH0636461A - ディジタルオーディオ信号再生装置 - Google Patents

ディジタルオーディオ信号再生装置

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JPH0636461A
JPH0636461A JP18936892A JP18936892A JPH0636461A JP H0636461 A JPH0636461 A JP H0636461A JP 18936892 A JP18936892 A JP 18936892A JP 18936892 A JP18936892 A JP 18936892A JP H0636461 A JPH0636461 A JP H0636461A
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signal
audio signal
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digital audio
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JP18936892A
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Inventor
Nobuaki Hirai
伸明 平井
Kazuhito Endo
和仁 遠藤
Manabu Tsukamoto
学 塚本
Masayuki Ishida
雅之 石田
Sadanobu Ishida
禎宣 石田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高能率符号化技術を利用してディスク等の媒
体上に記録された音楽等のディジタルオーディオ信号を
再生する装置において、ディスクごとのユーザによる音
量調整のためのマニュアル操作を不要とし、しかもすべ
てのディスクを常に同程度の音量で聴くことができる音
楽信号の再生装置を提供する。 【構成】 データ圧縮してディスク等の媒体上に記録さ
れたディジタルオーディオ信号を再生する場合、この情
報信号から最大値を表わす補助情報を抽出し、この補助
情報から信号の最大値を検出し、検出された最大値によ
り信号の再生時の最大音量がほぼ等しくなるように減衰
量を設定し、設定した減衰を施してオーディオ信号を再
生し、すべてのディスクを常に同程度の最大音量で聴く
ことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルオーディオ
信号の再生装置に関し、特に圧縮信号の補助情報を利用
して、再生の音量を自動的に調整し、複数のディスクあ
るいはプログラムをほぼ同一の音量で再生する再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器はユーザの要求に
より高音質、多機能化が進められており、例えば、アナ
ログレコードやカセットテープ等のアナログ信号による
音楽再生にとって代わり、コンパクトディスク(以下、
「CD」という)やDATのようなディジタル信号によ
る音楽再生が主流となっている。以下に、CDによる音
楽再生の場合を例にとって説明する。
【0003】図5は、CDによる従来の音楽再生装置の
一構成例を示すブロック図である。図において、30は
CDプレーヤ、31はディジタル/アナログ変換回路
(以下「DAコンバータ」という)、32は減衰器、3
3はオーディオ信号出力端子である。
【0004】まず図5に基づいてCDによる従来の音楽
再生の動作について説明する。CDプレーヤ30により
CDから再生されたディジタル信号は、DAコンバータ
31に供給される。このDAコンバータ31では、入力
されたディジタル信号に対応するアナログ電圧信号を発
生し、これをオーディオ信号として減衰器32に出力す
る。この減衰器32は再生音量を調整するために設けら
れたもので、この減衰器32により音量調整されたオー
ディオ信号がオーディオ信号出力端子33に供給され
る。このオーディオ信号出力端子33より出力されるオ
ーディオ信号は、図示しないパワーアンプを介してスピ
ーカ(図示せず)により音声信号に変換され、音楽再生
が行われる。
【0005】ところで、CD等ディジタル記録の媒体に
記録することのできる音量レベルの最大値は0dB(デ
シベル)であり、CD等により音楽ソフトを制作する場
合には、0dBを超えない範囲で記録が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CD等ディジタル記録
の媒体に記録することの出来る最大音量レベルには規定
があるが、実際のCD等のソフトウエア(以下、「ソフ
ト」という)が平均的にどの程度の音量レベルで記録さ
れているかは、音楽ソフトの製作者、あるいは音楽ソー
スの種類(クラシック音楽、ポピュラー音楽等)により
異なるのが現状である。従って、CD等により音楽再生
を行う場合、それぞれのCDごとに記録されている平均
音量レベルが異なることから、再生するソフトにより再
生音量が大きくなったり小さくなったりするという不都
合が生じ、全てのディスクを同程度の音量で聞くために
は、ディスクを交換するごとにユーザが減衰器(ボリュ
ーム)32をマニュアル操作しなければならないという
問題があった。
【0007】この発明は、係る問題点を解決するために
なされたものであり、ディジタル信号により音楽を再生
する装置において、ディスクごとのユーザによる音量調
整のためのマニュアル操作を不要とし、しかもすべての
ディスクを常に同程度の音量で聴くことができる音楽信
号の再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ルオーディオ信号再生装置は、ディスク等の媒体上にデ
ータ圧縮して記録された信号を再生する装置であって、
記録媒体上から読み取った圧縮情報信号の中から補助情
報を抽出する抽出手段と、抽出した補助情報を用いて情
報信号の振幅を推定する推定手段と、その振幅の推定値
に基づき再生音量を設定する音量設定手段と、その設定
された音量となるように再生音量を制御する音量制御手
段とを備えたものである。
【0009】また、この発明に係るディジタルオーディ
オ信号再生装置は、媒体上に記録された圧縮情報信号を
間引いて間欠的に再生する再生制御手段を備えたもので
ある。
【0010】また、この発明に係るディジタルオーディ
オ信号再生装置は、複数のプログラムが記録された媒体
において、各プログラム毎の振幅推定値あるいは音量設
定値を保持する記憶手段を備えたものである。
【0011】
【作用】この発明におけるディジタルオーディオ信号再
生装置は、データ圧縮してディスク等の媒体上に記録さ
れた信号から信号の最大値を表わす補助情報を抽出し、
この補助情報により信号の最大値を検出し、再生される
ディスクの最大音量を推定して複数枚のディスクの再生
時の最大音量がほぼ等しくなるように音量を制御する。
【0012】また、この発明におけるディジタルオーデ
ィオ信号再生装置は、ディスク上に記録された信号の最
大値を検出する場合には、ディスク上の情報をある特定
のデータフレームの補助情報のみ間引いて再生し、再生
された補助情報からディスク上に記録されたオーディオ
信号の最大値を推定する。
【0013】また、この発明におけるディジタルオーデ
ィオ信号再生装置は、再生されるディスクの各プログラ
ム毎の最大音量を補助情報から推定し、各プログラムの
再生時の最大音量がほぼ等しくなるように音量を制御す
る。
【0014】
【実施例】
実施例1.次に図面を参照して本発明について詳細に説
明する。図1は、本発明に係るディジタルオーディオ信
号再生装置を、光ディスク装置に適用した場合の一構成
例を示すブロック図である。図において、1は記録済み
ディスク、2は光学ピックアップ、3はRFアンプ、4
は復調回路、5は誤り制御回路、6は再生用バッファメ
モリ、7はデータ伸張回路、8は減衰器、9はDAコン
バータ、10はオーディオ出力端子、11はスケールフ
ァクタ記憶回路、12はピーク算出回路、13は音量設
定回路、14はアドレスデコーダ、15は制御用マイク
ロコンピュータ、16はサーボ回路、17はディスク回
転用及び光学ピックアップ送り用モータ、18はキーボ
ード、19は表示回路である。
【0015】図1のシステムでは、例えばAES The 89th
Convention ■Bitrate Reductionof High Quality Aud
io Signals by Modeling the Ears Masking■に開示さ
れたMUSICAM(Masking-pattern Universal Subb
and Integrated Coding And Multiplexing)方式による
音声の高能率符号化処理が行われており、記録済みディ
スク1に記録されている信号は元の信号情報量の1/4
程度に削減されている。ここで、ディスク上に記録され
た音声信号は元の情報量の1/4に圧縮されているが、
この信号を伸張した場合の再生のレートは圧縮前と同じ
にならなければならないので、圧縮信号を伸張して再生
する時間を1とすれば、1/4の時間だけディスクから
圧縮信号を読出し、あとの3/4の時間は読出しを停止
していても原理的に正常な音楽再生ができる。
【0016】まず図1に基づいて、オーディオ信号の再
生の動作について説明する。光学ピックアップ2から記
録済みディスク1に対して照射された光の反射光によっ
て、ディスク上に記録されている信号が、サーボ回路1
5の制御により間欠的に読み取られる。この光の情報は
光学ピックアップ2で電気信号に変換され、RFアンプ
3に供給される。RFアンプ3で増幅された信号は復調
回路4に与えられ、EFMなどの復調が行われ元の信号
系列が復元される。
【0017】他方、RFアンプ3の出力はアドレスデコ
ーダ13にも供給される。ディスク1にあらかじめ刻ま
れている光スポット案内溝に含まれる情報を取り出すた
めに、このアドレスデコーダ13は、ディスク1全周に
連続したアドレス信号を再生するとともに、案内溝のウ
ォブリングを検出することでトラッキング情報を得る。
このトラッキング情報はサーボ回路15に供給され、光
学ピックアップ2が所定の案内溝を走査するようにトラ
ッキングサーボがかけられるとともに、案内溝のうねり
が一定周期になるようにディスク回転を線速度一定に保
つサーボがかけられる。
【0018】誤り制御回路5では、復調回路4で復元さ
れた信号系列に含まれる誤り訂正符号を用いて、信号系
列の誤りを訂正するとともに、インタリーブ処理により
順序を並べ替えられた信号系列を、元の順序に戻す。バ
ッファメモリ6は間欠的に入力されるデータを一旦蓄
え、連続的に出力する。つまり、バッファメモリ6への
信号の書き込みは間欠的に行われるが、バッファメモリ
6からの信号の読み出しは連続的に行われる。
【0019】データ伸長回路7では、1/4に圧縮され
たデータを4倍に伸長し、元の時系列ディジタルオーデ
ィオ信号を復元する。この復元された信号は、D/Aコ
ンバータ9を経てアナログオーディオ出力端子10から
アナログオーディオ信号として出力される。マイクロコ
ンピュータ15は、再生された付加情報により、サーボ
回路16やバッファメモリ6など各種再生の制御を行
う。
【0020】次にピーク算出を行い、再生の音量を自動
的に調整する場合の動作について説明する。実施例1に
おいて、記録済みディスク1には、圧縮されたオーディ
オデータとともに、このデータを伸張するときに用いら
れる補助情報も記録されているが、その一つにスケール
ファクタがある。図1のシステムでは、音声信号を圧縮
するために、MUSICAM方式により広帯域の信号を
32個の帯域(サブバンド)に分割してサブバンド信号
を生成しているが、時間的に連続する12個のサブバン
ド信号から最大値を検出し、これをスケールファクタと
している。すなわち、MUSICAM方式のデータの1
フレームには、32×12個のサブバンド信号と32個
のスケールファクタが含まれている。したがって、記録
済みディスク1に記録されている情報の中からスケール
ファクタを優先的に読み出すことにより、記録済みディ
スク1に記録されているオーディオデータの最大値を推
し量ることが出来る。
【0021】スケールファクタを利用してピーク算出を
行うには、まず、マイクロコンピュータ15から、サー
ボ回路16に連続的に圧縮信号の再生を行うよう制御信
号が送られる。記録済みディスク1から連続的に読み出
された信号は、光学ピックアップ2で電気信号に変換さ
れ、RFアンプ3に供給される。RFアンプ3で増幅さ
れた信号は復調回路4に与えられ、EFMなどの復調が
行われ元の信号系列が復元された後に誤り制御回路5に
供給される。誤り制御回路5では復調回路4で復元され
た信号系列に含まれる誤り訂正符号を用いて、信号系列
の誤りを訂正するとともに、インタリーブ処理により順
序を並べ替えられた信号系列を、元の順序に戻す。この
信号系列は誤り制御回路5からバッファメモリ6に供給
されるとともにスケールファクタ記憶回路11にも供給
される。このスケールファクタ記憶回路11では、供給
された信号系列より1フレームの32個のサブバンドの
スケールファクタを記憶する。
【0022】ピーク算出回路12では、スケールファク
タ記憶回路11に記憶されたスケールファクタを用い
て、記録済みディスク1に記録されている音声信号の振
幅のピーク値を算出する。その算出方法は、例えば以下
に示す式により算出される。 P(S)=α00+α11+α22+・・・+α3030+α3131 (1) ここで、S0〜S31は32個のサブバンドのスケールフ
ァクタを表し、α0〜α31はそれぞれ対応する添字のス
ケールファクタの重み係数である。このα0〜α31の値
は、それぞれ対応するスケールファクタS0〜S31の大
きさが、オーディオ信号のピーク値に与える影響の大き
さによって決まる。例えば、サブバンドNo.0のスケ
ールファクタS0の大小により、合成後の広帯域オーデ
ィオ信号のピーク値が大きく左右されるならば、S0
重み係数α0の値は大きくなる。以下の説明では、P
(S)をピーク算出関数という。
【0023】ピーク算出回路12では、ピーク算出関数
P(S)を用いて1フレームごとにピーク値が算出さ
れ、すべてのフレームのピーク値の中で最大のものをデ
ィスク全体のピーク値とする。算出したピーク値はピー
ク算出回路12から音量設定回路13へ送られ、音量設
定回路13ではピーク値の大小により減衰量を決定す
る。その決定方法は、例えば図2に示すように、ピーク
算出関数P(S)の値が0〜−8[dB]の間であるな
らば、減衰量はP(S)の値に比例して決定され、P
(S)の値が−8[dB]以下の場合には、減衰は施さ
れない。
【0024】このように決定された減衰量により、減衰
器8ではデータ伸張回路7より送られるディジタルオー
ディオ信号が減衰され、減衰されたディジタルオーディ
オ信号はDAコンバータ9に送られ、ここでアナログオ
ーディオ信号に変換された後、オーディオ出力端子10
より出力される。
【0025】なお、この実施例1ではピーク算出関数P
(S)が32個のスケールファクタS0〜S31を因子に
持つものとしたが、これを合成後の広帯域オーディオ信
号のピーク値に大きな影響を与える2、3個のスケール
ファクタのみを因子に持つよう簡略化しても構わない。
例えば、32個のスケールファクタの中で、サブバンド
No.0及びNo.1のスケールファクタS0及びS1
合成後の広帯域オーディオ信号のピーク値を大きく左右
するならば、ピーク算出関数を表わす(1)式は、次の
ように簡略化することができる。 P(S)=α00+α11 (2)
【0026】実施例2.実施例1は、すべてのフレーム
のスケールファクタを読みとってオーディオ信号のピー
ク値を算出するように構成したが、これをある特定のフ
レームのスケールファクタのみを読みとってオーディオ
信号のピーク値を算出するよう構成しても構わない。図
3は、図1の構成のシステムを用いて、ある特定のフレ
ームのスケールファクタのみを読みとるよう制御する場
合の、マイクロコンピュータ15の制御プログラムのフ
ローチャートを表わしたものである。
【0027】まず、図1の記録済みディスク1に記録さ
れているデータの構成について簡単に説明する。記録済
みディスク1に記録されているデータの最も基本的な構
成要素は前述した「フレーム」であるが、フレームの上
位の構成要素として「セクタ」があり、例えば図1のシ
ステムがミニディスク(以下MDという)システムであ
るならば、98フレームで1セクタを構成する。さらに
セクタの上位の構成要素として「クラスタ」があり、例
えば図1のシステムがMDシステムであるならば、36
セクタで1クラスタを構成する。
【0028】次に、図1のブロック図と図3のフローチ
ャートにしたがって、ピーク値の検出を行う場合の動作
について詳細に説明する。キーボード18よりマイクロ
コンピュータ15にピーク値検出を行うよう信号が送ら
れると、マイクロコンピュータ15からスケールファク
タ記憶回路11へ信号が送られ、スケールファクタ記憶
回路11内のメモリの内容が消去される(ステップ2
0)。次に、1クラスタ(36セクタ=3528フレー
ム)だけデータをジャンプするようサーボ回路15へ信
号が送られ、これとアドレスデコーダ14から供給され
る信号により、光学ピックアップ2は1クラスタのデー
タを読み込まずにジャンプする(ステップ21)。
【0029】次に、マイクロコンピュータ15からの指
令により、光学ピックアップ2は10フレーム分のデー
タを読み込み(ステップ22)、読み込まれたデータは
RFアンプ3、復調回路4、誤り制御回路5を経てスケ
ールファクタ記憶回路11へ供給される。スケールファ
クタ記憶回路11及びピーク算出回路12では、実施例
1と同様の過程を経て10フレーム分のオーディオデー
タの1フレームごとのピーク値を算出し(ステップ2
3)、その中の最大値を暫定的なピーク値としてピーク
算出回路12内のメモリに蓄える(ステップ24)。
【0030】次いで、マイクロコンピュータ15ではス
テップ22〜24の動作を10回繰り返したかどうかの
判断が行われ(ステップ25)、もし10回繰り返して
いなかった場合には、次のクラスタの先頭のデータにジ
ャンプするようサーボ回路16へ信号が送られ、これと
アドレスデコーダ14から供給される信号により、光学
ピックアップ2は次のクラスタの先頭のデータにジャン
プする(ステップ26)。以下、ステップ25における
判断がYESになるまでステップ22〜24及び26が
繰り返され、計10×10=100回のピーク算出が行
われる。
【0031】次いで、ピーク算出回路12では、ピーク
算出回路12内のメモリに記憶された10個の暫定的な
ピーク値から最大値を選びだして最終的なピーク値とし
(ステップ27)、音量設定回路13ではこのピーク値
により実施例1と同様の過程を経て減衰量を決定し、減
衰器8でオーディオデータの減衰が施される(ステップ
28)。以下、実施例1と同様の過程を経て、減衰され
たディジタルオーディオ信号がDAコンバータ9にてア
ナログ信号に変換され、オーディオ出力端子10から出
力される。
【0032】実施例3.実施例1及び2では、減衰器の
減衰量を設定するために記憶できるピーク値の数は、1
枚のディスクに対して1つに限定していたが、これを複
数個にすることによって、1枚のディスクの中の複数の
曲(プログラム)に対してそれぞれ異なった減衰量を設
定するようにしてもよい。図4は、この実施例3を示し
たものである。図において、1〜19は、実施例1及び
2と同様であるので説明は省略する。29はピーク算出
回路12で算定されたピーク値を記憶するためのピーク
記憶回路である。
【0033】次に動作を説明する。オーディオ信号の再
生の動作については実施例1と同様であるので、説明を
省略する。1枚のディスクの中の複数の曲に対してピー
ク値の検出を行なう場合の動作は、まず、マイクロコン
ピュータ15から、サーボ回路16に連続的に圧縮信号
の再生を行うよう制御信号が送られる。以下、記録済み
ディスク1から光学ピックアップ2により記録済みディ
スク1の中の1曲目の信号が読み出され、誤り制御回路
5からスケールファクタ記憶回路11へ信号が供給され
るまでの動作は、すでに実施例1で述べた通りである。
スケールファクタ記憶回路11では、供給された信号系
列より32個のサブバンドのスケールファクタを記憶す
る。
【0034】ピーク算出回路12では、スケールファク
タ記憶回路11に記憶されたスケールファクタを用い
て、記録済みディスク1に記録されている1曲目の音声
信号の振幅のピーク値を算出する。その算出方法は、例
えば実施例1の、(1)または(2)式で示されるピー
ク算出関数P(S)により算出される。算出したピーク
の値は、ピーク記憶回路29にいったん記憶され、記録
済みディスク1の中の2曲目のピーク算出が開始され
る。以下、同様にして記録済みディスク1の中のすべて
の曲に対してピーク値が算出され、ピーク記憶回路29
に記憶される。
【0035】その後、記録済みディスク1の通常の再生
が開始され、再生される曲目が変わるごとにマイクロコ
ンピュータ15からの信号によりピーク記憶回路29に
記憶されたピーク値が読み出され、減衰器8により、例
えば実施例1のように図2に示した方法で減衰量が設定
される。このようにして、1枚のディスクの中の複数の
曲がほぼ同一の最大音量で演奏される。
【0036】なお、この実施例3においても実施例2と
同様に、ある特定のフレームのスケールファクタのみを
間欠的に読みとってオーディオ信号のピーク値を算出す
るよう構成しても構わない。
【0037】実施例4.上記の説明では、MUSICA
M方式を用いて情報信号の情報量圧縮が行われるとした
が、高能率符号化の方法として、DCT(離散コサイン
変換)等変換符号を用いる方法で情報が圧縮されている
場合でも、変換係数等を指数部と仮数部に分けて符号化
するものにおいては指数部をスケールファクタとしてこ
れによりピーク値を算出できるので、同様の手法が適用
できる。
【0038】実施例5.上記の説明では、オーディオ信
号を減衰させる場合にDAコンバータ9に供給されるデ
ィジタル信号を減衰させるよう構成したが、これをDA
コンバータ9からオーディオ信号出力端子10に供給さ
れるアナログ信号を電子ボリューム等を用いて減衰させ
るよう構成しても構わない。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】データ圧縮してディスク等に記録された情
報の中の、補助情報を利用して信号の最大値を検出する
ので、高速に最大値を検出し、ディスクから再生される
信号を常に同程度の最大音量で再生するよう自動的に制
御することができる。
【0041】また、データ圧縮してディスク等に記録さ
れた情報の中の、補助情報を利用して信号の最大値を検
出するので、倍速再生機能などを必要とせずに高速に最
大値を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1及び2によるディジタルオ
ーディオ信号再生装置のブロック回路図である。
【図2】この発明の実施例1、2及び3によるディジタ
ルオーディオ信号再生装置の再生音量の減衰量を決定す
る方法の一例を表わす模式図である。
【図3】この発明の実施例2によるディジタルオーディ
オ信号再生装置の特定のフレームを選択的に再生する制
御方法を表わすフローチャートである。
【図4】この発明の実施例3によるディジタルオーディ
オ信号再生装置のブロック回路図である。
【図5】従来のオーディオ信号を再生するときのブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
8 音量調整用減衰器 11 スケールファクタ記憶回路 12 ピーク算出回路 13 音量設定回路 29 ピーク記憶回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 雅之 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 石田 禎宣 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルオーディオ信号などの情報信
    号が情報源圧縮されて記録媒体上に記録されている信号
    を再生するディジタルオーディオ信号再生装置におい
    て、前記記録媒体上から読み取った圧縮情報信号の中か
    ら補助情報を抽出する抽出手段と、前記補助情報を用い
    て情報信号の振幅を推定する推定手段と、前記推定手段
    による推定値に基づき再生音量を設定する音量設定手段
    と、前記音量設定手段によって設定された音量となるよ
    うに再生音量を制御する音量制御手段とを備え、再生さ
    れるディスクの最大音量を前記補助情報から推定し、複
    数枚のディスクを再生したときの最大音量がほぼ一定と
    なるように音量を制御することを特徴とするディジタル
    オーディオ信号再生装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルオーディオ信号などの情報信
    号が情報源圧縮されて記録媒体上に記録されている信号
    を再生するディジタルオーディオ信号再生装置におい
    て、前記圧縮情報信号を間引いて間欠的に再生する再生
    制御手段と、前記記録媒体上から読み取った圧縮情報信
    号の中から補助情報を抽出する抽出手段と、前記補助情
    報を用いて情報信号の振幅を推定する推定手段と、前記
    推定手段による推定値に基づき再生音量を設定する音量
    設定手段と、前記音量設定手段によって設定された音量
    となるように再生音量を制御する音量制御手段とを備
    え、再生されるディスクの最大音量を前記補助情報から
    推定し、複数枚のディスクを再生したときの最大音量が
    ほぼ一定となるように音量を制御することを特徴とする
    ディジタルオーディオ信号再生装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルオーディオ信号などの情報信
    号が情報源圧縮されて記録媒体上に記録されている信号
    を再生するディジタルオーディオ信号再生装置におい
    て、前記記録媒体上から読み取った圧縮情報信号の中か
    ら補助情報を抽出する抽出手段と、前記補助情報を用い
    て各プログラム毎の最大振幅値を推定する推定手段と、
    前記推定手段による推定値に基づき再生音量を設定する
    音量設定手段と、前記各プログラム毎の振幅推定値ある
    いは音量設定値を保持する記憶手段と、前記音量設定手
    段によって設定された音量となるように再生音量を制御
    する音量制御手段とを備え、再生されるディスクの各プ
    ログラム毎の最大音量を前記補助情報から推定し、各プ
    ログラムを再生したときの最大音量がほぼ一定となるよ
    うに音量を制御することを特徴とするディジタルオーデ
    ィオ信号再生装置。
JP18936892A 1992-07-16 1992-07-16 ディジタルオーディオ信号再生装置 Pending JPH0636461A (ja)

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JP (1) JPH0636461A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007113996A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 信号処理装置

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WO2007113996A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 信号処理装置

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