JPH0636429A - 円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置

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JPH0636429A
JPH0636429A JP4212208A JP21220892A JPH0636429A JP H0636429 A JPH0636429 A JP H0636429A JP 4212208 A JP4212208 A JP 4212208A JP 21220892 A JP21220892 A JP 21220892A JP H0636429 A JPH0636429 A JP H0636429A
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JP
Japan
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cartridge
pin
magnetic head
lever
recording
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Withdrawn
Application number
JP4212208A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
清 大森
Katsuhiro Seo
勝弘 瀬尾
Tomohiro Koda
朋弘 甲田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドピンを回転駆動させる駆動モータに
かかる負荷を小さくして、駆動モータの耐久性を良好に
させると共に、駆動モータの小型化延いては装置自体の
小型化を図る。 【構成】 ローディング機構1を、カートリッジが挿入
保持されるカートリッジホルダ35と、このカートリッ
ジホルダ35を支持するホルダ支持板36と、カートリ
ッジホルダ35をカートリッジ装着部1に対し上下動さ
せるとともに、カートリッジを排出するイジェクト位置
に移動させるイジェクト板37と、このイジェクト板3
7を移動させる駆動機構38とを備えて構成し、イジェ
クト板37に、駆動機構38における回転手段の駆動に
よって回転するスライドピン130が挿通係合されるピ
ン摺動孔129aを設け、この摺動孔129aにおける
スライドピン130と接触する面をカム曲線形状に形成
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、または、
光磁気ディスクに対し情報信号の記録及び/又は再生を
行う円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の書込み及び読出しが行
えるように構成され、情報信号の記録媒体として用いら
れる光ディスクや光磁気ディスク等の光学式ディスクが
提案されている。
【0003】上記光磁気ディスクは、垂直磁化が可能な
磁性薄膜よりなる信号記録層を有してなる。この信号記
録層は、レーザビームの照射によりキューリー温度以上
に加熱されるとともに、外部磁界の印加により磁化の向
きが反転されて情報信号の書込みが行われる。また、こ
の信号記録層に書込まれた情報信号は、該信号記録層の
表面部にレーザビーム等の直線偏光光束を照射し、上記
光束の該表面部における反射時に生ずるいわゆるカー効
果による偏光方向の変化の検出により、磁化方向の違い
が判別されて、読出される。
【0004】また、上記光ディスクは、アルミニウム等
の金属薄膜からなる信号記録層を有し、この信号記録層
に、射出成型等の技術を用いて凹凸を設けること等によ
り、情報信号の書込みを行う。この光ディスクに書込ま
れた情報信号は、該信号記録層の表面部にレーザビーム
等の可干渉性を有する光束を照射し、上記光束の該表面
部における反射時に生ずる干渉による反射光束の強度変
化の検出により、上記凹凸の存在が判別されて、読出さ
れる。
【0005】そして、このような光学式ディスクに対し
て情報信号の書込み及び/又は読出しを行うには、光束
を照射する光学ピックアップ装置と外部磁界を印加する
磁気ヘッド装置とを有して構成される光学式ディスク用
の記録及び/又は再生装置(以下、単に記録再生装置と
記す)が用いられる。上記光学ピックアップ装置は、上
記光学式ディスクの一方の主面部に対し、集光したレー
ザビームを照射するとともに、このレーザビームの上記
光学式ディスクからの反射光を検出するように構成され
ている。上記磁気ヘッド装置は、上記光学式ディスクの
信号記録層に対して、磁界を印加するように構成されて
いる。
【0006】この記録再生装置においては、上記光学式
ディスクが回転操作装置により保持されて回転操作され
るとともに、上記光学ピックアップ装置及び上記磁気ヘ
ッド装置が上記光学式ディスクの内外周に亘って該光学
式ディスクの径方向に移動操作されることにより、該光
学式ディスクの略全面に亘る情報信号の書込み及び/又
は読出しが行われる。
【0007】ところで、このような光学式ディスクの非
使用時における塵埃の付着や手指の接触等による傷損、
汚損を防止するため、この光学式ディスクをカートリッ
ジに収納して構成されたものが提案されている。このカ
ートリッジは、上記光学式ディスクを収納し得るよう
に、薄い筺体状に構成されている。すなわち、このカー
トリッジの主面部は、上記光学式ディスクの径よりやや
長い辺を有する略方形状となされている。また、このカ
ートリッジの厚みは、上記光学式ディスクの厚みよりも
やや厚くなされている。
【0008】そして、上記カートリッジには、上記光学
ピックアップ装置及び上記磁気ヘッド装置が上記光学式
ディスクに対向し得るようにするための記録再生用開口
部と、上記ディスク記録及び/又は再生装置の回転操作
装置が上記光学式ディスクを保持し得るようにするため
のチャッキング用開口部とが設けられている。また、こ
のカートリッジには、上記各開口部を、上記光学式ディ
スクの非使用時において閉蓋し、使用時において開蓋す
るための、シャッタ部材が取付けられている。
【0009】このようなカートリッジを用いて情報信号
の記録及び/又は再生を行うように構成された記録再生
装置は、図31及び図32に示すように、カートリッジ
をカートリッジ装着部301にローディングするローデ
ィング機構302と、上記カートリッジ装着部301に
ローディングされた上記カートリッジにおけるディスク
を一方向に回転させるモータ303と、ディスクの径方
向に移動可能で、かつディスクに対して情報信号の記録
及び/又は再生を行う光学ピックアップ装置304及び
磁気ヘッド装置305とを有する。
【0010】そして、上記ローディング機構302は、
カートリッジが挿入保持されるカートリッジホルダ31
1と、このカートリッジホルダ311を支持するカート
リッジホルダ支持板312と、カートリッジホルダ31
1を上記カートリッジ装着部301に対し上下動操作さ
せるとともにカートリッジを排出操作するイジェクト位
置に移動操作させるイジェクト板313と、このイジェ
クト板313をスライド操作させるイジェクト板駆動駆
動機構314とを備えて構成されている。特に、上記イ
ジェクト板313は、イジェクト板駆動機構314にお
ける駆動モータ(図示せず)の駆動によって回転するス
ライドピン315が挿通係合されるピン摺動孔313a
を有し、この摺動孔313aにおける上記スライドピン
315と接触する面が矩形状に形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録再生装置においては、イジェクト板313の摺動孔
313aが矩形状に形成されているため、その直線部分
(aで示す部分)とコーナー部(bで示す部分)とで、
駆動モータにかかる負荷が異なる。特に、コーナー部に
おいては、駆動モータにかかる負荷が非常に大きく、駆
動トルクの小さい駆動モータを使用した場合、スライド
ピン315を回転駆動できないという不都合が生じる。
【0012】ここで、イジェクト板313にカートリッ
ジの挿入方向(図31において、cで示す方向)と逆の
方向に引っ張りコイルばね316で負荷を受けている場
合において、スライドピン315がその回転角θ=−9
0°から90°まで回転したときの駆動トルクは、図3
3の特性図に示すように、スライドピン315が摺動孔
313aのコーナー部に来た段階(X/r=0.9付
近)において最もトルクが大きくなっている(Nma
x)。
【0013】このことから、従来においては、駆動トル
クとして最低限Nmax必要となり、駆動トルクの大き
い駆動モータを使用しなければならなかった。駆動トル
クの大きい駆動モータは、一般にそのサイズも大きく、
記録再生装置の大型化を招来させるという問題が生じ
る。また、駆動モータに非常に大きい負荷がかかるた
め、駆動モータの耐久性にも問題が生じる。
【0014】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、上記スライドピンを回
転駆動させる駆動モータにかかる負荷を小さくすること
ができ、駆動モータの耐久性を良好にさせることができ
ると共に、駆動モータの小型化延いては装置自体の小型
化を図ることができる円盤状記録媒体用の記録及び/又
は再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、円盤状記録媒
体202が収容されたカートリッジ201をカートリッ
ジ装着部1にローディングするローディング機構3と、
カートリッジ装着部1にローディングされたカートリッ
ジ201における円盤状記録媒体202を回転駆動する
回転駆動手段2と、カートリッジ201内の円盤状記録
媒体202に対して情報信号の記録及び/又は再生を行
う記録及び/又は再生手段(光学ピックアップ装置4及
び磁気ヘッド装置5)とを有する円盤状記録媒体用の記
録及び/又は再生装置において、ローディング機構1
を、カートリッジ201が挿入保持されるカートリッジ
ホルダ35と、このカートリッジホルダ35を支持する
カートリッジホルダ支持板36と、カートリッジホルダ
35をカートリッジ装着部1に対し上下動させるととも
に、カートリッジ201を排出するイジェクト位置に移
動させるイジェクト板37と、このイジェクト板37を
移動させる駆動機構38とを備えて構成し、上記イジェ
クト板37に、駆動機構38における回転手段の駆動に
よって回転するスライドピン130が挿通係合されるピ
ン摺動孔129aを設け、この摺動孔129aにおける
スライドピン130と接触する面をカム曲線形状に形成
して構成する。
【0016】上記カム曲線形状は、上記摺動孔129a
が矩形状である場合の上記回転手段の最大駆動トルクを
Nmaxとしたとき、上記回転手段の最大駆動トルクが
Nmaxの80%以下を満足する形状とする。
【0017】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体用の記録及び/又
は再生装置において、カートリッジ201を装着するに
は、図示しないイジェクト釦を操作し、図12〜図15
に示すように、上記イジェクト板37がイジェクト位置
に移動し、上記カートリッジホルダ35を回転駆動手段
2から離間した上昇位置に移動操作させる。
【0018】すなわち、上記イジェクト釦を操作するこ
とにより、駆動機構38が駆動され、この駆動機構38
のスライドピン130がイジェクト板37における摺動
孔129aと摺接係合して、イジェクト板37がカート
リッジ201の挿入側へスライド操作され、イジェクト
位置に保持される。このとき、摺動孔129aの上記ス
ライドピン130と接触する面がカム曲線形状となって
いるため、図28Bの特性図に示すように、一定のトル
クでイジェクト板37がスライドされる。
【0019】そして、カートリッジ201がカートリッ
ジホルダ35内に挿入されると、先ず、カートリッジ2
01が回転駆動手段2側に押し下げられる。この状態か
らさらにカートリッジ201をカートリッジホルダ35
内に挿入すると、図21に示すように、カートリッジ2
01のシャッタ部材211が開放操作される。
【0020】そして、さらにカートリッジ201をカー
トリッジホルダ35内に挿入すると、イジェクト板37
が、カートリッジ201の出し入れ口側にスライド操作
される。そして、このイジェクト板37の移動操作に伴
って、カートリッジホルダ35が、図22〜図26に示
すように、回転駆動手段2の軸方向に下降操作され、カ
ートリッジ201がカートリッジ装着部1に対し位置決
め装着される。このとき、カートリッジ201内に収納
されている円盤状記録媒体202が回転駆動手段2上に
載置装着される。
【0021】そして、イジェクト板37の移動操作に伴
って、このイジェクト板37に設けられる記録及び/又
は再生手段(磁気ヘッド装置5)が、回転駆動手段2の
軸方向に下降操作される。この結果、記録及び/又は再
生手段(磁気ヘッド装置5)が、カートリッジ201の
開口部内に臨み、カートリッジ201に収納された円盤
状記録媒体202に対して所定高さ位置に保持されると
ともに、記録及び/又は再生手段(光学ピックアップ装
置4)と対向配置され、情報信号の記録再生が可能な状
態となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体用の記録
及び/又は再生装置(以下、単に記録再生装置と記す)
の実施例を図1〜図30を参照しながら説明する。
【0023】〔1−a〕カートリッジの構成(図1) 本発明に係る記録再生装置を説明する前に、この記録再
生装置に挿入されるカートリッジ201の構成について
図1を参照しながら説明する。このカートリッジは、図
示するように、円盤状の光磁気記録媒体(以下、単に光
磁気ディスクと記す)202を回転可能に収容して構成
される。
【0024】上記光磁気ディスク202は、主面部に信
号記録層を有してなり、光学的或いは光磁気的な手段に
よってこの信号記録層に情報信号の書込み及び/又は読
出しが行えるようになされたものである。この光磁気デ
ィスク202は、一方の主面部が、信号記録面となされ
ている。そして、この光磁気ディスク202の一方の主
面部の中央部には、本発明に係るディスク記録再生装置
によってチャッキングされるためのチャッキングハブ部
202aが設けられている。なお、本例の光磁気ディス
ク202は、信号記録層として磁性薄膜を用いた光磁気
ディスクであって、直径が3.5インチとなされて構成
されている。
【0025】カートリッジ201は、光磁気ディスク2
02を内部に収納し得る程度の大きさとなされた薄い筺
体状に構成されている。すなわち、このカートリッジ2
01は、主面部が90mm×94mmの略矩形状となさ
れ、厚みが6mmとなされている。このカートリッジ2
01は、対をなす上ハーフ205と下ハーフ204とか
らなり、これら上ハーフ205と下ハーフ204とが突
合わせ結合されて構成されている。そして、カートリッ
ジ203内には、光磁気ディスク202が回転自在に収
納される。
【0026】カートリッジ201を構成する下ハーフ2
04には、光磁気ディスク202の中央部に設けられた
チャッキングハブ部202aと、このカートリッジ20
1内に収納される光磁気ディスク202の信号記録面の
一部を内外周に亘って外方に臨ませるための第1の開口
部206が開設されている。この第1の開口部206
は、カートリッジ203の下側主面部207に、カート
リッジ201の前面部209側より中央部に亘る長穴と
して形成されている。
【0027】第1の開口部206は、カートリッジ20
1が記録再生装置に装着されたときに、チャッキングハ
ブ部202aを光磁気ディスク202を回転操作する回
転操作装置のディスクテーブルに臨ませるとともに、光
磁気ディスク202の信号記録面をこの信号記録面にレ
ーザビームを照射する光学ピックアップ装置に臨ませる
ようになっている。
【0028】一方、上ハーフ205には、下ハーフ20
4に設けられた第1の開口部206と相対向する位置
に、第2の開口部が開設されている。この第2の開口部
は、カートリッジ201の前面部209側に寄った位置
に設けられ、光磁気ディスク202の他方の主面部の一
部を径方向の内外周に亘って外方に臨ませるに足る大き
さの長方形状として形成されている。そして、この第2
の開口部は、カートリッジ201が記録再生装置に装着
されたときに、光磁気ディスク202の他方の主面部を
磁気ヘッド装置に臨ませるようになされている。
【0029】なお、カートリッジ201の前面部209
側の第1の開口部206と第2の開口部に対応する部分
には、磁気ヘッド装置及び光学ピックアップ装置が光磁
気ディスク202の各主面部に近接対向して容易に進入
し得るようになすための切り欠き凹部206a,210
aがそれぞれ設けられている。すなわち、カートリッジ
201の前面部209近傍の中央部分の厚みは、第1の
開口部206及び/又は第2の開口部に対応する部分で
肉薄となされている。
【0030】また、カートリッジ201には、第1の開
口部206及び第2の開口部を開閉するシャッタ部材2
11がスライド可能に取付けられている。このシャッタ
部材211は、下ハーフ204の第1の開口部206を
閉蓋する第1のシャッタ板部212と、この第1のシャ
ッタ板部212に平行に対向配設されて上ハーフ205
の第2の開口部を閉蓋する第2のシャッタ板部213
と、これら第1及び第2のシャッタ板部212,213
の基端側同士を連結する連結片部214とからなる。
【0031】第1のシャッタ板部212は、下ハーフ2
04の第1の開口部206を閉蓋するに足る幅狭で長尺
な方形状をなして形成されている。この第1のシャッタ
板部212の先端側は、下ハーフ204の外側面に取付
けられるシャッタ押え板215によって押圧支持され、
第1のシャッタ板部212のカートリッジ201からの
浮き上がりが防止されている。さらに、第1のシャッタ
板部212の連結片部214への連設部となる基端側に
は、下ハーフ204の外側面に刻設された第1のスライ
ドガイド溝216に係合するための第1の係合爪217
が、第2のシャッタ板部213側に向かって折曲形成さ
れている。一方、第2のシャッタ板部213は、少なく
とも第2の開口部を閉蓋するに足る大きさの幅広の方形
状として形成されている。
【0032】そして、各シャッタ板部212,213を
連結する連結片部214は、カートリッジ201の厚み
と略等しい幅を持って形成されている。この連結片部2
14は、カートリッジ203の前面部209に沿って摺
接することにより、シャッタ部材211を安定して摺動
操作されるように構成されている。そして、この連結片
部214には、シャッタ部材211がスライド操作され
て、第1の開口部206及び第2の開口部が開蓋された
とき、これら開口部に対応する位置に、上ハーフ205
及び下ハーフ204にそれぞれ形成された切り欠き凹部
206a,210aを前方側に開放する切り欠き部が形
成されている。したがって、これら切り欠き部が形成さ
れた部分である連結片部214の幅狭部分は、磁気ヘッ
ド装置及び光学ピックアップ装置の光磁気ディスク20
2への近接対向した状態での進入を容易にする。
【0033】また、連結片部214の第1のシャッタ板
部212に連設される側である一側縁部には、この第1
のシャッタ板部212と同一方向に延在して形成された
スライドガイド爪219が設けられている。このスライ
ドガイド爪219の先端側は、第2のシャッタ板部21
3側に屈曲形成され、下ハーフ204の外側部に第1の
スライドガイド溝216と平行に刻設された第2のスラ
イドガイド溝220に係合している。すなわち、シャッ
タ部材211は、これら第1及び第2の係合爪217,
219を第1及び第2のスライドガイド溝216,22
0に係合させることにより、カートリッジ201の前面
部209に沿ったスライド方向の規制が図られるととも
に、このカートリッジ201よりの抜け止めが図られて
いる。
【0034】さらに、連結片部214には、カートリッ
ジ201内に配設される図示しない捩じりコイルバネの
一端側が係止されるバネ係止片222が設けられてい
る。この捩じりコイルバネは、シャッタ部材211を、
第1の開口部206及び第2の開口部を閉蓋する方向に
常時移動付勢するものである。このバネ係止片222
は、第1及び第2のシャッタ板部212,213と略平
行となるようにカートリッジ203の内方向に向かって
折曲形成され、その先端部に上記捩じりコイルバネの一
端側が係止されるようになっている。なお、上記捩じり
コイルバネの他端側は、カートリッジ201内の前方側
部分の隅部に係止されている。
【0035】このように構成されたシャッタ部材211
は、第1の開口部206及び第2の開口部を閉蓋する位
置と、これら開口部を開蓋する位置とに亘って、図中、
矢印C方向に移動操作可能となされている。
【0036】そして、カートリッジ201の前面部20
9には、記録再生装置のシャッタ開放ピン等によりシャ
ッタ部材211が移動操作されたときに、このシャッタ
開放ピンが嵌入して、第1の開口部206及び第2の開
口部が開蓋された状態に保持されるようにするためのシ
ャッタ開放部材嵌入部224が切り欠き形成されてい
る。このシャッタ開放部材嵌入部224は、第1の開口
部206および第2の開口部が開蓋された状態での、シ
ャッタ部材211の連結片部214の一側縁部が臨む位
置に切り欠き溝として形成されている。
【0037】そして、カートリッジ201の両側面部2
07,208には、それぞれ一対の挿入ガイド用鍔部2
01c,201d、201c,201dが一体的に突出
形成されている。これら挿入ガイド用鍔部201c,2
01d、201c,201dは、このカートリッジ20
1の記録再生装置への挿入操作方向に沿って、カートリ
ッジ201の前端より後端側に亘って形成されている。
また、これら挿入ガイド用鍔部201c,201d、2
01c,201dは、それぞれカートリッジ201の上
側の主面部または下側の主面部に面一状態となされて形
成されている。
【0038】すなわち、これら挿入ガイド用鍔部201
c,201d、201c,201dは、長さが略々94
mmであって、図中、矢印t1 及び矢印t2 で示す幅が
1mm、カートリッジ201よりの突出量が0.5mm
となされている。そして、対をなす挿入用ガイド鍔部2
01c,201d間において、カートリッジ201の両
側面部207,208にガイド溝201a,201bが
それぞれ形成される。また、対をなす挿入ガイド用鍔部
201c,201d間の間隔(ガイド溝201a,20
1bの幅)は、それぞれ4mmとなされている。なお、
カートリッジ201は、各挿入ガイド用鍔部201c,
201d、201c,201dまでを含んで、上述した
90mmの幅となされている。
【0039】また、下ハーフ204には、このカートリ
ッジ201を記録再生装置に装着したときに、カートリ
ッジ201の水平方向の装着位置を位置決めする位置決
めピンが係合する一対の位置決めピン係合孔225,2
26が設けられている。さらに、この下ハーフ204に
は、一方の位置決めピン係合孔226の近傍に、光磁気
ディスク202への情報信号の書込みの可否を標示する
ための誤消去防止部材227が取付けられている。さら
に、カートリッジ201の一側面部207の前方寄りに
は、このカートリッジ201を記録再生装置のローディ
ング機構に設けられたカートリッジ引込みピンが嵌入す
るピン嵌入用孔228が形成されている。
【0040】〔2〕記録再生装置の構成(図2〜図7) 次に、上述したカートリッジ201を記録媒体として用
いる本発明に係る記録再生装置の構成を説明する。
【0041】この記録再生装置は、カートリッジ201
を装着し、カートリッジ201内の光磁気ディスク20
2への情報信号の記録及び/又は再生を行うための機構
及び手段を備えて構成されている。すなわち、この記録
再生装置には、カートリッジ201をカートリッジ装着
部1に装着させるとともに光磁気ディスク202をディ
スク回転駆動機構2のディスクテーブル上に装着させる
ローディング機構3と、ディスクテーブルによって回転
駆動される光磁気ディスク202の内外周に亘って径方
向に移送されて、この光磁気ディスク202に対し情報
信号の記録及び/又は再生を行う光学ピックアップ装置
4と、光磁気ディスク202に情報信号の記録を行う際
に、光磁気ディスク202に光学ピックアップ4によっ
て光ビームを照射した状態で外部磁界を印加する磁気ヘ
ッド装置5等の機構が配設されている。
【0042】〔2−a〕カートリッジ装着部及びディス
ク回転操作機構並びに光学ピックアップ装置の構成(図
2〜図4) カートリッジ装着部1は、図2〜図4に示すように、デ
ィスク回転駆動機構2や光学ピックアップ装置4の移送
機構等の機構部が配設されるシャーシ基板6とにより構
成される。すなわち、このカートリッジ装着部1は、シ
ャーシ基板6の上面側にカートリッジ201が装着され
る。このカートリッジ装着部1には、カートリッジ20
1に設けた位置決めピン係合孔225,226に係合す
る位置決めピン7,8が植立されている。カートリッジ
201は、カートリッジ装着部1に装着するとき、位置
決めピン7,8が位置決めピン係合孔225,226に
係合して、カートリッジ装着部1に対する所定の装着位
置に位置決めされた状態でカートリッジ装着部1に装着
される。また、このカートリッジ装着部1には、カート
リッジ201に当接してカートリッジ201をシャーシ
基板6に対して一定の高さに保持するための高さ基準ピ
ン7a,8aが設けられている。
【0043】カートリッジ装着部1を構成するシャーシ
基板6のほぼ中央部には、カートリッジ装着部1に装着
されるカートリッジ201の光磁気ディスク202を回
転駆動するディスク回転駆動機構2が配設されている。
このディスク回転駆動機構2は、シャーシ基板6の下面
側に取付けられ、このシャーシ基板6の上面側にスピン
ドル軸10となる駆動軸を突出させた駆動モータ9を有
している。スピンドル軸10の先端側には、光磁気ディ
スク202が載置されるディスクテーブル11がスピン
ドル軸10と一体的に取付けられている。このディスク
テーブル11には、光磁気ディスク202のチャッキン
グハブ部202aを磁気吸引力によって保持するための
ディスク吸引用のマグネット12が配設されている。
【0044】また、シャーシ基板6上には、光学ピック
アップ装置4が配設されている。この光学ピックアップ
装置4は、ディスクテーブル11上に載置された光磁気
ディスク202の信号記録面に対向するように、光源か
らの光ビームを信号記録部に集光する対物レンズ(図示
せず)を配している。すなわち、この光学ピックアップ
装置4は、シャーシ基板6のほぼ中央部に開設された装
着用孔14内に掛け渡された一対の送りガイド軸15,
16によって支持されている。このように支持された光
学ピックアップ装置4は、装着用孔14内に配設される
一対の駆動用マグネット17,18と駆動コイル19と
から構成される、いわゆるリニアモータ装置によって、
送りガイド軸15,16に沿って、光磁気ディスク20
2の径方向に移送される。
【0045】〔2−b〕磁気ヘッド装置及び磁気ヘッド
装置上下動機構の構成(図2〜図4、及び図8〜図9) 光学ピックアップ装置4には、この光学ピックアップ装
置4と同期して、光磁気ディスク202の内外周に亘っ
て光磁気ディスクの径方向に移送される磁気ヘッド装置
5が連結されている。この磁気ヘッド装置5は、図8に
示すように、光磁気ディスク202の信号記録部に所定
強度の垂直磁界を印加する磁界発生用のコイルを備えた
磁気ヘッド20を有している。磁気ヘッド20は、後述
する磁気ヘッド装置上下動機構の磁気ヘッド昇降用部材
に対し移送可能に取付けられた磁気ヘッド移動用部材2
1に取付けられている。
【0046】磁気ヘッド移動用部材21には、磁気ヘッ
ド20と光磁気ディスク202との距離を常に一定の距
離に保つための図示しない距離センサが設けられてい
る。また、この磁気ヘッド移動用部材21には、図4に
示すように、光学ピックアップ装置4側に垂下する一対
の連結部材21a,21bが設けられ、これら連結部材
21a,21bの下端側が光学ピックアップ装置4に連
結するようになっている。したがって、磁気ヘッド移動
用部材21は、光学ピックアップ装置4と同期して光磁
気ディスク202の内外周に亘って径方向に移送され、
常に、磁気ヘッド20を光磁気ディスク202を介して
光学ピックアップ装置4の対物レンズに対向させる。
【0047】そして、このように構成された磁気ヘッド
装置5は、磁気ヘッド上下動機構22によって光磁気デ
ィスク202の主面部に対しほぼ垂直方向、即ち光磁気
ディスク202近づく方向と離れる方向(接離方向)に
操作されるようになっている。磁気ヘッド上下動機構2
2は、磁気ヘッド20が設けられた磁気ヘッド移動用部
材21を支持する磁気ヘッド昇降用部材23と、この磁
気ヘッド昇降用部材23を光磁気ディスク202の主面
部に対し略垂直方向に接離操作する磁気ヘッド昇降用上
下動レバー24とからなる。
【0048】磁気ヘッド昇降用部材23は、シャーシ基
板6上であって、カートリッジ201に当接しない位置
に植立された一対の昇降シャフト25,26により、上
下方向、すなわち、図8中、矢印Dで示すように、シャ
ーシ基板6に対して接近する方向もしくは離れる方向に
移動可能に支持されている。そして、この磁気ヘッド昇
降用部材23の光学ピックアップ装置4に対向する側に
は、軸方向を光磁気ディスク202の主面部に平行とな
し、かつ軸方向を光磁気ディスク202の径方向に向け
て、一対の支持シャフト27,28が取付けられてい
る。これら支持シャフト27,28には、磁気ヘッド移
動用部材21が、図8中、矢印Eで示すように、各支持
シャフト27,28の軸方向、すなわち光磁気ディスク
202の径方向に沿って移動可能に取付けられている。
また、磁気ヘッド昇降用部材23の一方の昇降シャフト
26の近傍となる位置には、この磁気ヘッド昇降用部材
23を上下動させる磁気ヘッド昇降用上下動レバー24
と摺接係合する係合ピン29が設けられている。この係
合ピン29は、磁気ヘッド昇降用部材23の一側面より
垂下するように設けられた係合ピン取付け部材30の先
端側に取付けられている。
【0049】そして、係合ピン29に摺接係合して磁気
ヘッド昇降用部材23を上下動させる磁気ヘッド昇降用
上下動レバー24は、この係合ピン29に対応する位置
に、支軸31を中心として、図8中、矢印Fで示すよう
に、回動可能にシャーシ基板6上に取り付けられてい
る。この磁気ヘッド昇降用上下動レバー24は、シャー
シ基板6に摺接して移動される扇形状の摺接部32と、
この摺接部32より立ち上がり形成された上下動ガイド
部33とから構成されている。摺接部32には、シャー
シ基板6に対する摺動を容易となすための微小突起32
aが設けられ、この摺接部32は、シャーシ基板6に点
接触するように構成されている。そして、摺接部32に
は、後述するローディング機構3のイジェクト板に設け
られる磁気ヘッド昇降用上下動レバーを操作する操作部
材に嵌入されるレバー操作ピン34が植立されている。
【0050】そして、上下動ガイド部33は、立ち上が
り壁の上端部が係合ピン29と係合するようになってお
り、シャーシ基板6と平行な平行部33aと、この平行
部33aから摺接部32側に傾斜する傾斜部33bとか
ら構成されている。すなわち、イジェクト状態では、図
8に示すように、平行部33aに係合ピン29が係合し
た状態にあるので、磁気ヘッド昇降用部材23は、光磁
気ディスク202より離間する位置で、かつ少なくとも
上記カートリッジ201が挿入されたときに磁気ヘッド
20をカートリッジ201に当接させない位置に保持さ
れている。これに対し、傾斜部33bの下端側に係合ピ
ン29が係合した状態、つまりローディング状態では、
図9に示すように、傾斜部33bの下端側に係合ピン2
9が係合した状態にあるので、磁気ヘッド昇降用部材2
3は、光磁気ディスク202に対して近接された位置に
あり、磁気ヘッド20を光磁気ディスク202の信号記
録部に対する磁界の印加が可能となる高さ位置に保持さ
れる。
【0051】したがって、磁気ヘッド移動用部材21
は、磁気ヘッド昇降用部材23に移送可能に取付けられ
て光磁気ディスク202の内外周に亘って径方向に移送
操作され得るとともに、磁気ヘッド移動用部材21は、
磁気ヘッド昇降用上下動レバー24の回動操作により磁
気ヘッド昇降用部材23に設けられた係合ピン29が平
行部33aと傾斜部33bとの間を摺動することによっ
て、光磁気ディスク202の信号記録部に対しほぼ垂直
方向に接離操作、すなわち光磁気ディスク202に近接
した位置と、光磁気ディスク202より離間した位置と
の間を移動操作される。
【0052】また、磁気ヘッド昇降用部材23の上記他
方の昇降シャフト25の近傍となる位置には、この磁気
ヘッド昇降用部材23が磁気ヘッド移動用部材21を光
磁気ディスク202に近接した位置に移動させたとき
に、この磁気ヘッド昇降用部材23を光磁気ディスク2
02に近接した位置に保持するための後述する磁気ヘッ
ド保持機構と係合する係合面23aが設けられている。
この係合面23aは、磁気ヘッド移動用部材21が設け
られる側とは反対側にシャーシ基板6側に傾斜した傾斜
面として形成されている。
【0053】〔2−c〕ローディング機構の構成(図2
〜図7及び図10〜図26) カートリッジ装着部1にカートリッジ201をローディ
ング操作するローディング機構3は、図2〜図7に示す
ように、この記録再生装置に装着されるカートリッジ2
01が挿入保持されるカートリッジホルダ35と、この
カートリッジホルダ35を支持するホルダ支持板36
と、カートリッジホルダ35をカートリッジ装着部1に
対し上下動させるとともにカートリッジ201を排出す
るイジェクト位置に移動させるイジェクト板37と、こ
のイジェクト板37を移動させるイジェクト板駆動機構
38とを備えて構成されている。
【0054】カートリッジホルダ35は、図6、図10
及び図11に示すように、板状部材より屈曲形成され
て、内部に、図6の矢印aの方向より挿入されたカート
リッジ201が挿入保持される空間を形成した薄い筺体
状に形成されている。すなわち、このカートリッジホル
ダ35の内部にカートリッジ201を挿入操作する際の
入口部となる出し入れ口は、幅が6.5mm、長さが9
0.5mmとなされている。このカートリッジホルダ3
5の互いに相対向する両側部には、カートリッジ201
を保持する断面略コ字状をなすカートリッジ保持部3
9,40が形成されている。これらカートリッジ保持部
39,40の外側面部には、その外側面部の一部が外方
に張り出した膨出部に一対ずつ上下動ガイドピン41,
42及び43,44が外側面部より突出するように設け
られている。なお、これら上下動ガイドピン41,4
2、43,44は、後述するホルダ支持板36及びイジ
ェクト板37に設けられる上下動ガイド溝に挿通係合す
るようになっている。
【0055】そして、カートリッジホルダ35の上板部
45には、シャッタ開放レバー47が回動可能に取付け
られている。このシャッタ開放レバー47には、このカ
ートリッジホルダ35に挿入されるカートリッジ201
の前面部209に対して摺動してシャッタ部材211を
開放操作するシャッタ開放ピン46が設けられている。
【0056】シャッタ開放レバー47は、略L字形状に
形成され、その基端側を、第1の支軸48によって、上
板部45の上面部45aのほぼ中央部に回動可能に支持
されている。このシャッタ開放レバー47の先端側に
は、シャッタ部材211を開蓋操作するシャッタ開放ピ
ン46がシャッタ開放レバー47の面に対してほぼ垂直
に設けられている。このシャッタ開放ピン46は、上板
部45にこのシャッタ開放ピン46の第1の支軸48を
中心とする移動軌跡に沿って形成された開放ピンガイド
溝49を介して、カートリッジホルダ35内に垂下され
ている。なお、この開放ピンガイド溝49は、シャッタ
開放ピン46の移動を容易なものとするため、シャッタ
開放ピン46の外径寸法よりも若干大きな溝幅を有する
ように形成されている。そして、このシャッタ開放ピン
46の基端側には、シャッタ部材211への乗り上げを
防止する開放ピン逃げ防止部材50が設けられている。
この開放ピン逃げ防止部材50は、開放ピンガイド溝4
9に跨がるに十分な大きさの円環状のいわゆるワシャに
よって構成されており、シャッタ開放ピン46に挿通す
るようにして設けられるとともに、上板部45の内面部
45bに接して設けられている。これにより、シャッタ
開放ピン46は、この開放ピンガイド溝49に対して、
この開放ピン逃げ防止部材50により位置が規制され、
開放ピンガイド溝49内をカートリッジホルダ35の外
方側に押し出されることなく移動可能となっている。そ
のため、シャッタ開放ピン46は、カートリッジ201
の前面部209に確実に摺動され、シャッタ部材211
に乗り上げることなく、シャッタ部材211を開放操作
する。
【0057】そして、このように回動可能に取付けられ
たシャッタ開放レバー47は、第1の引っ張りコイルバ
ネ51により、図6中、矢印Gで示すように、シャッタ
開放ピン46をカートリッジ201の出し入れ口側に移
動させる方向に回動付勢されている。すなわち、第1の
引っ張りコイルバネ51は、図10に示すように、一端
側をシャッタ開放レバー47の一部を切り起こすことに
よって形成された第1のバネ係止片52に係止され、他
端側を後述の引き込み部材操作レバー57に設けられる
第3の支軸68に係止されることにより、シャッタ開放
ピン46を開放ピンガイド溝49の始端位置、つまり初
期位置に位置させている。
【0058】そして、さらにカートリッジホルダ35の
上板部45には、カートリッジ201がこのカートリッ
ジホルダ35に挿入操作されたときに、カートリッジホ
ルダ35内の所定の位置まで手動によって挿入されたカ
ートリッジ201を、ローディング位置に自動的に引き
込むための引込み機構53が設けられている。この引込
み機構53は、カートリッジ201に設けられた引込み
ピン嵌入用孔228に挿入係合する引込みピン54が設
けられた引込み部材55と、この引込み部材55を回動
可能に支持する引込みレバー56と、この引込みレバー
56を進退操作する引込み操作レバー57とから構成さ
れる。
【0059】引込みレバー56は、カートリッジホルダ
35の上板部45の上面部45aに植立された一対のガ
イド軸61,62に係合して、図10中、矢印Iで示す
ように、カートリッジ201のカートリッジホルダ35
に対する挿脱操作方向に沿った方向に移動可能なように
上板部45に取り付けられている。すなわち、引込み部
材55の各ガイド軸61,62に対応した位置には、そ
れぞれ長穴状の進退操作ガイド溝63,64が設けら
れ、この進退操作ガイド溝63,64にガイド軸61,
62が挿通係合することによって、引込みレバー56が
引込み部材55に支持されている。また、この引込みレ
バー56のカートリッジホルダ35の後方側となる一端
側近傍には、後述する第1の捩じりコイルバネ59の他
端が係合する第3のバネ係止片65がその一部を切り起
こすことによって形成されるとともに、第2の支軸58
を取付けるための取付け孔66が形成されている。そし
て、引込みレバー56のカートリッジホルダ35の前方
側となる他端側には、この引込みレバー56を進退操作
するための引込み操作レバー57の進退操作係合ピン6
9が係合する係合孔67が設けられている。
【0060】引込み部材55は、略コ字状に屈曲形成さ
れ、上側となる一端側を引込みレバー56に支持され、
下側となる他端側にカートリッジ201の出し入れ口側
へ延びるほぼL字状の延在部55aを有している。この
引込み部材55は、一端側を引込みレバー56の一端側
に第2の支軸58を介して回動可能に取付けられてい
る。そして、第2の支軸58には、第1の捩じりコイル
バネ59が取付けられている。この第1の捩じりコイル
バネ59は、引込みピン54を、図6中、矢印Hで示す
ように、カートリッジホルダ35のカートリッジ保持部
40の外側面側へ回動付勢している。すなわち、この第
1の捩じりコイルバネ59は、一端側を引込み部材55
の一部を切り起こすことによって形成された第2のバネ
係止片60に係止され、他端側を引込みレバー56の第
3のバネ係止片65に係止させている。そして、延在部
55aの先端側は、カートリッジホルダ35のカートリ
ッジ保持部40の外側面側に向けて突出形成されてお
り、引込みピン54が植立されている。この引込みピン
54は、第1の捩じりコイルバネ59により、カートリ
ッジホルダ35のカートリッジ保持部40の外側面側へ
移動付勢されている。
【0061】引込み操作レバー57は、ほぼ三日月形状
の平板体として形成され、そのほぼ中央部を第3の支軸
68によってカートリッジホルダ35の上板部45の上
面部45aに回動可能に支持されている。なお、この引
込み操作レバー57は、シャッタ開放レバー47に近接
してカートリッジ201の出し入れ口側に設けられてい
る。そして、この引込み操作レバー57の一端側には、
引込みレバー56の係合孔67に係合する進退操作係合
ピン69が植立されるとともに、第2の引っ張りコイル
バネ70が係止される第4のバネ係止片71がその一部
を切り起こすことによって形成されている。一方、引込
み操作レバー57の他端側には、後述するイジェクト板
37に係合して、このイジェクト板37によって引込み
操作レバー57が回動操作されるための係合片72が形
成されている。
【0062】このように回動可能に取付けられた引込み
操作レバー57は、第2の引っ張りコイルバネ70によ
り、図6中、矢印Jで示すように、引込みレバー56を
カートリッジ201の挿入方向に移動させる方向に回動
付勢されている。すなわち、第2の引っ張りコイルバネ
70は、一端側を引込み操作レバー57の第4のバネ係
止片71に係止され、他端側をカートリッジホルダ35
の上板部45の上面部45a側にその一部を切り起こす
ことによって形成された第5のバネ係止片73に係止さ
れている。
【0063】そして、初期状態においては、引込み操作
レバー57に係合された引込みレバー56は、引込み部
材55の引込みピン54を、所定のローディング位置に
位置させている。
【0064】なお、カートリッジホルダ35の上板部4
5の、係合片72が引込み操作レバー57の回動によっ
て移動する領域には、この係合片72が移動中にカート
リッジホルダ35の内方側に倒れ込まないようにするた
めの倒れ込み防止部74が設けられている。この倒れ込
み防止部74は、上板部45の上面部45aが上方側に
張り出すようにして形成されている。
【0065】また、カートリッジホルダ35の上板部4
5には、このカートリッジホルダ35に挿入操作される
カートリッジ201が誤った方向に挿入されることを防
止するための誤挿入防止レバー75が回動可能に取付け
られている。この誤挿入防止レバー75は、基端側を第
4の支軸76によって、カートリッジホルダ35の一方
のカートリッジ保持部40の一側縁寄りに支持され、こ
のカートリッジホルダ35の上板部45の上面部45a
上を回動可能となされている。この誤挿入防止レバー7
5の先端側には、誤挿入防止ピン77が植立されてい
る。この誤挿入防止ピン77は、上記カートリッジホル
ダ35の一側に開口した切り欠き部78を介して、カー
トリッジホルダ35内に垂下されている。
【0066】この誤挿入防止レバー75は、第3の引っ
張りコイルバネ79によって、図6中、矢印Kで示すよ
うに、レバー75の先端側をカートリッジホルダ35の
内方向に移動させる方向に回動付勢されている。すなわ
ち、第3の引っ張りコイルバネ79は、図10に示すよ
うに、一端側を誤挿入防止レバー75の一部を切り起こ
すことによって形成された第6のバネ係止片80に係止
され、他端側をカートリッジホルダ35の上板部45の
一部を切り起こすことによって形成された第7のバネ係
止片81に係止されている。なお、誤挿入防止レバー7
5は、第3の引っ張りコイルバネ79によって付勢され
た状態においては、カートリッジホルダ35の切り欠き
部78の開口周縁部に突設された位置決め突片82に当
接されて、誤挿入防止ピン77を初期位置に位置させて
いる。
【0067】また、カートリッジホルダ35の上板部4
5には、後述するイジェクト板37をイジェクト位置に
保持する保持レバーが臨む第1の切り欠き部83と、磁
気ヘッド装置5が臨む第2の切り欠き部84が形成され
ている。また、カートリッジホルダ35の上板部45に
は、このカートリッジホルダ35がホルダ支持板36に
支持されたときに、上板部45に設けられる各種レバ
ー、すなわちシャッタ開放レバー47や引込み操作レバ
ー57あるいは誤挿入防止レバー75等がホルダ支持板
36に当接しないようにするための膨出部88が形成さ
れている。この膨出部88は、ホルダ支持板36の上板
部45のカートリッジ201の出し入れ口近傍の一側
に、少なくとも各種レバーの板厚以上の突起としてカー
トリッジ201の挿入操作方向に直交する方向に延在し
て形成されている。
【0068】さらに、このカートリッジホルダ35の上
板部45の内面部45b部には、図11に示すように、
このカートリッジホルダ35に挿入されるカートリッジ
201をディスクテーブル11側に押し下げることによ
って、シャッタ開放ピン46に設けられた開放ピン逃げ
防止部材50への乗り上げ防止を図るカートリッジ押し
下げ部材89が突出するように形成されている。このカ
ートリッジ押し下げ部材89は、初期位置にあるシャッ
タ開放ピン46の近傍となる位置に設けられ、少なくと
も開放ピン逃げ防止部材50の板厚以上の突出量を有し
て形成されており、カートリッジ201の開放ピン逃げ
防止部材50への乗り上げ防止が確実なものとなされて
いる。
【0069】そして、カートリッジホルダ35の上板部
45には、このカートリッジホルダ35に挿入操作され
るカートリッジ201がローディング位置よりもさらに
内方向に挿入されないように位置規制するための位置規
制部材90,91が設けられている。この位置規制部材
90,91は、上板部45の後端縁に沿って第2の切り
欠き部84の開放端縁近傍部に、カートリッジホルダ3
5の内方向に垂下するように屈曲形成されて設けられて
いる。
【0070】また、カートリッジホルダ35の一方のカ
ートリッジ保持部40の外側面には、イジェクト状態に
あるときに引込みピン54を初期状態に保持させるため
の位置規制舌片92が外方向に屈曲されて形成されてい
る。この位置規制舌片92は、イジェクト状態において
引込みピン54が、このカートリッジホルダ35に挿入
されるときにカートリッジ201と当接しないように外
方に逃げた状態を保持するようになっている。
【0071】そして、このカートリッジホルダ35を支
持するホルダ支持板36は、図5に示すように、カート
リッジホルダ35を内部に保持するに十分な大きさの筺
体状に形成され、相対向する両側部にはこのカートリッ
ジホルダ35を上下動可能に支持する支持壁93,94
を有している。これら支持壁93,94には、カートリ
ッジホルダ35に設けられた上下動ガイドピン41,4
2,43,44が挿通した状態で係合し、あるいは摺動
係合する上下動ガイド溝95,97及び96,98が設
けられている。これら上下動ガイド溝95,96,9
7,98のうちカートリッジ201の出し入れ口側に設
けられる上下動ガイド溝95,97は、上下動ガイドピ
ン41,43を挿通するに十分な幅としてディスク回転
駆動機構2のスピンドル軸10と平行にスリット溝とし
て切り欠かれている。これに対して一方の上下動ガイド
溝96,98は、幅広の溝として形成され、やはりディ
スク回転駆動機構2のスピンドル軸10と平行に切り欠
かれている。なお、この幅広に形成された上下動ガイド
溝96,98には、内方側の上下動ガイドピン42,4
4が、この上下動ガイド溝96,98の後方側の一側縁
96a,98aに摺接して係合するように構成されてい
る。すなわち、カートリッジ201の出し入れ口側の上
下動ガイドピン41,43が、これに対向する上下動ガ
イド溝95,97に挿通係合し、内方側の上下動ガイド
ピン42,44が、他方の上下動ガイド溝96,98の
一側縁96a,98aに摺接係合するようになってい
る。
【0072】そして、上下動ガイド溝95,96,9
7,98が設けられた支持壁93,94の下端側の両端
縁には、ホルダ支持板36をシャーシ基板6に固定する
ための取付け部99,100及び101,102が内方
向に延在するようにして設けられている。つまり、この
ホルダ支持板36は、上記各取付け部99,100,1
01,102がシャーシ基板6にネジ止めされることに
よって、シャーシ基板6に固定される。
【0073】また、このホルダ支持板36には、引っ張
りコイルバネの付勢力に抗して後述のイジェクト板37
をイジェクト位置に保持するための保持レバー103が
回動可能に取付けられている。この保持レバー103
は、基端側を第5の支軸104に支持されることによっ
て回動可能となされている。そして、この保持レバー1
03の先端側には、イジェクト板37に設けられるイジ
ェクト板係止部材と係合し、このイジェクト板37をイ
ジェクト位置に保持する係合爪103aが設けられてい
る。そして、この係合爪103aが設けられた保持レバ
ー103の基端部には、この保持レバー103を回動操
作する保持レバー回動ピン105が植立されている。こ
の保持レバー回動ピン105は、カートリッジホルダ3
5の一側に開口した切り欠き部83を介して、カートリ
ッジホルダ35内に垂下されている。なお、この保持レ
バー回動ピン105の先端部は、少なくともカートリッ
ジホルダ35に挿入されるカートリッジ201と当接す
る位置まで垂下されるようになっている。
【0074】そして、保持レバー103は、第2の捩じ
りコイルバネ106によって、図5中、矢印Lで示すよ
うに、保持レバー回動ピン105をカートリッジ201
の挿入操作方向に抗する方向に移動させる方向に回動付
勢されている。すなわち、第2の捩じりコイルバネ10
6は、一端側を保持レバー回動ピン105の基端部に係
止され、他端側をホルダ支持板36の一部を切り起こす
ことによって形成された第8のバネ係止片107に係止
されている。そして、係止爪103aとイジェクト板係
止部材との係合が解除された状態では、保持レバー10
3は、この保持レバー103の一部を切り起こすことに
よって形成されたレバー回動防止片103bがホルダ支
持板36に係止されて回動が規制されるようになってい
る。
【0075】なお、ホルダ支持板36には、引込みレバ
ー56が臨む第3の切り欠き部108と、磁気ヘッド装
置5が臨む第4の切り欠き部109、及び後述のイジェ
クト板37をカートリッジ201の挿脱方向にスライド
させるためのスライド用ピン113,114,115,
116が設けられている。
【0076】そして、このように構成されたホルダ支持
板36に対し、イジェクト板37がスライド可能に取付
けられている。イジェクト板37は、図7に示すよう
に、ホルダ支持板36に摺接してスライドする平板状の
スライド部117と、このスライド部117の相対向す
る両側にディスク回転駆動機構2側に垂下して設けられ
る立ち上がり壁118,119とを有している。このス
ライド部117には、ホルダ支持板36に設けられたス
ライド用ピン113,114,115,116がそれぞ
れ挿通係合するスライド溝120,121,122,1
23が設けられている。これらスライド溝120,12
1,122,123は、スライド用ピン113,11
4,115,116とそれぞれ対応した位置に、カート
リッジ201の挿脱方向に長穴形状として形成されてい
る。
【0077】また、スライド部117には、ホルダ支持
板36に設けられた保持レバー103と係合する係止部
材124が設けられている。この係止部材124は、保
持レバー103の係合爪103aに係止され得るに十分
な大きさの円筒体として形成され、この円筒体の中央部
に設けられる穿設孔を通してネジ125によってスライ
ド部117に回転可能に取付けられている。
【0078】さらに、スライド部117には、引込みレ
バー56が臨む第5の切り欠き部126と、磁気ヘッド
装置5が臨む第6の切り欠き部127、及びカートリッ
ジホルダ35に設けられた引込み操作レバー57の係合
片72が臨む第7の切り欠き部128が設けられてい
る。そして、これら切り欠き部126,127,128
のうち第6の切り欠き部127のカートリッジ201が
挿入される内方側の一側縁127aには、この切り欠き
部127内に突出するようにして、磁気ヘッド装置5が
光磁気ディスク202に近接した記録位置に設けられた
ときに、磁気ヘッド装置5を光磁気ディスク202の信
号記録部に対して所定の高さに保持する磁気ヘッド保持
機構110が設けられている。磁気ヘッド保持機構11
0は、先端側がほぼU字状に折曲形成された弾性変位可
能な板バネ111より構成され、この先端側のほぼU字
状をなす頂部が磁気ヘッド昇降用部材23に設けられた
係合面23aと摺接係合し、磁気ヘッド装置5が光磁気
ディスク202に近接した記録位置に移動させられたと
きに、磁気ヘッド昇降用部材23を押圧保持するように
なっている。なお、この板バネ111は、基端部がネジ
112により止められることにより、イジェクト板37
に固定されている。
【0079】また、第7の切り欠き部128のカートリ
ッジ201の出し入れ口側の一側縁128aは、イジェ
クト板37がイジェクト位置に移動するときに、この切
り欠き部128内に突出する係合片72と係合して、引
込み操作レバー57を回動するようになっている。
【0080】そして、第7の切り欠き部128のカート
リッジ201が挿入される後方側には、イジェクト板3
7をイジェクト位置に移動操作するイジェクト板駆動機
構38のスライドピンが挿通係合する操作部129が設
けられている。この操作部129は、平面形状を略正方
形状とした平板状体として形成され、スライド部117
の後方側の一側縁に設けられている。この操作部129
には、スライドピンが挿通係合するピン摺動孔129a
が形成されている。
【0081】ピン摺動孔129aに挿通係合するスライ
ドピンが設けられるイジェクト板駆動機構38は、図2
に示すように、シャーシ基板6の下方に設けられる図示
しないイジェクト用モータと、このモータによって回転
駆動されるスライドピン130が設けられた操作ギア1
31とを備えている。上記イジェクト用モータと操作ギ
ア130とは、大小からなる複数の連結ギア機構132
によって連結されている。そして、操作ギア131の偏
心した位置には、スライドピン130が植立されてい
る。このイジェクト板駆動機構38は、カートリッジ2
01をカートリッジ装着部1に装着させた状態にある状
態で、図示しないイジェクト操作釦が操作されてイジェ
クト用モータが駆動され、それによって操作ギア131
が回転駆動されると、スライドピン130がイジェクト
板37のピン摺動孔129aの開口周縁部と摺接係合し
て、このイジェクト板37を移動させ、引込み操作レバ
ー57に張設される引っ張りコイルバネ70及びイジェ
クト板37とシャーシ基板6との間に設けられている後
述の引っ張りコイルバネの付勢力に抗して、イジェクト
板37をイジェクト位置に移動させる。なお、このスラ
イドピン130は、イジェクト板37がイジェクト位置
に無い状態のときには、ピン摺動孔129aに摺接しな
い位置に回動される。
【0082】なお、スライド部117のカートリッジ2
01の出し入れ口側の一側縁には、上方に折り曲げ形成
された立ち上がり部133と、この立ち上がり部133
の後方に張り出し部134が設けられている。
【0083】そして、スライド部117の相対向する両
側に設けられた立ち上がり壁118,119には、カー
トリッジホルダ35をカートリッジ装着部1に対し上下
動させるとともに、ディスクカートリッジ201を排出
するイジェクト位置に移動操作させるための上下動スラ
イド溝135,136及び137,138がそれぞれ設
けられている。これら上下動スライド溝135,136
及び137,138は、ディスクカートリッジ201の
挿脱方向と平行な水平部135a,136a及び137
a,138aと、この水平部135a,136a及び1
37a,138aから後方側に向かってなだらかに下降
して傾斜する第1の傾斜部135b,136b及び13
7b,138bと、さらに後方側に向かって急激に下方
に傾斜する第2の傾斜部135c,136c及び137
c,138cとから構成されている。このように形成さ
れた上下動スライド溝135,136及び137,13
8に上下動ガイドピン41,42及び43,44を挿通
させてシャーシ基板6に支持されたカートリッジホルダ
35は、上下動スライド溝135,136及び137,
138に上下動ガイドピン41,42及び43,44が
ガイドされることにより、ディスク回転駆動機構2のス
ピンドル軸10の軸方向、つまりカートリッジ装着部1
に対し上下動されるとともに、カートリッジ201を排
出するイジェクト位置に移動される。
【0084】また、立ち上がり壁118,119のカー
トリッジ201が挿入操作される内方側の上下動スライ
ド溝136,138近傍部には、イジェクト板37をカ
ートリッジ201の出し入れ口側に常時付勢するための
第4の引っ張りコイルバネ139がそれぞれ取付けられ
ている。なお、図においては、一方の引っ張りコイルバ
ネは省略してある。これら各引っ張りコイルバネ139
は、一端を立ち上がり壁118,119に係止し、他端
をシャーシ基板6に植立されたバネ係止ピン140,1
41に係止することによって、イジェクト板37をカー
トリッジ201の挿脱口側に常時付勢するようになって
いる。
【0085】そして、さらに、イジェクト板37の一方
の立ち上がり壁118のカートリッジ201が挿入され
る内方側には、シャーシ基板6に回動可能に支持された
磁気ヘッド昇降用上下動レバー24のレバー操作ピン3
4に嵌入し、この磁気ヘッド昇降用上下動レバー24を
回動操作するレバー操作部材142が設けられている。
このレバー操作部材142は、一方の立ち上がり壁11
8の下端側の一側縁より他方の立ち上がり壁119側に
向かってスライド部117と平行に設けられている。そ
して、このレバー操作部材142の先端部近傍には、レ
バー操作ピン34が嵌入係合する操作ピンガイド溝14
2aが長穴状の溝として形成されている。このように形
成されたレバー操作部材142の操作ピンガイド溝14
2aにレバー操作ピン34が嵌入係合し、イジェクト板
37が移動することによって、磁気ヘッド昇降用上下動
レバー24が回動され、磁気ヘッド昇降用部材23が光
磁気ディスク202の信号記録面に対しほぼ直交方向に
接離操作、すなわち光磁気ディスク202に近接する方
向と、光磁気ディスクより離間する方向との間を移動す
る。
【0086】そして、本実施例においては、上記摺動孔
129aの形状は、図12に示すように、従来の形状と
異なって、カム状の曲線形状(以下、単にカム曲線形状
と記す)を有する。このカム曲線形状は、以下で示す原
理によって導き出される。ここで、カム曲線形状の曲線
関数をf(x)と定義し、スライドピンの回転角をθと
して定義する。
【0087】即ち、図27に示すように、カム曲線形状
を有する操作部129が例えば引っ張りコイルばね13
9(図2参照)によって、−Y方向に負荷Wを受けてい
る場合において、この負荷Wによって、スライドピン1
30に生じる力のモーメントは、Wrcos(φ)co
s(φ+θ)となる。これは、xθ(=rcos
(θ))の関数で、これが操作部129を駆動するのに
必要なトルクであり、xθをxと書き換えてN(x)と
書くことにする。
【0088】ここで、例えば負荷Wが上記のように引っ
張りコイルばね139で与えられている場合、N(x)
は以下の数1で表される。
【0089】
【数1】 また、W(x)は以下の数2で表される。
【0090】
【数2】
【0091】従って、所望のトルクをT(x)と決め、
N(x)=T(x)とおいて、このf(x)に関する微
分方程式を解けば、カム曲線形状y=f(x)を得るこ
とができる。
【0092】図28Aは、スライドピン130の回転角
θがθ=0〜90°の場合において、トルクを一定にす
ることができる各種カム曲線(形状)を示す特性図であ
り、図28Bは、図29Aで示す各種カム形状に対応し
たトルクを示す特性図である。これら図28A及び図2
8Bから、スライドピン130を0〜90°回転させた
場合におけるトルクがそれぞれ一定になっていることが
わかる。特に、X/r=1.0における傾きf’(x)
が大きいものほどトルクが小さい。従って、本実施例に
おいては、最もトルクが小さい、図28A中、(a)で
示すカム曲線形状を採用している。
【0093】なお、(a)以外のカム曲線形状におい
て、(f)で示すカム曲線形状は、従来の場合よりもス
トロークが大きく、かつトルクは従来の場合における最
大トルクNmaxの75%で済む。また、(e)で示す
カム曲線形状は、図29に示すように、スライドピン1
30の回転角θを−90°から90°までとした場合、
回転角が−40°から90°の範囲において、上記Nm
axの60%の最大トルクで従来と同じストロークを得
ることができる。また、図28で示す各種カム曲線形状
のほかに、図30で示すカム曲線形状の場合、スライド
ピン130の回転角θが0°から90°の範囲におい
て、そのストロークは従来の場合と同じで、かつトルク
がNmaxの70%で済む。上記図29B及び30Bに
おいて、破線で示す曲線は、従来の特性を示す曲線であ
る。
【0094】このように、本実施例の場合、操作部12
9の摺動孔129aの形状をカム曲線形状としたので、
イジェクト用モータによりイジェクト動作を行う場合、
カートリッジ201がイジェクトされる間際まで、イジ
ェクト用モータにかかる負荷(トルク)を従来の場合よ
りも小さく、かつほぼ一定にすることができる。従っ
て、イジェクト用モータの耐久性を良好にすることがで
きると共に、モータ駆動トルクを小さくすることがで
き、記録再生装置の小型軽量化のネックとなっていたイ
ジェクト用モータの小型化を実現させることができる。
【0095】また、各種カム曲線形状は、記録再生装置
のイジェクト動作特性、例えば引っ張りコイルばねのば
ね係数やイジェクト板の大きさ等を考慮して適宜選択す
ることができる。
【0096】〔3〕ディスクカートリッジの装着操作の
説明(図12〜図26) 上述のように構成されたディスク記録再生装置に前述し
たカートリッジ201を装着操作する操作状態について
説明する。
【0097】〔3−a〕カートリッジの挿入前の状態の
説明(第12〜図15) 先ず、カートリッジ201を装着操作する前の状態につ
いて説明する。カートリッジ201を装着するには、図
示しないイジェクト釦を操作し、図13〜図15に示す
ように、イジェクト板37をイジェクト位置に移動さ
せ、カートリッジホルダ35と、磁気ヘッド20が設け
られた磁気ヘッド昇降用部材23とをディスク回転駆動
機構2のディスクテーブル11から離間した上昇位置に
移動させる。
【0098】すなわち、図示しないイジェクト釦を操作
することにより、イジェクト板駆動機構38が駆動さ
れ、このイジェクト板駆動機構38のスライドピン13
0がイジェクト板37に設けられる操作部129と摺接
係合して、イジェクト板37とシャーシ基板6との間に
張設される第4の引っ張りコイルバネ139及び引込み
操作レバー57に張設される引っ張りコイルバネ70の
付勢力に抗して、イジェクト板37がカートリッジ20
1の挿入側へ移動される。そして、ホルダ支持板36の
保持レバー103がイジェクト板37に設けられるイジ
ェクト板係止部材124と係合し、イジェクト板37が
イジェクト位置に保持される。
【0099】また、イジェクト板37の移動に伴って、
このイジェクト板37の第7の切り欠き部128内に突
出係合する引込み操作レバー57の係合片72がカート
リッジ201の挿入側へ引き込まれる。そして、この引
込み操作レバー57に連結された引込みレバー56が反
対にカートリッジ201の挿脱口側にスライド操作さ
れ、引込みレバー56の先端側に回動可能に支持される
引込み部材55の引込みピン54を、カートリッジホル
ダ35の位置規制舌片92に当接せしめ、このカートリ
ッジホルダ35に挿入されるカートリッジ201と当接
しない外方に逃げた位置に保持する。
【0100】なお、シャッタ開放ピン46は、シャッタ
開放レバー47と引込み操作レバー57とに亘り張設さ
れる第1の引っ張りコイルバネ51によって初期位置と
なされている。一方、誤挿入防止ピン77も同様に、誤
挿入防止レバー75とカートリッジホルダ35との間に
張設される第3の引っ張りコイルバネ79によって、カ
ートリッジホルダ35内に垂下した初期位置となされて
いる。
【0101】さらに、イジェクト板37の移動に伴っ
て、このイジェクト板37に設けられるレバー操作部材
142と磁気ヘッド昇降用上下動レバー24とが係合し
て、磁気ヘッド昇降用上下動レバー24が回動操作さ
れ、磁気ヘッド昇降用部材23が図15に示すディスク
回転駆動機構2のディスクテーブル11から離間した上
昇位置に移動操作される。このとき、磁気ヘッド昇降用
部材23は、ローディング状態ではイジェクト板37に
設けられる板バネ111によってこの磁気ヘッド昇降用
部材23に設けられる係合面23aを押圧付勢すること
で磁気ヘッド昇降用部材23を記録位置に保持している
が、イジェクト板37が後方へ移動することによって、
これらの係合が解除され、磁気ヘッド昇降用部材23の
自重のみに抗して上昇される。したがって、この磁気ヘ
ッド昇降用部材23を上昇させるイジェクト板駆動機構
38のモータにかかる負荷が少なくて済み、比較的小出
力のモータを使用することができる。
【0102】そして、この磁気ヘッド昇降用部材23が
上昇した位置、つまりイジェクト位置に上昇されると、
磁気ヘッド昇降用上下動レバー24の上下動ガイド部3
3の平行部33bに、磁気ヘッド昇降用部材23に設け
られる係合ピン29が係合し、磁気ヘッド20を少なく
ともカートリッジ201が挿入されたときに、磁気ヘッ
ド20がこのカートリッジ201に当たらない位置に保
持せしめられる。
【0103】〔3−b〕ディスクカートリッジの挿入途
中状態の説明(図16〜図21) そして、この状態でカートリッジ201をシャッタ部材
211が取付けられた方向を前方側となして、カートリ
ッジホルダ35に前方側より挿入操作する。このとき、
図18及び図20に示すように、カートリッジ201の
一側の各挿入ガイド用鍔部201c,201d間に一方
の誤挿入防止部材35aが挿入されるとともに、カート
リッジ201の他側の各挿入ガイド用鍔部201c,2
01d間に他方の誤挿入防止部材35bが挿入される。
【0104】カートリッジ201がカートリッジホルダ
35内に挿入されると、先ず、カートリッジ201の先
端側のコーナー部がこのカートリッジホルダ35に回動
可能に取付けられる誤挿入防止ピン77に接触する。こ
のとき、カートリッジ201の挿入方向が正しい場合
は、このカートリッジ201により誤挿入防止ピン77
が、図16中、矢印Mで示すように、外方向に回動せし
められ、このカートリッジ201の挿入が図られる。こ
れに対し、カートリッジ201が挿入方向を誤った向き
にカートリッジホルダ35に挿入された場合には、この
誤挿入防止ピン77によって挿入が防止される。
【0105】そして、さらに、このカートリッジ201
が挿入されると、図17に示すように、カートリッジ2
01の前面部209にシャッタ開放ピン46が当接す
る。このシャッタ開放ピン46の前面部209への当接
に際しては、図20に示すように、シャッタ開放ピン4
6に対向してカートリッジホルダ35の上板部45に突
出形成されるカートリッジ押し下げ部材89によって、
カートリッジ201がディスクテーブル11側へ押し下
げられ、シャッタ開放ピン46に設けられた開放ピン逃
げ防止部材50への乗り上げが防止された状態で、前面
部209に当接する。
【0106】この状態から、さらに、カートリッジ20
1をカートリッジホルダ35内に挿入すると、図21に
示すように、シャッタ開放ピン46にシャッタ部材21
1の一端が当接し、シャッタ部材211がシャッタ開放
ピン46によりカートリッジ201内に設けられる捩じ
りコイルバネの付勢力に抗して、図21中、矢印Nで示
すように、カートリッジ201の開口部206,210
を開放する方向に移動される。このとき、シャッタ開放
ピン46は、開放ピン逃げ防止部材50によって開放ピ
ンガイド溝49に対し位置規制されているため、シャッ
タ部材211に乗り上げることなく確実にシャッタ部材
211を開放する。
【0107】そして、さらに、カートリッジ201をカ
ートリッジホルダ35内に挿入すると、ホルダ支持板3
6に回動可能に取付けられた保持レバー103の保持レ
バー回動ピン105とカートリッジ201の先端部とが
当接して、この保持レバー103が、図21中、矢印O
方向に回動し、保持レバー103とイジェクト板37に
設けられるイジェクト板係止部材124との係合が解除
される。この結果、イジェクト板37のロックが解除さ
れ、イジェクト板37は、このイジェクト板37とシャ
ーシ基板6との間に張設される第4の引っ張りコイルバ
ネ139によってカートリッジ201の出し入れ口側に
移動される。
【0108】これと同時に、イジェクト板37の切り欠
き部128の一側縁128aは、引込み操作レバー57
の係合片72に対する係合を解除する。これにより、カ
ートリッジ201の外方に位置保持されていた引込みピ
ン54が、カートリッジ201に設けられる引込みピン
嵌入用孔228に嵌入係合する。そして、この引込み操
作レバー57とカートリッジホルダ35との間に張設さ
れる第2の引っ張りコイルバネ70によって、引込み操
作レバー57が回動し、この引込み操作レバー57に連
結される引込みレバー56をカートリッジ201の挿入
側へ移動操作させる。この結果、引込みレバー56の先
端側に設けられた引込み部材55が、引込み操作レバー
57とカートリッジホルダ35との間に張設される第2
の引っ張りコイルバネ70によって、カートリッジ20
1を、図22中、矢印Pで示すように、カートリッジ2
01の挿入方向に移動させる。この結果、カートリッジ
201は、カートリッジホルダ35の内方端側に位置さ
れ、このカートリッジ201に設けられる第1及び第2
の開口部206,210が全開される。
【0109】〔3−c〕カートリッジの装着完了状態の
説明(図22〜図26) そして、イジェクト板37の移動操作に伴って、カート
リッジホルダ35は、図22〜図26に示すように、こ
のイジェクト板37に設けられる上下動スライド溝13
5,136及び137,138に上下動ガイドピン4
1,42及び43,44がガイドされて、ディスク回転
駆動機構2のスピンドル軸10の軸方向に下降操作され
る。すなわち、上下動ガイドピン41,42及び43,
44が上下動スライド溝135,136及び137,1
38にガイドされて、この上下動スライド溝135,1
36及び137,138の急激に下方に傾斜した第2の
傾斜部135c,136c及び137c,138cに係
合した位置状態で、カートリッジホルダ35が、ホルダ
支持板36に設けられる上下動ガイド溝95,96及び
97,98に沿って下降される。この結果、カートリッ
ジ201がカートリッジ装着部1に対し位置決め装着さ
れる。このとき、カートリッジ201は、シャーシ基板
6に設けられる高さ位置決めピン7a,8a及び位置決
めピン7,8によって、位置規制されるとともに所定の
高さに保持される。また、同時にこのカートリッジ20
1内に収納された光磁気ディスク202がディスクテー
ブル11上に載置装着される。
【0110】そして、イジェクト板37の移動操作に伴
って、このイジェクト板37に設けられるレバー操作部
材142と磁気ヘッド昇降用上下動レバー24とが係合
して磁気ヘッド昇降用上下動レバー24が回動操作さ
れ、磁気ヘッド昇降用部材23は、図24及び図25に
示すように、ディスク回転駆動機構2のスピンドル軸1
0の軸方向に下降操作される。この磁気ヘッド昇降用部
材23が下降した状態においては、図24に示すよう
に、イジェクト板37に設けられた板バネ111がこの
磁気ヘッド昇降用部材23の係合面23aに係合し、こ
の磁気ヘッド昇降用部材23を押圧付勢する。この結
果、磁気ヘッド昇降用部材23に移動可能に支持される
磁気ヘッド20がカートリッジ201の開口部210内
に臨み、カートリッジ201に収納された光磁気ディス
ク202の信号記録層に対して所定高さ位置に保持され
るとともに、光学ピックアップ装置4と対向配置され、
情報信号の記録再生が可能な状態となる。
【0111】なお、上述のように構成された記録再生装
置においては、光磁気ディスク202に対して情報信号
の記録再生を行う場合にのみイジェクト板37に設けら
れた板バネ111によって磁気ヘッド昇降用部材23を
押圧付勢するようになされているため、この装置を、光
磁気ディスク202が水平面に対して水平とされた状態
のみならず垂直な状態で使用する場合にも、記録再生時
に磁気ヘッド20を光ディスク202に対して所定高さ
位置に保持することができる。
【0112】なお、上記実施例においては、その記録再
生装置として、磁界変調型の光磁気ディスク202に対
して適用した例を示したが、その他、光変調型の光磁気
ディスクや書換え型光ディスク、読み出し専用の光ディ
スク(CD−ROM)、あるいはコンピュータ用のフレ
キシブルディスク(磁気ディスク)などに対しても適用
させることができる。
【0113】
【発明の効果】本発明に係るディスク記録及び/又は再
生装置は、ローディング機構を、カートリッジが挿入保
持されるカートリッジホルダと、このカートリッジホル
ダを支持するカートリッジホルダ支持板と、上記カート
リッジホルダを上記カートリッジ装着部に対し上下動操
作させると共に、カートリッジを排出操作するイジェク
ト位置に移動操作させるイジェクト板と、このイジェク
ト板をスライド操作させるスライド駆動機構とを備えて
構成し、上記イジェクト板に、上記スライド駆動機構に
おける回転手段の駆動によって回転するスライドピンが
挿通係合されるピン摺動孔を設け、更に、この摺動孔に
おける上記スライドピンと接触する面をカム曲線形状に
形成するようにしたので、上記スライドピンを回転駆動
させる回転手段にかかる負荷を小さくすることができ、
この回転手段の耐久性を良好にさせることができると共
に、上記回転手段の小型化延いては装置自体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置に用いられるカート
リッジの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の要部の構成を示す
斜視図である。
【図3】本発明に係る記録再生装置の要部の縮小分解斜
視図である。
【図4】本発明に係る記録再生装置を構成するカートリ
ッジ装着部の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る記録再生装置を構成するカートリ
ッジホルダ支持板の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る記録再生装置を構成するカートリ
ッジホルダの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る記録再生装置を構成するイジェク
ト板の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る記録再生装置を構成する磁気ヘッ
ド装置上下動機構のイジェクト時における状態を示す斜
視図である。
【図9】本発明に係る記録再生装置を構成する磁気ヘッ
ド装置上下動機構のローディング時における状態を示す
斜視図である。
【図10】本発明に係る記録再生装置を構成するカート
リッジホルダの分解斜視図である。
【図11】本発明に係る記録再生装置を構成するカート
リッジホルダを背面側より見た状態の斜視図である。
【図12】本発明に係る記録再生装置の要部のイジェク
ト状態における平面図である。
【図13】本発明に係る記録再生装置の要部のイジェク
ト状態における右側面図である。
【図14】本発明に係る記録再生装置の要部のイジェク
ト状態における左側面図である。
【図15】本発明に係る記録再生装置の要部のイジェク
ト状態における正面図である。
【図16】カートリッジのカートリッジホルダに対する
装着状態の誤挿入防止ピンとの係合状態を示す平面図で
ある。
【図17】カートリッジのカートリッジホルダに対する
装着状態のシャッタ開放ピンとの係合状態を示す平面図
である。
【図18】カートリッジに対するシャッタ開放ピンの挿
入状態を示す縦断面図である。
【図19】カートリッジに対するシャッタ開放ピンの挿
入状態を示す縦断面図である。
【図20】カートリッジに対するイジェクト板保持レバ
ー回動ピンの係合状態を示す縦断面図である。
【図21】カートリッジのシャッタ開放ピンによるシャ
ッタ部材の開放状態を示す平面図である。
【図22】カートリッジの引き込み状態を示す平面図で
ある。
【図23】本発明に係る記録再生装置のローディング状
態を示す平面図である。
【図24】本発明に係る記録再生装置の右側面図であ
る。
【図25】本発明に係る記録再生装置の左側面図であ
る。
【図26】本発明に係る記録再生装置の正面図である。
【図27】カム曲線形状を導き出す原理を示す模式図で
ある。
【図28】同図Aは各種カム曲線形状を示す特性図であ
り、同図Bは各種カム曲線形状における駆動トルク(回
転角θ=0°〜90°)を示す特性図である。
【図29】同図Aはカム曲線形状(e)を示す特性図で
あり、同図Bはカム曲線形状(e)における駆動トルク
(回転角θ=−40°〜90°)を示す特性図である。
【図30】同図Aは図27Aで示すカム曲線形状と異な
るカム曲線形状を示す特性図であり、同図Bはその駆動
トルク(回転角θ=0°〜90°)を示す特性図であ
る。
【図31】従来例に係る記録再生装置の要部の構成を示
す斜視図である。
【図32】従来例に係る記録再生装置を構成するカート
リッジ装着部の構成を示す斜視図である。
【図33】従来例に係る駆動モータにかかる駆動トルク
(回転角θ=−90°〜90°)を示す特性図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ装着部 2 ディスク回転駆動機構 3 ローディング機構 4 光学ピックアップ装置 5 磁気ヘッド装置 6 シャーシ基板 9 駆動モータ 10 スピンドル軸 11 ディスクテーブル 20 磁気ヘッド 35 カートリッジホルダ 36 ホルダ支持板 37 イジェクト板 38 イジェクト板駆動機構 129 操作部 129a 摺動孔 130 スライドピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体が収容され、シャッタ部
    材を有するカートリッジをカートリッジ装着部にローデ
    ィングするローディング機構と、上記カートリッジ装着
    部にローディングされた上記カートリッジにおける上記
    円盤状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、上記カ
    ートリッジ内の円盤状記録媒体に対して情報信号の記録
    及び/又は再生を行う記録及び/又は再生手段とを有す
    る円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置におい
    て、 上記ローディング機構は、上記カートリッジが挿入保持
    されるカートリッジホルダと、このカートリッジホルダ
    を支持するカートリッジホルダ支持板と、上記カートリ
    ッジホルダを上記カートリッジ装着部に対し上下動操作
    させると共に、カートリッジを排出操作するイジェクト
    位置に移動操作させるイジェクト板と、このイジェクト
    板をスライド操作させるスライド駆動機構とを備えて構
    成され、上記イジェクト板は、上記スライド駆動機構に
    おける回転手段の駆動によって回転するスライドピンが
    挿通係合されるピン摺動孔を有し、この摺動孔における
    上記スライドピンと接触する面がカム曲線形状に形成さ
    れていることを特徴とする円盤状記録媒体用の記録及び
    /又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記カム曲線形状は、上記摺動孔が矩形
    状である場合の上記回転手段の最大駆動トルクをNma
    xとしたとき、上記回転手段の最大駆動トルクがNma
    xの80%以下を満足する形状であることを特徴とする
    請求項1記載の円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生
    装置。
JP4212208A 1992-07-16 1992-07-16 円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置 Withdrawn JPH0636429A (ja)

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