JPH0636281U - ロック金具付マイクロコネクタ - Google Patents

ロック金具付マイクロコネクタ

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JPH0636281U
JPH0636281U JP2033593U JP2033593U JPH0636281U JP H0636281 U JPH0636281 U JP H0636281U JP 2033593 U JP2033593 U JP 2033593U JP 2033593 U JP2033593 U JP 2033593U JP H0636281 U JPH0636281 U JP H0636281U
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JP
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lock
cylinder
socket
plug
fitting
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Application number
JP2033593U
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English (en)
Inventor
正巳 清藤
Original Assignee
株式会社ジュピター電通
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロコネクタにおけるロック金具である
ばね筒とロック筒を、容易かつ安価に製作しうるものと
する。 【構成】 プラグ1とソケット2の結合部の対向面にお
ける筒状嵌合部を、周方向に展開させた状態の板材を型
押しして、径方向に突出もしくは凹入する係合部を形成
し、かつ要所に窓孔24を型抜きするとともに、筒状嵌合
部を周方向に展開させた形状の外形に型抜きしてなる板
材を丸めて形成したロック筒21及びばね筒27を、それぞ
れ、ソケット2における基体3、並びにプラグ1におけ
る本体7を一体成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばテレビカメラへの給電、あるいは信号の入出力用のケーブ ルに使用さるマイクロコネクタにおける、プラグとソケットの相互抜け外れを防 止するロック金具付マイクロコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6および図7は、従来のマイクロコネクタ(以下コネクタと略称する。)の一 例を示すもので、(1)はプラグ、(2)はソケットであり、両図における右を前部 、左部を後部とする。
【0003】 ソケット(2)における合成樹脂製の基体(3)には、軸線方向を向く複数の端子 (4)が貫設されている。この基体(3)は、弾性金属製(たとえば燐青銅製)のプラ グ(1)用とソケット(2)用とで1対になっているロック金具の一方の部材である ロック筒(5)の後部内側に嵌合されている。
【0004】 ロック筒(5)の前端部は、拡径され、その内面には、大径の環溝(6)が形成さ れている。
【0005】 プラグ(1)における合成樹脂製の本体(7)の後端には、ロック筒(5)内に緩み なく嵌合しうる径の嵌合筒(8)が連設されている。嵌合筒(8)内において、プラ グ本体(7)の後部には、ロック筒(5)内の各端子(4)と対応する複数のピン(9) が、後方へ向けて植設されている。各ピン(9)の前端は、ケーブル(10)に接続さ れている。
【0006】 本体(7)における嵌合筒(8)の前側には、ロック金具の他方、すなわち、ソケ ット(2)側の部材であるばね筒(11)がゆるく外嵌されている。 ばね筒(11)の前端における環状部(12)は、本体(7)にきつく嵌合されている。
【0007】 環状部(12)の後端には、後方を向き、かつ本体(7)との間に若干の間隙を設け て円周方向に並ぶ、複数のばね片(13)が連設されている。
【0008】 各ばね片(13)の中央部には、求心方向を向く傾斜部(13a)が形成され、同じく 後端には、ロック筒(5)の環溝(6)と対応し、かつ径方向に突出する係合用突起 (14)が形成されている。
【0009】 ばね筒(11)の外側において、本体(7)には、金属製の摺動筒(15)が、後方より 嵌合されている。摺動筒(15)の後端には、後方へ向かって次第に小径となる傾斜 縮径部(15a)が形成され、その後端は、前記ばね片(13)の傾斜部(13a)の後部外周 面に当接している。
【0010】 上述コネクタにおいて、プラグ(1)の嵌合筒(8)を、ソケット(2)のロック筒 (5)内に挿入すると、各ピン(9)と各端子(4)は接続される。
【0011】 嵌合筒(8)をロック筒(5)の奥端まで挿入すると、各係合用突起(14)の外周の 傾斜面は、ロック筒(5)の前端開口部により押圧され、ばね片(13)は、求心方向 に弾性屈撓し、係合用突起(14)は、環溝(6)に突入して係合する。かくして、プ ラグ(1)はソケット(2)にロックされる。
【0012】 ロックされたプラグ(1)において、摺動筒(15)を、手指で強制的に前方へ押し 動かすと、摺動筒(15)の縮径部(15a)の後端は、各ばね片(13)の傾斜部(13a)の外 面を、前方へ向かって押圧する。 従って、ばね片(13)は求心方向に屈撓し、その後端の係合用突起(14)は、環溝 (6)より外れ、プラグ(1)を、引き抜くことができる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
上記のロック筒およびばね筒は、通常かなり小寸(たとえば、ばね筒の外径は 8mm、厚さは0.2mm程度)であり、従来は、これを、パイプを切削加工して製作し ていたので、甚だ手間がかかって、生産能率が悪く、高価となった。
【0014】 また、切削し易いように、素材としては、通常、挽物用の燐青銅が使用されて いるので、弾性に乏しくて、永久変形を起こし易く、しかも摩耗し易くて、耐久 性にも問題があった。因みに従来のコネクタの繰返し着脱回数は、2,000回位が 限度であった。 本考案は、上述の課題に鑑み、耐久性の高いロック金具付マイクロコネクタを 提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
プラグとソケットの結合部の対向面に、それぞれ筒状嵌合部を形成し、プラグ とソケットを結合したとき、各嵌合部の対向端同士が相互に嵌合し、かつ一方の 筒状嵌合部に設けた、径方向に突出するとともに、径方向の弾性力が付与された 係合用突起を、他方の筒状嵌合部に設けた径方向に凹入する係合凹部に、抜き外 し自在に係合しうるようにした、マイクロコネクタにおいて、 前記筒状嵌合部を周方向に展開させた状態の板材より、前記筒状嵌合部の径方 向に突出もしくは凹入する係合部を型押しし、かつ筒状嵌合部を、合成樹脂の本 体もしくは基体へ、インサート成形により固定するための窓孔を型抜きするとと もに、筒状嵌合部を周方向に展開させた形状の外形に型抜きしてなる板材を、周 方向に丸めて形成したロック筒並びにばね筒を、それぞれ、ソケットにおける基 体、並びにプラグにおける本体と一体成形したことにより上述の課題の解決を図 ったものである。
【0016】
【作用】
ロック筒およびばね筒は、板材を、型押し加工、型抜き加工、並びに丸め加工 することにより製作されるので、それらに適した、強度と弾性の大きい素材を、 自由に選択して使用することができる。 従って、耐久性が著しく大きく、性能の良好なロック筒およびばね筒を、迅速 かつ安価に製作することができ、耐久性の高いロック金具付マイクロコネクタを 安価に提供しうる。 また、加工材料を連続した帯板材として、連続自動加工することができるので 、能率的かつ安価に製造しうる。
【0017】
【実施例】
図1および図2は、それぞれ、本考案に適用される1組のロック金具における ロック筒とばね筒の一例を示す。 図2は、図1に示すロック金具の製造工程を模式的に示す。 図4および図5は、上記1組のロック金具をもって構成された本考案の一実施 例を示すロック金具付マイクロコネクタである。 各図において、前記従来のコネクタと同一の各部には、同一の符号を付して、 その説明を省略する。
【0018】 ソケット(2)の基体(3)には、図1に示すような、上記ロック筒(5)に相当す るロック筒(21)の後部が嵌合されている。 ロック筒(21)の前端内面には、円周方向の両端がロック筒(21)と連なり、かつ 軸線方向の両端がロック筒(21)より切り離された、円周方向の複数の係合凹部(2 2)が、押圧加工によって付設されている。
【0019】 ロック筒(21)の前端面より、プラグ(1)の嵌合筒(8)に設けた位置決め突条( 図示省略)が嵌合しうる、軸線方向の位置決め溝(23)が切設されている。 なお(24)は、ロック筒(21)をソケット(2)にインサート成形により組み込む際 、合成樹脂が嵌入して、強固に一体に固着させるための窓孔である。
【0020】 このロック筒(21)は、図3に示す如く、筒の軸線方向の長さより大きな幅をも つ、所望の材質の帯板(A)を、順送りプレス装置による型押し加工により、連続 的に製作される。 例えば、半抜き加工で係合凹部(22)を、抜き加工で位置決め溝(23)と窓孔(24) を型抜きし、連続加工用のブリッジ(B)を残して、ロック筒(21)の伸展外形を抜 き加工し、その際、筒の周方向の両端に、突片(25)と切欠溝(26)を切設し、かつ 型押しによる丸め加工により筒状として、図1の如く突片(25)と切欠溝(26)を係 合させたものである。
【0021】 プラグ(1)の本体(7)には、上記ばね筒(11)より長寸の、図2に示すようなば ね筒(27)の前部が嵌合されている。
【0022】 ばね筒(27)の後部における、上記ばね片(13)に相当するばね片(28)の軸線方向 の中央部には、前記傾斜部(13a)と同様の傾斜部(28a)が設けられている。 ばね筒(27)の後端には、円周方向の両端がばね片(28)に連なり、かつ前端がば ね片(28)に連なり、かつ前端がばね片(28)より切り離された、前外方に傾斜する 係合用突起(29)が切り起こされている。
【0023】 ばね筒(27)の前部要所には、上記ロック筒(21)と同様に、窓孔(24)が切設され ている。 このばね筒(27)も、図3に示すロック筒(21)と同様の加工工程をもって作られ る。 すなわち、例えば、所望の材質の帯板を、順送りプレス装置により、係合用突 起(29)を、半抜き型押加工で成形するとともに、展開されたばね筒(27)の外形を 、型抜き加工して、ばね片(28)と窓孔(24)を形成する。
【0024】 また、型抜き加工と同時に型押しして、ばね片(28)に傾斜部(28a)を形成させ る。 前記外形を型抜きする際、周方向の両端に突片(25)と切欠溝(26)を設けて型抜 きし、その後、丸め加工により筒状として、突片(25)と切欠溝(26)を係合させる 。
【0025】
【考案の効果】 本考案によると、以下に示すような効果を奏することができる。 (a) ロック金具は、板材をプレス加工と丸め加工することにより製作されて いるので、強度と弾性が大きい。
【0026】 (b) ロック金具に適した素材を、自由に選択して製作することができるので 、信頼性の高いマイクロコネクタを提供できる。
【0027】 (c) ロック金具は、耐久性の著しく大きい(繰返着脱回数10.000回以上)性能 の良好なものを、迅速かつ安価に製作することができるので、耐久性の高いマイ クロコネクタを安価に提供できる。
【0028】 (d) ロック金具は、著しく小型であるため、従来の切削加工によるロック金 具には、設けることが困難であった固定用の窓孔を、ロック部の凹凸や外形の型 抜きと同様に、プレス加工によって簡単に穿設し、この窓孔を介して、マイクロ コネクタにロック金具を、インサート成形により、強固に組み込むことができ、 このようにして作られたロック金具付マイクロコネクタは丈夫である。
【0029】 (e) ロック金具は、型押し成形によるものであり、かつ、原材料として帯板 を使用できるので、順送プレス加工法が利用でき、製造工程の自動化が容易とな る。従って、このようにして製造されたロック金具付マイクロコネクタは、安価 なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロック金具のロック筒の斜視図で
ある。
【図2】同じくばね筒の斜視図である。
【図3】本考案に係るロック金具の加工工程を模式的に
示す斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示すロック金具付マイクロ
コネクタの一部切欠正面図である。
【図5】同じく結合時の一部切欠正面図である。
【図6】従来のマイクロコネクタの一部切欠正面図であ
る。
【図7】同じく結合時の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
(1)プラグ (2)ソケット (3)基体 (4)端子 (5)ロック筒 (6)環溝 (7)本体 (8)嵌合筒 (9)ピン (10)ケーブル (11)ばね筒 (12)環状部 (13)ばね片 (13a)傾斜部 (14)係合用突起 (15)摺動筒 (15a)縮径部 (21)ロック筒 (22)係合凹部 (23)位置決め
溝 (24)窓孔 (25)突片 (26)切欠溝 (27)ばね筒 (28)ばね片 (28a)傾斜部 (29)係合用突起 (A)帯板 (B)ブリッジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグとソケットの結合部の対向面に、
    それぞれ筒状嵌合部を形成し、プラグとソケットを結合
    したとき、各嵌合部の対向端同士が相互に嵌合し、かつ
    一方の筒状嵌合部に設けた、径方向に突出するととも
    に、径方向の弾性力が付与された係合用突起を、他方の
    筒状嵌合部に設けた径方向に凹入する係合凹部に、抜き
    外し自在に係合しうるようにした、マイクロコネクタに
    おいて、 前記筒状嵌合部を周方向に展開させた状態の板材より、
    前記筒状嵌合部の径方向に突出もしくは凹入する係合部
    を型押しし、かつ筒状嵌合部を、合成樹脂の本体もしく
    は基体へ、インサート成形により固定するための窓孔を
    型抜きするとともに、筒状嵌合部を周方向に展開させた
    形状の外形に型抜きしてなる板材を、周方向に丸めて形
    成したロック筒並びにばね筒を、それぞれ、ソケットに
    おける基体、並びにプラグにおける本体と一体成形して
    なるロック金具付マイクロコネクタ。
JP2033593U 1993-04-20 1993-04-20 ロック金具付マイクロコネクタ Pending JPH0636281U (ja)

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