JPH0636160A - 煙感知装置 - Google Patents

煙感知装置

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JPH0636160A
JPH0636160A JP21466992A JP21466992A JPH0636160A JP H0636160 A JPH0636160 A JP H0636160A JP 21466992 A JP21466992 A JP 21466992A JP 21466992 A JP21466992 A JP 21466992A JP H0636160 A JPH0636160 A JP H0636160A
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幹夫 望月
Hideo Ito
英雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙感知装置の感度調整作業が容易であり、し
かも感度調整作業を短時間で終了することができる煙感
知装置を提供することを目的とするものである。 【構成】 煙室に第1の気体が充満しているときにおけ
るA/D変換回路の出力データを第1の較正データとし
てメモリが記憶し、煙室に第2の気体が充満していると
きにおけるA/D変換回路の出力データを第2の較正デ
ータとしてメモリが記憶し、第1の較正データと第2の
較正データとA/D変換回路の出力データとに基づい
て、A/D変換回路の出力データに対応する適正煙濃度
を煙濃度表示装置に表示するために必要な出力データを
演算手段が演算するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の試料ガスを煙室
内に取り込んで感度特性を較正する高感度な煙式火災感
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の試料ガスを煙室内に取り込んで煙
感知器の感度特性を較正する場合、従来は、酸素ガス、
フロン12(CCl22 )ガス等のように、分子量の
大きく異なる2種類の純粋ガスを交互に煙室に通し、発
光ランプで発生した光がその試料ガスの分子によって散
乱し、この散乱光を受光素子が捕らえることを利用し
て、煙感知器の感度特性を較正している。
【0003】つまり、純粋ガスは濃度的に安定してお
り、或る純粋ガスに着目すると、この純粋ガスを煙室に
取り込み、その純粋ガスを煙として検出すると、或る煙
濃度の値が出力され、しかもその出力される煙濃度の値
は非常に小さいものである。つまり或る純粋ガスと煙濃
度とが対応し、しかもその煙濃度が非常に小さいので、
これを利用すれば、高感度な煙感知器の感度特性を較正
することができる。
【0004】図5は、従来の煙感知器の要部を示す回路
図である。
【0005】この従来例は、図示しないキセノンランプ
で発光し、このキセノンランプで発生した光が散乱した
後に、その散乱光を受光素子81が受け、この受光素子
81の出力信号のピーク値をピークホールド回路84が
保持し、このピーク値から所定値を減算回路85が差し
引いたデータを、信号出力回路87を介して受信機に送
るものである。また、ゲイン調整用可変抵抗83は、増
幅器82のゲインを調整するものであり、減算回路85
中のオフセット量調整用可変抵抗86は、上記ピーク値
から差し引くべき上記所定値を調整する抵抗である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は、上記従来例に
おける煙濃度と、信号出力回路87が出力する電流の値
との関係を示す図である。
【0007】この図6は、1気圧、常温において、純粋
な酸素ガス、フロン12ガスを交互に、煙室に取り込ん
だときにおける濃度に対する信号出力回路87の出力電
流の値を示すものである。図6中、特性C1は、煙感知
器の感度調整を行っていない場合の特性であり、特性C
3は、感度調整が終了した場合の特性である。つまり、
酸素ガスを使用したときにおける信号出力回路87の出
力電流がI1になり、フロン12を使用したときにおけ
る信号出力回路87の出力電流がI2になるように、ゲ
イン調整用可変抵抗83とオフセット量調整用可変抵抗
86とを調整するようにし、特性C3は、酸素ガスを使
用したときにおける信号出力回路87の出力電流がI1
になり、フロン12を使用したときにおける信号出力回
路87の出力電流がI2になる特性である。
【0008】煙感知器の感度調整を行うには、特性C1
の傾斜の調整と平行移動とを行う。実際には、電流計等
を見ながら煙感知器の出力を調整するが、まず、フロン
12ガスを取り込み、ゲイン調整用可変抵抗83を操作
することによって、信号出力回路87の出力がI2と一
致するように特性C1の傾斜を調整して、特性C21を
得る。次に、酸素ガスを取り込みオフセット量調整用可
変抵抗86を操作することによって、信号出力回路87
の出力がI1と一致するように特性C21を平行移動し
て特性C22を得る。そして再びフロン12ガスを取り
込み、ゲイン調整用可変抵抗83を操作することによっ
て、出力がI2と一致するように特性C22の傾斜を調
整して特性C23を得る。以下、特性がC3に一致する
までこの操作を繰り返す。
【0009】このように、特性C1からC3に変化させ
るときに、一方の出力データがI1に一致するようにオ
フセット量調整用可変抵抗86を調整すると(平行移動
すると)、他方のデータがI2と一致していないので、
特性C3を求めることができず、次に、他方の出力デー
タがI2に一致するようにこの傾斜を調整するために、
ゲイン調整用可変抵抗83を調整すると、一方の出力デ
ータがI1と一致が保てずずれるので、特性C3を正確
に求めることができない。したがって、特性を2回求め
る調整作業(酸素ガス、フロン12ガスをそれぞれ1回
づつ使用する動作を)を実行すれば、感度調整が終了す
る訳ではない。
【0010】もちろん、これらの操作を繰り返す過程
で、次第に、特性C3近づくが、そのためには、特性を
多数回、求める必要があり、その度に、ガスを100%
置換する必要があり、そのガス置換作業が容易ではない
とともに煩雑である。このために、上記従来装置におい
ては、煙感知器の感度調整作業が煩雑であり、しかも感
度調整作業に長時間を要するという問題がある。
【0011】本発明は、煙感知器の感度調整作業が容易
であり、しかも感度調整作業を短時間で終了できる煙感
知装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光ランプか
らの光を受光素子が受け、受光素子の出力信号をA/D
変換回路がデジタル信号に変換し、A/D変換回路の出
力データに基づいて演算手段が演算し、演算手段の出力
に基づく信号を信号出力回路が受信機に送出し、煙濃度
表示装置を受信機が備え、煙室に第1の気体が充満して
いるときにおけるA/D変換回路の出力データを第1の
較正データとしてメモリが記憶し、煙室に第2の気体が
充満しているときにおけるA/D変換回路の出力データ
を第2の較正データとしてメモリが記憶し、上記演算手
段は、第1の較正データと第2の較正データとA/D変
換回路の出力データとに基づいて、A/D変換回路の出
力データに対応する適正煙濃度を煙濃度表示装置に表示
するために必要な出力データを演算するものである。
【0013】
【作用】本発明は、煙室に第1の気体が充満していると
きにおけるA/D変換回路の出力データを第1の較正デ
ータとしてメモリが記憶し、煙室に第2の気体が充満し
ているときにおけるA/D変換回路の出力データを第2
の較正データとしてメモリが記憶し、演算手段は、第1
の較正データと第2の較正データとA/D変換回路の出
力データとに基づいて、A/D変換回路の出力データに
対応する適正煙濃度を煙濃度表示装置に表示するために
必要な出力データを演算するので、煙感知装置の感度を
調整する場合、第1の気体、第2の気体をそれぞれ1回
づつ使用するだけでその調整作業が終了するので、煙感
知装置の感度調整作業が容易であり、しかも感度調整作
業を短時間で終了することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0015】この実施例の煙感知器1において、煙室3
0内にキセノンランプ10と受光素子20とが設けら
れ、キセノンランプ10と受光素子20とは遮光板34
によって隔てられている。そして、キセノンランプ10
が発光し、その光が煙室30内の煙で散乱し、受光素子
20に到達するようになっている。
【0016】キセノンランプ10は、発光に必要な高電
圧を高電圧発生回路12から供給され、トリガ回路11
から供給されるトリガ信号によってその発光タイミング
が制御される。トリガ回路11は、制御回路50から供
給される制御信号に基づいてトリガ信号を発生する。
【0017】煙室30は、煙感知器1が設けられている
雰囲気を煙室30に導くサンプリングパイプ31と、煙
室30の空気を煙感知器1の外に導くパイプ32とに接
続され、パイプ32内には吸引ファン33が設けられて
いる。
【0018】増幅器40は、受光素子20の出力信号を
増幅するものであり、ゲイン切換回路41によってその
ゲインが制御され、ピークホールド回路42は、増幅器
40の出力信号のピークを保持する回路であり、A/D
変換回路43は、ピークホールド回路42が出力するア
ナログ信号をデジタル信号に変換する回路である。
【0019】制御回路50は、マイクロコンピュータ等
で構成され、煙感知器1の全体を制御するとともに、A
/D変換回路43からのデジタル信号に基づいて、現在
における煙室30内の煙濃度を判断するものである。
【0020】ROM60は、図2に示すフローチャート
のプログラムを格納するものである。EEPROM61
は、たとえば1気圧、常温において、酸素の純粋ガスを
煙室30に吸引したときにおけるA/D変換回路43の
出力データを第1の較正データとして格納し、フロン1
2の純粋ガスを煙室30に吸引したときにおけるA/D
変換回路43の出力データを第2の較正データとして格
納するROMである。RAM64は、作業用のメモリで
ある。
【0021】D/A変換回路71は、信号出力回路7
2、コネクタCを介して受信機2に信号を送るために、
制御回路50が出力したデジタル信号をアナログ信号に
変換する回路である。受信機2は、煙濃度を表示する煙
濃度表示装置2d(図4に示してある)を備えている。
【0022】較正用確認灯回路74は、煙感知器1の感
度を調整しているときに、その調整が行われていること
を示す回路である。
【0023】スイッチSW1、SW2は、煙感知器1の
感度を較正するときに使用するガスの種類に応じて動作
させるロック式スイッチであり、スイッチSW3は、煙
感知器1の感度を較正するときに5秒以上オンさせるノ
ンロック式スイッチである。
【0024】なお、メモリ較正用基準ガスの検出値記憶
用EEPROM61は、煙室に第1の気体が充満してい
るときにおけるA/D変換回路の出力データを第1の較
正データとして記憶し、煙室に第2の気体が充満してい
るときにおけるA/D変換回路の出力データを第2の較
正データとして記憶するメモリの例である。また、EE
PROM61は電気的に書換え可能な不揮発性メモリで
ある。
【0025】制御回路50とROM60とは、A/D変
換回路の出力データに基づいて所定の演算を行う演算手
段の例であり、この演算手段は、第1の較正データと第
2の較正データとA/D変換回路の出力データとに基づ
いて、A/D変換回路の出力データに対応する適正煙濃
度を煙濃度表示装置に表示するために必要な出力データ
を演算する手段である。
【0026】より具体的には、上記演算手段は、第1の
較正データをx1とし、第2の較正データをx2とし、A/
D変換回路の現在の出力データをx とし、第1の気体に
対応する煙濃度を煙濃度表示装置に表示するために必要
な出力データをy1とし、第2の気体に対応する煙濃度を
煙濃度表示装置に表示するために必要な出力データをy2
とし、A/D変換回路の出力データに対応する適正煙濃
度を煙濃度表示装置に表示するために必要な出力データ
をy としたときに、y ={(y2−y1)/(x2-x1)}・x+(y1・x2
-y2・x1)/(x2-x1) を演算することによって、出力データ
y を演算するものである。
【0027】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0028】図2は、上記実施例の動作を示すフローチ
ャートである。このフローチャートにおいて、S11〜
S23が煙感知器1の感度を調整する準備動作であり、
S1〜S4が感度調整を含む煙感知動作である。
【0029】まず、感度調整の準備動作について説明す
る。
【0030】煙感知器1の感度調整を実行する前に、1
気圧、常温において、サンプリングパイプ31を介して
純粋酸素を煙室30に充満させながら、スイッチSW1
をオンし、スイッチSW2をオフしておき、感度調整指
令用のスイッチSW3を5秒以上オンする。このように
して、感度調整指令用のスイッチSW3が5秒以上オン
されると(S11)、較正用確認灯回路74の確認灯を
1秒間、点灯し、これから感度調整動作を行うことを知
らせる(S12)。このときに、スイッチSW1がオン
で、スイッチSW2がオフであるので(S13、1
4)、純粋酸素が煙室30に充満した状態で、受光素子
20の出力信号が増幅され、この増幅された信号のピー
ク値がピークホールド回路42に保持され、このピーク
値がA/D変換回路43によってデジタルデータに変換
され、この変換された出力データが第1の較正データx1
としてEEPROM61に記憶され(S15)、後述の
煙感知動作(S1〜S4)を実行する。
【0031】そして、上記純粋酸素ガスをパイプ32か
ら排出すると共に、1気圧、常温において、サンプリン
グパイプ31を介して純粋フロン12(F12)を煙室
30に充満させ、スイッチSW1をオフし、スイッチS
W2をオンしておき、感度調整指令用のスイッチSW3
を5秒以上オンする。このようにして、感度調整指令用
のスイッチSW3が5秒以上オンされると(S11)、
較正用確認灯回路74の確認灯を1秒間、点灯し、これ
から感度調整動作を行うことを知らせる(S12)。こ
のときに、スイッチSW1がオフで、スイッチSW2が
オンであるので(S13、21)、純粋フロン12が煙
室30に充満した状態で、受光素子20の出力信号が増
幅回路40で増幅され、この増幅された信号のピーク値
がピークホールド回路42に保持され、このピーク値が
A/D変換回路43によってデジタルデータに変換さ
れ、この変換された出力データが第2の較正データx2
してEEPROM61に記憶され(S22)、後述の煙
感知動作(S1〜S4)を実行する。なお、スイッチS
W1、SW2がともにオンであれば、EEPROM61
に記憶されているデータのうち、較正データ以外のデー
タをクリアする(S23)。
【0032】次に、感度調整を含む煙濃度検出動作すな
わち煙感知動作について説明する。
【0033】上記のようにして感度調整の準備動作が終
了すると、EEPROM61から第1の較正データx1
第2の較正データx2が読み出され(S1)、現在の検出
データ(A/D変換回路43の現在の出力データ)x を
取り込む(S2)。そして、第1の較正データx1、第2
の較正データx2、現在の検出データx 、データx1に対応
する出力データy1、データx2に対応する出力データy2
基づいて、現在の出力データx に対応する適正煙濃度を
煙濃度表示装置2dに表示するために必要なD/A変換
回路71への出力データy を、制御装置50とROM6
0とが演算すなわち感度調整する(S3)。
【0034】なお、出力データy1は、酸素ガス(第1の
気体)に対応する煙濃度(約0.005%/m)を、受
信機2の煙濃度表示装置2dに表示するために必要なD
/A変換回路71への出力データであり、予め計算さ
れ、ROM60に記憶されている。出力データy2は、フ
ロン12ガス(第2の気体)に対応する煙濃度(約0.
035%/m)を煙濃度表示装置2dに表示するために
必要なD/A変換回路71への出力データであり、予め
計算され、ROM60に記憶されている。つまり、酸素
ガスの濃度は約0.005%/mであるので、酸素ガス
を煙室30に注入した場合には、図4(1)に示すよう
に、煙濃度表示装置2dにおいて「OK」の部分のみが
点灯され、フロン12ガスの濃度は約0.035%/m
であるので、酸素ガスを煙室30に注入した場合には、
図4(2)に示すように、煙濃度表示装置2dにおいて
「OK」、「0.01」、「0.02」、「0.03」
の部分が点灯される。
【0035】すなわち、現在の出力データx に対応する
適正煙濃度を煙濃度表示装置2dに表示するために必要
なD/A変換回路71への出力データを、制御装置50
とROM60とが演算する場合、これから求めようとす
る特性は、一般的には、図3に示すように、式y=ax+bで
表され、この一般式「y=ax+b」が式「y ={(y2−y1)/(x
2-x1)}・x+(y1・x2-y2・x1)/(x2-x1) 」であることを以
下、説明する。
【0036】図3から、 y1=ax1+b、 y2=ax2+b であり、この2つの式に基づいて連立方程式を解くと、 a={(y2−y1)/(x2-x1)}、 b=(y1・x2-y2・x1)/(x2-x1) である。したがって、a、b を一般式に代入すると、 y=ax+b= {(y2−y1)/(x2-x1)}・x+(y1・x2-y2・x1)/(x2-
x1) になる。このようにして求められた出力データy をD/
A変換回路71に供給すると、D/A変換回路71がそ
の出力データy をアナログ信号に変換し、信号出力回路
72が受信機2に送り、A/D変換回路43の現在の出
力データx に対応する適正煙濃度が煙濃度表示装置2d
に表示される。たとえば、現在の煙濃度が0.06%/
mであれば、図4(3)に示されるように、「OK」、
「0.01」〜「0.06」の部分が点灯される。
【0037】上記実施例においては、純粋ガスとして、
酸素ガスとフロン12ガスとを使用したが、これら以外
の純粋ガスを使用してもよく、3種類以上の純粋ガスを
使用してもよい。また、上記実施例は、キセノンランプ
を使用する場合について説明したが、キセノンランプ以
外の発光ランプを使用してもよい。
【0038】また、上記実施例では、受信機2にアナロ
グ信号を送出するようにしているが、パルスコード等の
デジタル信号で送出するようにしてもよい。上記実施例
では、第1および第2較正データを記憶するEEPRO
M61等のメモリと演算手段とを煙感知器側に設けた
が、これらの一方または双方を受信機2側または図示し
ない中継器側に設けてもよい。
【0039】さらに、上記実施例では、煙濃度表示装置
2dを受信機2側に設けたが煙感知器1に設けるように
してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、煙室に第1の気体が充
満しているときにおけるA/D変換回路の出力データを
第1の較正データとしてメモリが記憶し、煙室に第2の
気体が充満しているときにおけるA/D変換回路の出力
データを第2の較正データとしてメモリが記憶し、演算
手段は、第1の較正データと第2の較正データとA/D
変換回路の出力データとに基づいて、A/D変換回路の
出力データに対応する適正煙濃度を煙濃度表示装置に表
示するために必要な出力データを演算するので、煙感知
装置の感度を調整する場合、第1の気体、第2の気体を
それぞれ1回づつ使用するだけでその調整作業が終了
し、煙感知装置の感度調整作業が容易であり、しかも感
度調整作業を短時間で終了することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】上記実施例におけるA/D変換回路43の出力
データと、D/A変換回路71への出力データとの関係
を示す図である。
【図4】上記実施例に接続される受信機に設けられた煙
濃度表示装置2dを示す図である。
【図5】従来の煙感知器の要部を示す回路図である。
【図6】上記従来例における煙濃度と、信号出力回路8
7が出力する電流の値との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…煙感知器、 2…受信機、 2d…煙濃度表示装置、 10…キセノンランプ、 11…トリガ回路、 20…受光素子、 30…煙室、 40…増幅回路、 41…ゲイン切り換え回路、 50…制御回路、 60…ROM、 61…較正用基準ガスの検出値記憶用EEPROM、 74…較正用確認灯回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ランプと、この発光ランプからの光
    を受ける受光素子とを具備する煙室と;上記受光素子の
    出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と;
    このA/D変換回路の出力データに基づいて所定の演算
    を行う演算手段と;煙濃度を表示する煙濃度表示装置
    に、上記演算手段の出力信号を送出する信号出力回路
    と;上記煙室に第1の気体が充満しているときにおける
    上記A/D変換回路の出力データを第1の較正データと
    して記憶し、上記煙室に第2の気体が充満しているとき
    における上記A/D変換回路の出力データを第2の較正
    データとして記憶するメモリと;を有し、 上記演算手段は、上記第1の較正データと上記第2の較
    正データと上記A/D変換回路の出力データとに基づい
    て、上記A/D変換回路の出力データに対応する適正煙
    濃度を上記煙濃度表示装置に表示するために必要な出力
    データを演算する手段であることを特徴とする煙感知装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1の較正データをx1とし、上記第2の較正データ
    をx2とし、上記A/D変換回路の出力データをx とし、
    上記第1の気体に対応する煙濃度を上記煙濃度表示装置
    に表示するために必要な出力データをy1とし、上記第2
    の気体に対応する煙濃度を上記煙濃度表示装置に表示す
    るために必要な出力データをy2とし、上記A/D変換回
    路の出力データに対応する適正煙濃度を上記煙濃度表示
    装置に表示するために必要な上記D/A変換回路への出
    力データをy としたときに、上記演算手段は、 y ={(y2−y1)/(x2-x1)}・x+(y1・x2-y2・x1)/(x2-x1) を演算することによって、上記D/A変換回路への出力
    データy を演算するものであることを特徴とする煙感知
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記出力データy1と上記出力データy2とを所定の記憶手
    段に記憶することを特徴とする煙感知装置。
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