JPH0635913Y2 - 船外推進機の冷却水取入れ装置 - Google Patents

船外推進機の冷却水取入れ装置

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JPH0635913Y2
JPH0635913Y2 JP4077190U JP4077190U JPH0635913Y2 JP H0635913 Y2 JPH0635913 Y2 JP H0635913Y2 JP 4077190 U JP4077190 U JP 4077190U JP 4077190 U JP4077190 U JP 4077190U JP H0635913 Y2 JPH0635913 Y2 JP H0635913Y2
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JP
Japan
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cooling water
filter
water intake
intake port
lid
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JP4077190U
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JPH03130796U (ja
Inventor
裕治 橋本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、外部の海水冷却水(清水を含む)を取り入
れて船内或いはその他の機関へ冷却水を導くための冷却
水取入れ装置に関するものである。
従来の技術 海水冷却水で機関を冷却する船内外機等においては、船
外に配置された推進機の浸水部分に冷却水取入口を開口
し、この冷却水取入口からその推進機の冷却水通路を通
って機関側へ導くようにしている。この場合、第5図で
示すように、冷却水取入口(31)は、冷却水の取入れを
効率よく行なうため、その推進機の前端部寄りの左右側
壁面に形成されるが、航走時に水中に浮遊するビニール
シートのようなものが付着してこの取入口(31)を覆う
場合があり、このような場合を想定して、この取入口
(31)よりも下方に第2の予備的な取入口(32)を設け
ている。そして、取り入れた海水中のゴミやその他の夾
雑物が機関側に入り込むのを防止するため、フィルター
を設けることが必要となるが、従来においては、このフ
ィルターの取付け位置として、機関の入口部に設けたも
のと、前記第1の取入口(31)を覆う蓋をフィルターに
形成したもの(実開昭59−195094号公報参照)とがあ
る。
考案が解決しようとする課題 上記従来の構造において、第1の取入口(31)を蓋兼用
のフィルターで覆ったものでは、第2の取入口(32)か
ら入った冷却水がフィルターを通らないで機関側に供給
されるため、このような構造では、上記第2の取入口
(32)を設けることができず、その結果、上記のよう
に、ビニール等が取入口を塞ぐと機関のオーバーヒート
を生じる虞れがあるという欠点がある。他方、機関の入
口部分にフィルターを設けたものにおいては、第2の取
入口(32)から入ったものもフィルターを通過すること
になるが、各取入口(31)(32)からフィルターまでの
間に夾雑物が詰まり、同様に機関側に冷却水が供給され
ない場合を生ずるという欠点がある。
この考案は、これら従来の欠点を解消することを目的と
してなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、推進機ケー
スの左右側面に相対向する一対の第1の冷却水取入口を
形成し、かつ、これら第1の冷却水取入口より下方に第
2の冷却水取入口を形成した船外推進機において、上記
第1の冷却水取入口内側にフィルターを設置して開口部
を備えた蓋で覆うとともに、これら第1・第2の冷却水
取入口から取り入れた冷却水を上記フィルターを経由し
て冷却部へ導く冷却水通路を形成したことを特徴とす
る。
作用 上記この考案の構成によれば、第1の冷却水取入口から
入った冷却水及び第2の冷却水取入口から入った冷却水
は、共に第1の取入口内側に設けたフィルターを通って
機関側に供給されることになる。
実施例 第4図は、この考案の実施例における船外推進機を側面
から見たもので、プロペラ(1)を備えた船外推進機
(2)は、船体(8)のトランサムへ固定されている。
この船外推進機(2)の浸水部におけるケース(3)の
前端部近傍において、そのケース(3)の左右側面に、
その側面から見て略正方形状の第1の冷却水取入口
(4)が形成され、この冷却水取入口(4)が、スリッ
ト状の開口(5)を備えた蓋(6)で覆われている。更
に、この第1の冷却水取入口(4)の下方に、そのケー
ス(3)に対して略下向きに開口する第2の冷却水取入
口(7)が形成され、この第2の冷却水取入口(7)よ
り入った冷却水を、垂直方向の冷却水導入通路(9)か
ら、前記第1の冷却水取入口(4)内方を通り、その第
1の冷却水取入口(4)より入った冷却水と合流して、
推進機(2)内に形成した冷却水供給通路(10)より、
船内の機関へ供給するようにしている。
第1図及び第2図は、上記第1の冷却水取入口(4)
(4)内部の構造を示したもので、これら第1の冷却水
取入口(4)(4)は、略同断面のまま互いに貫通し、
その貫通方向の略中央部の前後の側壁に、縦方向のリブ
(12)(12)を設けるとともに、このリブ(12)の上下
方向の中間部に膨出部(13)を形成して、この膨出部
(13)に螺子穴(14)を形成している。(15)は、筒状
に形成されたこの考案のフィルターであり、このフィル
ター(15)が、前記第1の冷却水取入口(4)(4)間
の中間部において、その上端開放部が、上部側の冷却水
供給通路(10)の入口(16)へ連通するようにして設置
され、他方、このフィルター(15)の下端は、そのフィ
ルター(15)の外形よりも大きい円盤状の底蓋(16)で
塞がれている。
上記第1の冷却水取入口(4)(4)を塞ぐ蓋板(6)
(6)は、第1図で示すように、その外側面が、前記推
進機ケース(3)の外表面に連続するような流線型に形
成されるが、その内側面の中央に、第3図のように、縦
方向に貫通する溝状の凹部(18)が形成されるととも
に、この凹部(18)の上端と下端部分に、それぞれ半円
型の溝(19)(19)を形成している。この蓋(6)は、
ゴムその他の柔軟性を備えた弾性体からなるもので、前
記凹部(18)を挟む前後方向の両端部に、それぞれ板状
の芯金(20)(20)を内装しており、この芯金(20)
(20)の中央部を貫通して、ボルト穴(21)が形成され
ている。
これらの蓋(6)(6)は、第1図のように、両第1の
冷却水取入口(4)(4)を塞ぐよう、ケース(3)の
側方からこれらの取入口(4)(4)へ嵌合して取り付
けられるが、その際、蓋(6)上端の半円型溝(19)
が、前記フィルター(15)上端外周のリング(22)を、
下側の溝(19)が、下端の底蓋(16)外周面に嵌合する
ような状態となり、両蓋板(6)(6)で、これらのリ
ング(22)及び底蓋(16)を左右から挾持して、フィル
ター(15)を保持する。この場合、蓋(6)がゴムその
他の弾性体からなることから、フィルター(15)へ密着
して、フィルター(15)をガタつくことなく保持する。
そして、蓋(6)のボルト穴(21)へ、それぞれ外方か
ら差し込んだボルト(23)先端を、前記膨出部(12)の
螺子穴(14)へ螺じ込んで、これら蓋(6)(6)が固
定される。
その際、フィルター(15)の外周には空間(24)が形成
され、この空間(24)が、前記第2の冷却水取入口
(7)からの導入通路(9)に連通している。第2図で
示すように、フィルター(15)の下端は底蓋(16)で塞
がれているから、導入通路(9)からの冷却水は、常
に、この空間(24)から、フィルター(15)の外周より
その内側に抜けて、冷却水供給通路(10)側に供給され
る。勿論、第1の冷却水取入口(4)(4)から入った
冷却水も、フィルター(15)を抜けてその内側から冷却
水供給通路(10)側に入ることになる。即ち、これら第
1の冷却水取入口(4)及び第2の冷却水取入口(7)
からの冷却水は、何れもフィルター(15)を経由するよ
うな通路構成となっている。また、フィルター(15)の
交換若しくは清掃を行なう場合には、ボルト(23)を抜
いて蓋(6)(6)を取り外せば、フィルター(15)は
これらの蓋(6)(6)によって保持されているだけで
あるので、簡単に分解或いは組立てを行なうことができ
る。
考案の効果 以上のように、この考案によれば推進機ケースの側面に
設けた第1の冷却水取入口に加えて更に第2の冷却水取
入口をその下方に設けていることから、この第1の冷却
水取入口にビニール片等が付着した場合であっても、予
備的に第2の冷却水取入口より冷却水を取り入れられる
ため、機関の冷却不足を招くことがないという利点があ
り、しかも、これら第1の冷却水取入口と第2の冷却水
取入口から入った冷却水は、何れも第1の冷却水取入口
内側に設けたフィルターを経由して機関側に供給される
から、従来のように、第2の冷却水取入口から入ったゴ
ミその他の夾雑物が機関側に供給されるという不都合が
ない。しかも、ゴミ或いは夾雑物は、第1の冷却水取入
口内側でそのフィルターによって遮られるから、機関ま
での通路中にそれらが詰まるといった不都合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す第1の冷却水取入口
部分の横断面図、第2図は、第1図のA−A線で切断し
た要部縦断面図、第3図は、蓋を内側からみた斜視図、
第4図は、船外推進機の全体側面図、第5図は、従来例
を示す冷却水取入口部分の縦断面図である。 (2)…船外推進機、(3)…推進機ケース、 (4)…第1の冷却水取入口、 (5)…蓋の開口部、(6)…蓋、 (7)…第2の冷却水取入口、 (15)…フィルター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進機ケースの左右側面に相対向する一対
    の第1の冷却水取入口を形成し、かつ、これら第1の冷
    却水取入口より下方に第2の冷却水取入口を形成した船
    外推進機において、上記第1の冷却水取入口内側にフィ
    ルターを設置して開口部を備えた蓋で覆うとともに、こ
    れら第1・第2の冷却水取入口から取り入れた冷却水を
    上記フィルターを経由して冷却部へ導く冷却水通路を形
    成したことを特徴とする船外推進機の冷却水取入れ装
    置。
JP4077190U 1990-04-16 1990-04-16 船外推進機の冷却水取入れ装置 Expired - Lifetime JPH0635913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4077190U JPH0635913Y2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 船外推進機の冷却水取入れ装置

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JP4077190U JPH0635913Y2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 船外推進機の冷却水取入れ装置

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Publication Number Publication Date
JPH03130796U JPH03130796U (ja) 1991-12-27
JPH0635913Y2 true JPH0635913Y2 (ja) 1994-09-21

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JP4077190U Expired - Lifetime JPH0635913Y2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 船外推進機の冷却水取入れ装置

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