JPH0635753U - 粉粒体用ボール弁 - Google Patents

粉粒体用ボール弁

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JPH0635753U
JPH0635753U JP7814492U JP7814492U JPH0635753U JP H0635753 U JPH0635753 U JP H0635753U JP 7814492 U JP7814492 U JP 7814492U JP 7814492 U JP7814492 U JP 7814492U JP H0635753 U JPH0635753 U JP H0635753U
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JP
Japan
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outer end
seat retainer
end surface
seat
step portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7814492U
Other languages
English (en)
Inventor
健二 吉田
Original Assignee
北村バルブ製造株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボール弁におけるシートリテーナーの外側端
面と、これを保持するべく流路の壁面に形成された拡径
段部の外側端面との間の間隙内に、粉粒体が、流入して
付着堆積するのを、簡単な構成で防止する。 【構成】 シートリテーナー12の外側端面と、これを保
持するべく1次側流路2の壁面に形成された拡径段部10
の外側端面とのなす角度を、流路2の中心方向へ向かっ
て拡がるものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粉粒体、および粉粒体を含有する流体用に適するトラニオン型ボー ル弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉粒体用のトラニオン型ボール弁においては、流路壁面とシートリテーナーと の間に、粉粒体が付着して堆積して、シートリテーナーの弁体方向への摺動を、 困難もしくは不能とすることがある。
【0003】 このようなシートリテーナー付近への粉粒体の付着堆積を防止する手段として は、例えば実公平3-31887号に記載されているように、弁体の切換え直前または 切換え中に、粉粒体が付着するおそれのある部分に、圧力流体を送入するものが ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のものは、構造的に複雑であるとともに、圧力流体の送入のため の制御も面倒であり、かつ価格も高くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によると上記課題は、シートリテーナーの外側端面と、これを保持する べく流路の壁面に形成された拡径段部の外側端面とのなす角を、流路の中心方向 へ向かって拡がらせることにより、解決される。
【0006】
【作用】
シートリテーナーの外側端面と、これを保持する拡径段部の外側端面とのなす 角が、流路の中心方向へ向かって拡がっているので、流体の流れは円滑となり、 かつ流れる流体による上記両外端面間の間隙内の減圧は小さく、粉粒体が付着堆 積することはない。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の粉粒体用ボール弁の第1実施例を示す。
【0008】 このボール弁は、基本的には、一般のトラニオン型と同様であって、弁室(1) の一側に1次側流路(2)を、同じく他側に2次側流路(3)を有する弁筐(4)の弁 室(1)内に、球状弁体(5)が収容され、同弁体(5)は、弁室(1)の頂壁(6)を貫 通する弁軸(7)により回転させられる。
【0009】 1次側流路(2)および2次側流路(3)と弁室(1)との境界部には、それぞれ、 内面が弁体(1)に摺接する1次側、および2次側シート(8)(9)が取付けられて いることも、通常のボール弁と同様である。
【0010】 本考案は、前記1次側シート(8)の構成に特徴を有するものであり、これを、 拡大図である図2に基いて説明する。
【0011】 1次側シート(8)は、1次側流路(2)の壁面の弁室(1)と連なる個所に形成し た拡径段部(10)へ、流路方向に摺動自在として嵌設され、かつ内側端に弁体(5) に当接するシート(11)を有する円筒状のシートリテーナー(12)と、これを弁室( 1)の内方へ向かって弾性付勢するリング状皿ばね(13)とからなっている。
【0012】 皿ばね(13)の外周縁は、弁室(1)内に設けた受支段部(14)に係止され、同じく 内周縁は、シートリテーナー(12)の軸線方向の内側端に設けた大径フランジ(15) の外側面に係止している。
【0013】 シートリテーナー(12)の外側端面は、求心方向の内端が、内側方、すなわち弁 室(1)の方向を向く傾斜面(16)に形成され、かつ拡径段部(10)の軸線方向の外側 端面は、求心方向の内端が、外側方、すなわち弁室(1)の反対方向を向く傾斜面 (17)に形成されている。
【0014】 実験によれば、両傾斜面(16)(17)のなす角度を、30゜以上とするのが、合目的 的であることが分かった。
【0015】 図3に示すように、拡径段部(10)の外側端面を、軸線と直交する直交面(18)と し、代わりに、シートリテーナー(12)の外側端の傾斜面(16)を、30゜以上に傾斜 させてもよい。
【0016】 図4に示すように、皿ばね(13)の外周縁を、拡径段部(10)の外側端に設けた受 支段部(19)に係止し、同じく内周縁を、シートリテーナー(12)の外側端面に当接 させて、シートリテーナー(12)を内側方へ弾圧してもよい。この場合には、皿ば ね(13)と、拡径段部(10)の外側端の傾斜面(17)とのなす角度を、30゜以上とする 。
【0017】 従来のものでは、シートリテーナーの外側端面と、これを保持する拡径段部の 外側端面とは、ともに流路と直交する直交面となっていたため、流路を流れる流 体により、前記両外側端面間の間隙内は、減圧されるとともに、渦流が発生する こともあった。
【0018】 そのため、流体の流れは非円滑となり、流体中の粉粒体が、この間隙内へ進入 し易く、また一旦進入したものは、容易にそれから脱出することはなく、短期間 の中に、付着し、かつ堆積した。
【0019】 しかし本考案によると、上記間隙は、流路の中心方向へ向かって拡がるように 傾斜しているので、流体の流れは円滑になるとともに、減圧や渦流発生のおそれ は小さく、粉粒体がこの間隙内へ進入する可能性は小さく、また仮りに上記間隙 内へ進入したとしても、容易にこの間隙から脱出し、付着堆積するおそれは、ほ とんどなくなる。
【0020】
【考案の効果】
シートリテーナーの外側端面と、これを収容する拡径段部の外側端面との間隙 内へ、粉粒体が進入して付着堆積するおそれはほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】異なる実施例を示す、図2と同様の図である。
【図4】さらに異なる実施例を示す、図2と同様の図で
ある。
【符号の説明】
(1)弁室 (2)1次側流路 (3)2次側流路 (4)弁筐 (5)弁体 (6)頂壁 (7)弁軸 (8)1次側シート (9)2次側シート (10)拡径段部 (11)シート (12)シートリテー
ナー (13)皿ばね (14)受支段部 (15)大径フランジ (16)(17)傾斜面 (18)直交面 (19)受支段部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートリテーナーの外側端面と、これを
    保持するべく流路の壁面に形成された拡径段部の外側端
    面とのなす角を、流路の中心方向へ向かって拡がらせて
    なる粉粒体用ボール弁。
  2. 【請求項2】 シートリテーナーの外側端面と、これを
    保持するべく流路の壁面に形成された拡径段部の外側端
    面とのなす角を、流路の中心方向へ向かって30゜以上に
    拡がらせてなる粉粒体用ボール弁。
  3. 【請求項3】 シートリテーナーの外側端面に、これを
    内側方へ弾性付勢する皿ばねを設け、この皿ばねとシー
    トリテーナーを保持するべく流路の壁面に形成された拡
    径段部の外側端面とのなす角を、流路の中心方向へ向か
    って拡がらせてなる粉粒体用ボール弁。
  4. 【請求項4】 シートリテーナーの外側端面に、これを
    内側方へ弾性付勢する皿ばねを設け、この皿ばねと、シ
    ートリテーナーを保持するべく流路の壁面に形成された
    拡径段部の外側端面とのなす角を、流路の中心方向へ向
    かって30゜以上に拡がらせてなる粉粒体用ボール弁。
JP7814492U 1992-10-16 1992-10-16 粉粒体用ボール弁 Pending JPH0635753U (ja)

Priority Applications (2)

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JP7814492U JPH0635753U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 粉粒体用ボール弁
CN 93120512 CN1107952A (zh) 1992-10-16 1993-10-16 用于粉末和/或粒状材料的球阀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7814492U JPH0635753U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 粉粒体用ボール弁

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Publication Number Publication Date
JPH0635753U true JPH0635753U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13653699

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7814492U Pending JPH0635753U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 粉粒体用ボール弁

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JP (1) JPH0635753U (ja)
CN (1) CN1107952A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241943A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Tyco Flow Control Japan Kk ボールバルブ

Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101400930B (zh) * 2006-02-05 2012-05-30 宋永生 阀座
US8556226B2 (en) * 2006-05-15 2013-10-15 Yongsheng Song Valve with the device enhancing capability of its closure member and related seat ring to resist erosion

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JPS5199335A (ja) * 1975-02-28 1976-09-01 Hitachi Ltd Kyukeiben

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Publication number Publication date
CN1107952A (zh) 1995-09-06

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