JPH0635713U - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

油圧式オートテンショナ

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Publication number
JPH0635713U
JPH0635713U JP7229192U JP7229192U JPH0635713U JP H0635713 U JPH0635713 U JP H0635713U JP 7229192 U JP7229192 U JP 7229192U JP 7229192 U JP7229192 U JP 7229192U JP H0635713 U JPH0635713 U JP H0635713U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
retaining ring
plunger
ring groove
wear ring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7229192U
Other languages
English (en)
Inventor
久 早川
哲夫 石山
太一郎 古川
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0635713U publication Critical patent/JPH0635713U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの張力を一定に保持する油圧式オート
テンショナのコストの低減を図る。 【構成】 調圧スプリングに外方向への突出性が付与さ
れるロッド8に止め輪溝8bを形成する。止め輪溝8b
に取付けた止め輪17によってウェアリング10の軸方
向の位置決めを行ない、このウェアリング10に調圧ス
プリングの弾力を付与してロッド8をボディの外方向に
向けて押圧する。ロッド8は、止め輪溝8bの旋削後、
熱処理と心なし研削とを行なうコスト的に安い加工法を
採用して製作し、コストの安いコイル材が用いられるよ
うにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車エンジンのカム軸駆動用タイミングベルト等のベルトの張 力を一定に保持する油圧式オートテンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記油圧式オートテンショナとして、図2に示したものが従来から知られてい る。このオートテンショナは、筒状ボディ1を底付き外筒2とその内側に圧入さ れたスリーブ3とで形成し、そのスリーブ3内にプランジャ4を摺動自在に組込 んでボディ1の内部に圧力室5とリザーバ室6とを形成し、上記プランジャ4の 上面にロッド挿入孔7を設け、そのロッド挿入孔7に下端部が挿入されたロッド 8の上部をボディ1の開口部に取付けたオイルシール9にスライド自在に挿通し ている。
【0003】 また、ロッド8のボディ1内に位置する部分にウェアリング10を嵌合して軸 方向に位置決めし、そのウェアリング10とスリーブ3の上端間に調圧スプリン グ11を組込んでロッド8に外方向への突出性を付与している。
【0004】 さらに、圧力室5とリザーバ室6とをプランジャ4およびロッド8に形成した 通路12で連通し、その通路12の下端に設けたシート面13に対して接触・離 反可能なチェックボール14をリテーナ15で保持し、そのリテーナ15に端部 を当接したプランジャスプリング16によってプランジャ4を上方に押圧してい る。
【0005】 なお、チェックボール14の接触によって通路12を閉じるシート面13には 、円錐形のものや円弧状のものがある。
【0006】 上記の構成から成る油圧式のオートテンショナは、テンションローラを支持す る揺動自在のローラアームにロッド8の上端を当接し、調圧スプリング11の弾 力によりテンションローラをベルト張り側に揺動させる組付けとされる。その組 付け状態において、ベルトの張力が増し、ロッド8が押し込められると、圧力室 5内の作動油がプランジャ4とスリーブ3の摺動面間よりリザーバ室6内にリー クし、ロッド8およびプランジャ4がボディ1の底に向けて緩慢に移動する。
【0007】 また、ベルトが弛むと調圧スプリング11の弾力によってロッド8が外方向に 急速に移動してベルトの緩みを吸収する。このとき、プランジャ4が上方に移動 し、圧力室5の圧力低下によりチェックボール14が圧力室5側に移動し、リザ ーバ室6内の作動油が開放状態の通路12から圧力室5内に流入する。
【0008】 従来のオートテンショナにおいては、調圧スプリング11の弾力をロッド8に 付与するため、図3に示すように、ロッド8に段8aを形成し、その段8aによ ってウェアリング10を軸方向に位置決めし、このウェアリング10に調圧スプ リング11の弾力を付与している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなロッド8の製作において、コイル材を素材とすると、 旋削後の熱処理によって曲がりが生じるため、コイル材をロッド8の素材とする ことはできない。また、ロッド8は段付きのため、熱処理後に心なし研削加工を 施すもできない。
【0010】 そこで、従来は、コイル材の熱処理後に心なし研削を行なった非常に高価な材 料(センタレス材)を素材とし、このセンタレス材を旋削により段8aを形成し たのち、熱処理を施すようにしており、ロッド8のコストが高いという不都合が あった。
【0011】 この考案は、上記従来の不都合を解消し、油圧式オートテンショナにおけるロ ッドのコストの低減を図ることを技術的課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、ロッドに止め輪溝を形成 し、この止め輪溝に止め輪を取付け、その止め輪によって調圧スプリングの弾力 が付与されるウェアリングを軸方向に位置決めした構成を採用したのである。
【0013】
【作用】
上記のように、止め輪によってウェアリングを軸方向に位置決めすることによ って、止め輪溝の旋削加工後に熱処理と心なし研削とを施すことが可能であり、 ロッドの素材としてコストの安いコイル材を用いることができる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1に基づいて説明する。
【0015】 なお、調圧式オートテンショナの全体的な構成は、先に述べた図2のと同一で あるため、説明を省略する。
【0016】 図1に示すように、ロッド8には止め輪溝8bが形成され、その止め輪溝8b に止め輪17が取付けられている。調圧スプリング11の弾力が付与されるウェ アリング10はロッド8に圧入され、上記止め輪17によって軸方向に位置決め されている。
【0017】 上記ロッド8は、素材としてコイル材が用いられ、そのコイル材を旋削して止 め輪8bを形成し、その止め輪溝8bの旋削加工後に、熱処理して歪みとりを行 ない、熱処理によって生じる曲がりを心なし研削加工(センタレス研削加工)に より修正して製品としている。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る油圧式オートテンショナにおいては、ロッドに 止め輪溝を形成し、その止め輪溝に取付けた止め輪によってウェアリングの軸方 向の位置決めを行なうようにしたので、ロッドの製作において、止め輪溝の旋削 後に、熱処理による歪みとりを行ない、その熱処理によって生じる曲がりを心な し研削に修正するコストの安い加工法を採用することができると共に、ロッドの 素材としてコストの安いコイル材を用いることができ、ロッドに設けた段によっ てウェアリングを軸方向に位置決めする場合に比較してロッドのコストを大幅に 低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る油圧式オートテンショナのロッ
ドの一部切欠正面図
【図2】従来の油圧式オートテンショナを示す断面図
【図3】同上のロッドの一部切欠正面図
【符号の説明】
1 ボディ 4 プランジャ 5 圧力室 6 リザーバ室 8 ロッド 8a 止め輪溝 10 ウェアリング 11 調圧スプリング 17 止め輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ内にプランジャを摺動自在に組込
    んでプランジャの上下に圧力室とリザーバ室とを設け、
    上記プランジャに下部が接続されて軸方向に共に移動す
    るロッドを、プランジャ下方の圧力室の作動油がプラン
    ジャとボディの摺動面間よりリザーバ室にリークする作
    用によって押込み方向に緩慢に移動させ、調圧スプリン
    グの弾力により外方向に急速に移動させるようにした油
    圧式オートテンショナにおいて、前記ロッドに止め輪溝
    を設け、この止め輪溝に取付けた止め輪によって前記調
    圧スプリングの弾力が付与されるウェアリングを軸方向
    に位置決めしたことを特徴とする油圧式オートテンショ
    ナ。
JP7229192U 1992-10-16 1992-10-16 油圧式オートテンショナ Withdrawn JPH0635713U (ja)

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JP7229192U JPH0635713U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 油圧式オートテンショナ

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JP7229192U JPH0635713U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 油圧式オートテンショナ

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Publication Number Publication Date
JPH0635713U true JPH0635713U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13485026

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JP7229192U Withdrawn JPH0635713U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 油圧式オートテンショナ

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JP (1) JPH0635713U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11223251A (ja) * 1997-10-09 1999-08-17 Borg Warner Automot Inc 液圧テンショナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11223251A (ja) * 1997-10-09 1999-08-17 Borg Warner Automot Inc 液圧テンショナ

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