JPH0635702B2 - カーペットの製造装置 - Google Patents

カーペットの製造装置

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JPH0635702B2
JPH0635702B2 JP2100711A JP10071190A JPH0635702B2 JP H0635702 B2 JPH0635702 B2 JP H0635702B2 JP 2100711 A JP2100711 A JP 2100711A JP 10071190 A JP10071190 A JP 10071190A JP H0635702 B2 JPH0635702 B2 JP H0635702B2
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thread
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needle
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正文 兼松
秀仁 室内
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C15/00Making pile fabrics or articles having similar surface features by inserting loops into a base material
    • D05C15/04Tufting
    • D05C15/08Tufting machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
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    • D05C15/08Tufting machines
    • D05C15/16Arrangements or devices for manipulating threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、網目状の基布に短く切断して糸を植え付け
るカーペットの製造装置に関する。とくに、この発明
は、画像の読取手段から入力された画像に類似する模様
のカーペットを製造する装置に関する。
【従来の技術】
一定の長さに切断した糸を基布に植え付けるカーペット
の製造装置はすでに使用されている。この装置は、基布
の外周を固定して平面状に引っ張って張り、手で植糸機
をもって基布に所定の模様で色や濃度が異なる糸を植え
付けるものである。この装置は、植糸機で糸を植え付け
る位置が判りやすいように、基布に図柄を印刷してい
る。
【発明が解決しようとする課題】
この構造のカーペットの製造装置は、植糸機を手で持っ
て糸を基布に植え付けするので、種々の模様のカーペッ
トを製造できる特長がある。しかしながら、この装置
は、図柄が複雑になればなるほど、1枚のカーペットの
製造に手間がかかり、製造コストが著しく高くなる欠点
があった。また、実際には、手で糸を植え付けするの
で、あまり複雑な図柄のカーペットは製造できない欠点
があった。 この欠点は、特開昭62−33860号公報に記載され
るカーペット製造装置で解消できる。この公報に記載さ
れる装置は、植糸機を、X軸とY軸方向に移動させて、
枠に張って固定した基布の所定の位置に糸を植え付けす
るようになっている。この構造のカーペットの製造装置
は、植糸機が色違いの糸を植え付けして、模様や図画を
プリントできる。しかしながら、この公報に記載される
カーペットの製造装置は、鮮明な図柄の模様をプリント
できない欠点がある。それは、植糸機が植え付けする糸
の最少の植え付け数が多くなることが理由である。 すなわち、この公報に記載される装置は、第2図に示す
ように、基布Bの表面に突出する糸Aの最少植え付け本
数が、3本となる。図1に示すように、2本の糸Aを基
布Bに植え付けすることはできない。それは、植糸機
が、基布を貫通する筒針の先端で糸を切る構造のカッタ
ーを備えるからである。この公報に記載される植糸機
は、基布に挿通した糸を基布の下面で切断するカッター
と、基布から引き上げた糸を基布の上で切断する切断手
段とを備えている。この装置は、第10図〜第13図に
示すようにして、下記の工程で基布に糸を植え付けす
る。 第10図に示すように、筒針28を基布に貫通させ
る。このとき、筒針28には糸Aが挿通されているの
で、筒針28が基布Bに挿通されて、糸Aを基布Bに貫
通させる。 第11図に示すように、筒針28が上昇して基布B
から引き抜かれる。この状態で、カッター29は、糸A
を切断するところに位置する。すなわち、糸Aを切断す
るカッター29は、筒針28の下方に位置し、基布Bを
貫通した糸Aを下端で切断する。 第12図に示すように、カッター29が基布Bの下
面で糸Aを切断する。切断された糸Aは、逆U字状に植
え付けられて両側の2本を基布Bの下面に突出させる。
最後には植え付けられた1本の糸Aは、基布Bを貫通し
て上端が植糸機30に連結される。糸の色を変更しない
ときは、〜の工程を繰り返して、逆U字状に糸を次
々と植え付けする。 糸の色を変更するときは、筒針28とカッター29
の運動を停止して、第13図に示すように、植糸機30
を基布Bから引き上げる。この状態で、植糸機30に設
けられた切断手段31で糸Aを切断する。切断手段31
は、基布Bの上で糸Aを切断する。したがって、切断さ
れた糸Aは、下端を基布Bに貫通させる。最後に植え付
けされた糸Aは、終端が基布Bの上で切断されてU曲さ
れず、直線状に基布Bに植え付けられる。このように、
最後に1本の糸Aが直線状に植え付けされる。 最後に植え付けされる1本の糸Aは、第2図の×印で示
すように、糸を基布の下で切断するかぎり解消できな
い。したがって、このようにして糸を植え付けする装置
は、最少植え付け本数を3本以下とすることができな
い。さらに、このようにして糸を植え付けする装置は、
最後にU曲しないで植え付けした糸Aを、確実に定位置
に固定できない。直線状の糸Aは抜けやすい。このた
め、従来の装置は、解像度が高く、高品質で美しいカラ
ー模様のカーペットを製造することができない。 第2図に示すように、最小の植え付け本数が3本の糸の
場合と、第1図に示すように2本の糸の場合とでは、出
来た図柄の解像度が異なる。図柄の解像度を高くして、
種々の色を奇麗に表現するためには、最小の植え付け本
数を少なくすることが大切である。 カーペットは、U曲して植え付けした糸の中間を基布の
裏面で接着するので、1本の糸をU曲して植え付けする
状態、すなわち2本が最小単位である。理論的には1本
でも植え付けできるが、1本の糸は基布に確実に固定す
ることができず、実現できない。 この発明のカーペットの製造装置は、図柄のカーペット
を能率よく製造することを目的に開発されたもので、こ
の発明の重要な目的は、複雑な模様を鮮明な図柄とする
ことが可能で、高級なカーペットを安価に能率よく生産
できるカーペットの製造装置を提供するにある。
【課題を解決する為の手段】
この発明のカーペットの製造装置は、前述の目的を解決
するために、下記の全ての構成を備えている。 (a) カーペットの製造装置は、入力される画像の読
取手段1と、読取手段1で読み込まれた画像を演算処理
して複数の色違いあるいは濃度違い点に分解する演算手
段2と、演算手段2の処理結果を記憶する記憶手段3
と、記憶手段3に記憶された画像信号で制御される植糸
機4と、植糸機4の移動位置と姿勢と植え付け動作とを
制御するコントローラ5と、コントローラー5に制御さ
れて植糸機4の位置と姿勢とを制御する位置姿勢駆動手
段6と、コントローラー5に制御されて植糸機4の糸A
の植え付けを制御するガン駆動部材7とを備えている。 (b) 植糸機4は、筒針8と、糸Aの送出部材9と、
カッター10と、筒針8に加圧空気を供給する空気供給
部材と、筒針8を往復運動させると共に、筒針8の上下
運動に同期して、送出部材9とカッター10とを駆動す
るガン駆動部材7とを備えている。 (c) 筒状の筒針8は、先端が斜切されている。 (d) カッター10は、筒針8の上端に配設されてい
る。 (e) 空気供給部材は、空気流動筒11を備えてい
る。 (f) 空気流動筒11は、筒針8の上端と送出部材9
との間に配設されている。 (g) 空気流動筒11は、中心を軸方向に貫通して糸
孔12が設けられている。 (h) 空気流動筒11は、半径方向に貫通して、糸孔
12に連結して空気孔13が開口されている。 (i) 空気流動筒11の空気孔13は、糸Aの送り出
し方向に向かって空気を噴射できるように、先端が糸A
の送り出し方向を向くように傾斜して開口されている。 (j) ガン駆動部材7はコントローラー5に制御さ
れ、糸Aが挿入された筒針8を降下させて先端を基布B
に挿入し、糸Aを基布Bに残して筒針8を上昇させ、筒
針8が上昇した位置でカッター10を駆動して糸Aを切
断し、切断された糸Aが挿入された筒針8を基布Bに挿
入して、切断された糸Aの端を基布Bに挿入する。 (k) 位置姿勢駆動手段6は、植糸機4を基布Bに沿
って移動させるXY駆動部材14と、植糸機4を上下動
させるZ軸駆動部材15と、植糸機4を水平面内で回動
させる回転駆動部材16とを備えている。 (l) 位置姿勢駆動手段6は、コントローラー5から
の制御信号によって、回転駆動部材16でもって、植糸
機4を筒針8が斜切面が移動する後方を向く姿勢に回転
させ、XY駆動部材14で植糸機4を所定の位置に移動
させ、Z軸駆動部材15で植糸機4を降下させ、さら
に、ガン駆動部材7でもって基布Bに糸Aを植え付ける
ように構成されている。
【作用】
この発明のカーペットの製造装置は、下記の動作でカー
ペットを製造する。 読取手段1が、写真や絵画から画像を読み取る。 読み取られた画像は、演算手段2でもって、濃度差
や色違いのドットに分解される。例えば、簡単な演算手
段2は、色や濃度の違いを複数階調に分解する。 点に分解された画像信号は、記憶手段3に記憶され
る。 記憶手段3に記憶された信号は、コントローラー5
に入力され、コントローラー5が位置姿勢駆動手段6を
駆動して、植糸機4の位置と、姿勢と、植え付け動作と
が制御される。 コントローラー5は、回転駆動部材16を駆動し
て、植糸機4を植え付け時の移動方向に向ける。植糸機
4の移動方向は第7図に示されている。すなわち、筒針
8の斜切面が移動するときに後方を向く姿勢に植糸機4
を回動させる。 コントローラー5から入力される信号で、XY駆動
部材14は、植糸機4を基布Bの所定の位置に移動させ
る。移動するとき、Z軸駆動部材15でもって植糸機4
は基布Bから離されている。 植糸機4が所定の位置に移動されると、Z軸駆動部
材15が植糸機4を降下させる。 コントローラー5がガン駆動部材7に植え付け信号
を入力する。 植糸機4が基布Bに糸Aを植え付ける。コントロー
ラー5からガン駆動部材に植え付け信号が連続して入力
される限り、植糸機4は連続して糸Aを植え付けする。
このとき、XY駆動部材14が植糸機4を移動させて、
植え付け位置を変更する。 植糸機4を連続植え付けが完了すると、Z軸駆動部
材15が植糸機4を上昇させて基布Bから引き離す。 コントローラー5に制御されるXY駆動部材14
が、植糸機4を次の植え付け位置に移動させる。 Z軸駆動部材15が植糸機4を降下させ、植糸機4
が所定の位置に糸Aを植え付けする。 この状態で、同色の糸Aを植え付ける全ての位置
に、同色の糸Aを植え付けする。 色違いの糸A、あるいは、濃度が異なる糸Aに交換
する。 その後、再びコントローラー5がXY駆動部材14
と、Z軸駆動部材15と、ガン駆動部材7と、回転駆動
部材16とを制御して、セットされた糸Aの植え付け位
置に糸Aが植え付けする。 その後再び糸Aを他の色に交換し、の動作を繰り
返して、基布Bの前面に糸Aを植え付けする。 植糸機4で糸Aを植え付けする基布Bは、外周が牽引状
態で固定され、一定の張力で引っ張られて平面状に固定
される。ところで、この明細書は、基布を水平に張って
糸を植え付けしている。したがって、こ明細書において
上下方向は図面に基づいて決定する。基布は、垂直に張
って糸を植え付けることもできる。この場合、上下方向
が90度変化し、植糸機が基布に接近する方向を下、基
布から離れる方向を上とする。
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。但
し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体化
する為のカーペットの製造装置を例示するものであっ
て、この発明の製造装置は、構成部品の材質、形状、構
造、配置を下記の構造に特定するものではない。この発
明のカーペットの製造装置は、特許請求の範囲に記載の
範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請
求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する為の手段の
欄」および「作用の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の
部材に特定するものでは決してない。 第3図ないし第9図に示すカーペットの製造装置は、入
力される画像の読取手段1と、読取手段1で読み込まれ
た画像を演算処理して複数の色違いあるいは濃度違い点
に分解する演算手段2と、演算手段2の処理結果を記憶
する記憶手段3と、記憶手段3に記憶された画像信号で
制御される植糸機4と、植糸機4の移動位置と姿勢と植
え付け動作とを制御するコントローラー5と、コントロ
ーラー5に制御されて植糸機4の位置と姿勢とを制御す
る位置姿勢駆動手段6とを備えている。 読取手段1には、イメージスキャナが使用できる。イメ
ージスキャナは、画像が読み取って色や濃度が異なる点
に分解することができる。ただ、読取手段1には、デジ
タイザ、マウス、キーボード、テレビカメラ等が利用で
きる。演算手段2にはマイクロコンピュータが利用でき
る。 これ等の読取手段1から入力された画像は、演算手段2
でもって点に分解され、さらに、点の色や濃度がデジタ
ル信号に変換される。 演算手段2で点に分解して処理された画像は、記憶手段
3に記憶される。記憶手段3には、フロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、RAM等が使用でき
る。 植糸機4は、筒針8と、糸Aの送出部材9と、カッター
10と、筒針8に加圧空気を供給する空気供給部材と、
筒針8を往復運動させると共に、筒針8の上下運動に同
期して、送出部材9とカッター10とを駆動するガン駆
動部材7とを備えている。 筒針8は、植糸機4の基台に上下に移動自在にセットさ
れている。筒針8は、中心の軸方向に糸Aを通すことが
できるように円筒状をしている。筒針8は、基布Bの網
目にスムーズに挿通できるように、下端が斜切されてい
る。斜切された筒針8は、第7図に示すように、筒針8
を水平に移動させるときに、斜切された面を背面側に位
置する。 空気供給部材は、糸Aを筒針8に引き込むための空気流
動筒11を備えている。空気流動筒11は、筒針8の上
方に、筒針8に対して糸Aを直線状に案内できるよう
に、一直線状に配設されている。空気流動筒11は、内
部に空気を噴射して糸Aを空気流で引っ張る構造をして
いる。すなわち、空気流動筒11は、中心を軸方向に貫
通して糸孔12が設けられており、半径方向に貫通し
て、糸孔12に連続して空気孔13が開口されている。
空気孔13は、ここから噴射される空気流で、糸Aを引
っ張り込むことができるように、糸Aの送り出し方向
(第4図において下方)に向かって空気を噴射する。し
たがって、空気孔13は、先端が糸Aの送り出し方向で
ある下方を向くように傾斜して開口されている。空気孔
13が糸孔12に噴射された空気流は、糸Aの引っ張り
方向に流動して、空気流で糸Aを引っ張って筒針8に案
内する。 空気孔13に供給する空気圧は、糸Aの引っ張り力を決
定する。空気圧が弱いと、空気流動筒11の糸孔12に
十分に強い力で糸Aが吸入されず、また、糸Aの切断端
を確実に筒針に吸入できない。このため、空気孔13に
供給する空気圧は、通常5〜1kg/cm2、好ましく
は、7〜10kg/cm2の範囲に調整される。 空気供給部材は、図示しないが、開閉弁とコンプレッサ
ーとを備えており、コンプレッサーで加圧された空気
を、開閉弁を通過して空気流動筒に供給する。開閉弁は
筒針の上下運動に同期して開閉される。 筒針の上方には、カッター10が配設されている。カッ
ター10は、筒針8の上下運動に同期して糸Aを切断す
る。第6図に示すように、カッター10は、筒針8が糸
Aを基布Bに挿入して上昇した時に、糸Aを切断する。
カッター10には、水平面内で回転して糸Aを切断する
回転刃を使用できる。 送出部材9は、糸Aの送り出し量を調整する2個のロー
ラーを備えている。ローラーは糸Aを挟着して送り出し
する。ローラーは糸Aを挟んで回転し、回転角と半径と
で糸Aを送り出し量を調整する。 図示しないが、基布Bに植え付けられる糸Aの長さを調
整するために、ローラーは直径が異なるものに交換でき
る構造をしている。ローラーに糸Aを案内するために、
糸Aの通路には糸ガイド(図示せず)が設けられる。 第5図ないし第9図に示す植糸機4は、下記の工程で、
基布Bに糸Aを植え付けする。 糸が植え付けされる基布は、外周を引っ張って基台に固
定する。基布を引っ張る力が弱いと、筒針が確実に基布
を貫通できなくなる。したがって、基布は、筒針が確実
に貫通できるように、十分な張力で牽引して、植糸機の
下方に水平に固定する。 第5図に示すように、筒針8が降下して先端で基布
Bを貫通する。このとき、筒針8は、糸Aを内蔵した状
態で降下する。したがって、送出部材9は、筒針8の降
下によりローラー直径で設定された長さだけ、糸Aを繰
り出す。 第6図に示すように、空気供給部材が空気を供給し
ながら、筒針8が上昇する。したがって、基布Bを貫通
した糸Aを残して、筒針8が上昇する。 筒針8が上昇した状態で、空気供給部材が空気の供
給を停止し、カッター10が糸Aを切断する。 第7図に示すように、植糸機4が決められた量だけ
移動される。 第8図に示すように、筒針8が再び降下して、基布
Bを貫通する。筒針8の先端が基布Bを貫通すると、直
ちに空気供給部材は空気流動筒11の空気孔13に加圧
空気を噴射して、糸Aの切れ端を吸入して筒針8に案内
する。 第9図に示すように、筒針8が下まで降下すると、
切断された1本の糸Aは、基布BにU曲して挿通され
る。 その後、〜の工程を繰り返して、植糸機4は基
布Bに糸Aを植え付ける。 ところで、植糸機4は、基布Bの植え付け位置に移動さ
れた後、〜の工程で糸Aを基布Bの所定の位置に植
え付けする。植糸機4は、ガン駆動部材7でもって、
〜の状態で駆動される。ガン駆動部材7は、コントロ
ーラー5で制御される。 コントローラー5は、ガン駆動部材7と位置姿勢駆動手
段6とを制御して、植糸機4を基布Bの所定の位置に移
動させ、基布Bに糸Aを植え付けする。 植糸機4は、次々と次の植え付け位置に移動されて、基
布Bに糸Aを植え付けする。植糸機4が移動されると
き、Z軸駆動部材15で上昇され、上昇状態でXY駆動
部材14でもって所定の位置に移動され、その後、Z軸
駆動部材15で降下されて、基布Bに糸Aを植え付けす
る。 コントローラー5は、位置姿勢駆動手段6と、ガン駆動
部材7とを駆動する。位置姿勢駆動手段6は、植糸機4
を水平面で移動させるXY駆動部材14と、植糸機4を
上下のZ軸に移動させるZ軸駆動部材15とを備えてい
る。 第3図は、XY駆動部材14とZ軸駆動部材15とを示
している。ここに示すXY駆動部材14およびZ軸駆動
部材15は、ネジ棒17と、このネジ棒17を回転する
モーター18と、ナット19とを備えている。 XY駆動部材14は、縦移動台20と、横移動台21と
を備えている。縦移動台20は、基布Bの両側に平行に
固定されたガイドロッド22に沿って移動するスライド
23を備えている。ガイドロッド22に沿ってネジ棒1
7が配設され、ネジ棒17にねじ込まれたナット19
は、縦移動台20に固定されている。モーター18でネ
ジ棒17が回転されると、縦移動台20はガイドロッド
22に沿ってY軸方向に移動する。 横移動台21は、縦移動台20のガイド棒24に摺動自
在に取り付けられている。縦移動台20は、ガイド棒2
4と平行にネジ棒17が取り付けられている。ネジ棒1
7にねじ込まれたナット19は、横移動台21に固定さ
れている。モーター18でネジ棒17が回転されると、
横移動台21はガイド棒24に沿ってX軸方向に移動す
る。 Z軸駆動部材15は、垂直ガイド25と、これに移動自
在にセットされた上下台26と、ネジ棒17と、モータ
ー18とを備えている。 垂直ガイド25は、横移動台21から上方に延長して、
垂直に固定されている。垂直ガイド25と平行にネジ棒
17が取り付けられている。 上下台26は、垂直ガイド25に上下に摺動自在にセッ
トされており、ネジ棒17にねじ込まれたナット19が
固定されている。ネジ棒17がモーター18で回転され
ると、上下台26は垂直ガイド25に沿って上下に、す
なわち、Z軸方向に移動される。 上下台26には、回転駆動部材16が取り付けられてい
る。回転駆動部材16は、植糸機4を水平面で回動させ
る。回転駆動部材16は、植糸機4が固定されて、上下
台26に水平面で回転自在に支承された歯車27と、こ
の歯車27を回転させるギア付のモーター18とを備え
ている。モーター18がギアで歯車27を回転させる
と、植糸機4が水平面で回転される。 コントローラー5は、ガン駆動部材7と、位置姿勢駆動
手段6とを制御して、植糸機4を所定の位置に移動させ
て、植糸機4で基布Bに糸Aを植え付けする。 したがって、コントローラー5は、XY駆動部材14の
モーター18と、Z軸駆動部材15のモーター18の回
転を制御して、植糸機4を基布Bの所定の位置に移動さ
せる。 また、コントローラー5は、回転駆動部材16のモータ
ー18の回転を制御して、植糸機4の姿勢を制御する。
植糸機4の姿勢は、第7図に示すように、筒針8が水平
面で移動するときに、筒針8下端の斜切面が移動方向の
後方を向く姿勢とする。 コントローラー5は、記憶手段3に記憶された信号を、
演算手段2から入力し、あるいは、図示しないが、記憶
手段3に記憶された信号を直接入力して、位置姿勢駆動
手段6とガン駆動部材7とを制御して、植糸機4を移動
させて、糸Aを植え付けする。 この発明の植糸機4は、色が異なり、あるいは、濃度が
異なる糸Aを基布Bに植え付けして、読取手段1から入
力された画像の図柄のカーペットを製造する。したがっ
て、1本の糸Aを使用して植糸機4で基布Bの所定の位
置に植え付けした後、糸Aを交換し、その後さらに糸A
を植え付けする動作を繰り返して、複数の糸Aを植え付
けてカーペットを製造する。
【発明の効果】
この発明のカーペットの製造装置は、植糸機でもって、
所定の長さに切断された1本の糸をU曲して基布に植え
付けできる。すなわち、基布から突出する糸の最小植え
付け本数を2本として、色や濃度の解像度を高くし、種
々の複雑な模様を、美しい色や濃度で表現して、高級な
カーペットを製造できる特長がある。それは、植糸機
が、筒針の上端と送出部材との間に空気流動筒を配設
し、この空気流動筒が、切断された糸を筒針に引き込み
ながら、基布に挿通できるからである。 さらにまた、この発明のカーペットの製造装置は、写真
や絵画をイメージスキャナ等で読み込み、あるいは、テ
レビカメラで実際の映像を読み込み、これを演算手段で
濃度あるいは色彩に分割し、これを基準として、カーペ
ットに、色が異なり、あるいは、濃度が違う複数の糸を
植え付けして模様を作るので、種々の模様のカーペット
を、簡単かつ容易に、しかも、能率よく生産できる特長
も実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の植糸機で糸を最小単位づつ基布に植
え付けした状態を示す断面図、第2図は従来の植糸機で
基布に糸を最小単位づつ植え付けした状態を示す断面
図、第3図はこの発明の一実施例を示すカーペットの製
造装置の概略斜視図、第4図は第3図に示す装置のブロ
ック線図、第5図ないし第9図は植糸機が基布に糸を植
え付ける工程を示す概略断面図、第10図ないし第13
図は従来のカーペットの製造装置が糸を基布に植え付け
する工程を示す概略断面図である。 1……読取手段、2……演算手段 3……記憶手段、4……植糸機 5……コントローラー 6……位置姿勢駆動手段 7……ガン駆動部材、8……筒針 9……送出部材、10……カッター 11……空気流動筒、12……糸孔 13……空気孔、14……XY駆動部材 15……Z軸駆動部材 16……回転駆動部材 17……ネジ棒、18……モーター 19……ナット、20……縦移動台 21……横移動台、22……ガイドロッド 23……スライド、24……ガイド棒 25……垂直ガイド、26……上下台 27……歯車、28……筒針 29……カッター、30……植糸機 31……切断手段 A……糸、B……基布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の全ての構成を有するカーペットの製
    造装置。 (a) カーペットの製造装置は、入力される画像の読
    取手段(1)と、読取手段(1)で読み込まれた画像を演算処
    理して複数の色違いあるいは濃度違い点に分解する演算
    手段(2)と、演算手段(2)の処理結果を記憶する記憶手段
    (3)と、記憶手段(3)に記憶された画像信号で制御される
    植糸機(4)と、植糸機(4)の移動位置と姿勢と植え付け動
    作とを制御するコントローラー(5)と、コントローラー
    (5)に制御されて植糸機(4)の位置と姿勢とを制御する位
    置姿勢駆動手段(6)と、コントローラー(5)に制御されて
    植糸機(4)の糸(A)の植え付けを制御するガン駆動部材
    (7)とを備えている。 (b) 植糸機(4)は、筒針(8)と、糸(A)の送出部材(9)
    と、カッター(10)と、筒針(8)に加圧空気を供給する空
    気供給部材と、筒針(8)を往復運動させると共に、筒針
    (8)の上下運動に同期して、送出部材(9)とカッター(10)
    とを駆動するガン駆動部材(7)とを備えている。 (c) 筒状の筒針(8)は、先端が斜切されている。 (d) カッター(10)は、筒針(8)の上端に配設されて
    いる。 (e) 空気供給部材は、空気流動筒(11)を備えてい
    る。 (f) 空気流動筒(11)は、筒針(8)の上端と送出部材
    (9)との間に配設されている。 (g) 空気流動筒(11)は、中心を軸方向に貫通して糸
    孔(12)が設けられている。 (h) 空気流動筒(11)は、半径方向に貫通して、糸孔
    (12)に連結して空気孔(13)が開口されている。 (i) 空気流動筒(11)の空気孔(13)は、糸(A)の送り
    出し方向に向かって空気を噴射できるように、先端が糸
    (A)の送り出し方向を向くように傾斜して開口されてい
    る。 (j) ガン駆動部材(7)はコントローラー(5)に制御さ
    れ、糸(A)が挿入された筒針(8)を降下させて先端を基布
    (B)に挿入し、糸(A)を基布(B)に残して筒針(8)を上昇さ
    せ、筒針(8)が上昇した位置でカッター(10)を駆動して
    糸(A)を切断し、切断された糸(A)が挿入された筒針(8)
    を基布(B)に挿入して、切断された糸(A)の端を基布(B)
    に挿入する。 (k) 位置姿勢駆動手段(6)は、植糸機(4)を基布(B)
    に沿って移動させるXY駆動部材(14)と、植糸機(4)を
    上下動させるZ軸駆動部材(15)と、植糸機(4)を水平面
    内で回動させる回転駆動部材(16)とを備えている。 (l) 位置姿勢駆動手段(6)は、コントローラー(5)か
    らの制御信号によって、回転駆動部材(16)でもって、植
    糸機(4)を筒針(8)の斜切面が移動する後方を向く姿勢に
    回転させ、XY駆動部材(14)で植糸機(4)を所定の位置
    に移動させ、Z軸駆動部材(15)で植糸機(4)を降下さ
    せ、さらに、ガン駆動部材(7)でもって基布(B)に糸(A)
    を植え付けるように構成されている。
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