JPH063549A - 光導波路及び光ファイバの結合方法 - Google Patents

光導波路及び光ファイバの結合方法

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JPH063549A
JPH063549A JP4162821A JP16282192A JPH063549A JP H063549 A JPH063549 A JP H063549A JP 4162821 A JP4162821 A JP 4162821A JP 16282192 A JP16282192 A JP 16282192A JP H063549 A JPH063549 A JP H063549A
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JP
Japan
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optical waveguide
optical
optical fiber
face
array connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP4162821A
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English (en)
Inventor
Shinji Ishikawa
真二 石川
Yuichi Oga
裕一 大賀
Tatsuhiko Saito
達彦 斎藤
Masahide Saito
真秀 斎藤
Hiroshi Suganuma
寛 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易に端面に付着した油脂等の汚れを除去し
てアレイコネクタと光導波路デバイスとの強固な接合を
達成すること。 【構成】 チャンバー2内でアレイコネクタ8の端面と
光導波路デバイス10の端面とに紫外光を照射する。こ
れらの端面の油脂等は、紫外光によって形成されたOラ
ジカルによって酸化、分解及びガス化されて端面から除
去される。次に、アレイコネクタ8又は光導波路デバイ
ス10の端面の一方の端面にUV樹脂を付着する。次
に、アレイコネクタ8中の光ファイバの端面と光導波路
デバイス10中の導波路部分の端面とを軸合わせした
後、紫外線を照射してUV樹脂を硬化し、これらアレイ
コネクタ8及び光導波路デバイス10を互いに接着す
る。この結果、光ファイバと導波路部分との間の光学的
結合が達成され、さらにアレイコネクタ8と光導波路デ
バイス10との強固な接合を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路及び光ファイ
バの結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光通信
等の分野において、光ファイバからの信号を光導波路デ
バイスで処理すること等を目的として、光ファイバと光
導波路部分とを光学的に結合する場合がある。この場
合、光ファイバの端面と光導波路部分の端面とをアライ
メントした後、接着材を用いてこれらを互いに固着する
ことで、これらの光学的な結合を達成することができ
る。
【0003】しかし、光ファイバ又は光導波路部分の端
面に油脂等の様々な物質が付着したままで光ファイバ及
び光導波路部分の接着を行うと、光ファイバ又は光導波
路部分と接着材との間に接着に関与しない層が形成され
ていることになる。このような接着に関与しない層の存
在により、光ファイバと光導波路部分との間の接着強度
が弱くなってしまう。図4は、このことを説明した図で
ある。なお、図示の場合、光ファイバを固定したコネク
タ、光導波路部分を備える光導波路デバイス等の被接着
デバイス全体としての端面に接着材を施す場合として示
してある。
【0004】これらの被接着物の端面に付着した油脂等
の汚れを除去する一般的方法として、サンドブラスト等
による研磨除去と、酸又はアルカリによる化学処理とが
存在する。
【0005】しかしながら、研磨除去の場合、端面が荒
れるため光学用には適していない。また、化学処理の場
合、コネクタを用いたものでは、これを構成する樹脂が
アルカリ又は酸で溶けてしまうことがあり、コネクタに
結合しているファイバを破損してしまうといった問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、簡易に端面に付着した
油脂等の汚れを除去して強固な接合を達成することがで
きる光導波路及び光ファイバの結合方法を提供すること
をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光導波路及び光ファイバの結合方法
は、(a)互いに結合すべき光導波路及び光ファイバの
各端面に、酸素を含む雰囲気中で紫外光を照射する第1
の工程と、(b)この第1の工程の後に、光導波路及び
光ファイバの少なくとも一方の端面に接着剤を付着する
第2の工程と、(c)この第2の工程の後に、光導波路
及び光ファイバの両端面を軸合わせして接合する第3の
工程とを備えることとしている。
【0008】
【作用】上記した光導波路及び光ファイバの結合方法で
は、接着剤を付着する第2の工程の前の第1の工程にお
いて、互いに結合すべき光導波路及び光ファイバの各端
面に、酸素を含む雰囲気中で紫外光を照射する。このた
め、光導波路又は光ファイバの端面に付着した有機物そ
の他の付着物が酸化・分解されて、光導波路又は光ファ
イバの端面から除去される。この場合、光導波路又は光
ファイバの端面はダメージを受けない。また、光ファイ
バを収容するコネクタ等を構成する樹脂部分自体が溶解
することもない。したがって、簡易に光導波路又は光フ
ァイバの端面を浄化することができ、光導波路及び光フ
ァイバの結合に於ける接合強度を高めることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について説明す
る。
【0010】図1は、実施例の方法を実施するための装
置を示す。チャンバー2内には、500Wの低圧水銀ラ
ンプ4が収容されている。この低圧水銀ランプ4は、電
源装置6に駆動されて、波長187nmと波長257n
mの紫外光を発生する。チャンバー2内には、N2 ガス
に5%のO2 ガスを混合した混合ガスを1気圧満たし
た。さらに、チャンバー2内には、アレイコネクタ8と
光導波路デバイス10とを、その端面が低圧水銀ランプ
4に間隔l=2mmで対向するように配置して固定し
た。
【0011】図2は、アレイコネクタ8と光導波路デバ
イス10の組み合わせの例を示した図である。アレイコ
ネクタ8は、複数の光ファイバをSi基板のV溝に配列
してサンドイッチした構造となっている。また、光導波
路デバイス10は、Si基板上にSiO2 からなる導波
路層を形成した構造となっている。これらの被接着デバ
イス8、10は、図示していない外部機構によって互い
にアライメントされた状態で固定される。なお、図3の
ような構造のアレイコネクタ8と光導波路デバイス10
とを用いてこれらを互いに接合することもできる。これ
らの被接着デバイス8、10には、そのそれぞれに段差
部分が設けられていて、これら相互の精密なアライメン
トを可能にする。
【0012】以下、図1の装置を用いた結合方法につい
て説明する。まず、図示のチャンバー2内でアレイコネ
クタ8の端面と光導波路デバイス10の端面とに紫外光
を照射する。これらの端面の油脂等は、紫外光によって
形成されたOラジカルによって酸化され、分解され、さ
らにガス化されて端面から除去される。このOラジカル
による端面の清浄化は、光ファイバ若しくは光導波路部
分(導波路層中の光導波路として機能する部分)の端面
に損傷を与えないだけでなく、被接着デバイス8、10
自体を破損しない。次に、アレイコネクタ8又は光導波
路デバイス10の端面の一方の端面にUV樹脂を付着す
る。次に、アレイコネクタ8中の光ファイバの端面と光
導波路デバイス10中の導波路部分の端面とを軸合わせ
した後、紫外線を照射してUV樹脂を硬化し、これらア
レイコネクタ8及び光導波路デバイス10を互いに接着
する。この結果、光ファイバと導波路部分との光学的な
結合が可能になる。この場合、アレイコネクタ8等の端
面に油脂等が付着するこを有効に防止できるので、アレ
イコネクタ8と光導波路デバイス10と間の強固な接合
を達成することができる。
【0013】比較のための実験について間単に説明す
る。光導波路デバイス10等の端面にUV樹脂を付着さ
せたところ、紫外光照射の前後でUV樹脂の接触角が、
45゜から20゜に減少した。また、紫外光非照射の接
着部品と紫外光照射の接着部品の引張りによる破断強度
は、それぞれ45kgf/cm2 と250kgf/cm
2 であった。つまり、紫外光照射によって端面の汚れの
付着を防止することができ、接着強度が上昇することが
分かる。
【0014】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、低圧水銀ランプ4のかわりに、波長2
00nm程度以下の紫外光を発生する各種の紫外光源を
用いることができる。例えば、波長197nmのKrF
エキシマレーザ等を用いることができる。
【0015】また、チャンバー2中の雰囲気として、O
2 ガスを混合した各種ガスを使用することができる。た
だし、O2 ガスの濃度を1%以上とすることが好まし
い。
【0016】また、光導波路デバイス10と光ファイバ
とを直接接着する場合にも、上記の方法を用いることが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光導
波路及び光ファイバの結合方法では、第1の工程におい
て、互いに結合すべき光導波路及び光ファイバの各端面
に、酸素を含む雰囲気中で紫外光を照射する。このた
め、光導波路又は光ファイバの端面に付着した有機物そ
の他の付着物が酸化、分解されて、光導波路又は光ファ
イバの端面から除去される。この場合、光導波路又は光
ファイバの端面はダメージを受けない。また、光ファイ
バを収容するコネクタを構成する樹脂部分自体が溶解す
ることもない。したがって、簡易に光導波路又は光ファ
イバの端面を浄化することができ、光導波路及び光ファ
イバの結合に於ける接合強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の方法を実行するための装置を示した
図。
【図2】アレイコネクタ8と光導波路デバイス10の組
み合わせの例を示す図。
【図3】アレイコネクタ8と光導波路デバイス10の組
み合わせの別例を示す図。
【図4】従来の技術を説明するための図。
【符号の説明】
4…紫外光源、8…光ファイバを含む被接着デバイス、
10…光導波路を含む被接着デバイス。
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 真秀 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 菅沼 寛 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに結合すべき光導波路及び光ファイ
    バの各端面に、酸素を含む雰囲気中で紫外光を照射する
    第1の工程と、 前記第1の工程の後に、前記光導波路及び前記光ファイ
    バの少なくとも一方の端面に接着剤を付着する第2の工
    程と、 前記第2の工程の後に、前記光導波路及び前記光ファイ
    バの両端面を軸合わせして接合する第3の工程と、を備
    える光導波路及び光ファイバの結合方法。
  2. 【請求項2】 紫外光を照射する光源として、低圧水銀
    ランプ及びエキシマレーザのいずれか一方を使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光導波路及び光ファイバ
    の結合方法。
JP4162821A 1992-06-22 1992-06-22 光導波路及び光ファイバの結合方法 Pending JPH063549A (ja)

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JP (1) JPH063549A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245078B1 (en) 1999-04-26 2001-06-12 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Snare for endoscope
US8157811B2 (en) * 2001-04-12 2012-04-17 Olympus Corporation Treatment device for endoscope
US8808976B2 (en) 2005-06-13 2014-08-19 Tokuyama Corporation Photoresist developer and method for fabricating substrate by using the developer thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245078B1 (en) 1999-04-26 2001-06-12 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Snare for endoscope
US8157811B2 (en) * 2001-04-12 2012-04-17 Olympus Corporation Treatment device for endoscope
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