JPH0635226B2 - 印刷層を有する磁気カ−ド - Google Patents

印刷層を有する磁気カ−ド

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JPH0635226B2
JPH0635226B2 JP61003206A JP320686A JPH0635226B2 JP H0635226 B2 JPH0635226 B2 JP H0635226B2 JP 61003206 A JP61003206 A JP 61003206A JP 320686 A JP320686 A JP 320686A JP H0635226 B2 JPH0635226 B2 JP H0635226B2
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magnetic card
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magnetic
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維良 斉藤
敬典 北島
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Toppan Infomedia Co Ltd
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Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷層を有する磁気カードに関するものであ
る。
従来の技術 プラスチック基体の片面に磁性層を設け、反対面に印刷
可能な印刷層を設けた磁気カードは、自動改札用定期券
その他の省力化の分野で現在広く使用されている。自動
改札用の定期券は、駅で発行する時点で、印刷可能な印
刷層面に乗車区間、使用期間、氏名などの必要事項を印
刷し、磁性層には同様なデータをデイジタル信号とし
て、コード化し飽和記録して発行する。発行された券
は、通常提携し、自動改札機を通し、繰返し使用する。
従って、これらの目的に使用する磁気カードの印刷層
は、発行機のそれぞれの印刷方式に対応した印刷適性が
良好なだけでなく、発行後繰返し使用しても、印刷面が
摩耗したり、よごれたりしないことが要求される。従っ
て、発行機の各印刷方式に対応したそれぞれ種類の異な
る印刷層を有する何種類もの磁気カードを生産している
のが現状である。また近年、印刷層に印刷するインキの
色調も黒の単色だけでなく、多色のカラー印刷も求めら
れている。従来の印刷層では、多色印刷の要求に対して
は、磁気カードを生産する段階で、あらかじめオフセッ
ト印刷又はグラビア印刷など通常の印刷方式で印刷して
おく必要がある。
発明が解決しようとする問題点 従来の如く、発行機の印刷方式が異なる如にそれに適し
た印刷層を有した磁気カードを用意しなければならなか
ったり、磁気カードの生産時に印刷を行なわなければな
らないので、製版、印刷等でコストがかかるばかりでな
く、磁気カード一枚毎に内容の異なる印刷を施さねばな
らないような要求に対しては十分に対応できないという
問題がある。また、従来の磁気カードの印刷層は、印刷
面の耐摩耗性等の点で繰り返し使用に対する耐用性が十
分なものではなかった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解消した印
刷層を有する磁気カードを提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、非磁性基体上に磁性層及び印刷層を有
する磁気カードにおいて、前記印刷層は、多孔質微粉末
シリカとニトロセルロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微
粒子と飽和ポリエステル樹脂との混合物にて形成され
る。
実施例 次に、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発
明を詳細に説明する。
添付図面は、本発明の一実施例としての磁気カードの部
分拡大断面図であり、この実施例の磁気カードは、プラ
スチックや紙等の非磁性基体1の片面に磁性層2及びそ
の保護層3を有し、反対面に印刷層4を有している。こ
の印刷層4は、本発明によって、ニトロセルロース−ウ
レタン系熱硬化型樹脂微粒子5と多孔質微粉末シリカ2
次粒子6と飽和ポリエステル樹脂(空隙を含む)7との
混合物にて形成されている。
このような磁気カードの製造方法の一例について説明す
ると、先ず、ニトロセルロース−ウレタン系熱硬化樹脂
微粒子を溶剤に膨潤させて分散させた液中に飽和ポリエ
ステル樹脂を溶解させ、さらに、硅酸のゲル化法により
製造された多孔質微粉末シリカを分散させて、印刷層用
塗料を準備する。次に、プラスチックや紙等の非磁性基
体の片面に磁性層を施し、その基体の反対面に、前述の
印刷層用塗料を塗布し、その後、所望の大きさに打抜き
して、磁気カードが得られる。
次に、本発明による磁気カードの印刷層における各成分
の主たる作用について考察するに、先ず、飽和ポリエス
テル樹脂は、昇華性染料の浸透性(加熱時)及びポリエ
ステルベースへの濡れ接着性に優れている。ニトロセル
ロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微粒子は、主として印
字面の耐摩耗性に効果を上げているが、さらに飽和ポリ
エステル樹脂と相まって実用上の接着力を大巾に向上さ
せている。多孔質微粉末シリカは、硅酸のゲル化により
製造され、二次粒子がほぼ2μm以上で、それは約10
nmの一次粒子と約20nmの細孔により構成されている。
二次粒子の大きさは、塗膜の表面あらさに関係し、感熱
転写紙の密着性に影響を与え、印刷の解像力を左右す
る。また約20nm細孔は、各種のインクの溶剤や低分子
バインダーを通過させると考えられる。さらに印刷層中
のシリカ二次粒子間の空隙は、インクの顔料及び高分子
バインダーを通過させるが、シリカの配合量が少なすぎ
ては、空隙は形成されない。
以上3種類の材料を配合させて、サンプルを作成したと
ころ、ニトロセルロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微粒
子の含有量が5重量%以下では、塗膜が弱く、30重量
%以上では、いづれのインクの浸透性も不良であった。
またシリカの含有量が20重量%以下では、昇華性染料
インクを除く各種インキの浸透性が悪く、40重量%以
上では印刷層表面が汚れやすかった。なお、昇華性染料
に対しては、シリカの含有量が20重量%以下の場合に
は、印刷層表面に光沢が出過ぎて見ずらくなり、40重
量%以上にすると、印刷層が白化し画像の彩度が低下し
た。
次に、本発明による印刷層を有する磁気カードの製造の
一具体例について説明する。
ニトロセルロース−FM-200 20重量部 (ニトロセルロース25%含有・ダイセル化学工業KK
製) ニッポランN−3113 5重量部 (ウレタンエラストマー20%含有・日本ポリウレタン
工業KK製) コロネートHL 1重量部 (イソシアネート系硬化剤・日本ポリウレタン工業KK
製) メチルエチルケトン 74重量部 以上の混合物を60℃/40時間熱処理を行ない、プリ
ン状のゲル(膨潤体)を得た。さらに、 メチルエチルケトン 100重量部 を加え、公称3μmのカートリッジフィルターに圧送
し、ニトロセルロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微粒子
のゲルの分散液を得た。この液の中に、 バイロン200 25重量部 (飽和ポリエステル樹脂・東洋紡績KK製) を加え、羽根型攪拌機にて、1時間溶解した。さらに、 サイロイド150 15重量部 (二次粒子径2〜3μmの多孔質微粉末シリカ・富士デ
ィビソン化学KK製) を加え、羽根型攪拌機にて、1時間分散し、印刷層の塗
工液を得た。
この塗工液を、磁性層を塗布した約0.2mm厚のポリエス
テル(PET)ベースの反対面に、乾燥時の厚さで約1
2μm厚にロールコーターで塗布し、約100℃/1分
間の乾燥を行ない、磁気定期券の寸法に打抜いて印刷層
付きの磁気カードを得た。
この磁気カードは、電子写真転写方式、溶融型熱転写方
式、インパクトドットプリント方式、インクジェット方
式、昇華型熱転写方式の各印刷方式で文字絵柄を印刷し
た結果、良好な効果が得られた。
さらに、この印刷ずみ磁気カードを自動改札機を使用し
て1,000回繰返し走行試験を行なった後でも、印刷面は
良好に保たれた。
発明の効果 本発明によれば、定期券発行機など各種の磁気カード発
行機で、耐用性のある多色印刷を含めた多種の印刷内容
に対応した印刷層を有した磁気カードが簡易な工程で発
行可能となり、磁気カード発行コストの低減がはかれ
る。
また、本発明による磁気カードの印刷層は、あらかじめ
印刷しておくことを必要とせず、発行直前に所定の文
字、記号その他を印刷表示することができるので、磁気
カードの偽造などの不正を防止できると同時に、不正防
止のための証券管理等の費用を低減できる。
さらにまた、本発明による印刷層は、どんな印刷方式に
も適合しているので、そのただ一種の印刷層を有した磁
気カードを用意すればよく、磁気カードの品種が統一さ
れ、カードの生産、納期、コストの点で、従来品と比較
して有利である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の一実施例としての磁気カードの部
分拡大断面図である。 1……非磁性基体、2……磁性層、 3……保護層、4……印刷層、 5……ニトロセルロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微粒
子、 6……多孔質微粉末シリカ2次粒子、 7……飽和ポリエステル樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 23/00 N 7201−5D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基体上に磁性層及び印刷層を有する
    磁気カードにおいて、前記印刷層は、多孔質微粉末シリ
    カとニトロセルロース−ウレタン系熱硬化型樹脂微粒子
    と飽和ポリエステル樹脂との混合物にて形成されたこと
    を特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】前記混合物における前記多孔質微粉末シリ
    カの含有量は、20〜40重量%である特許請求の範囲
    第(1)項記載の磁気カード。
  3. 【請求項3】前記混合物における前記ニトロセルロース
    −ウレタン系熱硬化型樹脂微粒子の含有量は、5〜30
    重量%である特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の
    磁気カード。
JP61003206A 1986-01-10 1986-01-10 印刷層を有する磁気カ−ド Expired - Lifetime JPH0635226B2 (ja)

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JPS62161594A JPS62161594A (ja) 1987-07-17
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