JPH0635217Y2 - メガネのフロント - Google Patents

メガネのフロント

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JPH0635217Y2
JPH0635217Y2 JP1988066085U JP6608588U JPH0635217Y2 JP H0635217 Y2 JPH0635217 Y2 JP H0635217Y2 JP 1988066085 U JP1988066085 U JP 1988066085U JP 6608588 U JP6608588 U JP 6608588U JP H0635217 Y2 JPH0635217 Y2 JP H0635217Y2
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JP
Japan
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vertical
blow bar
stopper
vertical bridge
bridge
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JP1988066085U
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JPH01169218U (ja
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和幸 阪本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、メガネのフロント特にサングラス(通産省サ
ングラス規格外のファッショングラスを含む)のフロン
トに関する。
〔従来の技術〕
第14図に示す如く、左右一体型のレンズを保持するフロ
ントとして、主にブローバー(ワタリとも呼ばれ、この
タイプのフロントではフロント本体を成す)と、その中
央部から垂下した縦ブリッジ(センターアームとも呼ば
れる)とからなる略T字形のフロントが知られている。
例えば実開昭58−45517号公報を参照されたい。
このタイプのフロントでは、ブローバー中央部の爪(2
0)と、ブローバー左右の2本の爪と縦ブリッジ下部の
サドル(21)でレンズを保持し、固定している。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の縦ブリッジ(センターアーム)は、金属製であ
り、その上端を金属製のブローバー(ワタリ)に「ろう
付け」により固定されていた。
そのため、ろう付け工程に起因してフロントの製作に、
長時間を要す、製造コストが高いという問題点があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、本考案は、「主としてブローバーと、これの
中央部から垂下した縦ブリッジとからなるメガネのフロ
ントにおいて、 前記ブローバーは、中央部に垂直穴を有しており、この
垂直穴には内部に段差があり、 一方、前記縦ブリッジは、上部にほヾ平行な2本の上向
きのヤジリを有しており、これらのヤジリは前記垂直穴
に下部開口部から嵌入しており、ヤジリの角が前記段差
に当接して下方に抜けることが防止されていることを特
徴とするメガネのフロント」を提供する。
〔作用〕
本考案では、ブローバーに垂直穴を開け、他方、縦ブリ
ッジの上部に2本の上向きヤジリを設け、これらのヤジ
リを前記垂直穴の下部開口部から挿入する。
垂直穴には、上部にやや拡がった部分があり、拡がって
いない部分との間に段差を持つ。
本考案では、ヤジリの角はこの段差に当接するようにし
てある。そのため、第5図に示すようにヤジリの角(2a
)が段差(1a)に阻止されて下方に抜けることがで
きない。しかし、挿入時は、2本のヤジリは拡がってい
ない部分の垂直穴の壁によって第6図に示すように閉脚
方向に撓まされるので挿入が可能である。
しかし、強い力で縦ブリッジを下方に引くと、2本のヤ
ジリが第6図に示すように閉脚方向に撓み、その結果、
垂直穴から下方に抜ける危険がある。この危険を回避す
るには、2本のヤジリが閉脚方向に撓むことのないよう
に、2本のヤジリの間にストッパー(閉脚阻止棒)を圧
入しておくことが好ましい。
ストッパーは、2本のヤジリの間が平行であるときは、
下方に尖ったV字形を有するものが好ましく、2本のヤ
ジリの間が下方で交わる非平行のときは、ストッパーは
単なる棒状又は板状でもよい。
ストッパーは、上部にフタを有していてもよい。このフ
タは、垂直穴にぴったりと嵌入する大きさ及び形状で
も、垂直穴を被いかくす大きなものでも、いずれでもよ
い。
本考案では、機械的な嵌合だけで縦ブリッジをブローバ
ーに固定するので「ろう付け」が不要である。また、固
定作業と同時にレンズの保持も行なうことができるの
で、新たなレンズ保持工程が不要である。
従って、縦ブリッジ(場合によりパッドを含む)とブロ
ーバーとは、互いに無関係に自由な材質を選択できる
(「ろう付け」の場合は、不自由)ので、色、柄、デザ
インや形状寸法の異なる数種類の縦ブリッジとブローバ
ーとを別々に成形しておき、装用者の好みや装用者の鼻
部形状に合わせて形状寸法の異なったレンズを装着する
場合に、自由な組み合わせが可能になり、少数多品種の
個性化の時代に容易に対応できる。
〔実施例1〕 第1図は、本実施例のフロントの一部切り欠き正面図で
ある。但し、ストッパー(4)を圧入(装着)する前の
状態である。
このフロントは、主として横一文字形状のブローバー
(1)と、これの中央部から垂下した縦ブリッジ(2)
と、ブローバー(1)の左右端にあるヨロイ(3)とか
らなる。ヨロイ(3)には、縦溝があって、ここにレン
ズ(5)が嵌合する。また、ヨロイ(3)の一部には、
丁番の一部が一体に成形されている。
ブローバー(1)の中央部には、第2図に示すように、
垂直穴(1a)が開けられている。
ブローバー(1)は、ここでは、ナイロン、セルロース
アセテート、セルロースプロピオネート、エポキシ、ウ
レタン、ポリカーボネート等のプラスチックにより射出
成形又は注型成形により一体に作られる。
縦ブリッジ(2)には、第3図に示すように、上部に2
本のヤジリ(2a)が上向きに穿設されている。縦ブリッ
ジ(2)の下部には、略逆V字形のゴム又はプラスチッ
ク製パッド(2b)が設けられている。パッド(2b)に
は、上から見ると溝(2d)が略V字形に添って掘られて
おり、この溝(2d)にレンズが嵌合することにより、
レンズがフロントから下方に脱落することが防止され、
かつレンズが正面から見て手前又は後方に揺動するこ
とが防止される。
本例では、パッド(2b)も含め縦ブリッジ(2)は、ナ
イロン、セルロースアセテート、セルロースプロピオネ
ート、エポキシ、ウレタン、ポリカーボネート等で一体
成形されているが、実施例2の如くパッド(2b)を別体
に成形し、これを本体(2c)に接合することにより、縦
ブリッジ(2)を完成させてもよい。
ブローバー(1)の中央部にあけられた垂直穴(1a)
は、上部にやや拡がった部分を持ち、両者の間に段差
(1a)がある。
従って、ヤジリ(2a)が垂直穴(1a)に嵌入した状態で
は、第5図に示すヤジリの角(2a)が、この段差(1a
)に当接して、もはやヤジリ及び縦ブリッジは、下方
に抜けることができない。
特に、上部開口部から2本のヤジリ(2a)の間にストッ
パー(4)を上方から下方に向けて強制圧入すると、第
5図に示すように、2本のヤジリ(2a)は開脚方向に応
力を受けるので、ストッパー(4)は上方に外れること
はなくなると共に、2本のヤジリ(2a)は閉脚すること
ができないので、ヤジリ(2a)は垂直穴(1a)から抜け
ることができなくなる。
一方、縦ブリッジには、第13図に示すごとく正面と背面
に段差(2e)があり、ここを境に上がヤジリ(2a)、下
が縦ブリッジ(2)本体となっている。そして、段差
(2e)がブローバー(1)の垂直穴(1a)下部開口部周
辺に当接することにより、それ以上ヤジリ(2a)は上方
に進入できない。この機構により縦ブリッジ(2)は、
それ以上上方に動くことはできない。
従って、縦ブリッジ(2)は、ブローバー(1)への装
着状態では、上方にも下方にも動くことはできず、固定
される。
ヤジリ(2a)を垂直穴(1a)から下方に抜くには、先に
ストッパー(4)を外した後、適当な治具で第6図に示
すように閉脚方向に応力を加えると、ヤジリ(2a)は撓
んで角(2a)が段差(1a)から外れるので、この状
態でヤジリ(2a)を下方に引くと、垂直穴(1a)から抜
くことができる。この場合、2本のヤジリ(2a)の隙間
の下端(2a)が垂直穴(1a)の内部に隠されずにブロ
ーバー(1)の下に見える程に長いヤジリ(2a)を使用
すれば、ヤジリ(2a)の下部がブローバー(1)の下に
露出するので、この付近をペンチの如き治具で閉脚方向
に応力を加えると、同様にヤジリ(2a)を垂直穴から外
す(抜く)ことができる。
ストッパー(4)は、略Tの字形をしており、上部がフ
タの役割を果す。フタは垂直穴を被い隠すのに十分な大
きさがある。
ストッパー(4)は、ブローバーと同一材料で作成して
もよいが、例えばメッキの可能なABS樹脂や金属で作成
すれば、プラスチック製ブローバー(1)に対してデザ
イン又はファッション性が向上する。
(実施例2) ここでは、縦ブリッジを第11図、第12図に示すように、
本体(2c)とパッド(2b)で構成しており、本体(2c)
は実施例1と同様にナイロン、セルロースアセテート、
セルロースプロピオネート、エポキシ、ウレタン、ポリ
カーボネート等のプラスチックで射出成形されたもので
あり、略V字形のパッド(2b)は、ゴムで成形されたも
のである。
パッド(2b)は単にパッド中央の穴に本体(2b)を上方
から通して、係止片(2c)により係止したにすぎない
が、パッド(2b)はレンズと係止片(2c)とによって
サンドイッチされるので揺動しない。
縦ブリッジ以外は実施例1と同じである。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、縦ブリッジのブローバー
への固定が機械的嵌合だけで済み、「ろう付け」工程が
不要なことから、フロントの製作時間が短かくなり、ま
た製造コストが安くなる。
更に、縦ブリッジのブローバーへの固定作業と同時にフ
ロントへのレンズ保持作業も済むので、メガネの組立時
間が短くなる利点もある。
また、縦ブリッジとブローバーを自由な材質で成形し、
それぞれ数種類用意しておき、互いに組み合わせれば、
個性化の時代に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ストッパーを外した状態での本考案の実施例
1にかかるフロントの一部切り欠き部分正面図である。 第2図は、第1図のフロントの一部を示す下面図であ
る。 第3図は、第1図のフロントの一部を構成する縦ブリッ
ジの正面図である。 第4図は、第3図の縦ブリッジの右側面図である。 第5図は、第1図のフロントを正面方向から見た部分断
面図である。 第6図は、第5図でヤジリを閉脚した様子を示す説明図
である。 第7図は、第1図のフロント(ストッパーを外した状
態)の部分上面図である。 第8図は、第1図のフロントにストッパーを装着した様
子を示す部分上面図である。 第9図は、第1図のフロント(ストッパーを外した状
態)をA−A矢視断面図である。 第10図は、第1図のフロント(ストッパーを装着した状
態)の右側面図である。 第11図は、本考案の実施例2にかかる縦ブリッジの本体
(2c)の正面図である。 第12図は、第11図の本体(2c)の右側面図である。 第13図は、第9図の部分拡大図である。 第14図は、従来のフロントの正面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1、16……ブローバー 1a……垂直穴 1a……段差 2、17……縦ブリッジ 2a……ヤジリ 2a……角 3、18……ヨロイ 4……ストッパー 5、22……左右一体型レンズ 6……テンプル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主としてブローバーと、これの中央部から
    垂下した縦ブリッジとからなるメガネのフロントにおい
    て、 前記ブローバーは、中央部に垂直穴を有しており、この
    垂直穴には内部に段差があり、 一方、前記縦ブリッジは、上部にほヾ平行な2本の上向
    きのヤジリを有しており、これらのヤジリは前記垂直穴
    に下部開口部から嵌入し、ヤジリの角が前記段差に当接
    して下方に抜けることが防止されており、 さらに、前記2本の上向きのヤジリの間にストッパーを
    圧入することを特徴とするメガネのフロント。
JP1988066085U 1988-05-19 1988-05-19 メガネのフロント Expired - Lifetime JPH0635217Y2 (ja)

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JP1988066085U JPH0635217Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 メガネのフロント

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JPH01169218U JPH01169218U (ja) 1989-11-29
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WO2016059660A1 (ja) * 2014-10-16 2016-04-21 増永眼鏡株式会社 眼鏡部品の止着構造
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