JPH0635216U - 可変容量式バケットエレベ−タ - Google Patents
可変容量式バケットエレベ−タInfo
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- JPH0635216U JPH0635216U JP7948592U JP7948592U JPH0635216U JP H0635216 U JPH0635216 U JP H0635216U JP 7948592 U JP7948592 U JP 7948592U JP 7948592 U JP7948592 U JP 7948592U JP H0635216 U JPH0635216 U JP H0635216U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バケットエレベ−タのチェ−ン速度が一定で
あっても比重の異なるバラ物を同一重量だけ搬送するこ
とができ、しかも、構造が簡単な可変容量式バケットエ
レベ−タを提供する。 【構成】 バケットFの本体フレ−ム1を、一端を開口
すると共に他端に底板3を有する断面U字状に形成し、
該本体フレ−ム1の内周面で該底板3に対して接離可能
に移動底板6を設け、該移動底板6と前記底板3との間
に該移動底板を移動させる駆動装置10を設ける。ま
た、バケットFの本体フレ−ム1’を筒状に形成し、該
本体フレ−ム1’の底板21を摺動自在に案内するガイ
ド板20を設け、該ガイド板20に底板21を挿入し、
該底板21と本体フレ−ム1’とを接続する係合部22
を設けている。
あっても比重の異なるバラ物を同一重量だけ搬送するこ
とができ、しかも、構造が簡単な可変容量式バケットエ
レベ−タを提供する。 【構成】 バケットFの本体フレ−ム1を、一端を開口
すると共に他端に底板3を有する断面U字状に形成し、
該本体フレ−ム1の内周面で該底板3に対して接離可能
に移動底板6を設け、該移動底板6と前記底板3との間
に該移動底板を移動させる駆動装置10を設ける。ま
た、バケットFの本体フレ−ム1’を筒状に形成し、該
本体フレ−ム1’の底板21を摺動自在に案内するガイ
ド板20を設け、該ガイド板20に底板21を挿入し、
該底板21と本体フレ−ム1’とを接続する係合部22
を設けている。
Description
【0001】
本考案は、石炭,鉄鉱石及び土砂,穀物等のバラ物を搬送するバケットエレベ −タ式連続アンロ−ダに関し、特に、バケットの搬送容積が可変な可変容量式バ ケットエレベ−タに関するものである。
【0002】
従来、連続アンロ−ダのバケットエレベ−タは、図1に示すように、アンロ− ダ本体に取付けられた旋回・昇降可能な垂直搬送部Aと、この垂直搬送部Aの下 端に平行リンク機構Cを介して取付けられ、水平状態で昇降可能な連続式掻取部 Bとから成り、垂直搬送部Aおよび連続式掻取部BのスプロケットDに無端状に 巻掛けたチェ−ンEにバケットFを多数取付けて構成されている。
【0003】 このようなバケットエレベ−タで、比重の異なるバラ物を一定の能力(時間当 りの搬送重量が同一)で搬送する場合、従来、チェ−ンEの速度を増減させて行 っていた。また、別の方法として、バケットの側板を連結している底板を複数に 分割し、その底板の数を増減してバケットの巾を可変にし、バケット自体の容積 を変更できるようにしたものもある。(特開昭60−144218号公報参照)
【0004】
チェ−ンEの速度を増減させるものでは、チェ−ンEの速度を増減させたとし ても、バケットエレベ−タの上下方向のバケットの数に変更がないので、常に同 一数のバケットにバラ物が積載されていることになる。このことは、バラ物の比 重が大きい程、バケットエレベ−タのチェ−ンEに掛かる加重が大きくなる。 従って、クレ−ンの本体の剛性を比重の大きいバラ物に合せなければならない ので、装置全体を頑丈にする必要があり、また、バケットエレベ−タのチェ−ン Eの速度を可変にする必要があるので装置が高価になり不経済であった。
【0005】 また、バケットの巾を変更させるものでは、バケットを支持しているチェ−ン の巾を変更する必要があるのと、バケットの巾を変更する際バケットを分解して 再度組立てる必要があり、構造が複雑になるのと、バケットの巾を変更するのに 多大の時間が掛かるという問題点があった。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、バケットエレベ−タのチェ−ンの速度が一定でも比 重の異なるバラ物を一定の重量だけ搬送することができ、しかも、バケットの構 造が簡単な可変容量式バケットエレベ−タを提供しようとするものである。
【0007】
本考案の可変容量式バケットエレベ−タは、離間して設けられたスプロケット に無端状に巻掛けられたチェ−ンEに、多数のバケットFを取付けたバケットエ レベ−タにおいて、前記バケットFの本体フレ−ム1を、一端を開口すると共に 他端に底板3を有する断面U字状に形成し、該本体フレ−ム1の内周面で該底板 3に対して接離可能に移動底板6を設け、該移動底板6と前記底板3との間に該 移動底板6を移動させる駆動装置10を設けたことにある。
【0008】 また、前記バケットエレベ−タにおいて、バケットFの本体フレ−ム1’を筒 状に形成し、本体フレ−ム1’の一端に、該本体フレ−ム1’の一端を塞ぐ底板 21を摺動自在に案内するガイド板20を設け、該ガイド板20に底板21を取 付け、該底板21が前記本体フレ−ム1’の底部を塞ぐ位置で、本体フレ−ム1 ’と底板21とを接続する係合部22を設けたことにある。
【0009】
バケットFの移動底板6を移動させる方式のものでは、比重の小さいバラ物を 搬送する際、移動底板6を駆動装置10により底板3側に移動させて、バケット Fのバラ物の収納容積を大きくする。また、比重の大きいバラ物を搬送する際は 、前記とは逆に移動底板6を駆動装置10により反底板側に移動させて、バケッ トFのバラ物の収納容積を小さくする。
【0010】 また、バケットFの底板21を着脱する方式のものでは、バラ物の比重により 全てのバケットFに底板を装着したり、一つ飛ばしに装着したり、または、二つ 飛ばし或は三つ飛ばしに装着してバケットFのバラ物の収納容積を変える。この ようにして、比重の異なるバラ物に対して、チェ−ンEを同一速度で動かしても 時間当りの搬送重量を同一にする。
【0011】
以下、この考案を図示する実施例に基づいて説明する。 これは、図1に示すような連続アンロ−ダのバケットエレベ−タに取付けたバ ケットの例であり、図2〜図4に示す実施例のバケットは、バケットの底板を移 動させるようにしたもので、図5〜図7に示す実施例のバケットは、バケットの 底板を取外し可能にしたものである。
【0012】 まず、図2〜図4に示す実施例のバケットFは、一端を開口すると共に、他端 に底板3を有する断面U字状の本体フレ−ム1と、該本体フレ−ム1をチェ−ン Eに取付けるためのチェ−ン取付部4と、本体フレ−ム1の内周面で前記底板3 に対し接離可能に設けられた移動底板6と、該移動底板6と前記底板3との間に 設けられ該移動底板6を移動させる駆動装置10とから構成されている。
【0013】 本体フレ−ム1の開放側である一端には、チェ−ンE側以外の三方にバラ物を 掻寄せるための掻寄せ板2が設けられている。 チェ−ン取付部4は、本体フレ−ム1を挟むように本体フレ−ム1の両側壁外 側に夫々設けられ、チェ−ンEに一定ピッチで取付けられたボルトを挿入できる 穴5が設けられている。そして、該穴5に前記ボルトを挿入してナットで締付け バケットFをチェ−ンEに取付けるようにしている。
【0014】 移動底板6には、その周部に該移動底板6が本体フレ−ム1の側壁を摺動する 際、該側壁に対して傾斜しないように複数のガイド板7が設けられている。また 、移動底板6の中央部で底板3側には、駆動装置10の一端を取付けるためのブ ラケット8が設けられ、底板3の中央部にも前記駆動装置10の他端を取付ける ためのブラケット9が設けられている。
【0015】 駆動装置10は、実施例ではスクリュ−ジャッキを使用しており、このジャッ キは、一つのねじ軸11に、右ねじが加工された移動体12と左ねじが加工され た移動体13とを螺入させ、該移動体13と前記ブラケット8,9を、前記移動 体12と前記ブラケット8,9を複数のリンク14で連結して平行リンクを形成 し、該リンク14の反ねじ軸11側をブラケット8,9に接続したものである。 また、ねじ軸11は本体フレ−ム1の両側壁を貫通して本体フレ−ム1の外側 に突出しており、該ねじ軸11の両端部にはナット15が固設されている。そし て、本体フレ−ム1には、ねじ軸11を貫通させるための長孔16が設けられて いる。
【0016】 なお、この実施例では、駆動装置10としてスクリュ−ジャッキを使用したが これに限定されることはなく、ウォ−ムジャッキ等を使用しても良い。また、油 圧シリンダの一端を底板3に、他端を移動底板6に取付け、本体フレ−ム1の側 壁にバルブを設け、該バルブと油圧シリンダとをホ−スで連結し、外部の油圧ユ ニットを利用して前記バルブを介して油圧シリンダを駆動し、移動底板6を移動 するようにしてもよい。
【0017】 次に、図5〜図7に示す他の実施例を説明する。 なお、前記実施例と同一の部分については同符号を付して符号の説明は省略す る。この実施例のバケットFでは、移動底板6と駆動装置10を設けずに、本体 フレ−ムに対して底板を着脱可能に取付けたものである。 そして、本体フレ−ム1’は筒状に形成されており、該本体フレ−ム1’の一 端である底側で両側壁端部の端面には、該端面に沿ってガイド板20が設けられ 、該ガイド板20には底板21が摺動自在に設けられている。また、本体フレ− ム1’の側壁と底板21の端部には、本体フレ−ム1’と底板21を接続するた めの係合部22が設けられている。 係合部22は、夫々に取付けられたブラケット23,24に穴25,26を設 け、該穴25,26にコッタ等を挿入して本体フレ−ム1’と底板21を接続す るようになっている。
【0018】 以上のような構成において、移動底板6を移動させる実施例の動作について説 明する。 例えば、比重の小さい穀物等を船から陸揚げする場合、バケットFに入るバラ 物の量を多くする必要がある。そこで、ナット15を介してねじ軸11を移動底 板6が底板3側へ移動する方向に回転させる。そして、移動底板6が底板3に最 大限近づいた時点でナット15の回転を止める。このようにして全てのバケット Fの移動底板6を底板3側へ移動させる。このようにすれば、バケットFの容積 が大きくなる。
【0019】 また、比重の大きい鉄鉱石等を船から陸揚げする場合は、前記と逆に移動底板 6を反底板側に移動させてバケットFに入るバラ物の量を少なくする。このよう にすれば、バケットFの容積が小さくなる。
【0020】 そして、バラ物の比重に合せて移動底板6を移動させバケットFに入るバラ物 の量を可変にし、バケットFに入るバラ物の重量を同一にすれば、チェ−ンEが 同一速度であっても時間当りの搬送重量を同一にすることができる。
【0021】 次に、底板21を着脱自在にした実施例の動作について説明する。 比重の小さい穀物等を搬送する場合は、全てのバケットFの底板21を装着し てバラ物を搬送する。
【0022】 次に、石灰石のように穀物に比べて比重が2倍程度のバラ物を搬送する場合は 、バケットFの底板21を一つ飛ばしに装着して搬送する。そうすれば、穀物を 搬送する際と同一速度で搬送してもバラ物の量が半分になり、時間当りの搬送重 量を同一にすることができる。 また、鉄鉱石のように比重の大きいバラ物の場合は、底板21を二つ或は三つ 飛ばしで装着して搬送する。
【0023】
バケットエレベ−タのチェ−ンの速度が一定でも、バラ物の搬送容積を可変に することができるので、比重に差があるバラ物であっても時間当りの搬送重量を 同一にすることができる。このことは、どのようなバラ物でも、バケットエレベ −タに掻上げられているバラ物の重量が同一になり、バケットエレベ−タ,ブ− ムおよびポ−タル等のクレ−ン本体及びバケットエレベ−タの駆動装置を経済的 に設計することができる。
【0024】 また、バケットFを二重底方式および底板を着脱式にしたため、バケット容積 を可変にする際、バケットをチェ−ンから取外す必要がないのでバケット容積の 変更が迅速にできるのと、チェ−ンの間隔を変更する必要がないのでバケットエ レベ−タの構造を簡単にすることができる。
【図1】バケットエレベ−タの下端を示す概略図であ
る。
る。
【図2】バケットの底板が二重構造になっている方式の
実施例の図で、バケットの一部を破断した側面図であ
る。
実施例の図で、バケットの一部を破断した側面図であ
る。
【図3】図2のX矢視より見た一部破断の断面図で、バ
ケットをチェ−ン取付部側より見た図である。
ケットをチェ−ン取付部側より見た図である。
【図4】バケットの底板が二重構造になっている方式の
実施例の図で、バケットを開口側より見た図である。
実施例の図で、バケットを開口側より見た図である。
【図5】バケットの底板が着脱自在になっている方式の
実施例の図で、バケットの側面図である。
実施例の図で、バケットの側面図である。
【図6】バケットの底板が着脱自在になっている方式の
実施例の図で、バケットを開口側より見た図である。
実施例の図で、バケットを開口側より見た図である。
【図7】図5のY矢視より見た断面図である。
B 連続式掻取部 D スプロケット E チェ−ン F バケット 1,1’ 本体フレ−ム 3 底板 6 移動底板 10 駆動装置 20 ガイド板 21 底板 22 係合部
Claims (2)
- 【請求項1】 離間して設けられたスプロケットに無端
状に巻掛けられたチェ−ン(E)に、多数のバケット
(F)を取付けたバケットエレベ−タにおいて、前記バ
ケット(F)の本体フレ−ム(1)を、一端を開口する
と共に他端に底板(3)を有する断面U字状に形成し、
該本体フレ−ム(1)の内周面で該底板(3)に対して
接離可能に移動底板(6)を設け、該移動底板(6)と
前記底板(3)との間に該移動底板(6)を移動させる
駆動装置(10)を設けたことを特徴とする可変容量式
バケットエレベ−タ。 - 【請求項2】 離間して設けられたスプロケットに無端
状に巻掛けられたチェ−ン(E)に、多数のバケット
(F)を取付けたバケットエレベ−タにおいて、前記バ
ケット(F)の本体フレ−ム(1’)を筒状に形成し、
本体フレ−ム(1’)の一端に、該本体フレ−ム
(1’)の一端を塞ぐ底板(21)を摺動自在に案内す
るガイド板(20)を設け、該ガイド板(20)に底板
(21)を取付け、該底板(21)が前記本体フレ−ム
(1’)の底部を塞ぐ位置で、本体フレ−ム(1’)と
底板(21)とを接続する係合部(22)を設けたこと
を特徴とする可変容量式バケットエレベ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7948592U JPH0635216U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 可変容量式バケットエレベ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7948592U JPH0635216U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 可変容量式バケットエレベ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635216U true JPH0635216U (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=13691204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7948592U Pending JPH0635216U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 可変容量式バケットエレベ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635216U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190126507A (ko) * | 2018-05-02 | 2019-11-12 | 주식회사 엘지화학 | 컨베이어 벨트 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP7948592U patent/JPH0635216U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190126507A (ko) * | 2018-05-02 | 2019-11-12 | 주식회사 엘지화학 | 컨베이어 벨트 |
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