JPH063514U - エジェクタドリル - Google Patents
エジェクタドリルInfo
- Publication number
- JPH063514U JPH063514U JP962291U JP962291U JPH063514U JP H063514 U JPH063514 U JP H063514U JP 962291 U JP962291 U JP 962291U JP 962291 U JP962291 U JP 962291U JP H063514 U JPH063514 U JP H063514U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure fluid
- hole
- flushing
- vacuum
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 押し流し用とバキューム用の高圧流体を個別
に圧力調整可能とし、更に押し流し用高圧流体の漏れを
防止して切粉排出能力を向上する。 【構成】 押し流し用高圧流体供給路5とバキューム用
高圧流体供給路6とを別個に設けて、別個に調圧された
高圧流体により最適な切粉排出能力を得る。また外側チ
ューブの先端に漏れ止めリング13を設けて、押し流し
用高圧流体の漏れを防止する。
に圧力調整可能とし、更に押し流し用高圧流体の漏れを
防止して切粉排出能力を向上する。 【構成】 押し流し用高圧流体供給路5とバキューム用
高圧流体供給路6とを別個に設けて、別個に調圧された
高圧流体により最適な切粉排出能力を得る。また外側チ
ューブの先端に漏れ止めリング13を設けて、押し流し
用高圧流体の漏れを防止する。
Description
【0001】
本考案は、深穴加工用エジェクタドリルに関するものである。
【0002】
従来の深穴加工用エジェクタドリルは、図3,図4に示すように1個の供給路 101又は102から供給される高圧流体を途中で分岐して押し流し用とバキュ ーム用の両方に使用しているのが一般的である。
【0003】
従来の技術で述べたエジェクタドリルは、高圧流体供給口が一個のため、例え ば切粉が排出管内に詰まって管路内抵抗が増えると、バキューム用流量が増えて 押し出し用流量が減ったままとなり、詰まった切粉を押し出すことができなくな るという問題点を有している。また外側チューブ103又は104の先端部の外 径寸法が加工穴径より小さいため、この隙間から高圧流体が漏れて切粉の押し流 し効果が減少するという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこれらの問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、切粉押し出し能力が大きく、構造が簡単なエジェクタド リルを提供しようとするものである。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案におけるエジェクタドリルは、押し流し用 とバキューム用の二個の高圧流体供給路を別々に設けたものである。
【0005】
機外に設けられた高圧流体供給装置から送られるそれぞれ別個に調圧可能な二 系統の高圧流体を、押し流し用供給路とバキューム用供給路にそれぞれ供給して 、切粉詰まり等による機内抵抗で互いに干渉しあうことのない最適に調整された 圧力の高圧流体により切粉の押し出し力と、これをバックアップする吸い込み力 を得る。 また外側チューブ先端の漏れ止めリングにより押し出し用高圧流体の漏れを防 止して切粉排出力の低下を防止する。
【0006】
第1実施例について図1を参照して説明する。 床上に設置された図示しないベッド1の左側上に図示しない主軸台が固設され 、主軸台に回転可能に支持される主軸先端のチャックに工作物Wの左端が把持さ れている。 ベッド上に削設されたZ軸方向の案内上に移動位置決め可能に図示しない往復 台が載置されており、この往復台上に固着のブロックに穿設された主軸と同心の 穴1aに工具軸2が嵌着されている。工具軸2の段付中心穴は、先端部がテーパ 穴2aに形成され、テーパ穴2aに続く大径穴2bに内筒3が嵌挿され、工具軸 2右端部の小径穴2cは、流体及び切粉排出用に使用され、工具軸2の右端面同 心に排出用継ぎ軸4が固着されている。
【0007】 工具軸2には押し出し用高圧流体供給路5とバキューム用高圧流体供給路6が 工具軸心に対して直角に設けられており、内筒3には流体及び切粉排出用中心穴 3aが開口し、供給路6に連通される複数のバキューム用穴3bが同一円周上に 切粉の流れ方向を向いて斜めに穿設されている。
【0008】 深穴ドリル10は外側チューブ7に隙間を有して内側チューブ8が嵌挿される ダブルチューブ式柄部の先端に、切れ刃部9が螺設されたもので、外側チューブ 7の右端が工具軸2の左端にテーパコレットブッシュ11を介して袋ナット12 により固着され、同時に内側チューブ8の左端が内筒3の対応穴に隙間なく嵌挿 されており、外側チューブ7先端外周に加工穴に隙間なく挿入可能な漏れ止めリ ング13が嵌着されている。
【0009】 そして押し出し用供給路5より流入される高圧流体は、外側チューブ7と内側 チューブ8の隙間を通って切れ刃部9に至り、ここで半径方向の複数の穴9aを 通って外周部に出て、加工穴と切れ刃部9の間を通って先端に達し、切削面に当 たってUターンして切粉と共に内側チューブ8の中心穴を通り、継ぎ軸4の開口 部穴から機外に排出されるようになっている。
【0010】 続いて第1実施例の作用について説明する。 今、工作物Wが回転され、図示しない往復台上にブロック1、工具軸2を介し て固着される深穴ドリル10が、Z軸方向工作物W側に送り速度で移動され、深 穴明け加工が行われている。押し流し用供給路5より供給される高圧流体は、二 重チューブ式柄部の外側チューブ7と内側チューブ8の隙間を通って刃先に至り 、切削中に出る切粉と共に内側チューブ8の中心穴を通り、内筒3の中心穴3d に達すると、この中心穴3dにはバキューム用高圧流体噴出用の穴3bが開口し ており、この開口部より噴出する高圧流体により管路内圧力がマイナスとなって 吸引力が付与されて勢いよく継ぎ軸4の開口部から機外に排出される。
【0011】 なお、押し流し用流体とバキューム用流体の圧力は、それぞれ別個の圧力調整 弁により調整され、深穴の径及び切粉の形状等により個々に最良の圧力に調整さ れている。
【0012】 次に第2実施例について図2を参照して説明する。 第2実施例の特徴はテーパシャンク付エジェクタドリルと自動クランプ用引込 機構で、説明の重複を避け異なるところに重点を置いて説明する。
【0013】 図示しないベッドのZ軸方向の案内面上に、移動位置決め可能に載置される移 動台21に、主軸と同心に穴21aが穿設されており、穴21aの左側にテーパ 穴21bが形成され、テーパ穴21bと穴21aの間に内周溝21cが刻設され ている。更に穴21aの右側の大径穴が油圧シリンダ22に形成されており、移 動台右端面に中心を有する蓋23が固着れれている。
【0014】 油圧シリンダ22に嵌挿されるピストン24と一体のピストンロッドは、工具 引張り棒25に形成されており、工具引張り棒25は穴21a内に軸方向移動可 能に嵌挿され、先端に工具把持用コレット36が係合されている。工具引張り棒 25の中心穴には切粉排出用チューブ20が軸方向移動可能に嵌挿され、チュー ブ20はばね19により常時突出勝手に付勢されるとともに、工具引張り棒25 と共に軸方向移動するようになっており、蓋23の右端面に切粉排出穴を有する 鍔付チューブ18が同心に固着されている。
【0015】 テーパ穴21bにはテーパソケット26のシャンク部が着脱可能に嵌挿されて おり、油圧シリンダ22の左室に供給される圧油により引張り棒25を右行させ 、テーパソケットシャンク部右端の頸部をコレット36により着脱可能に把持し て引込み、クランプするようになっている。
【0016】 テーパソケット26は図示しない工具交換アームのグリッパにて把持される鍔 部26aを一体に有し、先端にねじ26bが刻設され、更に段付中心穴26c, 26dが穿設されている。そしてこの中心穴26cに内筒27が嵌挿されており 、内筒27に複数のバキューム用高圧流体噴出穴27aが同一円周上斜めに穿設 され、中筒中心穴27bに噴出用ノズルが開口している。
【0017】 深穴ドリルの外側チューブ28はねじ26bに係合する袋ナット29によりテ ーパソケット26の先端に嵌着され、内側チューブ31は内筒27の中心穴に隙 間なく嵌挿されている。
【0018】 一方テーパソケットの鍔部26aには、押し流し用高圧流体供給路32と、バ キューム用高圧流体供給路33がL字形に折れ曲がって穿設され、移動台21に 機外に設けられた図示しない高圧流体供給装置より供給される高圧流体を前記供 給路32,33に送り込む供給路34,35がそれぞれ穿設されている。
【0019】 続いて本実施例の作用について説明する。 工具交換アームによりテーパシャンク付エジェクタドリルのテーパソケット2 6の鍔部26a外周を把持して移動台21のテーパ穴21bにシャンク部が挿入 されると、シャンク部先端が切粉排出用チューブ20の左端に当接して,チュー ブ20がばね19の力に抗して押し込まれ、ばね力によりシャンク部端面にチュ ーブ20の左端が圧接される。
【0020】 次いで油圧シリンダ22の左室に圧油が供給されて工具引張り棒が右行し、コ レット36にてソケット頸部を把持して引込みクランプが行われる。こうして移 動台21へテーパシャンク付エジェクタドリルが装着されると、自動低に押し流 し用供給路32と34、バキューム用供給路33と35がOリング等パッキン材 を介して漏れないように連通されるとともに、移動台21の右端面に開口する排 出口にリニアに延びる流体及び切粉排出路の連結が完了する。
【0021】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 深穴用エジェクトドリルに押し流し用とバキューム用の高圧流体供給路を別々 に設けて、別個に調圧できる高圧流体をそれぞれの供給路に送り込むようにした ので、加工穴径,切粉の状態等によりそれぞれ最適圧力の流体圧を送り込むこと が可能となり、切粉詰まり等の事故が減少し、切粉排出能力が向上して加工能率 が向上する。 またテーパシャンク付エジェクタドリルにすることで自動工具交換が容易とな り自動化対応が可能となる。
【図1】第1実施例のエジェクトドリルの断面図であ
る。
る。
【図2】第2実施例のテーパシャンク付エジェクタドリ
ルの断面図である。
ルの断面図である。
【図3】従来のエジェクタドリルの断面図である。
【図4】従来のテーパシャンク付エジェクタドリルの断
面図である。
面図である。
7,28 外側チューブ 8,31 内側チューブ 5 押し流し用高圧流体供給口 6 バキューム用高圧流体供給口 13 漏れ止めリング
Claims (1)
- 【請求項1】 外側チューブと内側チューブを有するダ
ブルチューブ式深穴加工用エジェクタドリルにおいて、
押し流し用とバキューム用の二個の高圧流体供給路を別
々に設けたことを特徴とするエジェクタドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP962291U JPH063514U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | エジェクタドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP962291U JPH063514U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | エジェクタドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063514U true JPH063514U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=11725371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP962291U Pending JPH063514U (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | エジェクタドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063514U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5075183U (ja) * | 1973-11-10 | 1975-07-01 | ||
JPS5132491U (ja) * | 1974-08-31 | 1976-03-10 | ||
JPS5431036B2 (ja) * | 1971-04-26 | 1979-10-04 | ||
JPS5579135A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-14 | Shiyouichi Suzuki | Preparation of drag in automatic punching machine for plate working |
JP2010089175A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Yunitakku Kk | 深穴切削装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727605A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-15 | Nippon Yakin:Kk | Deep hole cutting method and device |
JPS5860636A (ja) * | 1981-10-01 | 1983-04-11 | Nippon Yuka Kogyo Kk | 硬質カ−ボンの除去法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP962291U patent/JPH063514U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727605A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-15 | Nippon Yakin:Kk | Deep hole cutting method and device |
JPS5860636A (ja) * | 1981-10-01 | 1983-04-11 | Nippon Yuka Kogyo Kk | 硬質カ−ボンの除去法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431036B2 (ja) * | 1971-04-26 | 1979-10-04 | ||
JPS5075183U (ja) * | 1973-11-10 | 1975-07-01 | ||
JPS5317035Y2 (ja) * | 1973-11-10 | 1978-05-06 | ||
JPS5132491U (ja) * | 1974-08-31 | 1976-03-10 | ||
JPS5579135A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-14 | Shiyouichi Suzuki | Preparation of drag in automatic punching machine for plate working |
JP2010089175A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Yunitakku Kk | 深穴切削装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3449929B2 (ja) | 工作加工方法 | |
US6189424B1 (en) | Loader and unloader for machine tool | |
US6036412A (en) | Coolant and chip removal apparatus for milling operations | |
TWI294815B (en) | Tool holder for machine tool | |
TW519503B (en) | Spindle device of machine tool | |
JPH1190762A (ja) | 工作機械 | |
JP6917555B2 (ja) | 工作機械の主軸装置 | |
EP0340026B1 (en) | Arbor for mounting a tool to a spindle of a machine tool and a machining method of employing the same | |
JP2011189429A (ja) | 加工装置 | |
WO2014167669A1 (ja) | ハイドロチャック | |
JPH063514U (ja) | エジェクタドリル | |
WO2001003884A1 (fr) | Broche d'une machine-outil | |
JPH07256505A (ja) | 旋盤用フレキシブルパワーチャック | |
US20020053774A1 (en) | Chuck unit for machine tool | |
US4787785A (en) | Machine tool with a spindle head | |
JP5808226B2 (ja) | 工作機械のワークの機内搬送装置 | |
JPH0111408Y2 (ja) | ||
SE516997C2 (sv) | Monteringsverktyg för hydromekanisk chuck | |
JPH0657540U (ja) | 刃物台用高圧クーラント継手 | |
JPH0265907A (ja) | 深穴加工方法 | |
CN100420529C (zh) | 车床的液压夹紧装置 | |
KR20210009058A (ko) | Cnc 드릴링머신의 절삭유 공급장치 | |
JPS6216246Y2 (ja) | ||
JPS59219125A (ja) | ボルト外し工具 | |
CN114589322B (zh) | 一种镗孔刀具 |