JPH0635094B2 - 平行クランプ装置 - Google Patents

平行クランプ装置

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JPH0635094B2
JPH0635094B2 JP14440787A JP14440787A JPH0635094B2 JP H0635094 B2 JPH0635094 B2 JP H0635094B2 JP 14440787 A JP14440787 A JP 14440787A JP 14440787 A JP14440787 A JP 14440787A JP H0635094 B2 JPH0635094 B2 JP H0635094B2
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slider
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groove
shaft
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一対の平行クランプの間隔を流体駆動手段等
により拡開、縮小して物品を把持する平行クランプ装置
に関する。
[従来の技術] 工作物の供給搬送装置等においては、工作物を把持し所
定場所に移動したところでこれを解離するため、例え
ば、第6図に示したような平行クランプ装置が用いられ
ている。
これは、中間部にラック部101が形成されピストン1
02が装着された一対の摺動軸103の夫々の一端にク
ランプ104を固定し、これらクランプ104が対向
し、且つラック部101がピニオン105を介して連結
するように並設されている。
そして、ピニオン105をケース106に軸支し、ケー
ス106内に圧縮空気を供給してピストン102を駆動
することにより摺動軸103上を摺動させて両クランプ
間の間隔を拡開、縮小し、而して工作物等の物品を挾持
し、あるいは解離することができるものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の平行クランプ装置にあっては、少
くとも物品を把持している間は圧縮空気が供給されてい
ることが必要であり、圧縮空気が供給されなくなると両
クランプ間の把持力は消失する。従って、両クランプ間
で工作物等を挾持した状態で圧縮空気の供給が断たれる
と、工作物等はその位置から落下することとなる。
故に、このような平行クランプ装置において、工作物等
を挾持しているときには圧縮空気の供給が断たれた場合
にもクランプの把持力が保持されるようにすることが望
まれていた。
一方、溶接ロボット等で用いられるピストンロッドのブ
レーキ機構としてスプリングで付勢された楔部材あるい
は鋼球をピストンロッドに対向して設け常時は圧縮空気
を供給して付勢力を相殺しておき、ブレーキ時には圧縮
空気を排出して鋼球をピストンロッドに押接し、これら
の摩擦力によってピストンロッドの動きを停止させるも
のが知られている。
従って、上記平行クランプ装置の摺動軸にこのブレーキ
機構を設置すれば、摺動軸を駆動するピストンに圧縮空
気が供給されないとき、このブレーキ機構の圧縮空気を
排出するようにすればクランプの把持力の消失を防止す
ることが可能となる。
然し乍ら、上記ブレーキ機構を採用するにしても、やは
り圧縮空気を利用せざるを得ず、圧縮空気通路、弁装
置、そして制御手段の追加が必要となり、複雑な構成と
なる。又、平行クランプ装置を電動機等で駆動する場合
には上記ブレーキ機構のためにのみ別途圧縮空気供給手
段を設けなければならなくなる。
而して、本発明は圧縮空気等を必要とすることなく機械
的手段のみでクランプの把持力を保持できる機構を具備
した平行クランプ装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決するため、本発明は次の構成を採用
したものである。
即ち、駆動軸、第1摺動軸及び第2摺動軸を夫々平行に
架設すると共にピニオンを支承した軸受板と、駆動軸に
摺動自在に装着した駆動ユニットと、第1のラックを備
え少くとも第1摺動軸に摺動自在に装着した第1クラン
プ部材と、第1クランプ部材の第1のラックとピニオン
を介して連結する第2のラックを備え少くとも第2摺動
軸に摺動自在に装着した第2クランプ部材と、内筒面と
間隙を保って駆動軸が貫挿する筒体であって外筒面に駆
動軸に略垂直の所定巾の溝を形成すると共に、内筒面に
駆動ユニット方向に向かって内径が縮小するテーパ面を
形成してなる摺動子と、摺動子のテーパ面と駆動軸の表
面との間隙に介在し一端が摺動子に係止された付勢手段
の付勢力により駆動ユニット方向に押圧されて摺動子と
駆動軸とを摩擦係合する係合部材と、係合部材と駆動ユ
ニットとの間の軸方向距離と略同じ巾を有し両者間で且
つ摺動子の内筒面と駆動軸の表面との間に嵌合する遊嵌
子とを備えている。そして、一端が摺動子の溝に密接嵌
合する第1結合部材を第1クランプ部材に固定すると共
に、摺動子の溝に駆動軸の軸方向に所定の間隔を保って
嵌合する係合部を備え係合部が溝の一側面に係合したと
き摺動子と駆動ユニットとの間に溝の他の側面と係合部
との間隔より小さい間隔の間隙が形成される軸方向距離
を有する第2結合部材を駆動ユニットに固定したもので
ある。
[作用] このような平行クランプ装置にあっては、駆動ユニット
を駆動して駆動軸上を摺動させると、第1結合部材で連
結された第1クランプ部材は第1摺動軸上を摺動する。
このとき、第1クランプ部材と第2クランプ部材には夫
々ラックが設けられこれらのラックが軸受板に支承され
たピニオンを介して連結されているため、第2クランプ
部材は第1クランプ部材と逆方向に第2摺動軸上を摺動
する。
従って、駆動ユニットの移動方向に応じて第1クランプ
部材と第2クランプ部材が近接あるいは離隔し、近接し
たとき工作物等の物品を把持し、離隔したときこれを解
離することとなる。
一方、駆動軸に装着された摺動子はその外筒面の溝に嵌
合する係合部を有する第2結合部材によって駆動ユニッ
トに結合されているため、例えば駆動ユニットが第1ク
ランプ部材と第2クランプ部材が近接する方向に移動さ
せるときには、係合部は摺動子の溝の一側面に当接して
摺動子を駆動ユニットと同方向に移動させる。従って、
係合部材も同方向に移動する。
このとき、摺動子と駆動軸との間に嵌合された遊嵌子に
は直接駆動ユニットの駆動力は伝わらず、その位置に留
まり、相対的に結合部材を付勢力に抗して押圧するため
駆動軸との間の摩擦係合は生じない。
そして、この状態、即ち第1及び第2クランプ部材で物
品を把持している状態において駆動ユニットの駆動力が
断たれたとすると、駆動ユニットの移動がなくなるため
係合部材は付勢力により遊嵌子を駆動ユニット側に押し
乍ら移動し、摺動子の内筒面に形成したテーパ面と駆動
軸の表面間を押圧する。従って、第1クランプ部材は第
1結合部材、そして摺動子を介して駆動軸と摩擦係合す
ることとなり、第1クランプ部材の移動は阻止され従っ
て第2クランプ部材の移動も阻止され、把持力が低下す
ることなく物品は保持される。
そして、この状態から駆動ユニットを逆方向に移動させ
ると駆動ユニットは摺動子と遊嵌子を押接し、遊嵌子は
係合部材に当接し、これを付勢手段の付勢力に抗して駆
動ユニットから離隔する方向に移動させて摩擦係合を解
き、従って摺動子が同方向に移動し、第1クランプ部材
そして第2クランプ部材が移動して両者間が拡開するこ
ととなる。
[実施例] 以下に本発明の望ましい実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、第4図は
その分解斜視図、第5図(a)乃至(c)は作動説明図
である。
先ず、第2図及び第3図に明らかなように対向する一対
の軸受板1に駆動軸2、第1摺動軸10及び第2摺動軸
20が架設されている。
そして、第1図及び第2図に明らかなようにピニオンブ
ラケット3が軸受板1に架設され、その中央部にピニオ
ン4がピン41に軸支されている。駆動軸2には駆動ユ
ニット5が摺動自在に装着されている。
この駆動ユニット5は本実施例では駆動軸2にピストン
(図示せず)が固定され、このピストンと駆動ユニット
5内部で形成されるピストン室内に圧縮空気ポート5
1,52を介し夫々圧縮空気を供給、吐出し、又逆に吐
出、供給することにより駆動ユニット5を第1図におい
て左右に移動させるようにしたものである。
駆動ユニット5としては電動機を駆動源として歯車機構
を介して駆動軸2上を摺動するものでもよく、種々の態
様のものがある。
第1図及び第3図に明らかなように第1摺動軸10及び
第2摺動軸20には第1クランプ部材11のスライダ1
2及び第2クランプ部材21のスライダ22が摺動自在
にピニオン4を中心に対称に配設されている。
尚、スライダ12及び22は何れも第1及び第2摺動軸
10,20の両者に摺動自在に嵌合されているが、スラ
イダ12は第1摺動軸10のみ、スライダ22は第2摺
動軸20のみに摺動自在に嵌合されるものとしてもよ
い。
これらスライダ12及び22には夫々、第1のラック1
4及び第2のラック24が固定されており、第1のラッ
ク14、ピニオン4、そして第2のラック24が噛合し
ている(第3図)。
又、スライダ12にはU字状受部が形成された第1結合
部材16が固着されている(第2図、第3図)。
第1図においてスライダ12にはブラケット13を介し
てアタッチメント15が固着されて第1クランプ部材1
1が形成され、スライダ22にはブラケット23を介し
てアタッチメント25が固着されて第2クランプ部材2
1が形成される。
駆動軸2には筒体の摺動子6がその内筒面62と間隙を
保って嵌合されており、この間隙部に遊嵌子9、駆動軸
2の回りにリング状に配設された金属球7、リングプレ
ート81、カラー82、止め輪83、そしてリングプレ
ート81とカラー82の間に張架されたスプリング8が
挿入されている。
尚、止め輪83は摺動子6の内筒面62に形成された環
状溝に係止されている。
摺動子6の内筒面62にはテーパ面63が形成されてお
りこのテーパ面63と駆動軸2の表面との間に金属球7
が介在し、駆動ユニット5が停止状態の第1図において
金属球7はスプリング8によってテーパ面63と駆動軸
2の表面との間の間隔が狭くなる方向に付勢されてお
り、所謂楔効果によって摺動子6と駆動軸2とが摩擦係
合している。
而して、本実施例においては本発明にいう係合部材が金
属球7で構成され、付勢手段がスプリング8で構成され
ている。
尚、図示は省略するがこの種の係合部材としては楔形ス
ライダがあり、又摺動子6の内面に一端が回動自在に固
定され他端にローラを軸支したレバーを備え、テーパ面
を有するピストンがスプリングにより付勢されてテーパ
面をレバーのローラに押圧し、てこの原理でレバーを駆
動軸2に摩擦係合させるものもある。
遊嵌子9は第1図に示すように金属球7と駆動ユニット
5との間の距離と略同じ高さの円筒状でブシュ30を介
して駆動軸2に摺動自在に装着されており、摺動子6の
円筒面62に対しても摺動自在であり、摺動子6の動き
に応じて金属球7をスプリング8に抗しテーパ面63と
円筒面62で形成された肩部64に当接する迄押圧する
ように構成されている。
摺動子6の外周面には溝61が所定の巾で環状に形成さ
れており、この溝61より細巾の係合部27を有する筒
体を軸方向に半分にした形状の第2結合部材26が駆動
ユニット5の軸方向端面に固着されている。そして、係
合部27を摺動子6の溝61の一側面に当接させて嵌合
したとき溝61の他の側面との間に形成される間隔がこ
のときの駆動ユニット5と摺動子6との間に形成される
間隔より大となるように第2結合部材26の軸方向長さ
が決められる。
即ち、第1図において駆動ユニット5が右方へ移動した
とき係合部27が溝61に当接するのではなく駆動ユニ
ット5の軸方向端面と摺動子6の軸方向端面が当接する
ように形成されている。
摺動子6の溝61には更にスライダ12に固定された第
1結合部材16のU字状受部が密接嵌合しており、而し
て第1クランプ部材11は摺動子6と略一体的に移動す
る(第2図、第3図)。
上述した平行クランプ装置の一実施例を構成部品に分解
したものが第4図であり、第1図乃至第3図においては
説明を省略した部品として、ピニオン4に組みつけられ
るブシュ42、ライナ43、側板17及び18、そして
摺動軸の摺動部分にとりつけられるブシュ30がある。
以上の構成になる実施例の作用を説明する。
第1図は前述のとおり駆動ユニット5が静止している状
態で、このときには摺動子6は駆動軸2と摩擦係合して
いるため摺動せず、従って第1クランプ部材11そして
第2クランプ部材21は摺動しない。この状態から駆動
ユニット5が駆動され第1図中左方へ移動すると第2結
合部材26の係合部27が摺動子6の溝61の一側面に
当接し摺動子6を左方へ移動させる。すると、遊嵌子9
は摺動子6と摺動可能でありそのまま残置されることに
なるため、相対的にテーパ面63と駆動軸2表面に挾持
された金属球7を押圧することになり、又、テーパ面6
3も摺動子6の移動により第1図中左方へ移動し金属球
7との摩擦力を減少させる方向に移動するため、金属球
7と駆動軸2との摩擦力も減少し結局摺動子6と駆動軸
2との摩擦係合が解かれ、摺動子6、そしてこれに第1
結合部材16で連結された第1クランプ部材11は第1
図中左方へ移動する。
以上の摺動子6の作動状態を第5図(a)に示してお
り、同図中駆動ユニット5が白抜矢印方向に移動したと
きの遊嵌子9、金属球7、スプリング8、及びカラー8
2の移動状態を示している。
第1図及び第3図において、第1クランプ部材11のス
ライダ12が図中左方向に移動すると、これに固定され
た第1のラック14、ブラケット13、及びアタッチメ
ント15も左方向に移動することになり、第1のラック
14とピニオン4を介して連結された第2のラック24
は図中右方向へ移動する。
従って、この第2のラック24が固定されているスライ
ダ22が右方向へ移動し、これに固定されたブラケット
23及びアタッチメント25も右方向へ移動する。
而して、アタッチメント15及び25が近接し、これら
の間に必要な物品(図示せず)を把持することができ
る。
そして、この状態を例えば圧縮空気通路の遮断等によ
り、駆動ユニット5の駆動力が消失したとすると、把持
された物品の重力の分力として第1及び第2クランプ部
材11,12に両者間が拡開する方向の力が働くことに
なる。
即ち、第1結合部材16で結合された摺動子6には第1
図中右方向の力が働くことになる。
このとき、駆動ユニット5は停止しているため第2結合
部材26の結合部27が摺動子6の溝61の側面に係合
した状態にあり、遊嵌子9は駆動ユニット5に当接した
状態で留置された形となっている。
従って、スプリング8により金属球7は摺動子6のテー
パ面63方向、即ち第1図中左方向に付勢され、この付
勢力と摺動子6が第1図中右方向に移動しようとする力
が相俟って金属球7はテーパ面63と駆動軸2の表面間
に押接されて所謂楔効果により両者間を強固に摩擦係合
することになり、第1クランプ部材11そして第2クラ
ンプ部材21の拡開方向への移動が阻止され、把持され
た部品は両クランプ部材間に保持される。
第5図(b)はこの状態の摺動子6等の関係を示してい
る。
次に、保持された物品を解離するため第1及び第2クラ
ンプ部材11,21を拡開する方向に移動、即ち第1図
において駆動ユニット5を右方向へ移動させるときの作
動を説明する。
この場合のスライダ12,22等の作動は前述の作動と
は逆方向に移動するという点以外は同じである。そこ
で、摺動子6等の作動を第5図(c)を参照して説明す
る。
第5図(c)において、駆動ユニット5が前述の第5図
(b)の状態から白抜矢印の方向に移動すると駆動ユニ
ット5の軸方向端面が摺動子6の軸方向端面及び遊嵌子
9に当接する。
即ち、駆動ユニット5静止時の駆動ユニット5と摺動子
6の両端面間の間隔(第5図(b)のS)が溝61の巾
と第2結合部材26の係合部27の軸方向長さの差(第
5図(b)のL)より小さい値に設定されているため、
係合部27が溝61の一側面から離隔し、他の側面に当
接する前に前記両端面が当接する。
従って、遊嵌子9は摺動子6に対し相対的に駆動ユニッ
ト5の静止時の駆動ユニット5と摺動子6の両端面間の
間隔分移動することになる。すると、遊嵌子9は金属球
7に当接し、スプリング8の付勢力に抗し金属球7を第
5図(c)の右方向へ移動させることになり、金属球7
を介した摺動子6と駆動軸2の摩擦係合が解かれ、摺動
子6は駆動ユニット5の右方向の移動に伴って移動す
る。
尚、本発明においては摺動子を駆動軸に装着することと
したが、これを第1の摺動軸に装着し、駆動ユニットに
第1結合部材を固定して両者間を連結する構成としても
よく、駆動ユニットと第1クランプ部材とは摺動子に関
し可逆性を有するものである。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、駆動ユニットの駆動軸
上の移動、停止に応じて、第1クランプ部材及び第2ク
ランプ部材を移動、停止させて物品を把持、解離するこ
とができ、駆動ユニット停止時には係合部材による駆動
軸と摺動子間の摩擦係合により第1クランプ部材そして
第2クランプ部材を確実に停止時の位置に留置させるこ
とができ、仮令駆動ユニットへの駆動信号が断たれた場
合であっても把持した物品を保持したクランプ状態に維
持できるという効果が得られる。
しかも、把持された物品の大きさが区々で第1クランプ
部材と第2クランプ部材との間の距離が区々であって
も、停止時にはクランプ状態を維持でき、更にはクラン
プ状態を維持するための圧縮空気等の駆動源を必要とせ
ず、従って安定したクランプ状態を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の平行クランプ装置の一実施例を示す正
面視の部分断面図、 第2図は同、側面視の部分断面図、 第3図は同、平面視の部分断面図、 第4図は本発明の一実施例の分解斜視図、 第5図(a)乃至(c)は本発明の一実施例における作
動説明図であり、 第5図(a)は駆動ユニットが図中左方向に移動したと
きの説明図、 第5図(b)は駆動ユニットが停止したときの説明図、 第5図(c)は駆動ユニットが図中右方向に移動したと
きの説明図、 第6図は従来の平行クランプ装置の横断面図、 である。 1……軸受板,2……駆動軸,4……ピニオン 5……駆動ユニット 6……摺動子 7……金属球,8……スプリング(付勢手段) 9……遊嵌子,10……第1摺動軸 11……第1クランプ部材,14……第1のラック 16……第1結合部材,20……第2摺動軸 21……第2クランプ部材,24……第2のラック 26……第2結合部材,27……係合部 61……溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸、第1摺動軸及び第2摺動軸を夫々
    平行に架設すると共にピニオンを支承した軸受板と、前
    記駆動軸に摺動自在に装着した駆動ユニットと、第1の
    ラックを備え少くとも前記第1摺動軸に摺動自在に装着
    した第1クランプ部材と、該第1クランプ部材の第1の
    ラックと前記ピニオンを介して連結する第2のラックを
    備え少くとも前記第2摺動軸に摺動自在に装着した第2
    クランプ部材と、内筒面と間隙を保って前記駆動軸が貫
    挿する筒体であって外筒面に前記駆動軸に略垂直の所定
    巾の溝を形成すると共に、前記内筒面に前記駆動ユニッ
    ト方向に向かって内径が縮小するテーパ面を形成してな
    る摺動子と、該摺動子のテーパ面と前記駆動軸の表面と
    の間隙に介在し一端が前記摺動子に係止された付勢手段
    の付勢力により前記駆動ユニット方向に押圧されて前記
    摺動子と前記駆動軸とを摩擦係合する係合部材と、該係
    合部材と前記駆動ユニットとの間の軸方向距離と略同じ
    巾を有し両者間で且つ前記摺動子の内筒面と前記駆動軸
    の表面との間に嵌合する遊嵌子とを備え、一端が前記摺
    動子の溝に密接嵌合する第1結合部材を前記第1クラン
    プ部材に固定すると共に、前記摺動子の溝に前記駆動軸
    の軸方向に所定の間隔を保って嵌合する係合部を備え該
    係合部が前記溝の一側面に係合したとき前記摺動子と前
    記駆動ユニットとの間に前記溝の他の側面と前記係合部
    との間隔より小さい間隔の間隙が形成される軸方向距離
    を有する第2結合部材を前記駆動ユニットに固定したこ
    とを特徴とする平行クランプ装置。
  2. 【請求項2】前記係合部材を前記テーパ面と前記駆動軸
    の表面との間に介在する少くとも1個の金属球で構成
    し、前記付勢手段を一端が前記摺動子の内筒面に係止さ
    れ他端が前記金属球を押接するスプリングで構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の平行クラン
    プ装置。
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