JPH06350875A - ビデオ信号の階調補正回路 - Google Patents

ビデオ信号の階調補正回路

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JPH06350875A
JPH06350875A JP5133096A JP13309693A JPH06350875A JP H06350875 A JPH06350875 A JP H06350875A JP 5133096 A JP5133096 A JP 5133096A JP 13309693 A JP13309693 A JP 13309693A JP H06350875 A JPH06350875 A JP H06350875A
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gain
gamma
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gradation correction
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Application number
JP5133096A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sakagami
茂生 阪上
Akihiro Tamura
彰浩 田村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模の小さなガンマ判別部を持ち、動画
像信号の入力に対しては、入力画像のノイズに対する補
正画像の明るさが安定で、しかも入力画像の急激な変化
に対するゲインの応答が速い階調補正回路を構成する。 【構成】 階調補正曲線のパラメータを決定するガンマ
判別部2を2つの量子化メモリ14,15および判別メ
モリ16で構成する。2つの量子化メモリ14,15
が、入力画像の中輝度の画素数と低輝度の画素数との差
(M−L)および高輝度の画素数(H)を量子化し、判
別メモリ16が、それらの量子化値をビット結合した値
に対する階調補正曲線のパラメータ(Γ)を出力する。
このように量子化手段と判別手段との縦続接続の構成に
よって、量子化手段を用いずに判別手段のみで構成した
場合に比べると、ガンマ判別部2の回路規模を大幅に削
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の入力装置、
記録/再生装置、表示装置等に用いられるビデオ信号の
階調補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号の階調補正回路として
は、特開平2−206282号公報に示されている。図
14は同公報に示されている従来の階調補正回路のブロ
ック図である。図14において、101は撮像装置、1
02は電圧に応じて利得の変化する利得制御回路、10
3〜105は電圧に応じて所要のレベル範囲の減衰量の
変化する減衰制御回路、106〜108は基準電源、V
r1〜Vr3はその電圧、110は基準電源の電圧Vr1以上
の映像信号をクリップするクリップ回路、111はVr1
〜Vr2の電圧範囲の映像信号を取り出すスライス回路、
同じく112はVr2〜Vr3の電圧範囲のスライス回路、
113はVr3以下の映像信号をクリップするクリップ回
路である。114〜117はローパスフィルタ(LP
F)であり、118〜121は利得制御データのROM
である。
【0003】同従来例の階調補正回路では、撮像装置1
01から読み出した映像信号を、クリップ回路110,
113およびスライス回路111,112によってA1
〜A4のレベル範囲に区分し、各レベル範囲の映像信号
をLPFを通じて平均化する。これらの各レベル範囲A
1〜A4の平均値に応じて利得制御データROM118
〜121が利得制御のための電圧信号を回路102〜1
05に出力し、これらの回路によって映像信号に階調補
正が施される。
【0004】図15は同従来例の階調補正回路の利得制
御データROMの内容を示すもので、全レベル範囲の映
像信号の利得が図15のG1−A1データのように利得
制御され、A2のレベル範囲の映像信号の減衰量が図1
5のL1−A2のように制御され、A3のレベル範囲の
映像信号の減衰量が図15のL2−A3のように制御さ
れ、A4のレベル範囲の映像信号の減衰量が図15のL
3−A4のように制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の階調補正回路では、利得制御データROMは、平
均値信号レベルのビット数に相当するアドレスに対し
て、利得または減衰量のビット数のデータを格納する必
要があり、メモリ容量が大きくなるという課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像の1
フィールドまたは1フレームの信号に基づいた特徴量を
出力する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段が出力する
特徴量に基づいて階調補正曲線のパラメータ(Γ)を出
力するガンマ判別手段と、前記ガンマ判別手段が出力す
るパラメータ(Γ)と入力画像の各画素の輝度に基づい
て各画素の輝度に対するゲイン(G)を出力するゲイン
算出手段と、前記ゲイン算出手段が出力するゲイン
(G)を入力画像信号に掛けるゲインアップ手段とを備
えた階調補正回路であって、前記ガンマ判別手段が、前
記特徴抽出手段の出力する特徴量を量子化する手段と、
前記量子化によって得られた値に基づいて階調補正曲線
のパラメータ(Γ)を出力する手段とによって構成され
るビデオ信号の階調補正回路である。
【0007】
【作用】本発明は、上記した構成により、特徴抽出手段
が特徴量を入力画像信号から得、ガンマ判別手段が特徴
量に基づいて階調補正曲線のパラメータΓを出力し、ゲ
イン算出手段が入力画像の各画素の輝度とパラメータΓ
とに基づいて輝度のゲインGを算出し、ゲインアップ手
段が入力画像信号にゲインGを掛けて、階調補正された
画像信号を出力する。その際、ガンマ判別手段において
は、特徴抽出手段が出力する特徴量を量子化し、その量
子化値に応じて階調補正曲線のパラメータΓを出力す
る。この構成によって、ガンマ判別手段の回路規模の小
さな階調補正回路を構成することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例におけるビデオ
信号の階調補正回路の構成図である。図1において、1
は特徴抽出部、2はガンマ判別部、4はゲイン算出部、
5はゲインアップ部である。本実施例では、階調補正曲
線を決定するための画像の特徴量を得るために、特徴抽
出部1が、1フィールドの中の中輝度の画素数(M)と
低輝度の画素数(L)との差(M−L)と、高輝度の画
素数(H)を出力する。ガンマ判別部2は、(M−L)
とHとに基づいて入力画像に施すべき階調補正曲線のパ
ラメータ(Γ)を出力する。ゲイン算出部4は、各画素
の輝度(Y)とパラメータ(Γ)とに基づいて、各画素
の輝度に掛けるべきゲイン(G)を算出する。ゲインア
ップ部5は、各画素の輝度(Y)と色差信号(C)とに
ゲイン(G)を掛けて、階調補正した輝度信号(Y’)
および階調補正した色差信号(C’)を出力する。
【0009】図2は同実施例における特徴抽出部1のブ
ロック図である。図2において、6は低輝度比較器、7
は高輝度比較器、8はノアゲート、9,10および11
はカウンタ回路、12はカウントパルス発生回路、13
は(M−L)算出部、50,51および52はレジス
タ、VDはフィールドの開始に同期したパルス信号であ
る。低輝度比較器6および高輝度比較器7は、入力輝度
信号Yと定数とを比較する機能を持ち、Y<64のとき
にはカウンタ回路9にイネーブル信号が入力され、64
≦Y<192のときにはカウンタ回路10にイネーブル
信号が入力され、Y≧192のときにはカウンタ回路1
1にイネーブル信号が入力される。カウンタパルス発生
回路13は、1フィールドの画素のうち図3に示した画
素、すなわち1フィールドの上下中央200ラインの、
左右中央512画素の範囲の一画素おきの256画素に
対して、カウントパルスをカウンタ回路9,10および
11に供給する。これによって、カウントパルス発生回
路12は、1フィールド当り(256×200)画素に
対してカウントパルスを発生する。レジスタ51,52
および53は、カウンタ回路9,10および11がカウ
ントした1フィールド当りの画素数をそれぞれ8ビット
右シフト(÷256)した信号(L,M,H)を出力す
る。従って、L,MおよびHの値は式(1)の範囲に制
限され、LとMとHとの和は式(2)に示すように20
0となる。
【0010】 0≦L,M,H≦200 ・・・(1) L+M+H=200 ・・・(2) (M−L)算出部13は、(100+M/4−L/2)
を出力する。L,MおよびHの値は、式(1)および式
(2)の範囲に制限されているので、(100+M/4
−L/2)の値は式(3)の範囲に制限される。
【0011】 0≦100+M/4−L/2≦150 ・・・(3) 図4は同実施例のガンマ判別部2のブロック図である。
図4において、14は第1の量子化メモリ、15は第2
の量子化メモリ、16は判別メモリである。量子化メモ
リ14および15は、それぞれ8ビットの(100+M
/4−L/2)およびHをアドレス入力として、それぞ
れの値に対する量子化値を、それぞれ4ビットおよび3
ビットの信号として出力する。従って、第1の量子化メ
モリ14の容量は128バイト(256ワード×4ビッ
ト)で、第2の量子化メモリ15の容量は96バイト
(256ワード×3ビット)である。
【0012】図5は同実施例における量子化メモリ14
および15の内容を示すもので、例えば第1の量子化メ
モリ14は、0≦(100+M/4−L/2)≦5のと
き0を出力する。
【0013】判別メモリ16は第1の量子化メモリ14
が出力する4ビットの量子化値と第2の量子化メモリ1
5が出力する3ビットの量子化値とをビット結合した7
ビットの信号をアドレス入力して、それらの量子化値に
対する階調補正曲線のパラメータ(Γ)を4ビットで出
力する。従って、判別メモリ16の容量は64バイト
(128ワード×4ビット)である。
【0014】図6は同実施例における判別メモリ16の
内容を示し、×で示した欄は、式(1)および式(2)
の制限によって、実際には入力されないアドレスに対す
るデータを示す。
【0015】図7は同実施例のガンマ判別部2が出力す
るΓの値を示すグラフである。図7の横軸は図2に示し
たレジスタ51の出力信号Mであり、縦軸はレジスタ5
2の出力信号Hである。(100+M/4−L/2)の
値は、式(2)の関係より(3M/4+H/2)に等し
く、図7のグラフの上では(3M/4+H/2)の軸の
上の値となる。例えば、(M,H)=(0,0)の近傍
の白い三角形の領域では、(100+M/4−L/2)
およびHは式(4)に示す範囲の値となる。
【0016】 0≦100+M/4−L/2≦5、かつ0≦H≦12 ・・・(4) この場合、図5より、量子化メモリ14および15の出
力は、ともに0となり、図6より、判別メモリ16の出
力はΓ=0.0となる。
【0017】図8は同実施例のゲイン算出部4のブロッ
ク図である。図8において、37は二乗の乗算器、38
は定数3加算器、39は3倍回路、40は減算器、41
は定数4からの減算器、42は64倍回路、43は加算
器、44はクリップ回路、45は定数255からの減算
器、46は内分加重の乗算器、47は内分加算器、Yは
入力画像の各画素の輝度レベルである。γは階調補正曲
線のパラメータで本実施例ではガンマ判別部2が出力す
るパラメータ(Γ)に等しい。入力画像の輝度(Y)に
対して、加算器43が出力する(Y+64×(4−
γ))の値を、クリップ回路44が0〜255の範囲の
値に制限する。このクリップ回路44の出力信号をxa
とする。減算器40が式(5)で表わされるG1を出力
し、内分加重の乗算器46が(255−xa)×G1を出
力する。
【0018】 G1=((Y/256)2−3×(Y/256)+3) ・・・(5) 内分加算器47は、式(6)で表わされるGを出力す
る。
【0019】 G=(xa+(255−xa)×G1)/256 ・・・(6) 図9は、以上に説明した同実施例のゲイン算出部4の動
作によって得られるゲインGを、横軸を入力画像の各画
素の輝度(Y)として、γ=0,2,4 に関して示し
たグラフである。ゲイン算出部4は、(ゲイン=1)と
(ゲイン=G1)との間を式(6)によって((255
−xa):xa)の内分比で内分する。
【0020】図10は同実施例のゲインアップ部5のブ
ロック図である。図10において、48および49は乗
算器である。乗算器48および49は、それぞれ入力輝
度信号Yおよび入力色差信号Cに、ゲイン算出部4で得
られたゲインGを掛け合わせて、式(7)に示す補正後
の輝度信号Y’および補正後の色差信号C’を出力す
る。
【0021】 Y’=G×Y C’=G×C ・・・(7) この動作によって、図11に示す同実施例の階調補正曲
線にしたがって、補正後の輝度信号Y’が得られる。
【0022】以上のように、本実施例によれば、ガンマ
判別部2は、128バイトの第1の量子化メモリ、96
バイトの第2の量子化メモリおよび64バイトの判別メ
モリで構成でき、メモリ容量は合わせて288バイトと
なる。従来の階調補正回路で用いていた図15の利得制
御データROMと同様のメモリ構成では、入力アドレス
が(100+M/4−L/2)のための8ビットとHの
ための8ビットの合わせて16ビットとなり、出力ガン
マが4ビットであることから、ガンマ判別部2を構成す
るメモリの容量は、32kバイト(64kワード×4ビ
ット)が必要である。従って本実施例によれば、ガンマ
判別部2の回路規模を約114分の1に削減できる。
【0023】なお、入力色差信号(C)としては、点順
次もしくは線順次の色差信号(R−Y,B−Y)であっ
てもよいし、色相および彩度によって色搬送波の位相お
よび振幅を変調した信号であってもよい。本実施例で
は、入力画像信号を輝度と色差信号としたが、RGB信
号であってもよいし、輝度信号と色信号との複合信号で
あってもよい。入力画像信号がRGB信号の場合には、
RGB信号を輝度信号に変換して特徴抽出部およびゲイ
ン算出部に供給する構成となるし、入力信号が輝度信号
と色信号との複合信号の場合には、輝度信号と色信号と
を分離する回路を追加した構成となる。
【0024】また、本実施例では、特徴抽出部1は、輝
度に応じて低/中/高の3つのレベル範囲に分けて、各
々のレベル範囲に含まれる1フィールドの画素数に基づ
く信号を出力したが、特徴抽出部1は、各々のレベル範
囲に含まれる1フレームの画素数に基づく信号を出力し
たが、1フィールドの平均輝度や最高輝度に基づく信号
を出力してもよいし、1フレームもしくは1フィールド
をブロック分割した領域の平均輝度や最高輝度に基づく
信号を出力してもよい。
【0025】また、本実施例のガンマ判別部2は、2つ
の量子化メモリ14,15と判別メモリ16との従属接
続の構成としたが、量子化メモリの数は特徴量の信号の
数に合わせていくつであってもよいし、比較器など量子
化を行う他の手段であってもよいし、複数の特徴量に基
づいて量子化値を決めるベクトル量子化器であってもよ
い。また、量子化手段の出力や判別手段の出力は、図5
および図6に限定されるものではない。
【0026】また、本実施例のゲイン算出部4は図8の
構成に限定されるものではなく、各画素の輝度レベルY
と階調補正曲線のパラメータγが与えられたときに、そ
の画素に対するゲインGを出力する回路であれば、いか
なる構成であってもよい。
【0027】また、本実施例のゲインアップ部5は、図
10の構成によって輝度信号にも色差信号にも等しいゲ
インを掛けたが、色差信号のゲインは輝度信号のゲイン
と異なっていてもよいし、色差信号にはゲインを掛けな
くてもよい。
【0028】図12は本発明の第2の実施例におけるビ
デオ信号の階調補正回路の構成図である。図12におい
て、1は特徴抽出部、2はガンマ判別部、3は補正ガン
マ決定部、4はゲイン算出部、5はゲインアップ部であ
る。図12と図1を比較すると分かるように、本実施例
は第1の実施例に補正ガンマ決定部3を加えた構成とな
っており、特徴抽出部1、ガンマ判別部2、ゲイン算出
部4およびゲインアップ部5の構成および動作について
は、第1の実施例と同様である。
【0029】図13は同実施例の補正ガンマ決定部3の
ブロック図である。図13において、17は補正ガンマ
レジスタ、18は比較器、19はプラスフィールド数カ
ウンタ、20はマイナスフィールド数カウンタ、21,
22および23は反転器、24,25および34はアン
ドゲート、26は非動作フィールド数レジスタ、27は
プラスフィールド数比較器、28はマイナスフィールド
数比較器、29はナンドゲート、30は減算器、31は
シフトビット数レジスタ、32はシフトビット数カウン
タ、33はシフトビット数比較器、35はシフトレジス
タ、36は加算器、VDはフィールドの開始と立ち上が
りエッジとが同期したパルス信号、fckはマスタークロ
ック信号である。
【0030】図13に示した補正ガンマ決定部3におい
て、ガンマ判別部2から入力されるΓと補正ガンマレジ
スタ17が保持している前のフィールドに対するγとの
差分(Γ−γ)を減算器30が出力し、シフトレジスタ
35がシフトビット数レジスタ31に設定されたビット
数だけ(Γ−γ)を右シフトして、加算器36が前のフ
ィールドのγと右シフトされた(Γ−γ)とを加算し
て、補正ガンマレジスタ17がフィールド毎にγを更新
する。この動作によって、(Γ−γ)が大きければγの
変化量は大きく、(Γ−γ)が小さければγの変化量は
小さくなる。
【0031】プラスフィールド数カウンタ19は、連続
して(Γ>γ)となったフィールド数を数え、マイナス
フィールド数カウンタ20は、連続して(Γ<γ)とな
ったフィールド数を数える。非動作フィールド数レジス
タ26に設定されたフィールド数に、カウンタ19およ
び20のいずれの出力も満たない場合、ナンドゲート2
9の出力するパルス信号によって、シフトレジスタ35
はクリアされ、加算器36は前のフィールドのγと同じ
値を出力する。この動作によって、(Γ>γ)もしくは
(Γ<γ)が、非動作フィールド数以上連続するまで
は、γの値は変化しない。
【0032】以上のように本実施例によれば、減算器3
0が出力する(Γ−γ)に比例した値を、加算器36で
現在のγに加えることで、補正ガンマレジスタ17が出
力するγが更新される。これによって(Γ−γ)が大き
いときにはγの変化量を大きく、(Γ−γ)が小さいと
きにはγの変化量を小さくすることができる。すなわ
ち、入力画像の明るさの変化が急激なときには階調補正
曲線のパラメータも急激に変化し、入力画像の明るさの
変化が緩やかなときには階調補正曲線のパラメータも緩
やかに変化する。
【0033】また、本実施例によれば、プラスフィール
ド数カウンタ19とマイナスフィールド数カウンタ20
が、それぞれ(Γ>γ)の連続したフィールドおよび
(Γ<γ)の連続したフィールドを数え、そのフィール
ド数が非動作フィールド数レジスタ26の値に満たない
場合には、補正ガンマレジスタ17の保持するγは変化
しない。これによって画像入力装置などのノイズによっ
て入力画像の輝度が変化したときに、階調補正曲線のパ
ラメータが変化することを防いでいる。
【0034】なお、本実施例の補正ガンマ決定部3では
(Γ−γ)に比例した値を求める手段としてシフトレジ
スタを用いているが、乗算器によって(Γ−γ)に比例
した値を求めてもよいし、(Γ−γ)に掛ける値は(Γ
−γ)によって変えてもよい。例えば、(Γ−γ)が大
きいときには(Γ−γ)に掛ける値を大きくし、(Γ−
γ)が小さいときには(Γ−γ)に掛ける値を小さくす
れば、急激な入力画像の変化に対する階調補正曲線の変
化をより速く、しかも緩やかな入力画像の変化に対する
階調補正曲線の変化をより緩やかにすることができる。
あるいは、(Γ−γ)の正負によって(Γ−γ)に掛け
る値を変えれば、補正画像をだんだん明るくするときと
だんだん暗くするときで、明るさの変化の速度を変える
ことができる。
【0035】また、本実施例の補正ガンマ決定部3で
は、(Γ>γ)もしくは(Γ<γ)の連続したフィール
ドを、プラスフィールド数比較器27およびマイナスフ
ィールド数比較器28で、非動作フィールド数レジスタ
26の値と比較しているが、プラスフィールド数比較器
27およびマイナスフィールド数比較器28が比較する
値を異なる値とすれば、だんだん明るく補正するときと
だんだん暗く補正するときとで、非動作フィールド数を
異ならせることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回路規
模の小さなガンマ判別部を持ち、動画像信号の入力に対
しては、入力画像のノイズに対する補正画像の明るさが
安定で、しかも入力画像の急激な変化に対するゲインの
応答が速い階調補正回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるビデオ信号の階
調補正回路の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における特徴抽出部1の内部構成例を
示すブロック図
【図3】同実施例における特徴抽出部1がカウントする
画素を示す説明図
【図4】同実施例におけるガンマ判別部2の内部構成を
示すブロック図
【図5】同実施例における量子化メモリ14および15
の内容を示す説明図
【図6】同実施例における判別メモリ16の内容を示す
説明図
【図7】同実施例におけるガンマ判別部2が出力するパ
ラメータ(Γ)の値を示す説明図
【図8】同実施例におけるゲイン算出部4の内部構成例
を示すブロック図
【図9】同実施例におけるゲイン算出部4が出力するゲ
インを示す説明図
【図10】同実施例にけるゲインアップ部5の内部構成
例を示すブロック図
【図11】同実施例における階調補正曲線を示す説明図
【図12】本発明の第2の実施例におけるビデオ信号の
階調補正回路の構成を示すブロック図
【図13】同実施例における補正ガンマ決定部3の内部
構成例を示すブロック図
【図14】従来の階調補正回路の構成を示すブロック図
【図15】同従来例における階調補正回路の利得制御デ
ータROMの内容を示す説明図
【符号の説明】
1 特徴抽出部 2 ガンマ判別部 3 補正ガンマ決定部 4 ゲイン算出部 5 ゲインアップ部 14 第1の量子化メモリ 15 第2の量子化メモリ 16 判別メモリ 17 補正ガンマレジスタ 19 プラスフィールド数カウンタ 20 マイナスフィールド数カウンタ 35 シフトレジスタ 36 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の1フィールドまたは1フレー
    ムの信号に基づいた特徴量を出力する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段が出力する特徴量に基づいて階調補正
    曲線のパラメータ(Γ)を出力するガンマ判別手段と、 前記ガンマ判別手段が出力するパラメータ(Γ)と入力
    画像の各画素の輝度に基づいて各画素の輝度に対するゲ
    イン(G)を出力するゲイン算出手段と、 前記ゲイン算出手段が出力するゲイン(G)を入力画像
    信号に掛けるゲインアップ手段とを備えた階調補正回路
    であって、 前記ガンマ判別手段が、前記特徴抽出手段の出力する特
    徴量を量子化する手段と、前記量子化によって得られた
    値に基づいて階調補正曲線のパラメータ(Γ)を出力す
    る手段とによって構成されることを特徴とするビデオ信
    号の階調補正回路。
  2. 【請求項2】 入力画像の1フィールドまたは1フレー
    ムの信号に基づいた特徴量を出力する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段が出力する特徴量に基づいて階調補正
    曲線のパラメータ(Γ)を出力するガンマ判別手段と、 前のフィールドまたはフレームの入力画像に対する階調
    補正曲線のパラメータと前記ガンマ判別手段が出力する
    パラメータ(Γ)とに基づいて今のフィールドもしくは
    フレームに対する階調補正曲線のパラメータ(γ)を出
    力する補正ガンマ決定手段と、 前記補正ガンマ決定手段の出力するパラメータ(γ)と
    入力画像の各画素の輝度に基づいて各画素の輝度に対す
    るゲイン(G)を出力するゲイン算出手段と、 前記ゲイン算出手段が出力するゲイン(G)を入力画像
    信号に掛けるゲインアップ手段とを備えた階調補正回路
    であって、 前記補正ガンマ決定手段が、前記Γが前のフィールドも
    しくはフレームに対するγより、連続して大または連続
    して小となるフィールドもしくはフレームの数が、ある
    数を越えるまではパラメータ(γ)を更新しない手段を
    備えたことを特徴とするビデオ信号の階調補正回路。
  3. 【請求項3】 入力画像の1フィールドまたは1フレー
    ムの信号に基づいた特徴量を出力する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段が出力する特徴量に基づいて階調補正
    曲線のパラメータ(Γ)を出力するガンマ判別手段と、 前のフィールドまたはフレームの入力画像に対する階調
    補正曲線のパラメータと前記ガンマ判別手段が出力する
    パラメータ(Γ)とに基づいて今のフィールドもしくは
    フレームに対する階調補正曲線のパラメータ(γ)を出
    力する補正ガンマ決定手段と、 前記補正ガンマ決定手段の出力するパラメータ(γ)と
    入力画像の各画素の輝度に基づいて各画素の輝度に対す
    るゲイン(G)を出力するゲイン算出手段と、 前記ゲイン算出手段が出力するゲイン(G)を入力画像
    信号に掛けるゲインアップ手段とを備えた階調補正回路
    であって、 前記補正ガンマ決定手段が、前のフィールドもしくはフ
    レームに対するパラメータ(γ)と前記パラメータ
    (Γ)との差に応じて、パラメータ(γ)の変化量を決
    める手段を備えたことを特徴とするビデオ信号の階調補
    正回路。
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