JP2003046808A - 階調補正装置 - Google Patents

階調補正装置

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JP2003046808A
JP2003046808A JP2001231436A JP2001231436A JP2003046808A JP 2003046808 A JP2003046808 A JP 2003046808A JP 2001231436 A JP2001231436 A JP 2001231436A JP 2001231436 A JP2001231436 A JP 2001231436A JP 2003046808 A JP2003046808 A JP 2003046808A
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signal
input
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Yasutoshi Yamamoto
靖利 山本
Takashi Sakaguchi
隆 坂口
Noritoshi Shibuya
文紀 渋谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラ等に使用される階調補正装置に
おいて、自然な色再現でコントラストを補正する。 【解決手段】 入力信号レベル判定手段2、ヒストグラ
ム検出手段3、マイクロコンピュータ4及び増幅率算出
手段5で第1の入力信号S1inに対し入力信号レベルに
応じた増幅率Hgainを算出し、第1の階調補正手段6で
第1の入力信号S1inに対し増幅率算出手段5で算出し
た増幅率Hgainにより階調補正を施し、第2の階調補正
手段7で第1の入力信号以外の入力信号S2inに対し、
その信号レベルに関係なく第1の入力信号に与えた増幅
率Hgainにより階調補正を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカメラなどに
用いられる階調補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の階調補正装置としては、特開平1
0−210323号公報に記載されたものが知られてい
る。ここで言う階調補正装置は、映像信号に対して、そ
の映像信号の明るさの分布(ヒストグラム)から、より
分布の多いところに優先的に階調を与え、分布の少ない
ところには階調を与えないようにすることにより、コン
トラストの改善された画像を得ようというものである。
【0003】図8に従来の階調補正装置の構成図を示
す。図8において、1は入力端子、2は入力信号レベル
判定手段、3はヒストグラム検出手段、4はマイクロコ
ンピュータ、6は階調補正手段、8は出力端子である。
【0004】従来の階調補正装置では、入力端子1より
入力した入力信号を入力信号レベル判定手段2でレベル
検出し、ヒストグラム検出手段3で入力信号の1画面分
に相当する輝度値のヒストグラムを算出し、マイクロコ
ンピュータ4で入力信号の輝度値の分布の度合いに応じ
て、傾きが変わるような階調特性を算出し、階調補正手
段6でマイクロコンピュータ4で算出した階調補正特性
で階調補正して出力端子8より出力する。
【0005】ここで、入力信号レベル判定手段2では入
力信号を等間隔の複数のレベルに分割し、そのレベルご
とに輝度値の分布を検出している。
【0006】図9、図10に従来の階調補正装置のヒス
トグラム分布及び階調補正特性を示す。図9は、ヒスト
グラムで横軸は入力信号の分割レベル、縦軸は入力信号
の各信号レベルに対応する頻度分布(ヒストグラム)で
ある。図10は階調補正特性で、横軸は入力信号レベ
ル、縦軸は出力信号レベルである。
【0007】図10では、図9で頻度の多かった分割レ
ベルに相当する入力信号レベルに対応する階調補正特性
の傾きが急になるように設定されており、頻度の多かっ
た分割レベルのコントラストが強調される。また、逆に
図9で頻度の少なかった分割レベルに相当する入力信号
レベルに対応する階調補正特性の傾きは緩やかになるよ
うに設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、以下に示すようないくつかの課題があ
る。
【0009】図8の構成では1系統の信号しか扱ってい
ない。白黒信号の場合は良いが、カラー信号の場合に
は、輝度系と色差系というように複数の信号を扱う場合
がある。この際、輝度信号と色差信号に対して独立に非
線形な階調補正処理を施すと、被写体の色によっては、
ある信号は大きくなるが、ある信号は小さくなるという
ように、各信号の比が変動してしまう。
【0010】そこで、従来の階調補正装置では色差信号
をはじめに輝度信号で規格化し、規格化された色差信号
に対し、階調補正された輝度信号を掛け合わせることに
よって、輝度信号と色差信号の比を保ちつつ色差信号に
対する階調補正を実現している。
【0011】この場合、規格化処理に割り算回路が必要
となる。割り算回路は回路規模が非常に大きく、コスト
や電力が大きくなる原因となる。
【0012】本発明は上記課題に対して、カラー信号の
階調補正を行う際に、色再現性を保ちつつ、割り算回路
を不要として回路規模、コスト及び消費電力の点で優れ
た階調補正装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の入力信号に対して階調補正を施す装
置であって、第1の入力信号に対し、その入力信号レベ
ルに応じた増幅率を算出する増幅率算出手段と、増幅率
算出手段で算出した増幅率により第1の入力信号に階調
補正を施す第1の階調補正手段と、第1の入力信号以外
の入力信号に対し、各入力信号のレベルに関わりなく増
幅率算出手段で算出した増幅率により階調補正を施す第
2の階調補正手段とを備えたものである。
【0014】これにより、割り算回路を備えることな
く、各信号の比率の変動を抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の入力信号に対し
て階調補正を施す装置であって、第1の入力信号に対
し、その入力信号レベルに応じた増幅率を算出する増幅
率算出手段と、前記増幅率算出手段で算出した増幅率に
より、前記第1の入力信号に階調補正を施す第1の階調
補正手段と、前記第1の入力信号以外の入力信号に対
し、それぞれの入力信号のレベルに関わりなく前記増幅
率算出手段で算出した増幅率により階調補正を施す第2
の階調補正手段とを備えるものであり、第1の入力信号
に基づき算出された増幅率に応じて、複数の入力信号を
それぞれ階調補正を施すことで各信号の比率を保つとい
う作用を有する。
【0016】また、本発明の階調補正装置における増幅
率算出手段は、入力信号レベルの分布範囲を複数のレベ
ルに分割し、入力信号が前記複数のレベルのどのレベル
に属するかを判定する入力信号レベル判定手段と、分割
されたレベルごとの代表点の入力信号に対する出力信号
の増幅率を設定する増幅率設定手段と、分割された隣り
合うレベルの代表点間の増幅率を補間する増幅率補間手
段とを有し、前記増幅率補間手段で補間処理された増幅
率を出力信号とするものであり、複数の信号の関係を規
格化するための割り算回路を備えることなく、複数の入
力信号をそれぞれ階調補正を施すことで各信号の比率を
保つという作用を有する。
【0017】以下、発明の実施の形態について、図面を
用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による階調補正装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1a,1bは入力端子、2は入力信
号レベル判定手段、3はヒストグラム検出手段、4はマ
イクロコンピュータ、5は増幅率算出手段、6は第1の
階調補正手段、7は第2の階調補正手段、8a,8bは
出力端子である。
【0019】入力端子1aより入力された入力信号S1
inは入力信号レベル判定手段2に入力され、入力信号が
どの分割レベルに対応するかが判定され、分割レベル番
号nが出力される。ヒストグラムイコライゼーションに
より輝度信号のコントラストを強調するために、入力信
号S1inとしては、明るさを表す輝度信号Yinが望まし
い。階調補正に用いる信号レベルの分割数は多いほど詳
細な階調補正が可能であるが、回路規模が大きくなる。
実際には、性能と回路規模のバランスから10ないし2
0程度が好ましい。本実施の形態では説明を容易にする
ため階調補正の分割数を8としている。以下に入力信号
レベル判定手段2の動作の詳細を説明する。
【0020】図2は入力信号レベル判定手段の構成を示
す構成図である。図2において、9a〜9hはレジス
タ、10a〜10hは比較器、11aは信号レベル判定
回路である。入力信号レベル判定手段2はレジスタ9a
〜9hに設定された8個の分割レベルデータX(0)〜
X(7)を入力し、比較器10a〜10hで入力信号S
1inと前記8個の分割レベルデータとを比較する。入力
信号レベルがn番目の分割レベルに属する場合、n番目
の比較器の出力はハイ(Hi)に、(n+1)番目はロ
ー(Lo)になる。信号レベル判定回路11aでは、8
個の比較器の出力を比較し、入力信号が8個の分割レベ
ルのうちどのレベルに入っているかを判定し、0から7
の間の制御信号nを出力する。
【0021】ヒストグラム検出手段3は入力信号レベル
判定手段2から出力される制御信号nを入力する。ヒス
トグラム検出手段3には8個のカウンタがあり、制御信
号nを入力すると、n番目のカウンタがインクリメント
される。この動作を1画面分行うことによって8個のカ
ウンタには1画面のそれぞれのレベルに対応するヒスト
グラムデータH(0)からH(7)が得られる。このよ
うにして得られるヒストグラムデータは画面内の明るさ
の分布が多いところはヒストグラムデータが大きく、画
面内の明るさの分布が少ないときはヒストグラムデータ
が小さくなる。以上のようにして求められた8個のレベ
ルに対応するヒストグラムデータH(0)からH(7)
は、マイクロコンピュータ4に転送される。
【0022】マイクロコンピュータ4内では、ヒストグ
ラムデータH(0)〜H(7)の累積積分値SH(0)
からSH(7)により階調補正特性を得る。i番目の累
積積分値SH(i)は、H(0)からH(7)を用い
て、SH(i)=ΣH(k)、k=0,1,2,・・,
iで表される。累積積分値SH(7)の値はヒストグラ
ム検出手段3で1画面の期間にカウントするカウント数
に依存し、階調補正装置としての階調補正特性の入出力
特性に必ずしも一致しない。そこで、マイクロコンピュ
ータ4内では階調補正特性により好ましい画質が得られ
るのと、SH(0)からSH(7)が階調補正特性の入
出力特性の範囲に対応するように規格化等の処理を行
い、SH(0)からSH(7)に対応した出力値Y
(0)からY(7)を得る。次にマイクロコンピュータ
4では各分割レベルの入力信号の代表点X(0)〜X
(7)に対応した増幅率Hg(0)〜Hg(7)を算出
する。i番目の増幅率Hg(i)はX(i)とY(i)
を用いてHg(i)=Y(i)/X(i)で得られる。
【0023】このようにして得られた各分割レベルの入
力信号の代表点に対応する増幅率Hg(0)からHg
(7)は、増幅率算出手段5に転送される。
【0024】増幅率算出手段5では、マイクロコンピュ
ータ4により設定された増幅率Hg(0)からHg
(7)と、入力信号レベル判定手段2から出力された制
御信号nと、入力信号S1inとから入力信号S1inに対
応した増幅率Hgainを補間演算処理により算出する。
【0025】図3に増幅率算出手段5の構成を示す。図
3において、12a,12bはセレクタ、13は増幅率
演算回路である。マイクロコンピュータ4で算出された
増幅率Hg(0)〜Hg(7)はレジスタ9i〜9pに
設定される。セレクタ12aはレジスタ9i〜9pの増
幅率Hg(0)〜Hg(7)と制御信号nを入力し、制
御信号nに応じてHg(0)〜Hg(7)のうち、n番
目とn+1番目の増幅率Hg(n)、Hg(n+1)を
選択し出力する。また、セレクタ12bはレジスタ9a
〜9hに設定された分割レベルデータX(0)からX
(7)のうち、n番目とn+1番目の増幅率X(n)、
X(n+1)を選択し出力する。増幅率演算回路13で
は2つの増幅率Hg(n)、Hg(n+1)と制御信号
nに対応した代表点の入力レベルX(n)、X(n+
1)を入力し、以下の演算により入力信号S1inに対応
した増幅率Hgainを算出し、出力する。
【0026】Hgain=(S1in−X(n))×(Hg
(n+1)−Hg(n))/(X(n+1)−X
(n)) 次に第1の階調補正手段6は増幅率Hgainと入力信号S
1inを入力しS1inに対し増幅率Hgainで増幅し、出力
信号S1outとして出力端子8aより出力する。
【0027】また、第2の階調補正手段7は入力端子1
bに入力された入力信号S2inを入力し第1の階調補正
手段6と同様にS2inに対し増幅率Hgainで増幅し、出
力信号S2outとして出力端子8bより出力する。ここ
で、第2の入力信号S2inとしては色差信号Cinを用い
る。
【0028】図4に実施の形態1の階調補正装置のヒス
トグラム分布及び階調補正特性を示す。図4において、
同図(a)はヒストグラムで横軸は入力信号のレベル、
縦軸は入力信号の各信号レベルに対応する頻度分布(ヒ
ストグラム)である。図4(a)では入力信号レベルの
低いところほど、分割レベルの間隔は細かく、入力信号
レベルの高いところほど分割レベルの間隔は広くなって
いる。本実施の形態における階調補正装置は、カメラ信
号処理の前処理として、ガンマ補正前に階調補正を行う
ものを想定している。そのため、カメラ信号処理におけ
るガンマ補正などにより、低輝度部の信号が強調される
ため、ここでは、入力信号レベルの低いところの分割を
細かくしている。図4(b)は階調補正特性で、横軸は
入力信号レベルX、縦軸は出力信号レベルYであり、格
子状の線の交点は各分割レベルに対する代表点(X
(n),Y(n))を表す。図4(b)の階調補正特性では同
図(a)のヒストグラムの分布が比較的多い2番目や7
番目の分割レベルに対応する位置の傾きが急になるよう
になっている。このように、信号レベルの集中している
部分の階調を強調することができコントラストの改善が
可能となる。図4(b)で斜めの破線は階調補正しない
場合の特性であり、入力された信号がそのまま出力され
ることになる。図4(c)は増幅率特性で、横軸は入力
信号レベルX、縦軸は増幅率Hgである。増幅率は入力
信号と階調補正後の信号の比で表されるので、図4
(b)において、実線の階調補正特性が破線であらわさ
れる入力信号よりも大きなところでは大きな値をとる。
【0029】ここで、S1in、S2in、S1out、S2o
utの関係について説明する。
【0030】S1inとS2inはそれぞれ輝度信号Yinと
色差信号Cinであり、同一の増幅率Hgainで増幅され、
Yout、Coutとして出力されることになる。このとき、
輝度信号と色差信号の比Rは、入力信号の比をRin、出
力信号の比をRoutとすると、Rin=Yin/Cin、Rout
=Yout/Cout=(Hgain×Yin)/(Hgain×Cin)
=Yin/Cin=Rinとなり、階調補正により輝度信号と
色差信号の比は変化しない。本来、輝度信号と色差信号
は比例する関係にある。信号処理などにより輝度信号と
色差信号の比がずれると、異なる色に見えてしまう。
【0031】本発明の効果は、カラー信号の階調補正を
行う際に、各信号の比を変動させないようにすることに
より。色再現の良好な階調補正を得ることができるとい
うものである。
【0032】なお、本実施の形態において、第1の入力
信号を輝度信号Y、第2の入力信号を色差信号Cとした
が、第1の入力信号を輝度信号Yとし、その他の信号と
してR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色信号として
も同様の効果を得ることができる。また、第1の入力信
号をG信号とし、その他の信号をR、Bの信号としても
良い。またさらに、第1の入力信号をCCD(Charge C
oupled Device)のような撮像素子の出力信号にローパ
スフィルタを通した輝度信号成分とし、第2の入力信号
をCCDのような撮像素子の出力信号にハイパスフィル
タを通した色信号成分としても同様の効果を得ることが
できる。
【0033】また、本実施の形態の階調補正装置はカメ
ラ信号処理の前処理を想定し、入力信号レベルの低いと
ころを細かく分割するように構成しているが、カメラ信
号処理の出力信号に対して、このような階調補正処理を
施しても良い。その場合には、必ずしも入力信号レベル
の低いところを細かく分割しなくても良い。
【0034】また、本実施の形態では階調補正を施すの
にヒストグラムを検出し、それに応じた階調補正特性を
変更したが、階調補正特性の算出の仕方は、必ずしもヒ
ストグラム検出によらなくても良い。たとえば、画面内
を複数の領域に分割し、各領域の明るさの平均値から画
面のコントラストの度合いを想定し、特定の階調補正特
性を与えるようなことも可能である。
【0035】(実施の形態2)実施の形態1では、増幅
率演算回路13において増幅率を演算する際に割り算処
理を行っている。割り算処理は回路で実現するには回路
規模が大きくなるという課題がある。
【0036】以下、本発明の実施の形態2の階調補正装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0037】本発明の目的は、実施の形態1に対してよ
り簡単な構成で実施の形態1と同様の効果を得ようと言
うものである。
【0038】階調補正装置全体の構成は、図5に示す通
り、実施の形態1のものとほぼ同様で、入力信号レベル
判定手段2と増幅率算出手段5の間の制御信号が異なる
だけである。本実施の形態では入力信号レベル判定手段
2の構成が実施の形態1のものと異なる。
【0039】図6は実施の形態2の階調補正装置の入力
信号レベル判定手段2の構成を示す構成図である。図6
において、14a〜14hは整数化回路、10a〜10
hは減算器である。
【0040】図6におけるレジスタ9a〜9hには2の
べき乗の指数が設定される。整数化回路14a〜14h
はレジスタ9a〜9hの指数を入力し、2のべき乗され
た整数値を出力する。ここで、整数化回路14a〜14
hから出力される値は実施の形態1における分割レベル
X(n)ではなく、X(n+1)とX(n)の差分dX
(n)(dX(n)=X(n+1)−X(n))に相当
する値とする。
【0041】入力信号S1inは減算器10aに入力され
整数化回路14aから出力される差分値dX(0)が減
算される。ここで、S1inがdX(0)よりも小さい場
合は減算器10aのキャリーが立ち、入力信号S1inは
分割レベル0に属することがわかる。そして、減算器1
0aの減算結果がS1in−X(0)に相当する。
【0042】S1inがdX(0)よりも大きい場合はS
1inは分割レベル0には属していない。次に減算器10
bに減算器10aの減算結果と整数化回路14bから出
力されるdX(1)が入力される。ここで、減算器10
aの減算結果がdX(1)よりも小さい場合は減算器1
0bのキャリーが立ち、入力信号S1inは分割レベル1
に属することがわかる。そして、減算器10bの減算結
果がS1in−X(1)に相当する。このように減算器1
0a〜10hで順次減算結果を求めることにより、入力
信号の分割レベルである制御信号nを求めると同時に入
力信号S1inと分割レベルの代表値X(n)の差分S1
in−X(n)が求まり、出力信号として増幅率算出手段
5に出力される。
【0043】ヒストグラム検出手段3とマイクロコンピ
ュータ4の動作は実施の形態1に準じるのでここでは省
略する。
【0044】増幅率算出手段5の動作について説明す
る。図7は実施の形態2の増幅率算出手段5の構成を表
す構成図である。増幅率算出手段5の構成も実施の形態
1と同様であり、異なるのは制御信号の種類である。
【0045】図7において増幅率演算回路13では実施
の形態1と同様に以下の演算処理により入力信号S1in
に対応した増幅率を算出する。
【0046】Hgain=(S1in−X(n))×(Hg
(n+1)−Hg(n))/(X(n+1)−X
(n)) ここで、X(n+1)−X(n)は入力信号レベル判定
手段2で設定された2のべき乗で表される値である。デ
ジタル信号処理においては割り算回路の回路規模は大き
いが、2のX(n)乗での割り算の場合は、ビットシフ
トで実現されるため、きわめて小さな回路規模で実現で
きる。
【0047】本発明の効果は、入力信号を複数のレベル
に分割する際に分割するレベルの間隔を2のべき乗で与
えることにより増幅率算出手段5における割り算回路の
回路規模をおさえ、小さな回路規模で実施の形態1と同
様の階調補正特性を得ることができるというものであ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明よれば、予め輝度信
号を色信号で正規化する等の割り算回路を備えることな
く、カラー信号の階調補正を行う際に、各信号の比を変
動させないようにすることにより、色再現の良好な階調
補正を得ることができるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による階調補正装置の構
成を示すブロック図
【図2】同階調補正装置の入力信号レベル判定手段の構
成を示すブロック図
【図3】同階調補正装置の増幅率算出手段の構成を示す
ブロック図
【図4】同階調補正装置のヒストグラムおよび階調補正
特性を表す図
【図5】本発明の実施の形態2による階調補正装置の構
成を示すブロック図
【図6】同階調補正装置の入力信号レベル判定手段の構
成を示すブロック図
【図7】同階調補正装置の増幅率算出手段の構成を示す
ブロック図
【図8】従来の階調補正装置の構成を示すブロック図
【図9】従来の階調補正装置のヒストグラムを表す図
【図10】従来の階調補正装置の階調補正特性を表す図
【符号の説明】
1a,1b 入力端子 2 入力信号レベル判定手段 3 ヒストグラム検出手段 4 マイクロコンピュータ 5 増幅率算出手段 6 第1の階調補正手段 7 第2の階調補正手段 8a,8b 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 文紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CE11 CE17 CH20 DC23 5C021 PA02 PA33 PA34 PA52 PA62 PA66 PA77 PA92 XA34 XA35 5C077 LL04 MM03 MP08 PP15 PP32 PP34 PP37 PQ03 PQ12 PQ19 RR19 TT09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力信号に対して階調補正を施す
    装置であって、 第1の入力信号に対し、その入力信号レベルに応じた増
    幅率を算出する増幅率算出手段と、 前記増幅率算出手段で算出した増幅率により、前記第1
    の入力信号に階調補正を施す第1の階調補正手段と、 前記第1の入力信号以外の入力信号に対し、それぞれの
    入力信号のレベルに関わりなく前記増幅率算出手段で算
    出した増幅率により階調補正を施す第2の階調補正手段
    とを備える階調補正装置。
  2. 【請求項2】 増幅率算出手段は、入力信号レベルの分
    布範囲を複数のレベルに分割し、入力信号が前記複数の
    レベルのどのレベルに属するかを判定する入力信号レベ
    ル判定手段と、分割されたレベルごとの代表点の入力信
    号に対する出力信号の増幅率を設定する増幅率設定手段
    と、分割された隣り合うレベルの代表点間の増幅率を補
    間する増幅率補間手段とを有し、前記増幅率補間手段で
    補間処理された増幅率を出力信号とする請求項1記載の
    階調補正装置。
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Cited By (2)

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