JPH06350661A - 信号ポイントの配列選択方法 - Google Patents

信号ポイントの配列選択方法

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JPH06350661A
JPH06350661A JP6111742A JP11174294A JPH06350661A JP H06350661 A JPH06350661 A JP H06350661A JP 6111742 A JP6111742 A JP 6111742A JP 11174294 A JP11174294 A JP 11174294A JP H06350661 A JPH06350661 A JP H06350661A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転不変な多重レベル符号化変調方式を実現
する。 【構成】 M−PSK又はPAMのようなコンステレー
ションを数個のトレリスサブセットに区分し、この各ト
レリスサブセットをブロックサブセットに更に区分す
る。入力ビットは、コンステレーションから信号ポイン
トを選択するために符号化される。入力ビットの第1の
部分は差分符号化される。コンステレーションのトレリ
スサブセットを選択するために、入力ビットの第2の部
分は差分符号化ビットのうちの少なくとも一部と共にト
レリス符号化される。入力ビットの第3の部分(サブ符
号化ビットを除く)は、選択されたトレリスサブセット
からブロックサブセットを選択するためにブロック符号
化される。選択されたブロックサブセットから信号ポイ
ントを選択するために、入力ビットの第4の部分は残り
の差分符号化ビットと共に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、衛星通信及び音
声帯域伝送(例えば、モデム)用途で有用な多重レベル
符号化変調に関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書で使用される“多重レベル符号
化変調”という用語は、入力ビットを、それぞれの冗長
符号を用いて個別に符号化された2個以上のグループに
分割する配列法を意味する。その後、音声帯域電話チャ
ネルのような通信チャネルにより伝送する所定の信号コ
ンステレーションからチャネル信号ポイントを選択する
ために、符号化ビットは連帯的に使用される。
【0003】多重レベル符号化変調方法を採用する主な
利点は、符号複雑性及び復号化遅延に関する様々な制約
を満たす一方で、所望のレベルの誤り率性能又は“符号
化利得”を与える符号化方式の設計に大幅な柔軟性が与
えられることである。
【0004】また、変調符号が、コンステレーションの
位相曖昧性による伝送信号ポイントの回転に対して不変
であることが望ましい。コンステレーションの位相曖昧
性に対応する位相角だけ各信号ポイントが回転された後
に、信号ポイントの有効配列が信号ポイントの別の有効
配列になる場合、符号は“回転不変性”であると言われ
る。このような回転後に符号が回転不変性でない場合、
受信機は信号ポイントに対応付けされたビットを受信で
きない。
【0005】しかし、多重レベル符号で回転不変性を得
ることは困難であり、多量の符号化利得が必要な場合及
びコンステレーションが3個以上の位相曖昧性を有する
場合には特に困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、3個以上の位相曖昧性を有するコンステレーション
で使用するのに適した回転不変性の多重レベル符号化変
調方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】M−PSK又はQAMコ
ンステレーションのようなコンステレーションは最初
に、第1のサブセット群に区分され、次いで、各サブセ
ットをそれぞれの第2のサブセット群に区分する。区分
は、第1及び第2のサブセット群が同じ位相回転量に対
して不変であるように行われる。
【0008】前記のような区分スキームを使用し、ま
た、第2の各サブセット群のサブセット内最小二乗ユー
クリッド距離(MSED)が第1の各サブセット群のサ
ブセット内最小二乗ユークリッド距離よりも大きく、従
って、総コンステレーションの最小二乗ユークリッド距
離よりも大きくなるように区分が行われる本発明の実施
例では、回転不変性の多重レベル符号が供給され、入力
ビットはコンステレーションから信号ポイントを選択す
るために使用される。
【0009】入力ビットの第1の部分は最初に差分的に
符号化される。差分符号化ビットの少なくとも一部と共
に、入力ビットの第2の部分は、コンステレーションの
第1のサブセット群から“トレリスサブセット”を選択
するために、トレリス符号化される。
【0010】入力ビットの第3の部分(全ての差分符号
化ビットを除く)は、既に選択されたトレリスサブセッ
トの第2のサブセット群から“ブロックサブセット”を
選択するために、ブロック符号化される。入力ビットの
第4の部分は残りの差分符号化ビットと共に、選択され
たブロックサブセットから信号ポイントを選択するため
に使用される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明に従って構成され
た通信システムの送信機部分と受信機部分をそれぞれ示
す。図1において、データ源101(例えば、コンピュ
ータ端末)からのビットストリームはスクランブラ10
2でクロック化される。スクランブラ102は常法によ
りビットをランダム化する。
【0013】スクランブラ102から出力される直列的
なビットストリームは直列/並列変換器104に入力さ
れ、変換器104は並列出力ビットをエンコーダ106
に供給する。下記で説明するように、エンコーダ106
はビットを本発明に従って符号化する。エンコーダ10
6からの出力信号ポイントは変調器108に入力され、
変調器108は、通信システムの受信機部分へ伝送する
ために信号ポイントを通信チャネル110へ変調出力す
る。
【0014】エンコーダ106は差動エンコーダ112
(これは別名、Mod−4,Mod−8又はMod−1
6差動エンコーダとも呼ばれる)を含む。差動エンコー
ダ112はチャネル110に伝送するために符号化すべ
き入力ビットを受信する。エンコーダ106はまた、ト
レリスエンコーダ114,ブロックエンコーダ116及
び2N次元コンステレーションマッパー118(ここ
で、Nは正の整数である)も有する。
【0015】下記で詳細に説明するように、2N次元コ
ンステレーションは第1のトレリスサブセット群に区分
される。各群は次に多数のブロックサブセットに区分さ
れる。各トレリスサブセットのサブセット内最小二乗ユ
ークリッド距離(MSED)が全体的コンステレーショ
ンの最小二乗ユークリッド距離(MSED)よりも大き
くなるように区分が行われる。また、各ブロックサブセ
ットのサブセット内MSEDは各トレリスサブセットの
サブセット内MSEDよりも大きい。回転不変性が得ら
れるように、区分は、下記で説明する新規な方法により
行われる。
【0016】差動エンコーダ112は、N個の2D信号
間隔の群毎に(2N次元信号間隔毎に)、直列/並列コ
ンバータ104からm1 +m2 +m3 ビット(同じビッ
トはデータ源101の出力のところにも図示されてい
る)を受信する。差動エンコーダ112(このエンコー
ダの動作については下記で詳細に説明する)は、コンス
テレーションの位相曖昧性の効果を除去するように動作
する。差動エンコーダ112の出力はそれぞれm1 ,m
2 及びm3 ビットを有する3本のレールに区分される。
(エンコーダ106に入力される全てのビットが差動エ
ンコーダ112を通過するように図示されているが、選
択された特定の入力ビットだけが差動エンコーダにより
実際に処理される。この点については、下記の実施例で
更に詳細に説明する。)
【0017】第1のレールのm1 ビットはトレリスエン
コーダ114に入り、m1 +r1 出力ビットになる。こ
のm1 +r1 出力ビットは、トレリスサブセットUn
(ここで、下付文字nは現行の2N次元信号間隔を示
す)を選択するために、コンステレーションマッパー1
18のトレリスサブセットセレクタ120で使用され
る。第2のレールのm2 ビットはブロックエンコーダ1
16に入る。このm2 +r2出力ビットは更にトレリス
サブセットU2 から、コンステレーションマッパー11
8のブロックサブセットセレクタ122においてブロッ
クサブセットV2 を選択する。
【0018】差動エンコーダ112から出力される第3
のレールにおける残りのm3 ビットは符号化されないま
まの状態で残され、選択されたブロックサブセットVn
から2N次元信号ポイントQn を選択するために、コン
ステレーションマッパー118の信号ポイントセレクタ
124により受信される。次いで、選択された2N次元
信号ポイントは、チャネル110に伝送するために、パ
ルス波形フィルタ(図示されていない)及び変調器10
8により常法通りに処理される。
【0019】このスキームは“多重レベル”であると呼
ばれている。なぜなら、幾つかのビットはトレリスエン
コーダ114により符号化され、トレリスエンコーダ1
14により符号化されない他のビットはブロックエンコ
ーダ116により符号化されるからである。
【0020】図2は通信システムの受信点を示す。チャ
ネル110から受信される信号は最初に等化器/復調器
200により処理される。等化器/復調器200の出
力,〜Qn はチャネル障害2N次元信号ポイントであ
り、〜Qn は本発明に従って符号化するためにデコーダ
202(下記で詳細に説明する)に入力される。復号化
信号は並列/直列コンバータ204に出力され、デスク
ランブラ206により常法通りにデスクランブルされ、
そしてデータシンク208により受信される。
【0021】デコーダ202はトレリスデコーダ21
0,ブロックデコーダ212及び差動デコーダ214を
含む。チャネル障害2N次元信号ポイント〜Qn は最初
にトレリスデコーダ210に入る。トレリスデコーダ2
10は、システムにおいてトレリス符号化ビットを復号
化するために使用されるタイプの常用のビタビ(Viterb
i)デコーダとして使用することができる。この場合、ト
レリス符号化されていないビットは符号化されていない
状態のまま残されるだけである。
【0022】トレリスデコーダ210は、現行の2N次
元信号間隔nにおいてライン216に、推定トレリスサ
ブセット^Un-l を出力する。推定トレリスサブセット
^Un-l は、先行2N次元信号間隔n−lにおいてトレ
リスサブセットセレクタ120により選択されたトレリ
スサブセットUn-l に対応する。トレリスサブセット^
n-l はライン216を介してブロックデコーダ212
に入力される。トレリスデコーダ210はライン218
を介してブロックデコーダ212へ受信信号ポイント〜
n-l も出力する。
【0023】ブロックデコーダ212は好ましくは、常
用のビタビデコーダとして使用される。ブロックデコー
ダ212は、下記で詳細に説明するように、トレリスデ
コーダ210により識別されたトレリスサブセット^U
n-l のブロックサブセットから(少し遅延した後)信号
ポイント^Qn-l を識別する。ブロックデコーダ212
は、エンコーダ106により特定されるような、^Q
n-l に対応するm1 ,m2 及びm3 ビットをライン22
0,222及び224を介して出力する。その後、差動
デコーダ214は3個の入力ビット群m1 +m2 +m3
を復号化し、そして、その出力ビットを並列/直列コン
バータ204へ入力する。
【0024】図3は、0−7の符号が付与された8個の
2D信号ポイント(“シンボル”)を有する2次元(2
D)8−PSKコンステレーションを示す。8個のシン
ボルは4個サブセットA,B,C及びDに区分され、各
サブセットは2個のシンボルを有する。サブセットAは
シンボル0及び4を含み、サブセットBはシンボル2及
び6を含む。以下同様である。
【0025】最初に2D8−PSKコンステレーション
対を鎖状につなぎ、次いで、選択された32個のポイン
トを除去することにより、32ポイント点4D8−PS
Kコンステレーションが形成される。除去されたポイン
ト点は、第1のシンボルが偶数番号を有し、第2のシン
ボルが奇数番号を有するようなポイント及び第1のシン
ボルが奇数番号を有し、第2のシンボルが偶数番号を有
するようなポイント点である。
【0026】図4はこの4D8−PSKコンステレーシ
ョンをサブセットに区分する方法を示す模式図である。
コンステレーションは先ず、4個のトレリスサブセット
0,R1 ,R2 及びR3 に区分される。各トレリスサ
ブセットは図3の2個の2Dサブセットの2個のコンス
テレーションからなる。例えば、サブセットR0
(A,A)及び(B,B)からなり、サブセットR1
(B,A)及び(A,B)からなる。
【0027】各トレリスサブセットは更に4個のブロッ
クサブセットT0 ,T1 ,T2 及びT3 に区分される。
2D8−PSKコンステレーションの各シンボルの振幅
が1に正規化される場合、4Dコンステレーションのサ
ブセット内MSED値は例えば、1.17である。各ト
レリスサブセットのサブセット内MSED値は4であ
り、各ブロックサブセットのサブセット内MSED値は
8である。
【0028】前記の区分は次のような特性を有する。各
トレリスサブセットRi は90,180又は270度の
回転に対して不変である。すなわち、コンステレーショ
ンの位相曖昧性に対応するコンステレーションの回転に
より、有効トレリスサブセットは別の有効トレリスサブ
セットになる。各ブロックサブセットTj は180度の
回転に対してだけ不変である。
【0029】更に、Ri のTj が45,135,225
又は315度だけ回転された場合、時々、Tj は別のR
i のTj になり、また、時々、別のRi のTj ´(ここ
で、j´はjと同一ではない)になる。例えば、図4を
参照しながら説明すれば、45度回転した後、R0 のT
0 はR3 のT0 になるが、R2 のT0 はR1 のT1 にな
る。この後者の例から明らかなように、ブロックサブセ
ットTj のこれらの特性の存在は、図4の4Dコンステ
レーションに直接基づく回転不変性多重レベルの設計に
問題を提起する。
【0030】図4の4Dコンステレーションの4個のサ
ブセット区分を使用することにより、例えば、4D32
状態レート1/2トレリスエンコーダ500を図5に示
すように構成することができる。トレリスエンコーダ5
00は4D信号間隔当たり1ビットを受信し、2出力ビ
ットを生成する。この2出力ビットはトレリスサブセッ
トRi を選択するのに使用される。Ri の下付文字iは
2個のトレリス出力ビット(上から下に読取られる)の
10進相当値である。
【0031】トレリスエンコーダ500は5個の同一の
遅延要素を含む。この遅延要素は、排他的ORゲート
(記号“+”で示されている)により相互に接続され
る。各遅延要素は2T遅延(ここで、Tは2D信号間隔
である)を示す。IEEEジャーナル・オン・セレクテ
ィッド・エリア・イン・コミニュケーションズ(IEEE Jo
urnal on Selected Area in Communications), Vol.7,
No.9(1989年12月),1281〜1295頁に掲
載されたエル・エフ・ウエイ(L.F.Wei) の「多次元M−
PSKによる回転不変性トレリス符号化変調(Rotationa
lly Invariant Trellis-Coded Modulations with Multi
dimensional M-PSK)」と題する論文中に開示された原理
に従って、トレリスエンコーダ500は回転不変に構成
される。
【0032】1992年4月16日に出願された米国特
許出願第07/869,985号明細書に教示されてい
るように、トレリスエンコーダ500はトレリス距離を
最大にするようにも設計される。本明細書で使用する
“トレリス距離”という用語は、トレリスエンコーダに
より識別されるトレリスサブセットの任意の2個の異な
る有効配列間のMSEDである。
【0033】回転不変性が必須要件でなれれば、前記の
4D32状態レート1/2トレリスエンコーダは図1の
トレリスエンコーダ114としても使用できる。この場
合、下記で詳細に説明するような所謂、二重パリティチ
ェック(DPC)を使用し、ブロックエンコーダ116
を実現することができる。DPCは4D信号間隔毎に2
出力ビットを生成する。
【0034】この2出力ビットは、トレリス符号化ビッ
トにより既に選択されたトレリスサブセットRi のブロ
ックサブセットTj を選択するのに使用される。しか
し、ここに記載したやり方を使用する場合、回転不変性
を得ることは非常に困難である。この困難性は、前記の
ブロックサブセットTj の回転易変性により生じる。
【0035】本発明によれば、先ず図4の4D32状態
レート1/2トレリス符号を高次元の符号(この場合は
8D符号)に変換し、そのトレリスサブセット及びブロ
ックサブセットが同じ90,180及び270度の回転
に対して不変であるようなやり方で、対応する高次元コ
ンステレーションを区分することにより、回転不変性を
得ることができる。
【0036】図6は、図4の一対の32ポイント4D8
−PSKコンステレーションを鎖状につなぐことにより
形成された210ポイント8D8−PSKコンステレーシ
ョンを示す。この8Dコンステレーションは16個の8
Dトレリスサブセット(Ri,Rj )に区分される。各
サブセットは図4の4DトレリスサブセットRi 及びR
j の連鎖である。各8Dトレリスサブセット(Ri ,R
j )は4個のブロックサブセットW0 ,W1 ,W2 及び
3 に更に区分される。i及びjの値に応じて、8Dト
レリスサブセットの4個のブロックサブセットは図7に
示されるように形成される。
【0037】図7を参照する。(Ri ,Rj )の各8D
ブロックサブセットWq は4Dブロックサブセット(T
p ,Tq )の4個の連鎖の合体である。ここで、Tp
びTq はそれぞれRi 及びRj のサブセットである。i
が{0,1}に属するか又はjが{2,3}に属する場
合、サブセット(Ri ,Rj )のサブセットWq は参照
番号700が付された群で示されるように構成される。
さもなければ、サブセット(Ri ,Rj )は参照番号7
02が付された群で示されるように構成される。(2個
の異なる構成ルールを使用する理由は下記で詳細に説明
する。)
【0038】図6の8Dコンステレーションのサブセッ
ト内MSEDは1.17であり、そのトレリスサブセッ
ト(Ri ,Rj )のサブセット内MSEDは4であり、
また、そのブロックサブセットWq のサブセット内MS
EDは8である。
【0039】図6及び図7の前記の区分は次のような別
の望ましい特性を有する。第1に、図4の4Dコンステ
レーションの区分と対照的に、各ブロックサブセットW
q は90,180及び270度の回転に対して不変性で
ある。第2に、45,135,225及び315度の何
れかの回転後の(Ri ,Rj )の各Wq について、Wq
は異なる(Ri ,Rj )のWq になる。例えば、(R
0 ,R1 )のW0 は45,135,225又は315度
の回転後に(R3 ,R2 )のW0 になる。
【0040】別の例として、(R0 ,R2 )のW0 は4
5,135,225又は315度の回転後に(R3 ,R
1 )のW0 になる。8Dトレリスサブセット(Ri ,R
j )の区分について図7に示されるような2組のルール
を使用しなかった場合、前記のような第2の特性は若干
のブロックサブセットについて有効ではない。これらの
特性は、下記の回転不変性の多重レベル符号を設計する
のに使用することが好ましい。
【0041】図8は、図5の4D32状態レート1/2
トレリスエンコーダを8Dトレリスエンコーダに変換す
る方法を示す。また、図8は、図1のエンコーダ106
を実現する、すなわち、変換された4Dトレリス符号に
基づく、エンコーダ800の一例のブロック図である。
【0042】エンコーダ800は、Mod−8差動エン
コーダ112,4D32状態レート1/2トレリスエン
コーダ、排他的ORゲート802及びスイッチング回路
804を有するトレリスエンコーダ114,ブロックエ
ンコーダ116(2個の単一パリティチェックエンコー
ダSPC(k,k−1)806及び808を有する二重
パリティチェック(DPC)エンコーダである),及び
8Dコンステレーションマッパー118を含む。コンス
テレーションマッパー118はトレリスサブセットセレ
クタ120,ブロックサブセットセレクタ122及びポ
イントセレクタ124を含む。
【0043】エンコーダ800は一般的に、8D信号間
隔毎に8入力ビットを受信する。しかし、k個の8D信
号間隔毎に1回の間隔で、エンコーダ800は6入力ビ
ットだけを受信する。この間隔では、ブロックエンコー
ダ116は入力ビットを全く受信しない。これが、各8
D信号間隔でSPC(k,k−1)への平均入力ビット
数が1−1/kだけである理由である。
【0044】3種類の8ビットがMod−8差動エンコ
ーダ112に対する入力に供給される。現行の8D信号
間隔における差動エンコーダへの3種類の入力ビットは
I2n ,I1n 及びI0n で示される。現行の8D信号
間隔における差動エンコーダからの3種類の出力ビット
はI2n ´,I1n ´及びI0n ´で示される。
【0045】Mod−8差動エンコーダ112の関数
は、次の式、 I2n ´I1n ´I0n ´=(I2n-4 ´I1n-4 ´I0n-4 ´+I2n I1n I0n )mod1000base2 (式中、n−4は先行8D信号間隔を示す。)により与
えられる。
【0046】Mod−8差動エンコーダ112からの3
種類のビット出力のうちの一つはライン810を介して
8Dトレリスエンコーダ114に供給される。トレリス
エンコーダ114はエンコーダ800に対する8入力ビ
ットのうちの別のビットをライン812を介して受信す
る。トレリスエンコーダ114の回転不変性を維持する
ために、ライン812で受信されたビットは、ライン8
10で差分符号化されたビットと共にゲート802にお
いて“排他的OR”化される。
【0047】次いで、トレリスエンコーダ114の4D
32状態レート1/2トレリスエンコーダ500はライ
ン810でデータビットを受信し、そして、ビットX1
n 及びX0n を出力する。これらは第1の4Dトレリス
サブセットRi を特定するのに使用される。トレリスエ
ンコーダ500はライン814で第2のビットを受信
し、そして、ビットX1n+2 及びX0n+2 を出力する。
これらは第1の4DトレリスサブセットRj を特定する
のに使用される。
【0048】トレリスエンコーダ114から出力される
4種類のビットX1n ,X0n ,X1n+2 及びX0n+2
は一緒になって、8Dトレリスサブセット(Ri ,R
j )を識別する。前記の新規なトレリス符号化構成によ
れば、トレリスサブセットの有効配列がコンステレーシ
ョンの回転時に別の有効配列になり、また、有効配列に
付随する入力ビットは回転に無関係の受信機により回復
させることができる。
【0049】エンコーダ800により各8D間隔で受信
された残りの4種類の入力ビットのうちの2つはブロッ
クエンコーダ116への入力である。ここで重要なこと
は、これら2種類のビットが差分符号化されていないこ
とである。前記のように、ブロックエンコーダ116は
2個のSPCエンコーダ806及び808からなるDP
Cエンコーダである。SPC符号のフレーム長さはkビ
ットである。ここで、kの値は例えば4である。
【0050】k個の8D信号間隔における最初のk−1
個の8D信号間隔の各々について、各SPCエンコーダ
は1入力ビットを受信し、そして、このビットを出力へ
送出する。このフレームのk番目の8D信号間隔では、
SPCエンコーダは入力ビットを全く受信しないが、冗
長ビットを出力する。冗長ビットの値は、このフレーム
中に受信された先行のk−1入力ビットの排他的ORに
等しい。
【0051】ブロックエンコーダ116からの2ビット
出力は、トレリスサブセット(Ri,Rj )のブロック
サブセットWq (ここで、qは上から下に読み取られる
2ビットの10進相当値である)を選択するために、ブ
ロックサブセットセレクタ122へ供給される。このブ
ロックサブセットの選択は、トレリスエンコーダから出
力された符号化ビット出力の2個の異なる群について及
びブロックエンコーダから出力された符号化ビットの同
一群について、コンステレーションの位相回転により、
2個の対応する選択されたブロックサブセットが相互に
関連される(すなわち、相互に得られる)ように行われ
る。
【0052】ブロックサブセットWq を選択する際のブ
ロックエンコーダ116の動作は図9の状態図からも理
解できる。フレームの先頭で、ブロックエンコーダ11
6はプリセット状態0にされる。このフレームの第1の
8D間隔で受信された2入力ビットの値に応じて、ブロ
ックエンコーダ116は4種類の可能な次の状態0,
1,2及び3のうちの一つに行き、そして、トレリスサ
ブセットセレクタ120により識別されるトレリスサブ
セット(Ri ,Rj )の4種類のブロックサブセットW
0 ,W1 ,W2 及びW3 のうちの対応するものを出力す
る。
【0053】このフレームの第2の8D間隔中に、2入
力ビットの入力値及びこの間隔におけるプリセット状態
に応じて、ブロックエンコーダ116は再び4種類の可
能な次の状態のうちの一つの状態に行き、そして、4種
類のブロックサブセットのうちの対応する別のサブセッ
トを出力する。この処理は次のk−3間隔について反復
される。フレームの最後のk番目の間隔では、ブロック
エンコーダ116へ入力されるビットは存在しない。こ
の場合、ブロックエンコーダ116は2個の冗長ビット
の値により決定される次の状態(常に状態0に成る)及
び次いで現在の状態へ行き、そして対応するブロックサ
ブセットを出力する。
【0054】図9の状態図の動作は次の実施例により例
証することができる。第1の8D間隔で受信された2ビ
ットの値が01である場合、ブロックエンコーダ116
は現在の状態0から次の状態1に行き、そして、8Dブ
ロックサブセットW1 を出力する。第2の8D間隔にお
いて、2入力ビットの値が10である場合、ブロックエ
ンコーダ116は現在の状態0から次の状態3に行き、
そして、8DブロックサブセットW2 を出力する。以
下、同様である。
【0055】図9の同じ状態図は、受信信号ポイントを
復号化するために、ブロックデコーダ212(図2参
照)により使用される。前記のブロックサブセットWq
の特性により、ブロックサブセットの有効配列は、コン
ステレーションの回転後も有効配列を維持する。実際、
ブロックサブセットの有効配列を示す状態図からの経路
及びその回転後の経路はこの場合は同一である。これ
は、トレリスサブセットをブロックサブセットに区分す
るために図7に示されるように、2個の異なる構成ルー
ルを使用することにより得られる。
【0056】再び図8を参照する。選択されたブロック
サブセットWq から8D信号ポイントQn =(Pn ,P
n+1 ,Pn+2 ,Pn+3 )(ここで、Pn ,Pn+1 ,P
n+2 ,Pn+3 は図3の2D8−PSKコンステレーショ
ンの記号である)を選択するために、ライン820及び
822の2個の残りのビット及びライン824及び82
6の2個の異なる符号化ビットは、それぞれ8D信号間
隔で、コンステレーションマッパー118のポイントセ
レクタ124に供給される。
【0057】この実施例では、図1においてm1 ,m2
及びm3 として識別されるビット数は、各8信号間隔に
ついて、それぞれ2,2−2/K及び4である。
【0058】回転不変性を保持するために、サブセット
q の信号ポイントは、信号ポイントの有効配列がコン
ステレーションの回転後も有効であるように選択されな
ければならない。図10は、トレリスサブセットセレク
タ120及びブロックサブセットセレクタ122と共
に、前記のようなポイント選択を行うための、回路の一
例の第1の部分を示すブロック図である。この部分で
は、8Dコンステレーションマッピングは一対の4Dコ
ンステレーションマッピングに変換される。
【0059】図10において、8D/4Dコンステレー
ションマッピングコンバータ1000はインバータ10
02,ANDゲート1004及び1006,Mod−4
加算器1008及び排他的ORゲート(“+”で示され
る)を有する。ライン1010及び1012における加
算器1008の出力ビットの値(上から下に読取る)
は、ライン1014及び106における入力ビットの値
(上から下に読取る)と、ライン1018及び1020
における入力ビットの値(左から右に読取る)のmod
−4合計に等しい。
【0060】8D/4Dコンステレーションマッピング
コンバータ1000の出力ビットは2個の群{Y0n
Y1n ,Y2n ,Y3n ,Y4n }及び{Y0n+2 ,Y
n+ 2 ,Y2n+2 ,Y3n+2 ,Y4n+2 }に分割され
る。各群は4Dポイント(Pn,Pn+1 )又は(P
n+2 ,Pn+3 )を選択するのに使用される。この選択は
下記で説明するように行われる。ビットY1n 及びY0
n は、図11に従って4DトレリスサブセットRi (こ
こで、iはビット対Y1n Y0n の10進相当値であ
る)から4Dポイント(Pn ,Pn+1 )を選択する。
【0061】次いで、2個のシンボルPn 及びPn+1
それぞれは反時計方向にr・90度(ここで、rはY3
n Y2n の10進相当値である)だけ回転される。次い
で、得られたシンボルPn+1 はY4n ・180度だけ回
転される。ビットY0n ,Y1n ,Y2n ,Y3n 及び
Y4n の代わりに、ビットY0n+2 ,Y1n+2 ,Y2
n+2 ,Y3n+2 及びY4n+2 をそれぞれ使用することに
より、同様な方法で、第2の4Dポイント,(Pn+2
n+3 )が得られる。
【0062】本発明を4D32状態1/2トレリスエン
コーダを使用する送信器の内容についてここまで説明し
てきたが、その他の回転不変性トレリスエンコーダも当
然使用できる。例えば、本発明の別の実施例では、図5
の32状態トレリスエンコーダの代わりに、図12の8
状態トレリスエンコーダ又は図13の16状態トレリス
エンコーダを使用することができる。これらの場合、性
能よりも低複雑性のほうが一層重要である。一方、高性
能を所望する場合、図14の64状態トレリスエンコー
ダの代わりに図5の32状態トレリスエンコーダが使用
される。
【0063】次に、図2のデコーダの動作を詳細に説明
する。送信器では、トレリス符号は8D符号であるが、
この8D符号は前記のような4D符号から変換される。
この場合、トレリスデコーダ210は4D符号の復号化
に使用されるものと同一である。トレリスデコーダ21
0により行われる最初のステップは、4個のトレリスサ
ブセットR0 〜R3 の各々について、受信された4D信
号ポイントに対して最も近いサブセットの4D信号ポイ
ントを識別し、そして、これら2ポイント間の二乗ユー
クリッド距離を識別することである。
【0064】その後、この情報(すなわち、信号ポイン
ト及び距離)は、トレリスデコーダ210の一部を形成
するビタビ(Viterbi) デコーダにより使用される。現行
の8D信号間隔n(2個の4D間隔により生成)におけ
るトレリスデコーダの一方の出力(ライン216におけ
るもの)は推定8Dトレリスサブセット^Un-l (2個
の推定4Dトレリスサブセットにより生成)である。
【0065】この推定8Dトレリスサブセット^Un-l
は、先行の8D信号間隔n−1において送信器で選択さ
れた8DトレリスサブセットUn-l に対応する。トレリ
スデコーダ210の他方の出力は遅延受信チャネル障害
8D信号ポイント〜Qn-l である。
【0066】トレリスデコーダ210からの両出力はブ
ロックデコーダ212に供給される。ブロックデコーダ
212は8Dトレリスサブセット^Un-l から8D信号
ポイント^Qn-l を識別する。ブロックデコーダ212
により行われる最初のステップは、識別トレリスサブセ
ット^Un-l の4個のブロックサブセットW0 〜W3
各々について、受信された8D信号ポイント〜Qn-l
最も近いブロックサブセットの8D信号ポイントを識別
し、そして、この2ポイント間の2乗ユークリッド距離
を識別することである。
【0067】その後、この情報は常法通りに別のビタビ
デコーダにより使用される。これはブロックデコーダ2
12により行われる第2のステップである。この第2の
ビタビデコーダは図9の状態ダイアグラムに従って動作
する。
【0068】ブロックデコーダ212はライン220,
222及び224を介して、差動デコーダ214に、エ
ンコーダ106により特定されたような、^Qn-l に対
応するm1 (=2),m2 (=2−2/k)及びm3
(=4)ビットを出力する。次いで、差動デコーダ21
4は、3個の入力ビット群m1 +m2 +m3 を復号化
し、そして、出力ビットを並列/直列変換器204に供
給する。差動デコーダ214は常用の差動デコーダであ
り、その動作は差動エンコーダ112の逆である。
【0069】図15は、0〜15の符号が付された16
個のシンボルを有する2D16−PSKコンステレーシ
ョンを示す。16個のシンボルは4個のサブセットA,
B,C及びDに区分けされる。各サブセットは4個のシ
ンボルを有する。サブセットAはシンボル0,4,8及
び12を含み、サブセットBはシンボル2,6,10及
び14を含む。以下、同様である。
【0070】その後、先ず一対の2D16−PSKコン
ステレーションを鎖状につなぎ、次いで、128の選択
されたポイントを除去することにより128ポイント4
D16−PSKコンステレーションが生成される。除去
されたポイントは、第1のシンボルが偶数番号であり第
2のシンボルが奇数であるもの及び第1のシンボルが奇
数番号であり第2のシンボルが偶数番号であるものであ
る。
【0071】図16は、この4D16−PSKコンステ
レーションをサブセットに区分けする方法を示す。コン
ステレーションは先ず4個のサブセットR0 ,R1 ,R
2 及びR3 に区分けされる。各トレリスサブセットは図
15の2個の2Dサブセットの2個の連鎖からなる。例
えば、サブセットR0 は(A,A)及び(B,B)から
なり、また、サブセットR2 は(B,A)(A,B)か
らなる。各トレリスサブセットは2個のブロックサブセ
ットT0 及びT1 に更に区分けされる。
【0072】例えば、2D16−PSKコンステレーシ
ョンのシンボルの振幅が1に正規化される場合、4Dコ
ンステレーションのサブセット内MSED値は0.3で
ある。各トレリスサブセットのサブセット内MSED値
は1.17であり、各ブロックサブセットのサブセット
内MSED値は2である。
【0073】各トレリスサブセットRi はq・45度
(ここで、q=1,2,..7である)の回転に対して
不変である。図16の4Dコンステレーションの4個の
サブセット区分を使用することにより、8−PSKケー
スについて前記に説明したように、適当なトレリスエン
コーダを構成することができる。
【0074】実際、図5及び12〜14に示される同じ
トレリスエンコーダをここで使用することができる。こ
のようなトレリスエンコーダは、4D信号間隔毎に1ビ
ットを受信し、トレリスサブセットRi (この下付文字
iは2トレリス出力ビット(上から下に読取る)の10
進相当値である)を選択するのに使用される2出力ビッ
トを生成する。
【0075】各ブロックサブセットTj は90,180
及び270度の回転に対してだけ不変である。更に、R
i のTj が22.5度だけ回転される場合、Tj はとき
どき、別のRi のTj になり、また、ときどき別のRi
のTj ´(ここで、j´はjと同一ではない)になる。
【0076】図3の8−PSKコンステレーションにつ
いて前記に説明したように、前記の4Dレート1/2ト
レリスエンコーダは、回転不変性が必須要件でなけれ
ば、4D16−PSKコンステレーションについて図1
のトレリスエンコーダ114として直接使用することが
できる。この場合、ブロックエンコーダ116を実現す
るためにSPC符号が使用される。
【0077】SPCは4D信号間隔毎に1つの出力ビッ
トを生成する。この出力ビットは、トレリス符号化ビッ
トにより既に選択されたトレリスサブセットRi のブロ
ックサブセットTj を選択するのに使用される。しか
し、前記のようなやり方を使用する場合、ブロックサブ
セットTj の回転易変性のために、回転不変性を得るこ
とは非常に困難である。
【0078】本発明によれば、先ず4Dトレリス符号を
高次元の符号(この場合、8D符号)に変換することに
より回転不変性を得ることができる。
【0079】図17は、図16の一対の128ポイント
4D16−PSKコンステレーションを鎖状につなぐこ
とにより生成された214ポイント8D16−PSKコン
ステレーションを示す。この8Dコンステレーションは
16個の8Dトレリスサブセット(Ri ,Rj )に区分
される。各サブセットは図16の4Dトレリスサブセッ
トRi 及びRj である。各8Dトレリスサブセット(R
i ,Rj )は2個のブロックサブセットW0 又はW1
更に区分される。i及びjの値に応じて、8Dトレリス
サブセットの2個のブロックサブセットは図18に示さ
れるように生成される。
【0080】図18を参照する。(Ri ,Rj )の各8
DブロックサブセットWq は4Dブロックサブセット
(Tp ,Tq )(ここで、Tp 及びTq はそれぞれRi
及びRj のサブセットである)の2個のコンステレーシ
ョンの合体からなる。iが{0,1}又はjが{2,
3}に属する場合、サブセット(Ri ,Rj )のサブセ
ットWq は参照符号1800が付された群で示されるよ
うに構成される。さもなければ、サブセット(Ri ,R
j )は参照符号1802が付された群で示されるように
構成される。
【0081】図18の8Dコンステレーションのサブセ
ット内MSED値は0.3であり、そのトレリスサブセ
ット(Ri ,Rj )のサブセット内MSED値は1.1
7であり、そのブロックサブセットWq のサブセット内
MSED値は4である。図16の4Dコンステレーショ
ンの区分と対照的に、各ブロックサブセットWq はq・
45度(ここで、q=1,2,..7である)の回転に
対して不変性である。また、(Ri ,Rj )の各Wq
ついて、q・45+22.5度(ここで、q=0,1,
2,...7である)の回転後に、Wq は別の(Ri
j )のWq になる。
【0082】図19は変換された4Dトレリス符号に基
づいて、図1のエンコーダ106を実現するためのエン
コーダ1900の一例のブロック図である。エンコーダ
1900は差動エンコーダ112(例えば、Mod−1
6差動エンコーダ),4Dレート1/2トレリスエンコ
ーダ500,排他的ORゲート1902及びスイッチン
グ回路1904を有するトレリスエンコーダ114(又
は代わりに、図12〜14のトレリスエンコーダ),S
PC(k,k−1)エンコーダ806を有するブロック
エンコーダ116を含む。また、図19には、8D/4
Dコンステレーションマッピングコンバータ1906も
図示されている。このマッピングコンバータ1906は
4Dコンステレーションマッパー(図示されていない)
に出力ビットを供給する。
【0083】エンコーダ1900の動作は図8のエンコ
ーダ800の動作に類似している。例えば、エンコーダ
1900は8D信号間隔毎に12入力ビットを受信す
る。しかし、k個信号間隔毎に1回の間隔で、エンコー
ダ1900は11入力ビットしか受信しない。この間隔
では、ブロックエンコーダ116は入力ビットを全く受
信しない。
【0084】12ビットのうちの4つはMod−16差
動エンコーダ112に対する入力として供給される。現
行の8D信号間隔におけるMod−16差動エンコーダ
に対する4つの入力ビットは図19において、I3n
I2n ,I1n 及びI0n として示されている。現行の
8D信号間隔における差動エンコーダからの4種類のビ
ット出力はI3n ´,I2n ´,I1n ´及びI0n ´
として示されている。
【0085】Mod−16差動エンコーダ112の関数
は次式、 I3n ´I2n ´I1n ´I0n ´=(I3n-4 ´I2n-4 ´I1n-4 ´I0n- 4 ´+I3n I2n I1n I0n )mod1000base2 (式中、n−4は各種の8D信号間隔を示す)により与
えられる。
【0086】Mod−16差動エンコーダ112からの
4種類のビット出力のうちの一つはライン1908を介
して8Dトレリスエンコーダ114に供給される。トレ
リスエンコーダ114は、エンコーダ1900に対する
12種類の入力ビットのうちの別の一つをライン190
0を介して受信する。トレリスエンコーダ114の回転
不変性を維持するために、ライン1910で受信された
ビットは、ライン1908における差分符号化ビットと
共にゲート1902で排他的OR化される。
【0087】その後、トレリスエンコーダ114の4D
32状態レート1/2トレリスエンコーダ500はライ
ン1908のデータビットを受信し、ビットY1n 及び
Y0n を出力する。このビットY1n 及びY0n は第1
の4DトレリスサブセットRi を特定するのに使用され
る。トレリスエンコーダ500はライン1910の第2
のビットを受信し、ビットY1n+1 及びY0n+2 を出力
する。
【0088】このビットY1n+1 及びY0n+2 は第2の
4DトレリスサブセットRj を特定するのに使用され
る。トレリスエンコーダ114からの4種類のビットY
n ,Y0n ,Y1n+1 及びY0n+2 は一緒になって、
8Dトレリスサブセット(Ri,Rj )を識別する。
【0089】各8D間隔でエンコーダ1900により受
信された残りの7種類の入力ビットのうちの一つはブロ
ックエンコーダ116に入力される。ここで重要なこと
は、このビットは差分符号化されていないことである。
前記のように、ブロックエンコーダ116は例えば、S
PC806である。このSPC符号はkビットのフレー
ム長さを有する。ここで、例えばkの値は4である。
【0090】k個の8D信号間隔のフレームにおける最
初のk−1個の8D信号間隔の各々について、エンコー
ダ806は1入力ビットを受信し、このビットを出力へ
通す。このフレームのk番目の8D信号間隔では、SP
Cエンコーダは入力ビットを全く受信しないが、冗長ビ
ットは出力する。この冗長ビットの値は、このフレーム
中に受信された先行するk−1個の入力ビットの排他的
ORに等しい。従って、SPCエンコーダ806は8D
信号間隔毎に平均1−1/kビットを受信する。
【0091】ブロックエンコーダ116から出力された
ビットは、トレリスサブセット(R i ,Rj )のブロッ
クサブセットWq を選択するの使用するための、8D/
4Dコンステレーションマッピングコンバータ1906
へ供給される。前記Wq のqはブロックエンコーダから
出力されるビットの値である。この選択処理は、8D/
4Dコンステレーションマッピングコンバータ1906
及び後続の4Dコンステレーションマッパー(下記で説
明する)に組み込まれる。
【0092】ブロックサブセットWq を選択する際のブ
ロックエンコーダ116の動作も図20の状態ダイヤグ
ラムから理解できる。(図20の同じ状態ダイヤグラム
は受信信号ポイントを復号化するために、ブロックデコ
ーダ(図2参照)により使用される。)フレームの先頭
において、ブロックエンコーダ116は現行状態0の状
態にある。
【0093】このフレームの第1の8D間隔で受信され
た入力ビットの値に応じて、ブロックエンコーダ116
は2種類の可能な次の状態0及び1のうちの一つに行
き、選択されたトレリスサブセット(Ri ,Rj )の2
種類のブロックサブセットW0及びW1 のうちの対応す
る一方のサブセットを出力する。このフレームの第2の
8D間隔中に、入力ビットの値及びこの間隔の現行状態
に応じて、ブロックエンコーダ116は再び2種類の可
能な次の状態のうちの一つに行き、そして、2種類のブ
ロックサブセットのうちの対応する他方のサブセットを
出力する。
【0094】この処理は次のk−3間隔について反復さ
れる。フレームの最後のk番目の間隔では、ビットはブ
ロックエンコーダ116に入力されない。その代わり
に、ブロックエンコーダ116は単一の冗長ビットの値
及びその後の現行状態により決定される次の状態(常に
状態0に成る)に行き、そして、対応するブロックサブ
セットを出力する。
【0095】再び図19を参照する。ライン1912,
1914,1916,1918,1920及び1922
における残りの6種類のビット及び各8D信号間隔にお
いてライン1924,1926及び1928の3種類の
差分符号化ビットは8D/4Dコンステレーションマッ
ピングコンバータ1906へ供給される。コンステレー
ションマッピングコンバータ1906は8Dコンステレ
ーションマッピングを一対の4Dコンステレーションマ
ッピングへ変換する。
【0096】コンステレーションマッピングコンバータ
1906はMod−4加算器1930及び1932,A
NDゲート1934及び1936,インバータ193
8,排他的ORゲート及びMod−8加算器1940を
含み、図10のコンステレーションマッピングコンバー
タ1000について説明した態様と同様な態様で動作す
る。
【0097】この実施例では、図1でm1 ,m2 及びm
3 として識別された番号ビットは、8D信号間隔につい
てそれぞれ2,1−1/k及び9である。
【0098】コンステレーションマッピングコンバータ
1906の出力ビットは、{Y0n,Y1n ,Y2n
Y3n ,Y4n ,Y5n ,Y6n }及び{Y0n+2 ,Y
n+2 ,Y2n+2 ,Y3n+2 ,Y4n+2 ,Y5n+2 ,Y
n+2 }の2つの群に分割される。各群は下記で説明す
るように、4Dポイントを選択するために使用される。
この2つの4Dポイントは8DポイントQn =(Pn
n+1 ,Pn+2 ,Pn+3 )(ここで、Pn ,Pn+1 ,P
n+2 ,Pn+3 は図15の2D16−PSKコンステレー
ションのシンボルである)を生成する。
【0099】4Dポイントの選択は次のように行われ
る。ビットY1n 及びY0n は図11による4Dトレリ
スサブセットRi (ここで、iはビット対Y1n Y0n
の10進相当値である)から4Dポイント(Pn ,P
n+1 )を選択する。次いで、シンボルPn 及びPn+1
各々はr・45度(ここで、rはY4n Y3n Y2n
10進相当値である)だけ反時計方向に回転される。
【0100】次いで、得られたシンボルPn+1 はs・9
0度(ここで、sはY6n Y5n の10進相当値であ
る)だけ反時計方向に回転される。ビットY0n ,Y1
n ,Y2n ,Y3n ,Y4n ,Y5n 及びY6n の代わ
りに、ビットY0n+2 ,Y1n+ 2 ,Y2n+2 ,Y3
n+2 ,Y4n+2 ,Y5n+2 及びY6n+2 をそれぞれ使用
することにより同様な方法で第2の4Dポイント(P
n+2 ,Pn+3 )が得られる。
【0101】最初の実施例におけるように、8D/4D
コンステレーションマッピングコンバータ及び4Dコン
ステレーションマッパーは、16−PSKコンステレー
ションのq・22.5度回転後も信号ポイントの有効配
列が有効なままの状態を維持するように構成される。
【0102】チャネル110を介してエンコーダ190
0から受信された信号の復号化における、図2のデコー
ダ202の動作は8−PSKの実施例について説明した
動作と同様である。この実施例では、ブロックデコーダ
212は復号化動作を行うために、図20に示された状
態ダイヤグラムを使用する。
【0103】図21は96個のシンボルを有する2DQ
AMコンステレーションを示す。このシンボルは4個の
2DトレリスサブセットA,B,C及びDに区分され
る。各トレリスサブセットは下付文字0又は1で示され
る2個のブロックサブセットに更に区分される。例え
ば、サブセットAはブロックサブセットA0 とA1 に区
分される。
【0104】コンステレーション内の各2Dシンボルは
7種類のビットZ6n ,Z5n ,Z4n ,Z3n ,Z2
n ,Z1n 及びZ0n により唯一的に識別される。ビッ
トZ2n Z1n Z0n は図22のテーブルに示されるよ
うに、シンボルが属する2Dブロックサブセットを識別
する。ビットZ6n Z5n Z4n Z3n はブロックサブ
セット内のシンボルを特定する。
【0105】次いで、先ず一対の2D96−QAMコン
ステレーションを鎖状につなぎ、次いで、選ばれたポイ
ントを除去することにより213ポイント4D96−QA
Mコンステレーションが生成される。除去すべきポイン
トは好ましくは、コンステレーションマッピングを単純
なままに維持しながら一層のエネルギーを必要とするよ
うなポイントを除去するように選択する。図23はこの
4D96−QAMコンステレーションをサブセットに区
分する方法を示す。
【0106】コンステレーションは先ずR0 〜R7 の8
種類の4Dトレリスサブセットに区分される。各4Dト
レリスサブセットは図21の2個の2Dサブセットの2
個のコンステレーションからなる。例えば、サブセット
0 は(A,A)及び(B,B)からなり、サブセット
2 は(A,B)及び(B,A)からなる。各4Dサブ
セットは4種類の4DブロックサブセットT0 ,T1
2 及びT3 に更に区分される。4Dコンステレーショ
ンのサブセット内MSED値は例えば4である。各トレ
リスサブセットのサブセット内MSED値は16であ
り、各ブロックサブセットのサブセット内MSED値は
32である。
【0107】上記の区分は次のような特性を有する。各
トレリスサブセットRi は180度の回転に対して不変
性である。各ブロックサブセットTj は90,180又
は270度の回転に対して不変性ではない。更に、Ri
のTj が90度だけ時計方向に回転される場合、Tj
ときどき別のRi のTj になり、また、ときどき別のR
i のTj ´(ここで、j´はjと同一ではない)にな
る。
【0108】例えば、図23を参照すると、R0 のT0
は90度時計方向に回転した後、R4 のT0 になるが、
5 のT0 はR1 のT1 になる。ブロックサブセットT
j のこれらの特性は図23の4Dコンステレーションに
直接基づく回転不変性多重レベル符号化システムの設計
に問題を有する。
【0109】回転不変性が必須要件でなければ、例え
ば、下記の図27〜29で説明するような4Dレート2
/3トレリス符号化は図1のトレリスエンコーダ114
として使用できる。この場合、下記で詳細に説明するD
PC符号はブロックエンコーダ116を実現するために
使用できる。DPCは4D信号間隔ごとに2つの出力ビ
ットを生成する。
【0110】この2つの出力ビットは、トレリス符号化
ビットにより先に選択されたトレリスサブセットRi
ブロックサブセットTj を選択するのに使用される。し
かし、前記のやり方を使用する場合、回転不変性を得る
ことは非常に困難である。この困難性は、前記のブロッ
クサブセットTj の回転易変性により生じる。
【0111】本発明によれば、先ず図27〜29の4D
レート2/3トレリス符号を高次元の符号(この場合は
8D符号)に変換することにより回転不変性を得ること
ができる。高次元の符号に変換することにより、ブロッ
ク符号化すべきビットを差分符号化する必要性が全く無
くなる。
【0112】図24は一対の図23の213ポイント4D
96−QAMコンステレーションを鎖状につなぐことに
より生成された226ポイント8D96−QAMコンステ
レーションを示す。この8Dコンステレーションは64
個の8Dトレリスサブセット(Ri ,Rj )に区分され
る。各サブセットは図23の4DトレリスサブセットR
i 及びRj の連鎖である。各8Dトレリスサブセット
(Ri ,Rj )は4個のブロックサブセットW0 ,W
1 ,W2 又はW3 に更に区分される。i及びjの値に応
じて、図25に示されるように、8Dトレリスサブセッ
トの4種類のブロックサブセットが生成される。
【0113】図25を参照する。(Ri ,Rj )の各8
DブロックサブセットWq は4Dブロックサブセット
(Tp ,Tq )(ここで、Tp 及びTq はそれぞれRi
及びRj のサブセットである)の4個の連鎖の合体から
なる。図示されているように、iが{0,1,2,3}
又はjが{4,5,6,7}に属する場合、サブセット
(Ri ,Rj )のサブセットWq は参照符号2500が
付された群に構成される。さもなければ、図示されてい
るように、サブセット(Ri ,Rj )のサブセットWq
は参照符号2502が付された群に構成される。
【0114】図24の8Dコンステレーションのサブセ
ット内MSED値は4であり、そのトレリスサブセット
(Ri ,Rj )のサブセット内MSED値は16であ
り、そのブロックサブセットWq のサブセット内MSE
D値は32である。
【0115】図24及び25の前記の区分は図23の4
Dコンステレーションの区分と対比して、各ブロックサ
ブセットWq が180度の回転に対して不変性であると
いう望ましい特性を有する。更に、(Ri ,Rj )のサ
ブセットWq が90度又は270度だけ回転された場
合、このサブセットは別の(Ri ,Rj )のサブセット
q になる。
【0116】8Dトレリスサブセット(Ri ,Rj )の
区分に図25に示されたような2組みのルールを使用し
なかった場合、この後者の特性は若干のブロックサブセ
ットについては有効とはならない。この特性及び180
度の回転に対して不変性という特性は、下記の説明する
回転不変性多重レベル符号の設計の都合良く使用され
る。
【0117】図26は、変換された8Dトレリス符号に
基づく、図1のエンコーダ106を実現するためのエン
コーダの一例を示すブロック図である。エンコーダ26
00はMod−4差動エンコーダ112,4Dレート2
/3トレリスエンコーダ2602、排他的ORゲート2
603及びスイッチング回路2604を有するトレリス
エンコーダ114,2個のSPC(k,k−1)エンコ
ーダ806及び808を有するブロックエンコーダ11
6,及び8D/4Dコンステレーションマッピングコン
バータ2610を含む。コンステレーションマッピング
コンバータ2610はANDゲート2612,インバー
タ2614及び排他的ORゲートを含む。
【0118】エンコーダ2600は一般的に、8D信号
間隔毎に24個の入力ビットを受信する。しかし、k個
の信号間隔毎に1回の間隔で、エンコーダ2600は2
2個の入力ビットしか受信しない。この間隔では、ブロ
ックエンコーダ116は入力ビットを全く受信しない。
現行の8D信号間隔における差動エンコーダ112に対
する2つの入力ビットはI1n 及びI0n として示され
ている。現行の8D信号間隔における差動エンコーダか
らの2つのビット出力はI1n ´及びI0n ´として示
されている。
【0119】Mod−4差動エンコーダ112の関数は
次式、 I1n ´I0n ´=(I1n-4 ´I0n-4 ´+I1n I0n )mod1000ba se2 (式中、n−4は先行8D信号間隔を示す)により与え
られる。
【0120】Mod−4差動エンコーダ112からの2
つのビット出力のうちの一方はライン2612を介して
8Dトレリスエンコーダ114に供給される。トレリス
エンコーダ114はライン2614,2616及び26
18で別の3種類の入力ビットを受信する。トレリスエ
ンコーダ114の回転不変性を維持するために、ライン
2616で受信されたビットは、ライン2612の差分
符号化ビットと共にゲート2603で排他的OR化され
る。
【0121】その後、トレリスエンコーダ114(図2
7〜29に示されるようなもの)の4Dレート2/3ト
レリスエンコーダ2602はライン2612及び261
4からデータビットを受信し、そして、Y2n ,Y1n
及びY0n を出力する。これらは第1の4Dトレリスサ
ブセットRi (ここで、iは出力ビットパターンY2n
Y1n Y0n の10進相当値である)を特定するのに使
用される。トレリスエンコーダ2602はライン261
6及び2618から第2のビット組を受信し、ビットY
n+2 ,Y1n+2 及びY0n+2 を出力する。
【0122】これらは第2の4DトレリスサブセットR
j を特定するのに使用される。トレリスエンコーダ11
4から出力される6種類のビットY2n ,Y1n ,Y0
n ,Y2n+2 ,Y1n+2 及びY0n+2 は一緒になって8
Dトレリスサブセット(Ri,Rj )を識別する。前記
の新規なトレリス符号化構成によれば、トレリスサブセ
ットの有効配列はコンステレーションが90,180又
は270度回転したときでも確実に別の有効な配列にな
り、また、有効配列に関連する入力ビットは回転の受信
機無関係性により確実に回復できる。
【0123】図27〜29のトレリスエンコーダはま
た、図5のトレリスエンコーダについて前記で説明した
ように、トレリス距離を最大にするように設計される。
【0124】再び図26を参照する。エンコーダ260
0により各8D間隔で受信された24個の入力ビットの
うちの2つはブロックエンコーダ116に入力される。
ここで重要なことは、これら2つのビットは差分符号化
されていないことである。前記のように、ブロックエン
コーダ116は、2つのSPC(k,k−1)エンコー
ダ806及び808からなるDPCエンコーダである。
SPC符号のフレーム長さはkビットである。ここで、
kの値は例えば、4である。
【0125】k個の8D信号間隔のフレームにおける最
初のk−1個の8D信号間隔の各々について、各SPC
エンコーダは1つの入力ビットを受信し、このビットを
出力へ通す。このフレームにおけるk番目の8D信号間
隔では、SPCエンコーダは入力ビットを全く受信しな
いが、冗長ビットは出力する。この冗長ビットの値は、
このフレーム中に受信された先行のk−1個の入力ビッ
トの排他的OR化値に等しい。従って、各SPCエンコ
ーダはライン2617又は2619を介して、8D信号
間隔において平均して1−1/kビットを受信する。
【0126】ブロックエンコーダ116からの2つのビ
ット出力はコンステレーションマッピングコンバータ2
610に供給され、そして、選択されたトレリスサブセ
ット(Ri ,Rj )のブロックサブセットWq (ここ
で、qはDPCエンコーダからの2つの出力ビット(上
から下へ読取る)のパターンの10進相当値である)を
選択するのに使用される。
【0127】ブロックサブセットWq の選択におけるブ
ロックエンコーダ116の動作は図9の状態ダイヤグラ
ムからも理解できる。フレームの先頭において、ブロッ
クエンコーダ116は現行状態0に置かれる。フレーム
の第1の8D間隔で受信された2つの入力ビットの値に
応じて、ブロックエンコーダ116は、4種類の可能な
次の状態0,1,2及び3のうちの一つに行き、そし
て、選択されたトレリスサブセット(Ri ,Rj )の4
種類のブロックサブセットW0 ,W1 ,W2 及びW3
うちの対応する一つ(図1のトレリスサブセットセレク
タ120により識別される)を出力する。
【0128】このフレームの第2の8D間隔中に、2つ
の入力ビットの入力値及びこの間隔における現行状態に
応じて、ブロックエンコーダ116は4種類の可能な次
の状態のうちの一つに行き、そして、4種類のブロック
サブセットのうちの別の対応する一つを出力する。この
処理は次のk−3間隔について繰り返される。フレーム
の最後のk番目の間隔では、ブロックエンコーダ116
へのビット入力は存在しない。この場合、ブロックエン
コーダ116は2つの冗長ビットの値及び現行状態によ
り決定される次の状態(常に状態0に成る)に行き、そ
して、対応するブロックサブセットを出力する。
【0129】符号2620及び2621で示されるライ
ン群及びライン2624の残りのビット及びライン26
26の差分符号化ビットは選択されたブロックサブセッ
トから8Dポイントを選択するのに使用される。このポ
イント選択処理は、トレリスサブセット選択及びブロッ
クサブセット選択と共に、8D/4Dコンステレーショ
ンマッピングコンバータ2610及び図30に示された
4D/2Dコンステレーションマッピングコンバータに
より一緒に行うことができる。
【0130】8D/4Dコンステレーションマッピング
コンバータ2610は8Dコンステレーションマッピン
グを一対の4Dコンステレーションマッピングへ変換す
る。コンステレーションマッピングコンバータ2610
は図10のコンステレーションマッピングコンバータ1
000について説明した態様と同様な態様で動作する。
8D/4Dコンステレーションマッピングコンバータ2
610の出力ビットは2つの群に分割される。
【0131】第1の群は下付文字n(例えば、Y0n
Y1n )を有する12のビットを含み、第2の群は下付
文字n+2(例えば、Y0n+2 ,Y1n+2 )を有する1
2のビットを含む。
【0132】8D/4Dコンステレーションマッピング
コンバータ2610から出力された各ビット群は、時間
順序通りに、図30に示された4D/2Dコンステレー
ションマッピングコンバータ3000の入力へ供給され
る。コンステレーションマッピングコンバータ3000
はビットコンバータ3002,分数ビットエンコーダ3
004及び排他的ORゲート3006を含む。
【0133】ビットコンバータ3002は4つのビット
Y3n ,Y2n ,Y1n 及びY0nを受信し、そして、
これらを図31にしめされたテーブルに従って4つの出
力ビットへ変換する。分数ビットエンコーダ3004は
3つのビットY12n ,Y11n 及びY10n を図32
に示されたテーブルに従って符号化し、4つのビットを
出力する。コンステレーションマッピングコンバータ3
000の出力は2つの群にグループ化される。各群は図
21及び22に示された2D96−QAMコンステレー
ションマッパーに供給される。
【0134】8D/4Dコンステレーションマッピング
コンバータ2610,4D/2Dコンステレーションマ
ッピングコンバータ3000及び図21及び22に示さ
れた2D96−QAMコンステレーションマッパーは相
互に一緒に、しかも、図26の差動エンコーダ112,
トレリスエンコーダ114及びブロックエンコーダ11
6と共に設計される。これにより、信号ポイントの有効
配列は、コンステレーションの位相対称性に対応する位
相角度だけ回転された後、確実に信号ポイントの別の有
効配列になる。また、これにより同様に、送信器におけ
る有効配列に関連する入力ビットはこのような回転後に
受信機で確実に回復させることもできる。
【0135】この実施例では、図1でm1 ,m2 及びm
3 として識別される番号ビットは各8D信号間隔につい
てそれぞれ4,2−2/k及び18である。
【0136】チャネル110を介してエンコーダ260
0から受信された信号を復号化する際の図2のデコーダ
202の動作は8−PSKの実施例について説明した動
作と類似している。この実施例では、ブロックエンコー
ダ212は復号化動作を行うために、図9に示された状
態ダイヤグラムを使用する。
【0137】以上、特定の実施例について説明してきた
が、その他の変更例も当然実施できる。例えば、本発明
により構成された符号の3種類の実施例について説明し
たが、その他のこのような符号も容易に構成することが
できる。また、異なるサイズのコンステレーション及び
異なる数の位相曖昧性も使用でき、更に、各信号間隔に
ついて異なる数の入力ビットも使用できる。更に別の実
施例では、コンステレーションは常用のコンステレーシ
ョン整形技法を用いて生成することもできる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多重レベル符号で回転不変性が得られる。特に、多量の
符号化利得が必要な場合及びコンステレーションが3以
上の位相曖昧性を有する場合にも回転不変性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された通信システムの送信器
部分のブロック図である。
【図2】本発明により構成された通信システムの受信器
部分のブロック図である。
【図3】図1の送信器で使用される2次元(2D)8−
PSKコンステレーションの模式図である。
【図4】本発明の実施例で使用される4次元(4D)8
−PSKコンステレーションをサブセットに区分する方
法を示す模式図である。
【図5】図1の送信器のトレリスエンコーダ一例の模式
的ブロック図である。
【図6】本発明の実施例で使用される8次元(8D)8
−PSKコンステレーションをサブセットに区分する方
法を示す模式図である。
【図7】図6のブロックサブセットの生成方法を示す模
式図である。
【図8】図6のコンステレーションと共に使用するため
の図1のエンコーダの一例のブロック図である。
【図9】図8のブロックエンコーダにより実現される状
態遷移図である。
【図10】図8のコンステレーションマッパーで使用す
るための8D/4Dコンステレーションマッピングコン
バータの模式的ブロック図である。
【図11】図8のコンステレーションマッパーにおいて
4Dコンステレーションマッピングを実現するのに使用
されるテーブルの表図である。
【図12】図5のトレリスエンコーダ別の実施例を示す
模式的ブロック図である。
【図13】図5のトレリスエンコーダ別の実施例を示す
模式的ブロック図である。
【図14】図5のトレリスエンコーダ別の実施例を示す
模式的ブロック図である。
【図15】図1の送信器で使用される2D16−PSK
コンステレーションを示す模式図である。
【図16】4D16−PSKコンステレーションをサブ
セットに区分する方法を示す模式図である。
【図17】8D16−PSKコンステレーションをサブ
セットに区分する方法を示す模式図である。
【図18】図17のコンステレーションのブロックサブ
セットの生成方法を示す模式図である。
【図19】図17のコンステレーションと共に使用する
ための図1のエンコーダの一例の部分的な模式的ブロッ
ク図である。
【図20】図19のブロックエンコーダにより実現され
る状態遷移図である。
【図21】図1の送信器で使用される2D96−QAM
コンステレーションの模式図である。
【図22】図21の2Dコンステレーションマッピング
におけるブロックサブセットの選択を実現するのに使用
されるテーブルの表図である。
【図23】4D96−QAMコンステレーションをサブ
セットに区分する方法を示す模式図である。
【図24】8D96−QAMコンステレーションをサブ
セットに区分する方法を示す模式図である。
【図25】図24のコンステレーションのブロックサブ
セットの生成方法を示す模式図である。
【図26】図24のコンステレーションと共に使用ため
の図1のエンコーダの一例の部分的な模式的ブロック図
である。
【図27】図1の送信器で使用するのに適したトレリス
エンコーダの一例の模式的ブロック図である。
【図28】図1の送信器で使用するのに適したトレリス
エンコーダの一例の模式的ブロック図である。
【図29】図1の送信器で使用するのに適したトレリス
エンコーダの一例の模式的ブロック図である。
【図30】4D/2Dコンステレーションマッピングコ
ンバータの一例のブロック図である。
【図31】図30のビットコンバータを実現するための
テーブルの表図である。
【図32】図30の分数ビットエンコーダを実現するた
めのテーブルの表図である。
【符号の説明】
101 データ源 102 スクランブラ 104 直列/並列変換器 106 エンコーダ 108 変調器 110 通信チャネル 112 差動エンコーダ 114 トレリスエンコーダ 116 ブロックエンコーダ 118 2N次元コンステレーションマッパー 120 トレリスサブセットセレクタ 122 ブロックサブセットセレクタ 124 ポイントセレクタ 200 等化器/復調器 202 デコーダ 204 並列/直列コンバータ 206 デスクランブラ 208 データシンク 210 トレリスデコーダ 212 ブロックデコーダ 214 差動デコーダ 500 4D32状態レート1/2トレリスエンコーダ 800 エンコーダ 802 排他的ORゲート 806,808 単一パリティチェック(SPC)エン
コーダ 1000 8D/4Dコンステレーションマッピングコ
ンバータ 1002 インバータ 1004,1006 ANDゲート 1008 Mod−4加算器 1900 エンコーダ 1902 排他的ORゲート 1904 スイッチング回路 1906 8D/4Dコンステレーションマッピングコ
ンバータ 1930,1932,1940 Mod−4加算器 1934,1936 ANDゲート 1938 インバータ 2600 エンコーダ 2602 4Dレート2/3トレリスエンコーダ 2603 排他的ORゲート 2604 スイッチング回路 2610 8D/4Dコンステレーションマッピングコ
ンバータ 2612 ANDゲート 2614 インバータ 3000 4D/2Dコンステレーションマッピングコ
ンバータ 3002 ビットコンバータ 3004 分数ビットエンコーダ 3006 排他的ORゲート

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビットの配列を示すために2N次元
    コンステレーションから信号ポイントの配列を選択する
    方法であり、コンステレーションは少なくとも3個の位
    相対称性を有し、そして、第1のサブセット群に区分さ
    れ、第1群の各サブセットは第2のサブセット群に区分
    され、 第1及び第2の符号化ビット群を生成するために、各2
    N次元の信号間隔中に、入力ビットの第1及び第2の部
    分を第1のエンコーダ及び第2のエンコーダにそれぞれ
    入力するステップと, 第1の符号化ビット群に応答して、コンステレーション
    の第1のサブセット群から第1のサブセットを特定する
    ステップと, 第2の符号化ビット群に応答して、特定された第1のサ
    ブセットの第2のサブセット群から第2のサブセットを
    識別するステップと, 入力ビットの第3の部分に応答して、識別された第2の
    サブセットから2N次元の信号ポイントを選択するステ
    ップと, 前記のように選択された一連の2N次元の信号ポイント
    の配列を示す出力信号を生成するステップとからなり、 コンステレーションは、第1及び第2のサブセット群が
    同じ位相回転量に対して不変性であるように区分され、
    また、コンステレーションの位相対称性に対応する回転
    の後に、信号ポイントの有効配列は信号ポイントの別の
    有効配列になることを特徴とする信号ポイントの配列選
    択方法。
  2. 【請求項2】 特定及び識別ステップは、第1のエンコ
    ーダから出力される符号化ビットの2つの異なる群につ
    いて、及び、第2のエンコーダから出力される符号化ビ
    ットの同じ群について、2つの対応する識別された第2
    のサブセットをコンステレーションの位相回転により相
    互から得ることができるように行われる請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のエンコーダは冗長エンコ
    ーダである請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 第1のエンコーダはトレリスエンコーダ
    である請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 トレリスエンコーダは所定の次元のトレ
    リス符号を使用し、トレリス符号は低次元の第2のトレ
    リス符号から変換される請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 第2のエンコーダはブロックエンコーダ
    である請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 ブロックエンコーダは少なくとも1個の
    単一パリティチェックエンコーダからなる請求項6の方
    法。
  8. 【請求項8】 2N次元コンステレーションは4個の位
    相曖昧性を有するQAMコンステレーションから構成さ
    れている請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 2N次元コンステレーションは少なくと
    も3個の位相曖昧性を有するM−PSKコンステレーシ
    ョンから構成されている請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 入力ビットの配列を示すために2N次
    元コンステレーションから信号ポイントの配列を選択す
    る方法であり、コンステレーションは少なくとも3個の
    位相対称性を有し、そして、第1のサブセット群に区分
    され、第1群の各サブセットは第2のサブセット群に区
    分され、 複数の差分符号化ビットを生成するために、各2N次元
    の信号間隔中に、入力ビットの第1の部分を差分符号化
    するステップと, 第1の符号化ビット群を生成するために、各2N次元の
    信号間隔中に、入力ビットの第1の部分を、少なくとも
    1つの差分符号化ビットと共に、第1のエンコーダに入
    力するステップと, 第2の符号化ビット群を生成するために、各2N次元の
    信号間隔中に、入力ビットの第3の部分を、第2のエン
    コーダに入力するステップと, 第1の符号化ビット群に応答して、コンステレーション
    の第1のサブセット群から第1のサブセットを特定する
    ステップと, 第2の符号化ビット群に応答して、特定された第1のサ
    ブセットの第2のサブセット群から第2のサブセットを
    識別するステップと, 少なくとも1つの差分符号化ビットと共に、入力ビット
    の第4の部分に応答して、識別された第2のサブセット
    から2N次元の信号ポイントを選択するステップと, 前記のように選択された一連の2N次元の信号ポイント
    の配列を示す出力信号を生成するステップとからなり、 コンステレーションの位相対称性に対応する回転の後
    に、信号ポイントの有効配列は信号ポイントの別の有効
    配列になることを特徴とする信号ポイントの配列選択方
    法。
  11. 【請求項11】 第1のエンコーダはトレリスエンコー
    ダである請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 トレリスエンコーダは所定の次元のト
    レリス符号を使用し、トレリス符号は低次元の第2のト
    レリス符号から導出される請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 第2のエンコーダはブロックエンコー
    ダである請求項10の方法。
  14. 【請求項14】 ブロックエンコーダは少なくとも1個
    の単一パリティチェックエンコーダからなる請求項13
    の方法。
  15. 【請求項15】 2N次元コンステレーションは4個の
    位相曖昧性を有するQAMコンステレーションから構成
    されている請求項10の方法。
  16. 【請求項16】 2N次元コンステレーションは少なく
    とも3個の位相曖昧性を有するM−PSKコンステレー
    ションから構成されている請求項1の方法。
  17. 【請求項17】 入力ビットの配列を示すために2N次
    元コンステレーションから選択された信号ポイントの配
    列を伝送する装置であり、コンステレーションは少なく
    とも3個の位相対称性を有し、そして、第1のサブセッ
    ト群に区分され、第1群の各サブセットは第2のサブセ
    ット群に区分され、 第1の符号化ビット群を生成するために、各2N次元の
    信号間隔中に、入力ビットの第1の部分を符号化する第
    1の手段と, 第2の符号化ビット群を生成するために、各2N次元の
    信号間隔中に、入力ビットの第2の部分を符号化する第
    2の手段と, 第1の符号化ビット群に応答して、コンステレーション
    の第1のサブセット群から第1のサブセットを特定する
    手段と, 第2の符号化ビット群に応答して、特定された第1のサ
    ブセットの第2のサブセット群から第2のサブセットを
    識別する手段と, 入力ビットの第3の部分に応答して、識別された第2の
    サブセットから2N次元の信号ポイントを選択する手段
    と, 一連の選択された2N次元の信号ポイントの配列を示す
    出力信号を生成する手段とからなり、 コンステレーションは、第1及び第2のサブセット群が
    同じ位相回転量に対して不変性であるように区分され、
    また、コンステレーションの位相対称性に対応する回転
    の後に、信号ポイントの有効配列は信号ポイントの別の
    有効配列になることを特徴とする信号ポイントの配列の
    伝送装置。
  18. 【請求項18】 識別ステップは、第1のエンコーダか
    ら出力される符号化ビットの2つの異なる群について、
    及び、第2のエンコーダから出力される符号化ビットの
    同じ群について、2つの対応する識別された第2のサブ
    セットをコンステレーションの位相回転により相互から
    得ることができるように行われる請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 第1のエンコーダはトレリスエンコー
    ダである請求項17の装置。
  20. 【請求項20】 トレリスエンコーダは所定の次元のト
    レリス符号を使用し、トレリス符号は低次元の第2のト
    レリス符号から導出される請求項19の装置。
  21. 【請求項21】 第2のエンコーダはブロックエンコー
    ダである請求項17の装置。
  22. 【請求項22】 ブロックエンコーダは少なくとも1個
    の単一パリティチェックエンコーダからなる請求項21
    の装置。
  23. 【請求項23】 2N次元コンステレーションは4個の
    位相曖昧性を有するQAMコンステレーションから構成
    されている請求項17の装置。
  24. 【請求項24】 2N次元コンステレーションは少なく
    とも3個の位相曖昧性を有するM−PSKコンステレー
    ションから構成されている請求項17の装置。
  25. 【請求項25】 第1及び第2の符号化ビット群をそれ
    ぞれ生成するために複数の入力ビットの第1及び第2の
    部分を、各2N次元の信号間隔中に、符号化し、次い
    で、第1及び第2の符号化ビット群及び入力ビットの第
    3の部分に応答して、コンステレーションの第1のサブ
    セット,第1のサブセットの第2のサブセット及び第2
    のサブセットの信号ポイントをそれぞれ選択することに
    より生成された受信信号を処理する受信機装置であり、
    コンステレーションは少なくとも3個の位相曖昧性を有
    し、また、コンステレーションは、第1及び第2のサブ
    セットが同じ位相回転量に対して不変性であるように区
    分され、コンステレーションの位相曖昧性に対応する回
    転後に一連のチャネル信号ポイントの有効配列は信号ポ
    イントの別の有効配列になり、 デコーダを含む、前記受信信号から複数の入力ビットを
    受信するための手段を有することを特徴とする受信機装
    置。
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