JPH0634866B2 - カッター - Google Patents
カッターInfo
- Publication number
- JPH0634866B2 JPH0634866B2 JP2139102A JP13910290A JPH0634866B2 JP H0634866 B2 JPH0634866 B2 JP H0634866B2 JP 2139102 A JP2139102 A JP 2139102A JP 13910290 A JP13910290 A JP 13910290A JP H0634866 B2 JPH0634866 B2 JP H0634866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- blade
- cutting edge
- cut
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Knives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙の切断等に用い、特に、新聞紙等の切り抜
き等に用いるのに適するカッターに関する。
き等に用いるのに適するカッターに関する。
従来の技術 従来、例えば、新聞紙等の切り抜きを行うには、金属製
の刃片からなり、なるべく小さい角度の刃先を有するカ
ッターが用いられている。
の刃片からなり、なるべく小さい角度の刃先を有するカ
ッターが用いられている。
しかしながら、上記のような従来のカッターでは、刃先
の角度が極めて小さいため、新聞紙等を切り抜く際、所
望の記事が掲載されている頁だけを切り抜く作業が困難
であり、裏面の頁をも切断し、また、頁数が少ない場合
にはテーブルまで貫通してテーブルを傷付けるおそれが
ある。このような場合、所望の頁の裏面に台紙を挿入し
なければならず、その作業は面倒であり、しかも、台紙
をも切断してしまうため、これを頻繁に交換しなければ
ならず、非経済的である。このような問題を解決するに
は、刃先の突出長さを調整可能に構成することが考えら
れるが、特に、新聞紙のような薄い紙を一枚だけ切断す
るように調整することは不可能であり、このようなカッ
ターは実現されていない。
の角度が極めて小さいため、新聞紙等を切り抜く際、所
望の記事が掲載されている頁だけを切り抜く作業が困難
であり、裏面の頁をも切断し、また、頁数が少ない場合
にはテーブルまで貫通してテーブルを傷付けるおそれが
ある。このような場合、所望の頁の裏面に台紙を挿入し
なければならず、その作業は面倒であり、しかも、台紙
をも切断してしまうため、これを頻繁に交換しなければ
ならず、非経済的である。このような問題を解決するに
は、刃先の突出長さを調整可能に構成することが考えら
れるが、特に、新聞紙のような薄い紙を一枚だけ切断す
るように調整することは不可能であり、このようなカッ
ターは実現されていない。
また、金属製の刃は耐久性に劣るばかりでなく、指先を
不用意に当てると簡単に切れ、危険であるため、取扱い
に注意を要する。また、金属製の刃は刃先が長く形成さ
れ、しかも、上記のように極めて小さい角度で形成され
ているため、これを定規等にあてがい、刃先の端部を新
聞紙等に当て、定規に沿って切断すると、刃先の後方で
定規を削り、損傷するなどの問題があった。
不用意に当てると簡単に切れ、危険であるため、取扱い
に注意を要する。また、金属製の刃は刃先が長く形成さ
れ、しかも、上記のように極めて小さい角度で形成され
ているため、これを定規等にあてがい、刃先の端部を新
聞紙等に当て、定規に沿って切断すると、刃先の後方で
定規を削り、損傷するなどの問題があった。
そこで、従来、実開昭64−50775号公報に記載さ
れているように、高靭性ジルコニアなどの硬度の高い切
削刃材料からなり、先端部に80度ないし120度の断
面三角形状となる刃先部を有する刃体を形成し、この刃
体の基部を取手の先端の凹部に挿入して固定し、刃体の
刃先部の2等分線が取手の軸心方向とほぼ一致するよう
に設定したカッターが提案されている。このカッターの
ように刃先部の角度を80度〜120度に設定すること
により、紙を切断する際、切断した一枚目の紙が刃先の
前進を阻止するので、二枚目の紙に切り込むのを防止
し、紙を一枚のみ切断することができる。
れているように、高靭性ジルコニアなどの硬度の高い切
削刃材料からなり、先端部に80度ないし120度の断
面三角形状となる刃先部を有する刃体を形成し、この刃
体の基部を取手の先端の凹部に挿入して固定し、刃体の
刃先部の2等分線が取手の軸心方向とほぼ一致するよう
に設定したカッターが提案されている。このカッターの
ように刃先部の角度を80度〜120度に設定すること
により、紙を切断する際、切断した一枚目の紙が刃先の
前進を阻止するので、二枚目の紙に切り込むのを防止
し、紙を一枚のみ切断することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来例の構成では、紙を一枚のみ切
断することはできるが、特に刃体に高靭性ジルコニアを
用いた場合、刃先部を形成する作業が困難であり、高価
となる。また、刃先部が刃体の先端に断面三角形状に形
状され、その刃先が取手の先端部の幅方向の中央部に位
置するため、切断作業に際し、上方から刃先を見にく
く、刃先を切断箇所に一致させ難く、切断作業性に劣る
などの問題があった。
断することはできるが、特に刃体に高靭性ジルコニアを
用いた場合、刃先部を形成する作業が困難であり、高価
となる。また、刃先部が刃体の先端に断面三角形状に形
状され、その刃先が取手の先端部の幅方向の中央部に位
置するため、切断作業に際し、上方から刃先を見にく
く、刃先を切断箇所に一致させ難く、切断作業性に劣る
などの問題があった。
本発明者は、上記実状に鑑み、種々試験研究した結果、
セラミックスを用いることによりセラミックスの板を折
るだけで研摩することなく、耐久性にも優れたほぼ90
度の刃先を得ることができ、しかも、この刃先が指先を
傷付けるおそれがなく、また、刃先の角度をほぼ90度
に設定することにより比較的厚い紙は勿論のこと、薄い
紙でも、一枚のみ切断することができることを究明し
た。本発明はこれに基づき簡単な構成で、しかも、台紙
を使用することなく、紙を一枚のみ切断することがで
き、また、定規等に沿って切断する場合にも、定規等の
損傷を防止することができ、また刃先を簡単に得ること
ができ、したがって、経済性および長寿命化を図ること
ができ、しかも、指先等の損傷を防止することができて
容易に取扱うことができ、また、刃先を切断箇所に一致
させやすく、したがって、切断作業を容易に行うことが
できるようにしたカッターを提供することを目的とする
ものである。
セラミックスを用いることによりセラミックスの板を折
るだけで研摩することなく、耐久性にも優れたほぼ90
度の刃先を得ることができ、しかも、この刃先が指先を
傷付けるおそれがなく、また、刃先の角度をほぼ90度
に設定することにより比較的厚い紙は勿論のこと、薄い
紙でも、一枚のみ切断することができることを究明し
た。本発明はこれに基づき簡単な構成で、しかも、台紙
を使用することなく、紙を一枚のみ切断することがで
き、また、定規等に沿って切断する場合にも、定規等の
損傷を防止することができ、また刃先を簡単に得ること
ができ、したがって、経済性および長寿命化を図ること
ができ、しかも、指先等の損傷を防止することができて
容易に取扱うことができ、また、刃先を切断箇所に一致
させやすく、したがって、切断作業を容易に行うことが
できるようにしたカッターを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の技術的解決手段は、
取手と、この取手の先端に取り付けられた刃片とからな
り、上記刃片は、セラミックスの板が溝に沿うように分
割されて上記溝の反対側の端縁にほぼ90度の刃先が形
成され、この刃先のほぼ2等分線が上記取手の軸心方向
とほぼ一致し、上記刃先の全体が上記取手の軸心に対す
る鉛直面に対して傾斜され、上記刃先が上記取手の一側
方に位置するように設定されたものである。
取手と、この取手の先端に取り付けられた刃片とからな
り、上記刃片は、セラミックスの板が溝に沿うように分
割されて上記溝の反対側の端縁にほぼ90度の刃先が形
成され、この刃先のほぼ2等分線が上記取手の軸心方向
とほぼ一致し、上記刃先の全体が上記取手の軸心に対す
る鉛直面に対して傾斜され、上記刃先が上記取手の一側
方に位置するように設定されたものである。
そして、上記取手に合成樹脂を用い、上記刃片を上記取
手の先端にインサート成形により取り付けるようにする
ことができる。
手の先端にインサート成形により取り付けるようにする
ことができる。
作用 したがって、本発明によれば、取手を持ち、刃先をその
二等分線が紙面とほぼ垂直となるように紙面に押し付け
て移動させることにより、その頁を切断することができ
る。このとき、刃先の角度をほぼ90度に設定している
ので、裏面の紙に切り込むのを防止し、紙を一枚のみ切
断することができ、この切断の際、定規等に沿って移動
させても刃先を定規等から少し離すことができる。ま
た、刃先にセラミックスを用いているので、セラミック
スの板を溝に沿うように折って分割するだけでほぼ90
度の角度の刃先を研摩することなく得ることができ、し
かも、耐久性を向上させることができ、また、セラミッ
クスは指先を傷付けることがない。また、刃先を取手の
一側方に位置させているので、上方から刃先の位置を容
易に確認することができる。
二等分線が紙面とほぼ垂直となるように紙面に押し付け
て移動させることにより、その頁を切断することができ
る。このとき、刃先の角度をほぼ90度に設定している
ので、裏面の紙に切り込むのを防止し、紙を一枚のみ切
断することができ、この切断の際、定規等に沿って移動
させても刃先を定規等から少し離すことができる。ま
た、刃先にセラミックスを用いているので、セラミック
スの板を溝に沿うように折って分割するだけでほぼ90
度の角度の刃先を研摩することなく得ることができ、し
かも、耐久性を向上させることができ、また、セラミッ
クスは指先を傷付けることがない。また、刃先を取手の
一側方に位置させているので、上方から刃先の位置を容
易に確認することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例におけるカッタ
ーを示し、第1図は正面図、第2図、第3図はそれぞれ
第1図の左側面図、右側面図、第4図は第1図の要部拡
大図、第5図はその斜視図、第6図Aはセラミックス製
の刃片に用いる材料の斜視図、第6図Bは上記材料から
形成された刃片の斜視図である。
ーを示し、第1図は正面図、第2図、第3図はそれぞれ
第1図の左側面図、右側面図、第4図は第1図の要部拡
大図、第5図はその斜視図、第6図Aはセラミックス製
の刃片に用いる材料の斜視図、第6図Bは上記材料から
形成された刃片の斜視図である。
第1図ないし第5図において、1はセラミックス製の刃
片、2は合成樹脂製の取手である。刃片1は第6図Aに
示すような比較的薄肉のセラミックス製の板3から形成
される。すなわち、セラミックス製の板3はその成形の
際、細い溝4が形成され、この溝4の両側から折るよう
に力を加えることにより、第6図Bに示すように、溝4
に沿って分割し、溝4と反対側の端縁に角度αがほぼ9
0度の刃先5を有する刃片1が形成される。セラミック
ス製の板3は成形の際、あらかじめ溝4を形成しておく
ことにより、溝4に沿って簡単に分割することができ、
しかも、溝4側の反対側の端縁は研摩することなく、刃
先5として利用することができる。合成樹脂製の取手2
は第1図ないし第5図に示すように、柄のように扁平形
状で細長く形成され、その先端部が先端側に至るに従い
次第にやや幅広となるように形成されている。この取手
2の成形の際、その先端に刃先1がインサート成形され
て確実に固定状態で取り付けられている。そして、特
に、第4図から明らかなように、ほぼ90度の刃先5の
ほぼ2等分線aが取手2の軸心b方向とほぼ一致し、し
かも、特に、第2図から明らかなように、刃先5の全体
が取手2の軸心bに対する鉛直面cに対し、傾斜され、
しかも、刃先5が取手2の一側方に位置するように設定
されている。
片、2は合成樹脂製の取手である。刃片1は第6図Aに
示すような比較的薄肉のセラミックス製の板3から形成
される。すなわち、セラミックス製の板3はその成形の
際、細い溝4が形成され、この溝4の両側から折るよう
に力を加えることにより、第6図Bに示すように、溝4
に沿って分割し、溝4と反対側の端縁に角度αがほぼ9
0度の刃先5を有する刃片1が形成される。セラミック
ス製の板3は成形の際、あらかじめ溝4を形成しておく
ことにより、溝4に沿って簡単に分割することができ、
しかも、溝4側の反対側の端縁は研摩することなく、刃
先5として利用することができる。合成樹脂製の取手2
は第1図ないし第5図に示すように、柄のように扁平形
状で細長く形成され、その先端部が先端側に至るに従い
次第にやや幅広となるように形成されている。この取手
2の成形の際、その先端に刃先1がインサート成形され
て確実に固定状態で取り付けられている。そして、特
に、第4図から明らかなように、ほぼ90度の刃先5の
ほぼ2等分線aが取手2の軸心b方向とほぼ一致し、し
かも、特に、第2図から明らかなように、刃先5の全体
が取手2の軸心bに対する鉛直面cに対し、傾斜され、
しかも、刃先5が取手2の一側方に位置するように設定
されている。
以上の構成において、以下、その動作について説明す
る。
る。
取手2をその軸心Bがほぼ垂直となるように手に持ち、
刃片2の刃先4の突出端部をその二等分線aが紙面とほ
ぼ垂直となるように紙面に押し付けて移動させることに
より、その頁を切断することができる。このとき、従来
の鋭角な刃先では切断した頁が刃先の前進を阻止しない
ため、比較的弱い力で押し付けても裏面の頁を順次切断
するが、本発明実施例によれば、上記のように刃先5の
角度をほぼ90度と大きく形成することにより、後述の
理由により余程大きな押し付け力を与えない限り、刃先
5は裏面の紙に薄く形を付ける程度であり、切り込むの
を防止し、紙を一枚のみ切断することができる。このと
き、刃先5を取手2の一側方に位置させているので、そ
の位置が上方から確認しやすく、したがって、刃先を切
断箇所に一致させやすく、容易に切断作業を行うことが
できる。また、刃片1を上記のようにセラミックスから
形成することにより、耐久性を向上させ、長寿命化を図
ることができ、また、指先を当ててもこれを傷付けるこ
とがなく、取扱いが容易となる。また、刃先5の角度が
上記のようにほぼ90度と大きく形成しているのえ、定
規等を用いて紙を切断する際、刃片1の胴部、若しくは
取手2の先端部を定規等に沿わせて移動させ、刃先5を
定規等から少し離し、定規等に刃先5が切れ込んで損傷
するのを防止することができる。
刃片2の刃先4の突出端部をその二等分線aが紙面とほ
ぼ垂直となるように紙面に押し付けて移動させることに
より、その頁を切断することができる。このとき、従来
の鋭角な刃先では切断した頁が刃先の前進を阻止しない
ため、比較的弱い力で押し付けても裏面の頁を順次切断
するが、本発明実施例によれば、上記のように刃先5の
角度をほぼ90度と大きく形成することにより、後述の
理由により余程大きな押し付け力を与えない限り、刃先
5は裏面の紙に薄く形を付ける程度であり、切り込むの
を防止し、紙を一枚のみ切断することができる。このと
き、刃先5を取手2の一側方に位置させているので、そ
の位置が上方から確認しやすく、したがって、刃先を切
断箇所に一致させやすく、容易に切断作業を行うことが
できる。また、刃片1を上記のようにセラミックスから
形成することにより、耐久性を向上させ、長寿命化を図
ることができ、また、指先を当ててもこれを傷付けるこ
とがなく、取扱いが容易となる。また、刃先5の角度が
上記のようにほぼ90度と大きく形成しているのえ、定
規等を用いて紙を切断する際、刃片1の胴部、若しくは
取手2の先端部を定規等に沿わせて移動させ、刃先5を
定規等から少し離し、定規等に刃先5が切れ込んで損傷
するのを防止することができる。
刃片に金属を用い、刃先の角度を順次変え、刃先荷重1
0kgと5kgでそれぞれ新聞紙の切断試験を複数回行った
結果の平均値を第7図に示す。
0kgと5kgでそれぞれ新聞紙の切断試験を複数回行った
結果の平均値を第7図に示す。
刃先荷重10kgの場合には、第7図に点線で示すよう
に、刃先角度が30度より大きくなると、切断枚数が次
第に減少し、60度で平均2.5枚となり、90〜12
0度では平均1枚しか切断することができず、120度
より大きくなると、1枚も切断するとができなかった。
一方、刃先荷重5kgの場合には、第7図に実線で示すよ
うに、刃先角度が30度より大きくなると、切断枚数が
次第に減少し、60度で平均1.5枚となり、90〜1
20度では平均1枚しか切断することができず、120
度より大きくなると、1枚も切断することができなかっ
た。その理由として、上記のように刃先角度が大きくな
るに従い、自身の紙に対する切り込み力が不足すると共
に、切断した紙が刃先の前進を阻止することが推測され
る。
に、刃先角度が30度より大きくなると、切断枚数が次
第に減少し、60度で平均2.5枚となり、90〜12
0度では平均1枚しか切断することができず、120度
より大きくなると、1枚も切断するとができなかった。
一方、刃先荷重5kgの場合には、第7図に実線で示すよ
うに、刃先角度が30度より大きくなると、切断枚数が
次第に減少し、60度で平均1.5枚となり、90〜1
20度では平均1枚しか切断することができず、120
度より大きくなると、1枚も切断することができなかっ
た。その理由として、上記のように刃先角度が大きくな
るに従い、自身の紙に対する切り込み力が不足すると共
に、切断した紙が刃先の前進を阻止することが推測され
る。
通常、新聞紙等を切断する場合、刃先荷重を5kg以上加
えることはなく、したがって、上記試験結果からも刃先
角度を上記実施例のようにほぼ90度に設定することに
より、新聞紙等を1枚のみ切断することができることが
わかる。
えることはなく、したがって、上記試験結果からも刃先
角度を上記実施例のようにほぼ90度に設定することに
より、新聞紙等を1枚のみ切断することができることが
わかる。
なお、取手2の形状は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々の形状を選択することができる。この他、本
発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設
計変更することができる。
なく、種々の形状を選択することができる。この他、本
発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設
計変更することができる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、取手と、この取手
の先端に取り付けられた刃先とからなり、上記刃片はセ
ラミックス製の板が溝に沿うように分割されて上記溝の
反対側の端縁にほぼ90度の刃先が形成され、この刃先
のほぼ2等分線が上記取手の軸心方向とほぼ一致し、上
記刃先の全体が上記取手の軸心に対する鉛直面に対して
傾斜され、上記刃先が上記取手の一側方に位置するよう
に設定されているので、取手を持ち、刃先をその二等分
線が紙面とほぼ垂直となるように紙面に押し付けて移動
させることにより、紙を一枚のみ切断することができ
る。このように特別な刃先の突出長さの調整手段を要す
ることなく簡単な構成で、しかも、台紙を要することな
く、紙を一枚のみ確実に切断することができる。また、
刃先の角度を上記のようにほぼ90度に形成しているの
で、定規等に沿って移動させても刃先を定規等から少し
離すことができ、定規等の損傷を防止することができ
る。また、セラミックスを用いているので、セラミック
スの板を溝に沿うように分割するだけでほぼ90度の角
度の刃先を研摩することなく簡単に得ることができ、し
かも、耐久性を向上させることができ、したがって、経
済性および長寿命化を図ることができ、また、セラミッ
クスは指先を傷付けることがなく、容易に取扱うことが
できる。また、刃先を取手の一側方に位置させているの
で、刃先を切断箇所に容易に一致させることができ、切
断作業を容易に行うことができる。
の先端に取り付けられた刃先とからなり、上記刃片はセ
ラミックス製の板が溝に沿うように分割されて上記溝の
反対側の端縁にほぼ90度の刃先が形成され、この刃先
のほぼ2等分線が上記取手の軸心方向とほぼ一致し、上
記刃先の全体が上記取手の軸心に対する鉛直面に対して
傾斜され、上記刃先が上記取手の一側方に位置するよう
に設定されているので、取手を持ち、刃先をその二等分
線が紙面とほぼ垂直となるように紙面に押し付けて移動
させることにより、紙を一枚のみ切断することができ
る。このように特別な刃先の突出長さの調整手段を要す
ることなく簡単な構成で、しかも、台紙を要することな
く、紙を一枚のみ確実に切断することができる。また、
刃先の角度を上記のようにほぼ90度に形成しているの
で、定規等に沿って移動させても刃先を定規等から少し
離すことができ、定規等の損傷を防止することができ
る。また、セラミックスを用いているので、セラミック
スの板を溝に沿うように分割するだけでほぼ90度の角
度の刃先を研摩することなく簡単に得ることができ、し
かも、耐久性を向上させることができ、したがって、経
済性および長寿命化を図ることができ、また、セラミッ
クスは指先を傷付けることがなく、容易に取扱うことが
できる。また、刃先を取手の一側方に位置させているの
で、刃先を切断箇所に容易に一致させることができ、切
断作業を容易に行うことができる。
また、上記セラミックス製の刃片を合成樹脂製の取手に
インサート成形することにより、簡単に、かつ確実に刃
片を固定状態に取り付けることができ、また、取手を定
規等に沿わせて移動させることにより紙を切断すること
もでき、定規等の損傷を確実に防止することができる。
インサート成形することにより、簡単に、かつ確実に刃
片を固定状態に取り付けることができ、また、取手を定
規等に沿わせて移動させることにより紙を切断すること
もでき、定規等の損傷を確実に防止することができる。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例におけるカッタ
ーを示し、第1図は正面図、第2図、第3図はそれぞれ
第1図の左側面図、右側面図、第4図は第1図の要部拡
大図、第5図はその斜視図、第6図Aはセラミックス製
の刃片に用いる材料の斜視図、第6図Bは上記材料から
形成された刃片の斜視図、第7図は刃片の角度を変えて
新聞紙を切断した場合の試験結果を示す表である。 1…刃片、2…取手、5…刃先。
ーを示し、第1図は正面図、第2図、第3図はそれぞれ
第1図の左側面図、右側面図、第4図は第1図の要部拡
大図、第5図はその斜視図、第6図Aはセラミックス製
の刃片に用いる材料の斜視図、第6図Bは上記材料から
形成された刃片の斜視図、第7図は刃片の角度を変えて
新聞紙を切断した場合の試験結果を示す表である。 1…刃片、2…取手、5…刃先。
Claims (2)
- 【請求項1】取手と、この取手の先端に取り付けられた
刃片とからなり、上記刃片は、セラミックス製の板が溝
に沿うように分割されて上記溝の反対側の端縁にほぼ9
0度の刃先が形成され、この刃先のほぼ2等分線が上記
取手の軸心方向とほぼ一致し、上記刃先の全体が上記取
手の軸心に対する鉛直面に対して傾斜され、上記刃先が
上記取手の一側方に位置するように設定されたカッタ
ー。 - 【請求項2】取手が合成樹脂製であり、刃片が上記取手
の先端にインサート成形により取り付けられている請求
項1記載のカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139102A JPH0634866B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | カッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139102A JPH0634866B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | カッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430885A JPH0430885A (ja) | 1992-02-03 |
JPH0634866B2 true JPH0634866B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=15237533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2139102A Expired - Lifetime JPH0634866B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | カッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634866B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012068577A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Fujikura Ltd | 光ファイバ切断装置における刃部品作製方法、刃部品、及び光ファイバ切断装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053265B2 (ja) * | 1981-11-23 | 1985-11-25 | キャリア コ−ポレ−ション | 冷凍回路のための騒音抑止用供給管 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053265U (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-15 | 大同特殊鋼株式会社 | セラミックス刃物 |
JPH0814306B2 (ja) * | 1987-09-21 | 1996-02-14 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機 |
JPS6450775U (ja) * | 1987-09-25 | 1989-03-29 |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP2139102A patent/JPH0634866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053265B2 (ja) * | 1981-11-23 | 1985-11-25 | キャリア コ−ポレ−ション | 冷凍回路のための騒音抑止用供給管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430885A (ja) | 1992-02-03 |
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