JPH06347635A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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Publication number
JPH06347635A
JPH06347635A JP13585493A JP13585493A JPH06347635A JP H06347635 A JPH06347635 A JP H06347635A JP 13585493 A JP13585493 A JP 13585493A JP 13585493 A JP13585493 A JP 13585493A JP H06347635 A JPH06347635 A JP H06347635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
water
color filter
resist
soluble resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP13585493A
Other languages
English (en)
Inventor
Eriko Sugama
絵理子 須釜
Toyoaki Sawada
豊明 澤田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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  • Optical Filters (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基板外周部のレジスト残りにより配向基板との
貼り合わせ不良が生じる為に、これを取り除くことを目
的とする。 【構成】カラーレジストをスピンコートする前に、あら
かじめ基板外周部に水溶性樹脂を設けることによって基
板外周部のレジスト残りを除去するカラーフィルタの製
造方法である。 【効果】本発明により、基板外周部のレジスト残りの除
去が可能となり、それにともなう対向基板との貼り合わ
せ不良は減少した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ等に
用いられるカラーフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーフィルタの製造工程は、
(1)基板洗浄、(2)レジストコート、(3)プリベ
ーク、(4)露光、(5)現像、(6)ポストベーク、
(7)オーバーコートの順で製造される。しかしなが
ら、基板に直接カラーレジストをスピンコートした場
合、レジストの表面張力による戻りにより、基板端面が
3〜5μm盛り上がる。この事により、基板外周部のレ
ジストを現像により除く必要があった。しかし、この基
板外周部のレジストを除く為には、現像時間が画素部に
必要な時間の1.5倍〜2.5倍必要となり、画素部の
形状を悪化させる原因となった。また、画素部に必要な
現像時間では、外周部2〜3mmの所に額縁状にレジスト
が残り、対向基板と貼り合わせる場合に貼り合わせ不良
が発生した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、その課
題とするところは、基板外周部のレジストを除くカラー
フィルタの製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、基板上に、樹脂、有機色素、分散剤および溶
剤を主成分とする着色系合成物をコートし、露光、現像
によりパターンニングして、任意の色数で所望のパター
ン形状に各色別に設けたカラーフィルタの製造方法にお
いて、着色系合成物をコートする前、基板上の外周部に
水溶性樹脂を設けることによって、顔料レジストの現像
時にレジストの戻りの部分を取り除くことを特徴とする
カラーフィフタの製造方法を提供する。また、前記水溶
性樹脂がポリビニルアルコールであること、アクリル系
樹脂であることを特徴とするものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける水溶性樹脂としては、アクリル系、メタクリル
系、PVA系樹脂のようなものが挙げられる。具体的に
アクリル系樹脂にはアクリル酸、アクリル酸ソーダ、ア
クリルアミド等のようなものがある。メタクリル系樹脂
にはメタクリル酸、メタクリル酸ソーダ等のようなもの
がある。
【0006】本発明になるカラーフィルタの製造方法
は、基板上に直接カラーレジストをコートする前に、あ
らかじめ基板端面に水溶性樹脂を塗布しておく。その塗
布された基板上に樹脂、有機色素、分散剤および溶剤を
主成分とする着色系合成物をコートし、露光、現像によ
りパターンニングして、任意の色数で所望のパターン形
状に各色別に設けたカラーフィルタを作製するものであ
る。
【0007】
【作用】本発明で用いられる樹脂は水溶性である為、ア
ルカリ現像液に短時間で溶解する作用がある。よって、
水溶性樹脂上にコートされた基板端面のカラーレジスト
は、レジストの表面張力による戻りが生じて膜厚が厚く
なっても下部の水溶性樹脂の溶解力がカラーレジストの
溶解力より高いことから、現像の際基板上から一緒に剥
がれる二次作用を受ける。ポリビニルアルコール、アク
リル系樹脂、メタクリル系樹脂は水溶性である為、アル
カリ現像液に短時間で溶解する作用がある。
【0008】
【実施例】実施例の工程を図1に基づき説明する。ま
ず、透明基板上1にγ−グリシドキシプロピルメチルエ
トキシシランをスピンコートして、良くスピン乾燥させ
た。この基板にスクリーン印刷方法で200メッシュの
スクリーン版に水溶性樹脂として20%の固形分で水に
とかしたポリビニルアルコール2を用い、これを流し込
み、端面2mmの所に塗布した。
【0009】このガラス基板上に青色組成物3の膜厚が
1.5μmになるようスピンコートし、乾燥させた。そ
の後、70℃、20分でプリベーク後、画素サイズ30
μm×100μmのマスクを用いて露光(30mJ/cm
2 )し、2.5%炭酸ナトリウム溶液で44秒現像し
た。この時パターンニングと同時に基板の端面戻りを取
り除いた。現像後良く水洗いし、基板に顔料が付着して
いるので、柔らかいスポンジでこすり、顔料を除去し
た。さらに水洗、スピン乾燥後、230℃で1時間ベー
クしてパターンを定着させた。
【0010】以上の工程を緑、赤色についても同様に行
ない、定着させ、カラーフィルタを完成した。
【0011】このカラーフィルタの上に5%メラミン・
エポキシ樹脂をコートし、230℃で120分ベークし
てオーバーコート層を設けた。作成したカラーフィルタ
は対向基板と貼り合わせた時貼り合わせ不良は生じなか
った。ポリビニルアルコールの溶解力は、カラーレジス
トを除くのに十分であった。
【0012】<比較例>比較例の工程を図2に示す。水
溶性樹脂を塗布しないのと、パターンニングと同時の基
板の端面戻りの取り除きを行なわない以外は実施例と同
様にしてカラーフィルタを完成し、オーバーコート層を
設けた。従来の方法で作成したカラーフィルタは画素部
に必要な現像時間で行った為、外周部2mmの所に額縁状
にレジストが残り、対向基板と貼り合わせた時貼り合わ
せ不良が生じた。また、基板外周部のレジストを取り除
くのに必要な現像時間90秒で現像した場合、画素部の
形状が悪化した。
【0013】
【発明の効果】以上に示したように本発明により、基板
に直接カラーレジストをスピンコートした場合、基板端
面がレジストの表面張力による戻りにより生じた3〜5
μmの盛り上がりは、水溶性樹脂の基板端面塗布によ
り、カラーレジストの短時間除去が可能になった。これ
より画素部に必要な現像時間で行っても対向基板と貼り
合わせる場合の貼り合わせ不良は減少した。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により得られるカラーフィル
タの一工程例を示した模式断面図である。
【図2】従来の製造方法により得られるカラーフィルタ
の一工程例を示した模式断面図である。
【符号の説明】
1…透明基板 2…水溶性樹脂 3…スクリーン版 4…カラーレジスト 11…透明基板 12…カラ
ーレジスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、樹脂、有機色素、分散剤および
    溶剤を主成分とする着色系合成物をコートし、露光、現
    像によりパターンニングして、任意の色数で所望のパタ
    ーン形状に各色別に設けたカラーフィルタの製造方法に
    おいて、着色系合成物をコートする前、基板上の外周部
    に水溶性樹脂を設けることによって、顔料レジストの現
    像時にレジストの戻りの部分を取り除くことを特徴とす
    るカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】水溶性樹脂がポリビニルアルコールである
    ことを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造
    方法。
  3. 【請求項3】水溶性樹脂がアクリル系樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
JP13585493A 1993-06-07 1993-06-07 カラーフィルタの製造方法 Pending JPH06347635A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343515A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Toppan Printing Co Ltd ブラックマトリックスを具備しないカラーフィルタの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343515A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Toppan Printing Co Ltd ブラックマトリックスを具備しないカラーフィルタの製造方法
JP4582269B2 (ja) * 2000-05-30 2010-11-17 凸版印刷株式会社 ブラックマトリックスを具備しないカラーフィルタの製造方法

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