JPH06347241A - 回転角度検出装置 - Google Patents
回転角度検出装置Info
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- JPH06347241A JPH06347241A JP14058993A JP14058993A JPH06347241A JP H06347241 A JPH06347241 A JP H06347241A JP 14058993 A JP14058993 A JP 14058993A JP 14058993 A JP14058993 A JP 14058993A JP H06347241 A JPH06347241 A JP H06347241A
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- light source
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転体の回転角度を非接触で検出することが
できる回転角度検出装置を提供する。 【構成】 ベアリング1の内輪1bの一方端面に支持部
材3を介して位置検出素子5を設ける。位置検出素子5
の中心から径方向に離れた位置に対向させて光源4を配
置し、光源4を支持部材2を介してベアリング1の外輪
1aの一方端面に設ける。演算処理部6は、位置検出素
子6の出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から光スポット
Sの座標(x,y)を求め、さらには回転角度θを演算
する。
できる回転角度検出装置を提供する。 【構成】 ベアリング1の内輪1bの一方端面に支持部
材3を介して位置検出素子5を設ける。位置検出素子5
の中心から径方向に離れた位置に対向させて光源4を配
置し、光源4を支持部材2を介してベアリング1の外輪
1aの一方端面に設ける。演算処理部6は、位置検出素
子6の出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から光スポット
Sの座標(x,y)を求め、さらには回転角度θを演算
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転角度検出装置に関
し、特に、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装
置に関する。
し、特に、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7(a)は従来の回転角度検出装置3
6の使用状態を例示する図であって多関節ロボットの関
節部33を示す一部破断した正面図、図7(b)は図7
(a)の一部破断した側面図である。多関節ロボットの
関節部33にあっては、一方のアーム31の端部に設け
られた回転軸31aが他方のアーム32の端部に設けら
れた支持孔32a内にベアリング34を介して回転自在
に設けられている。また、関節部33にはアーム31,
32間の角度を検出するための回転角度検出装置36が
設けられており、回転角度検出装置36の回転軸36a
はカップリング35を介して回転軸31aに接続され、
回転角度検出装置36本体は支持部材37を介してアー
ム32に固定されている。
6の使用状態を例示する図であって多関節ロボットの関
節部33を示す一部破断した正面図、図7(b)は図7
(a)の一部破断した側面図である。多関節ロボットの
関節部33にあっては、一方のアーム31の端部に設け
られた回転軸31aが他方のアーム32の端部に設けら
れた支持孔32a内にベアリング34を介して回転自在
に設けられている。また、関節部33にはアーム31,
32間の角度を検出するための回転角度検出装置36が
設けられており、回転角度検出装置36の回転軸36a
はカップリング35を介して回転軸31aに接続され、
回転角度検出装置36本体は支持部材37を介してアー
ム32に固定されている。
【0003】回転角度検出装置36内には回転軸36a
の回転角度θに応じて電気抵抗値が変化する可変抵抗器
(図示せず)が設けられており、その電気抵抗値に基づ
いてアーム31,32間の角度θが検出され、さらには
アーム31,32の動作が制御される。
の回転角度θに応じて電気抵抗値が変化する可変抵抗器
(図示せず)が設けられており、その電気抵抗値に基づ
いてアーム31,32間の角度θが検出され、さらには
アーム31,32の動作が制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな多関節ロボットにおいては、回転角度検出装置36
の故障が多いことおよびその寿命が短いことが問題にな
っていた。この原因は、多関節ロボットの激しい動作に
より、回転角度検出装置36に用いられる可変抵抗器の
接触子や抵抗体がすぐに摩耗してしまうことにある。
うな多関節ロボットにおいては、回転角度検出装置36
の故障が多いことおよびその寿命が短いことが問題にな
っていた。この原因は、多関節ロボットの激しい動作に
より、回転角度検出装置36に用いられる可変抵抗器の
接触子や抵抗体がすぐに摩耗してしまうことにある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、回
転体の回転角度を非接触で検出することができる回転角
度検出装置を提供することである。
転体の回転角度を非接触で検出することができる回転角
度検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は回転体の回転
角度を検出する回転角度検出装置において、前記回転体
の回転軸から径方向に離れた位置に光を照射するための
光源と、前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置の
光を検出するための光電変換素子と、前記光電変換素子
の出力に基づいて前記相対回転角度を演算する演算処理
手段とを備えて構成される。
角度を検出する回転角度検出装置において、前記回転体
の回転軸から径方向に離れた位置に光を照射するための
光源と、前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置の
光を検出するための光電変換素子と、前記光電変換素子
の出力に基づいて前記相対回転角度を演算する演算処理
手段とを備えて構成される。
【0007】また、前記光源は前記回転体の回転軸に沿
って光を出射し、さらに前記光源から出射された光を前
記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させる
ための反射ミラーを備えてもよい。
って光を出射し、さらに前記光源から出射された光を前
記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させる
ための反射ミラーを備えてもよい。
【0008】また、前記光源は前記回転体の回転軸に向
けて光を出射し、さらに前記光源から出射された光を前
記回転体の回転軸に沿って反射させるための第1の反射
ミラーと、前記第1の反射ミラーによって反射された光
ビームを前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に
反射させるための第2の反射ミラーとを備えてもよい。
けて光を出射し、さらに前記光源から出射された光を前
記回転体の回転軸に沿って反射させるための第1の反射
ミラーと、前記第1の反射ミラーによって反射された光
ビームを前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に
反射させるための第2の反射ミラーとを備えてもよい。
【0009】
【作用】この発明に係る回転角度検出装置にあっては、
回転体の回転軸から径方向に離れた位置に光を照射する
ための光源と、その光源から照射された光を検出するた
めの光電変換素子とを備えている。したがって、たとえ
ば回転体に光電変換素子を設け、その光電変換素子の回
転軸から離れた位置に光ビームを照射しておき、回転体
の回転に伴う光の照射点の移動量を検出すれば、その移
動量から回転角度を求めることができる。また、非接触
で回転角度を検出することができ、従来のように接触部
が摩耗することがない。したがって、摩耗によって故障
したり、寿命が短くなることがない。
回転体の回転軸から径方向に離れた位置に光を照射する
ための光源と、その光源から照射された光を検出するた
めの光電変換素子とを備えている。したがって、たとえ
ば回転体に光電変換素子を設け、その光電変換素子の回
転軸から離れた位置に光ビームを照射しておき、回転体
の回転に伴う光の照射点の移動量を検出すれば、その移
動量から回転角度を求めることができる。また、非接触
で回転角度を検出することができ、従来のように接触部
が摩耗することがない。したがって、摩耗によって故障
したり、寿命が短くなることがない。
【0010】また、光源から回転体の回転軸に沿って光
を出射させ、光源から出射された光を反射ミラーによっ
て回転体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させる
ようにすれば、光源と光電変換素子を一緒に設けること
ができる。したがって、光源の配線と光電変換素子の配
線を一緒に引き出すことができ、使い勝手が良い。
を出射させ、光源から出射された光を反射ミラーによっ
て回転体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させる
ようにすれば、光源と光電変換素子を一緒に設けること
ができる。したがって、光源の配線と光電変換素子の配
線を一緒に引き出すことができ、使い勝手が良い。
【0011】
【実施例】図1(a)はこの発明の一実施例による回転
角度検出装置21およびその使用状態を示した断面図、
図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(c)
は図1(a)のB−B線断面および装置構成を示すブロ
ック図である。この回転角度検出装置21は、光ビーム
を出射する光源4と、光源4から照射された光ビームを
検出する位置検出素子(PSD;Position S
ensitiveDiote)5と、位置検出素子5の
出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から相対回転角度θを
演算する演算処理部6とを含み、演算処理部6はさらに
2次元座標演算部6aと回転角度演算部6bとを含む。
角度検出装置21およびその使用状態を示した断面図、
図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(c)
は図1(a)のB−B線断面および装置構成を示すブロ
ック図である。この回転角度検出装置21は、光ビーム
を出射する光源4と、光源4から照射された光ビームを
検出する位置検出素子(PSD;Position S
ensitiveDiote)5と、位置検出素子5の
出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から相対回転角度θを
演算する演算処理部6とを含み、演算処理部6はさらに
2次元座標演算部6aと回転角度演算部6bとを含む。
【0012】光源4および位置検出素子5は支持部材
2,3を介して回転体(この場合はベアリング1)に設
けられる。詳しく説明すると、支持部材2は円板部2a
および円筒部2bを含み、円盤部2aは円筒部2bを介
して外輪1aの一方端面に設けられる。この円板部2a
の中心から径方向に離れた所定の位置に光源4が設けら
れる。光源4はたとえば円板部2aに設けられた孔2c
にベアリング1側に向けて嵌め込まれる。なお、光源4
としては白熱ランプや発光ダイオードや半導体レーザな
どが用いられる。
2,3を介して回転体(この場合はベアリング1)に設
けられる。詳しく説明すると、支持部材2は円板部2a
および円筒部2bを含み、円盤部2aは円筒部2bを介
して外輪1aの一方端面に設けられる。この円板部2a
の中心から径方向に離れた所定の位置に光源4が設けら
れる。光源4はたとえば円板部2aに設けられた孔2c
にベアリング1側に向けて嵌め込まれる。なお、光源4
としては白熱ランプや発光ダイオードや半導体レーザな
どが用いられる。
【0013】また、支持部材3は円板であって、内輪1
bの一方端面に設けられる。位置検出素子5はこの支持
部材3上に光源4と対向して設けられる。この位置検出
素子5は、たとえば円形の受光面5eを持つ一種の光電
池であり、受光面5eの外周部には4つの電極5a,5
b,5c,5dが等間隔で設けられている。各電極5
a,5b,5c,5dに所定の電圧を印加しておき受光
面5eに光ビームを照射すると、その光スポットSの座
標(x,y)(ただし、受光面5eとベアリング1の回
転軸1cの交点を原点Oとし、この原点Oを通り電極5
a,5b;5c,5d同士を結ぶ線をx軸,y軸とす
る。)に応じた大きさの電流Ix1,Ix2,I y1,Iy2が
各電極5a,5b,5c,5dから出力される。これら
の出力電流I x1,Ix2,Iy1,Iy2は演算処理部6に与
えられる。
bの一方端面に設けられる。位置検出素子5はこの支持
部材3上に光源4と対向して設けられる。この位置検出
素子5は、たとえば円形の受光面5eを持つ一種の光電
池であり、受光面5eの外周部には4つの電極5a,5
b,5c,5dが等間隔で設けられている。各電極5
a,5b,5c,5dに所定の電圧を印加しておき受光
面5eに光ビームを照射すると、その光スポットSの座
標(x,y)(ただし、受光面5eとベアリング1の回
転軸1cの交点を原点Oとし、この原点Oを通り電極5
a,5b;5c,5d同士を結ぶ線をx軸,y軸とす
る。)に応じた大きさの電流Ix1,Ix2,I y1,Iy2が
各電極5a,5b,5c,5dから出力される。これら
の出力電流I x1,Ix2,Iy1,Iy2は演算処理部6に与
えられる。
【0014】演算処理部6の2次元座標演算部6aは、
出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から次式(1)(2)
に基づいて光スポットSの座標(x,y)を演算する。
出力電流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2から次式(1)(2)
に基づいて光スポットSの座標(x,y)を演算する。
【0015】 x=Kx (Ix2−Ix1)/(Ix1+Ix2) …(1) y=Ky (Iy2−Iy1)/(Iy1+Iy2) …(2) ただし、Kx ,Ky は定数である。
【0016】さらに、回転角度演算部6bは、このよう
にして得られた光スポットSの座標(x,y)から式θ
=tan-1(y/x)に基づいて原点Oを中心とした回
転角度θを演算する。
にして得られた光スポットSの座標(x,y)から式θ
=tan-1(y/x)に基づいて原点Oを中心とした回
転角度θを演算する。
【0017】しかして、ベアリング1をたとえば多関節
ロボットのアーム31,32の回転軸31aと支持孔3
2aの間に設けると、アーム31,32の動作に応じて
ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転す
る。ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転
すると、図1(c)に示すように、位置検出素子5の受
光面5e上を光スポットSが原点Oを中心として円弧状
に移動する。光スポットSの座標(x,y)に応じた電
流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2が位置検出素子5から出力さ
れ、演算処理部6によって回転角度θが演算される。そ
して、この回転角度θが多関節ロボットのアーム31,
32の動作の制御に供される。
ロボットのアーム31,32の回転軸31aと支持孔3
2aの間に設けると、アーム31,32の動作に応じて
ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転す
る。ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転
すると、図1(c)に示すように、位置検出素子5の受
光面5e上を光スポットSが原点Oを中心として円弧状
に移動する。光スポットSの座標(x,y)に応じた電
流Ix1,Ix2,Iy1,Iy2が位置検出素子5から出力さ
れ、演算処理部6によって回転角度θが演算される。そ
して、この回転角度θが多関節ロボットのアーム31,
32の動作の制御に供される。
【0018】この実施例の回転角度検出装置21におい
ては、非接触で回転角度θを検出できるので、従来のよ
うに接触部の摩耗が生ずることがない。したがって、摩
耗により故障が生じたり、寿命が短くなることがない。
よって、回転角度検出装置21を用いたシステム全体の
信頼性の向上を図ることができる。
ては、非接触で回転角度θを検出できるので、従来のよ
うに接触部の摩耗が生ずることがない。したがって、摩
耗により故障が生じたり、寿命が短くなることがない。
よって、回転角度検出装置21を用いたシステム全体の
信頼性の向上を図ることができる。
【0019】また、寿命が長く、かつ検出部の小型化が
可能であることから、図1に示したようにベアリング1
に一体に組込むこともできる。これを多関節ロボットの
関節部33に用いた場合、従来のように関節部33の外
側に大きく張り出して障害物に当たったり、アーム3
1,32の動作の邪魔になることがない。また、多関節
ロボットの組立時における取扱いが容易であり、組立後
の外観も良い。
可能であることから、図1に示したようにベアリング1
に一体に組込むこともできる。これを多関節ロボットの
関節部33に用いた場合、従来のように関節部33の外
側に大きく張り出して障害物に当たったり、アーム3
1,32の動作の邪魔になることがない。また、多関節
ロボットの組立時における取扱いが容易であり、組立後
の外観も良い。
【0020】なお、この実施例においては、ベアリング
1の外輪1a側に光源4を設け外輪1b側に位置検出素
子5を設けたが、逆に、ベアリング1の外輪1a側に位
置検出素子5を設け外輪1b側に光源4を設けてもよ
い。
1の外輪1a側に光源4を設け外輪1b側に位置検出素
子5を設けたが、逆に、ベアリング1の外輪1a側に位
置検出素子5を設け外輪1b側に光源4を設けてもよ
い。
【0021】図2(a)はこの発明の他の実施例による
回転角度検出装置22およびその使用状態を示す断面
図、図2(b)は図2(a)のC−C線断面および装置
構成を示すブロック図、図2(c)は図2(a)のD−
D線断面図である。この回転角度検出装置22は、光源
4、位置検出素子7、支持部材2,3および演算処理部
6の他、反射ミラー8,9を含む。光源4は支持部材2
の円板部2aの中心に設けられ、その光軸はベアリング
1の回転軸1cに合わせられる。また、位置検出素子7
は、たとえば円形の受光面7aを有し、その中央には光
源4よりも大きな径の孔が開口されている。位置検出素
子7は、中央の孔に光源4を通して支持部材2の円板部
2aに設けられる。また、支持部材3の中央および所定
の位置には反射ミラー8,9が互いに反射面を対向して
設けられる。反射ミラー8の反射面は光源4に対向して
光源4の光軸に45°の角度で設けられ、反射ミラー9
の反射面は位置検出素子7の受光面7aに対向して受光
面7aに45°の角度で設けられる。
回転角度検出装置22およびその使用状態を示す断面
図、図2(b)は図2(a)のC−C線断面および装置
構成を示すブロック図、図2(c)は図2(a)のD−
D線断面図である。この回転角度検出装置22は、光源
4、位置検出素子7、支持部材2,3および演算処理部
6の他、反射ミラー8,9を含む。光源4は支持部材2
の円板部2aの中心に設けられ、その光軸はベアリング
1の回転軸1cに合わせられる。また、位置検出素子7
は、たとえば円形の受光面7aを有し、その中央には光
源4よりも大きな径の孔が開口されている。位置検出素
子7は、中央の孔に光源4を通して支持部材2の円板部
2aに設けられる。また、支持部材3の中央および所定
の位置には反射ミラー8,9が互いに反射面を対向して
設けられる。反射ミラー8の反射面は光源4に対向して
光源4の光軸に45°の角度で設けられ、反射ミラー9
の反射面は位置検出素子7の受光面7aに対向して受光
面7aに45°の角度で設けられる。
【0022】しかして、光源4から出射された光ビーム
は反射ミラー8,9で反射されて位置検出素子7の受光
面7aの所定の位置に入射する。ベアリング1の外輪1
aと内輪1bが相対的に回転すると、位置検出素子7の
受光面7a上を光スポットSが円弧上に移動する。光ス
ポットSの座標(x,y)に応じた電流Ix1,Ix2,I
y1,Iy2が位置検出素子7から出力され、演算処理部6
が図1の実施例と同様にして回転角度θを演算する。
は反射ミラー8,9で反射されて位置検出素子7の受光
面7aの所定の位置に入射する。ベアリング1の外輪1
aと内輪1bが相対的に回転すると、位置検出素子7の
受光面7a上を光スポットSが円弧上に移動する。光ス
ポットSの座標(x,y)に応じた電流Ix1,Ix2,I
y1,Iy2が位置検出素子7から出力され、演算処理部6
が図1の実施例と同様にして回転角度θを演算する。
【0023】この実施例においては、光源4および位置
検出素子7を外輪1a側の支持部材2に設けたので、光
源4および位置検出素子7のリード線を一緒に引き出す
ことができ、使い勝手が良い。
検出素子7を外輪1a側の支持部材2に設けたので、光
源4および位置検出素子7のリード線を一緒に引き出す
ことができ、使い勝手が良い。
【0024】なお、この実施例では光源4および位置検
出素子7を外輪1a側に設けたが、逆に、光源4および
位置検出素子7を内輪1b側に設けてもよい。リード線
を引き出しやすい方に設けるとよい。
出素子7を外輪1a側に設けたが、逆に、光源4および
位置検出素子7を内輪1b側に設けてもよい。リード線
を引き出しやすい方に設けるとよい。
【0025】図3(a)はこの発明のさらに他の実施例
による回転角度検出装置23およびその使用状態を示す
断面図、図3(b)は図3(a)のE−E線断面および
装置構成を示すブロック図、図3(c)は図3(a)の
F−F線断面図である。この回転角度検出装置23は図
2に示した回転角度検出装置22と同様の構成である
が、円盤上の位置検出素子7の代わりに一部が欠けたリ
ング状の受光面10cを持つ位置検出素子10を備えて
いる。ベアリング1の外輪1aおよび内輪1bが相対的
に回転すると、光スポットSが受光面10cの略中央を
通る円弧R上を移動するようになっている。位置検出素
子10の受光面10cの両端には、電極10a,10b
が設けられており、光スポットSの位置r(ただし、r
は電極10aと光スポットSの間の円弧Rの長さであ
る。)に応じた大きさの電流I1 ,I 2 が電極10a,
10bから出力される。
による回転角度検出装置23およびその使用状態を示す
断面図、図3(b)は図3(a)のE−E線断面および
装置構成を示すブロック図、図3(c)は図3(a)の
F−F線断面図である。この回転角度検出装置23は図
2に示した回転角度検出装置22と同様の構成である
が、円盤上の位置検出素子7の代わりに一部が欠けたリ
ング状の受光面10cを持つ位置検出素子10を備えて
いる。ベアリング1の外輪1aおよび内輪1bが相対的
に回転すると、光スポットSが受光面10cの略中央を
通る円弧R上を移動するようになっている。位置検出素
子10の受光面10cの両端には、電極10a,10b
が設けられており、光スポットSの位置r(ただし、r
は電極10aと光スポットSの間の円弧Rの長さであ
る。)に応じた大きさの電流I1 ,I 2 が電極10a,
10bから出力される。
【0026】演算処理部6は、電流I1 ,I2 から次式
(3)に基づいて光スポットSの位置rを演算する。
(3)に基づいて光スポットSの位置rを演算する。
【0027】r=LI2 /(I1 +I2 ) …(3) ただし、Lは円弧Rの全長である。
【0028】さらに、演算処理部6は、光スポットSの
位置rから次式(4)に基づいて回転角度θを演算す
る。
位置rから次式(4)に基づいて回転角度θを演算す
る。
【0029】 θ=θ0 r/L=θ0 I2 /(I1 +I2 ) …(4)
ただし、θは原点Oを中心として電極10aと光スポッ
トSの間に開かれた角度であり、θ0 は電極10aと電
極10bの間に開かれた角度である。
ただし、θは原点Oを中心として電極10aと光スポッ
トSの間に開かれた角度であり、θ0 は電極10aと電
極10bの間に開かれた角度である。
【0030】この実施例においては、上述のとおり位置
検出素子10の出力から回転角度θを簡単な式で求める
ことができるので、演算処理部6の構成を簡単化できる
というメリットがある。
検出素子10の出力から回転角度θを簡単な式で求める
ことができるので、演算処理部6の構成を簡単化できる
というメリットがある。
【0031】なお、電流I1 と電流I2 の和I1 +I2
は光スポットSの光強度で決まるので、光スポットSの
光強度が一定になるように光源4を制御すれば、回転角
度θは式θ=kI2 (ただし、kは定数である。)で表
わされることとなり、回転角度θの演算がより簡単にな
る。
は光スポットSの光強度で決まるので、光スポットSの
光強度が一定になるように光源4を制御すれば、回転角
度θは式θ=kI2 (ただし、kは定数である。)で表
わされることとなり、回転角度θの演算がより簡単にな
る。
【0032】図4(a)はこの発明のさらに他の実施例
による回転角度検出装置24およびその使用状態を示し
た断面図、図4(b)は図4(a)のG−G線断面およ
び装置構成を示すブロック図、図4(c)は図4(a)
のH−H線断面図である。この回転角度検出装置24は
図2に示した回転角度検出装置22と同様の構成である
が、位置検出素子7の代わりにリング状の受光面11a
を持つサーキュラーイメージセンサ11を備えている。
ベアリング1の外輪1aおよび内輪1bが相対的に回転
すると、光スポットSがイメージセンサ11の受光面1
1a上を移動するようになっている。サーキュラーイメ
ージセンサ11においては、受光面11aが一定の角速
度2π/T0 で走査される。出力信号vには、図5に示
すように、光スポットSに対応した信号Pが現われる。
したがって、走査の開始点から信号Pが出力されるまで
の時間Tを計測すれば、走査の開始点から光スポットS
の位置までの回転角度θを式θ=2πT/T0 =kT
(ただし、kは定数である。)に基づいて容易に求める
ことができる。
による回転角度検出装置24およびその使用状態を示し
た断面図、図4(b)は図4(a)のG−G線断面およ
び装置構成を示すブロック図、図4(c)は図4(a)
のH−H線断面図である。この回転角度検出装置24は
図2に示した回転角度検出装置22と同様の構成である
が、位置検出素子7の代わりにリング状の受光面11a
を持つサーキュラーイメージセンサ11を備えている。
ベアリング1の外輪1aおよび内輪1bが相対的に回転
すると、光スポットSがイメージセンサ11の受光面1
1a上を移動するようになっている。サーキュラーイメ
ージセンサ11においては、受光面11aが一定の角速
度2π/T0 で走査される。出力信号vには、図5に示
すように、光スポットSに対応した信号Pが現われる。
したがって、走査の開始点から信号Pが出力されるまで
の時間Tを計測すれば、走査の開始点から光スポットS
の位置までの回転角度θを式θ=2πT/T0 =kT
(ただし、kは定数である。)に基づいて容易に求める
ことができる。
【0033】したがって、この実施例においては、演算
処理部6の構成を一層簡単化することができる。
処理部6の構成を一層簡単化することができる。
【0034】図6(a)はこの発明のさらに他の実施例
による回転角度検出装置25およびその使用状態を示し
た断面図、図6(b)は図6(a)のK−K線断面およ
び装置構成を示すブロック図、図6(c)は図6(a)
のL−L線断面図である。この回転角度検出装置25に
おいては、受光面12aがたとえば四角形のCCDカメ
ラ用のエリアイメージセンサ12が用いられる。エリア
イメージセンサ12は反射ミラー8,9に対向して支持
部材2に設けられ、その受光面12aの中央には反射ミ
ラー13が設けられる。反射ミラー13の反射面は受光
面12aに対して45°の角度で反射ミラー8に対向し
て設けられる。また、エリアイメージセンサ12の外周
部には光源14が反射ミラー13の反射面に対向して設
けられ、光源14の光軸は反射ミラー13の反射面上で
ベアリング1の回転軸1cと直交するようにして設けら
れる。したがって、光源14から出射された光ビームは
反射ミラー13,8,9で反射されてエリアイメージセ
ンサ12の中央から径方向に離れた位置に入射する。ま
た、ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転
すると、光スポットSがエリアイメージセンサ12の受
光面12a上を円弧状に移動する。
による回転角度検出装置25およびその使用状態を示し
た断面図、図6(b)は図6(a)のK−K線断面およ
び装置構成を示すブロック図、図6(c)は図6(a)
のL−L線断面図である。この回転角度検出装置25に
おいては、受光面12aがたとえば四角形のCCDカメ
ラ用のエリアイメージセンサ12が用いられる。エリア
イメージセンサ12は反射ミラー8,9に対向して支持
部材2に設けられ、その受光面12aの中央には反射ミ
ラー13が設けられる。反射ミラー13の反射面は受光
面12aに対して45°の角度で反射ミラー8に対向し
て設けられる。また、エリアイメージセンサ12の外周
部には光源14が反射ミラー13の反射面に対向して設
けられ、光源14の光軸は反射ミラー13の反射面上で
ベアリング1の回転軸1cと直交するようにして設けら
れる。したがって、光源14から出射された光ビームは
反射ミラー13,8,9で反射されてエリアイメージセ
ンサ12の中央から径方向に離れた位置に入射する。ま
た、ベアリング1の外輪1aと内輪1bが相対的に回転
すると、光スポットSがエリアイメージセンサ12の受
光面12a上を円弧状に移動する。
【0035】エリアイメージセンサ12においては、受
光面12aが水平および垂直方向に走査される。水平お
よび垂直同期信号には光スポットSに対応した信号が現
われる。演算処理部6の2次元座標演算部6aは、エリ
アイメージセンサ12の垂直および水平同期信号から光
スポットSの座標(x,y)を求める。たとえば、ある
水平走査線の水平同期信号において走査開始点から光ス
ポットSに対応した信号が現われるまでの時間からx座
標を求め、垂直同期信号において走査開始点からその水
平走査線が現われるまでの時間からy座標を求める。さ
らに、回転角度演算部6bは、光スポットSの座標
(x,y)から式θ=tan-1(y/x)に基づいて原
点Oを中心とした回転角度θを演算する。
光面12aが水平および垂直方向に走査される。水平お
よび垂直同期信号には光スポットSに対応した信号が現
われる。演算処理部6の2次元座標演算部6aは、エリ
アイメージセンサ12の垂直および水平同期信号から光
スポットSの座標(x,y)を求める。たとえば、ある
水平走査線の水平同期信号において走査開始点から光ス
ポットSに対応した信号が現われるまでの時間からx座
標を求め、垂直同期信号において走査開始点からその水
平走査線が現われるまでの時間からy座標を求める。さ
らに、回転角度演算部6bは、光スポットSの座標
(x,y)から式θ=tan-1(y/x)に基づいて原
点Oを中心とした回転角度θを演算する。
【0036】この実施例においては、CCDカメラ用の
エリアイメージセンサ12を使用するので、大量生産に
も容易に対応することができる。
エリアイメージセンサ12を使用するので、大量生産に
も容易に対応することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、光
を出射する光源と光を検出する光電変換素子を用いるの
で、非接触で回転角度を検出することができる。したが
って、従来のように接触部が摩耗して故障したり、寿命
が短くなることがない。
を出射する光源と光を検出する光電変換素子を用いるの
で、非接触で回転角度を検出することができる。したが
って、従来のように接触部が摩耗して故障したり、寿命
が短くなることがない。
【0038】また、光源からの光を光電変換素子に反射
させるための反射ミラーを設ければ、光源と光電変換素
子を一緒に設けることができる。したがって、リード線
を一緒に引き出すことができ、使い勝手が良い。
させるための反射ミラーを設ければ、光源と光電変換素
子を一緒に設けることができる。したがって、リード線
を一緒に引き出すことができ、使い勝手が良い。
【図1】この発明の一実施例による回転角度検出装置を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図2】この発明の他の実施例による回転角度検出装置
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例による回転角度検
出装置を示した断面図である。
出装置を示した断面図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例による回転角度検
出装置を示した断面図である。
出装置を示した断面図である。
【図5】図4に示した回転角度検出装置のサーキュラー
イメージセンサの出力信号を示す波形図である。
イメージセンサの出力信号を示す波形図である。
【図6】この発明のさらに他の実施例による回転角度検
出装置を示した断面図である。
出装置を示した断面図である。
【図7】(a)は従来の回転角度検出装置の使用状態を
例示する図であって多関節ロボットの関節部を示す一部
破断した正面図、(b)は(a)の一部破断した側面図
である。
例示する図であって多関節ロボットの関節部を示す一部
破断した正面図、(b)は(a)の一部破断した側面図
である。
1 ベアリング 1c 回転軸 4,14 光源 5,7,10 位置検出素子 6 演算処理部 8,9,13 反射ミラー 11 サーキュラーイメージセンサ 12 エリアイメージセンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 回転体の回転角度を検出する回転角度検
出装置において、 前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に光を照射
するための光源と、 前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置の光を検出
するための光電変換素子と、 前記光電変換素子の出力に基づいて前記回転角度を演算
する演算処理手段とを備えたことを特徴とする、回転角
度検出装置。 - 【請求項2】 前記光源は前記回転体の回転軸に沿って
光ビームを出射し、さらに前記光源から出射された光を
前記回転体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させ
るための反射ミラーを備えたことを特徴とする請求項1
に記載の回転角度検出装置。 - 【請求項3】 前記光源は前記回転体の回転軸に向けて
光を出射し、さらに前記光源から出射された光を前記回
転体の回転軸に沿って反射させるための第1の反射ミラ
ーと、 前記第1の反射ミラーによって反射された光を前記回転
体の回転軸から径方向に離れた位置に反射させるための
第2の反射ミラーとを備えたことを特徴とする請求項1
に記載の回転角度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14058993A JPH06347241A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 回転角度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14058993A JPH06347241A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 回転角度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347241A true JPH06347241A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15272207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14058993A Withdrawn JPH06347241A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 回転角度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06347241A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5678933A (en) * | 1995-01-20 | 1997-10-21 | Nsk Ltd. | Speed sensing rolling bearing unit |
JP2013205207A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Showa Corp | 相対角度検出装置、トルク検出装置および電動パワーステアリング装置 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP14058993A patent/JPH06347241A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5678933A (en) * | 1995-01-20 | 1997-10-21 | Nsk Ltd. | Speed sensing rolling bearing unit |
JP2013205207A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Showa Corp | 相対角度検出装置、トルク検出装置および電動パワーステアリング装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |