JPH06347035A - 着火装置 - Google Patents

着火装置

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JPH06347035A
JPH06347035A JP16000893A JP16000893A JPH06347035A JP H06347035 A JPH06347035 A JP H06347035A JP 16000893 A JP16000893 A JP 16000893A JP 16000893 A JP16000893 A JP 16000893A JP H06347035 A JPH06347035 A JP H06347035A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotation
ignition device
resistor
linear movement
rotating
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Pending
Application number
JP16000893A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tabuchi
伸一 田渕
Takaaki Segawa
隆昭 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAROME CO Ltd
CI Kasei Co Ltd
Sarome KK
Original Assignee
SAROME CO Ltd
CI Kasei Co Ltd
Sarome KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 消耗品である圧電素子等の発火装置を使用
しない寿命が長く、どの様な状態でも必ず同じに着火す
る着火装置を提供する。 【構 成】 直線運動機構(21)の直線運動を回転機
構(31)に伝達することで回転運動に変換する。この
回転運動は、フライホイール(315)に伝達され、フ
ライホイールを高速に回転させる。この高速に回転した
フライホイール(315)の回転は、回転機(51)に
伝達され、当該回転機(51)から電力を発生させる。
そして、この電力は、抵抗体(61)に供給されて抵抗
体(61)を灼熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスあるいはプロ
パンガス等のガスを燃料として使用した器具、あるいは
灯油等の液体燃料を使用した器具に内蔵するもので、電
池、あるいは圧電素子等の消耗品を使用しない着火装置
に関するものである。特に、本発明の着火装置は、厨房
用、暖房用、あるいは野外用、携帯用等に使用する器具
に内蔵するものである。本明細書において、上記各用途
の器具を単に器具と記載する。
【0002】
【従来の技術】従来の器具等に内蔵されている着火装置
は、たとえば圧電素子等の発火装置によって、たとえば
ガスに火を付けていた。また、従来の他の着火装置は、
乾電池とニクロム線とを備え、電池からニクロム線に電
力を供給することで、ニクロム線を灼熱させて、たとえ
ばガスに火を付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧電素子を使
用する着火装置は、圧電素子の磨耗により着火不良を起
こす場合がある。また、着火装置に使用する乾電池は、
時間に対する放電特性が降下する傾向にあるため、所定
の使用回数を越えると、所定の電圧より低下して、ガス
に着火しない場合がある。さらに、乾電池を使用した着
火装置は、使用しない場合でも、自然放電があり使用時
に電圧低下によって着火しない場合がある。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、消耗するものを使用しない寿命の長い着火
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)本発明の着火装置は、回転運動を持続させ
る回転機構(311ないし317)と、当該回転機構
(311ないし317)によって電力を発生する発電機
構(51)と、当該発電機構(51)で発生した電力を
供給することによって熱を発生する発熱機構(61)と
から構成される。
【0006】(第2発明)本発明の着火装置は、直線運
動を行なう直線運動機構(21)と、当該直線運動機構
(21)の直線運動を回転運動に変換する回転機構(3
1)と、前記直線運動機構(21)と回転機構(31)
とを切り離す切離機構(217、218)と、前記回転
機構(31)によって回転するフライホイル(315)
と、フライホイル(315)の回転によって回転する回
転機(51)と、回転機(51)の回転によって発生し
た電力が供給される抵抗体とが器具に内蔵されている。
【0007】(第3発明および第4発明)本発明の着火
装置における発熱機構(61)は、酸化し難い抵抗体か
ら構成される。また、本発明の着火装置における発熱機
構(61)は、石英ガラスによって被覆された抵抗体か
ら構成される。
【0008】
【作 用】
(第1発明)ユーザの指等を動かすことによって、たと
えば歯車機構とフライホイルとからなる回転機構で回転
を持続させる。そして、この回転機構は、その回転を発
電機構に伝達して、発電機構を回転させる。発電機構
は、回転することで電力を発熱機構に供給して、発熱機
構が灼熱して熱を発生する。本発明の着火装置は、回転
運動による電力で熱を発生させるため、燃料あるいは電
池等の消耗品を必要としないので、各機構が破損しない
限り永久に器具を点火させることができる。
【0009】(第2発明)従来の着火装置と同様に、ユ
ーザの親指等で押圧することによる直線運動機構は、た
とえばラックからなり、この直線運動がピニオンに伝達
されて回転運動に変換される。前記直線運動が歯車機構
等に伝達された後に、直線運動機構と歯車機構等からな
る回転運動機構とは、切り離される。また、直線運動機
構から解放された回転機構は、歯車機構に連結されてい
るフライホイルによって回転が持続される。そして、フ
ライホイルの回転は、回転機に伝達されると、回転機か
ら電力が発生する。その後、回転機の電力は、抵抗体に
供給され、抵抗体が灼熱される。本発明の着火装置は、
従来の着火装置と同様に、たとえば親指等で押圧するだ
けで、燃料あるいは電池等の消耗品を使用せずに、抵抗
体を灼熱させることができる。また、本発明の着火装置
は、消耗品を使用しないため、いつどこでも、どのよう
な状態でも点火することができる。
【0010】(第3発明および第4発明)熱を発生する
抵抗体は、たとえば白金線のような酸化し難い部材を使
用する。また、上記抵抗体は、ニクロム線のように熱で
酸化され易い部材の場合、ニクロム線が灼熱しても酸化
されないように、灼熱された際にその温度に耐える石英
ガラスによって被覆して酸化を防止する。本発明の着火
装置は、酸化し難い部材、または酸化しないように被覆
されているため、この発熱機構が劣化または不良になる
ことがない。
【0011】
【実 施 例】図1は本発明の一実施例で、着火装置の
平面図を示す。図1において、着火装置は、器具の筺体
11と、親指等で押圧して直線運動を行なう直線運動機
構21と、当該直線運動機構21の直線運動を回転運動
に変換すると共に、回転を持続させる回転機構31と、
回転運動の回転方向を変換する回転方向変換機構41
と、回転機構31の回転によって回転する回転機51
と、当該回転機51の回転によって発生した電力を供給
する抵抗体からなるヒータ61とから構成されている。
【0012】器具の筺体11は、前記直線運動を行なう
直線運動機構21を設けた段部または凹部111と、当
該段部または凹部111において、前記直線運動機構2
1が直線運動を行なう際の案内となる案内孔112と、
回転機構31からの電力の供給によって灼熱するヒータ
61が露出する開口部113とから構成されている。
【0013】直線運動機構21は、たとえば親指で押圧
する押圧子211と、当該押圧子211に連設されると
共に、一方にラック212を設けた棒状部材213と、
直線運動機構21の直線運動を案内する長孔214およ
びピン215と、ラック212と後述の第1歯車312
との係合を確実にするため、器具の筺体11に一方が固
定されている押圧バネ216と、前記棒状部材213の
端部に形成されたカム217と、当該カム217の上に
乗り上げることによって、ラック212と第1歯車31
2との係合を離すガイドローラ218と、直線運動機構
21の直線運動を回転機構31に伝達した後、直線運動
機構21を元の位置に戻すバネ219とから構成されて
いる。
【0014】回転機構31は、棒状部材213の直線運
動を回転運動に変換するため、器具の筺体11に植設さ
れた軸311を中心に回転する第1歯車312と、当該
第1歯車312の回転を増幅する第2歯車313と、当
該第2歯車313の回転中心となる軸314と、当該軸
314を介して前記第2歯車313と一体に回転する第
3歯車314′およびフライホイール315と、当該第
3歯車314′の回転を増幅し、軸316を中心に回転
する第4歯車317と、当該第4歯車317の回転方向
を所定方向に変換するベベルギア411とから構成され
る。
【0015】回転機51は、たとえば永久磁石型直流発
電機等からなり、前記回転機構31の回転エネルギーが
回転軸511を介して伝達され、当該回転機51から発
生した電力がリード線512を介してヒータ61に供給
される。ヒータ61は、回転機51から発生した電力の
供給によって抵抗体を灼熱する。また、ヒータ61は、
たとえばガスコンロの場合、ガスの出口等に接近して設
けられる。そして、ヒータ61の設置向きは、ガスの炎
と関係で最適となるよう設けられる。ヒータ61は、た
とえばニクロム線、あるいはその他の抵抗体部材を使用
することができる。そして、酸化され易い抵抗体部材の
場合は、抵抗体部材を耐熱石英ガラス等によって被覆す
る。あるいは、抵抗体部材に酸化されない白金系合金を
使用し、抵抗を増加させるために巻線数を多くする。
【0016】以上のような構成の着火装置において、ユ
ーザは、たとえば親指で押圧子211を押圧する。ユー
ザの下方向の押圧は、棒状部材213を器具の筺体11
に設けられた案内孔112と長孔214およびピン21
5とにより、下方向に案内されて移動させる。直線運動
機構21に連設されている棒状部材213の片側に設け
られているラック212と第1歯車312の歯とが係合
し、直線運動が回転運動に変換される。第1歯車312
の回転は、第2歯車313で増幅されフライホイール3
15を高速で回転させる。さらに、フライホイール31
5と共に回転する第3歯車314′の回転は、第4歯車
317によって増幅されると共に、必要に応じて、ベベ
ルギア411の回転方向変換機構41等によって所定方
向に変換される。
【0017】回転機構31の回転は、回転機51の回転
軸511に伝達され、回転機51に電力を発生させる。
回転機51によって発生した電力は、リード線512を
介してヒータ61に供給される。ユーザの親指による押
圧は、バネ219に逆らって押圧され、直線運動機構2
1のラック212の根本部分と第1歯車312とが係合
するようになる。この時、棒状部材213は、そのカム
217とガイドローラ218の働きによって、ピン21
5を支点として、図1の右方向に移動する。すなわち、
ユーザが直線運動機構21を押圧し終わった状態で、直
線運動機構21と回転機構31との係合関係が開放さ
れ、フライホイール315を高速で自由に回転させる。
ユーザの親指の力を抜くと前記バネ219の力で、直線
運動機構21は、元の状態に戻る。直線運動機構21が
元の状態に戻ると、ラック213のラック212と第1
歯車312の歯とが係合して回転機51のブレーキにな
る。すなわち、直線運動機構21を押圧する長さだけフ
ライホイール315は、回転を持続し、回転機51に多
くの負荷をかけずに済み、かつ必要なヒータ61のエネ
ルギーを得ることができる。
【0018】たとえば、本実施例における回転機51
は、直径5mm、長さ10mmの円筒型で、永久磁石
に、たとえばネオジウム・鉄・ボロン系フェライト磁石
を用い、15000rpmから25000rpmのもの
を選んだ。この時のヒータ61を灼熱して約500度C
程度の温度にするためには、回転機51から70mAな
いし130mAを流し、20オームないし40オームの
抵抗体部材が必要であった。
【0019】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行なうことが可能である。本実施例では、直
線運動を回転運動に変換した例が示されているが、これ
に限定されない。たとえば、図1における第1歯車31
2に回転運動を付与させる回転部を設けることもでき
る。また、直線運動機構と回転機構との係合および開放
は、実施例に限定されず各種カムの形状により達成でき
ることはいうまでもない。さらに、実施例では、器具に
着火装置を内蔵する場合を説明したが、着火装置専用器
具を使用することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、着火装置に運動エネル
ギーを電気エネルギーに変換する回転機構と回転機とを
設けたため、如何なる場所でも同じ状態で着火させるこ
とができる。また、本発明の着火装置は、機構部が破損
されない限り半永久的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、着火装置の平面図を示
す。
【符号の説明】
11・・・器具の筺体 21・・・直線運動機構 31・・・回転機構 41・・・回転方向変換機構 51・・・回転機 61・・・ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転運動を持続させる回転機構と、 当該回転機構によって電力を発生する発電機構と、 当該発電機構で発生した電力を供給することによって熱
    を発生する発熱機構と、 から構成されることを特徴とする着火装置。
  2. 【請求項2】 直線運動を行なう直線運動機構と、 当該直線運動機構の直線運動を回転運動に変換する回転
    機構と、 前記直線運動機構と回転機構とを切り離す切離機構と、 前記回転機構によって回転するフライホイルと、 フライホイルの回転によって回転する回転機と、 回転機の回転によって発生した電力が供給される抵抗体
    と、 が器具に内蔵されていることを特徴とする着火装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱機構は、酸化し難い抵抗体から
    なることを特徴とする請求項1または請求項2記載の着
    火装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱機構は、石英ガラスによって被
    覆された抵抗体からなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の着火装置。
JP16000893A 1993-06-07 1993-06-07 着火装置 Pending JPH06347035A (ja)

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JP16000893A JPH06347035A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 着火装置

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JP16000893A JPH06347035A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 着火装置

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JPH06347035A true JPH06347035A (ja) 1994-12-20

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ID=15705987

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JP16000893A Pending JPH06347035A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 着火装置

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