JPH06346859A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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Publication number
JPH06346859A
JPH06346859A JP14231993A JP14231993A JPH06346859A JP H06346859 A JPH06346859 A JP H06346859A JP 14231993 A JP14231993 A JP 14231993A JP 14231993 A JP14231993 A JP 14231993A JP H06346859 A JPH06346859 A JP H06346859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
inner peripheral
radius
rotor
vane
Prior art date
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Pending
Application number
JP14231993A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Eguchi
潤一 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EGUCHI SANGYO KK
Original Assignee
EGUCHI SANGYO KK
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Publication date
Application filed by EGUCHI SANGYO KK filed Critical EGUCHI SANGYO KK
Priority to JP14231993A priority Critical patent/JPH06346859A/ja
Publication of JPH06346859A publication Critical patent/JPH06346859A/ja
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脈動を生じることなしに安定した一定の流量
で粘性流体を移送する。 【構成】 複数のベーン14,15およびロータ10が
収納されるケーシング11の内周面を第1〜第4内周面
25〜28によって構成し、第1内周面25は回転軸線
8を中心とする半径R1の円弧面とし、また第2内周面
26は回転軸線8を中心とする前記第1半径R1よりも
小さい第2半径R2の円弧面とし、第3内周面27は第
1および第2内周面25,26の各端部P1,P2を結
ぶ半径R3の円弧面とし、さらに第4内周面28は第1
および第2内周面25,26の各端部P3,P4を結ぶ
半径R4の円弧面とし、各内周面25〜28の回転軸線
8を通る内径は各ベーン14,15の長さL1,L2と
同一とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばハムやソーセ
ージなどの練製品、海草、パルプおよびインキなどの粘
性流体を移送するためのベーンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベーンポンプは、直円筒状に形成
される内周面を有するケーシング内に、偏心させたロー
タを回転自在に設け、このロータに軸線を通るベーン溝
と、このベーン溝に装着される複数のベーンとを有し、
各ベーンは前記ケーシングの内周面の直径に等しい幅を
有し、ロータの回転によって各ベーンが前記ロータのベ
ーン溝内で前記内周面に沿って変位しながら回転し、ロ
ータの外周面から突出する各ベーン間のポンプ室の容積
を変化させながら、吸入口から各ポンプ室内に落し込ま
れた粘性流体を吐出口から排出するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、各ポンプ室の容積の変化によって、各ポンプ室内の
容積が吐出口から排出される粘性流体に脈動を生じさせ
るため、粘性流体を一定の流量で安定して移送すること
ができないという問題を有する。
【0004】したがって本発明の目的は、粘性流体を一
定の流量で安定して移送することができるベーンポンプ
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸線まわ
りに回転駆動され、直円筒状の外周面を有するロータ
と、前記ロータにその回転軸線に直角な各軸線方向に変
位自在に嵌り込む複数のベーンと、前記ロータおよび各
ベーンが収納される収納空間を有するケーシングとを含
み、前記ケーシングには、前記複数のベーンのうち周方
向に隣接する2つのベーンの成す角度の範囲にわたって
形成され、前記回転軸線を中心とする第1半径を有する
円弧状の第1内周面と、第1内周面とは前記回転軸線に
関して点対称であり、かつ前記第1半径よりも小さく第
1半径との和が各ベーンの前記各軸線方向の長さとなる
第2半径を有する円弧状の第2内周面と、各ベーンの軸
線方向の長さの半分を第3半径とし、第1内周面のロー
タ回転方向上流側の端部と第2内周面のロータ回転方向
下流側の端部とに連なる円弧状の第3内周面と、各ベー
ンの軸線方向の長さの半分を第4半径とし、第1内周面
のロータ回転方向下流側の端部と第2内周面のロータ回
転方向上流側の端部とに連なる円弧状の第4内周面とが
形成されることを特徴とするベーンポンプである。
【0006】
【作用】本発明に従えば、ケーシングの収納空間内には
複数のベーンと、これらのベーンが嵌り込んで案内され
るロータとが収納され、ロータが回転軸線まわりに回転
駆動されることによって各ベーンは前記回転軸線を交点
とする軸線に沿って変位しながら回転駆動される。
【0007】前記ケーシングの内周面は、第1〜第4内
周面によって構成される。第1内周面は、各ベーンのう
ち周方向に隣接する2つのベーンの成す角度の範囲にわ
たって前記回転軸線を中心とする第1半径を有し、円弧
状に形成される。また第2内周面は、前記第1内周面に
対して点対称であり、第1半径よりも小さい第2半径を
有し、円弧状に形成される。さらに第3内周面は、各ベ
ーンの前記各軸線方向の長さの半分を第3半径とし、第
1内周面のロータ回転方向上流側の端部と第2内周面の
ロータ回転方向下流側の端部とに連なり、円弧状に形成
される。さらに第4内周面は、各ベーンの前記各軸線方
向の長さの半分を第4半径とし、第1内周面のロータ回
転方向下流側の端部と第2内周面のロータ回転方向上流
側の端部とに連なり、円弧状に形成される。これらの第
1〜第4内周面に各ベーンの両端部が常に接触した状態
でロータの回転に伴って各ベーンが回転し、各内周面と
ロータの外周面と各ベーン間に形成されるポンプ室内の
粘性流体を脈動を生じることなしに円滑に移送すること
ができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のベーンポンプ1
の内部構造を示す正面図であり、図2は図1の切断面線
II−IIから見た断面図である。なお、図1は図解を
容易にするため、蓋体3を外した状態が示されている。
たとえばハムやソーセージなどの原料となる肉などの練
製品である粘性流体を、加工装置に移送するために用い
られるベーンポンプ1は、基台4と、基台4に取付けら
れるポンプ本体5とを有する。基台4には2つの軸受
6,7によって水平な回転軸線8まわりに回転駆動され
る回転軸9が軸支され、この回転軸9の軸線方向一端部
には同軸にポンプ本体5内のロータ10が固定される。
このロータ10はケーシング11の収納空間13内に収
納され、収納空間13は蓋体3によって塞がれている。
【0009】前記ロータ10は直円筒状の外周面18を
有し、複数(本実施例では2)のベーン14,15が前
記回転軸線8を交点として直交した状態で嵌り込む2つ
の案内溝16,17が形成される。周方向に隣接する各
ベーン14,15のロータ10の外周面18から突出す
る部分の間には、第1〜第4ポンプ室19a,19b,
19c,19dがそれぞれ形成され、前記ケーシング1
1に一体的に形成されるフランジ部20の供給孔21か
ら供給された粘性流体は各ポンプ室19a〜19dに流
れ込み、ロータ10が回転されるにつれて各ベーン1
4,15はロータ10に対して軸線方向に移動し、これ
によって各ポンプ室19a〜19dの容積を変化させな
がらケーシング11に一体的に形成されるフランジ部2
3の吐出孔24から押出される。
【0010】前記ケーシング11の収納空間13は、第
1〜第4内周面25〜28によって外囲される。第1内
周面25は、各ベーン14,15のうち周方向に隣接す
る各ベーン14,15の成す角度θ1の範囲にわたって
前記回転軸線8を中心とする第1半径R1を有し、円弧
状とされる。
【0011】また第2内周面26は、前記第1内周面2
5とは回転軸線8に関して点対称であり、かつ前記第1
半径R1よりも小さい第2半径R2を有し、角度θ2の
範囲にわたって円弧状に形成される。したがって第1内
周面25と第2内周面26とは同軸である。
【0012】前記第3内周面27は、各ベーン14,1
5の各軸線方向の長さL1,L2(L1=L2)の半分
を第3半径R3とし、第1内周面25のロータ回転方向
A上流側の端部P1と第2内周面26のロータ回転方向
A下流側の端部P2とに連なり、角度θ3の範囲にわた
って円弧状に形成される。
【0013】第4内周面28は、各ベーン14,15の
軸線方向の長さL1,L2の半分を第4半径R4とし、
第1内周面25のロータ回転方向A下流側の端部P3と
第2内周面26のロータ回転方向A上流側の端部P4と
に連なり、角度θ4の範囲にわたって円弧状に形成され
る。これらの角度θ1〜θ4は、それぞれ90°であ
る。
【0014】したがって、これらの第1〜第4内周面2
5〜28の回転軸線8を通る内径(直径)は各ベーン1
4,15の長さL1,L2に等しく、各ベーン14,1
5の両端部が常に接触した状態で摺動する。前記第3お
よび第4内周面27,28を決定するにあたっては、回
転軸線8を通る仮想鉛直面Yと回転軸線8を含む仮想水
平面Xとが直交し、これらの仮想平面Y,Xの2等分線
29上において、各長さL1,L2の半分の長さを半径
とする点P5,P6と、各両端部P1,P2;P3,P
4を通るように第3および第4内周面27,28の円弧
の中心Q1,Q2が設定される。
【0015】また前記供給孔21は第3内周面27に臨
んで開口しており、また吐出孔24は第4内周面28に
臨んで開口している。したがって供給孔21から供給さ
れた粘性流体はポンプ室19cに供給され、ロータ10
が回転軸線8のまわりに矢符A方向に回転駆動されるに
つれて同一方向に移送されてゆき、その容積を増加させ
ながら図1のポンプ室19aに対応する位置に移り、さ
らにロータ10が矢符A方向に回転するにつれてその容
積を減少させながら図1のポンプ室19dに対応する位
置に至り、吐出孔24から粘性流体を押出し、ポンプ室
19bに示される位置に至ったときに、ロータ10の外
周面18と第2内周面26とが約0.3mmの微小な隙
間をあけて対向した状態となり、その容積はほぼゼロと
なる。このような動作を連続的に繰返すことによって、
各ポンプ室19c→19a→19d→19b内の粘性流
体は脈動を生じることなしに回転してゆき、一定の流量
で粘性流体を移送することが可能となる。これによって
各ポンプ室19c→19a→19d→19b内の粘性流
体には、第1ポンプ室19aから第4ポンプ室19dに
至る際に一定の押出し圧が作用し、脈動を生じることな
しに安定した流量で粘性流体を吐出口24から押出して
移送することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーシン
グに第1〜第4内周面を形成し、その内部の収納空間内
にベーンとロータとを収納して回転させ、粘性流体を移
送するようにしたので、周方向に隣接する各ベーン間に
おけるケーシングの内周面とロータの外周面との間に形
成される各ポンプ室内の粘性流体に脈動を生じることな
しに安定した一定の流量で粘性流体を移送することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のベーンポンプ1の内部構造
を示す蓋体3を省略した正面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベーンポンプ 3 蓋体 4 基台 5 ポンプ本体 8 回転軸線 9 回転軸 10 ロータ 11 ケーシング 13 収納空間 14,15 ベーン 18 ロータ10の外周面 19a〜19d ポンプ室 21 供給孔 24 吐出孔 25〜28 内周面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線まわりに回転駆動され、直円筒
    状の外周面を有するロータと、 前記ロータに、その回転軸線に直角な各軸線方向に変位
    自在に嵌り込む複数のベーンと、 前記ロータおよび各ベーンが収納される収納空間を有す
    るケーシングとを含み、 前記ケーシングには、 前記複数のベーンのうち周方向に隣接する2つのベーン
    の成す角度の範囲にわたって形成され、前記回転軸線を
    中心とする第1半径を有する円弧状の第1内周面と、 第1内周面とは前記回転軸線に関して点対称であり、か
    つ前記第1半径よりも小さく第1半径との和が各ベーン
    の前記各軸線方向の長さとなる第2半径を有する円弧状
    の第2内周面と、 各ベーンの軸線方向の長さの半分を第3半径とし、第1
    内周面のロータ回転方向上流側の端部と第2内周面のロ
    ータ回転方向下流側の端部とに連なる円弧状の第3内周
    面と、 各ベーンの軸線方向の長さの半分を第4半径とし、第1
    内周面のロータ回転方向下流側の端部と第2内周面のロ
    ータ回転方向上流側の端部とに連なる円弧状の第4内周
    面とが形成されることを特徴とするベーンポンプ。
JP14231993A 1993-06-14 1993-06-14 ベーンポンプ Pending JPH06346859A (ja)

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JP14231993A JPH06346859A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ベーンポンプ

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JP14231993A JPH06346859A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ベーンポンプ

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JPH06346859A true JPH06346859A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15312594

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JP14231993A Pending JPH06346859A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ベーンポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031803A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Eguchi Sangyo Kk ベーンポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117189A (ja) * 1986-11-01 1988-05-21 Hiroyuki Satone ベ−ン式回転圧縮体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63117189A (ja) * 1986-11-01 1988-05-21 Hiroyuki Satone ベ−ン式回転圧縮体

Cited By (1)

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JP2012031803A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Eguchi Sangyo Kk ベーンポンプ

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