JP2019196922A - 流量計および定量供給装置 - Google Patents

流量計および定量供給装置 Download PDF

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潤一 江口
Junichi Eguchi
潤一 江口
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EGUCHI SANGYO KK
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Abstract

【課題】 簡単な構造で、安定した計測精度で流量を計測することができる流量計および定量供給装置を提供する。【解決手段】 出力軸13と、出力軸13の一端部に固定されたロータ15であって、複数のベーン溝25が形成されたロータ15と、ロータ15の各ベーン溝25に、各ベーン溝25に沿って移動自在に嵌まり込む複数のベーン16と、出力軸13の一端部が挿通し、出力軸13が長手軸線51まわりに回転自在に支持され、ロータ15および各ベーン16が収容され、収容空間33、供給口18および排出口19を有するケーシング14とを備える。各ベーン16は、移送物の供給圧力によって回転方向Dに摺動可能に支持される。【選択図】 図1

Description

本発明は、餡、練り製品、ソーセージの材料、食用油などの粘性の高い食材などの移送物の流量を計測するための流量計および流量計を備えた定量供給装置に関する。
従来技術の流量計は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術では、ケーシングと、ケーシングに長手軸線まわりに回転自在に支持される出力軸と、出力軸に接続され、出力軸を長手軸線まわりに回転駆動するモータと、ケーシング内において出力軸に同軸に固定され、放射状に延びる複数のスリットが周方向に間隔をあけて形成された中空筒状部を有するロータと、ロータの各スリットのそれぞれに半径方向外方および半径方向内方に移動自在に嵌まり込む複数のベーンと、ロータの回転に伴って通過するベーンの数を検知するベーン通過検知センサとを備える。
ケーシングには、出力軸の長手軸線に直交する一直線上に流体の流入口と吐出口とが設けられる。ロータの中空筒状部には、第2カム部材が収容される。第1カム部材は、外周に外周カム面が形成される。ケーシング内には、ロータの中空筒状部を外囲するように、第2カム部材が収容される。第2カム部材は、内周に内周カム面が形成される。
各ベーンは、ロータの各スリットにそれぞれ嵌まり込んだ状態で、半径方向に内方の端縁が第1カム部材の外周カム面に接触し、半径方向に外方の端縁が第2カム部材の内周カム面に接触し、この状態で、出力軸の回転によってロータとともに長手軸線まわりに回転駆動される。
ロータの外周面は、第2カム部材の内周カム面に該内周カム面の半径が最小となる角度範囲で接触し、第2カム部材の内周カム面が最小半径から最大半径を経て再び最小半径となる流入口および吐出口の間の区間に流体流路が形成されている。
このような流体流路は、ケーシングの長手軸線に垂直でかつ互いに対向する2つの内面間において、ロータの外周面と第2カム部材の内周カム面との間で、かつ、各ベーンの間の空間によって形成される。この空間は、流入口と吐出口との間で、ロータおよび各ベーンの回転に伴って最小容積から最大容積に変化した後、再び最大容積から最小容積に変化する。このような空間の容積の変化によって、流入口から空間に流体を取込み、取込んだ流体を吐出口へ移送し、該吐出口から排出するという一連の移送行程が実現される。
各ベーンの半径方向内方の端縁は、第1カム部材の外周カム面に接触する。各ベーンの半径方向外方の端縁は、第2カム部材の内周カム面に接触する。ロータが各ベーンとともに移送物の圧力によって回転すると、各ベーンの半径方向内方の端縁は、外周カム面に接触した状態で回転方向に摺動し、半径方向外方の端縁は、内周カム面に接触した状態で回転方向に摺動する。
このような構成によって、この従来技術では、各ベーンの半径方向内方の端縁と第1カム部材の外側カム面との間、および各ベーンの半径方向外方の端縁と第2カム部材の内側カム面との間に、隙間が生じないようにして、各ベーンと第1カム部材の外側カム面との間および各ベーンと第2カム部材の内側カム面との間の流体の漏れを防止している。
特開平8−219032号公報
上記の従来技術では、流体の漏れを防止するために、各ベーンを第1カム部材と第2カム部材との間で摺動するように構成されるので、各ベーンには第1カム部材の外周カム面および第2カム部材の内周カム面への摺動による大きな摩擦抵抗力が発生し、各ベーンおよびロータの回転に対して抵抗トルクが作用しています。抵抗トルクが大きいと、一定の圧力で流体が流入口に供給されても、各ベーンおよびロータの回転数または回転速度の乱れが生じ、流体の流量の計測精度にばらつきが生じ易いという問題がある。
また、上記の従来技術では、第1カム部材の外周カム面と各ベーンの半径方向内方の端縁との間、および第2カム部材の内周カム面と各ベーンの半径方向外方の端縁との間に隙間が生じないように、ケーシング内に第1カム部材と第2カム部材とが設けられるので、部品点数が多く、構造が複雑であるという問題がある。
本発明の目的は、簡単な構造で、安定した計測精度で流量を計測することができる流量計および定量供給装置を提供することである。
本発明は、中心軸線から垂直に放射状に延びる複数の半径線に沿って複数のベーン溝が形成されたロータと、
一端部が前記ロータに、前記中心軸線と長手軸線とが同軸となるように固定される出力軸と、
前記出力軸の前記一端部が挿通され、前記出力軸を前記長手軸線まわりに回転自在に支持するケーシングであって、
前記ロータが収容される収容空間、
前記収容空間に臨んで開口し、加圧された移送物が供給される供給口、および
前記長手軸線を含む仮想一平面に関して前記供給口とは反対側で前記収容空間に臨んで開口し、前記収容空間内の移送物を排出する排出口、を有するケーシングと、
前記ケーシングの内周面に両端を接触させた状態で、前記ロータの各ベーン溝のそれぞれに嵌まり込む複数のベーンと、
前記ケーシングに設けられ、前記出力軸の予め定める回転方向の回転量に基づいて、移送物の流量を計測する流量計測手段と、を備えることを特徴とする流量計である。
また本発明は、前記ケーシングの内周面は、前記長手軸線に関して90°毎に半径の異なる第1〜第4内周面によって構成され、
前記第1内周面は、前記長手軸線を中心とする予め定める第1半径の直円筒面の一部から成り、
前記第2内周面は、前記第1内周面とは前記長手軸線に関して反対側であり、かつ、前記第1半径よりも小さく、かつ、前記第1半径との和が各ベーンの長さに等しい第2半径の直円筒面の一部から成り、
前記第3内周面は、前記第1内周面の前記回転方向上流側の端部と、前記第2内周面の前記回転方向下流側の端部とに連なり、予め定める第3半径の直円筒面の一部から成り、
前記第4内周面は、前記第1内周面の前記回転方向下流側の端部と、前記第2内周面の前記回転方向上流側の端部とに連なり、前記第3半径に等しい第4半径の直円筒面の一部から成り、
前記供給口は、前記第2内周面および前記第3内周面の境界位置と、前記第3内周面および前記第1内周面の境界位置とにわたって開口して設けられ、
前記排出口は、前記第1内周面および前記第4内周面の境界位置と、前記第2内周面および前記第4内周面の境界位置とにわたって開口して設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記各ベーンの両端は、前記長手軸線に直交する一直線上で前記内周面に接触していることを特徴とする。
また本発明は、前記流量計と、
前記流量計に設けられ、前記排出口を開放または遮断するシャッタ手段と、
前記流量計測手段によって計測された流量が、予め定める流量未満であるとき、前記排出口を開放状態に維持し、前記計測された流量が前記予め定める流量に達すると、前記排出口を開放状態から遮断状態に切り換えるように、前記シャッタ手段を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする定量供給装置である。
本発明によれば、出力軸の長手軸線方向の一端部にロータが、その中心軸線が長手軸線と同軸となるように固定される。ロータには、中心軸線上で垂直に交差する複数の直径線に沿って延びる複数のベーン溝が形成される。各ベーン溝には、ベーンが移動自在に嵌まり込む。これらのベーンは、ケーシングの収容空間にロータとともに収容された状態では、ケーシングの内周面に両端が接触している。出力軸の一端部は、ケーシングに挿通され、出力軸はケーシングに長手軸線まわりに回転自在に支持される。
ケーシングは、移送物の供給口と排出口とを有する。供給口は、収容空間に臨んで開口し、排出口は、長手軸線を含む仮想一平面に関して供給口とは反対側から収容空間に臨んで開口している。このようなケーシングには、流量計測手段が設けられる。流量計測手段は、出力軸の予め定める回転方向の回転量に基づいて、移送物の流量を計測する。供給口に加圧された移送物が供給されると、その移送物は、ケーシングの内周面とロータの外周面との間でかつ周方向に隣接する各ベーンの間の空間に流れ込み、ロータおよび各ベーンを中心軸線まわりに回転させた後、排出口から排出される。ロータが中心軸線まわりに回転すると、ロータに固定された出力軸も同方向へ長手軸線まわりに回転する。このような出力軸の回転は、流量計測手段に伝えられ、出力軸の回転量に基づいて、供給口から流入して排出口から排出された移送物の流量が計測される。
このように構成される流量計は、供給口から供給される移送物の圧力によって、複数のベーンとともにロータおよび出力軸を、各ベーンの両端をケーシングの内周面に接触させた状態で回転するように構成されるので、前記従来技術の第1および第2カム部材のように、各ベーンを支持する構成が不要である。これによって部品点数の少ない、簡単な構成で、流量計を実現することができる。
また本発明によれば、ケーシングの内周面は、長手軸線に関して90°毎に半径の異なる第1〜第4内周面によって構成される。第1内周面は、長手軸線を中心とする第1半径の直円筒面の一部から成り、第2内周面は、第1内周面とは長手軸線に関して反対側であり、かつ、第1半径よりも小さく、かつ、第1半径との和が各ベーンの長さに等しい第2半径の直円筒面の一部から成る。第3内周面は、第1内周面の回転方向上流側の端部と、第2内周面の回転方向下流側の端部とに連なり、第3半径の直円筒面の一部から成り、第4内周面は、第1内周面の回転方向下流側の端部と、第2内周面の回転方向上流側の端部とに連なり、第3半径に等しい第4半径の直円筒面の一部から成る。
ケーシングの供給口は、第2内周面および第3内周面の境界位置と、第3内周面および第1内周面の境界位置とにわたって開口して設けられる。また排出口は、第1内周面および第4内周面の境界位置と、第2内周面および第4内周面の境界位置とにわたって開口して設けられる。
このようにケーシングの内周面が構成されるので、ロータの外周面とケーシングの内周面との間で、かつ各ベーンにおけるロータの外周面とケーシングの内周面との間で露出する各部分の間の空間は、供給口および排出口に臨む位置に配置された状態では、最小の容積となる。また、各空間が、供給口よりも回転方向下流側で、かつ排出口よりも回転方向上流側に位置する第1内周面にとの間に配置された状態では、各空間の容積は最大となる。
したがって、供給口に供給された移送物は、ロータの回転に伴って、容積が最小から最大に変化する空間に流入し、容積が最大から最小に変化する空間から排出口へ排出される。これによって、供給口から各空間へ流入した移送物の全量を排出口から確実に排出することができ、供給口から排出口へ移送された移送物の流量を、正確に計測することができる。
また本発明によれば、各ベーンの両端が長手軸線に直交する一直線上で内周面に接触しているので、各ベーンを、ロータの各ベーン溝内で長手軸線に直交する一直線に沿って移動させながら、長手軸線まわりに安定して回転させることができる。これによって各ベーンの両端の偏摩耗を抑制し、各ベーンの両端とケーシングの内周面との間に隙間が生じることが防がれ、各空間内の移送物の漏れを防止し、流量の計測精度の低下を防止することができる。
また本発明によれば、シャッタ手段は、制御装置によって、流量計測手段によって計測された流量が予め定める流量未満であるとき、排出口が開放状態に維持し、計測された流量が予め定める流量に達すると、排出口が開放状態から遮断状態に切り換えられるので、移送物を予め定める流量で間欠的に定量供給することができる。
本発明の一実施形態の流量計1の内部構造を示す正面図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 ケーシング14の内周面35〜38の構成を示す図である。 ロータ15の回転角度と供給口18の開口率との関係を示すグラフである。 流量計1にシャッタ装置4が接続された状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態の定量供給装置2の概略的構成を示す図である。 定量供給装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 定量供給装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 定量供給装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 定量供給装置2の位置確認動作を説明するためのフローチャートである。 定量供給装置2の搬送準備動作を説明するためのフローチャートである。
図1は本発明の一実施形態の流量計1の内部構造を示す正面図であり、図2は図1の切断面線II−IIから見た断面図である。本実施形態の流量計1は、餡、練り製品の材料、食用油などの粘度の高い移送物の流量を計測するために用いられ、後述の定量供給装置2に備えられる。
本実施形態の流量計1は、中心軸線12から垂直に放射状に延びる複数の半径線に沿って複数のベーン溝25が形成されたロータ15と、一端部がロータ15に、中心軸線12と長手軸線51とが同軸となるように固定される出力軸13と、出力軸13の一端部が挿通され、出力軸13を長手軸線51まわりに回転自在に支持するケーシング14と、ケーシング14の内周面35〜38に両端を接触させた状態で、ロータ15の各ベーン溝25のそれぞれに嵌まり込む複数のベーン16A〜16Cと、ケーシング14に設けられ、出力軸13の予め定める回転方向Dの回転量に基づいて、移送物の流量を計測する流量計測手段であるエンコーダ32と、を備える。
ケーシング14は、ロータ15が収容される収容空間33と、収容空間33に臨んで開口し、加圧された移送物が供給される供給口18と、長手軸線51を含む仮想一平面に関して供給口18とは反対側で収容空間33に臨んで開口し、収容空間33内の移送物を排出する排出口19と、を有する。
図3はケーシング14の内周面35〜38の構成を示す図である。ケーシング14の内周面は、長手軸線51に関して90°毎に半径の異なる第1〜第4内周面35〜38によって構成される。第1内周面35は、長手軸線51を中心とする予め定める第1半径R1の直円筒面の一部から成る。第2内周面36は、第1内周面35とは長手軸線51に関して反対側であり、かつ、第1半径R1よりも小さく、かつ第1半径R1との和が各ベーン16の長さに等しい第2半径R2の直円筒面の一部から成る。
第3内周面37は、第1内周面35の回転方向D上流側の端部と、第2内周面36の回転方向D下流側の端部とに連なり、予め定める第3半径R3の直円筒面の一部から成る。第4内周面38は、第1内周面35の回転方向D下流側の端部と、第2内周面36の回転方向D上流側の端部とに連なり、第3半径R3に等しい第4半径R4の直円筒面の一部から成る。
供給口18は、第2内周面36および第3内周面37の境界位置と、第3内周面37および第1内周面35の境界位置とにわたって開口して設けられる。排出口19は、第1内周面35および第4内周面38の境界位置と、第2内周面36および第4内周面38の境界位置とにわたって開口して設けられる。各ベーン16の両端は、長手軸線51に直交する一直線上で内周面35〜38に接触している。
ケーシング14内の収容空間33には、長手軸線51と同軸に、ロータ15が回転自在に配設される。ロータ15は、ケーシング14内に偏心して配設される短円柱状のロータ本体30と、このロータ本体30から同軸に、段差を介して連なる短円柱状の軸受け部20および軸部21が設けられる。ロータ本体30には、長手軸線51上で交差する複数の直径線に沿って延びる前述の複数のベーン溝25が長手軸線51に関して線対称に形成される。本実施形態では、ロータ本体30に3つのベーン溝25が形成されるが、これに限定されるものではなく、たとえば4枚のベーン16を用いる場合には、4つのベーン溝が形成される構成であってもよい。
各ベーン16A〜16Cは、ロータ本体30の各ベーン溝25に沿って移動自在に嵌まり込んでいる。各ベーン16A〜16Cは、長手軸線51に直交して、各ベーン16A〜16Cの両端が内周面35〜38と接触し、移送物の供給圧力によって回転方向Dに摺動可能に支持されている。これによって各ベーン16A〜16Cは、内周面35〜38に対してのみ接触するだけであり、全体として抵抗トルクが少なく、移送物の供給圧力だけによって円滑に回転することができる。したがって、移送物の供給圧力のみで各ベーン16A〜16Cが内周面35〜38を摺動しても、移送物の漏れはなく、流量計測の多角安定した精度で流量を計測することができる。
ケーシング14に収容されたロータ本体30の周囲には、ケーシング14の内周面35〜38との間に各ベーン16A〜16Cによって仕切られた計量室31a〜31f(総称する場合には、「計量室31」と記す場合がある)が形成される。
ケーシング14の収容空間33は、第1〜第4内周面35〜38によって外囲される。第1内周面35は、長手軸線51を含み、かつ互いに直交する2つの仮想平面X,Yの成す角度θ1の範囲にわたって長手軸線51を中心とする第1半径R1の直円筒面の一部から成る。
また第2内周面36は、第1内周面35とは長手軸線51に関して反対側で、かつ第1半径R1よりも小さい第2半径R2の直円筒面の一部から成り、第1半径R1との和が各ベーン16A〜16Cの長さに等しく、角度θ2の範囲にわたって形成される。第3内周面37は、第3半径R3の半径方向外方に凸の曲面である大略的に直円筒面の一部から成り、第1内周面35のロータ15の回転方向D上流側の変曲点P1と第2内周面36のロータ15の回転方向D下流側の変曲点P2とに連なり、角度θ3の範囲にわたって形成される。
第4内周面38は、第4半径R4の半径方向外方に凸の曲面である大略的の直円筒面の一部から成り、第1内周面35のロータ15の回転方向D下流側の変曲点P3と第2内周面36のロータ15の回転方向D上流側の変曲点P4とに連なり、角度θ4の範囲にわたって形成される。これらの角度θ1〜θ4は、それぞれ90°である。
第3および第4内周面37,38を決定するにあたっては、長手軸線51を通る仮想平面Yと長手軸線51を含む仮想平面Xとが直交し、これらの仮想平面X、Yの2等分線48上において、長手軸線51から各ベーン16A〜16Cの長さL4の半分の長さ(=L4/2)の変曲点P5,P6と、各変曲点P5,P6の周方向両側にそれぞれ隣接する各変曲点P1,P2;P3,P4とを通るように、第3および第4内周面37,38の円弧の中心Q1,Q2が設定される。
供給口18は、変曲点P1および変曲点P2間で収容空間33に臨んで開口して形成される。したがって供給された移送物は、供給口18から変曲点P1およびP2間の開口を経てる2つの計量室31d,31eに流れ込み、移送物の供給圧力によって、ベーン16Cおよびベーン16Aに対して垂直に押し出す力を発生させる。これによって、ロータ15およびロータ15に設けられた各ベーン16は、長手軸線51まわりに回転方向Dに回転駆動する。
また、供給口18が変曲点P1,P2間で収容空間33に臨んで開口して形成されることによって、移送物が、容積をゼロから増加する方向に変化する計量室31dおよびさらに容積を増加させた計量室31eに流れ込むので、移送物の圧力から効率よく回転力を得ることができ、ロータ15および各ベーン16の回転が円滑化され、優れた計測精度および安定性が得られる。
図4はロータ15の回転角度と供給口18の開口率との関係を示すグラフである。加圧された移送物は、加圧された移送物は、工場内に装備された配管から流量計1の供給口18に供給される。供給口18に供給された移送物は、供給口18からケーシング14内に流入する。
次に、容積を増加させながら回転方向Dに移動する各計量室31d,31e内の移送物は、同一方向に順次的に移送され、計量室31fに対応する位置に運ばれる。さらにロータ15が回転方向Dに回転すると、各計量室31は、排出口19よりも回転方向D上流側の計量室31fから下流側の計量室31aのように、容積を減少させながら計量室31bの状態に至る。そして各ベーン16A〜16Cが第1内周面35と第4内周面38との間の変曲点P3を回転方向D下流側に通過した直後から、各計量室31内の移送物は、排出口19から外部へ押出される。このような排出口19は、変曲点P3および変曲点P4間で開口しており、供給口18の開口と同じ大きさの開口面積となっている。これによって、供給口18から流れ込んだ移送物は、移送中に加圧されることなく、排出口19から全量を円滑に排出することができる。
各ベーン16A〜16Cは、計量室31cに示される位置に至ると、ロータ15の外周面と第2内周面36とがたとえば約0.3mmの微小な隙間をあけて対向した状態であるため、計量室31cの容積はほぼゼロとなる。
このような動作が連続的に繰り返されることによって、計量室31d,計量室31e、計量室31f、計量室31a、計量室31b、計量室31cの順に移送されてきた移送物は、一定の流量で安定に計測される。
ベーン16Bおよびベーン16Cに挟まれた計量室31dに着目し、この計量室31dが供給口18から排出口19へ移動した場合の開口率の変化について述べる。ベーン16Cが変曲点P2の位置を基準として回転方向Dに回転すると、計量室31dの供給口18に対する開口率は増加し、ベーン16Cが次の変曲点P2から回転方向Dに60°回転した位置で、開口率は最大(100%)になる。
ベーン16Cが変曲点P2から回転方向Dに60°回転した位置を過ぎると、計量室31dの容積が徐々に減少し、ベーン16Cが120°の位置まで回転したとき、計量室31dの容積はゼロになる。計量室31dは、ベーン16Cが120°の位置から180°の位置を過ぎるまでは密閉された閉塞空間となり、ベーン16Cが180°の位置を過ぎると、計量室31dの開口率が増加し、計量室31d内の移送物の内圧が開放され、計量室31d内の移送物が重力によって流出する。
ベーン16Cが180°の位置から240°の位置を過ぎると、計量室31dの開口率が最大(100%)になる。ベーン16Cが240°の位置を過ぎると、計量室31dの開口率が減少し、計量室31dの容積が減少していき、300°の位置で容積はゼロになる。ベーン16Cが300°の位置から再び変曲点P2の位置に戻るまでの間は、計量室31dはケーシング14内で密閉状態される。
流量計1は、流量を積算するため、ロータ15の回転量を検出するため、エンコーダ32によって出力軸13の回転量に応じてパルス信号が発生される。本実施形態では、出力軸13またはロータ15の1回転で、100パルスのパルス信号が発生されるが、他の実施形態では、出力軸13またはロータ15の1回転あたりのパルス数は、100パルスに限定されるものではなく、要求される精度に応じて適宜選択される。また、出力軸13またはロータ15の回転量は、エンコーダ以外によって検出される構成、たとえばマイクロスッチなどの磁気検出器、フォトインタラプタなどの光学検出器を用いた構成によって実現されてもよい。
図5は流量計1にシャッタ装置4が接続された状態を示す正面図であり、図6は本発明の一実施形態の定量供給装置2の概略的構成を示す図である。定量供給装置2は、前述の流量計1と、制御装置47と、シャッタ装置4と、レギュレータ5と、第1信号線6と、第2信号線7と、第1空気供給管8とによって、構成される。
定量供給装置2は、一定量ごとに移送物を容器41に供給するための製造ラインに実施される。定量供給装置2は、前述の流量計1と、流量計1に設けられ、排出口19を開放または遮断するシャッタ装置4と、エンコーダ32によって計測された流量が、予め定める流量未満であるとき、排出口19を開放状態に維持し、計測された流量が予め定める流量に達すると、排出口19を開放状態から遮断状態に切り換えるように、シャッタ装置4を制御する制御装置47と、を備える。
制御装置47とは、エンコーダ32およびシャッタ装置4間の動作を制御する装置であって、たとえばパーソナルコンピュータまたはシーケンス制御装置によって実現され、前述のカウンタ3を備える。
カウンタ3は、エンコーダ32から第1信号線6を通して送られたパルス数を計数する積算カウンタとプリセットカウンタとによって構成される。プリセットカウンタは、1つの容器41に供給したい移送物の量を予め設定しておき、エンコーダ32から第1信号線6を経て受信したパルス信号のパルスの計数値が設定値に達した場合、定量供給装置2の移送物の供給を終了する。これによって、コンベア40によって間欠的に搬送される各容器41に、一定量ごとに移送物を供給することができる。
シャッタ装置4は、空気圧アクチュエータ4aとこれによって開閉弁4bとを備える。空気圧アクチュエータ4aは、レギュレータ5から第1空気供給管8を通して送られた圧縮空気によって駆動する複動空気圧シリンダによって実現される。シャッタ装置4は、レギュレータ5によって調圧された圧縮空気が空気圧アクチュエータ4aの2つのポートのいずれか一方に供給されることによって、開閉弁4bを開放させ、いずれか他方のポートへ圧縮空気が供給されることによって、開閉弁4bを開放状態から遮断状態へ変位駆動させ、移送物の流量を制御装置47の制御によって調整することができる。
レギュレータ5は、第1空気供給管8を通じて、図示しない圧縮空気圧源からの圧縮空気を調圧して、シャッタ装置4に供給するための装置である。
第1信号線6は、カウンタ3とエンコーダ32との間で計数信号の送受信をするための配線である。第2信号線7は、カウンタ3と空気圧アクチュエータ4aとの間で開閉信号を送受信するための配線である。第1空気供給管8は、レギュレータ5から圧縮空気をシャッタ装置4に送るための配管である。第1空気供給管8には、第2空気供給管46が分岐して接続される。
図7は定量供給装置2の動作を説明するためのフローチャートである。定量供給装置2は、ステップa0で運転を開始すると、容器41がストッパ55に当接した状態で停止し、コンベア40も停止している。シャッタ装置4は閉鎖されており、位置確認センサ39は、容器41を検出している。カウンタ3には、エンコーダ32から計量信号が入力され、位置確認センサ39には容器41の検出信号が入力されている。位置確認センサ39は、接触センサ以外に、容器41の光反射を検出するフォトインタラプタなどの光学センサによって実現されてもよい。
次に、定量供給装置2は、ステップa1で供給準備工程に移行し、ステップa2で移送物の供給動作を開始する。カウンタ3は、ステップa3で、計数値が設定値に達したか否かを判断する。定量供給装置2は、カウンタ3の計数値が設定値に達した場合は、ステップa7へ移り、供給動作を終了する。また計数値が設定値に達していない場合は、ステップa4に移行する。
ステップa4では、制御装置47はコンベア40を容器41の搬送動作を継続させ、ステップa5の位置確認動作に移行する。この位置確認動作では、位置確認センサ39が容器41を検出すると、コンベア40による搬送を停止させる。また位置確認センサ39が容器41を検出していない場合には、ステップa6へ移行して、搬送準備工程に移行する。この搬送準備工程では、コンベア40の搬送動作を維持した状態で、位置確認センサ39が容器41を検出すると、搬送動作を停止させる。このとき、容器41はストッパ55に当接し、定位置で位置決めされて停止し、移送物の投入されるまで搬送準備状態を維持し、再びステップa1へ戻り、移送物の供給準備に移行する。
図8は定量供給装置2の供給準備動作を説明するためのフローチャートである。ステップb0で、供給準備状態を開始すると、カウンタ3は、ステップb1で、第2信号線7を通して、シャッタ装置4の空気圧アクチュエータ4aに開閉指令信号を送出し、ステップb2で空気圧アクチュエータ4aを開放動作させる。次に、ステップb3で、レギュレータ5は、第1空気供給管8を通して空気圧アクチュエータ4aに圧縮空気を供給し、開閉弁4bを開放し、ステップb4で動作を停止する。
図9は定量供給装置2の動作を説明するためのフローチャートである。ステップc0で、移送物の供給動作を開始する。ステップc1で、加圧された移送物が流量計1に供給されると、ステップc2で、移送物の供給圧力によって、ロータ15および各ベーン16が出力軸13とともに回転する。
エンコーダ32は、ステップc3で、出力軸13の回転量からパルス信号を出力し、ステップc4で、カウンタ3に第1信号線6を経て計数信号を送出する。
ステップc5で、カウンタ3は、プリセットカウンタの計数値が予め定める設定値以上か否かを判断する。プリセットカウンタの計数値が予め定める設定値未満である場合は、定量供給装置2は、ステップc1に移行する。プリセットカウンタの計数値が予め定める設定値以上である場合は、ステップc6に移行する。すなわち、プリセットカウンタの計数値が予め定める設定値以上である場合は、カウンタ3は、プリセットカウンタの計数値をリセットし、ステップc7で、シャッタ装置4の空気圧アクチュエータ4aに開閉指令信号を送出する。ステップc8で、シャッタ装置4の空気圧アクチュエータ4aは、圧縮空気の流路を閉鎖側へ切換え、ステップc9で、レギュレータ5は、第1空気供給管8を通して、圧縮空気でシャッタ装置4を閉鎖し、ステップc10で、容器41への移送物の供給動作を停止させる。
図10は定量供給装置2の位置確認動作を説明するためのフローチャートである。ステップd0で、位置確認動作を開始する。ステップd1で、位置確認センサ39は、容器41が所定の停止位置に位置していることを検出し、第3信号線42を通して、カウンタ3に検出信号を送出する。
次に、ステップd2で、カウンタ3は、第4信号線44を通して、ストッパ55用の電磁弁43に開閉指令信号を送出し、ステップd3で、電磁弁43は、圧縮空気の流路を開放する。
次に、ステップd4で、レギュレータ5は、第2空気供給管46を通して、圧縮空気でストッパ55を容器41に移動経路内へ突出させ、容器41をストッパ55に当接させ、ステップd5で、容器41の搬送を所定の停止位置で停止させる。
図11は定量供給装置2の搬送準備動作を説明するためのフローチャートである。ステップe0で、搬送準備動作を開始する。ステップe1で、カウンタ3は、空気圧アクチュエータ4aに開閉指令信号を送出し、ステップe2で、電磁弁43は、圧縮空気の流路を閉鎖する。
次に、ステップe3で、レギュレータ5は、第2空気供給管46を通して、圧縮空気でストッパ55のアクチュエータを容器41の移動経路から退避させて、容器41のコンベア40による搬送ができるようにし、ステップe4で、搬送準備操作を停止する。
以上のとおり、本実施形態によれば、出力軸13の長手軸線51方向の一端部にロータ15が、その中心軸線12が長手軸線51と同軸となるように固定される。ロータ15には、中心軸線12上で垂直に交差する複数の直径線に沿って延びる複数のベーン溝25が形成され、各ベーン溝25には、ベーン16が移動自在に嵌まり込む。これらのベーン16は、ケーシング14の収容空間33にロータ15とともに収容された状態では、ケーシング14の内周面35〜38に両端が接触している。出力軸13の一端部は、ケーシング14に挿通され、出力軸13はケーシング14に長手軸線51まわりに回転自在に支持される。
ケーシング14は、移送物の供給口18と排出口19とを有する。供給口18は、収容空間33に臨んで開口し、排出口19は、長手軸線51を含む仮想一平面に関して供給口18とは反対側から収容空間33に臨んで開口している。このようなケーシング14には、エンコーダ32が設けられる。エンコーダ32は、出力軸13の予め定める回転方向Dの回転量に基づいて、移送物の流量を計測する。
供給口18に加圧された移送物が供給されると、その移送物は、ケーシング14の内周面35〜38とロータ15の外周面との間でかつ周方向に隣接する各ベーン16の間の空間に流れ込み、ロータ15および各ベーン16を中心軸線12まわりに回転させた後、排出口19から排出される。ロータ15が中心軸線12まわりに回転すると、ロータ15に固定された出力軸13も同方向へ長手軸線51まわりに回転する。このような出力軸13の回転は、エンコーダ32に伝えられ、出力軸13の回転量に基づいて、供給口18から流入して排出口19から排出された移送物の流量が計測される。
このように構成される流量計は、供給口18から供給される移送物の圧力によって、複数のベーンとともにロータ15および出力軸13を、各ベーンの両端をケーシング14の内周面に接触させた状態で回転するように構成されるので、前記従来技術の第1および第2カム部材のように、各ベーンを支持する構成が不要である。これによって部品点数の少ない、簡単な構成で、流量計を実現することができる。
また本実施形態によれば、ケーシング14の内周面は、長手軸線51に関して90°毎に半径の異なる第1〜第4内周面35〜38によって構成される。第1内周面35は、長手軸線51を中心とする第1半径R1の直円筒面の一部から成り、第2内周面36は、第1内周面35とは長手軸線51に関して反対側であり、かつ、第1半径R1よりも小さく、かつ、第1半径R1との和が各ベーン16の長さに等しい第2半径R2の直円筒面の一部から成る。
第3内周面37は、第1内周面35の回転方向D上流側の端部と、第2内周面36の回転方向D下流側の端部とに連なり、第3半径R3の直円筒面の一部から成り、第4内周面は、第1内周面の回転方向下流側の端部と、第2内周面36の回転方向D上流側の端部とに連なり、第3半径R3に等しい第4半径R4の直円筒面の一部から成る。
ケーシング14の供給口18は、第2内周面36および第3内周面37の境界位置と、第3内周面37および第1内周面35の境界位置とにわたって開口して設けられる。また排出口19は、第1内周面35および第4内周面38の境界位置と、第2内周面36および第4内周面38の境界位置とにわたって開口して設けられる。
このようにケーシング14の内周面が構成されるので、ロータ15の外周面とケーシング14の内周面との間で、かつ各ベーンにおけるロータ15の外周面とケーシング14の内周面との間で露出する各部分の間の空間は、供給口18および排出口19に臨む位置に配置された状態では、最小の容積となる。また、各空間が、供給口18よりも回転方向下流側で、かつ排出口19よりも回転方向上流側に位置する第1内周面35にとの間に配置された状態では、各空間の容積は最大となる。
したがって、供給口18に供給された移送物は、ロータ15の回転に伴って、容積が最小から最大に変化する空間に流入し、容積が最大から最小に変化する空間から排出口19へ排出される。これによって、供給口18から各空間へ流入した移送物の全量を排出口19から確実に排出することができ、供給口18から排出口19へ移送された移送物の流量を、正確に計測することができる。
また本実施形態によれば、各ベーン16の両端が長手軸線51に直交する一直線上で内周面35〜38に接触しているので、各ベーン16を、ロータ15の各ベーン溝25内で長手軸線51に直交する一直線に沿って移動させながら、長手軸線51まわりに安定して回転させることができる。これによって各ベーン16の両端の偏摩耗を抑制し、各ベーン16の両端とケーシング14の内周面35〜38との間に隙間が生じることが防がれ、各空間内の移送物の漏れを防止し、流量の計測精度の低下を防止することができる。
また本実施形態によれば、シャッタ装置4は、制御装置47によって、エンコーダ32によって計測された流量が予め定める流量未満であるとき、排出口19が開放状態に維持し、計測された流量が予め定める流量に達すると、排出口19が開放状態から遮断状態に切り換えられるので、移送物を予め定める流量で間欠的に定量供給することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1 流量計
2 定量供給装置
3 カウンタ
4 シャッタ装置
12 中心軸線
13 出力軸
14 ケーシング
15 ロータ
16 ベーン
17 端縁
18 供給口
19 排出口
20 軸受け部
21 軸部
25 ベーン溝
30 ロータ本体
33 収容空間
32 エンコーダ
35 第1内周面
36 第2内周面
37 第3内周面
38 第4内周面
47 制御装置
51 長手軸線
本発明は、中心軸線から垂直に放射状に延びる複数の半径線に沿って複数のベーン溝が形成されたロータと、
一端部が前記ロータに、前記中心軸線と長手軸線とが同軸となるように固定される出力軸と、
前記出力軸の前記一端部が挿通され、前記出力軸を前記長手軸線まわりに回転自在に支持するケーシングであって、
前記ロータが収容される収容空間、
前記収容空間に臨んで開口し、加圧された移送物が供給される供給口、および
前記長手軸線を含む仮想一平面に関して前記供給口とは反対側で前記収容空間に臨んで開口し、前記収容空間内の移送物を排出する排出口、を有するケーシングと、
前記ケーシングの内周面に両端を接触させた状態で、前記ロータの各ベーン溝のそれぞれに嵌まり込む複数のベーンと、
前記ケーシングに設けられ、前記出力軸の予め定める回転方向の回転量に基づいて、移送物の流量を計測する流量計測手段と、を備え
前記ロータの周囲には、前記ケーシングの内周面との間に各ベーンによって仕切られた計量室が形成されており、
前記供給口は、前記予め定める回転方向に前記ロータおよび前記各ベーンが回転したとき、容積が増加する方向に変化する計量室に臨んで開口し、
前記排出口は、前記予め定める回転方向に前記ロータおよび前記各ベーンが回転したとき、容積が減少する方向に変化する計量室に臨んで開口していることを特徴とする流量計である。

Claims (4)

  1. 中心軸線から垂直に放射状に延びる複数の半径線に沿って複数のベーン溝が形成されたロータと、
    一端部が前記ロータに、前記中心軸線と長手軸線とが同軸となるように固定される出力軸と、
    前記出力軸の前記一端部が挿通され、前記出力軸を前記長手軸線まわりに回転自在に支持するケーシングであって、
    前記ロータが収容される収容空間、
    前記収容空間に臨んで開口し、加圧された移送物が供給される供給口、および
    前記長手軸線を含む仮想一平面に関して前記供給口とは反対側で前記収容空間に臨んで開口し、前記収容空間内の移送物を排出する排出口、を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内周面に両端を接触させた状態で、前記ロータの各ベーン溝のそれぞれに嵌まり込む複数のベーンと、
    前記ケーシングに設けられ、前記出力軸の予め定める回転方向の回転量に基づいて、移送物の流量を計測する流量計測手段と、を備えることを特徴とする流量計。
  2. 前記ケーシングの内周面は、前記長手軸線に関して90°毎に半径の異なる第1〜第4内周面によって構成され、
    前記第1内周面は、前記長手軸線を中心とする予め定める第1半径の直円筒面の一部から成り、
    前記第2内周面は、前記第1内周面とは前記長手軸線に関して反対側であり、かつ、前記第1半径よりも小さく、かつ、前記第1半径との和が各ベーンの長さに等しい第2半径の直円筒面の一部から成り、
    前記第3内周面は、前記第1内周面の前記回転方向上流側の端部と、前記第2内周面の前記回転方向下流側の端部とに連なり、予め定める第3半径の直円筒面の一部から成り、
    前記第4内周面は、前記第1内周面の前記回転方向下流側の端部と、前記第2内周面の前記回転方向上流側の端部とに連なり、前記第3半径に等しい第4半径の直円筒面の一部から成り、
    前記供給口は、前記第2内周面および前記第3内周面の境界位置と、前記第3内周面および前記第1内周面の境界位置とにわたって開口して設けられ、
    前記排出口は、前記第1内周面および前記第4内周面の境界位置と、前記第2内周面および前記第4内周面の境界位置とにわたって開口して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流量計。
  3. 前記各ベーンの両端は、前記長手軸線に直交する一直線上で前記内周面に接触していることを特徴とする請求項1または2に記載の流量計。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の流量計と、
    前記流量計に設けられ、前記排出口を開放または遮断するシャッタ手段と、
    前記流量計測手段によって計測された流量が、予め定める流量未満であるとき、前記排出口を開放状態に維持し、前記計測された流量が前記予め定める流量に達すると、前記排出口を開放状態から遮断状態に切り換えるように、前記シャッタ手段を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする定量供給装置。
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