JPH06346216A - 内面用プラズマ溶射ガン - Google Patents

内面用プラズマ溶射ガン

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JPH06346216A
JPH06346216A JP5134934A JP13493493A JPH06346216A JP H06346216 A JPH06346216 A JP H06346216A JP 5134934 A JP5134934 A JP 5134934A JP 13493493 A JP13493493 A JP 13493493A JP H06346216 A JPH06346216 A JP H06346216A
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powder
gun
pipe
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spray gun
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Masao Shimoda
雅夫 下田
Mamoru Nishida
守 西田
Masamichi Koga
正実知 古賀
Akira Ito
彰 伊藤
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KINZOKUKEI ZAIRYO KENKYU KAIHA
KINZOKUKEI ZAIRYO KENKYU KAIHATSU CENTER
SEKIYU KODAN
SEKYU KODAN
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SEKYU KODAN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ等の内面に溶射を行なうプラズマ溶射
ガンにおいて、プラズマジェット中に溶射粉末を効率良
く供給するための改良を行なう。 【構成】 溶射粉末をプラズマジェット中に供給する粉
末供給管及び経路を内面溶射ガンのケーシング内に設け
る。 【効果】 この構造を採用することにより溶射皮膜の品
質を良好にするとともに、単位時間当りの粉末の溶射量
を増加させ、処理コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油掘削用管や化学反
応用容器等、腐食及び摩耗の激しい環境下で使用される
管や容器の内面に、優れた耐食性、耐摩耗性等を有する
材料を溶射するために用いられる内面用プラズマ溶射ガ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内面用プラズマ溶射ガンは、図3
に示すように、構造的には、粉末供給管が溶射ガンの本
体外にある方が粉末をノズルに簡単に供給できるため、
内面用プラズマ溶射ガン2の本体外に粉末供給管8を設
置し、ノズル3に隣接したインジェクター9に該管8を
接続して、プラズマジェット6に溶射粉末を供給してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉末供
給管8が内面用プラズマ溶射ガン2の本体外にある場合
は、以下のような問題がある。 (1)粉末供給管8がプラズマ溶射により加熱された被
溶射物の輻射熱等を直接受けて温度上昇する。これに伴
い、供給されている溶射粉末が該管8より熱を受け、温
度上昇して軟化するため、溶射粉末の供給性が劣化し
て、該管8が詰まり易くなる。したがって溶射粉末の供
給量のバラツキにより溶射皮膜の品質が不良になると共
に処理コストが増す。
【0004】(2)減圧雰囲気におけるプラズマ溶射で
金属材料製の被溶射物に良好な品質の溶射を施すには、
溶射前及び溶射中に、被溶射物表面の不純物(酸化被膜
等)を除去することが有効である。これには、一般にネ
ガティブトランスファーアーク処理が採用されている。
本処理は、不活性ガス雰囲気中で、金属材料製の被溶射
物に負電圧を与えるとともに内面用溶射ガンの陽極4に
正電圧を与え、プラズマフレームを介したトランスファ
ーアークによるクリーニング作用を利用して該被溶射物
表面上の酸化被膜を除去するものである。ところが、導
電性のある粉末を溶射に使用する場合で、内面用溶射ガ
ン2の陽極4に接続している粉末供給管8に導電性があ
る場合、該管8は陽極4と同電位となるため、雰囲気中
に飛散している粉末を介して、該管8と被溶射物間でも
ネガティブトランスファーアークが発生し、該管8を極
端に消耗させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイプ等の内
面に溶射を行なうためのプラズマ溶射ガンにおいて、プ
ラズマジェット中に溶射粉末を供給する管を溶射ガン本
体のケーシング内に設けると共に水冷構造とすることに
より、前記の従来技術が有する課題を解決せしめるもの
である。
【0006】
【作用および実施例】以下、溶射粉末をプラズマジェッ
ト6中に供給する粉末供給管8及び粉末供給経路10
を、水冷している溶射ガン本体のケーシング内に設けた
ことを特徴とする内面用溶射ガン2の実施例を減圧雰囲
気における溶射を例にとり、図1及び図2に従って説明
する。
【0007】まず、処理容器1内を配管17を介して真
空ポンプ16により真空引きする。真空引き完了後、不
活性ガスを適量封入して所定の雰囲気圧力に設定する。
次に、内面用溶射ガン2のノズル3からプラズマジェッ
ト6を発生させ、処理容器1内を設定雰囲気に維持した
状態で、被溶射物(パイプ)7を支持車輪15により軸
回りに回転、かつ内面用溶射ガン2を、モーター11に
よってボールネジ13を回動してネジに噛み合う摺動部
をレール14に沿って移動することにより水平移動させ
て、パイプ7に溶射の前処理である予熱及びネガティブ
トランスファーアーク処理による内面クリーニングを施
す。
【0008】該前処理完了後、処理容器1内を所定の減
圧プラズマ溶射雰囲気に維持した状態で、プラズマジェ
ット6に粉末供給口20、粉末供給管8及び粉末供給経
路10を経て溶射粉末を供給してから、パイプ7を回
転、かつ内面用溶射ガン2を水平移動させながら溶射作
業を行なう。
【0009】内面用溶射ガン2は、予熱、ネガティブト
ランスファーアーク処理及び溶射処理で高温となったパ
イプ7より輻射熱等を直接受ける。また、内面用溶射ガ
ン2の構成部品には、高温なプラズマジェット6に直接
触れるものもある。そこで、内面用溶射ガン2の各構成
部品は、変形、焼損等を防ぐために水冷している。この
水冷構造は、図2に示す如く、溶射ガン本体の後部に接
続した冷却水供給口18及び冷却水排出口19により行
う。
【0010】本発明の内面用溶射ガン2では、溶射粉末
をプラズマジェット6に供給する粉末供給管8及び粉末
供給経路10を水冷している溶射ガン本体内に設けてい
る。この構造を採用することにより、供給している溶射
粉末が、必要以上に加熱されて軟化することがなく、良
好な溶射粉末の供給性能を確保することができる。
【0011】また、金属材料製の被溶射物7に導電性の
ある粉末を溶射する場合において、粉末供給管が溶射ガ
ンの本体内にあるので、雰囲気中に粉末が飛散していて
も粉末供給管と被溶射物間でトランスファーアークが発
生することが無くなるため、粉末送給管8及び粉末送給
経路10が損傷することを回避できる。
【0012】
【発明の効果】上記に説明した通り、石油掘削用管や化
学反応用容器等の内面に溶射を行なう際、本発明の内面
用溶射ガンを採用することにより、溶射粉末の供給性能
を常に良好に保つことが可能となり、溶射皮膜の品質を
良好にするとともに、単位時間当りの粉末の溶射量を安
定維持させ、処理コストを低減することができる。ま
た、内面用溶射ガンの構成部品である溶射粉末の供給管
及び経路の寿命を長くすることにより、内面用溶射ガン
のメンテナンスコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の内面用溶射ガンを示す縦断面図。
【図3】従来の内面用溶射ガンを示す縦断面図。
【符号の説明】
1 処理容器 2 内面用溶射ガン 3 ノズル 4 陽極 5 陰極 6 プラズマジェット 7 被溶射物(パイプ) 8 粉末供給管 9 インジェクター 10 粉末供給経路 11 内面用溶射ガン走行用モータ 12 パイプ回転用モータ 13 ボールネジ 14 レール 15 パイプの支持車輪 16 真空ポンプ 17 真空配管 18 冷却水供給口 19 冷却水排出口 20 粉末供給口 21 プラズマガス供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 守 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内 (72)発明者 古賀 正実知 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内 (72)発明者 伊藤 彰 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社機械・プラント事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ等の内面に溶射を行なうプラズマ
    溶射ガンにおいて、プラズマジェット中に溶射粉末を供
    給する管及び経路を溶射ガン本体のケーシング内に設け
    ると共に水冷構造としたことを特徴とする内面用プラズ
    マ溶射ガン。
JP5134934A 1993-06-04 1993-06-04 内面用プラズマ溶射ガン装置 Expired - Lifetime JP2986305B2 (ja)

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CN109332864A (zh) * 2018-12-17 2019-02-15 安徽再制造工程设计中心有限公司 一种火车轮修复工艺

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