JPH06345840A - ポリウレタン発泡体の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン発泡体の製造方法

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JPH06345840A
JPH06345840A JP6088243A JP8824394A JPH06345840A JP H06345840 A JPH06345840 A JP H06345840A JP 6088243 A JP6088243 A JP 6088243A JP 8824394 A JP8824394 A JP 8824394A JP H06345840 A JPH06345840 A JP H06345840A
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Ulrich Dr Liman
ウルリッヒ・リーマン
Manuel Kaiser
マヌエル・カイザー
Josef Sanders
ヨーゼフ・ザンダース
Klaus Koenig
クラウス・ケーニッヒ
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 a)ポリイソシアネート成分と、b)塩の基を有
しないポリオール成分とを、c)少くとも1つの発泡剤お
よびd)触媒存在下に反応させることによるポリウレタン
発泡体の製造方法。触媒はエーテル基を有しエステル基
を有しない少くとも1つのカルボン酸塩である。本発明
は複合物品を製造するための表皮としてのプラスチック
シートのバックフオーミングおよびかくして製造された
複合物品にも関する。 【効果】 本発明による触媒は貯蔵安定性であり、他の
成分との相溶性が良い。また本発明の反応混合物は長い
開始時間と短い金型除去時間を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エーテル基を含み、少
くとも部分的にアルカリ金属塩の形で存在する少くとも
1つのカルボン酸を含んでなる触媒の存在下での従来公
知の出発物質からの水で発泡するポリウレタン発泡体の
新規な製造方法に関する。これらの発泡体は、プラスチ
ックシートをこれらの触媒を含む反応混合物でバックフ
ォーミングし、完全に反応させてポリウレタン発泡体と
することによる複合物品の製造に有用である。
【0002】
【従来の技術】水で発泡させた発泡体、特に、プラスチ
ックシートを反応混合物でバックフォーミングし、完全
に反応させて軟質または半硬質のポリウレタン発泡体を
形成させることにより製造するシート複合物品は産業的
に非常に重要である。これらは例えば自動車、航空機の
内装品または張り椅子の製造に広く用いられている。良
好な力学的性質に加えて、発泡体による表皮の熱老化へ
の影響が無いか、あるいは最小であるべきことが大部分
のこの分野の利用において必須である。公知のバックチ
ャージ発泡体の熱老化性(すなわちPVC表皮の脆化お
よびクラック形成の傾向)は解決する必要のある問題で
ある。熱安定性が良くないことは、完全に反応してポリ
ウレタン発泡体を形成する反応混合物のある成分から生
ずる。例えば、触媒としてしばしば用いられる3級アミ
ンを例えば酢酸カリウムなどのカルボン酸のアルカリ金
属塩で置き換える試みがある。しかしながら、反応を触
媒するためのそのような触媒のみの使用は、非常に長い
金型除去時間、または触媒濃度が大きい場合には短かす
ぎる開始時間という欠点を伴う。一般に認められるよう
に有機スズ化合物を用いると熱老化性は改良されるが、
水を含んだポリオール中の有機スズ化合物の加水分解安
定性は、ポリオール成分の活性化が長い貯蔵期間にわた
って一定であることを保証することを困難にする。熱安
定性を改良することに加えて、“アミントラッピング
剤”として知られる化合物を発泡システムに加える。し
かしながらこれらはある程度の改良をもたらすのみであ
り、それらはアミン触媒系において用いることができな
い。
【0003】米国特許4,868,043号は、(i)分子
内カルボン酸無水物と(ii)エーテル基を有しない一価ア
ルコールとの、アルカリ金属塩の形で存在するカルボン
酸エステル、および特に、(i)分子内カルボン酸無水物
と長鎖ジオールとの、アルカリ金属塩の形で存在するセ
ミエステルを含んでなる触媒を使用することを奨める。
エーテル基を有しないヒドロキシルおよびエステルカル
ボン酸塩と、反応における他の相手との相溶性は満足す
べきものではない。最後にこの特許の両タイプの触媒に
共通する特徴は、それらを使用すると、望ましくは長い
開始時間と望ましくは短い金型除去時間との間の関係に
関する実際的な要求について最適でない反応混合物を導
くということである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上に記述した問題は、
本発明に必須である以下に記載する触媒を用いて最適の
方法で解決できることが見出された。以下に詳細に述べ
る本発明の方法の必須の点は、エーテル基含有のために
反応混合物の他の成分と十分に相溶性であり、加水分解
を受けやすいことが知られているエステル基が存在しな
いため触媒の加水分解の結果として反応混合物の反応性
に影響しないエーテルカルボキシレートを含んでなる触
媒を使用することである。特に、本発明による触媒を含
む反応混合物は、長い開始時間と満足すべき短い金型除
去時間との間の有利な関係を示す。
【0005】本発明は、 a)ポリイソシアネート成分、 b)塩の基を有しないポリオール成分、 c)少くとも1つの発泡剤、および d)少なくとも1つの触媒、を含んでなる反応混合物を反
応させることによるポリウレタン発泡体の製造方法であ
って、該触媒が、エーテル基を有し、エステル基を有せ
ず、分子当り0.3個未満または1.3個を超える(統
計的平均として)ヒドロキシル基を有する少くとも1つ
のカルボン酸の塩を、成分b)の重量を基準にして0.0
1〜100重量%含んでなる方法に関する。該反応混合
物は、 e)ポリウレタン化学で従来公知の更なる助剤、および添
加剤、を更に含んでもよい。
【0006】本発明は、表皮としてのプラスチックシー
トを、完全に反応してポリウレタン発泡体を形成する上
述のタイプの反応混合物でバックフォーミングすること
による複合物品の製造およびかくして得られる複合物品
にも関する。
【0007】本発明による方法で成分a)として用いるに
適したポリイソシアネートは、任意のジまたはポリイソ
シアネート、および特に芳香族的に結合したイソシアネ
ート基を有するものである。適した化合物は例えば2,
4−ジイソシアネートトルエン、その2,6−ジイソシ
アネートトルエンとの工業的混合物(TDI)を含み、
特に、室温で液体であるジフェニルメタンシリーズ(M
DI)のポリイソシアネート混合物を好ましくは用い
る。特に興味があるのは、例えば、アニリン−ホルムア
ルデヒド縮合物のホスゲン化により得られるポリイソシ
アネート混合物、そのようなホスゲン化生成物から製造
した蒸留留分若しくは蒸留残渣、または例えばウレタ
ン、カルボジイミドおよび/またはウレトジオン基を有
するもののようなジフェニルメタンシリーズのそのよう
なポリイソシアネート若しくはポリイソシアネート混合
物の改変生成物である。場合により化学的に改変された
ジフェニルメタンシリーズの好ましいポリイソシアネー
ト混合物は約25〜33重量%のイソシアネート基含量
を一般的に有する。
【0008】成分b)は、例えば、ヒドロキシル基含量お
よびヒドロキシル官能価から計算して400〜12,0
00、好ましくは2,000〜6,000の分子量(平均)
を有し、2〜8、好ましくは2〜4のヒドロキシル官能
価(平均)を有するポリエーテルポリエール若しくはポリ
エテールポリオール混合物を含む。成分b)についての
適した化合物は、ポリエーテルポリオールの外に場合に
より用いる、ポリエーテルポリオールの重量を基準にし
て25重量%までの400以下の分子量を有する多価ア
ルコールとそのようなポリエーテルポリオールとの混合
物をも含む。適したポリエーテルポリオールは、例え
ば、適した出発分子のアルコキシル化により従来公知の
方法で得られる従来公知のタイプのものを含む。適した
出発分子のいくつかの例は、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセロ
ール、ソルビトール、ペンタエリスリトール、またはし
ょ糖、並びにそのような多価アルコールの任意の混合物
を含む。3官能性の出発分子、特にトリメチロールプロ
パンおよび/またはグリセロールのアルコキシル化によ
り得られるポリエーテルポリオールを用いることが特に
好ましい。アルコキシル化反応用に適するアルキレンオ
キサイドのいくつかは例えばプロピレンオキサイド、エ
チレンオキサイド、またはこれらの2つのアルキレンオ
キサイドの混合物を含む。上に述べた特別のアルキレン
オキサイドはアルコキシル化反応において遂次的に用い
てもよい。成分b)に適した更なるポリオールは例えば欧
州特許380,993号に記載されている。その開示は
本発明の一部を構成する。400以下の分子量を有する
低分子量多価アルコールのいくつかの適した例はエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセロール、トリ
メチロールプロパン、それらの混合物等を含む。
【0009】水は現在のところ本発明の好ましい発泡剤
である。しかし他の発泡剤も用いてよい。適した発泡剤
のいくつかの例はトリフルオロクロロメタン等のハロゲ
ン化炭化水素、フッ素化炭化水素、およびペンタン、ア
セトンまたはジエチルエーテルなどの非常に揮発性の有
機溶剤を含む。水に加えて別の発泡剤を用いることはあ
まり好ましくない。
【0010】本発明に適した触媒は、エステル基を有せ
ず、エーテル基を有し、少くとも部分的に塩の形で、好
ましくはアルカリ金属塩の形で存在し、分子当り0.3
個未満または1.3個を超えるヒドロキシル基を含む
(統計的平均として)任意の有機カルボン酸を含む。好ま
しい塩は、例えば、ヒドロキシル基含量に関しては上述
の条件に従い;250〜8,000、好ましくは300〜
1,000の分子量を有し;分子当り少くとも2個のエー
テル架橋、分子当り0〜5個、好ましくは2〜3個のヒ
ドロキシル基、および少くとも部分的に塩の形で存在す
る分子当り1〜6個、好ましくは1〜3個のカルボキシ
ル基を有する(統計的平均として)、20〜100%の程
度までアルカリ金属塩、好ましくはナトリウムまたはカ
リウム塩の形で存在するエーテルカルボン酸等の化合物
を含む。上に説明した分子量は遊離の中和しない酸に基
いて計算する。特に好ましい触媒は遊離のヒドロキシル
基を有しないかまたは(統計的平均として)少くとも2個
のヒドロキシル基を有するものであって、その結果イソ
シアネート付加反応に関して、どのような環境の下でも
連鎖切断を起こさず、好ましくは鎖長を伸ばすような触
媒である。
【0011】特に好ましい本発明による適した触媒d)
は、例えば、上に説明した条件を満足し、少くとも部分
的にアルカリ金属塩の形で存在する一般式:
【化2】 (式中、Rは、エステル基を有せず300〜1000の
分子量を有する(m+n)個のヒドロキシル基を有するポリ
エーテルアルコールからヒドロキシル基を除去すること
により得られる基を表わし、R’は水素原子またはカル
ボキシル基を表わし、R”は、R’=水素原子の場合に
は水素原子またはメチル基を表し、R’=−COOHの
場合には水素原子を表わし、mは0〜5の整数または統
計的平均として分数(0.3〜1.3の範囲を除く)を表
わし、nは1〜6の整数または統計的平均として分数を
表わし、m+nの和は1〜6の値となる。)に対応する酸
を含む。
【0012】本発明に適した触媒は、例えば、(i)以下
に詳細に説明するタイプのアルコールと、(ii)不飽和カ
ルボン酸の誘導体とを、(iii)塩基性触媒の存在下に反
応させ、(i)および(ii)から生成する反応生成物を本発
明に使用する対応する塩に同時的にまたはその後に変換
することにより製造する。
【0013】適したアルコール(i)は、例えば、200
〜4,000、好ましくは300〜1,000の分子量を
有し、分子当り1〜6個、好ましくは2〜3個のヒドロ
キシル基を有するポリエーテルアルコール等の化合物を
含む。これらのポリエーテルアルコールの混合物も適し
ている。本発明において示す分子量に関するすべてのデ
ータはOH含量およびOH官能価から計算できる分子量
(混合物を用いる場合には平均)に基いて計算する。
【0014】適当なポリエーテルアルコールは、例えば
メタノール、エタノール、プロパノール異性体、ブタノ
ール異性体、ヘキサノール異性体、オクタノール異性
体、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セロール、トリメチロールプロパン、ソルビット、ペン
タエリスリトールまたはそのような出発分子の混合物等
のエーテル基を有しないアルコールのアルコキシル化生
成物を含み、場合により混合物または任意の順序で、エ
チレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイド
をアルコキシル化に用いる。
【0015】カルボン酸誘導体(ii)は、簡単な方法で対
応する遊離の酸に容易に変換できる、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸またはフマル酸などの
α,β不飽和カルボン酸の任意の誘導体を含む。本発明
によって適する酸の誘導体のいくつかの例は、酸のアミ
ド、ニトリル、および特にC1〜C6アルキルエステルを
含む。好ましいカルボン酸誘導体(ii)はアクリル酸のC
1〜C6アルキルエステルであり、t−ブチルアクリレー
トが最も好ましい。
【0016】成分(i)のヒドロキシル基の成分(ii)のオ
レフィン性2重結合への付加を促進するのに適した触媒
(iii)のいくつかの例は、フェニルリチウム、ブチルリ
チウム等のアルカリ金属オルガニル; エチルマグネシウ
ムブロマイド等のグリニア試薬、水酸化アンモニウム;
水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどのアルカリ
金属ヒドロオキサイド; アルカリ金属アルコラートおよ
びアルカリ金属フェノラート; 水素化ナトリウムなどの
アルカリ金属水素化物; 例えばグアニジンなどのアミ
ン; 例えばトリブチルホスフィンなどのホスフィン; ニ
ッケルアセチルアセトナートなどのOH形で存在するイ
オン交換体; およびジブチルスズオキサイドなどのジア
ルキルスズオキサイドを含む。粉末状の水酸化カリウム
またはポタシウム−t−ブタノラートは好ましい触媒(ii
i)である。
【0017】例として上に述べたタイプの塩基性アルカ
リ金属化合物を触媒(iii)として用いるなら、これらは
オレフィン性2重結合へのヒドロキシル基の付加反応を
促進するばかりでなく、対応する遊離のカルボン酸を生
成するケン化反応をも促進する。塩の形成を伴うケン化
反応中に消費される触媒量を調合するために、反応中に
更に触媒を加えるか、または初めから対応する大量の触
媒を加えることにより、出発成分(i)および(ii)からの
付加化合物を生成する付加反応と共にその場で同時に起
こるケン化反応を考慮するのはしばしば好都合である。
従って出発成分(i)および(ii)の反応の間に、用いる触
媒(iii)の量は、出発成分(i)中に含まれるOH当量を基
準にして0.05〜10モル%、好ましくは0.5〜5
モル%の広い範囲にわたって変化してもよい。
【0018】触媒(iii)存在下において出発物質(i)およ
び(ii)は、従来公知の方法で、溶媒または好ましくは0
〜100℃の温度範囲の物質中で、反応生成物の理論ヒ
ドロキシル数に達するまで反応させる。アルコール成分
(i)中に含まれるヒドロキシル基の量から計算して不足
量のα,β不飽和カルボン酸誘導体(ii)を用いると、な
お遊離のヒドロキシル基(したがって本発明による方法
を行った場合その方法の生成物に導入される)を有する
生成物が得られる。アルコール(i)のヒドロキシル基に
ついて完全な反応を確保するために過剰の成分(ii)を用
いると、その過剰量は反応が起こった後例えば蒸溜によ
り反応混合物から除去でき、再使用できる。
【0019】出発成分(i)および(ii)の量比は、成分(i)
のアルコール性OH基と成分(ii)のオレフィン性化合物
のモル比が反応混合物中で5:1〜0.6:1であるよう
一般的には選択する。上に説明した詳細によれば反応生
成物の最終のヒドロキシル官能価が0.3未満または
1.3を超えることを好ましくは確保する。
【0020】この反応の適した溶媒は、反応条件下で不
活性な溶媒を含む。これらの溶媒のいくつかの例は、ジ
エチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、t−ブタノー
ル、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホオキシド、N−メチルピロ
リドン、およびアセトニトリルを含む。反応は溶媒の不
存在下に起るのが好ましい。
【0021】中間段階として得られるエーテルカルボン
酸誘導体は、従来公知の方法により加水分解する。これ
は、例えばヒドロハロ酸、硫酸、リン酸、スルホン酸お
よびハロカルボン酸等の水性の酸による反応により例え
ば行う。塩酸が好ましい。反応終了後に蒸溜によって除
去でき再使用できる溶媒存在下に加水分解を行うのはあ
る場合には有利である。適した溶媒は反応条件下で不活
性な溶媒、すなわち自分自身加水分解またはプロトン化
を受けない溶媒を含む。いくつかの例はジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、t−ブタノール、ベンゼン、ト
ルエン、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホオキサイド、N−メチルピロリドンおよびア
セトニトリルを含む。エーテルカルボン酸誘導体は50
〜110℃の温度範囲内で一般的に加水分解される。
【0022】生成したアルコキシカルボン酸を対応する
塩に変換するために、ポリウレタン化学で常用のナトリ
ウムまたはカリウムのヒドロオキサイド、カーボネート
若しくはバイカーボネートまたはアミン触媒を使用す
る。塩基は好ましくは水溶液の形で使用する。そうする
と本発明による触媒d)と発泡剤c)の混合物が直接生じ、
次に残りの成分b)およびe)と混合する。対応するエーテ
ルカルボン酸の中和により調製する触媒として用いる塩
は成分b)中でまたは成分b)として用いるアルコールの一
部分中で調製してもよい。そうすれば触媒d)の溶液はポ
リオール成分b)中またその一部分中で直接生じる。
【0023】後で発泡剤として必要であるより多量の水
が塩を作るために必要なら過剰の水は本発明による方法
を行う前に蒸溜により当然除去してもよい。
【0024】本発明に必須であるエーテルカルボン酸の
塩は、中間物として得られる出発成分(i)および(ii)の
反応生成物から苛性液によるケン化により直接調製して
もよい。触媒d)の一段階調製も、アルカリ金属ヒドロオ
キサイドを出発成分(i)および(ii)を反応させるための
触媒として使用するなら可能である。
【0025】本発明に必須である触媒d)を調製できうる
他の方法のいくつかの例は、エーテルアルコールをクロ
ロ酢酸誘導体と反応させ、次に得られたアルコキシ酢酸
誘導体を加水分解し塩析させる方法; エーテルアルコー
ルをアクリル酸誘導体でグラフトさせ、得られたエーテ
ルカルボン酸誘導体を加水分解し塩析させる方法; およ
び例えばクロム酸塩、過マンガン酸塩、硝酸塩、酸素ま
たは過酸化物などの酸化剤を用いてエーテルアルコール
を部分的または完全に酸化し、得られたエーテルカルボ
ン酸を塩析させる方法を含む。
【0026】本発明に必要な触媒d)は本発明による方法
において成分b)の重量を基準にして0.01〜100重
量%、好ましくは0.1〜10重量%用いる。
【0027】本発明による触媒の外に、反応混合物は従
来公知の他の触媒も含んでもよい。しかしこれはあまり
好ましくない。そのような触媒のいくつかの例は、例え
ば酢酸カリウム、酒石酸カリウムまたはコハク酸カリウ
ムなどの成分d)の定義に従わないカルボン酸のアルカリ
金属塩; トリエチレンジアミン、ビス−(2−ジメチル
アミノエチル)エーテル、N,N−ジメチルエタノールア
ミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレン
トリアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルベンジル
アミン、ターシャリーアルキルホスフィン、スズ(II)
オクトエート、ジブチルスズ−(IV)−ジラウレートの
ような古典的な触媒、および金属キレート、例えばマグ
ネシウム、ジルコニウム、またはニッケルのアセチルア
セテートのキレートを含む。本発明に必要な触媒の外に
場合により用いるこれらの触媒は本発明の出発物質のグ
ループe)の部分であると考えられる。これらの触媒を用
いるなら成分b)の重量を基準にして最大で1.0重量%
存在する。
【0028】場合により用いる他の助剤e)は例えば難燃
剤、フィラー、顔料、可塑剤、帯電防止剤、およびセル
調節剤等の公知の添加剤を含む。
【0029】本発明による方法を行う場合、上に記載し
た出発物質を、60〜140のNCO指数に対応するよ
うな量比で反応させる。一般に成分b)〜e)を混合してポ
リオール成分を形成し、次にポリウレタン発泡体を製造
する通常の方法を用いてポリイソシアネート成分と反応
させる。
【0030】NCO指数の語はイソシアネート基の数を
イソシアネート反応性の基の数で割って100倍したも
のである。
【0031】本発明による方法はどのような発泡体の製
造にも適する。しかし本発明による方法により製造した
製品は、30〜500、好ましくは30〜200kg/cm
3のグロス密度を有する好ましくは軟質または半硬質の
ポリウレタン発泡体(すなわち40%の変形で20〜4
00KPa・sの圧縮硬度を有する)であり、椅子張り用ま
たは、自動車、航空機、船のインテリア(仕切板、ドア
の内部化粧材、ひじかけ、ヘッドレスト等)用のシート
複合材料の製造用のバックフォーミングプラスチックシ
ートのために公知の方法で用いるタイプのものである。
【0032】この特別の目的に使用するのに適したプラ
スチックシートは、ポリウレタン発泡体でプラスチック
シートをバックフォーミングすることによるシート複合
材料を製造するのに用いられている公知のシートを含
む。いくつかの例としてはポリ塩化ビニル(PVC)、ポ
リウレタン、PVCおよびABSのポリマーブレンド、
または熱可塑性ポリオレフィンのシートがある。
【0033】本発明による方法は、金型の内壁をバック
フォームされるべきプラスチックシートで少なくとも部
分的にライニングし、次に金型に発泡可能な混合物を充
填することにより好ましくは行う。金型の内部ライニン
グに用いるシートは、圧伸成形または“パウダースラッ
シュ法”という公知技術を用いて、公知の方法で予備成
形する。
【0034】金型に導入する発泡可能な混合物の量は、
上に説明したグロス密度範囲となる発泡体を生ずるよう
一般的に計算する。
【0035】次の実施例は本発明の方法をさらに詳細に
説明する。先の記述において説明した本発明はこれらの
実施例により思想または範囲において制限されるもので
はない。当業者は次の方法の条件の公知の改変を使用で
きることを容易に理解するであろう。特記しない限りす
べての%は重量により、すべての温度はセッ氏である。
【0036】
【実施例】触媒1 : a)アクリレート付加 1gの粉末の水酸化カリウムを、ブタノールおよびEO
から製造した、OH数62の脱水したポリエーテルアル
コール1500g(1.66 OH当量)にわずかに加熱し
て溶解または分散させた。35〜40℃で319g(2.
49モル)のt−ブチルアクリレートをこれに2時間かけ
て滴下し、40℃で5時間連続的に撹拌した。この後そ
の触媒を37%濃度の塩酸で中和し、過剰のt−ブチル
アクリレートを、サンプ(Sump)温度が80℃に達する
までウォータージェット真空で蒸溜した。生成した中間
体は6.8のヒドロキシル数を有していた。これは最初
に存在したヒドロキシル基の90%変換に対応する。1
134.4というエステル当量重量がこれから計算され
た。反応生成物のヒドロキシル官能価は約0であった。
【0037】b)加水分解 1700gの1a)からの生成物(1.5エステル当量)、
1700mlの水および29.6ml(0.3モル)の37%
濃度の塩酸を、t−ブタノールの蒸溜が完了するまで9
5℃で撹拌した。希塩酸を80℃の最高サンプ温度に達
するまでウォータージェット真空で次に溜去した。生成
したエーテル酸は53.2の酸数を有していた。これは
1054.5のカルボキシル当量重量に対応する。
【0038】c)中和 1b)による中間生成物1400g(1.33酸当量)を、
141.4g(1.26モル)の50%濃度の水酸化カリ
ウム溶液の滴下により、内温を冷却により25〜35℃
に保ちながら中和した(酸当量に基いて計算して中和度
95%)。80%濃度の溶液を計算した量の水を加える
ことにより次に生成させた。生じた生成物は130mPa
・s/25℃の粘度および42の塩基数を有していた。
これは1335のカルボキシレート当量重量を与える。
【0039】触媒2: a)アクリレート付加 実施例1a)で説明したのと同様の方法で、1500g
(7.14OH当量)のポリエーテルジオール(OH数2
65)をプロピレングリコールとPOから製造し、13
71g(10.71モル)のt−ブチルアクリレートを4g
の粉末の水酸化カリウム存在下に反応させた。生じた中
間生成物は23.4のヒドロキシル数を有していた。こ
れは最初に存在するヒドロキシル基の87%変換に対応
する。これは370.4のエステル当量重量を与えた。
反応生成物のヒドロキシル官能価は約0.25であっ
た。
【0040】b)加水分解 実施例1b)で説明したのと同様の方法で、2340g
(6.32エステル当量)の2a)による中間生成物、
2340gの水および124.6g(1.26モル)の37
%濃度の塩酸を500mlのジオキサンを添加して反応さ
せた。生じたエーテル性の酸は187.4の酸数を有し
ていた。これは299.4のカルボキシル当量重量に対
応する。
【0041】c)中和 1712g(5.72酸当量)の2b)により製造された中
間生成物を449g(4.01モル)の50%濃度の水酸
化カリウム溶液で中和し(酸当量に基いて計算して中和
度は70%であった。)、80%固体含量が水の添加に
より生成した。生じた生成物は360mPa・s/25℃
の粘度、102.5の塩基数を有していた。これは54
7.3のカルボキシレート当量重量を与えた。
【0042】触媒3: a)アクリレート付加 実施例1a)で説明したのと同様の方法で、1500g(1
4.71 OH当量)のポリエーテルトリオール(OH数
550)をトリメチロールプロパンおよびPOから製造
し、659g(5.15モル)のt−ブチルアクリレートを
8.2gの粉末の水酸化カリウムの存在下に反応させ
た。生じた中間生成物は272.1のヒドロキシル数を
有していた。これは最初に存在するヒドロキシル基の3
1%変換に相当する。これは455.2のエステル当量
重量を与えた。反応生成物のヒドロキシル官能価は2.
07であった。
【0043】b)加水分解 実施例1b)で説明したのと同様の方法で、2040g
(4.48エステル当量)の3a)からの中間生成物、20
40gの水および88g(0.9モル)の37%濃度の塩酸
を反応させた。生じたエーテル性の酸は104の酸数を
有していた。これは539.4のカルボキシル当量重量
に対応する。
【0044】c)中和 1474g(2.73酸当量)の3b)からの中間生成物を
307g(2.73モル)の50%濃度の水酸化カリウム
溶液で中和し(酸当量に基いて計算して中和度は100
%であった)、80%固体含量が水の添加により形成さ
れた。生じた生成物は500mPa・s/25℃の粘度、
75.6の塩基数を有していた。これは742.1のカ
ルボキシレート当量重量を与える。
【0045】触媒4: a)アクリレート付加 実施例1a)で説明したのと同様の方法で、1500g(1
2 OH当量)のポリエーテルポリオール(OH数45
0、官能価6)をソルビットとPOから製造し、829g
(6.48モル)のt−ブチルアクリレートを6.7gの粉
末の水酸化カリウム存在下に反応させた。生じた中間生
成物は157のヒドロキシル数を有していた。これは最
初に存在するヒドロキシル基の48%変換に対応する。
これは389.1のエステル等量重量を与えた。反応生
成物のヒドロキシル官能価は約3.12であった。
【0046】b)加水分解 実施例1b)で説明したのと同様の方法で、2030g
(5.22エステル当量)の4a)による中間生成物、20
30gの水および103g(1.04モル)の37%濃度の
塩酸を反応させた。生じたエーテル性の酸は145.3
の酸数を有していた。これは386.1のカルボキシル
当量重量に対応する。
【0047】c)中和 1569g(4.06酸当量)の4b)により製造された中
間生成物を387.4g(3.45モル)の50%濃度の
水酸化カリウム溶液で中和し(酸当量に基いて計算して
中和度は85%であった。)、80%固体含量が水の添
加により形成された。生じた生成物は540mPa・s/
25℃の粘度、97.7の塩基数を有していた。これは
574.2のカルボキシレート当量重量を与える。
【0048】触媒5: a)アクリレート付加 実施例1a)で説明したのと同様の方法で、224g(1
OH当量)のポリエーテルトリオール(OH数250)を
トリメチロールプロパンと1.1%のPOおよび98.
9%のEOから製造し、192g(1.5モル)のt−ブチ
ルアクリレートを1.2gの粉末の水酸化カリウム存在
下に反応させた。生じた中間生成物は33.2のヒドロ
キシル数を有していた。これは最初に存在するヒドロキ
シル基の81%変換に対応する。これは405.8のエ
ステル等量重量を与えた。反応生成物のヒドロキシル官
能価は約2.0であった。
【0049】b)加水分解 実施例1b)で説明したのと同様の方法で、250g(0.
62エステル当量)の5a)による中間生成物、および1
13g(0.31モル)の10%濃度の塩酸を反応させ
た。生じたエーテル性の酸は144の酸数を有してい
た。これは389.6のカルボキシル当量重量に対応す
る。
【0050】c)中和 190g(0.49酸当量)の5b)により製造された中間
生成物を38.1g(0.34モル)の50%濃度の水酸
化カリウム溶液で中和し(酸当量に基いて計算して中和
度は69%であった。)、80%固体含量が水の添加に
より形成された。生じた生成物は390mPa・s/25
℃の粘度、75.4の塩基数を有していた。これは74
4のカルボキシレート当量重量を与える。
【0051】本発明によるポリオール配合物の調製 トリメチロールプロパンをプロポキシル化し、続いてプ
ロポキシル化物をエトキシル化する(PO:EOの重量比
=85:15)ことにより製造したOH数28のポリエー
テルポリオール100重量部を2つの平行した実験にお
いて触媒と混合した。それぞれの場合にこれらの混合物
を水と次に混合し、3.2重量部の水を含んだ混合物が
得られた。触媒濃度はほとんど同じライズ時間が得られ
るよう(すなわち150±10秒)すべての実施例におい
て選択した。
【0052】ポリイソシアネート成分 アニリン−ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化により
得た、200mPa・sの粘度(23℃)と32重量%のN
CO含量を有する、50重量%のモノマー性MDI異性
体と50重量%のそのより高い同族体よりなるジフェニ
ルメタンシリーズのポリイソシアネート混合物を以下の
実施例において用いた。
【0053】本発明による実施例と比較例 発泡体をハンドフオーミング法を用いて製造した。この
方法ではポリイソシアネート成分を除くすべての成分を
30秒間予備撹拌(100rpm)した。ポリイソシアネー
ト成分を次に加え、撹拌をさらに10秒間25℃で継続
した。すべての実施例においてNCO指数は100であ
った。
【0054】ポリオール配合物を660mlの板紙ビーカ
ー中で25℃で撹拌しながらポリイソシアネート成分と
一緒にして、開始、ライズおよび硬化時間を測定した。
開始時間はポリイソシアネート添加時から発泡の開始ま
でに経過する時間であり; ライズ時間はポリイソシアネ
ート添加から発泡の終了までに経過する時間であり;硬
化時間はポリイソシアネート添加から発泡体が粘着性で
なくなるまでに経過する時間である。
【0055】実施例Aは8.0重量部の触媒1を用いた
本発明による。実施例Bは4.0重量部の触媒2を用い
た本発明による。実施例Cは4.0重量部の触媒3を用
いた本発明による。実施例Dは4.0重量部の触媒4を
用いた本発明による。実施例Eは3.75重量部の触媒
5を用いた本発明による。実施例Fは比較例であり、本
発明による触媒を0.3重量部の酢酸カリウムで置き換
えたことを除いて実施例Aと同じ方法で行った。
【0056】実施例Gは比較例であり、本発明による触
媒を0.3重量部のN,N,N’,N’−テトラメチルヘ
キサメチレンジアミンで置き換えたことを除いて実施例
Aと同じ方法で行った。
【0057】
【表1】
【0058】本発明は次の好ましい実施態様を含む。 (1)反応混合物がさらに、e)助剤および/または添加
剤を含んでなる請求項1に記載の方法。 (2)反応混合物がさらに、e)助剤および/または添加
剤を含んでなる請求項2に記載の方法。 (3)ポリイソシアネート成分が室温で液体であるジフ
ェニルメタンシリーズのポリイソシアネートまたはポリ
イソシアネート混合物を含んでなる請求項1に記載の方
法。 (4)ジフェニルメタンシリーズのポリイソシアネート
がウレタン、カルボジイミドおよび/またはウレトジオ
ン基を含む上記(3)に記載の方法。 (5)ポリオール成分が、 1)2〜4の平均ヒドロキシル官能価と400〜12,
000の分子量を有するポリエーテルポリオールまたは
ポリエーテルポリオール混合物、および 2)成分b)の全重量を基準として25重量%までの、4
00未満の分子量を有する2および/または3価アルコ
ールと、2〜4の平均ヒドロキシル官能価と400〜1
2,000の分子量を有するポリエーテルポリオールと
の混合物、よりなる群から選択される請求項1に記載の
方法。
【0059】本発明を説明の目的のために詳細に記載し
たが、そのような詳細はその目的のためだけであり、請
求の範囲により限定されることを除いて本発明の思想と
範囲から離れることなく当業者は改良をなすことができ
ることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04 (72)発明者 ヨーゼフ・ザンダース ドイツ連邦共和国51373レーフエルクーゼ ン、ヘイマンシュトラーセ42番 (72)発明者 クラウス・ケーニッヒ ドイツ連邦共和国51519オーデンタル、ツ ム・ハーネンベルク40番

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ポリイソシアネート成分、 b)塩の基を有しないポリオール成分、 c)少くとも1つの発泡剤、および d)触媒、を含んでなる反応混合物を反応させることによ
    るポリウレタン発泡体の製造方法であって、該触媒が、
    エーテル基を有しエステル基を有さず、分子当り(統計
    的平均として)0.3個未満または1.3個を超えるヒ
    ドロキシル基を有する少くとも1つのカルボン酸の塩
    を、成分b)の重量を基準にして0.01〜100重量%
    含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 金型の内壁のすべてまたは一部をプラス
    チックシートでライニングし;その金型に a)ポリイソシアネート成分、 b)塩の基を有しないポリオール成分、 c)少くとも一つの発泡剤、および d)触媒を含んでなる反応混合物を充填し;その反応混合
    物を完全に反応させ;そして金型から複合物品を除去す
    る;ことを含んでなる複合物品の製造方法であって、該
    触媒が、エーテル基を有しエステル基を有さず、分子当
    り(統計的平均として)0.3個未満または1.3個を
    超えるヒドロキシル基を有する少くとも1つのカルボン
    酸の塩を、成分b)の重量を基準にして0.01〜100
    重量%含んでなる方法。
  3. 【請求項3】 カルボン酸の塩が、少くとも部分的にア
    ルカリ金属塩の形で存在し、次の一般式: 【化1】 (式中、Rは、エステル基を有せず300〜1,000
    の分子量を有し、(m+n)個のヒドロキシル基を有するポ
    リエーテルアルコールからヒドロキシル基を除去するこ
    とにより得られる基を表わし、R’は水素原子またはカ
    ルボキシル基を表わし、R”は、R’=水素原子の場合
    には水素原子またはメチル基を表し、R’=−COOH
    の場合には水素原子を表わし、mは0〜5の整数または
    統計平均としての分数(0.3〜1.3の範囲を除く)を
    表わし、nは1〜6の整数または統計平均として分数を
    表わし、m+nの和は1〜6の数に等しい。)に対応する
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 発泡剤が水を含んでなる請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法により製造した複
    合物品。
JP6088243A 1993-05-04 1994-04-26 ポリウレタン発泡体の製造方法 Pending JPH06345840A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5681332A (en) * 1979-12-04 1981-07-03 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd Production of modified polyisocyanurate foam
US4686240A (en) * 1985-10-25 1987-08-11 Union Carbide Corporation Process for producing polyurethane foams using foam modifiers
GB8712988D0 (en) 1987-06-03 1987-07-08 Ici Plc Polyurethane foams

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